JP3014488B2 - 撥水性艶出剤 - Google Patents

撥水性艶出剤

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JP3014488B2 JP3138743A JP13874391A JP3014488B2 JP 3014488 B2 JP3014488 B2 JP 3014488B2 JP 3138743 A JP3138743 A JP 3138743A JP 13874391 A JP13874391 A JP 13874391A JP 3014488 B2 JP3014488 B2 JP 3014488B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は撥水性艶出剤に関し、さ
らに詳しくは、自動車の塗装面やプラスチック、ゴム、
ガラス等の表面処理に用いられるところの、撥水性と艶
出性とに優れた撥水性艶出剤に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、自
動車の塗装面等に適用される撥水性艶出剤としては、カ
ルナバワックス、モンタンワックス、パラフィンワック
ス、マイクロワックス、ポリエチレンワックスなどの天
然または合成ワックスと、シリコンオイル類とを溶剤に
溶解もしくは分散して得られる溶剤タイプ、あるいは以
上の成分にさらに乳化剤と水とで乳化して得られる乳化
タイプが有った。
【0003】しかしながら、これらの撥水性艶出剤のう
ち、溶剤タイプは撥水性に優れているが、拭き取りなど
の作業性が悪く、また乳化タイプは作業性に優れている
が撥水性に劣るという欠点があった。本発明は上記事情
を改善するためになされたものである。本発明の目的
は、艶出性および撥水性共にバランス良く向上させるこ
とができると共に、拭き取り作業性にも優れた撥水性艶
出剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明は、側鎖を炭素数30の長鎖アルキル基で変性
した有機変性シリコーンオイルを、炭化水素系溶剤、揮
発性シリコン系溶剤、および塩素系溶剤から選ばれる少
なくとも一種の溶剤に分散もしくは溶解してなることを
特徴とする撥水性艶出剤である。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。 −撥水性艶出剤− 本発明の撥水性艶出剤は、特定の有機変性シリコーンオ
イルと特定の溶剤と必要に応じて添加される任意成分と
から構成される。 A.有機変性シリコ−ンオイル 本発明に用いる有機変性シリコーンオイルは、側鎖を長
鎖アルキル基で変性してなる有機変性シリコーンオイル
である。上記有機変性シリコーンオイルは、化1に示す
構造を有する。ただし、化1においてXは、炭素数30
長鎖アルキル基を表わす。
【0006】
【化1】
【0007】本発明の撥水性艶出剤に占める前記有機変
性シリコーンオイルの割合は、通常0.5〜20重量
%、好ましくは1〜5重量%である。この割合が0.5
重量%未満であると、艶出効果や撥水性が十分に発揮さ
れないことがあり、また20重量%を超えると、本発明
の撥水性艶出剤を塗布して溶剤を揮散させたときに、厚
い油膜が残り、それを均一化するために拭き取り操作を
行なわねばならず、作業が煩雑であり、場合によっては
艶出効果の阻害される恐れがある。
【0008】B.溶剤 本発明において用いられる溶剤としては、炭化水素系溶
剤、シリコーン系溶剤、および塩素系溶剤の中から選ば
れる溶剤を挙げることができる。本発明では、これらの
溶剤の中でも、沸点が50〜300℃、さらには沸点が
100〜220℃の範囲にある揮発性の溶剤が好まし
い。前記炭化水素系溶剤としては、例えばヘキサン、ヘ
プタン、オクタン、デカン、リグロイン、ミネラルスピ
リット、ケロシン、イソパラフィン等の飽和脂肪族炭化
水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素等を挙げることができる。更にその他に、石油ナフ
サ、ソルベントナフサ、石油エーテル、石油ベンジン、
イソパラフィン、デカリン、工業ガソリン、リグロイン
等を使用することもできる。
【0009】前記塩素系溶剤としては、トリクロルエタ
ン、トリクロルエチレン等を挙げることができる。前記
シリコーン系溶剤としては、ジメチルジシロキサン、シ
クロシロキサン等の揮発性シリコ−ン系溶剤などを挙げ
ることができる。更にその他に、ジメチルシリコーン、
フェニルシリコーン、アミノ変性シリコーン、メチルフ
ェニルシリコーン等を使用することもできる。
【0010】また、前記揮発性シリコーン系溶剤は、そ
の粘度が300〜1000csであるのが好適である。
これらの中でも、イソパラフィン、ジメチルジシロキサ
ン、トリクロルエチレンなどが好ましい。これらは一種
単独で用いても良いし、二種以上を組み合わせて用いて
も良い。
【0011】C.任意成分 本発明に係る撥水性艶出剤は、必要に応じてワックス
類、低級アルコール、研磨剤、界面活性剤等を含有して
いても良い。前記ワックス類としては、カルナバロウ、
木ロウ、オウリキュリ−ロウおよびエスパルトロウ等
植物ロウ;蜜ロウ、昆虫ロウ、セラックロウおよび鯨ロ
ウ等の動物ロウ;パラフィンワックス、マイクロクリス
タルワックス、ポリエチレンワックス、エステルワック
スおよび酸化ワックス等の石油ロウ;ならびにモンタン
ロウ、オゾケライトおよびセレシン等の鉱物ロウを挙げ
ることができ、さらにこれらのワックス類の他に、パル
ミチン酸、ステアリン酸、マルガリン酸およびベヘン酸
等の高級脂肪酸;パルミチルアルコール、ステアリルア
ルコール、ベヘニルアルコール、マルガリルアルコー
ル、ミリシルアルコールおよびエイコサノール等の高級
アルコール;パルミチン酸セチル、パルミチン酸ミリシ
ル、ステアリル酸セチルおよびステアリン酸ミリシル等
の高級脂肪酸エステル;アセトアミド、プロピオン酸ア
ミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミドおよび
アミドワックス等のアミド類;ならびにステアリルアミ
ン、ベヘニルアミンおよびパルミチルアミン等の高級ア
ミン類などが挙げられる。
【0012】これらは一種単独で用いても良いし、二種
以上を組合わせて用いても良い。これらの中でも好まし
いのは、柳本MJP−2型を用いて測定した融点が50
〜130℃の範囲内にあるワックスである。また、前記
ワックスとしては、本発明の撥水性艶出剤中に分散する
ときの粒径が通常、0.1〜10μmであり、好ましく
は0.5〜2.0μmであることが好ましい。このワッ
クスの含有量としては、通常2〜20重量%であり、好
ましくは5〜15重量%である。
【0013】前記低級アルコールとしては、メチルアル
コール、エチルアルコール、n-プロピルアルコール、is
o-プロピルアルコール、n-ブチルアルコール、iso-ブチ
ルアルコール、sec-ブチルアルコール、tert- ブチルア
ルコール、アリルアルコールクロチルアルコール、2−
ブテノール-1等の一価アルコール類、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコール等の
二価アルコール類、エチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレ
ングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコール
ジメチルエーテル等のグリコールエーテル類などを挙げ
ることができる。
【0014】これらは一種単独で用いても良いし、二種
以上を組合わせて用いても良い。前記低級アルコールの
含有量としては、通常1〜30重量%であり、好ましく
は1〜20重量%である。前記界面活性剤としては、ア
ニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性
剤および非イオン界面活性剤であり、かつこの発明の目
的を阻害しない限りにおいて特に制限はない。
【0015】前記アニオン界面活性剤としては、脂肪酸
塩、ロジン酸セッケン、N-アシルカルボン酸塩、エーテ
ルカルボン酸塩等の高級脂肪酸塩類、アルキルスルホン
酸塩、スルホコハク酸塩、エステルスルホン酸塩、アル
キルベンゼンスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸
塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、N-アシルスルホ
ン酸塩等のスルホン酸塩類、硫酸化油、エステル硫酸
塩、アルキル硫酸塩、エーテル硫酸塩、アルキルアリル
エーテル硫酸塩、アミド硫酸塩等の硫酸エステル塩類、
アルキルリン酸塩、エーテルリン酸塩、アルキルアリル
エーテルリン酸塩、アミドリン酸塩等のリン酸エステル
塩類、ホルマリン縮合系スルホン酸塩類などを挙げるこ
とができる。
【0016】これらの中でも好ましいのは、アルキルベ
ンゼンスルホン酸のアルカノールアミンおよびアミン
塩、アルキルスルホン酸のアルカノールアミンおよびア
ミン塩、アルキルリン酸の金属塩および高級脂肪酸の金
属塩である。前記カチオン界面活性剤としては、一級ア
ミン塩、二級アミン塩、三級アミン塩、四級アンモニウ
ム塩、ヒドロキシアンモニウム塩、エーテルアンモニウ
ム塩等の脂肪族アミン塩およびその四級アンモニウム塩
類、ベンザルコニウム塩、ベンゼトニウム塩、ピリジニ
ウム塩、イミダゾリニウム塩等の芳香族四級アンモニウ
ム塩類などを挙げることができる。
【0017】これらの中でも好ましいのは、ステアリン
酸ジエチルアミド等の三級アミン塩、塩化ステアリルト
リメチルアンモニウム等の四級アンモニウム塩、塩化ス
テアリルジメチルベンジルアンモニウム等のベンザルコ
ニウム塩である。前記両性界面活性剤としては、カルボ
キシベタイン、スルホベタイン等のベタイン類、アミノ
カルボン酸塩類、イミダゾリン誘導体類などを挙げるこ
とができる。
【0018】これらの中でも好ましいのは、イミダゾリ
ン誘導体である。前記、非イオン界面活性剤としては、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルエステル、ソルビタンアルキルエステル、ポリオ
キシエチレンソルビタンエステルなどを挙げることがで
きる。
【0019】これらの中でも好ましいのはポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキフ
ェニルルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステ
ルであり、これらのHLBが低いもの(5〜10)を用
いるとW/O型のエマルジョンが形成され、撥水性が良
好となる、また、HLBが高いもの(12以上)を用い
るとO/W型のエマルジョンが形成される撥水性は、低
下するが、洗浄性やふきとり作業性が良くなる。
【0020】これらの界面活性剤は一種単独で用いても
良いし、二種以上を組合わせて用いても良い。前記界面
活性剤のこの発明の撥水性艶出剤における含有量として
は、通常5.0重量%以下であり、好ましくは0.00
5〜2重量%である。さらに、前記研磨剤としては、例
えばケイソウ土、アルミナ、シリカ、酸化ジルコン等を
挙げることができる。なお、この研磨剤としては、その
粒径が通常10μm以下であり、好ましくは1〜5μm
である。研磨剤の含有量としては、通常1〜20重量%
であり、好ましくは5〜10重量%である。
【0021】−撥水性艶出剤の製造− 本発明の撥水性艶出剤を製造するには、前記有機変性シ
リコーンオイルと前記特定の溶剤と必要に応じた任意成
分とを一緒に、あるいは順次にあるいは順不同に混合す
ればよいが、好ましいのは最初に有機変性シリコーンオ
イルと溶剤とを混合し、後から任意成分を加えて混合す
る方法である。
【0022】このようにして得られる本発明の撥水性艶
出剤は、自動車の塗装面、各種金属塗装面、プラスチッ
ク、ゴム、ガラス等に対する艶出効果に優れるだけでな
く、撥水性と作業性とにおいても優れているものであ
る。
【0023】
【実施例】以下、実施例と比較例とを挙げて本発明をさ
らに具体的に説明する。なお、以下において「%」は
「重量%」を表わす。
【0024】(実施例1)下記の組成を有するように各
成分を混合撹拌することにより、艶出剤を製造した。 成分組成: 有機変性シリコーンオイル・・・・・・・・・・・・・・・・・5% (化1においてXがC30) イソパラフィン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・95%。
【0025】次に、前記艶出剤の撥水性を調べるため、
自動車用塗装板を25×50×1.5mmの大きさに切
断し、得られた試片の表面にティッシュペーパを用いて
上記艶出剤を均一に塗布し、室温下に5分放置したの
ち、乾いた清浄なガーゼを用いて拭き取り、エルマ製ゴ
ニオメーターを用いて接触角を測定した。その結果を表
1に示す。また、自動車[日産自動車(株)製新車、日
産ローレル]のボディ塗装板(黒パールメタリック)を
50×100×1.5mmの大きさに切断し、得られた
試片の表面に通常のワックス掛けと同様にして前記艶出
剤をスポンジで塗布した。その後、ドライヤーで乾燥し
てから、清浄なタオルを用いて拭き上げ、Dr.LAN
GE製光沢計を用いて光沢度を測定した。
【0026】なお、測定角度は60℃とし、測定時の基
準値を93.0とした。また、上記光沢測定後の試片を
水道水が流下している水浴中に浸漬けし、この状態で1
週間放置してから水浴中より引上げ、上記と同様にして
光沢度を測定した。その結果を表1に示す。拭き取り作
業性については、実際に車体に塗布し、タオルにてふき
取ったときの作業性により評価した。
【0027】◎;ひっかかりがなく、1〜2回のふき取
りで光沢を生じる。 ○;ひっかかりがややあるが、3〜6回のふき取りで光
沢を生じる。 △;ひっかかりがあるが、7〜10回のふき取りで光沢
を生じる。 ×;ひっかかりが相当あり、10回以上ふき取りを要す
る。
【0028】(実施例2)実施例1において、成分組成
を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶出
剤を製造し、その性能を調べた結果を表1に示す。
【0029】 成分組成: 有機変性シリコーンオイル・・・・・・・・・・・・・・・・・2% (化1においてXがC30) ジメチルシリコン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3% (粘度1000c.s) イソパラフィン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・95%。
【0030】(実施例3)実施例1において、成分組成
を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶出
剤を製造し、その性能を調べた結果を表1に示す。 成分組成: 有機変性シリコーンオイル・・・・・・・・・・・・・・・・・5% (化1においてXがC30) カルナバワックス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3% イソパラフィン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93%。
【0031】(実施例4)実施例1において、成分組成
を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶出
剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
【0032】 成分組成: 有機変性シリコーンオイル・・・・・・・・・・・・・・・・・5% (化2においてXがC30) ポリエチレン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2% イソパラフィン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93%。
【0033】
【化2】
【0034】(実施例5)実施例1において、成分組成
を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶出
剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
【0035】 成分組成: 有機変性シリコーンオイル・・・・・・・・・・・・・・・・・2% (化2においてXがC30) シリコーン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3% カルナバワックス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2% イソパラフィン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93%。
【0036】(実施例6)実施例1において、成分組成
を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶出
剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
【0037】 成分組成: 有機変性シリコーンオイル・・・・・・・・・・・・・・・・・5% (化2においてXがC30) カルナバワックス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2% イソパラフィン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93%。
【0038】(実施例7)実施例1において、成分組成
を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶出
剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
【0039】 成分組成: 有機変性シリコーンオイル・・・・・・・・・・・・・・・・・2% (化3においてXがC30) ジメチルシリコーン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3% (1000c.s) イソパラフィン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・95%。
【0040】
【化3】
【0041】(実施例8)実施例1において、成分組成
を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶出
剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
【0042】 成分組成: 有機変性シリコーンオイル・・・・・・・・・・・・・・・・・2.5% (化1においてXがC30) 有機変性シリコーンオイル・・・・・・・・・・・・・・・・・2.5% (化2においてXがC30) イソパラフィン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・95.0%。
【0043】(実施例9)実施例1において、成分組成
を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶出
剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
【0044】 成分組成: 有機変性シリコーンオイル・・・・・・・・・・・・・・・・・5% (化1においてXがC30) ジメチルジシロキサン・・・・・・・・・・・・・・・・・・95%。
【0045】(実施例10)実施例1において、成分組
成を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶
出剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
【0046】 成分組成: 有機変性シリコーンオイル・・・・・・・・・・・・・・・・・5% (化1においてXがC30) トリクロルエチレン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・95%。
【0047】(実施例11)実施例1において、成分組
成を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶
出剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
【0048】 成分組成: 有機変性シリコーンオイル・・・・・・・・・・・・・・・・・5% (化1においてXがC30) イソパラフィン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49% 界面活性剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1% [第一工業製薬(株)製、ノイゲンEA−80(HLB.8)] 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45%。
【0049】(実施例12)実施例1において、成分組
成を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶
出剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
【0050】 成分組成: 有機変性シリコーンオイル・・・・・・・・・・・・・・・・・5% (化2においてXがC30) イソパラフィン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49% 界面活性剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1% [第一工業製薬(株)製、ノイゲンEA−120(HLB.12.0)] 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45%。
【0051】(比較例1)実施例1において、成分組成
を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶出
剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
【0052】 成分組成: カルナバワックス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10% ジメチルシリコーン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10% (粘度1000c.s) 灯油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80%。
【0053】(比較例2)実施例1において、成分組成
を下記のように代えた他は、実施例1と同様にして艶出
剤を製造し、その性能を調べた。結果を表1に示す。
【0054】 成分組成: カルナバワックス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3% オレイン酸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1% ジメチルシリコーン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5% (粘度1000c.s) モルホリン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1% 灯油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40% ケイソウ土・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5% 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45%。
【0055】(比較例3) ポリエチレンワックス・・・・・・・・・・・・・・・・10.0% ジメチルシリコンオイル・・・・・・・・・・・・・・・・6.0% アミノ変性シリコンオイル・・・・・・・・・・・・・・・2.0% イソパラフィン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・82.0%。
【0056】
【表1】
【0057】
【発明の効果】本発明の撥水性艶出剤は、優れた艶出効
果を発揮するとともに、撥水性も作業性も共に優れた艶
出剤である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木島 徹男 東京都町田市小山町2445番地 (56)参考文献 特開 昭62−132981(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09G 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側鎖を炭素数30の長鎖アルキル基で変
    性した有機変性シリコーンオイルを、炭化水素系溶剤、
    シリコーン系溶剤、および塩素系溶剤から選ばれる少な
    くとも一種の溶剤に分散もしくは溶解してなることを特
    徴とする撥水性艶出剤。
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