JP3014048B1 - 移植機 - Google Patents
移植機Info
- Publication number
- JP3014048B1 JP3014048B1 JP11069920A JP6992099A JP3014048B1 JP 3014048 B1 JP3014048 B1 JP 3014048B1 JP 11069920 A JP11069920 A JP 11069920A JP 6992099 A JP6992099 A JP 6992099A JP 3014048 B1 JP3014048 B1 JP 3014048B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- state
- switched
- seedling planting
- marker
- posture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000009471 action Effects 0.000 claims abstract description 7
- 239000003550 marker Substances 0.000 claims description 32
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 12
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 6
- 241000196324 Embryophyta Species 0.000 description 3
- 241000209094 Oryza Species 0.000 description 3
- 235000007164 Oryza sativa Nutrition 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 3
- 235000009566 rice Nutrition 0.000 description 3
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Guiding Agricultural Machines (AREA)
- Transplanting Machines (AREA)
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 苗植付装置の昇降操作を、煩わしい操作無
く、苗植付け作動に際して苗植付装置を操縦者の所望の
状態に切り換え設定できるようにする。 【解決手段】 走行機体に駆動昇降自在に作業装置を連
結すると共に、左右外方に突出する作用姿勢と内方に引
退する格納姿勢とに切換自在な左右の線引きマーカ23
R,23Lを備え、作業装置を上昇させる状態と接地下
降させる状態とに切換自在な昇降操作具SW1を設ける
とともに、この昇降操作具SW1の上昇操作時の操作形
態を判別し、この判別結果に基づいて前記左右の線引き
マーカ23R,23Lのうち作用姿勢に切り換えるもの
の選択を行うべく構成した。
く、苗植付け作動に際して苗植付装置を操縦者の所望の
状態に切り換え設定できるようにする。 【解決手段】 走行機体に駆動昇降自在に作業装置を連
結すると共に、左右外方に突出する作用姿勢と内方に引
退する格納姿勢とに切換自在な左右の線引きマーカ23
R,23Lを備え、作業装置を上昇させる状態と接地下
降させる状態とに切換自在な昇降操作具SW1を設ける
とともに、この昇降操作具SW1の上昇操作時の操作形
態を判別し、この判別結果に基づいて前記左右の線引き
マーカ23R,23Lのうち作用姿勢に切り換えるもの
の選択を行うべく構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行機体に駆動昇降自
在に作業装置を連結し、走行機体側から前記作業装置に
動力を供給するよう構成するとともに、左右一対の線引
きマーカを備えて、この線引きマーカを左右方向での外
側方に突出する作用姿勢と、それよりも上方に引き上げ
られた非作用姿勢とに切り換え自在に設けてある移植機
に関する。
在に作業装置を連結し、走行機体側から前記作業装置に
動力を供給するよう構成するとともに、左右一対の線引
きマーカを備えて、この線引きマーカを左右方向での外
側方に突出する作用姿勢と、それよりも上方に引き上げ
られた非作用姿勢とに切り換え自在に設けてある移植機
に関する。
【0002】
【従来の技術】上記移植機において、従来では、圃場で
の苗植付け作業走行に伴う枕地旋回の際、苗植付装置を
昇降操作すると、それに連動して機械的に左右の線引き
マーカを引き上げ、且つ、苗植付装置の下降時には、線
引きを開始する側の線引きマーカが突出した作用姿勢に
切り換わり、他側の線引きマーカは引き上げられた非作
用姿勢を維持するように、左右のロック機構のロック状
態を左右の何れかに切り換え操作するように構成したも
のが考えられた。
の苗植付け作業走行に伴う枕地旋回の際、苗植付装置を
昇降操作すると、それに連動して機械的に左右の線引き
マーカを引き上げ、且つ、苗植付装置の下降時には、線
引きを開始する側の線引きマーカが突出した作用姿勢に
切り換わり、他側の線引きマーカは引き上げられた非作
用姿勢を維持するように、左右のロック機構のロック状
態を左右の何れかに切り換え操作するように構成したも
のが考えられた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した構造による
と、枕地旋回の際には、苗植付装置における苗植付け作
動を停止して苗植付装置を泥面から上昇させるととも
に、ステアリング操作して機体を旋回させた後、再度、
苗植付装置を下降させて条合わせができた時点で苗植付
け作動を再開させるとともに、線引きマーカの左右切り
換え操作も必要であり、操縦操作が煩雑なものとなる。
しかも、操縦者によっては旋回の手前で機体の走行速度
を減速させる必要もあって、特に未熟練者にとっては行
い難い操作となっていた。このような旋回操作中の操作
の煩雑さを解消することだけを考えるのなら、例えば、
苗植付装置の昇降操作に連動させてマーカ用の左右ロッ
ク機構のロック状態を苗植付装置の昇降動作と共に自動
で左右交互に切り換えるようにしてもよい。しかしなが
ら、このような単なる連動構造においては、苗植付装置
の昇降に伴って線引きマーカが強制的に順次左右で切り
換わるので、圃場が異なった場合や、植付作業途中に苗
補給のために苗植付装置を上昇させた場合などからの作
業開始時に、所望の位置と異なる側の線引きマーカが作
用姿勢に切り換わると、畦に接当して損傷したり、既植
付苗を損傷する等のおそれがあり、未だ改善の余地があ
る。本発明は、苗植付装置の昇降を昇降操作具の操作で
行う点に着目して、枕地旋回中の煩わしい操作を省い
て、苗植付け作動に際して苗植付装置を操縦者の所望の
状態に切り換え設定できるようにすることを目的として
いる。
と、枕地旋回の際には、苗植付装置における苗植付け作
動を停止して苗植付装置を泥面から上昇させるととも
に、ステアリング操作して機体を旋回させた後、再度、
苗植付装置を下降させて条合わせができた時点で苗植付
け作動を再開させるとともに、線引きマーカの左右切り
換え操作も必要であり、操縦操作が煩雑なものとなる。
しかも、操縦者によっては旋回の手前で機体の走行速度
を減速させる必要もあって、特に未熟練者にとっては行
い難い操作となっていた。このような旋回操作中の操作
の煩雑さを解消することだけを考えるのなら、例えば、
苗植付装置の昇降操作に連動させてマーカ用の左右ロッ
ク機構のロック状態を苗植付装置の昇降動作と共に自動
で左右交互に切り換えるようにしてもよい。しかしなが
ら、このような単なる連動構造においては、苗植付装置
の昇降に伴って線引きマーカが強制的に順次左右で切り
換わるので、圃場が異なった場合や、植付作業途中に苗
補給のために苗植付装置を上昇させた場合などからの作
業開始時に、所望の位置と異なる側の線引きマーカが作
用姿勢に切り換わると、畦に接当して損傷したり、既植
付苗を損傷する等のおそれがあり、未だ改善の余地があ
る。本発明は、苗植付装置の昇降を昇降操作具の操作で
行う点に着目して、枕地旋回中の煩わしい操作を省い
て、苗植付け作動に際して苗植付装置を操縦者の所望の
状態に切り換え設定できるようにすることを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、走
行機体に駆動昇降自在に作業装置を連結すると共に、左
右外方に突出する作用姿勢と、それよりも上方に引き上
げられた非作用姿勢とに切換自在な左右の線引きマーカ
を備え、前記作業装置を上昇させる状態と接地下降させ
る状態とに切換自在な昇降操作具を設けるとともに、こ
の昇降操作具の上昇操作時の操作形態を判別し、この判
別結果に基づいて前記左右の線引きマーカのうち作用姿
勢に切り換えるものの選択を行うべく構成した点にあ
る。
行機体に駆動昇降自在に作業装置を連結すると共に、左
右外方に突出する作用姿勢と、それよりも上方に引き上
げられた非作用姿勢とに切換自在な左右の線引きマーカ
を備え、前記作業装置を上昇させる状態と接地下降させ
る状態とに切換自在な昇降操作具を設けるとともに、こ
の昇降操作具の上昇操作時の操作形態を判別し、この判
別結果に基づいて前記左右の線引きマーカのうち作用姿
勢に切り換えるものの選択を行うべく構成した点にあ
る。
【0005】
【作用】本発明の特徴構成によると、苗植付装置を上昇
させる際の前記昇降操作具の操作形態、例えば、押し操
作式であればその押し操作時間の差により、又、揺動式
であれば操作方向の違い等により、操縦者の意思に基づ
く操作形態を判別して、苗植付装置の上昇に伴って線引
きマーカのロック機構のロック状態を左右でいずれかに
選択的に設定できる。その結果、機体の旋回中において
は煩わしい線引きマーカの選択操作を省くことができ
る。また、昇降操作具の上昇操作時の操作形態を判別し
て、次回下降時のマーカの作動方向を選択できるもので
あるため、下降操作時に作動側のマーカのロックを解除
するものに比べ、マーカの作用姿勢への切り換えが早く
行われ、作業開始とともに線引き作業が行われる。そし
て、作業機の上昇位置では、次回の下降時の作用姿勢と
なる側のマーカのロック保持が解除されているため、作
用姿勢となる側のマーカのロックを下降操作時点で解除
するものに比べ、ロック解除操作のミスが少ない。すな
わち、マーカの収納作動は、作業装置の上昇時の操作に
伴う操作ワイヤの引き操作によって行われている。この
ため、マーカのロックを解除するには、作業装置を下降
操作してこの操作ワイヤの引き操作が充分に解除されて
からでなければ、マーカのロック解除操作をしてもロッ
ク解除ミスとなる虞がある。つまり、操作ワイヤの引き
操作が充分に解除されていない状態でマーカのロック解
除操作をおこなっても、そのロック解除操作を終わると
再びロックされてしまう傾向があって、解除ミスとなる
ことがあるが、本発明では、このミスがないように操作
ワイヤの引き操作を解除する操作とは無関係な上昇操作
時に、次回下降時の線引きマーカのロック解除を行うた
め、上記の解除ミスを起こすことがない。
させる際の前記昇降操作具の操作形態、例えば、押し操
作式であればその押し操作時間の差により、又、揺動式
であれば操作方向の違い等により、操縦者の意思に基づ
く操作形態を判別して、苗植付装置の上昇に伴って線引
きマーカのロック機構のロック状態を左右でいずれかに
選択的に設定できる。その結果、機体の旋回中において
は煩わしい線引きマーカの選択操作を省くことができ
る。また、昇降操作具の上昇操作時の操作形態を判別し
て、次回下降時のマーカの作動方向を選択できるもので
あるため、下降操作時に作動側のマーカのロックを解除
するものに比べ、マーカの作用姿勢への切り換えが早く
行われ、作業開始とともに線引き作業が行われる。そし
て、作業機の上昇位置では、次回の下降時の作用姿勢と
なる側のマーカのロック保持が解除されているため、作
用姿勢となる側のマーカのロックを下降操作時点で解除
するものに比べ、ロック解除操作のミスが少ない。すな
わち、マーカの収納作動は、作業装置の上昇時の操作に
伴う操作ワイヤの引き操作によって行われている。この
ため、マーカのロックを解除するには、作業装置を下降
操作してこの操作ワイヤの引き操作が充分に解除されて
からでなければ、マーカのロック解除操作をしてもロッ
ク解除ミスとなる虞がある。つまり、操作ワイヤの引き
操作が充分に解除されていない状態でマーカのロック解
除操作をおこなっても、そのロック解除操作を終わると
再びロックされてしまう傾向があって、解除ミスとなる
ことがあるが、本発明では、このミスがないように操作
ワイヤの引き操作を解除する操作とは無関係な上昇操作
時に、次回下降時の線引きマーカのロック解除を行うた
め、上記の解除ミスを起こすことがない。
【0006】
【発明の効果】本発明の特徴構成によると、苗植付装置
を上昇させる際の操縦者の意思に基づく操作形態の違い
を判別して、次回下降時のマーカの作動方向を選択でき
るものであるため、下降操作時に作動側のマーカのロッ
クを解除するものに比べ、機体の旋回中における煩わし
い線引きマーカの選択操作を省いて操作性を向上するこ
とができるとともに、マーカの作用姿勢への切り換えが
早く行われ、作業開始とともに線引き作業が行われるこ
とで能率良く作業を行える利点がある。そして、作業機
の上昇位置では、次回の下降時に非作用姿勢となる側の
マーカはロック状態に保持され、次回の下降時に作用姿
勢となる側のマーカのロック保持は既に解除されている
ため、作用姿勢となる側のマーカのロックを下降操作時
点で解除するものに比べ、ロック解除操作のミスが少な
い良好な作業を行うことができる。
を上昇させる際の操縦者の意思に基づく操作形態の違い
を判別して、次回下降時のマーカの作動方向を選択でき
るものであるため、下降操作時に作動側のマーカのロッ
クを解除するものに比べ、機体の旋回中における煩わし
い線引きマーカの選択操作を省いて操作性を向上するこ
とができるとともに、マーカの作用姿勢への切り換えが
早く行われ、作業開始とともに線引き作業が行われるこ
とで能率良く作業を行える利点がある。そして、作業機
の上昇位置では、次回の下降時に非作用姿勢となる側の
マーカはロック状態に保持され、次回の下降時に作用姿
勢となる側のマーカのロック保持は既に解除されている
ため、作用姿勢となる側のマーカのロックを下降操作時
点で解除するものに比べ、ロック解除操作のミスが少な
い良好な作業を行うことができる。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図3
に移植機の一例である乗用型田植機を示している。この
田植機は乗用型走行機体の後部に平行四連リンク機構1
を介して昇降自在並びに前後軸芯周りで左右ローリング
自在に苗植付装置2を連結して構成してある。苗植付装
置2は前後軸芯Y周りで回動自在にフレーム兼用の植付
伝動ケース4に支持され、この植付伝動ケース4に、一
定ストロークで往復横移動する苗のせ台5、苗のせ台5
の下端部から一株づつ植付け用苗を取り出して圃場に植
付ける複数の植付機構6、左右に並列配備した3個の接
地フロート7等を備えてなり、油圧シリンダ10の伸縮
駆動により昇降作動するよう構成してある。
に移植機の一例である乗用型田植機を示している。この
田植機は乗用型走行機体の後部に平行四連リンク機構1
を介して昇降自在並びに前後軸芯周りで左右ローリング
自在に苗植付装置2を連結して構成してある。苗植付装
置2は前後軸芯Y周りで回動自在にフレーム兼用の植付
伝動ケース4に支持され、この植付伝動ケース4に、一
定ストロークで往復横移動する苗のせ台5、苗のせ台5
の下端部から一株づつ植付け用苗を取り出して圃場に植
付ける複数の植付機構6、左右に並列配備した3個の接
地フロート7等を備えてなり、油圧シリンダ10の伸縮
駆動により昇降作動するよう構成してある。
【0008】そして、前記油圧シリンダ10に対する油
圧制御弁Vは電磁式に構成され、この電磁制御弁Vは、
マイクロコンピュータを備えた制御装置13により駆動
制御するよう構成してある。つまり、図1に示すよう
に、機体の運転座席15の横側に配備した昇降レバー1
6の揺動操作に基づくポテンショメータPM1の出力に
より、人為的に上昇作動、下降作動並びに中立停止状態
を現出できるよう構成し、操縦部パネル17に設けた昇
降操作具としての押し操作式昇降スイッチSW1によ
り、上昇作動と下降作動とを交互に現出できるよう構成
してある。
圧制御弁Vは電磁式に構成され、この電磁制御弁Vは、
マイクロコンピュータを備えた制御装置13により駆動
制御するよう構成してある。つまり、図1に示すよう
に、機体の運転座席15の横側に配備した昇降レバー1
6の揺動操作に基づくポテンショメータPM1の出力に
より、人為的に上昇作動、下降作動並びに中立停止状態
を現出できるよう構成し、操縦部パネル17に設けた昇
降操作具としての押し操作式昇降スイッチSW1によ
り、上昇作動と下降作動とを交互に現出できるよう構成
してある。
【0009】又、植付作業状態では、苗植付装置2の対
地高さを所定値に維持する昇降制御手段Aを制御装置1
3に制御プログラム形式で備えてある。即ち、機体中央
の接地フロート7を後部支点周りで上下揺動自在に支持
するとともに、苗植付装置2の対地高さの変化に伴うこ
の接地フロート7の前部側における接地圧変動に基づく
相対上下動をポテンショメータPM2により検出して、
このポテンショメータPM2の出力値が所定の設定領域
内に収まるよう制御装置13が油圧シリンダ10の電磁
制御弁Vを制御して苗植付装置2を所定対地高さに維持
するのである。そして、前記昇降スイッチSW1の作動
に伴って苗植付装置2が最大上昇位置まで上昇作動する
際に、苗植付装置2が最大上昇位置近くまで上昇したこ
とを検出するリミットスイッチSW2を走行機体の後輪
フェンダ部29に取付け、上昇作動に伴ってリンク機構
1の途中部が接当作用して検出作動するよう構成し、こ
のリミットスイッチSW2の検出作動に基づいて油圧シ
リンダ10の上昇側駆動を自動停止させるよう構成して
ある。走行機体側からの動力を植付クラッチ21、伝動
軸22を介して断続自在に苗植付装置2に供給するよう
構成し、前記植付クラッチ21は減速機構付き電動モー
タMにより入り切り操作するよう構成してある。
地高さを所定値に維持する昇降制御手段Aを制御装置1
3に制御プログラム形式で備えてある。即ち、機体中央
の接地フロート7を後部支点周りで上下揺動自在に支持
するとともに、苗植付装置2の対地高さの変化に伴うこ
の接地フロート7の前部側における接地圧変動に基づく
相対上下動をポテンショメータPM2により検出して、
このポテンショメータPM2の出力値が所定の設定領域
内に収まるよう制御装置13が油圧シリンダ10の電磁
制御弁Vを制御して苗植付装置2を所定対地高さに維持
するのである。そして、前記昇降スイッチSW1の作動
に伴って苗植付装置2が最大上昇位置まで上昇作動する
際に、苗植付装置2が最大上昇位置近くまで上昇したこ
とを検出するリミットスイッチSW2を走行機体の後輪
フェンダ部29に取付け、上昇作動に伴ってリンク機構
1の途中部が接当作用して検出作動するよう構成し、こ
のリミットスイッチSW2の検出作動に基づいて油圧シ
リンダ10の上昇側駆動を自動停止させるよう構成して
ある。走行機体側からの動力を植付クラッチ21、伝動
軸22を介して断続自在に苗植付装置2に供給するよう
構成し、前記植付クラッチ21は減速機構付き電動モー
タMにより入り切り操作するよう構成してある。
【0010】前記苗植付装置2の左右両側には、横外方
に突出して未植付け領域に走行目標線を描く作用姿勢と
機体内方側に引退する格納姿勢とに切り換え自在な線引
きマーカ23R,23Lを備えてあり、この線引きマー
カ23R,23Lは図2に示すように、作用姿勢に向け
てバネ24で揺動付勢するとともに、苗植付装置2の上
昇操作時に後リンク1aの相対変化姿勢に伴ってローラ
25により操作ワイヤ26を引き操作して引退姿勢にな
るよう連係してある。そして、この引退姿勢において自
動で係止保持してその姿勢を維持するロック機構27
R,27Lを夫々設け、このロック機構27R,27L
のロック保持を選択的に解除した状態で苗植付装置2を
下降させると、選択された側の線引きマーカが作用姿勢
に設定されるよう構成してある。そして、この各ロック
機構27R,27Lを左右交互に順次的に解除作動させ
る電磁ソレノイド28R,28Lを設けてある。
に突出して未植付け領域に走行目標線を描く作用姿勢と
機体内方側に引退する格納姿勢とに切り換え自在な線引
きマーカ23R,23Lを備えてあり、この線引きマー
カ23R,23Lは図2に示すように、作用姿勢に向け
てバネ24で揺動付勢するとともに、苗植付装置2の上
昇操作時に後リンク1aの相対変化姿勢に伴ってローラ
25により操作ワイヤ26を引き操作して引退姿勢にな
るよう連係してある。そして、この引退姿勢において自
動で係止保持してその姿勢を維持するロック機構27
R,27Lを夫々設け、このロック機構27R,27L
のロック保持を選択的に解除した状態で苗植付装置2を
下降させると、選択された側の線引きマーカが作用姿勢
に設定されるよう構成してある。そして、この各ロック
機構27R,27Lを左右交互に順次的に解除作動させ
る電磁ソレノイド28R,28Lを設けてある。
【0011】前記昇降操作スイッチSW1の苗植付装置
2上昇操作時の操作形態を判別する第1操作形態判別手
段Bを備え、この第1操作形態判別手段Bの判別結果に
基づいて、前記苗植付装置2の上昇作動に伴って前記ロ
ック機構27R,27Lのロック状態を左右順次的に切
り換え作動させる状態と、その作動を牽制する状態とに
切り換えるよう構成してある。又、昇降操作スイッチS
W1の苗植付装置2下降操作時の操作形態を判別する第
2操作形態判別手段Cを備え、この第2操作形態判別手
段Bの判別結果に基づいて、前記苗植付装置2の下降作
動に伴って植付クラッチ21を自動で入り操作させる状
態と、自動クラッチ入り操作を牽制する状態とに切り換
えられるよう構成してある。前記各操作形態判別手段
B,Cは制御装置13に制御プログラム形式で備えら
れ、制御装置13は以下のように制御を実行する。
2上昇操作時の操作形態を判別する第1操作形態判別手
段Bを備え、この第1操作形態判別手段Bの判別結果に
基づいて、前記苗植付装置2の上昇作動に伴って前記ロ
ック機構27R,27Lのロック状態を左右順次的に切
り換え作動させる状態と、その作動を牽制する状態とに
切り換えるよう構成してある。又、昇降操作スイッチS
W1の苗植付装置2下降操作時の操作形態を判別する第
2操作形態判別手段Cを備え、この第2操作形態判別手
段Bの判別結果に基づいて、前記苗植付装置2の下降作
動に伴って植付クラッチ21を自動で入り操作させる状
態と、自動クラッチ入り操作を牽制する状態とに切り換
えられるよう構成してある。前記各操作形態判別手段
B,Cは制御装置13に制御プログラム形式で備えら
れ、制御装置13は以下のように制御を実行する。
【0012】図4,図5に植付け作業における制御フロ
ーチャートを示す。昇降レバー16が苗植付装置2下降
位置に操作されている状態で昇降操作スイッチSW1が
操作されると、電動モータMを駆動して植付クラッチ2
1を切り操作するとともに、電磁制御弁Vを駆動して前
記リミットスイッチSW2の検出状態を判断しながら苗
植付装置2を最大上昇位置まで上昇操作する〔ステップ
1〜4〕。昇降操作スイッチSW1の上昇用操作時間t
1が所定時間T1以上であるときは、前記電磁ソレノイ
ド28R,28Lを切り換え操作して線引きマーカ23
R,23Lの左右切り換えを行う〔ステップ5,6〕。
尚、前記操作時間t1が短いときは、電磁ソレノイドS
Lの駆動を行わず、線引きマーカ23R,23Lの左右
切り換えを牽制する。そして、再度、昇降操作スイッチ
SW1が操作されると、電磁制御弁Vを駆動して苗植付
装置2を接地下降させるとともに、昇降操作スイッチS
W1の下降用操作時間t2が所定の設定時間T2よりも
長いときは、前記ポテンショメータPM2の出力の変化
より検知した接地時点から所定の設定時間T3経過する
と、電動モータMを駆動して植付クラッチ21を自動で
入り操作させる〔ステップ7〜12〕。そして、前記下
降用操作時間t2が短いときは、苗植付装置2を接地下
降させ植付クラッチ21は切り状態を維持する。尚、植
付クラッチ21が入り操作されたときは、操縦部パネル
17に設けた植付状態表示ランプ44を青色に点灯さ
せ、植付クラッチ21が切り状態のときは赤色に点灯表
示させる〔ステップ13、15〕。又、そのときに作用
状態になっている線引きマーカ23R,23Lが左右い
ずれの側であるかを、操縦部パネル17に備えたマーカ
ランプ45を表示させる〔ステップ14〕。
ーチャートを示す。昇降レバー16が苗植付装置2下降
位置に操作されている状態で昇降操作スイッチSW1が
操作されると、電動モータMを駆動して植付クラッチ2
1を切り操作するとともに、電磁制御弁Vを駆動して前
記リミットスイッチSW2の検出状態を判断しながら苗
植付装置2を最大上昇位置まで上昇操作する〔ステップ
1〜4〕。昇降操作スイッチSW1の上昇用操作時間t
1が所定時間T1以上であるときは、前記電磁ソレノイ
ド28R,28Lを切り換え操作して線引きマーカ23
R,23Lの左右切り換えを行う〔ステップ5,6〕。
尚、前記操作時間t1が短いときは、電磁ソレノイドS
Lの駆動を行わず、線引きマーカ23R,23Lの左右
切り換えを牽制する。そして、再度、昇降操作スイッチ
SW1が操作されると、電磁制御弁Vを駆動して苗植付
装置2を接地下降させるとともに、昇降操作スイッチS
W1の下降用操作時間t2が所定の設定時間T2よりも
長いときは、前記ポテンショメータPM2の出力の変化
より検知した接地時点から所定の設定時間T3経過する
と、電動モータMを駆動して植付クラッチ21を自動で
入り操作させる〔ステップ7〜12〕。そして、前記下
降用操作時間t2が短いときは、苗植付装置2を接地下
降させ植付クラッチ21は切り状態を維持する。尚、植
付クラッチ21が入り操作されたときは、操縦部パネル
17に設けた植付状態表示ランプ44を青色に点灯さ
せ、植付クラッチ21が切り状態のときは赤色に点灯表
示させる〔ステップ13、15〕。又、そのときに作用
状態になっている線引きマーカ23R,23Lが左右い
ずれの側であるかを、操縦部パネル17に備えたマーカ
ランプ45を表示させる〔ステップ14〕。
【0013】〔別実施例〕 前記昇降操作スイッチSW1は押し操作式のものに代え
て揺動操作式に構成してもよく、このとき前記ステップ
5及びステップ9における操作形態の判別は、操作方向
の違いによって判別するようにしてもよい。又、苗植付
装置2が下降した後、植付クラッチ21を入り操作させ
る構成は、時間経過により自動で入り操作するものに代
えて専用の操作具により入り操作させるものであっても
よい。
て揺動操作式に構成してもよく、このとき前記ステップ
5及びステップ9における操作形態の判別は、操作方向
の違いによって判別するようにしてもよい。又、苗植付
装置2が下降した後、植付クラッチ21を入り操作させ
る構成は、時間経過により自動で入り操作するものに代
えて専用の操作具により入り操作させるものであっても
よい。
【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】制御ブロック図
【図2】線引きマーカ支持部の正面図
【図3】田植機の全体側面図
【図4】制御フローチャート
【図5】制御フローチャート
2 作業装置 23R,23L 線引きマーカ 27R,27L ロック機構 SW1 昇降操作具
Claims (1)
- 【請求項1】 走行機体に駆動昇降自在に作業装置を連
結すると共に、左右外方に突出する作用姿勢と、それよ
りも上方に引き上げられた非作用姿勢とに切換自在な左
右の線引きマーカを備え、 前記作業装置を上昇させる状態と接地下降させる状態と
に切換自在な昇降操作具を設けるとともに、 この昇降操作具の上昇操作時の操作形態を判別し、この
判別結果に基づいて前記左右の線引きマーカのうち作用
姿勢に切り換えるものの選択を行うべく構成した移植
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11069920A JP3014048B1 (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11069920A JP3014048B1 (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 移植機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01541199A Division JP3286257B2 (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | 移植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3014048B1 true JP3014048B1 (ja) | 2000-02-28 |
JP2000092931A JP2000092931A (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=13416620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11069920A Expired - Fee Related JP3014048B1 (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 移植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3014048B1 (ja) |
-
1992
- 1992-03-17 JP JP11069920A patent/JP3014048B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000092931A (ja) | 2000-04-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0549306A (ja) | 作業機識別装置付トラクタ− | |
JP3014048B1 (ja) | 移植機 | |
JP3014050B1 (ja) | 作業車 | |
JP3014049B1 (ja) | 作業車 | |
JP3286257B2 (ja) | 移植機 | |
JP3236574B2 (ja) | 乗用作業機 | |
JP2922705B2 (ja) | 移植機 | |
JP3418039B2 (ja) | 水田作業機 | |
JP3786814B2 (ja) | 乗用型植付機 | |
JP3286260B2 (ja) | 作業車 | |
JP3200574B2 (ja) | 移植機 | |
JP2927761B2 (ja) | 移植機 | |
JP3286220B2 (ja) | 移植機 | |
JP2731092B2 (ja) | 田植機における線引きマーカ切換装置 | |
JP2989160B2 (ja) | 作業車 | |
JP3346819B2 (ja) | 作業車の対地作業装置昇降構造 | |
JP3332444B2 (ja) | 対地作業機 | |
JPH06237614A (ja) | 対地作業機 | |
JP3821948B2 (ja) | 移植機のマーカ制御装置 | |
JP3332445B2 (ja) | 対地作業機 | |
JP2004187637A (ja) | 乗用田植機のマーカ操作構造 | |
JP3142162B2 (ja) | 水田作業機 | |
JP3108662B2 (ja) | 移植機 | |
JPH0746915A (ja) | 田植機の操作構造 | |
JPH0994011A (ja) | 乗用作業機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |