JP3012559U - 脚付水切り棚 - Google Patents

脚付水切り棚

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JP3012559U
JP3012559U JP1994015554U JP1555494U JP3012559U JP 3012559 U JP3012559 U JP 3012559U JP 1994015554 U JP1994015554 U JP 1994015554U JP 1555494 U JP1555494 U JP 1555494U JP 3012559 U JP3012559 U JP 3012559U
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敏昭 鈴木
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株式会社アーテックスズキ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数段に安定的に重ねることができ、脚体を
折り畳んで収納性に優れた脚付水切り棚を提供する。 【構成】 棚本体2の左右下部に前後一対の脚体連結部
6,6,6,6をそれぞれ設ける。これら対をなす脚体
連結部6,6,6,6に左右の脚体3,3をそれぞれ回
動可能に連結する。左右の脚体3,3の下部に外側に突
出する突出係合部17を形成する。開脚位置で突出係合部
17が係入する開口部20を棚本体2の上面両側に設ける。 【効果】 上段の脚体3の突出係合部17を下段の開口部
20に係入することにより、下段の水切り棚1の上に、上
段の水切り棚1を重ね合わせて固定することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流し台や調理台上に載置して使用する脚付水切り棚に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の水切り棚として、例えば実公昭57−46836号公報には、複数本の パイプを並列し両端で受桟により固定した棚本体と、棚本体の受桟を支持する取 付用枠体とから成り、前記取付用枠体の縦桟に孔を設け、この孔に挿通したねじ によって流し台や調理台上にて壁面や棚下面等に取付ける水切り棚が知られてお り、また、実公昭57−42368号公報には、水洗した食器類を載置保持し且 つ水滴を下方へ自由に滴下せしめ得る棚板を、複数段に設けた水切棚が知られて いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記前者従来の水切り棚では、壁面や棚下面等に取付けられ、その棚本体上に 載置物を載置して使用するものであり、また、後者従来技術の水切棚も棚板上に 載置物を載置するものであり、特に後者のものは棚板を複数段に設けたため、収 納性に優れている。ところでこれら水切り棚及び水切棚は、壁面や棚等に固定的 に設けられるものであるため、移動が困難であると共に、棚本体及び棚板の取り 外しが煩雑だったり、実際上できなかったりして清掃がやり難い面があった。
【0004】 そこで上記実公昭57−46836号公報の第1図に示されたものとは使用方 法が異なるが、その枠体の下部を脚として利用し、棚本体を立てて使用すること が考えられ、このようにすることにより流し台や調理台等の所望の場所で使用す ることができ、清掃も容易に行うことができる。しかし棚本体に単に脚を付けた だけでは、使わないで保管する際にスペースを取り収納性に劣り、また、脚によ り棚の高さ位置も決まってしまうため使い勝手が悪くなることが予想される。さ らに上記水切棚のように複数段の棚板が必要になった場合、安定して重ねること ができず、さらにまた、同じ大きさの棚本体を多段に重ねた場合、下段の棚本体 上の載置物の出し入れが不便になることが予想される。
【0005】 そこで本考案は複数段に安定的に重ねることができ、また脚体を折り畳んで収 納性に優れた脚付水切り棚を提供することを目的とし、また、前後幅の異なる棚 本体を安定的に重ねることができる脚付水切り棚を提供することを目的とし、さ らに開脚操作を確実かつ容易に行うことができる脚付水切り棚を提供することを 目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、水切り用の棚本体の左右下部に前後一対の脚体連結部をそ れぞれ設け、これら対をなす脚体連結部に左右の脚体をそれぞれ連結すると共に 、それら左右の脚体を開脚位置から前記棚本体の下面位置まで回動可能に設け、 前記左右の脚体の下部に外側に突出する突出係合部を形成し、前記開脚位置で前 記突出係合部が係入する係合受部を前記棚本体の上面両側に設けたことを特徴と する脚付水切り棚である。
【0007】 請求項2の考案は、前記脚体の左右方向の幅より前記脚体連結部の高さ寸法を 大きく形成したことを特徴とする請求項1記載の脚付水切り棚である。
【0008】 請求項3の考案は、前記係合受部の上部に前記突出係合部の上方向への抜け止 めを行う抜止め部を設けたことを特徴とする請求項1記載の脚付水切り棚である 。
【0009】 請求項4の考案は、左右方向が同幅で前後方向の幅が異なる小型及び大型の前 記棚本体を形成し、前記小型の棚本体に連結する前記脚体には、複数の前記突出 係合部を形成し、これら複数の突出係合部と同間隔で、前記大型の棚本体に前記 係合受部を設けたことを特徴とする請求項3記載の脚付水切り棚である。
【0010】 請求項5の考案は、前記脚体は、水平底杆の前後に縦杆を設けると共に、これ ら前後の縦杆の上端の内側に水平上杆を設け、前記水平底杆に前記突出係合部を 形成してなり、前記前後一対の脚体連結部の前後方向の外側には、それぞれ前記 開脚位置で前記縦杆の上端側が係入する縦溝を縦設すると共に、この縦溝の上部 に前記水平上杆を回動自在に挿入する連結孔を設け、前記前後の縦杆の上端間隔 を、前後で対をなす前記連結孔の間隔より幅狭に形成し、前記脚体を前記前後で 対をなす連結孔に弾発的に連結することを特徴とする請求項3記載の脚付水切り 棚である。
【0011】 請求項6の考案は、前記脚体連結部は、縦片部と、この縦片部の上部に穿設さ れた前後方向の前記連結孔と、前記縦片部の前後方向外側で左右方向の内,外側 にそれぞれ縦設された内,外側壁部と、それら縦片部と内,外側壁部との間に形 成された前記縦溝と、前記内側壁部の前後方向外側に突設され前記連結孔のやや 下方に設けられた乗越突起とを備えてなることを特徴とする請求項5記載の脚付 水切り棚である。
【0012】 請求項7の考案は、前記突出係合部の前後に相互にハ字状をなす位置決め傾斜 部を設け、これら前後の位置決め傾斜部が当接する当接部を前記係合受部の前後 に設けたことを特徴とする請求項6記載の脚付水切り棚である。
【0013】
【作用】
上記請求項1の構成では、使用時には左右の脚体を開脚し、棚本体上に載置物 を載置し、収納時には左右の脚体を棚本体の下面側に回動して折り畳みコンパク トに収納することができる。また、上段の脚体の突出係合部を下段の係合受部に 係入することにより、下段の水切り棚の上に、上段の水切り棚を重ね合わせて固 定することができる。
【0014】 上記請求項2の構成では、左右の脚体を棚本体の下面側に回動して折り畳んだ 状態で脚体連結部を接地し、棚本体上に載置物を載置して棚本体を使用すること ができる。
【0015】 上記請求項3の構成では、抜止め部により脚体の突出係合部の上方への向け止 めがなされ、上段と下段の水切り棚が上下に一体化される。
【0016】 上記請求項4の構成では、大型の棚本体と小型の棚本体において、両者の係合 受部の間隔が等しいため、同型の水切り棚を重ねて固定できると共に、突出係合 部を係合受部に係入して大型の棚本体の上に小型の棚本体を重ねて固定すること ができる。そして下段に大型の棚本体、上段に小型の棚本体を多段に設ければ、 上下の棚本体が階段状となり、下段の大型の棚本体上の載置物の出し入れが容易 となる。
【0017】 上記請求項5の構成では、連結孔に水平上杆を挿入して脚体が回動自在となり 、開脚位置で縦杆の上端側が縦溝に係入して脚体が位置決め固定され、その脚体 の縦杆の上端間隔が前後で対をなす連結孔の間隔より狭く、脚体を連結孔に弾発 的に連結したため、開脚位置で前後の縦杆を弾発力に抗して開かない限り縦溝か ら縦杆の上端が外れることがない。また、水平上杆は縦杆の上端の内側に設けら れているため、該水平上杆の端部が棚本体の外側に現われることがない。
【0018】 上記請求項6の構成では、縦片部と内,外側壁部との間に形成された縦溝に、 脚体の縦杆を係入して該脚体が開脚位置で安定的に位置固定され、前後の縦杆を その弾発力に抗して開き、内側壁部に沿って脚体を回動し、その縦杆が乗越突起 を越えるまで回動すると、その乗越突起がストッパとなって脚体が棚本体の下面 に沿って折り畳まれる。また、逆に脚体を乗越突起を越えて開くと、脚体の弾発 力により該脚体の上端部が縦溝内に係入し、開脚位置で固定される。
【0019】 上記請求項7の構成では、下段の係合受部に上段の突出係合部を係入して上下 の水切り棚を重ね合わせると、前後の位置決め傾斜部が前後の当接部に当接し、 上段の水切り棚が前後方向に位置決めされる。
【0020】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。図1ないし図6は本考 案の第1実施例を示し、小型の脚付水切り棚1は合成樹脂製からなる水切り用の 棚本体2と、この棚本体2の下部に開閉自在に設けられる左右一対の脚体3,3 とからなり、この棚本体3は、方形をなす外枠4の間に、左右方向と前後方向の 複数の横桟5を一体に有し、その棚本体2の上に、水洗いした食器類を載置保持 し且つ水滴が下方へ自由に滴下せしめ得るようにしており、その棚本体2の下面 四方には、それぞれ前後で対をなす脚体連結部6を下方に突設し、この脚体連結 部6は、長方形形状の縦片部7と、この縦片部7の上部に穿設された前後方向の 連結孔8と、前記縦片部7の前後方向外側で左右方向の内,外側にそれぞれ一体 に縦設された内,外側壁部9,10と、それら縦片部7と内,外側壁部9,10との 間に形成された縦溝11とを備えている。尚、上述した前後方向内側及び外側とは 、前記棚本体2の前後方向における該棚本体2の内側及び外側を示し、上述した 左右方向内側及び外側とは、前記棚本体2の左右方向における該棚本体2の内側 及び外側を示すものである。
【0021】 前記脚体3は、金属製丸棒を略コ字状に屈曲形成してなり、水平底杆12の前後 に縦杆13,13を設けると共に、これら縦杆13,13の上端を内側に屈曲形成して水 平上杆14,14を設け、この水平上杆14が前記連結孔8の外側から挿入され、前記 脚体3の縦杆13,13の上端間隔hは、前記前後の連結孔8,8の間隔Hより狭く 形成され、これにより前記脚体3の上端をその弾発力に抗して広げ、前記連結孔 8,8に前記水平上杆14,14を弾発的に連結する。さらに前記縦溝11内には、前 記縦杆13の上部が係入され、また、前記内側壁部9の下部側には前記縦溝11内に 突出する縦杆当接凸部15が形成され、この縦杆当接凸部15が前記縦杆13の外面に 当接し、これにより前記縦溝11に縦杆13の上部を係入した状態で、前記左右の脚 体3,3の水平底部12,12相互が左右方向外側に僅かに開いた開脚位置で固定さ れるようになっている。さらに前記内側壁部9の前後方向外側の縁部9Aには、 前記連結孔8のやや下方で開閉時に前記縦杆13が乗り越える乗越突起16が突設さ れている。
【0022】 前記水平底部12には左右方向外側に二つの突出係合部17,17が屈曲形成され、 この突出係合部17の前後には位置決め傾斜部18,18を設け、これら前後の位置決 め傾斜部18,18相互はハ字状をなしており、前記外枠4の左右両側には低壁部19 を突設し、この低壁部19に前記突出係合部17が係入する係入受部たる開口部20を 設け、この開口部20は前記位置決め傾斜部18,18が当接する当接部たる前,後縁 部21,22と、前記突出係合部17の上部が当接して該突出係合部17の上方への抜け 止めを行う抜止め部23とを有している。前記棚本体2の上面四方には、前記脚体 連結部6の下端を挿入する凹所24が形成され、また、前記脚体3の左右方向の幅 Wより前記脚体連結部6の高さTの寸法を大きく形成し、前記脚体3を棚本体2 の下面に折り畳んだ状態で前記脚体連結部6の下端が接地できるようになってい る。
【0023】 次に前記脚付水切り棚1の使用方法に付き説明すると、脚体3を使用する場合 は、脚体連結部6の縦溝11に脚体3の縦杆13を係入して該脚体3を開脚位置に固 定する。この状態で左右の脚体3は略ハ字状にやや開いた状態で固定される。そ してこの脚体3により水切り棚1を所定の場所に立て、棚本体2上に載置物(図 示せず)を載置して使用する。さらに棚本体2を複数段にして使用するには、同 様に脚体3を開いた水切り棚1を重ねて使用する。この場合、僅かにハ字状に開 いた左右の脚体3,3の下部を狭めるようにして上段の水切り棚1の突出係合部 17を下段の水切り棚1の開口部20に挿入配置してやる。この挿入後は、脚体3の 弾性復元力により突出係合部17の前後の位置決め傾斜部18,18が開口部20の前, 後縁部21,22に当接し、脚体3の前後方向の位置決めがなされる。このように水 切り棚1は棚本体2を所望の段数に重ねて使用することができる。また、収納時 などには、脚体3を内側に閉じ、棚本体2の下面にほぼ沿わせて折り畳むことが でき、この場合は、脚体3の前後の縦杆13,13をその弾発力に抗して押し広げる ようにして縦杆13の上部を縦溝11から外し、縁部9Aに沿わせながら上方に回動 し、縦杆13が乗越突起16に当接してから、前後の縦杆13,13を開きながら上方に 回動すると、乗越突起16を乗越えて該乗越突起16の上部まで回動し、開いた前後 の縦杆13,13が閉まり、棚本体2の下面に沿って位置固定される。このようにし て脚体3,3を折り畳んで収納することができ、下の水切り棚1の凹所24に上の 水切り棚1の脚体連結部6を挿入してコンパクトに重ね合わせて収納する。また 、その脚体3を折り畳んだ状態で、脚体連結部6を流し台や調理台上に置いて棚 本体2上に載置物を載置して使用することもできる。
【0024】 このように本実施例では請求項1に対応して、棚本体2の左右下部に前後一対 の脚体連結部6,6,6,6をそれぞれ設け、これら対をなす脚体連結部6,6 ,6,6に左右の脚体3,3をそれぞれ連結すると共に、それら左右の脚体3, 3を開脚位置から棚本体2の下面位置まで回動可能に設け、左右の脚体3,3の 下部に外側に突出する突出係合部17を形成し、開脚位置で突出係合部17が係入す る係合受部たる開口部20を棚本体2の上面両側に設けたことを特徴とする脚付水 切り棚1であるから、使用時には左右の脚体3,3を開脚し、棚本体2上に載置 物を載置し、収納時には左右の脚体3,3を棚本体2の下面側に回動して折り畳 みコンパクトに収納することができ、また、上段の脚体3の突出係合部17を下段 の開口部20に係入することにより、下段の水切り棚1の上に、上段の水切り棚1 を重ね合わせて固定することができる。
【0025】 このように本実施例では請求項2に対応して、脚体3の左右方向の幅Wより脚 体連結部6の高さTの寸法を大きく形成したことを特徴とする請求項1記載の脚 付水切り棚1であるから、左右の脚体3,3を棚本体2の下面側に回動して折り 畳んだ状態で脚体連結部6を接地し、棚本体2上に載置物を載置して棚本体2を 使用することができる。
【0026】 このように本実施例では請求項3に対応して、係合受部たる開口部20の上部に 突出係合部17の上方向への抜け止めを行う抜止め部23を設けたことを特徴とする 請求項1記載の脚付水切り棚1であるから、抜止め部23により脚体3の突出係合 部17の上方への向け止めがなされ、上段と下段の水切り棚1,1が上下に一体化 される。
【0027】 このように本実施例では請求項5に対応して、脚体3は、水平底杆12の前後に 縦杆13,13を設けると共に、これら前後の縦杆13,13の上端の内側に水平上杆14 ,14を設け、水平底杆12に突出係合部17を形成してなり、前後一対の脚体連結部 6,6の前後方向の外側には、それぞれ開脚位置で縦杆13の上端側が係入する縦 溝11を縦設すると共に、この縦溝11の上部に水平上杆14を回動自在に挿入する連 結孔8を設け、棚本体2から取り外した状態で前後の縦杆13,13の上端間隔hを 、前後で対をなす連結孔8,8の間隔Hより幅狭に形成し、脚体3を前後で対を なす連結孔8,8に弾発的に連結することを特徴とする請求項3記載の脚付水切 り棚1であるから、連結孔8に水平上杆14を挿入して脚体3が回動自在となり、 開脚位置で縦杆13の上端側が縦溝11に係入して脚体3が位置決め固定され、その 脚体3の縦杆13の上端間隔hが前後で対をなす連結孔8,8の間隔Hより狭く、 脚体3を連結孔8,8に弾発的に連結したため、開脚位置で前後の縦杆13,13を 弾発力に抗して開かない限り縦溝11から縦杆13の上端が外れることがなく、安定 した開脚状態が得られ、また、水平上杆14は縦杆13の上端の内側に設けられてい るため、該水平上杆14の端部が棚本体2の外側に現われることがなく、安全であ る。
【0028】 このように本実施例では請求項6に対応して、脚体連結部6は、縦片部7と、 この縦片部7の上部に穿設された前後方向の連結孔8と、縦片部7の前後方向外 側で左右方向の内,外側にそれぞれ縦設された内,外側壁部9,10と、それら縦 片部7と内,外側壁部9,10との間に形成された縦溝11と、内側壁部9の前後方 向外側に突設され連結孔8のやや下方に設けられた乗越突起16とを備えてなるこ とを特徴とする請求項5記載の脚付水切り棚1であるから、縦片部7と内,外側 壁部9,10との間に形成された縦溝11に、脚体3の縦杆13,13を係入して該脚体 3が開脚位置で安定的に位置固定され、前後の縦杆13,13をその弾発力に抗して 開き、内側壁部9の縁部9Aに沿って脚体3を回動し、その縦杆13が乗越突起16 を越えるまで回動すると、その乗越突起16がストッパとなって脚体3が棚本体2 の下面に沿って折り畳まれる。また、逆に脚体3を乗越突起16を越えて開くと、 脚体3の弾発力により該脚体3の上端部が縦溝11内に係入し、開脚位置で簡単に 固定することができる。
【0029】 このように本実施例では請求項7に対応して、突出係合部17の前後に相互にハ 字状をなす位置決め傾斜部18,18を設け、これら前後の位置決め傾斜部18,18が 当接する当接部たる前,後縁部21,22を、係合受部たる開口部20の前後に設けた ことを特徴とする請求項6記載の脚付水切り棚1であるから、下段の開口部20に 上段の突出係合部17を係入して上下の水切り棚1,1を重ね合わせると、前後の 位置決め傾斜部18,18が前,後縁部21,22に当接し、上段の水切り棚1が前後方 向に位置決めされる。
【0030】 図7は本考案の第2実施例を示し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を付 し、その詳細な説明を省略して詳述すると、同図において1Aは大型の脚付水切 り棚であって、大きさが異なる以外、前記小型の脚付水切り棚1と同一構成を有 し、その大型の脚付水切り棚1Aの水切り用の棚本体2Aは、上記第1実施例の 脚付水切り棚1の棚本体2と、左右方向が同幅で、前後方向の幅が大きく形成さ れ、また、第1実施例の開口部20,20と同間隔で、その棚本体2Aには前中後に 三つの開口部20,20,20が形成され、また大型の脚付水切り棚1Aに連結する脚 体3Aは、その水平底杆12Aが棚本体2Aに対応して、第1実施例の水平底杆12 より長く形成され、その水平底杆12Aの前後両側に前記突出係合部17,17が形成 され、これら突出係合部17,17は、前後の開口部20,20に係入する。
【0031】 そして脚体3Aを開脚して大型の脚付水切り棚1Aを流し台や調理台等の所望 の場所に置き、この上に大型の脚付水切り棚1Aを重ねて固定し、この場合は、 上の脚体3Aの突出係合部17を下の棚本体2Aの前後に位置する開口部20,20に 係入して固定する。さらに大型の脚付水切り棚1Aの上に小型の脚付水切り棚1 を重ねて固定することができ、図7の二点鎖線に示すように、小型の脚付水切り 棚1の脚体3の突出係合部17,17を、大型の棚本体2Aの中後の開口部20,20に 係入し、上下大きさの異なる脚付水切り棚1,1Aを階段状に重ね合わせて固定 する。
【0032】 このように本実施例でも、棚本体2Aの左右下部に前後一対の脚体連結部6, 6,6,6をそれぞれ設け、これら対をなす脚体連結部6,6,6,6に左右の 脚体3A,3Aをそれぞれ連結すると共に、それら左右の脚体3A,3Aを開脚 位置から棚本体2Aの下面位置まで回動可能に設け、左右の脚体3A,3Aの下 部に外側に突出する突出係合部17を形成し、開脚位置で突出係合部17が係入する 係合受部たる開口部20を棚本体2Aの上面両側に設けたことを特徴とする脚付水 切り棚1Aであるから、使用時には左右の脚体3A,3Aを開脚し、棚本体2A 上に載置物を載置し、収納時には左右の脚体3A,3Aを棚本体2Aの下面側に 回動して折り畳みコンパクトに収納することができ、また、上段の脚体3Aの突 出係合部17を下段の開口部20に係入することにより、下段の水切り棚1Aの上に 、上段の水切り棚1Aを重ね合わせて固定することができ、大型の脚付水切り棚 1Aにおいても、請求項1,2,3,5,6,7に対応して、上記第1実施例と 同様な作用,効果を有し、さらにこの例では、小型及び大型の脚付水切り棚1, 1Aにおいて、請求項4に対応して、左右方向が同幅で前後方向の幅が異なる小 型及び大型の前記棚本体2,2Aを形成し、小型の棚本体2に連結する脚体3に は、複数の前記突出係合部17,17を形成し、これら複数の突出係合部17,17と同 間隔で、大型の棚本体2Aに前記係合受部20,20,20を設けたことを特徴とする 請求項3記載の脚付水切り棚1Aであるから、大型の棚本体2Aと小型の棚本体 2において、両者の係合受部20の間隔が等しいため、同型の水切り棚1A,1A 同志を重ねて固定できると共に、突出係合部17を係合受部20に係入して大型の棚 本体2Aの上に小型の棚本体2を重ねて固定することができ,下段に大型の棚本 体2A、上段に小型の棚本体2を多段に設ければ、脚付水切り棚1A,1が階段 状となり下段の大型の棚本体2A上の載置物の出し入れも容易となる。
【0033】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内に おいて種々の変形実施が可能である。例えば棚本体は、水洗した食器類や鍋など の調理用具類を載置保持し且つ水滴を下方へ自由に滴下せしめ得るものであれば 、形状は適宜選定可能である。
【0034】
【考案の効果】
請求項1の考案は、水切り用の棚本体の左右下部に前後一対の脚体連結部をそ れぞれ設け、これら対をなす脚体連結部に左右の脚体をそれぞれ連結すると共に 、それら左右の脚体を開脚位置から前記棚本体の下面位置まで回動可能に設け、 前記左右の脚体の下部に外側に突出する突出係合部を形成し、前記開脚位置で前 記突出係合部が係入する係合受部を前記棚本体の上面両側に設けたことを特徴と する脚付水切り棚であり、複数段に安定的に重ねることができ、また脚体を折り 畳んで収納性に優れた脚付水切り棚を提供することができる。
【0035】 請求項2の考案は、前記脚体の左右方向の幅より前記脚体連結部の高さ寸法を 大きく形成したことを特徴とする請求項1記載の脚付水切り棚であり、脚体を畳 んで脚体連結部を接地して使用することができ、複数段に安定的に重ねることが でき、また脚体を折り畳んで収納性に優れた脚付水切り棚を提供することができ る。
【0036】 請求項3の考案は、前記係合受部の上部に前記突出係合部の上方向への抜け止 めを行う抜止め部を設けたことを特徴とする請求項1記載の脚付水切り棚であり 、複数段に安定的に重ねることができ、また脚体を折り畳んで収納性に優れた脚 付水切り棚を提供することができる。
【0037】 請求項4の考案は、左右方向が同幅で前後方向の幅が異なる小型及び大型の前 記棚本体を形成し、前記小型の棚本体に連結する前記脚体には、複数の前記突出 係合部を形成し、これら複数の突出係合部と同間隔で、前記大型の棚本体に前記 係合受部を設けたことを特徴とする請求項3記載の脚付水切り棚であり、前後幅 の異なる棚本体を階段状にして安定的に重ねることができ、また脚体を折り畳ん で収納性に優れた脚付水切り棚を提供することができる。
【0038】 請求項5の考案は、前記脚体は、水平底杆の前後に縦杆を設けると共に、これ ら前後の縦杆の上端の内側に水平上杆を設け、前記水平底杆に前記突出係合部を 形成してなり、前記前後一対の脚体連結部の前後方向の外側には、それぞれ前記 開脚位置で前記縦杆の上端側が係入する縦溝を縦設すると共に、この縦溝の上部 に前記水平上杆を回動自在に挿入する連結孔を設け、前記前後の縦杆の上端間隔 を、前後で対をなす前記連結孔の間隔より幅狭に形成し、前記脚体を前記前後で 対をなす連結孔に弾発的に連結することを特徴とする請求項3記載の脚付水切り 棚であり、複数段に安定的に重ねることができ、また脚体を折り畳んで収納性に 優れ、さらに開脚操作を確実かつ容易に行うことができる脚付水切り棚を提供す ることができる。
【0039】 請求項6の考案は、前記脚体連結部は、縦片部と、この縦片部の上部に穿設さ れた前後方向の前記連結孔と、前記縦片部の前後方向外側で左右方向の内,外側 にそれぞれ縦設された内,外側壁部と、それら縦片部と内,外側壁部との間に形 成された前記縦溝と、前記内側壁部の前後方向外側に突設され前記連結孔のやや 下方に設けられた乗越突起とを備えてなることを特徴とする請求項5記載の脚付 水切り棚であり、複数段に安定的に重ねることができ、また脚体を折り畳んで収 納性に優れ、さらに開脚操作を確実かつ容易に行うことができる脚付水切り棚を 提供することができる。
【0040】 請求項7の考案は、前記突出係合部の前後に相互にハ字状をなす位置決め傾斜 部を設け、これら前後の位置決め傾斜部が当接する当接部を前記係合受部の前後 に設けたことを特徴とする請求項6記載の脚付水切り棚であり、複数段に安定的 に重ねることができ、また脚体を折り畳んで収納性に優れ、さらに開脚操作を確 実かつ容易に行うことができる脚付水切り棚を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す脚付水切り棚を二段
に重ねた状態を示す断面図である。
【図3】本考案の第1実施例を示す正面図である。
【図4】本考案の第1実施例を示す脚体を折り畳んだ状
態の底面図である。
【図5】本考案の第1実施例を示す断面図である。
【図6】本考案の第1実施例を示す下段の棚本体の係合
受部に上段の脚体の突出係合部を係入した状態で一部を
切欠いた要部の平面図である。
【図7】本考案の第2実施例を示す下段の大型の棚本体
に上段の小型の棚本体を重ね合わせる前の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 1A 脚付水切り棚 2 2A 棚本体 3 3A 脚体 6 脚体連結部 7 縦片部 8 連結孔 9 内側壁部 10 外側壁部 11 縦溝 12 水平底杆 13 縦杆 14 水平上杆 16 乗越突起 17 突出係合部 18 位置決め傾斜部 20 開口部(係合受部) 21 前縁部(当接部) 22 後縁部(当接部) 23 抜止め部 h 上端間隔 H 間隔 W 幅 T 高さ

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水切り用の棚本体の左右下部に前後一対
    の脚体連結部をそれぞれ設け、これら対をなす脚体連結
    部に左右の脚体をそれぞれ連結すると共に、それら左右
    の脚体を開脚位置から前記棚本体の下面位置まで回動可
    能に設け、前記左右の脚体の下部に外側に突出する突出
    係合部を形成し、前記開脚位置で前記突出係合部が係入
    する係合受部を前記棚本体の上面両側に設けたことを特
    徴とする脚付水切り棚。
  2. 【請求項2】 前記脚体の左右方向の幅より前記脚体連
    結部の高さ寸法を大きく形成したことを特徴とする請求
    項1記載の脚付水切り棚。
  3. 【請求項3】 前記係合受部の上部に前記突出係合部の
    上方向への抜け止めを行う抜止め部を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の脚付水切り棚。
  4. 【請求項4】 左右方向が同幅で前後方向の幅が異なる
    小型及び大型の前記棚本体を形成し、前記小型の棚本体
    に連結する前記脚体には、複数の前記突出係合部を形成
    し、これら複数の突出係合部と同間隔で、前記大型の棚
    本体に前記係合受部を設けたことを特徴とする請求項3
    記載の脚付水切り棚。
  5. 【請求項5】 前記脚体は、水平底杆の前後に縦杆を設
    けると共に、これら前後の縦杆の上端の内側に水平上杆
    を設け、前記水平底杆に前記突出係合部を形成してな
    り、前記前後一対の脚体連結部の前後方向の外側には、
    それぞれ前記開脚位置で前記縦杆の上端が係入する縦溝
    を縦設すると共に、この縦溝の上部に前記水平上杆を回
    動自在に挿入する連結孔を設け、前記前後の縦杆の上端
    間隔を、前後で対をなす前記連結孔の間隔より幅狭に形
    成し、前記脚体を前記前後で対をなす連結孔に弾発的に
    連結することを特徴とする請求項3記載の脚付水切り
    棚。
  6. 【請求項6】 前記脚体連結部は、縦片部と、この縦片
    部の上部に穿設された前後方向の前記連結孔と、前記縦
    片部の前後方向外側で左右方向の内,外側にそれぞれ縦
    設された内,外側壁部と、それら縦片部と内,外側壁部
    との間に形成された前記縦溝と、前記内側壁部の前後方
    向外側に突設され前記連結孔のやや下方に設けられた乗
    越突起とを備えてなることを特徴とする請求項5記載の
    脚付水切り棚。
  7. 【請求項7】 前記突出係合部の前後に相互にハ字状を
    なす位置決め傾斜部を設け、これら前後の位置決め傾斜
    部が当接する当接部を前記係合受部の前後に設けたこと
    を特徴とする請求項6記載の脚付水切り棚。
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