JP3014131B2 - 芯地用織物 - Google Patents
芯地用織物Info
- Publication number
- JP3014131B2 JP3014131B2 JP2260804A JP26080490A JP3014131B2 JP 3014131 B2 JP3014131 B2 JP 3014131B2 JP 2260804 A JP2260804 A JP 2260804A JP 26080490 A JP26080490 A JP 26080490A JP 3014131 B2 JP3014131 B2 JP 3014131B2
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- JP
- Japan
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- interlining
- weft
- fabric
- collar
- neck
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は緯糸を屈曲させた芯地用織物に関するもので
ある。
ある。
従来の技術 従来、シャツやブラウスなどの衿に用いる芯地におい
て、平織に織られて加工された織物を裁断する際、織物
の緯方向で且つ経糸と垂直方向に裁断するのではなく、
織物の斜め方向で且つ裁断する衿芯地は経糸および緯糸
織ともバイヤスとなるように裁断するのが一般的であっ
た。この理由として、芯地に首の円周方向で伸縮性を発
現させるためには、首の円周方向に緯糸が沿うようにす
るよりも、首の円周方向に対し経糸、緯糸共、斜め方向
に向くように使用した方が好ましいからである。
て、平織に織られて加工された織物を裁断する際、織物
の緯方向で且つ経糸と垂直方向に裁断するのではなく、
織物の斜め方向で且つ裁断する衿芯地は経糸および緯糸
織ともバイヤスとなるように裁断するのが一般的であっ
た。この理由として、芯地に首の円周方向で伸縮性を発
現させるためには、首の円周方向に緯糸が沿うようにす
るよりも、首の円周方向に対し経糸、緯糸共、斜め方向
に向くように使用した方が好ましいからである。
このようにして使用することにより、シャツやブラウ
スなどの着用時に衿芯地が首に対し円周方向に伸縮する
ことになり、首が動きやすく、且つ首に衿がフィット
し、馴みやすくなる。
スなどの着用時に衿芯地が首に対し円周方向に伸縮する
ことになり、首が動きやすく、且つ首に衿がフィット
し、馴みやすくなる。
また、別の方法として、緯伸びがするような緯ストレ
ッチ織物を芯地として使用することにより、前記のよう
なバイヤス方向に裁断しなくとも緯方向で且つ経糸と垂
直方向に裁断すれば首の円周方向に伸縮を付与すること
も知られている。
ッチ織物を芯地として使用することにより、前記のよう
なバイヤス方向に裁断しなくとも緯方向で且つ経糸と垂
直方向に裁断すれば首の円周方向に伸縮を付与すること
も知られている。
発明が解決しようとする課題 ところで、前者の方法では裁断時に織物の斜め方向に
裁断するため、大変手間がかかり、しかも衿の取り分が
少なくなり、ロスが多く問題であった。また、機械の合
理化も大変難しく、近代化を遅らせる原因となってい
た。
裁断するため、大変手間がかかり、しかも衿の取り分が
少なくなり、ロスが多く問題であった。また、機械の合
理化も大変難しく、近代化を遅らせる原因となってい
た。
また、後車の方法では緯糸の動きが大きすぎて表地が
浮いた状態となったり、収縮率が安定せず、衿芯地とし
て使用するには困難であった。また、芯地の経糸と緯糸
は同素材でないと、収縮率が大きくならなどの問題もあ
った。
浮いた状態となったり、収縮率が安定せず、衿芯地とし
て使用するには困難であった。また、芯地の経糸と緯糸
は同素材でないと、収縮率が大きくならなどの問題もあ
った。
課題を解決するための手段 本発明はこのような課題を解決し、今までにない全く
新規な芯地用織物を提供するものである。
新規な芯地用織物を提供するものである。
即ち、本発明は織幅をW(インチ)とし、緯糸屈曲数
をN(個)としたとき、0.25W≦N≦0.5Wで且つ、その
際の屈曲深さH(mm)を8≧H≧4となるように緯糸を
屈曲させたシャツやブラウスなどの衿の芯地用織物であ
る。
をN(個)としたとき、0.25W≦N≦0.5Wで且つ、その
際の屈曲深さH(mm)を8≧H≧4となるように緯糸を
屈曲させたシャツやブラウスなどの衿の芯地用織物であ
る。
ここで緯糸屈曲数N(個)が0.25W>Nの場合は屈曲
数が小さすぎるために本発明の効果が得られない。ま
た、0.5W<Nの場合は製織時に屈曲数が大きすぎて緯糸
切れが多発し、操業上問題がある。ここでいう屈曲数と
は谷を底辺とした山の数である。さらにこの際、屈曲深
さHは0.25Wのとき8mm、0.5Wのとき4mmとした。8mm<H
の場合は製織時に屈曲深さが大きすぎて緯糸切れが多発
し、操業上問題があり、また4mm>Hの場合は屈曲深さ
が浅すぎて屈曲織物とした後本発明の効果を得ることが
できない。ここでいう屈曲深さとは山を底辺とした谷の
深さである。
数が小さすぎるために本発明の効果が得られない。ま
た、0.5W<Nの場合は製織時に屈曲数が大きすぎて緯糸
切れが多発し、操業上問題がある。ここでいう屈曲数と
は谷を底辺とした山の数である。さらにこの際、屈曲深
さHは0.25Wのとき8mm、0.5Wのとき4mmとした。8mm<H
の場合は製織時に屈曲深さが大きすぎて緯糸切れが多発
し、操業上問題があり、また4mm>Hの場合は屈曲深さ
が浅すぎて屈曲織物とした後本発明の効果を得ることが
できない。ここでいう屈曲深さとは山を底辺とした谷の
深さである。
次に本発明を図面に基づき説明すると、第1図におい
て、緯糸屈曲芯地用織物1は緯糸2が波状に屈曲した織
物で、織幅をWとし、屈曲深さをHとするものである。
第2図は裁断された衿用芯地3である。
て、緯糸屈曲芯地用織物1は緯糸2が波状に屈曲した織
物で、織幅をWとし、屈曲深さをHとするものである。
第2図は裁断された衿用芯地3である。
作用 本発明の芯地用織物は経糸が伸ばされた状態で製編か
つ加工されているので、経方向には腰のある織物とな
る。しかも緯糸が前記屈曲構造を有するので、伸縮性お
よびドレープ性に優れた織物となる。
つ加工されているので、経方向には腰のある織物とな
る。しかも緯糸が前記屈曲構造を有するので、伸縮性お
よびドレープ性に優れた織物となる。
実施例 以下、本発明の実施例について説明する。
ポリエステル短繊維の芯を木綿でカバーリングしたE/
C(Eはポリエステル短繊維、Cは綿である)コアーヤ
ーン40/60、16/−(英式綿番手)の糸を用い、経密度52
本/インチ、緯密度52本/インチ、幅40″で屈曲数10個
/40インチの芯地用生機をエアージェット織機で製織
し、次いでフラッシー用に染色加工を行なった。
C(Eはポリエステル短繊維、Cは綿である)コアーヤ
ーン40/60、16/−(英式綿番手)の糸を用い、経密度52
本/インチ、緯密度52本/インチ、幅40″で屈曲数10個
/40インチの芯地用生機をエアージェット織機で製織
し、次いでフラッシー用に染色加工を行なった。
斯かる芯地を用いて、表地がポリエステル短繊維/木
綿50%/50%混紡糸50/−、経密度140本/インチ、緯密
度78本/インチの平織物の衿を作成した。作成した衿は
経方向には腰があり、緯方向には伸縮性良好で且つドレ
ープ性を発現した。
綿50%/50%混紡糸50/−、経密度140本/インチ、緯密
度78本/インチの平織物の衿を作成した。作成した衿は
経方向には腰があり、緯方向には伸縮性良好で且つドレ
ープ性を発現した。
発明の効果 以上のように本発明によれば、芯地用織物をバイヤス
方向に裁断しなくとも、通常の緯糸方向に裁断し使用す
ることが可能となり、しかもハリ、腰、ドレープ性を兼
ね備え、伸縮性に優れた芯地を得ることができる。
方向に裁断しなくとも、通常の緯糸方向に裁断し使用す
ることが可能となり、しかもハリ、腰、ドレープ性を兼
ね備え、伸縮性に優れた芯地を得ることができる。
図面は本発明の説明図で、第1図は芯地となる織物の概
略平面図、第2図はカットした芯地の平面図である。 1……緯糸屈曲芯地用織物、2……緯糸、3……衿用芯
地。
略平面図、第2図はカットした芯地の平面図である。 1……緯糸屈曲芯地用織物、2……緯糸、3……衿用芯
地。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03D A41D A41B
Claims (1)
- 【請求項1】織幅をW(インチ)とし、緯糸屈曲数をN
(個)としたとき、0.25W≦N≦0.5Wで且つその際の屈
曲深さH(mm)を8≧H≧4となるように緯糸を屈曲さ
せた芯地用織物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2260804A JP3014131B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 芯地用織物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2260804A JP3014131B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 芯地用織物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04146234A JPH04146234A (ja) | 1992-05-20 |
JP3014131B2 true JP3014131B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=17352983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2260804A Expired - Fee Related JP3014131B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 芯地用織物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3014131B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2910454T3 (es) * | 2015-07-22 | 2022-05-12 | Sanko Tekstil Isletmeleri San Ve Tic As | Prenda de vestir y procedimiento de preparación |
-
1990
- 1990-09-28 JP JP2260804A patent/JP3014131B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04146234A (ja) | 1992-05-20 |
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Legal Events
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