JP3013619B2 - プログラマブル・コントローラ - Google Patents
プログラマブル・コントローラInfo
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- JP3013619B2 JP3013619B2 JP4212645A JP21264592A JP3013619B2 JP 3013619 B2 JP3013619 B2 JP 3013619B2 JP 4212645 A JP4212645 A JP 4212645A JP 21264592 A JP21264592 A JP 21264592A JP 3013619 B2 JP3013619 B2 JP 3013619B2
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- JP
- Japan
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- action
- execution
- reset
- processing
- bit
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- Programmable Controllers (AREA)
Description
unction Chart)記述に基づいて動作するプログラマブル
・コントローラに関し、さらに詳しくはリレーのセッ
ト、リセット命令において、リセット優先のIECに準
拠した処理を可能とするプログラマブル・コントローラ
に関する。
ラ(以下、PCと記載する)は、作業現場等における様
々な物量的情報(例えばベルトコンベアの出口を通過し
た製品が所定数量に達した、即ち受口にある転送用バケ
ット等が一杯になった)、或いは論理的情報(例えば裁
断機が稼働中であることを示しているときに危険領域を
走査するセンサが移動物を検出した)等に対応して所定
の出力制御(シーケンス制御)を行うようにプログラミ
ングできるようになっている。通常、工程の進行状況、
作業手順等の現場の態様は流動的なものである。このた
め、作業現場のシーケンス制御の手順は、元来、初めか
ら仕様が決められるわけのものではなく、PCの試運転
中であれ実際の運転中であれ、現場の実情に合わせて変
更や修正を絶えず繰り返すことによって決められて行
く。このためPCには、これらの変化に容易に対処でき
るように、必要な制御要素が全て内蔵され、それらの制
御要素を組み合わせて1つの出力を決定する複数の処理
要素が予め設定されていて、現場では、ユーザプログラ
ムによって、その中からいずれか1つの処理を選択し実
行させることを繰り返し行って、シーケンス制御を行う
というものが多い。
コンピュータに関してはハードウエア、ソフトウエア共
に疎遠であった現場の人々が、抵抗なく且つ容易に制御
プログラムを構築できるようにするというPC開発当初
からの目的に基づいて、通常は、コンピュータプログラ
ミングとは全く異なる記述形式を伴う。即ち、PC化以
前に現場で用いられていた接点(リミットスイッチ)や
コイル(リレー)のシンボルマークによる展開接続図
(リレー回路図)と同様のものが用いられる。PCで
は、上記のように記述されたプログラムは機械語に翻訳
され、ワード単位のビット情報となって、RAM等のプ
ログラム格納メモリにアドレス順に順次書き込まれる。
PCは、クロック信号でカウントされるアドレスカウン
タにより、上記プログラムをアドレス順に逐次読み出
し、デコーダで解析し、その解析された信号に基づいて
データメモリから対応するデータを読み出し、論理演算
を行うということを繰り返して1個の出力信号を決定す
る。その出力信号はデータメモリの出力データ領域に書
き込まれた後、出力部に読み出されてシーケンス制御の
出力信号となる。即ち、これが従来のリレー回路の最終
出力と同じものとなる。そして、PCは上記動作を繰り
返す。
は、近年、SFC (Sequential Function Chart)という
国際規格(IEC SC65A/WG6)の記述形式が知られてい
る。図5(a)は、このSFCのプログラム記述の構成
概念図である。同図に示すように、プログラムは、ステ
ップ(STEP)と呼ばれる記述部とトランジション
(TRANSITION)と呼ばれる記述部とがリンク
(LINK)によって接続され、交互にS0,TN0,
S1,TN1,S2,・・・と配列されている。PC
は、トランジションがオンであれば続くステップを選択
し、トランジションがオフであれば続くステップを非選
択と判別する。
TN1)及びステップ(S0,S1,S2)のプログラ
ム記述例を示す。各トランジションのオン/オフは、各
トランジションプログラムの論理演算の結果の出力値T
N0,TN1により決定される。例えばトランジション
(A)の出力値TN0がオンであればステップ(D)が
選択され、トランジション(B)の出力値TN1がオフ
であれば、ステップ(E)は非選択となる。1個のステ
ップ内には、複数のアクション(ACTION)があ
り、1つのアクションは、結果として1つの出力又は命
令語を伴う一連の論理演算を行う多数の命令からなる。
そして、アクションの先頭には、そのステップ内のアク
ションの実行タイミングを指示するアクションクオリフ
ァイア(ACTION−QUALIFIERS)が記述
される。この指示によって、選択されたアクションが実
行され、選択されないアクションは非実行となる。
説明であるが、PCにおいて、このようなSFC記述形
式で記載された命令の1つとして、リレーのS(セッ
ト)、R(リセット)命令がある。
例を示すもので、この動作としては、同図(b)に示す
ように、Aがセット(ON)することにより、Y000
がONし、Bがリセット(ON)することにより、Y0
00がOFFとなるというものである。
におけるS/R命令は、後実行優先であり、図7
(a),(b)に示すようにCが先にR命令を実行(O
N)しても、後からDがS命令を実行(ON)すると、
後実行のS命令が優先され、結果としてY000はオン
となる(同図において(イ)の部分。)これをSFCに
てプログラムすると図8のようになる。図8において、
S0というステップ(工程)の中にアクション(実行プ
ログラム名としてACTION1)があり、そのアクシ
ョンクオリファイア(アクション実行制御名、以下AQ
という)はリセット(R)である。このAQ=Rの意味
は、S0が活性のときにACTION1の実行を停止さ
せるものである。次にステップS10であるが、これは
アクションとしてステップS0と同様、ACTION1
を有し、そのAQはセット(S)であり、ACTION
1の実行時には、無条件にY000をONさせるもので
ある。これを前記セット、リセット命令と同様に考える
と、後実行優先となってしまう。
あるため、従来のセット、リセット命令による方式で
は、IECに準拠できないという問題があった。本発明
は、アクションクオリファイア(AQ)がリセット(A
Q=R)であるときの実行軌跡を設定し、すべてのAQ
を実行したあとにすべてのアクションを実行するように
して、必ずAQ=Rを優先した処理を行うことにより、
IECに準拠したリセット優先の処理を可能とすること
を目的としている。
処理の中で、アクションの実行処理を2つの部分に分
け、最初にすべてのアクションのAQ処理を行い、次に
すべてのアクションの処理を行うようにする。すなわ
ち、すべてのアクションの実行に先立って、まず、上記
のAQ処理を行う。このAQ処理では、それぞれのアク
ションに対し、AQがリセット(R)、つまりAQ=R
であるときに、該リセットの実行軌跡を設定するととも
に、それに対応するアクションのアクションビットをオ
フにする。
ては、それぞれのアクションについてアクションビット
を確認し、アクションビットがオフであれば、そのアク
ションは実行しないようにする。
るステップが活性であったときに、そのステップのアク
ションに対して、すでにリセット指示があったことを示
すものであり、この場合、それに対応するアクションの
アクションビットはオフにされる。これにより、アクシ
ョン実行時に、それぞれのアクションについてアクショ
ンビットを確認し、アクションビットがオフであれば、
すでにリセット指示があったことを示しており、この場
合は、そのアクションに対しアクションの実行をしない
ようにする。
なり、リセット優先のIECに準拠した処理を行うこと
ができる。
では図1で示すようなSFCのプログラム記述を例にと
って説明する。ここではリセット処理優先を説明するた
めに、ステップS0とS1が両方とも活性となっている
ものとして説明する。
るSFCに基づく全体的な処理手順を示すフローチャー
トであり、入力機器により入力処理(処理A1)後、移
行条件を実行し(処理A2)、前回のステップ状態と移
行条件により移行処理を行う(処理A3)。
行条件のみを示すプログラムによって、センサあるいは
スイッチなどからの入力のオン/オフにより移行条件
(図1のトランジションTN0)がオン/オフし、入力
がオンであればTN0もオンし、図1においてステップ
S0からステップS1へ移行する条件が成立したと判断
する。次にどのステップとどのステップが接続されるか
の接続関係のみを示すプログラムによって、この場合、
移行条件TN0がオンしていればステップS0からステ
ップS1に移行するというような処理が行われる。
合、ステップS0とS1がオン(活性)であることが確
定して、次の処理、つまり、ステップの活性状態からそ
のステップのアクションのアクションビットを制御する
処理を行う(処理A4)。この処理の中でステップS0
のAQ処理(AQ=R)は、図3(a)のようなフロー
で行われる。同図においてステップS0はここでは活性
となっているから、(処理A11)、ACTION1に
対応するAQ=Rの実行軌跡をオンさせる(処理A1
2)。次に、このステップS0のACTION1のアク
ションビットは、この場合、もともとオフであるが、そ
れに関係なくオフとする(処理A13)。
次にステップS1のAQ処理(AQ=S)は、図3
(b)で示すフローで行われる。この場合、ステップS
1は活性であるが(処理A21)、このときAQ=Rの
実行軌跡がオンしているので(処理A22)、ステップ
S1のACTION1に対応するアクションビットをオ
ン(処理A23)させずにオフ状態で保持したまま、そ
のAQの処理を終了して次のAQ処理へ移る。
リファイアの処理を行ったのち、次にすべてのアクショ
ンを実行する(図2の処理A5)。そして、そのアクシ
ョンに基づいて出力機器を制御する(処理A6)。
A5)の処理フローを示すもので、AQの処理が終わっ
たあと、この図4のフローに入ってくる。このアクショ
ン実行フローでは、そのアクション番号に対応するアク
ションビットがオンかオフによって、そのアクションの
実行/非実行、またはリセット処理が決定される。つま
り、図4の処理フローにおいて、実行すべきアクション
番号に対応するアクションビットがオンか否かを判断し
て(処理A31)、オンであればそのアクションの実行
を行う(処理A32)が、そのアクションビットがオフ
である場合には、前スキャン状態においてはオンであっ
たかオフであったかを判断して(処理A33)、前スキ
ャン状態においてオンであれば、そのアクションをリセ
ット処理する(処理A34)。
におけるACTION1のアクションビットはオンしな
いため、図1に示したY000はオフ状態を保持したま
まとなり、SFCのAQはリセット優先とすることがで
きる。このように、図2、図3の処理フローに沿った処
理を行うことにより、リセット優先処理とすることがで
きる。なお、AQ=Rの実行軌跡は、1つのスキャン
(図2において、処理A1から処理A6まで)の演算終
了時または演算開始時にすべてクリアする必要がある。
実行に先立って、まずそれぞれのアクションに対しAQ
処理(すなわち、AQ=R(リセット)であるときに該
リセットの実行軌跡を設定するとともに、それに対応す
るアクションのアクションビットをオフにする処理)を
行い、その後のアクション実行時にアクションビットを
確認し、アクションビットがオフである場合にはそのア
クションを非実行とするようにしたので、AQ=S(セ
ット)の実行時点においても必ずAQ=Rの実行軌跡が
チェックされるため、AQ=Rが優先された処理が行
え、リセット優先のIECに準拠した制御とすることが
できる。
を示す図である。
説明するフローチャートである。
理手順を説明するフローチャートである。
である。
明する図である。
いて、後実行優先処理を説明する図である。
明する図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 SFC記述に基づいてアクションの実行
または非実行を設定して動作するプログラマブル・コン
トローラにおいて、すべてのアクションの実行に先立って、まず それぞれの
アクションに対し、そのアクションの制御を行うべく設
定されたアクションクオリファイアがリセットであると
きに該リセットの実行軌跡を設定するとともに、それに
対応するアクションのアクションビットをオフにしてお
き、その後のアクション実行時においては、それぞれの
アクションについてアクションビットを確認し、アクシ
ョンビットがオフである場合にはそのアクションを非実
行とすることを特徴とするプログラマブル・コントロー
ラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4212645A JP3013619B2 (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | プログラマブル・コントローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4212645A JP3013619B2 (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | プログラマブル・コントローラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0659709A JPH0659709A (ja) | 1994-03-04 |
JP3013619B2 true JP3013619B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=16626068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4212645A Expired - Lifetime JP3013619B2 (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | プログラマブル・コントローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3013619B2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-10 JP JP4212645A patent/JP3013619B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0659709A (ja) | 1994-03-04 |
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