JP2902888B2 - プログラマブルコントローラ - Google Patents

プログラマブルコントローラ

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JP2902888B2 JP782093A JP782093A JP2902888B2 JP 2902888 B2 JP2902888 B2 JP 2902888B2 JP 782093 A JP782093 A JP 782093A JP 782093 A JP782093 A JP 782093A JP 2902888 B2 JP2902888 B2 JP 2902888B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ラダープログラム上
において繰り返し条件制御命令および条件判断命令を具
備するプログラマブルコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、ラダープログラム上で繰
り返し条件制御を実行するためには図11に示すように
記述し、また、条件判断制御を実行するためには図12
に示すように記述する。
【0003】図11は、FOR〜NEXT構文である。
ここで、FORはループの開始命令であり、NEXTは
ループの終了命令である。そして、このFORとNEX
Tで囲まれたブロックが繰り返し実行される。また、B
REAKはループ脱出用命令であり、条件式が成立する
と強制的にループを脱出することができる。
【0004】次に、上記図11に示したFOR〜NEX
T構文の動作について説明する。図11は、FOR〜N
EXT間のプログラムをnで指定された回数分繰り返す
プログラムである。この間に、条件式が成立した場合、
強制的にループを脱出する機能を持つBREAK命令を
挿入することにより、繰り返し条件制御を可能としてい
る。
【0005】図12は、条件判断制御を実行するための
プログラムである。また、図13は、上記図12に示し
た内容をリスト表現で書き直ししたものである。
【0006】次に、図12、図13に示した条件判断制
御プログラムの動作について説明する。同図において、
接点X0がONした場合に、この条件判断制御プログラ
ムが実行可能となる。ここで、条件式(図12に示した
例にあっては、D0=D1)が成立した場合にこの部分
が導通となり、M0をONし、式1(ここでは、D10
←D2−D3)が実行される。この場合、M0がONし
ているため、B接点であるM0は非導通となり、式2
(ここでは、D10←D2+D3)は実行されない。逆
に、条件式が不成立の場合にあっては、この部分が非導
通となり、M0はセットされず、上記式1も実行されな
い。ところが、この場合、B接点M0が導通となり、上
記式2が実行される。このように、条件式の成立、不成
立により実行式を変えることができる。
【0007】また、SET M0は、この条件判断制御
プログラムが条件判断制御プログラムの中で使用された
場合(すなわち、式1,2の中に図12の内容がそのま
まネスティングとして含まれている場合)に、外側のネ
スティングのM0(条件判断のビット)に影響を与えな
いようにセットする命令である。
【0008】その他、この発明に関連する参考技術文献
として、特開平4−127301号公報に開示されてい
る「プログラマブルコントローラの制御方法」がある。
この技術は、ラダープログラムと、運転工程フロー上に
矯正ジャンプ機能と強制出力インターロック機能を設け
たフローチャート式言語プログラムとの双方からアクセ
スする中間レジスタを介して同期をとりプラントを制御
するものであり、また、フローチャート式言語プログラ
ムにより連動工程を表示する場合、条件成立と条件不成
立を分離し、条件不成立の場合にあっては、該当するア
ドレスを点滅させて表示するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来におけるプログラ
マブルコントローラは、上記のように構成されているた
め、図11に示した内容を例にとると、繰り返し回数が
n回となった場合、強制的にループを抜けてしまうた
め、条件式が成立している間はループ内のプログラムを
繰り返すという制御ができないという問題点があった。
【0010】例えば、プログラマブルコントローラと接
続されている上位コンピュータから送られてくる可変長
のデータをプログラマブルコントローラ内のメモリに格
納するという制御ではデータ長が決まっていないため、
データ格納作業部分をループプログラムとした場合、一
定数(nで指定した数)のデータのみしか格納できない
という問題点があった。
【0011】次に、条件判断制御を実行するには図12
に示したように記述することができるが、これではプロ
グラムの視認性が悪く、一見しただけでは何の制御を行
っているのか判断がつきにくいという問題点があった。
また、複雑なネスティング構造をとった場合、このすべ
てのネスティングにおいて条件判断ビット(ここでは、
M0)を統一しておき、さらに、このビットをこの部分
以外で一切使用することができず、もしこれが不可能で
あると、条件判断ビットが不定となり、条件判断ができ
なくなるという問題点があった。
【0012】さらに、具体的に説明する。図14に示す
ラダー表現例は、条件判断制御のプログラムの中におけ
る式1の部分に、さらに条件判断制御プログラムを入れ
た2重のネスティング構造(2行目から5行目までが2
重目の条件判断制御プログラム)となっている。
【0013】この場合、条件式1が成立(D0≧D1が
成立)した場合、2重目のプログラムに制御は移動す
る。ここで、さらに条件式2が成立(D0=D1が成
立)した場合、OUT M1およびRESET M0が
実行されることになる。ところが、ここで外側のネステ
ィングで条件判断ビットとして用いられているM0をO
FFしてしまったため、条件式1が成立しているので本
来実行されるはずのない式3(D10=D2+D3)ま
でもが実行されてしまう。
【0014】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであって、プログラムの視認性の向
上を図り、複雑なネスティング構造をとった場合にあっ
ても安定した状態で動作可能なプログラマブルコントロ
ーラを得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明によるプログラ
マブルコントローラは、上記の目的を達成するために、
プログラムを格納するプログラム記憶手段と、前記プロ
グラム記憶手段に格納されたプログラムに従って各種制
御を実行する演算手段と、前記演算手段により実行され
た実行状態に関するデータを格納するデータ記憶手段と
を有するプログラマブルコントローラにおいて、前記演
算手段が、ラダープログラム上で、ループのネスティン
グ状態とプログラムの戻りアドレスを前記データ記憶手
段に格納するループ開始命令と、条件成立時に前記戻り
アドレスにプログラムをジャンプさせ、条件不成立時に
前記ネスティング状態を書き換え、ループの次のアドレ
スにプログラムをジャンプさせるループ終了命令とを実
行するものである。
【0016】また、プログラムを格納するプログラム記
憶手段と、前記プログラム記憶手段に格納されたプログ
ラムに従って各種制御を実行する演算手段と、前記演算
手段により実行された実行状態に関するデータを格納す
るデータ記憶手段とを有するプログラマブルコントロー
ラにおいて、前記演算手段が、ラダープログラム上で、
ループのネスティング状態とプログラムの戻りアドレス
を前記データ記憶手段に格納するループ開始命令と、条
件成立時に前記戻りアドレスにプログラムをジャンプさ
せ、条件不成立時に前記ネスティング状態を書き換え、
ループの次のアドレスにプログラムをジャンプさせるル
ープ終了命令と、前記ループ中で使用した際に前記ネス
ティング状態を書き換え、ループ終了命令の次のアドレ
スに記述してある命令から引き続き実行を行うループ脱
出命令とを実行するものである。
【0017】また、プログラムを格納するプログラム記
憶手段と、前記プログラム記憶手段に格納されたプログ
ラムに従って各種制御を実行する演算手段と、前記演算
手段により実行された実行状態に関するデータを格納す
るデータ記憶手段とを有するプログラマブルコントロー
ラにおいて、前記演算手段が、条件判断を行う命令およ
び条件成立時に戻りアドレスにプログラムをジャンプさ
せる制御を行う命令、条件不成立時にループのネスティ
ング状態を書き換える制御を行う命令、条件終了の命令
を実行するものである。
【0018】
【作用】ラダープログラム上で、ループのネスティング
状態とプログラムの戻りアドレスを前記データ記憶手段
に格納するループ開始命令と、条件成立時に前記戻りア
ドレスにプログラムをジャンプさせ、条件不成立時に前
記ネスティング状態を書き換え、ループの次のアドレス
にプログラムをジャンプさせるループ終了命令とを実行
することにより、ある条件が成立している間は確実にル
ープ内部のプログラムを繰り返し実行することができ
る。
【0019】また、前記ループ中で使用した際に前記ネ
スティング状態を書き換え、ループ終了命令の次のアド
レスに記述してある命令から引き続き実行を行うループ
脱出命令を実行することにより、ある条件が成立した場
合に上記ループ中から強制的に脱出することができる。
【0020】さらに、条件判断を行う命令および条件成
立時の制御を行う命令、条件不成立時の制御を行う命
令、条件終了の命令を実行することにより、プログラム
の視認性を高めることができ、複雑なネスティング構造
の条件制御プログラムでも誤動作なしに動作させること
ができる。
【0021】
【実施例】
〔実施例1〕図1は、プログラマブルコントローラ10
の基本的な概略構成を示すブロック図であり、図におい
て、プログラムが格納されるプログラム記憶部1と、プ
ログラム記憶部1に記憶されているプログラムを実行す
る演算部2と、演算部2によるプログラム実行に必要な
データ、あるいは実行中の状態や演算の中間結果を格納
するデータ記憶部3と、被制御機器などを接続する入出
力部4とを具備している。
【0022】図2は、繰り返し制御命令のラダー表現例
1を示し、同図においてDO WHILEはループ開始
命令であり、LOOPはループ終了命令である。ここ
で、DO WHILE命令およびLOOP命令は常時実
行(実行条件がON/OFFにかかわらず実行)される
ものとする。従って、図2に示す場合はDO WHIL
E前の接点のON/OFFにかかわらずDO WHIL
E命令は実行されることになる。もし常時実行としなけ
れば、図2の場合、条件文が不成立だとすると、DO
WHILEは実行しているがLOOPは実行しないとい
うことになる。DO WHILEとLOOPは必ず対で
使用しなければならないので、両命令とも常時実行とす
る。
【0023】図3は、DO WHILE命令のフローチ
ャートを表す。同図において、実行ON/OFFフラグ
とは、DO WHILE命令の実行条件を判断するフラ
グである。DO WHILE命令は常時実行の命令であ
るため、このようなフラグが必要となる。また、戻り先
シーケンスプログラムアドレスとは、プログラム記憶部
1内部におけるループの先頭を表すアドレスであり、L
OOP命令実行の際にジャンプするアドレスのことであ
る。
【0024】図4は、繰り返し制御命令(DO WHI
LE,LOOP,EXIT DO)で用いられるワーク
ファイルを示す。これは、プログラマブルコントローラ
のデータ記憶部3に格納されており、DO WHILE
命令を実行する度にネスティング数が+1され、実行O
N/OFFフラグおよび戻り先シーケンスプログラムア
ドレスが格納されるようになっている。実行ON/OF
Fフラグは図に示すようにワーク先頭の2ワード目の右
から1ビットごとに1ネスティング目、2ネスティング
目・・・16ネスティング目のものが格納される。ま
た、戻り先シーケンスプログラムアドレスは、ワークの
3ワード目から、1ネスティング目、2ネスティング目
・・・16ネスティング目のものが格納される。
【0025】図5は、EXIT DO命令のフローチャ
ートを示す。同図においてEXITDOフラグとは、E
XIT DO命令実行時にONするフラグである。図6
は、LOOP命令のフローチャートを示す。
【0026】次に、動作について説明する。本実施例1
では、繰り返し制御命令をラダープログラム上データを
図2に示すように記述する。ここで、DO WHILE
命令は、繰り返しの始点を示すものであり、図3で示さ
れるフローチャートに従って動作を実行する。まず、図
4に示したワークファイルにおいて、“ネスティング数
+1”を実行する(S1)。ネスティング数は、現在繰
り返し命令が何重のネスティング構造になっているかを
示すものであり、ここではこれをループ終点で何重目の
ループ始点に戻ればよいのかを判別させるために一時的
にワークに退避させている。
【0027】次に、DO WHILE命令の実行条件
(DO WHILE命令の直前の接点)がONか否かを
判断する(S2)。ONであると判断した場合には、ワ
ークファイル中のDO LOOP実行ON/OFFフラ
グに1を書き込む(実行ON/OFFフラグをONする
/S3)。この実行ON/OFFフラグは、ワークファ
イルの先頭から2ワード目に右からネスティング順に並
んでいる。従って、右から数えてネスティング数目のビ
ットをONすることになる。すなわち、ネスティング数
が2の場合には右から2ビット目がONすることにな
る。
【0028】次に、DO WHILE命令の条件文がO
FFであると判断した場合には、ワークファイル中のD
O LOOP実行ON/OFFフラグに0を書き込む
(実行ON/OFFフラグをOFFする/S4)。上記
ステップS3を実行した後、LOOP命令実行時に再び
ループ始点に戻らなければならないため、LOOP命令
実行時の戻り先シーケンスプログラムアドレスを計算
し、ワークファイルの該当ネスティング位置に格納する
(S5)。ここで、戻り先シーケンスプログラムアドレ
スは、DO WHILE命令の次の命令(条件文)のシ
ーケンスプログラムアドレスとなる。
【0029】DO WHILE命令の処理が終了すると
条件文の判断を実行し、条件文が成立していれば、それ
以降の命令を実行し、反対に、不成立であれば命令を実
行しない。図2に示したループ実行されるブロック内に
ループ脱出命令であるEXIT DO命令が挿入されて
いる場合にあっては、図5に示すフローチャートに従っ
て動作を実行する。まず、DO LOOPのワークファ
イルのネスティング数を読む(S6)。その後、ネステ
ィング数が0か否かを判断し(S7)、ネスティング数
が0であると判断した場合、DO LOOP命令が未実
行にも関わらずEXIT DO命令を実行したとしてエ
ラー処理を実行する(S8)。反対に、ネスティング数
が0ではないと判断した場合、EXIT DO実行フラ
グをONし(S9)、EXIT DO命令以降、LOO
P命令までの命令を非実行とするためLOOP命令にジ
ャンプする。
【0030】上記LOOP命令は、ループの終点を示す
ものであり、図6に示されるフローチャートに従って動
作を実行する。図4に示したワークファイルからネステ
ィング数を読み(S10)、該当ネスティングの実行O
N/OFFフラグを読む(S11)。次に、該当ネステ
ィングの実行ON/OFFフラグがONであるか否かを
判断し(S12)、OFFであると判断した場合(すな
わち、DO WHILE命令が実行中でないと判断した
場合)には後述するステップS18へジャンプする。
【0031】反対に、該当ネスティングの実行ON/O
FFフラグがONであると判断した場合には、次に、ネ
スティング数が0であるか否かを判断し(S13)、0
であると判断した場合には、DO WHILE命令未実
行にも関わらずLOOP命令を実行したとしてエラー処
理を実行する(S14)。反対に、ネスティング数が0
ではないと判断した場合には、LOOP命令実行前の条
件文が成立しているか否かを判断し(S15)、成立し
ていないと判断した場合には、後述するステップS18
へジャンプする。反対に、成立すると判断した場合に
は、さらに、EXIT DO実行フラグがONであるか
否かを判断し(S16)、反対に、ONであると判断し
た場合には、後述するステップS18へジャンプし、O
FFであると判断した場合には、該当ネスティングの戻
り先シーケンスプログラムアドレスをワークファイルか
ら読み出し(S17)、該読み出しアドレスへジャンプ
する。その後、再びループ内の命令を実行する。
【0032】ステップS18〜S20は、LOOPを抜
け出す処理である。ここでは、ワークファイルのネステ
ィング数を−1し、該当ネスティングの実行ON/OF
FフラグをOFFする(S18)。その後、EXIT
DOが実行中であるか否か(EXIT DOフラグがO
Nか否か)を判断し(S19)、EXIT DOフラグ
がONであると判断した場合には、EXIT DO実行
中フラグをOFFする(S20)。
【0033】〔実施例2〕実施例2では、繰り返し制御
命令をラダープログラム上で図7のように記述する。こ
こでのDO命令は、繰り返しの始点を示すものであり、
LOOP WHILEループの終点を示すものである。
DO,LOOP WHILEの両命令共に常時実行とす
る。
【0034】次に、動作について説明する。DO,LO
OP WHILEは、それぞれ図3、図6で示されるフ
ローチャートに従って動作を実行し、処理はDO WH
ILE,LOOPとそれぞれ全く同じである。このよう
なラダープログラムを記述した際に上記実施例1と異な
るのは、条件文での判断を実行ブロックの後に判断する
という点のみである。すなわち、上記実施例1にあって
は、条件文が初めから成立していなかった時には即座に
ループを脱出するが、本実施例の場合、条件文が初めか
ら成立していなかった時にも1度だけループ実行される
ブロックを実行してからループを脱出することになる。
DOは上記DO WHILEと、LOOP WHILE
は上記LOOPと全く同じ動作を行うため、特に命令名
を変える必要はないが、ここでは処理内容が違うため命
令名を変えているものである。
【0035】〔実施例3〕実施例3では、条件制御命令
について説明する。図8は、条件制御命令をラダープロ
グラムで表したものである。ここでのIF命令は条件制
御構文の始まりを示し、THEN命令は条件式が成立し
た場合にそれに続く式を実行することを示す。また、E
LSE命令は、条件式が成立しなかった場合にそれに続
く式を実行することを示し、END IF命令は条件制
御構文の終わりを示す。また、図9は、このラダープロ
グラムをリスト表現で示したものである。図10は、プ
ログラムを周辺機器からプログラマブルコントローラに
送信する際の動作を示すフローチャートである。
【0036】また、上記の通り、図13は、図12に示
したラダープログラムをリスト表現で示したものであ
る。図において、MPSはメモリプッシュであり、その
時点での導通状態を図1に示したデータ記憶部3に格納
する命令である。また、MRDはメモリリードであり、
図1に示したデータ記憶部3に格納された導通情報を読
み出すプログラムである。MPPはメモリポップであ
り、図1に示したデータ記憶部3に格納された導通情報
を読み出し、かつ、データ記憶部3の情報を削除する命
令である。
【0037】次に、上記実施例の実行方法について説明
する。プログラマブルコントローラのプログラム入力方
法は一般的に周辺機器により実行され、ここで入力され
たプログラムがケーブル等を介してプログラマブルコン
トローラのプログラム記憶部1に送信される。プログラ
ムを送信する際に、ラダー表現のプログラムは周辺機器
側でリスト表現に変換され、これをマシンコード(機械
語)に変換してから送信される。ここで、図9に示した
リスト表現と、図13に示したリスト表現を見比べてみ
ると、IFをMPSに、THENをOUT M0に、E
LSEをMRD,ANI M0に、END IFをMP
P,SET M0のように変換すれば条件制御構文を実
現することができる。
【0038】従って、図10に示したフローチャートの
ように、プログラム内に条件判断制御命令があるか否か
を判断し(S21)、条件判断制御命令がプログラム内
にあると判断した場合には、次に、 IF→MPS THEN→OUT M0 ELSE→MRD,ANI M0 END IF→MPP,SET M0 のようにそれぞれ変換する(S22)。その後、プログ
ラムをマシンコードに変換し(S23)、送信を実行す
る(S24)。
【0039】このように、周辺機器からプログラマブル
コントローラにプログラムを送信する際にこの変換を自
動的に実行すればよい。しかし、この変換を実行しただ
けでは従来例と変わらないので、ネスティング構造に対
応するため、ここで、M0をシステム専用のビットと
し、オペレータが使用できなくしなければならない。こ
のようにすれば、図13に示したものであっても、オペ
レータが3行目のようにM0を使用できなくなるため、
誤動作を回避することができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ラダ
ープログラムの構造化に対応でき、さらに、ラダープロ
グラムをプログラマーに馴染みが深いBASICライク
な表現にすることにより、可読性を向上させることがで
き、プログラミングが容易になる。また、ワークファイ
ルを使用したり、システム専用のビットを設けることに
より、これらの命令を使用した複雑なネスティング構文
に対しても誤動作なく対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プログラマブルコントローラの基本的な概略構
成を示すブロック図である。
【図2】繰り返し制御命令のラダー表現例を示す説明図
である。
【図3】DO WHILE命令の動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】DO LOOPのワークファイルを示す説明図
である。
【図5】EXIT DO命令のフローチャートを示す。
【図6】LOOP命令の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】他の繰り返し制御命令のラダー表現例を示す説
明図である。
【図8】条件判断制御命令のラダー表現例を示す説明図
である。
【図9】条件判断制御命令のリスト表現例を示す説明図
である。
【図10】周辺機器からプログラマブルコントローラへ
プログラムを転送する際の動作を示すフローチャートで
ある。
【図11】従来における繰り返し制御命令のラダー表現
例を示す説明図である。
【図12】従来における条件判断制御命令のラダー表現
例を示す説明図である。
【図13】従来における条件判断制御命令のリスト表現
例を示す説明図である。
【図14】従来における条件判断制御命令(複数のネス
ティングを含む)のラダー表現例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 プログラム記憶部 2 演算部 3 データ記憶部 4 入出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05B 19/04 - 19/05

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムを格納するプログラム記憶手
    段と、前記プログラム記憶手段に格納されたプログラム
    に従って各種制御を実行する演算手段と、前記演算手段
    により実行された実行状態に関するデータを格納するデ
    ータ記憶手段とを有するプログラマブルコントローラに
    おいて、前記演算手段が、ラダープログラム上で、ルー
    プのネスティング状態とプログラムの戻りアドレスを前
    記データ記憶手段に格納するループ開始命令と、条件成
    立時に前記戻りアドレスにプログラムをジャンプさせ、
    条件不成立時に前記ネスティング状態を書き換え、ルー
    プの次のアドレスにプログラムをジャンプさせるループ
    終了命令とを実行することを特徴とするプログラマブル
    コントローラ。
  2. 【請求項2】 プログラムを格納するプログラム記憶手
    段と、前記プログラム記憶手段に格納されたプログラム
    に従って各種制御を実行する演算手段と、前記演算手段
    により実行された実行状態に関するデータを格納するデ
    ータ記憶手段とを有するプログラマブルコントローラに
    おいて、前記演算手段が、ラダープログラム上で、ルー
    プのネスティング状態とプログラムの戻りアドレスを前
    記データ記憶手段に格納するループ開始命令と、条件成
    立時に前記戻りアドレスにプログラムをジャンプさせ、
    条件不成立時に前記ネスティング状態を書き換え、ルー
    プの次のアドレスにプログラムをジャンプさせるループ
    終了命令と、前記ループ中で使用した際に前記ネスティ
    ング状態を書き換え、ループ終了命令の次のアドレスに
    記述してある命令から引き続き実行を行うループ脱出命
    令とを実行することを特徴とするプログラマブルコント
    ローラ。
  3. 【請求項3】 プログラムを格納するプログラム記憶手
    段と、前記プログラム記憶手段に格納されたプログラム
    に従って各種制御を実行する演算手段と、前記演算手段
    により実行された実行状態に関するデータを格納するデ
    ータ記憶手段とを有するプログラマブルコントローラに
    おいて、 前記演算手段が、条件判断を行う命令および条件成立時
    に戻りアドレスにプログラムをジャンプさせる制御を行
    う命令、条件不成立時にループのネスティング状態を書
    き換える制御を行う命令、条件終了の命令を実行するこ
    とを特徴とするプログラマブルコントローラ。
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