JP3014488B2 - 撥水性艶出剤 - Google Patents
撥水性艶出剤Info
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- JP3014488B2 JP3014488B2 JP3138743A JP13874391A JP3014488B2 JP 3014488 B2 JP3014488 B2 JP 3014488B2 JP 3138743 A JP3138743 A JP 3138743A JP 13874391 A JP13874391 A JP 13874391A JP 3014488 B2 JP3014488 B2 JP 3014488B2
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- polishing agent
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- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
Description
らに詳しくは、自動車の塗装面やプラスチック、ゴム、
ガラス等の表面処理に用いられるところの、撥水性と艶
出性とに優れた撥水性艶出剤に関する。
動車の塗装面等に適用される撥水性艶出剤としては、カ
ルナバワックス、モンタンワックス、パラフィンワック
ス、マイクロワックス、ポリエチレンワックスなどの天
然または合成ワックスと、シリコンオイル類とを溶剤に
溶解もしくは分散して得られる溶剤タイプ、あるいは以
上の成分にさらに乳化剤と水とで乳化して得られる乳化
タイプが有った。
ち、溶剤タイプは撥水性に優れているが、拭き取りなど
の作業性が悪く、また乳化タイプは作業性に優れている
が撥水性に劣るという欠点があった。本発明は上記事情
を改善するためになされたものである。本発明の目的
は、艶出性および撥水性共にバランス良く向上させるこ
とができると共に、拭き取り作業性にも優れた撥水性艶
出剤を提供することにある。
の本発明は、側鎖を炭素数30の長鎖アルキル基で変性
した有機変性シリコーンオイルを、炭化水素系溶剤、揮
発性シリコン系溶剤、および塩素系溶剤から選ばれる少
なくとも一種の溶剤に分散もしくは溶解してなることを
特徴とする撥水性艶出剤である。
イルと特定の溶剤と必要に応じて添加される任意成分と
から構成される。 A.有機変性シリコ−ンオイル 本発明に用いる有機変性シリコーンオイルは、側鎖を長
鎖アルキル基で変性してなる有機変性シリコーンオイル
である。上記有機変性シリコーンオイルは、化1に示す
構造を有する。ただし、化1においてXは、炭素数30
の長鎖アルキル基を表わす。
性シリコーンオイルの割合は、通常0.5〜20重量
%、好ましくは1〜5重量%である。この割合が0.5
重量%未満であると、艶出効果や撥水性が十分に発揮さ
れないことがあり、また20重量%を超えると、本発明
の撥水性艶出剤を塗布して溶剤を揮散させたときに、厚
い油膜が残り、それを均一化するために拭き取り操作を
行なわねばならず、作業が煩雑であり、場合によっては
艶出効果の阻害される恐れがある。
剤、シリコーン系溶剤、および塩素系溶剤の中から選ば
れる溶剤を挙げることができる。本発明では、これらの
溶剤の中でも、沸点が50〜300℃、さらには沸点が
100〜220℃の範囲にある揮発性の溶剤が好まし
い。前記炭化水素系溶剤としては、例えばヘキサン、ヘ
プタン、オクタン、デカン、リグロイン、ミネラルスピ
リット、ケロシン、イソパラフィン等の飽和脂肪族炭化
水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素等を挙げることができる。更にその他に、石油ナフ
サ、ソルベントナフサ、石油エーテル、石油ベンジン、
イソパラフィン、デカリン、工業ガソリン、リグロイン
等を使用することもできる。
ン、トリクロルエチレン等を挙げることができる。前記
シリコーン系溶剤としては、ジメチルジシロキサン、シ
クロシロキサン等の揮発性シリコ−ン系溶剤などを挙げ
ることができる。更にその他に、ジメチルシリコーン、
フェニルシリコーン、アミノ変性シリコーン、メチルフ
ェニルシリコーン等を使用することもできる。
の粘度が300〜1000csであるのが好適である。
これらの中でも、イソパラフィン、ジメチルジシロキサ
ン、トリクロルエチレンなどが好ましい。これらは一種
単独で用いても良いし、二種以上を組み合わせて用いて
も良い。
類、低級アルコール、研磨剤、界面活性剤等を含有して
いても良い。前記ワックス類としては、カルナバロウ、
木ロウ、オウリキュリ−ロウおよびエスパルトロウ等の
植物ロウ;蜜ロウ、昆虫ロウ、セラックロウおよび鯨ロ
ウ等の動物ロウ;パラフィンワックス、マイクロクリス
タルワックス、ポリエチレンワックス、エステルワック
スおよび酸化ワックス等の石油ロウ;ならびにモンタン
ロウ、オゾケライトおよびセレシン等の鉱物ロウを挙げ
ることができ、さらにこれらのワックス類の他に、パル
ミチン酸、ステアリン酸、マルガリン酸およびベヘン酸
等の高級脂肪酸;パルミチルアルコール、ステアリルア
ルコール、ベヘニルアルコール、マルガリルアルコー
ル、ミリシルアルコールおよびエイコサノール等の高級
アルコール;パルミチン酸セチル、パルミチン酸ミリシ
ル、ステアリル酸セチルおよびステアリン酸ミリシル等
の高級脂肪酸エステル;アセトアミド、プロピオン酸ア
ミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミドおよび
アミドワックス等のアミド類;ならびにステアリルアミ
ン、ベヘニルアミンおよびパルミチルアミン等の高級ア
ミン類などが挙げられる。
以上を組合わせて用いても良い。これらの中でも好まし
いのは、柳本MJP−2型を用いて測定した融点が50
〜130℃の範囲内にあるワックスである。また、前記
ワックスとしては、本発明の撥水性艶出剤中に分散する
ときの粒径が通常、0.1〜10μmであり、好ましく
は0.5〜2.0μmであることが好ましい。このワッ
クスの含有量としては、通常2〜20重量%であり、好
ましくは5〜15重量%である。
コール、エチルアルコール、n-プロピルアルコール、is
o-プロピルアルコール、n-ブチルアルコール、iso-ブチ
ルアルコール、sec-ブチルアルコール、tert- ブチルア
ルコール、アリルアルコールクロチルアルコール、2−
ブテノール-1等の一価アルコール類、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコール等の
二価アルコール類、エチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレ
ングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコール
ジメチルエーテル等のグリコールエーテル類などを挙げ
ることができる。
以上を組合わせて用いても良い。前記低級アルコールの
含有量としては、通常1〜30重量%であり、好ましく
は1〜20重量%である。前記界面活性剤としては、ア
ニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性
剤および非イオン界面活性剤であり、かつこの発明の目
的を阻害しない限りにおいて特に制限はない。
塩、ロジン酸セッケン、N-アシルカルボン酸塩、エーテ
ルカルボン酸塩等の高級脂肪酸塩類、アルキルスルホン
酸塩、スルホコハク酸塩、エステルスルホン酸塩、アル
キルベンゼンスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸
塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、N-アシルスルホ
ン酸塩等のスルホン酸塩類、硫酸化油、エステル硫酸
塩、アルキル硫酸塩、エーテル硫酸塩、アルキルアリル
エーテル硫酸塩、アミド硫酸塩等の硫酸エステル塩類、
アルキルリン酸塩、エーテルリン酸塩、アルキルアリル
エーテルリン酸塩、アミドリン酸塩等のリン酸エステル
塩類、ホルマリン縮合系スルホン酸塩類などを挙げるこ
とができる。
ンゼンスルホン酸のアルカノールアミンおよびアミン
塩、アルキルスルホン酸のアルカノールアミンおよびア
ミン塩、アルキルリン酸の金属塩および高級脂肪酸の金
属塩である。前記カチオン界面活性剤としては、一級ア
ミン塩、二級アミン塩、三級アミン塩、四級アンモニウ
ム塩、ヒドロキシアンモニウム塩、エーテルアンモニウ
ム塩等の脂肪族アミン塩およびその四級アンモニウム塩
類、ベンザルコニウム塩、ベンゼトニウム塩、ピリジニ
ウム塩、イミダゾリニウム塩等の芳香族四級アンモニウ
ム塩類などを挙げることができる。
酸ジエチルアミド等の三級アミン塩、塩化ステアリルト
リメチルアンモニウム等の四級アンモニウム塩、塩化ス
テアリルジメチルベンジルアンモニウム等のベンザルコ
ニウム塩である。前記両性界面活性剤としては、カルボ
キシベタイン、スルホベタイン等のベタイン類、アミノ
カルボン酸塩類、イミダゾリン誘導体類などを挙げるこ
とができる。
ン誘導体である。前記、非イオン界面活性剤としては、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルエステル、ソルビタンアルキルエステル、ポリオ
キシエチレンソルビタンエステルなどを挙げることがで
きる。
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキフ
ェニルルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステ
ルであり、これらのHLBが低いもの(5〜10)を用
いるとW/O型のエマルジョンが形成され、撥水性が良
好となる、また、HLBが高いもの(12以上)を用い
るとO/W型のエマルジョンが形成される撥水性は、低
下するが、洗浄性やふきとり作業性が良くなる。
良いし、二種以上を組合わせて用いても良い。前記界面
活性剤のこの発明の撥水性艶出剤における含有量として
は、通常5.0重量%以下であり、好ましくは0.00
5〜2重量%である。さらに、前記研磨剤としては、例
えばケイソウ土、アルミナ、シリカ、酸化ジルコン等を
挙げることができる。なお、この研磨剤としては、その
粒径が通常10μm以下であり、好ましくは1〜5μm
である。研磨剤の含有量としては、通常1〜20重量%
であり、好ましくは5〜10重量%である。
リコーンオイルと前記特定の溶剤と必要に応じた任意成
分とを一緒に、あるいは順次にあるいは順不同に混合す
ればよいが、好ましいのは最初に有機変性シリコーンオ
イルと溶剤とを混合し、後から任意成分を加えて混合す
る方法である。
出剤は、自動車の塗装面、各種金属塗装面、プラスチッ
ク、ゴム、ガラス等に対する艶出効果に優れるだけでな
く、撥水性と作業性とにおいても優れているものであ
る。
らに具体的に説明する。なお、以下において「%」は
「重量%」を表わす。
成分を混合撹拌することにより、艶出剤を製造した。 成分組成: 有機変性シリコーンオイル・・・・・・・・・・・・・・・・・5% (化1においてXがC30) イソパラフィン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・95%。
自動車用塗装板を25×50×1.5mmの大きさに切
断し、得られた試片の表面にティッシュペーパを用いて
上記艶出剤を均一に塗布し、室温下に5分放置したの
ち、乾いた清浄なガーゼを用いて拭き取り、エルマ製ゴ
ニオメーターを用いて接触角を測定した。その結果を表
1に示す。また、自動車[日産自動車(株)製新車、日
産ローレル]のボディ塗装板(黒パールメタリック)を
50×100×1.5mmの大きさに切断し、得られた
試片の表面に通常のワックス掛けと同様にして前記艶出
剤をスポンジで塗布した。その後、ドライヤーで乾燥し
てから、清浄なタオルを用いて拭き上げ、Dr.LAN
GE製光沢計を用いて光沢度を測定した。
準値を93.0とした。また、上記光沢測定後の試片を
水道水が流下している水浴中に浸漬けし、この状態で1
週間放置してから水浴中より引上げ、上記と同様にして
光沢度を測定した。その結果を表1に示す。拭き取り作
業性については、実際に車体に塗布し、タオルにてふき
取ったときの作業性により評価した。
りで光沢を生じる。 ○;ひっかかりがややあるが、3〜6回のふき取りで光
沢を生じる。 △;ひっかかりがあるが、7〜10回のふき取りで光沢
を生じる。 ×;ひっかかりが相当あり、10回以上ふき取りを要す
る。
を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶出
剤を製造し、その性能を調べた結果を表1に示す。
を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶出
剤を製造し、その性能を調べた結果を表1に示す。 成分組成: 有機変性シリコーンオイル・・・・・・・・・・・・・・・・・5% (化1においてXがC30) カルナバワックス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3% イソパラフィン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93%。
を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶出
剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶出
剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶出
剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶出
剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶出
剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶出
剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
成を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶
出剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
成を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶
出剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
成を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶
出剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶出
剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶出
剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
果を発揮するとともに、撥水性も作業性も共に優れた艶
出剤である。
Claims (1)
- 【請求項1】 側鎖を炭素数30の長鎖アルキル基で変
性した有機変性シリコーンオイルを、炭化水素系溶剤、
シリコーン系溶剤、および塩素系溶剤から選ばれる少な
くとも一種の溶剤に分散もしくは溶解してなることを特
徴とする撥水性艶出剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3138743A JP3014488B2 (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | 撥水性艶出剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3138743A JP3014488B2 (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | 撥水性艶出剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04363375A JPH04363375A (ja) | 1992-12-16 |
JP3014488B2 true JP3014488B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=15229141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3138743A Expired - Lifetime JP3014488B2 (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | 撥水性艶出剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3014488B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5889086A (en) * | 1997-06-23 | 1999-03-30 | Taiho Industries Co., Ltd. | Water repellent for automobile window glass |
JP3969847B2 (ja) * | 1998-06-08 | 2007-09-05 | 株式会社タイホーコーザイ | 撥水剤及びその処理方法 |
-
1991
- 1991-06-11 JP JP3138743A patent/JP3014488B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04363375A (ja) | 1992-12-16 |
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