JPH08183398A - ルーフラック - Google Patents

ルーフラック

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JPH08183398A
JPH08183398A JP33756894A JP33756894A JPH08183398A JP H08183398 A JPH08183398 A JP H08183398A JP 33756894 A JP33756894 A JP 33756894A JP 33756894 A JP33756894 A JP 33756894A JP H08183398 A JPH08183398 A JP H08183398A
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JP
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lower frame
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JP33756894A
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English (en)
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Tamio Sasaki
民雄 笹木
Hiroshi Nakamura
浩 中村
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NIPPON ROOF RATSUKU KK
Original Assignee
NIPPON ROOF RATSUKU KK
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 着脱する別部材を必要とせず、長尺物を保持
することができ、底板を載置物に応じて移動させること
ができるようにする。 【構成】 対向する辺を構成するロアビーム12F,1
2Bの段部の上面に軸方向へ第2係止溝14が設けら
れ、車両の屋根に取り付けられる下枠11と、第2係止
溝14を利用して移動可能にボルト23およびナット2
4で下枠11に取り付けられる底板21と、下枠11の
対向する一対の辺に取り付けられる下側固定部材31
と、下側固定部材31が取り付けられた下枠11の一対
の辺の中央部分にブラケット41を介して開放端が回動
可能に取り付けられる第1および第2上枠51L,51
Rと、第1および第2上枠51L,51Rの対向する辺
に取り付けられ、下側固定部材31とで長尺物を保持す
る第1および第2上側固定部材61と、下枠11に対し
て第1および第2上枠51L,51Rを閉成した状態に
ロックする第1および第2ロック機構とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の屋根に取り付
けられ、物を載置したり、長尺物を保持することのでき
るルーフラックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の上記したルーフラックの一例とし
て、例えば実開平5−12292号公報に記載されてい
るルーフキャリヤ装置が公知である。このルーフキャリ
ヤ装置は、既存のカーゴキャリヤの周囲を囲む上側の枠
部材に、押出成形部材および弾性部材によって形成され
る保持部材、ロック部材などからなる長尺物キャリヤ装
置を取り付けた構成とされている。
【0003】したがって、通常のルーフキャリヤとして
使用することができるとともに、長尺物、例えばスキー
などを、長尺物キャリヤ装置を利用することにより、保
持して運搬することもできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上述したルーフキャリヤ装置は、既存のカーゴキャリヤ
に長尺物キャリヤ装置を取り付けるので、別部材が必要
になる。また、長尺物を運搬するときのみ別部材を装着
するルーフラックは、別部材をその都度着脱しなければ
ならないので、取り扱いが不便であるなどの不都合があ
った。
【0005】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、着脱する別部材を必要とせ
ず、長尺物を保持することができるとともに、底板を載
置物に応じて移動させることのできるルーフラックを提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】まず、第1の発明にかか
るルーフラックは、対向する辺を構成するロアビームが
内側に段部を有する押し出し成形材で構成されるととも
に、段部の上面に軸方向へ係止溝が設けられ、車両の屋
根に取り付けられる下枠と、係止溝を利用して移動可能
に取付具で下枠に取り付けられる底板と、下枠の対向す
る一対の辺にそれぞれ取り付けられる弾性を有した下側
固定部材と、下側固定部材が取り付けられていない下枠
の一辺に対して回動可能に取り付けられる上枠と、この
上枠の下側固定部材と同様に対向する一対の辺にそれぞ
れ取り付けられ、下側固定部材とで長尺物を保持する上
側固定部材と、下枠に対して上枠を閉成した状態にロッ
クするロック機構とを備えるものである。
【0007】次に、第2の発明にかかるルーフラック
は、対向する辺を構成するロアビームが内側に段部を有
する押し出し成形材で構成されるとともに、段部の上面
に軸方向へ係止溝が設けられ、車両の屋根に取り付けら
れる下枠と、係止溝を利用して移動可能に取付具で下枠
に取り付けられる底板と、下枠の対向する一対の辺にそ
れぞれ取り付けられる弾性を有した下側固定部材と、下
側固定部材が取り付けられた下枠の一対の辺の中央部分
に対して開放端がそれぞれ回動可能に取り付けられるコ
字状の第1上枠および第2上枠と、この第1上枠および
第2上枠の対向する辺にそれぞれ取り付けられ、下側固
定部材とで長尺物を保持する第1上側固定部材および第
2上側固定部材と、下枠に対して第1上枠および第2上
枠を閉成した状態にロックする第1ロック機構および第
2ロック機構とを備えるものである。そして、取付具
を、ボルトおよびナットとするのが望ましい。
【0008】
【作用】この発明におけるルーフラックは、各ロック機
構をアンロック状態にすると、各付勢部材の付勢力によ
って各上枠が下枠に対して開放する。そして、両下側固
定部材の上に長尺物を差し渡して載置し、各上枠を各付
勢部材の付勢力に抗して閉成すると、各上側固定部材が
長尺物に圧接するので、下側および上側固定部材で長尺
物を保持する状態となる。この状態で各ロック機構をロ
ック状態にすると、長尺物は下側および上側固定部材で
保持される。また、取付具を緩めると、底板を取付具と
ともに下枠に対して移動させることができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1はこの発明の一実施例であるルーフラックの
平面図、図2は図1に示したルーフラックの左側面図、
図3は図1に示したルーフラックの正面図、図4
(a),(b)はルーフラックをルーフレールに取り付
ける取付具を説明するための正面図と、取付板の底面
図、図5は図1に示したルーフラックを分解した状態の
一部を示す斜視図、図6は前ロアビーム、下側固定部
材、ブラケット、前アッパビームおよび上側固定部材を
説明する斜視図、図7はルーフラックの後部における各
部材の取付状態を示す説明図、図8(a),(b)はロ
ック機構の構成を示す説明図、図9は第1および第2付
勢部材の取付状態を示す説明図である。なお、図1にお
いて、右側が前で、左側が後ろで、上側が右側で、下側
が左側である。そして、図8(b)は、図8(a)のA
−A線による断面図である。
【0010】図1において、11は下枠、21は底板、
41はブラケット、51Lは第1上枠、51Rは第2上
枠、61は上側固定部材、71は係止機構、81は第1
付勢部材、82は第2付勢部材、91および92は飾り
部材を示す。
【0011】図4および図7において、1は取付金具を
示し、車両の屋根に設けられているルーフレールRにル
ーフラックを取り付けるものであり、フック3および取
付孔を有する取付板2と、この取付板2のフック3が係
合する係合孔が開設され、取付板2とでルーフレールR
を挟持する固定ブラケット4と、後述する前および後ろ
ロアビーム12F,12Bの第1係止溝13に頭部が係
合するボルト5と、このボルト5に螺合するナット6と
で構成されている。
【0012】上記した下枠11は、図3〜図9に示すよ
うに、アルミ合金を押し出し成形した押し出し成形材で
ある前および後ろロアビーム12F,12Bと、この前
および後ろロアビーム12F,12Bが前後に溶接され
る断面L字状の左および右サイドブラケット16L,1
6Rとで構成されている。そして、前および後ろロアビ
ーム12F,12Bには、下面に軸方向へ第1係止溝1
3が設けられ、内側の段部の上面に軸方向へ第2係止溝
14が設けられ、上端に軸方向へ第3係止溝15が設け
られている。また、左および右サイドブラケット16
L,16Rには、垂直部分の上端に第3係止溝15に連
通する第3係止溝15と同じ形状の係止溝17が設けら
れ、外側へ向かう水平部分に係止孔18と、取付孔19
とが開設されている。
【0013】次に、底板21は、図2、図3および図5
〜図7に示すように、平板をM字状に折り曲げたもので
あり、両端の中央部分に取付孔22が開設され、この取
付孔22、下枠11の第2係止溝14、この第2係止溝
14に頭部が係合するボルト23、このボルト23に螺
合するナット24によって前および後ろロアビーム12
F,12Bに取り付けられる。なお、取付具は、ボルト
23およびナット24によって構成されている。
【0014】図5〜図6において、31は下側固定部材
を示し、ゴムなどの弾性材を押し出し成形した押し出し
成形材であり、下面に軸方向へ前および後ろロアビーム
12F,12Bの第3係止溝15に嵌合する嵌合部32
が設けられている。
【0015】上記したブラケット41は、図5〜図7お
よび図9に示すように、前および後ろロアビーム12
F,12Bの段部の中央部分に溶接され、前および後ろ
ロアビーム12F,12Bの軸と平行に回動する蝶番4
2が上端に対向して設けられている。なお、ブラケット
41は、下枠11の内側に位置している。
【0016】そして、第1上枠51Lは、図3および図
5〜図9に示すように、アルミ合金を押し出し成形した
押し出し成形材である前および後ろアッパビーム52
F,52Bと、この前および後ろアッパビーム52F,
52Bが前後に溶接される断面F字状のサイドブラケッ
ト54Lとで構成されている。また、第2上枠51R
も、図3および図6〜図9に示すように、アルミ合金を
押し出し成形した押し出し成形材である前および後ろア
ッパビーム52F,52Bと、この前および後ろアッパ
ビーム52F,52Bが前後に溶接される断面F字状の
サイドブラケット54Rとで構成されている。なお、前
および後ろアッパビーム52F,52Bには、下面に軸
方向へ係止溝53が設けられている。
【0017】次に、上側固定部材61は、図3、図6、
図7および図9に示すように、ゴムなどの弾性材を押し
出し成形した押し出し成形材であり、上面に軸方向へ前
および後ろアッパビーム52F,52Bの係止溝53に
嵌合する嵌合部62が設けられている。
【0018】そして、係止機構71は、図2、図5およ
び図8に示すように、サイドブラケット54L,54R
に取り付けられるシリンダ部72と、このシリンダ部7
2の先端に取り付けられ、左または右サイドブラケット
16L,16Rの係止孔18に出入りし、左または右サ
イドブラケット16L,16Rに係脱する係合溝74が
先端に設けられた回動板73とで構成されている。な
お、ロック機構は、係止機構71と、左または右サイド
ブラケット16L,16Rとで構成される。
【0019】次に、第1付勢部材81は、図5および図
9に示すように、一端がブラケット41に回動自在に取
り付けられるとともに、他端が第1上枠51Lの前アッ
パビーム52Fに回動自在に取り付けられ、下枠11に
対して第1上枠51Lを開放方向へ付勢するものであ
る。そして、第2付勢部材82は、図9に示すように、
一端がブラケット41に回動自在に取り付けられるとと
もに、他端が第2上枠51Rの前アッパビーム52Fに
回動自在に取り付けられ、下枠11に対して第2上枠5
1Rを開放方向へ付勢するものである。
【0020】また、飾り部材91は、図3および図7に
示すように、外側からブラケット41を見えないように
覆うためのものであり、飾り部材92は、図2、図3お
よび図5に示すように、サイドブラケット54L,54
Rの前後の端部分を見えないように覆うためのものであ
る。
【0021】次に、組立について説明する。まず、前お
よび後ろロアビーム12F,12Bの内側の中央部分
に、図6に示すように、ブラケット41をそれぞれ溶接
する。そして、前および後ろロアビーム12F,12B
の第1係止溝13に所要数、例えば4つのボルト5の頭
部を係合させるとともに、第2係止溝14にも、ブラケ
ット41の左右にそれぞれ所要数、例えば2つのボルト
23が位置するようにその頭部を係合させる。
【0022】さらに、左および右サイドブラケット16
L,16Rの各係止溝17を前および後ろロアビーム1
2F,12Bの第3係止溝15に一致させ、前ロアビー
ム12F、後ろロアビーム12B、左サイドブラケット
16Lおよび右サイドブラケット16Rを、図5に示す
ように、溶接する。次に、図1および図7に示すよう
に、前ロアビーム12Fと後ろロアビーム12Bとに底
板21を差し渡して両端の取付孔22にそれぞれボルト
23を挿通させ、底板21を所定の間隔に位置させた
後、各ボルト23にナット24を螺合させて底板21を
下枠11に取り付け、固定する。
【0023】このように、第2係止溝14内にボルト2
3の頭部を係合させたので、ボルト23を前および後ろ
ロアビーム12F,12Bの所望位置へ容易に移動させ
ることができるため、載置物に応じて底板21を適正位
置へ移動させることができる。
【0024】次に、左および右サイドブラケット16
L,16Rの係止溝17から前および後ろロアビーム1
2F,12Bの第3係止溝15へ下側固定部材31の嵌
合部32を、図5および図7に示すように、嵌合させ、
下枠11に下側固定部材31を取り付ける。このよう
に、前および後ろロアビーム12F,12Bに第3係止
溝15を設けるとともに、第3係止溝15に嵌合する嵌
合部32を下側固定部材31に設けたので、嵌合部32
を第3係止溝15に嵌合させることにより、下側固定部
材31を簡単、かつ容易に取り付けることができ、嵌合
部32が第3係止溝15に嵌合するため、下側固定部材
31の取付強度を強固にすることができる。
【0025】次に、前および後ろアッパビーム52F,
52Bの一端を、図5に示すように、サイドブラケット
54Lの前後に溶接し、図8に示すように、サイドブラ
ケット54Lの前後に係止機構71を取り付けるととも
に、サイドブラケット54Lの前後端に飾り部材92を
取り付ける。そして、前および後ろアッパビーム52
F,52Bの係止溝53へ上側固定部材61の嵌合部6
2を、図6および図7に示すように、嵌合させ、第1上
枠51Lに上側固定部材61を取り付ける。なお、第2
上枠51Rも同様に溶接し、係止機構71を取り付け、
飾り部材92を取り付けるとともに、上側固定部材61
を取り付ける。
【0026】このように、前および後ろアッパビーム5
2F,52Bに係止溝53を設けるとともに、係止溝5
3に嵌合する嵌合部62を上側固定部材61に設けたの
で、嵌合部62を係止溝53に嵌合させることにより、
上側固定部材61を簡単、かつ容易に取り付けることが
でき、嵌合部62が係止溝53に嵌合するため、上側固
定部材61の取付強度を強固にすることができる。
【0027】次に、平面形状がコ字状の第1および第2
上枠51L,51Rの開放端を、それぞれブラケット4
1の蝶番42に、図9に示すように、取り付ける。そし
て、図9に示すように、第1付勢部材81の一端をブラ
ケット41に回動自在に取り付け、第1付勢部材81の
他端を第2上枠51Lに回動自在に取り付ける。
【0028】さらに、図9に示すように、第2付勢部材
82の一端をブラケット41に回動自在に取り付け、第
2付勢部材82の他端を第2上枠51Rに回動自在に取
り付ける。次に、ブラケット41の外側にそれぞれ飾り
部材91を取り付ける。これで、ルーフラックの組立が
完了する。
【0029】次に、ルーフラックのルーフレールへの取
付について説明する。まず、前および後ろロアビーム1
2F,12Bの第1係止溝13に頭部を係合させたボル
ト5を移動させ、図4(a)および図7に示すように、
左右のルーフレールRの上に載置した取付板2の両端の
取付孔にボルト5を挿通させる。そして、取付板2のフ
ック3に固定ブラケット4の係合孔を係合させ、図4
(b)および図7に示すように、片方のボルト5を固定
ブラケット4の取付孔に挿通し、各ボルト5にナット6
を螺合させ、ルーフレールRにルーフラックを取り付
け、固定する。
【0030】このように、前および後ろロアビーム12
F,12Bに第1係止溝13を設けるとともに、第1係
止溝13内にボルト5の頭部を係合させたので、ボルト
5を前および後ろロアビーム12F,12Bの所望位置
へ容易に移動させることができるため、ルーフレールR
の幅が車両によって異なっていても、ルーフラックをル
ーフレールRに取り付けることができる。
【0031】次に、操作について説明する。まず、通常
のルーフラック、つまり物のみを載置する場合、第1お
よび第2上枠51L,51Rを第1および第2付勢部材
81,82の付勢力に抗して回動させ、図3に実線で示
すように、下枠11に対して第1および第2上枠51
L,51Rを閉成する。そして、図8(a),(b)に
実線で示すように、各係止機構71を動作させ、回動板
73を回動させて各係止孔18に臨ませ、各係合溝74
を左および右サイドブラケット16L,16Rに係合さ
せると、各ロック機構はロック状態となり、第1および
第2上枠51L,51Rを閉成状態を維持する。
【0032】次に、長尺物キャリヤとして使用する場合
について説明する。まず、図8(a),(b)に実線で
示すように、係合溝74が左および右サイドブラケット
16L,16Rに係合している回動板73を、例えば第
2上枠51Rに設けた各係止機構71を動作させ、図8
(b)に二点鎖線で示すように、回動板73を回動させ
て係合溝74が右サイドブラケット16Rに係合しない
状態とすると、各ロック機構はアンロック状態になるの
で、第2付勢部材82の付勢力によって第2上枠51R
が、下枠11に対して自動的に開放する。
【0033】この状態で前後の下側固定部材31に長尺
物、例えばスキーを差し渡し、前述したように第2上枠
51Rを閉成させ、各ロック機構をロック状態にする
と、上側固定部材61がスキー部分で上下に撓み、下側
固定部材31とでスキーを移動しないように挟持し、固
定する。なお、第1上枠51Lの説明は省略するが、第
2上枠51Rと同様に操作することにより、スキーなど
の長尺物を固定することができる。
【0034】このように、周壁となる枠を下枠11と、
上枠とに分割し、上枠をさらに平面形状がコ字状の第1
上枠51Lと、第2上枠51Rとに分割し、第1および
第2上枠51L,51Rの開放端を下枠11の対向する
一対の辺の中央部分に回動可能に取り付け、下枠11に
下側固定部材31を取り付けるとともに、第1および第
2上枠51L,51Rに上側固定部材61を取り付けた
ので、長尺物を保持するための別部材を必要とせず、長
尺物を保持することができる。
【0035】そして、第1および第2上枠51L,51
Rを下枠11に対して開放方向へ付勢する第1および第
2付勢部材81,82を設けたので、各ロック機構をア
ンロック状態にすることにより、第1および第2上枠5
1L,51Rが開放するため、第1および/または第2
上枠51L,51Rの開放が容易に行えるとともに、長
尺物を載置している間に第1および/または第2上枠5
1L,51Rが下降することがなくなるため、長尺物の
載置作業が安全に行える。
【0036】図10はこの発明の他の実施例であるルー
フラックの後部における各部材の取付状態を示す説明図
である。図10において、先の実施例と異なるのは、下
側固定部材31と、上側固定部材61とを垂直方向へ所
定長D、例えば10mmオーバラップさせた点のみであ
る。
【0037】このように、下側固定部材31と、上側固
定部材61とを垂直方向へオーバラップさせると、長尺
物を保持する保持力が強くなり、より強固に長尺物を保
持することができる。
【0038】なお、上記した実施例では、第1および第
2上枠51L,51Rを、ブラケット41を介して下枠
11に取り付けた例で説明したが、第1および第2上枠
51L,51Rの開放端を変形し、下枠11に直接回動
可能に取り付けてもよい。そして、上枠を第1および第
2上枠51L,51Rに分割した例で説明したが、第1
および第2上枠51L,51Rを一体とした平面形状が
ロ字状の上枠とし、この上枠を下枠の下側固定部材が取
り付けられていない一辺に蝶番などで回動自在に取り付
けてもよい。
【0039】さらに、下枠11の各第1係止溝13を利
用し、ルーフレールRに取付金具1で取り付ける例で説
明したが、下枠11の各第1係止溝13に、屋根に当接
するパッドの嵌合部を係合させ、左および右サイドレー
ル16L,16Rの各取付孔19および取付金具などを
利用して取り付けてもよい。また、底板21を下枠11
に、移動可能に取り付ける取付具をボルト23およびナ
ット24で構成した例で説明したが、同様に移動可能に
取り付けることができる他の取付具であってもよい。
【0040】そして、各ビーム12F,12B,52F
および52Bをアルミ合金の押し出し成形材とした例で
説明したが、他のもの、例えば樹脂、他の金属などの押
し出し成形材であってもよい。さらに、図1おける右側
を前とし、左側を後ろとした例で説明したが、長尺物が
車幅よりはみ出ない物である場合は、図1おける上側を
前とし、下側を後ろとして使用してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、周壁
となる枠を下枠と、上枠とに分割し、上枠を下枠の一辺
に回動自在に取り付け、下枠に下側固定部材を取り付け
るとともに、上枠に上側固定部材を取り付けたので、ま
た、上枠をさらにコ字状の第1上枠と、第2上枠とに分
割し、第1および第2上枠の開放端を下枠の対向する一
対の辺の中央部分に対して回動可能に取り付け、下枠に
下側固定部材を取り付けるとともに、第1および第2上
枠に第1および第2上側固定部材を取り付けたので、長
尺物を保持するための別部材を必要とせず、長尺物を保
持することができる。
【0042】そして、対向するロアビームに対して底板
を取付具で移動可能に取り付けたので、取付具を緩める
ことにより、底板をロアビームの所望位置へ容易に移動
させることができるため、載置物に応じて底板を適正位
置へ移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるルーフラックの平面
図である。
【図2】図1に示したルーフラックの左側面図である。
【図3】図1に示したルーフラックの正面図である。
【図4】(a),(b)はルーフラックをルーフレール
に取り付ける取付具を説明するための正面図と取付板の
底面図である。
【図5】図1に示したルーフラックを分解した状態の一
部を示す斜視図である。
【図6】前ロアビーム、下側固定部材、ブラケット、前
アッパビームおよび上側固定部材を説明する斜視図であ
る。
【図7】ルーフラックの後部における各部材の取付状態
を示す説明図である。
【図8】(a),(b)はロック機構の構成を示す説明
図である。
【図9】第1および第2付勢部材の取付状態を示す説明
図である。
【図10】この発明の他の実施例であるルーフラックの
後部における各部材の取付状態を示す説明図である。
【符号の説明】
R ルーフレール 1 取付金具 2 取付板 3 フック 4 固定ブラケット 5 ボルト 6 ナット 11 下枠 12F 前ロアビーム 12B 後ろロアビーム 13 第1係止溝 14 第2係止溝 15 第3係止溝 16L 左サイドブラケット 16R 右サイドブラケット 17 係止溝 18 係止孔 19 取付孔 21 底板 22 取付孔 23 ボルト 24 ナット 31 下側固定部材 32 嵌合部 41 ブラケット 42 蝶番 51L 第1上枠 51R 第2上枠 52F 前アッパビーム 52B 後ろアッパビーム 53 係止溝 54L,54R サイドブラケット 61 上側固定部材 62 嵌合部 71 係止機構 72 シリンダ部 73 回動板 74 係合溝 81 第1付勢部材 82 第2付勢部材 91,92 飾り部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する辺を構成するロアビームが内側
    に段部を有する押し出し成形材で構成されるとともに、
    前記段部の上面に軸方向へ係止溝が設けられ、車両の屋
    根に取り付けられる下枠と、 前記係止溝を利用して移動可能に取付具で前記下枠に取
    り付けられる底板と、 前記下枠の対向する一対の辺にそれぞれ取り付けられる
    弾性を有した下側固定部材と、 前記下側固定部材が取り付けられていない前記下枠の一
    辺に対して回動可能に取り付けられる上枠と、 この上枠の前記下側固定部材と同様に対向する一対の辺
    にそれぞれ取り付けられ、前記下側固定部材とで長尺物
    を保持する上側固定部材と、 前記下枠に対して前記上枠を閉成した状態にロックする
    ロック機構と、 を備えたルーフラック。
  2. 【請求項2】 対向する辺を構成するロアビームが内側
    に段部を有する押し出し成形材で構成されるとともに、
    前記段部の上面に軸方向へ係止溝が設けられ、車両の屋
    根に取り付けられる下枠と、 前記係止溝を利用して移動可能に取付具で前記下枠に取
    り付けられる底板と、 前記下枠の対向する一対の辺にそれぞれ取り付けられる
    弾性を有した下側固定部材と、 前記下側固定部材が取り付けられた前記下枠の一対の辺
    の中央部分に対して開放端がそれぞれ回動可能に取り付
    けられるコ字状の第1上枠および第2上枠と、 この第1上枠および第2上枠の対向する辺にそれぞれ取
    り付けられ、前記下側固定部材とで長尺物を保持する第
    1上側固定部材および第2上側固定部材と、 前記下枠に対して前記第1上枠および前記第2上枠を閉
    成した状態にロックする第1ロック機構および第2ロッ
    ク機構と、 を備えたルーフラック。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のルーフ
    ラックにおいて、 前記取付具は、ボルトおよびナットで構成されている、 ことを特徴とするルーフラック。
JP33756894A 1994-12-28 1994-12-28 ルーフラック Pending JPH08183398A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018524231A (ja) * 2015-07-07 2018-08-30 ジュートドイッチェ アルミニウム マニュファクチュア ゲーエムベーハー 自動車用ルーフレール、ルーフレールを備えた自動車、及びルーフレールの製造方法

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