JP3013201U - ルーフラック - Google Patents
ルーフラックInfo
- Publication number
- JP3013201U JP3013201U JP1994017005U JP1700594U JP3013201U JP 3013201 U JP3013201 U JP 3013201U JP 1994017005 U JP1994017005 U JP 1994017005U JP 1700594 U JP1700594 U JP 1700594U JP 3013201 U JP3013201 U JP 3013201U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- attached
- upper frame
- fixing member
- lower frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 着脱する別部材を必要とせず、長尺物を保持
することができ、各上枠の開放が容易に行えるようにす
る。 【構成】 底板21を有し、車両の屋根に取り付けられ
る下枠11と、下枠11の対向する一対の辺に取り付け
られる下側固定部材31と、下側固定部材31が取り付
けられた下枠11の一対の辺の中央部分にブラケット4
1を介して開放端が回動可能に取り付けられる第1上枠
51Lおよび第2上枠51Rと、第1および第2上枠5
1L,51Rの対向する辺に取り付けられ、下側固定部
材31とで長尺物を保持する上側固定部材61と、下枠
11に対して第1および第2上枠51L,51Rを閉成
した状態にロックする第1および第2ロック機構と、下
枠11に対して第1上枠51Lを開放方向へ付勢する第
1付勢部材81と、下枠11に対して第2上枠51Rを
開放方向へ付勢する第2付勢部材82とを備える。
することができ、各上枠の開放が容易に行えるようにす
る。 【構成】 底板21を有し、車両の屋根に取り付けられ
る下枠11と、下枠11の対向する一対の辺に取り付け
られる下側固定部材31と、下側固定部材31が取り付
けられた下枠11の一対の辺の中央部分にブラケット4
1を介して開放端が回動可能に取り付けられる第1上枠
51Lおよび第2上枠51Rと、第1および第2上枠5
1L,51Rの対向する辺に取り付けられ、下側固定部
材31とで長尺物を保持する上側固定部材61と、下枠
11に対して第1および第2上枠51L,51Rを閉成
した状態にロックする第1および第2ロック機構と、下
枠11に対して第1上枠51Lを開放方向へ付勢する第
1付勢部材81と、下枠11に対して第2上枠51Rを
開放方向へ付勢する第2付勢部材82とを備える。
Description
【0001】
この考案は、車両の屋根に取り付けられ、物を載置したり、長尺物を保持する ことのできるルーフラックに関するものである。
【0002】
従来の上記したルーフラックの一例として、例えば実開平5−12292号公 報に記載されているルーフキャリヤ装置が公知である。 このルーフキャリヤ装置は、既存のカーゴキャリヤの周囲を囲む上側の枠部材 に、押出成形部材および弾性部材によって形成される保持部材、ロック部材など からなる長尺物キャリヤ装置を取り付けた構成とされている。
【0003】 したがって、通常のルーフキャリヤとして使用することができるとともに、長 尺物、例えばスキーなどを、長尺物キャリヤ装置を利用することにより、保持し て運搬することもできる。
【0004】
しかしながら、従来の上述したルーフキャリヤ装置は、既存のカーゴキャリヤ に長尺物キャリヤ装置を取り付けるので、別部材が必要になる。 また、長尺物を運搬するときのみ別部材を装着するルーフラックは、別部材を その都度着脱しなければならないので、取り扱いが不便であるなどの不都合があ った。
【0005】 この考案は、上記したような不都合を解消するためになされたもので、着脱す る別部材を必要とせず、長尺物を保持することができるとともに、各上枠の開放 が容易に行えるルーフラックを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 まず、第1の考案にかかるルーフラックは、底板を有し、車両の屋根に取り付 けられる下枠と、この下枠の対向する一対の辺にそれぞれ取り付けられる弾性を 有した下側固定部材と、下側固定部材が取り付けられていない下枠の一辺に対し て回動可能に取り付けられる上枠と、この上枠の下側固定部材と同様に対向する 一対の辺にそれぞれ取り付けられ、下側固定部材とで長尺物を保持する上側固定 部材と、下枠に対して上枠を閉成した状態にロックするロック機構とを備えるも のである。 そして、下枠に対して上枠を開放方向へ付勢する付勢部材を設けるのが望まし い。
【0007】 次に、第2の考案にかかるルーフラックは、底板を有し、車両の屋根に取り付 けられる下枠と、この下枠の対向する一対の辺にそれぞれ取り付けられる弾性を 有した下側固定部材と、下側固定部材が取り付けられた下枠の一対の辺の中央部 分に対して開放端がそれぞれ回動可能に取り付けられるコ字状の第1上枠および 第2上枠と、この第1上枠および第2上枠の対向する辺にそれぞれ取り付けられ 、下側固定部材とで長尺物を保持する第1上側固定部材および第2上側固定部材 と、下枠に対して第1上枠および第2上枠を閉成した状態にロックする第1ロッ ク機構および第2ロック機構とを備えるものである。 そして、下枠に対して第1上枠を開放方向へ付勢する第1付勢部材と、下枠に 対して第2上枠を開放方向へ付勢する第2付勢部材とを設けるのが望ましい。
【0008】
この考案におけるルーフラックは、各ロック機構をアンロック状態にすると、 各付勢部材の付勢力によって各上枠が下枠に対して開放する。 そして、両下側固定部材の上に長尺物を差し渡して載置し、各上枠を各付勢部 材の付勢力に抗して閉成すると、各上側固定部材が長尺物に圧接するので、下側 および上側固定部材で長尺物を保持する状態となる。 この状態で各ロック機構をロック状態にすると、長尺物は下側および上側固定 部材で保持される。
【0009】
以下、この考案の実施例を図に基づいて説明する。 図1はこの考案の一実施例であるルーフラックの平面図、図2は図1に示した ルーフラックの左側面図、図3は図1に示したルーフラックの正面図、図4(a ),(b)はルーフラックをルーフレールに取り付ける取付具を説明するための 正面図と、取付板の底面図、図5は図1に示したルーフラックを分解した状態の 一部を示す斜視図、図6は前ロアビーム、下側固定部材、ブラケット、前アッパ ビームおよび上側固定部材を説明する斜視図、図7はルーフラックの後部におけ る各部材の取付状態を示す説明図、図8(a),(b)はロック機構の構成を示 す説明図、図9は第1および第2付勢部材の取付状態を示す説明図である。 なお、図1において、右側が前で、左側が後ろで、上側が右側で、下側が左側 である。 そして、図8(b)は、図8(a)のA−A線による断面図である。
【0010】 図1において、11は下枠、21は底板、41はブラケット、51Lは第1上 枠、51Rは第2上枠、61は上側固定部材、71は係止機構、81は第1付勢 部材、82は第2付勢部材、91および92は飾り部材を示す。
【0011】 図4および図7において、1は取付金具を示し、車両の屋根に設けられている ルーフレールRにルーフラックを取り付けるものであり、フック3および取付孔 を有する取付板2と、この取付板2のフック3が係合する係合孔が開設され、取 付板2とでルーフレールRを挟持する固定ブラケット4と、後述する前および後 ろロアビーム12F,12Bの第1係止溝13に頭部が係合するボルト5と、こ のボルト5に螺合するナット6とで構成されている。
【0012】 上記した下枠11は、図3〜図9に示すように、アルミ合金を押し出し成形し た押し出し成形材である前および後ろロアビーム12F,12Bと、この前およ び後ろロアビーム12F,12Bが前後に溶接される断面L字状の左および右サ イドブラケット16L,16Rとで構成されている。 そして、前および後ろロアビーム12F,12Bには、下面に軸方向へ第1係 止溝13が設けられ、内側の段部の上面に軸方向へ第2係止溝14が設けられ、 上端に軸方向へ第3係止溝15が設けられている。 また、左および右サイドブラケット16L,16Rには、垂直部分の上端に第 3係止溝15に連通する第3係止溝15と同じ形状の係止溝17が設けられ、外 側へ向かう水平部分に係止孔18と、取付孔19とが開設されている。
【0013】 次に、底板21は、図2、図3および図5〜図7に示すように、平板をM字状 に折り曲げたものであり、両端の中央部分に取付孔22が開設され、この取付孔 22、下枠11の第2係止溝14、この第2係止溝14に頭部が係合するボルト 23、このボルト23に螺合するナット24によって前および後ろロアビーム1 2F,12Bに取り付けられる。
【0014】 図5〜図6において、31は下側固定部材を示し、ゴムなどの弾性材を押し出 し成形した押し出し成形材であり、下面に軸方向へ前および後ろロアビーム12 F,12Bの第3係止溝15に嵌合する嵌合部32が設けられている。
【0015】 上記したブラケット41は、図5〜図7および図9に示すように、前および後 ろロアビーム12F,12Bの段部の中央部分に溶接され、前および後ろロアビ ーム12F,12Bの軸と平行に回動する蝶番42が上端に対向して設けられて いる。 なお、ブラケット41は、下枠11の内側に位置している。
【0016】 そして、第1上枠51Lは、図3および図5〜図9に示すように、アルミ合金 を押し出し成形した押し出し成形材である前および後ろアッパビーム52F,5 2Bと、この前および後ろアッパビーム52F,52Bが前後に溶接される断面 F字状のサイドブラケット54Lとで構成されている。 また、第2上枠51Rも、図3および図6〜図9に示すように、アルミ合金を 押し出し成形した押し出し成形材である前および後ろアッパビーム52F,52 Bと、この前および後ろアッパビーム52F,52Bが前後に溶接される断面F 字状のサイドブラケット54Rとで構成されている。 なお、前および後ろアッパビーム52F,52Bには、下面に軸方向へ係止溝 53が設けられている。
【0017】 次に、上側固定部材61は、図3、図6、図7および図9に示すように、ゴム などの弾性材を押し出し成形した押し出し成形材であり、上面に軸方向へ前およ び後ろアッパビーム52F,52Bの係止溝53に嵌合する嵌合部62が設けら れている。
【0018】 そして、係止機構71は、図2、図5および図8に示すように、サイドブラケ ット54L,54Rに取り付けられるシリンダ部72と、このシリンダ部72の 先端に取り付けられ、左および右サイドブラケット16L,16Rの係止孔18 に出入りし、左および右サイドブラケット16L,16Rに係脱する係合溝74 が先端に設けられた回動板73とで構成されている。 なお、ロック機構は、係止機構71と、左および右サイドブラケット16L, 16Rとで構成される。
【0019】 次に、第1付勢部材81は、図5および図9に示すように、一端がブラケット 41に回動自在に取り付けられるとともに、他端が第1上枠51Lの前アッパビ ーム52Fに回動自在に取り付けられ、下枠11に対して第1上枠51Lを開放 方向へ付勢するものである。 そして、第2付勢部材82は、図9に示すように、一端がブラケット41に回 動自在に取り付けられるとともに、他端が第2上枠51Rの前アッパビーム52 Fに回動自在に取り付けられ、下枠11に対して第2上枠51Rを開放方向へ付 勢するものである。
【0020】 また、飾り部材91は、図3および図7に示すように、外側からブラケット4 1を見えないように覆うためのものであり、飾り部材92は、図2、図3および 図5に示すように、サイドブラケット54L,54Rの前後の端部分を見えない ように覆うためのものである。
【0021】 次に、組立について説明する。 まず、前および後ろロアビーム12F,12Bの内側の中央部分に、図6に示 すように、ブラケット41をそれぞれ溶接する。 そして、前および後ろロアビーム12F,12Bの第1係止溝13に所要数、 例えば4つのボルト5の頭部を係合させるとともに、第2係止溝14にも、ブラ ケット41の左右にそれぞれ所要数、例えば2つのボルト23が位置するように その頭部を係合させる。
【0022】 さらに、左および右サイドブラケット16L,16Rの各係止溝17を前およ び後ろロアビーム12F,12Bの第3係止溝15に一致させ、前ロアビーム1 2F、後ろロアビーム12B、左サイドブラケット16Lおよび右サイドブラケ ット16Rを、図5に示すように、溶接する。 次に、図1および図7に示すように、前ロアビーム12Fと後ろロアビーム1 2Bとに底板21を差し渡して両端の取付孔22にそれぞれボルト23を挿通さ せ、底板21を所定の間隔に位置させた後、各ボルト23にナット24を螺合さ せて底板21を下枠11に取り付け、固定する。
【0023】 このように、第2係止溝14内にボルト23の頭部を係合させたので、ボルト 23を前および後ろロアビーム12F,12Bの所望位置へ容易に移動させるこ とができるため、載置物に応じて底板21を適正位置へ移動させることができる 。
【0024】 次に、左および右サイドブラケット16L,16Rの係止溝17から前および 後ろロアビーム12F,12Bの第3係止溝15へ下側固定部材31の嵌合部3 2を、図5および図7に示すように、嵌合させ、下枠11に下側固定部材31を 取り付ける。 このように、前および後ろロアビーム12F,12Bに第3係止溝15を設け るとともに、第3係止溝15に嵌合する嵌合部32を下側固定部材31に設けた ので、嵌合部32を第3係止溝15に嵌合させることにより、下側固定部材31 を簡単、かつ容易に取り付けることができ、嵌合部32が第3係止溝15に嵌合 するため、下側固定部材31の取付強度を強固にすることができる。
【0025】 次に、前および後ろアッパビーム52F,52Bの一端を、図5に示すように 、サイドブラケット54Lの前後に溶接し、図8に示すように、サイドブラケッ ト54Lの前後に係止機構71を取り付けるとともに、サイドブラケット54L の前後端に飾り部材92を取り付ける。 そして、前および後ろアッパビーム52F,52Bの係止溝53へ上側固定部 材61の嵌合部62を、図6および図7に示すように、嵌合させ、第1上枠51 Lに上側固定部材61を取り付ける。 なお、第2上枠51Rも同様に溶接し、係止機構71を取り付け、飾り部材9 2を取り付けるとともに、上側固定部材61を取り付ける。
【0026】 このように、前および後ろアッパビーム52F,52Bに係止溝53を設ける とともに、係止溝53に嵌合する嵌合部62を上側固定部材61に設けたので、 嵌合部62を係止溝53に嵌合させることにより、上側固定部材61を簡単、か つ容易に取り付けることができ、嵌合部62が係止溝53に嵌合するため、上側 固定部材61の取付強度を強固にすることができる。
【0027】 次に、平面形状がコ字状の第1および第2上枠51L,51Rの開放端を、そ れぞれブラケット41の蝶番42に、図9に示すように、取り付ける。 そして、図9に示すように、第1付勢部材81の一端をブラケット41に回動 自在に取り付け、第1付勢部材81の他端を第2上枠51Lに回動自在に取り付 ける。
【0028】 さらに、図9に示すように、第2付勢部材82の一端をブラケット41に回動 自在に取り付け、第2付勢部材82の他端を第2上枠51Rに回動自在に取り付 ける。 次に、ブラケット41の外側にそれぞれ飾り部材91を取り付ける。 これで、ルーフラックの組立が完了する。
【0029】 次に、ルーフラックのルーフレールへの取付について説明する。 まず、前および後ろロアビーム12F,12Bの第1係止溝13に頭部を係合 させたボルト5を移動させ、図4(a)および図7に示すように、左右のルーフ レールRの上に載置した取付板2の両端の取付孔にボルト5を挿通させる。 そして、取付板2のフック3に固定ブラケット4の係合孔を係合させ、図4( b)および図7に示すように、片方のボルト5を固定ブラケット4の取付孔に挿 通し、各ボルト5にナット6を螺合させ、ルーフレールRにルーフラックを取り 付け、固定する。
【0030】 このように、前および後ろロアビーム12F,12Bに第1係止溝13を設け るとともに、第1係止溝13内にボルト5の頭部を係合させたので、ボルト5を 前および後ろロアビーム12F,12Bの所望位置へ容易に移動させることがで きるため、ルーフレールRの幅が車両によって異なっていても、ルーフラックを ルーフレールRに取り付けることができる。
【0031】 次に、操作について説明する。 まず、通常のルーフラック、つまり物のみを載置する場合、第1および第2上 枠51L,51Rを第1および第2付勢部材81,82の付勢力に抗して回動さ せ、図3に実線で示すように、下枠11に対して第1および第2上枠51L,5 1Rを閉成する。 そして、図8(a),(b)に実線で示すように、各係止機構71を動作させ 、回動板73を回動させて各係止孔18に臨ませ、各係合溝74を左および右サ イドブラケット16L,16Rに係合させると、各ロック機構はロック状態とな り、第1および第2上枠51L,51Rを閉成状態を維持する。
【0032】 次に、長尺物キャリヤとして使用する場合について説明する。 まず、図8(a),(b)に実線で示すように、係合溝74が左および右サイ ドブラケット16L,16Rに係合している回動板73を、例えば第2上枠51 Rに設けた各係止機構71を動作させ、図8(b)に二点鎖線で示すように、回 動板73を回動させて係合溝74が右サイドブラケット16Rに係合しない状態 とすると、各ロック機構はアンロック状態になるので、第2付勢部材82の付勢 力によって第2上枠51Rが、下枠11に対して自動的に開放する。
【0033】 この状態で前後の下側固定部材31に長尺物、例えばスキーを差し渡し、前述 したように第2上枠51Rを閉成させ、各ロック機構をロック状態にすると、上 側固定部材61がスキー部分で上下に撓み、下側固定部材31とでスキーを移動 しないように挟持し、固定する。 なお、第1上枠51Lの説明は省略するが、第2上枠51Rと同様に操作する ことにより、スキーなどの長尺物を固定することができる。
【0034】 このように、周壁となる枠を下枠11と、上枠とに分割し、上枠をさらに平面 形状がコ字状の第1上枠51Lと、第2上枠51Rとに分割し、第1および第2 上枠51L,51Rの開放端を下枠11の対向する一対の辺の中央部分に回動可 能に取り付け、下枠11に下側固定部材31を取り付けるとともに、第1および 第2上枠51L,51Rに上側固定部材61を取り付けたので、長尺物を保持す るための別部材を必要とせず、長尺物を保持することができる。
【0035】 そして、第1および第2上枠51L,51Rを下枠11に対して開放方向へ付 勢する第1および第2付勢部材81,82を設けたので、各ロック機構をアンロ ック状態にすることにより、第1および第2上枠51L,51Rが開放するため 、第1および/または第2上枠51L,51Rの開放が容易に行えるとともに、 長尺物を載置している間に第1および/または第2上枠51L,51Rが下降す ることがなくなるため、長尺物の載置作業が安全に行える。
【0036】 なお、上記した実施例では、第1および第2上枠51L,51Rを、ブラケッ ト41を介して下枠11に取り付けた例で説明したが、第1および第2上枠51 L,51Rの開放端を変形し、下枠11に直接回動可能に取り付けてもよい。 そして、上枠を第1および第2上枠51L,51Rに分割した例で説明したが 、第1および第2上枠51L,51Rを一体とした平面形状がロ字状の上枠とし 、この上枠を下枠の下側固定部材が取り付けられていない一辺に蝶番などで回動 自在に取り付けてもよい。
【0037】 さらに、下枠11の各第1係止溝13を利用し、ルーフレールRに取付金具1 で取り付ける例で説明したが、下枠11の各第1係止溝13に、屋根に当接する パッドの嵌合部を係合させ、左および右サイドレール16L,16Rの各取付孔 19および取付金具などを利用して取り付けてもよい。 また、各ビーム12F,12B,52Fおよび52Bをアルミ合金の押し出し 成形材とした例で説明したが、他のもの、例えば樹脂、他の金属などの押し出し 成形材であってもよい。
【0038】 そして、図1おける右側を前とし、左側を後ろとした例で説明したが、長尺物 が車幅よりはみ出ない物である場合は、図1おける上側を前とし、下側を後ろと して使用してもよい。
【0039】
以上のように、この考案によれば、周壁となる枠を下枠と、上枠とに分割し、 上枠を下枠の一辺に回動自在に取り付け、下枠に下側固定部材を取り付けるとと もに、上枠に上側固定部材を取り付けたので、また、上枠をさらにコ字状の第1 上枠と、第2上枠とに分割し、第1および第2上枠の開放端を下枠の対向する一 対の辺の中央部分に対して回動可能に取り付け、下枠に下側固定部材を取り付け るとともに、第1および第2上枠に第1および第2上側固定部材を取り付けたの で、長尺物を保持するための別部材を必要とせず、長尺物を保持することができ る。
【0040】 そして、上枠を下枠に対して開放方向へ付勢する付勢部材を設けたので、また 、第1および第2上枠を下枠に対して開放方向へ付勢する第1および第2付勢部 材を設けたので、各ロック機構をアンロック状態にすることにより、上枠、第1 上枠、第2上枠が開放するため、上枠、第1上枠、第2上枠の開放が容易に行え るとともに、長尺物を載置している間に上枠、第1上枠、第2上枠が下降するこ とがなくなるため、長尺物の載置作業が安全に行える。
【図1】この考案の一実施例であるルーフラックの平面
図である。
図である。
【図2】図1に示したルーフラックの左側面図である。
【図3】図1に示したルーフラックの正面図である。
【図4】(a),(b)はルーフラックをルーフレール
に取り付ける取付具を説明するための正面図と取付板の
底面図である。
に取り付ける取付具を説明するための正面図と取付板の
底面図である。
【図5】図1に示したルーフラックを分解した状態の一
部を示す斜視図である。
部を示す斜視図である。
【図6】前ロアビーム、下側固定部材、ブラケット、前
アッパビームおよび上側固定部材を説明する斜視図であ
る。
アッパビームおよび上側固定部材を説明する斜視図であ
る。
【図7】ルーフラックの後部における各部材の取付状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図8】(a),(b)はロック機構の構成を示す説明
図である。
図である。
【図9】第1および第2付勢部材の取付状態を示す説明
図である。
図である。
R ルーフレール 1 取付金具 2 取付板 3 フック 4 固定ブラケット 5 ボルト 6 ナット 11 下枠 12F 前ロアビーム 12B 後ろロアビーム 13 第1係止溝 14 第2係止溝 15 第3係止溝 16L 左サイドブラケット 16R 右サイドブラケット 17 係止溝 18 係止孔 19 取付孔 21 底板 22 取付孔 23 ボルト 24 ナット 31 下側固定部材 32 嵌合部 41 ブラケット 42 蝶番 51L 第1上枠 51R 第2上枠 52F 前アッパビーム 52B 後ろアッパビーム 53 係止溝 54L,54R サイドブラケット 61 上側固定部材 62 嵌合部 71 係止機構 72 シリンダ部 73 回動板 74 係合溝 81 第1付勢部材 82 第2付勢部材 91,92 飾り部材
Claims (4)
- 【請求項1】 底板を有し、車両の屋根に取り付けられ
る下枠と、 この下枠の対向する一対の辺にそれぞれ取り付けられる
弾性を有した下側固定部材と、 前記下側固定部材が取り付けられていない前記下枠の一
辺に対して回動可能に取り付けられる上枠と、 この上枠の前記下側固定部材と同様に対向する一対の辺
にそれぞれ取り付けられ、前記下側固定部材とで長尺物
を保持する上側固定部材と、 前記下枠に対して前記上枠を閉成した状態にロックする
ロック機構と、 を備えたルーフラック。 - 【請求項2】 請求項1に記載のルーフラックにおい
て、 前記下枠に対して前記上枠を開放方向へ付勢する付勢部
材を設けた、 ことを特徴とするルーフラック。 - 【請求項3】 底板を有し、車両の屋根に取り付けられ
る下枠と、 この下枠の対向する一対の辺にそれぞれ取り付けられる
弾性を有した下側固定部材と、 前記下側固定部材が取り付けられた前記下枠の一対の辺
の中央部分に対して開放端がそれぞれ回動可能に取り付
けられるコ字状の第1上枠および第2上枠と、 この第1上枠および第2上枠の対向する辺にそれぞれ取
り付けられ、前記下側固定部材とで長尺物を保持する第
1上側固定部材および第2上側固定部材と、 前記下枠に対して前記第1上枠および前記第2上枠を閉
成した状態にロックする第1ロック機構および第2ロッ
ク機構と、 を備えたルーフラック。 - 【請求項4】 請求項3に記載のルーフラックにおい
て、 前記下枠に対して前記第1上枠を開放方向へ付勢する第
1付勢部材と、 前記下枠に対して前記第2上枠を開放方向へ付勢する第
2付勢部材とを設けた、 ことを特徴とするルーフラック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994017005U JP3013201U (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ルーフラック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994017005U JP3013201U (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ルーフラック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3013201U true JP3013201U (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=43148867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994017005U Expired - Lifetime JP3013201U (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ルーフラック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3013201U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05125567A (ja) * | 1991-11-06 | 1993-05-21 | Nippon Light Metal Co Ltd | 耐食性に優れた継ぎ手構造 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP1994017005U patent/JP3013201U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05125567A (ja) * | 1991-11-06 | 1993-05-21 | Nippon Light Metal Co Ltd | 耐食性に優れた継ぎ手構造 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6422635B1 (en) | Folding cargo bay cover for pickup truck | |
JPH10309995A (ja) | ルーフ荷物キャリヤの固定装置 | |
US20210129640A1 (en) | Convertible Truck Cap | |
US20220112768A1 (en) | Ladder, Accessory for a Ladder with a Locking Assembly, and Method | |
US6588826B1 (en) | Rigid cover assembly for a pickup truck | |
US5368357A (en) | Utility truck body with option attachment components | |
JP3013201U (ja) | ルーフラック | |
JPH08183398A (ja) | ルーフラック | |
JPH0238158A (ja) | 車両用ルーフキャリア | |
DE50200288D1 (de) | Bandanordnung für Türen, Fenster und dergleichen | |
JPH0238157A (ja) | 車両用ルーフキャリア | |
KR100435892B1 (ko) | 차량 테일게이트의 글래스힌지 | |
JPH0795909A (ja) | キャビネットの天板取付装置 | |
JPH0539008Y2 (ja) | ||
JP2764783B2 (ja) | 車載用スタンド | |
JP3035041U (ja) | 受金具 | |
JPH0354274Y2 (ja) | ||
JPH0527309Y2 (ja) | ||
JP3088409U (ja) | 開閉錠ツマミ回転停止固定装置 | |
JPH0131536Y2 (ja) | ||
EP1472113B1 (en) | Rack tower | |
JPH0116677Y2 (ja) | ||
JP3433852B2 (ja) | 自動車用ドア構造 | |
JP2592592Y2 (ja) | 車両荷台のアオリ・パネル固定用金具の取付装置 | |
JPH0137291Y2 (ja) |