JP3014194B2 - トリプトファンの単離法 - Google Patents

トリプトファンの単離法

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JP3014194B2 JP3320511A JP32051191A JP3014194B2 JP 3014194 B2 JP3014194 B2 JP 3014194B2 JP 3320511 A JP3320511 A JP 3320511A JP 32051191 A JP32051191 A JP 32051191A JP 3014194 B2 JP3014194 B2 JP 3014194B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トリプトファンを含む
水溶液からの同物質の単離法に関するものである。
【0002】なお、本発明は、一般的には、L−トリプ
トファンの単離法を想定するものであるが、D−あるい
はDL−トリプトファンにも適用することは、十分可能
である。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】トリ
プトファンはアミノ酸の一種であり、特にL体は人間の
みならず生物全般の代謝過程に重要な役割を果たしてい
る。このため、医薬業・食品業・飼料業・農業などの産
業にとって、非常に利用価値の高い物質である。
【0004】トリプトファンの製造法に関しては、多種
多様な製造法が広く知られている。そして、製造から単
離の過程では、トリプトファンは水溶液として存在して
いるのが一般的であり、このため、水溶液中からの同物
質の単離方法に関しても種々の技術が提示されている。
【0005】この範中の技術の代表例の一つとして、ト
リプトファンを含む水溶液を濃縮し、その後、冷却によ
りトリプトファンの結晶を析出させる方法を挙げること
ができるが、濃縮時に析出するトリプトファンの結晶が
引き起こす発泡・突沸現象に注意を要することが従来よ
りよく知られている。
【0006】すなわち、トリプトファンを含む水溶液を
常圧または減圧下で濃縮させると、トリプトファン濃度
がその水溶液での飽和溶解度を上回った時点より、濃縮
液中にはトリプトファンの結晶が析出し始める。過飽和
状態で濃縮操作を継続するにつれて、析出した結晶が、
結晶表面の疎水性のために水溶液表面に浮き始め、泡を
巻き込むために発泡または突沸が起こるのである。ま
た、結晶が水溶液表面を覆うことで、濃縮自体も進行し
にくくなる。
【0007】これに対して、主に界面活性剤を濃縮時に
添加する等の改善策が既に開示されている(WO−90
−09372)。しかし、この方法では、必ずしも発泡
・突沸を完全に防止することはできない。
【0008】例えば、発酵法または酵素法により製造し
たL−トリプトファンを分離・精製するに際して、溶液
中の菌体成分等を活性炭に吸着させて除去したトリプト
ファン溶液を用いた場合、濃縮液のトリプトファン濃度
が約8重量%を越えた時点より発泡・突沸が観察され
る。さらに濃縮を続けると、添加した界面活性剤等の濃
度にもよるが、約10重量%を越えた時点で界面活性剤
等を添加した効果を次第に見いだせなくなり、約13重
量%以上では全く効果を期待できない。
【0009】また、トリプトファンの濃縮度が上昇する
につれて、濃縮液の粘度が高くなるため、濃縮液の濾過
性もこれに応じて悪化し、引いては、析出したトリプト
ファンの結晶を効率よく分離することが困難となる。
【0010】このため、約13重量%以上にトリプトフ
ァンを濃縮させるプロセスは、工業的には成立しにく
く、それ故に収率向上の妨げとなっている。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上記の問題点を克服し、トリプトファンを含む水溶液か
ら高収率でトリプトファンを単離するプロセスについて
検討を行い、濃縮時に析出するトリプトファンの結晶
を、析出と同時に取り除くことで、発泡または突沸を防
止しつつ結晶を分離することができる事を見いだし、本
発明を完成させた。
【0012】即ち、本発明は、トリプトファンを含む水
溶液からトリプトファンの結晶を晶出させるに際して、
常圧または減圧下で濃縮を行い、トリプトファン濃度が
その水溶液での飽和溶解度を上回った状態で結晶化を起
こさせた後、発泡または突沸が起こっていない状態でそ
の溶液の全部または一部を取り出して、濃縮時の温度を
下回らないように保持したままでトリプトファンの結晶
を濃縮液から分離し、続いてその濾液を再び濃縮液に供
給することにより、連続的または段続的に濃縮操作を継
続することを特徴とするトリプトファンの単離法であ
る。
【0013】本発明方法のトリプトファンを含む水溶液
の濃縮過程において、トリプトファン結晶が析出してい
るものの、発泡または突沸が全く起こっていない状態、
即ち、飽和状態を上回った状態を、今仮に“状態A”と
呼ぶことにする。
【0014】“状態A”は、ある一定の濃度範囲のトリ
プトファン水溶液を指している。その具体的な濃度範囲
は、イオン強度・pH・温度・不純物の有無等のトリプ
トファンを含む水溶液の組成・性状によって異なってく
るが、より一般的には、約2重量%から10重量%の間
である。
【0015】例えば、100℃の単なるトリプトファン
水溶液の場合、この“状態A”に相当するトリプトファ
ンの濃度範囲は、約4.8重量%から約9重量%の間で
ある。一方、70℃の単なるトリプトファン水溶液の場
合、この“状態A”に相当するトリプトファンの濃度範
囲は、約2.5重量%から約11重量%の間である。ま
た、酵素法または発酵法によりトリプトファンを生じさ
せ、活性炭処理により菌体成分を除去した溶液(実施例
1参照)の場合、100℃では、この“状態A”に相当
するトリプトファンの濃度範囲は、約5重量%から約8
重量%の間である。
【0016】トリプトファン水溶液の濃縮は常圧または
減圧いずれの条件でもよい。“状態A”を濃縮過程で保
つための温度は、常温以上であれば特に制約はないが、
濃縮効率等を考慮した場合、好ましくは、60℃から1
00℃の範囲である。
【0017】“状態A”では、トリプトファンは過飽和
であるので、析出した結晶を取り除いた後に、同じ条件
下で濃縮を継続すれば容易にトリプトファン結晶が析出
する。また、例えば温度の低下等の変化により、トリプ
トファンの溶解度が低下しても、結晶は析出する。
【0018】ここで、この“状態A”の濃縮液の一部ま
たは全部を取り出し、その温度が濃縮時の温度を下回ら
ないように保持したままで、濾過等の分離操作によりト
リプトファン結晶のみを濃縮液から分離する。その濾液
を濃縮時の温度に保ったままで、再び“状態A”の濃縮
液に戻した場合、濃縮液はほぼ'状態A'に保たれること
になるので、さらに濃縮操作を継続することができる。
この操作を段続的に繰り返すことによりトリプトファン
結晶を高収率で得ることができる。
【0019】また、この濃縮・結晶分離・再濃縮の操作
を同時に進行させた場合においては、濃縮液の状態を常
に“状態A”に保ったままで、トリプトファン結晶を連
続的、かつ、高収率で分離することが可能となる。
【0020】さらに、トリプトファンの結晶を分離する
際に、結晶を“状態A”と同程度の温度の適量の温水で
洗浄することで、結晶中の不純物を低減することができ
る。
【0021】一方、“状態A”の濃縮液の粘度は十分低
いので濾過操作には問題がない。このため、本発明にお
けるトリプトファンの結晶を分離するには、任意の遠心
分離機またはベルト濾過機を用いることができる。
【0022】
【実施例】
実施例1 特開昭61−70993において既に開示されている方
法と同様にして、大腸菌を培養して生産された酵素トリ
プトファンシンターゼの存在下、水溶液中でインドール
とセリンを縮合させてL−トリプトファン15重量%を
含む状態で反応を終了させ、さらに、反応溶液中のトル
エンを加熱・留去した。純水で反応液を希釈し、さらに
硫酸にてpHを4.0に調整した後、約60℃に加熱し
てL−トリプトファンを完全に溶解させた。約95℃に
昇温した後、活性炭をこの溶液に加え、かくはんを続け
ながら約1時間保持した。この後、濾過により活性炭お
よび活性炭に吸着した菌体成分を除去した。
【0023】このようにして前処理を施した約3.5重
量%のL−トリプトファンを含む水溶液3370g(L
−トリプトファン分約118.0g)を用いて以下の操
作を行った。
【0024】この溶液について、L−トリプトファン濃
度が約7.3重量%になるまで常圧で濃縮した後、(濃
縮液は発泡または突沸は全く生じなかった)濃縮液の温
度を95℃に保ったまま濾過を行い、晶析したL−トリ
プトファンの結晶約38.2g(乾燥重量)を得た。ま
た、トリプトファンの結晶を、その湿重量とほぼ同量の
熱水で洗浄した。この時の濾洗液のL−トリプトファン
濃度は、約5.2重量%であった。一方、この時の濾過
速度は、約3000ml/分であった。
【0025】そこで、この濾洗液を再び約7.3重量%
になるまで常圧で加熱・濃縮した後、同様に濾過操作を
行って、再びL−トリプトファンの結晶約25.5g
(乾燥重量)を得た。
【0026】再度、この濃縮/濾過/洗浄/再濃縮の操
作を継続し、合計で7回繰り返した。各ステップでの、
結晶重量・L−トリプトファン収率・純度について、表
1に示した。
【0027】得られた結晶は、合計で111.5g(乾
燥重量)であった。また、濃縮前後での総合収率は9
2.2%であり、総合純度は97.6%であった。
【0028】実施例2 実施例1と同じ前処理を施した約3.5重量%のL−ト
リプトファンを含む水溶液1000g(L−トリプトフ
ァン分約35.0g)を用いて以下の操作を行った。
【0029】この溶液について、L−トリプトファン濃
度が約6.7重量%になるまで常圧で濃縮を行った後、
(濃縮液は発泡または突沸は全く生じなかった)濃縮液
の温度を95℃に保ったままで、60ml/分の速度で
連続的にこれを抜き出し、続けて濾過を行って、晶析し
たL−トリプトファン結晶を同じく連続的に分離した。
また、得られた結晶は、5ml/分の速度で熱水をフィ
ードして洗浄した。濾洗液は、ほぼ同様の速度で濃縮液
に戻した。この様な循環操作を濃縮液が初発液量の約2
0分の1に減少するまで継続した。一方、この時の濾過
速度は、給液速度とほぼ同様であった。
【0030】得られた結晶は、33.5g(乾燥重量)
であった。濃縮前後でのL−トリプトファンの収率は9
2.8%であり、純度は97.0%であった。
【0031】比較例1 実施例1と同じ前処理を施した約3.5重量%のL−ト
リプトファンを含む水溶液3570g(L−トリプトフ
ァン分約125.0g)を用いて以下の操作を行った。
【0032】この溶液について、L−トリプトファン濃
度が約8重量%になるまで常圧下、95℃で濃縮を行っ
た。ここで、濃縮を行うについては、濃縮液の表面積が
大きくなるようにした。そして、このトリプトファン濃
度で濃縮液が発泡し始めたので、界面活性剤(アデカノ
ール−LG109:旭電化)を0.1g添加することに
より、さらに濃縮を続けた。この後、発泡が起こる度
に、同消泡剤を添加した。また、トリプトファン濃度
が、約13重量%を越えた時点より、濃縮液に窒素ガス
をパージすることにより、さらに濃縮を進行させた。
【0033】この様にして長時間濃縮を続けて、トリプ
トファン濃度が17.2重量%になるまで濃縮を継続し
た後、濃縮液の温度を30℃に保ち、1時間結晶を熟成
させた。
【0034】この濃縮液について濾過を行い、L−トリ
プトファンの結晶を分離した。なお、この時の濾過速度
は、約500ml/分であった。続いて、得られた結晶
を、その湿重量と同程度の純水(30℃)で洗浄した。
【0035】得られた結晶は、113.1g(乾燥重
量)であった。濃縮前後でのL−トリプトファンの収率
は84.0%であり、純度は93.9%であった。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明により、水溶液中のトリプトファ
ンを常圧または減圧下で濃縮により分離するに際して、
界面活性剤などの消泡剤を用いることなく、発泡または
突沸を伴わずに、高収率で水溶液中からトリプトファン
の回収する方法を達成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福原 信裕 福岡県大牟田市浅牟田町30 三井東圧化 学株式会社内 審査官 本間 夏子 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 209/20 C12P 13/22 BIOSIS(DIALOG) CA(STN) WPI(DIALOG)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリプトファンを含む水溶液からトリプ
    トファンの結晶を晶出させるに際し、(イ)常圧または
    減圧下で濃縮を行い、(ロ)トリプトファン濃度がその
    水溶液での飽和溶解度を上回った状態で結晶化を起こさ
    せ、(ハ)その溶液の全部または一部を取り出し、
    (ニ)濃縮時の温度を下回らないように保持したままで
    トリプトファンの結晶を濃縮液から分離し、(ホ)続い
    てその濾液を再び濃縮液に供給することにより、(ヘ)
    連続的または段続的に濃縮操作を継続することを特徴と
    するトリプトファンの単離法。
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