JPS6135791A - グルタミン酸ナトリウムの晶折法 - Google Patents

グルタミン酸ナトリウムの晶折法

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Publication number
JPS6135791A
JPS6135791A JP15668584A JP15668584A JPS6135791A JP S6135791 A JPS6135791 A JP S6135791A JP 15668584 A JP15668584 A JP 15668584A JP 15668584 A JP15668584 A JP 15668584A JP S6135791 A JPS6135791 A JP S6135791A
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JP
Japan
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msg
molasses
crystals
sodium glutamate
glutamic acid
Prior art date
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Pending
Application number
JP15668584A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiaki Sano
千明 佐野
Masaru Saeki
佐伯 賢
Tomoya Yoshizumi
善積 友弥
Tetsuya Kawakita
川喜田 哲哉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Publication date
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、グルタミン酸ナトリウム(以下、MSGと略
記する)の晶析法に関する。
MSGの多くは発酵法で生産されている。そして、その
主な用途は調味料であシ、通常MSGの1水和物(以下
、MSG−H2Oと略記する)の形で商品化されている
発酵液からMSGを単離するノロセスは、一般に、発酵
液に鉱酸を加え、グルタミン酸の等電点であるpH3,
2付近でグルタミン酸を晶析分離し、しかるのちに取得
結晶に力性ソーダと水を添加してMSG水溶液としてか
ら、製品となるMSG−H2Oを晶析分離するものであ
る(「発酵と工業jVo1.40(1982)p、91
2)。しかしながら、この方法は、酸とアルカリを清掻
するという欠点がある。
われわれは、先に、この方法の欠点を克服すべく、MS
Gの5水和物(以下、MSG・5H20と略記する)を
晶析分離する方法を発明した(特公昭54−14669
)。
MSG・5H20を晶析分離するこの方法は、MSG−
H2Oを晶析分離する方法に比し、不純物の晶析阻害を
受けにくいという利点があシ、酢酸、デンゾン糖化液な
どを炭素源とする発酵液などの、比較的不純物の少ない
発酵液では、粗グルタミン酸を酸で一旦結晶として分離
することなく、発酵液から直接MSGを晶析する事が可
能となシ、酸、アルカリの使用量の削減に効果があった
(前記特公昭54−14669の実施例3)。
ところが、モラセス類を主たる炭素源とする発酵液など
のように著しく不純物の多い発酵液では、MSG・5H
20を晶析分離する上記方法をもってしても、発酵液か
ら酸を使用して一旦グルタミン酸結晶を晶析分離するこ
となく、高純度のMSGを直接晶析することは、依然と
して不可能であった(上記特公昭54−14669の実
施例4及び6)。
そこで、われわれは、この点を改善すべく鋭意検討した
結果、発酵液を半透膜処理することが著しい効果をもた
らすことを発見し、本発明を完成するに至った。
本発明は、モラセスを主たる炭素源とするグルタミン酸
発酵液を半透膜処理したのち、MSG・5H20を透過
液を晶析させ分離することを特徴とするグルタミン酸ナ
トリウムの晶析分離法である。
本発明でいうモラセスとは、ケインモラセス。
ビートモラセス、シトラスモラセスなどのモラセス類の
ことである。モラセスを主たる炭素源(糖源)とするグ
ルタミン酸発酵液とは、通常、糖源どしての重量比で、
モラセス類を70チ以上使用した発酵液をいい、その他
の糖源としては、例えば、粗糖、でん粉糖化液、グルコ
ースなどが挙げられる。
また、本発明でいう半透膜処理とは、いわゆる限外濾過
膜処理、ルーズな逆浸透膜処理、精密濾過膜処理のこと
であシ、膜孔径が1ミクロン程度の粗なものから、分画
分子量が500程度の密なものまでが使用し得る。膜の
材質、膜の構造、使用する装置、処理圧力、処理温度は
、通常のもので良く、特に制限はない。被処理液の性状
によって適当な条件を選ぶとよい。また、被処理液から
事前に菌体を除去しておいてもよく、除去しないでもよ
い。
MSG・5H20を晶析させる条件は公知のもので良く
、半透膜透過液をMSG・5H20の溶解度以上、通常
35g無水MSG/100 、!99部上の濃度に濃縮
したのち、MSG・5H20の存在温度領域、通常−1
℃〜−8℃に冷却し、適当量の種晶、通常1〜10チ(
対析出結量重量比)の種晶を添加することにより、容易
にMSG・5H20の晶泥を得ることができる。結晶を
更に成長させるためには、先述の濃縮液をとの晶泥に連
続的に添加すれば良い。
晶泥よシ結晶を分離する方法は通常のもので良いが、本
発明では濾過法を用いるのが好ましい。
即ち、との晶泥は、高濃度かつ低温(MSG・5H20
の存在温度領域)であるがために粘度が高く、また母液
の比重も大きい。このため、高粘度、高比重になるに伴
って、遠心分離法は不向きとなるからである。濾過法も
、一般には高粘度晶泥には不向きであるが、本発明にお
いては、あらかじめ半透膜処理しであるので、濾過速度
を高く維持でき、かつ、結晶に付着する母液量も少なく
することができるからである。濾過圧力は、加圧及び真
空いずれでも良く、炉布は、その目が結晶粒径よシ細か
いものを用いれば良い。
以下、実施例にて説明する。
実施例 ケインモラセスを炭素源とし、アンモニアを窒素源とす
るグルタミン酸発酵において、中和剤として力性ソーダ
を用いることにょシ、ナトリウムイオンをグルタミン酸
イオンの主たる対イオンとするグルタミン酸発酵液を得
た。
この液の1部を遠心分離によ多菌体除去し、1部を限外
濾過処理した。遠心分離処理は、20℃、8.000 
Gで20分行なった。限外濾過処理は、日東電工■製の
NTU−3050・C3H膜を用いて、60℃、1.5
に9部cm2にて、液量の9割が透過するまで行なった
。遠心分離液及び限外濾過液を、グルタミン酸濃度が2
5%となるまで減圧蒸発濃縮したのち、攪拌しながら冷
却し、−3℃にてMSG・5H20の種晶を、液量に対
して1チ添加した。そのまま、−5℃まで冷却し、5時
間晶析を行なった。
遠心分離液を晶析したものは、微細な結晶が僅かに析出
していだが、−5℃、12,0OOG、30分の遠心沈
降によっても、また、−5℃、5に97の2の圧搾渥過
によっても、結晶を分離することができなかった。それ
に対し、限外濾過液を晶析したものは、平均粒径50ミ
クロンの結晶が析出しておシ、遠心沈降によっては分離
し得なかったが、圧搾濾過分離によって分離でき、付着
母液23チの結晶を、単離収率35%(モル%)で得る
ことができた。
濾過速度は、、  30 L/m2Hrを維持できた。
因みに、前記発酵液の更に他の1部を、従来法によって
塩酸によ′りpH3,2に調整し、グルタミン酸を晶析
せしめた。比較のために、ここに得られたグルタミン酸
結晶と前記の圧搾濾過分離によって得られたMSG・5
H20の着色度を比較したところ、次の表1の如くであ
った。
表  1 着色度1 MSG・5H20結晶      5,8グルタミン酸
結晶     6.3 * 結晶を水及び力性ソーダによって溶解し、グルタミ
ン酸濃度4017dl 、 pH7,0の溶液をつくシ
、その400簡における吸光度で比較した。
上記から明らかなように、従来法の、モラセスのような
不純物の多い炭素源を使用した発酵液よシ塩酸などを用
いて晶析分離したグルタミン酸粗結晶の純度と同等また
はそれ以上の純度のMSG・5H20結晶を本発明方法
によれば、従来法では必要とされた酸を使用することな
く、得ることができる。
なお、本発明によって得られるMSG・5H20を通常
の市販形態のMSG−H2Oとするには、次の如くする
とよい。即ち、MSG・5H20結晶に水を添加し、適
当濃度のグルタミン酸水溶液となし、必要によシ活性炭
あるいはイオン交換樹脂によって脱色し、その後適当温
度で減圧濃縮することによってMSG・H2Oの結晶を
析出させ、通常の分離手段によシ分離し、乾燥すること
により、市販形態のMSG−H2Oを得る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、モラセスを主たる炭素源とするグルタミン酸発酵液
    を半透膜処理したのち、透過液からグルタミン酸ナトリ
    ウム5水和物を析出させ分離することを特徴とするグル
    タミン酸ナトリウムの晶析法。 2、分離法が濾過分離である第1項記載の方法。
JP15668584A 1984-07-27 1984-07-27 グルタミン酸ナトリウムの晶折法 Pending JPS6135791A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970027315A (ko) * 1995-11-13 1997-06-24 손경식 글루타민산 나트륨의 제조 방법
CN102070475A (zh) * 2011-01-07 2011-05-25 山东阜丰生物科技开发有限公司 一种谷氨酸钠双效结晶生产工艺

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970027315A (ko) * 1995-11-13 1997-06-24 손경식 글루타민산 나트륨의 제조 방법
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