JP3013919U - 剥離縁を有する粘着テープ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】粘着テープの剥離作業を容易ならしめること
を目的とする。 【構 成】粘着テープ接着面の端部に非接着部を設け、
その部分を剥離時の端緒となる剥離縁とした構成。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はその機能を損ねることなく必要に応じて容易に剥離できるようにし た粘着テープを提供するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の粘着テープはテープの全面が接着面を構成し、使用時にはその全面を 隙間なく密着させていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

対象物に密着された粘着テープはそれを剥離させようとするとき、その端緒 がなく作業を困難なものにしている。特に対象物の状態によっては剥離不可能と なり、切断を余儀なくされる。本考案は上記の剥離作業を容易ならしめるるもの である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

テープ接着面の一部に非接着部分を設け、そのテープの剥離のための端緒と なるようにした。

【０００５】

【作用】

緊張貼付した粘着テープにあって、その接着面の一部が接面するも密着しな いようにして剥離時の端緒とする。

【０００６】

【実施例】

以下図面によって実施例について説明する。 図１はテープ（１）の接面部の流れ方向に並行する一方の端部に帯状の非接 着部（２）を残して、斜線で示す接着部（３）を形成した例である。この例では 剥離の端緒となる縁はテープの全長にわたって連続形成される。 図２は非接着部（２）をテープ（１）に並行した両端部にいわゆる千鳥状に 配置した例である。この例では剥離の端緒は非連続的に配置されるが、テープの 幅を有効的に使用できる。 上記のように形成されたテープは、通常緊張貼付した状態で使用されるため 非接着部（２）は対象面に確実に接面し、浮き上がることはない。

【０００７】

【考案の効果】

緊張貼付されたテープを剥離しようとするとき、該テープの全長にわたるい ずれの箇所において非接着部（２）が存在しており、その部分を容易につまみ得 る構造をなし、該テープ剥離の端緒となしえる。

【図面の簡単な説明】

【図１】は本考案の実施例を示す粘着テープ接着面の一
部

【図２】は同じく他の実施例をしめす。

【符号の説明】

（１）粘着テープ本体 （２）テープの非接着部
（３）テープの接着面

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】粘着テープの粘着面に該テープの流れ方向
   に並行する両端または一端に非粘着部を配置して該テー
   プの剥離に資する剥離縁を有する粘着テープ。