JP3917905B2 - 2段棚式排気口カバー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は2段棚式排気口カバーに関し、特にシステムキッチンレンジが組込まれたキッチンテーブル上に載置して使用される2段棚式排気口カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は従来の排気口カバーの使用状態を示した斜視図である。
【0003】
図を参照して、キッチンテーブル57にはガスレンジ56が組込まれ、その前面には魚等を焼くためのグリル58が取付けられている。グリル58の使用時の排気は、ガスレンジ56の奥側に設置されているグリル排気口59を介して排出される。
【0004】
排気口カバー65は、調味料61等を載置することができる長方形平板状の棚板67と、棚板67の両端部に接続され、棚板67を所定の高さに持ち上げる脚体69a,脚体69bが取付けられている。
【0005】
使用に際しては、排気口カバー65をグリル排気口59を跨ぐように脚体69a,脚体69bをキッチンテーブル57上に設置する。これによってガスレンジ56を使用している際に排気口カバー65は邪魔にならず、その上に調味料61等を載置できるため使い勝手が良い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の排気口カバーでは、グリルを使用していないときは良いが、グリル使用時には、グリル排気口から排気が出るため排気口カバーを移動させる必要がある。又、排気口カバーの上方スペースは有効に使われているとは言えなかった。
【0007】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、グリル使用時にも移動させる必要がなく、且つその上方スペースも有効に使用できる2段棚式排気口カバーを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ガスレンジのグリル排気口に架け渡すように設置して使用する2段棚式排気口カバーであって、所定間隔に配置されて互いに対向するように立設する1対の側板と、側板の上方部の各々に架け渡すようにして固定された長方形平板形状の上段棚と、側板の中間位置の各々の間に配置された長方形平板形状を有し、長辺側の一方を軸中心として水平位置からほぼ垂直位置まで回動自在となる下段棚とを備えたものである。
【0009】
このように構成すると、下段棚の位置を自在に選択できる。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、下段棚は長方形シート形状を有する平坦部を中心として構成され、側板の各々の前方部は互いに向かうように内方に折曲げられ、下段棚の平坦部の長辺側の他方の裏面を当接状態で支持する1対の前方折曲げ部を構成し、前方折曲げ部の上端は、側板側で水平に伸びる水平端部と、水平端部より高い位置で内方側に水平に伸びる突出端部とからなり、下段棚の平坦部の短辺側の各々の端部は、裏面側に折り返されて折返し部が形成され、折返し部の各々は、前方折曲げ部の各々の水平端部に係合するものである。
【0011】
このように構成すると、側板の各々が開く方向に移動しようとすると、下段棚の折返し部に側板の前方折曲げ部の突出端部が当接する。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の構成において、上段棚は、長方形シート形状の平坦部を中心として構成され、平坦部の長辺側の一方は、上方に立ち上がった後、下方に巻き込む縁巻部が形成されるものである。
【0013】
このように構成すると、上段側の平端部上でこぼれた調味料等の液体の縁巻部側への落下が堰き止められるとともに、縁巻部内に侵入しない。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成において、上段棚の平坦部の長辺側の他方は、上方に立ち上がった後下方に曲がる巻部と、巻部の下端に接続され、下方に伸びる垂下部とが形成されるものである。
【0015】
このように構成すると、上段側の平坦部上にこぼれた調味料の液体の巻部側への落下が堰き止められるとともに、上段棚の長手方向の撓みに対する剛性が向上する。
【0016】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明の構成において、上段棚の平坦部の短辺側の各々には、下方に折曲げられた側方折曲げ部が形成され、側板の各々の上端は、上段棚の平坦部の短辺側の端部を当接状態で支持する水平端部と、水平端部の両端から立ち上がる前方突出端部及び後方突出端部とからなるものである。
【0017】
このように構成すると、側板の前方突出端部と後方突出端部との間に上段棚の平坦部の短辺側が挟まれた状態でこれらに係合する。
【0018】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の構成において、前方突出端部は、水平端部の一部の上方に更に伸びるとともに、水平端部の一部は他の部分の高さより一段下がる切欠き段部を構成し、後方突出端部は、上段棚の巻部の端部の内面に当接する形状を有するものである。
【0019】
このように構成すると、切欠き段部に係合した上段棚の平坦部の短辺側の一部が上方方向に移動しようとすると、上方に位置する前方突出端部の一部に当接する。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明は、下段棚の位置が自在に変化するため、使用状態に応じて下段棚の位置を選択すれば良い。すなわち、排気口を使う場合には、下段棚を垂直位置にしておけばわざわざ排気口カバーを移動させる必要はない。又、排気口を使っていない場合には、下段棚を水平位置にしておけば、その上にも調味料等を載置することができるため使い勝手が良い。
【0021】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、側板の各々を開く方向に移動しようとすると、下段棚の折返し部に側板の前方折曲げ部の突出端部が当接するため、それ以上の側板の移動は阻止され設置状態が安定する。
【0022】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、上段棚の平坦部上にこぼれた調味料等の液体は周辺に落下せず、又縁巻部内に進入しないため、使い勝手が良く清掃も容易となる。
【0023】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の効果に加えて、上段棚の平坦部上にこぼれた調味料等の液体は巻部側の周辺に落下や浸入しないため使い勝手が良い。又、上段棚の強度が向上するため調味料等の載置時の信頼性が向上する。
【0024】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明の効果に加えて、側板の前方突出端部と後方突出端部との間に上段棚の平坦部の短辺側が挟まれた状態でこれらが係合するため、上段棚と側板との係合状態が安定する。
【0025】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の効果に加えて、不用意に上段棚が側板から外れる虞がなく使用状態の信頼性が向上する。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の第1の実施の形態による2段棚式排気口カバーの概略構造を示した斜視図である。
【0027】
図を参照して、2段棚式排気口カバー13は鉄板をプレス加工することによって形成され、具体的には、所定間隔で配置されて互いに対向するように立設する1対の側板19a,側板19bと、側板19a,側板19bの上方部の各々に架け渡すようにして固定された長方形平板形状の上段棚15と、側板19a,側板19bの中間位置の各々の間に配置された長方形平板形状を有した下段棚17とから構成されている。側板19a,側板19bの各々は、その前方辺に切欠き20a,切欠き20bが形成され、又、各々の下方側の辺には切欠き22が形成され、脚部23a,脚部23bが形成されている。尚、脚部23a,脚部23bには、2段棚式排気口カバー13を載置した場合に載置面を傷付けないように、例えば合成樹脂よりなる保護シート25a,保護シート25bが取付けられている。
【0028】
下段棚17は、長辺の奥側が側板19a,側板19bの各々に固定された軸21によって支持され、これを軸中心として図に示す水平位置から後述するようにほぼ垂直位置まで回動自在となるように構成されている。又、下段棚17の長辺の前面側の下面は、側板19a,側板19bの前方部が互いに向かうように内方に折曲げられた1対の前方折曲げ部26a,前方折曲げ部26bによって支持されている。
【0029】
図2は図1で示した“X”部分の拡大図であって、上段棚を側板から外した状態を示した拡大斜視図である。
【0030】
図を参照して、上段棚15は長方形シート形状の平坦部39を中心として構成されている。平坦部39の長辺側の一方(前方)は、上方に立ち上がった後、下方に巻き込む前方縁巻部41が形成されている。一方、平坦部39の長辺側の他方(奥側)は、上方に立ち上がった後下方に曲がる後方巻部42と、後方巻部42の下端に接続され、下方に伸びる長方形シート形状の垂下部43とが形成されている。平坦部39の長辺側は上記のように構成されているため、使用時に平坦部39の上に載置された調味料等の液体が滴下した場合であっても、これらの液体は長辺部分の各々で堰き止められ、又、前方縁巻部41及び後方巻部42内に浸入する虞はない。
【0031】
平坦部39の短辺側の辺の各々は、下方向に折曲げられて側方折曲げ部40を構成している。側板19aの上端は、上段棚15の平坦部39の短辺側の端部を当接状態で支持する水平端部29と、水平端部29の両端から立ち上がる前方突出端部31及び後方突出端部30とから構成されている。又、前方突出端部31は、水平端部29の前方突出端部31側の部分の上方に更に伸びるとともに、その下方の水平端部29の部分は、水平端部29の他の部分の高さより一段下がった切欠き段部33を構成している。
【0032】
一方、後方突出端部30は上段棚15の後方巻部42の長手方向端部の内面に当接する形状を有している。又、側板19aの後方の辺は内方側に折曲げられて後方折曲げ部34を構成している。尚、後方折曲げ部34にはネジ36が貫通する螺合穴37が形成され、上段棚15の垂下部43にはこれに対応するネジ穴44が形成されている。
【0033】
図3は図2の状態から上段棚を側板に組合わせた状態を示した斜視図であって、図1の“X”部に対応した図である。
【0034】
図を参照して、上段棚15を側板19aに取付ける際には、まず上段棚15の側方折曲げ部40を側板19aの外方側に来るようにセットし、この状態から平坦部39の短辺側の係合箇所46を、側板19aの切欠き段部33に差込むようにセットする。切欠き段部33は上述のように水平端部29の他の部分より一段下がった形状となっているため、平坦部39をやや前方に傾斜させた状態で係合箇所46を切欠き段部33に差込むことが可能となる。
【0035】
次にこの状態で、平坦部39の短辺側の端部の裏面が側板19aの水平端部29に当接するまで、上段棚15を降下させる。平坦部39の短辺側の長さは側板19aの水平端部29に対応したものとなっているため、図に示すようにこれらは互いに当接状態となる。又、上述のように、側板19aの後方突出端部30は上段棚15の後方巻部42の端部の内面形状に対応したものとなっているため、後方巻部42は後方突出端部30によって支持され、上段棚15の垂下部43は側板19aの後方折曲げ部34の外面に沿うように重なる。そしてネジ36を取付けることによって、上段棚15の垂下部43と側板19aの後方折曲げ部34とは一体的に固定される。
【0036】
このように上段棚15と側板19aとが組み立てられるため、これらは強固に一体化される。すなわち、上段棚15の前方部が持ち上げられる方向に力が加わると、平坦部39の係合箇所46が側板19aの前方突出端部31に当接してその移動が阻止される。又、側板19aが外方に移動しようとすると、側板19aの上方部の外面側が上段棚15の側方折曲げ部40の内面側に当接するため、それ以上の移動が阻止される。更に、側板19aが内方側に移動しようとすると、側板19aの前方突出端部31の内面側が上段棚15の前方縁巻部41の端部に当接して、その移動が阻止される。尚、図示していないが、側板19b側も同様に上段棚15に対して係合するものである。
【0037】
図4は図1で示した状態から下段棚を垂直位置に引き起こした状態を示した斜視図であり、図5は図4で示した“Y”部分の拡大斜視図である。
【0038】
これらの図を参照して、下段棚17は長方形シート形状を有する平坦部48を中心として構成されている。平坦部48の長辺側の一方(前方)は垂直下方向に折曲げられて前方折曲げ部50を構成し、長辺側の他の一方(奥側)は内方に巻き込まれて後方縁巻部49を形成している。後方縁巻部49は側板19a,側板19bに取付けられた軸21によって回動自在に支持されている。
【0039】
下段棚17の平坦部48の短辺側の各々の端部は裏面側に折り返されて、折返し部54が形成されている。尚、折返し部54は平坦部48の短辺側のみならず前方折曲げ部50の両端側にも連続して形成されている。下段棚17を図5で示した2点鎖線の水平位置から実線に示す垂直位置の方向に回転させて持ち上げると、平坦部48の短辺側の部分が側板19bの後方折曲げ部34bの内面側に当たって、その移動が停止する。これによって下段棚17をほぼ垂直な位置で保持することが可能となる。
【0040】
ところで、側板19bの前方部が内方に折曲げられて形成された前方折曲げ部26の上端は、側板19b側で水平に伸びる水平端部52と、水平端部52より高い位置で内方側に水平に伸びる突出端部53とから構成されている。
【0041】
図6は図5で示したVI−VIラインから見た図である。
【0042】
図を参照して、二点鎖線は下段棚17が水平位置にある場合の断面形状を示している。この状態にあっては、下段棚17の折返し部54は前方折曲げ部26の水平端部52の上方に位置するように係合し、突出端部53は平坦部48の裏面であって折返し部54より内方側の面に当接する。
【0043】
次に、この状態から側板19bが外方に開こうとすると、前方折曲げ部26は図において左方向に移動することになる。すると、水平端部52と突出端部53とからなる段部55が折返し部54の端部に当接して、それ以上の移動が阻止されることになる。これによって下段棚17を水平位置にして使用している場合に不用意に側板19bが外方に開くことは無いため、これらの係合状態が安定する。又、使用の際には下段棚17の平坦部48上には調味料等が載置されるため、平坦部48と前方折曲げ部26の突出端部53との当接状態がより強くなる。そのため前方折曲げ部26と下段棚17との係合状態がより安定する。
【0044】
図7はこの発明の第1の実施の形態による2段棚式排気口カバーの使用状態の一例を示した斜視図である。
【0045】
図を参照して、2段棚式排気口カバー13を使用する際には、キッチンテーブル57に組込まれたガスレンジ56のグリル排気口59を下段棚17が跨ぐようにして、その両側に側板19a,側板19bを設置する。そして2段棚式排気口カバー13の上段棚15には調味料61等が載置されている。この状態にあっては、キッチンテーブル57のグリル58が使用されておらず、グリル排気口59から排気されることはないため、下段棚17は水平位置のままでその上に料理に必要な物を置いて使用することが可能となる。
【0046】
図8は図7に対応した図であって、2段棚式排気口カバーの使用状態の他の例を示した斜視図である。
【0047】
図を参照して、この使用状態は、キッチンテーブル57に組込まれたグリル58が使用される場合を想定している。そこで2段棚式排気口カバー13の下段棚17は、図7で示した水平位置から垂直位置に跳ね上げられている。これによってグリル58の使用によってグリル排気口59から排出される排気等は、下段棚17によって阻止されることなくスムーズに上方に排出される。この時2段棚式排気口カバー13の上段棚15はキッチンテーブル57の設置面から相当上方にあるため、グリル排気口59からの排出を阻害する虞はなく、調味料61等を載置したままの使用を継続することができる。このようにこの実施の形態による2段棚式排気口カバーであれば、グリルの使用の有無にかかわらず、常時その位置に設置しておくことができ、又、その上方スペースを上段棚によって有効に活用することが可能となる。
【0048】
尚、上記の実施の形態では、2段の棚で構成されているが、3段以上の棚式でその中の2段が上述の構成を有するものでも同様の効果を奏する。すなわち、2段棚式排気口カバーとは、このような2段以上の棚式のものも含むものである。
【0049】
又、上記の実施の形態では、下段棚の短辺側は裏面側に折り返されて折返し部を構成しているが、これに代えて、下段棚の短辺側の裏面に帯状のガイドを取り付けるように構成しても良い。
【0050】
更に、上記の実施の形態では、側板の前方部が折り曲げられて前方折曲げ部を構成しているが、これに代えて、側板の前方内側に突出片等を取付けて下段棚を支持するようにしても良い。
【0051】
更に、上記の実施の形態では、上段棚の平坦部の短辺側はそのまま下方に折り曲げられて側方折曲げ部を構成しているが、この折り曲げ部を一旦立ち上げた後下方に下がるように構成すれば、上段棚に滴下された液体の周辺への拡散を防止することがより確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態による2段棚式排気口カバーの概略構造を示した斜視図である。
【図2】図1で示した“X”部分の図であって、上段棚と側板とを分離した状態を示した拡大斜視図である。
【図3】図2に対応した図であって、上段棚と側板とを組合わせた状態を示した斜視図である。
【図4】図1に対応した図であって、下段棚を跳ね上げた状態の2段棚式排気口カバーの概略構造を示した斜視図である。
【図5】図4で示した“Y”部分の拡大斜視図である。
【図6】図5で示したVI−VIラインから見た図である。
【図7】この発明の第1の実施の形態による2段棚式排気口カバーの使用状態の一例を示した斜視図である。
【図8】この発明の第1の実施の形態による2段棚式排気口カバーの使用状態の他の例を示した斜視図である。
【図9】従来の排気口カバーの使用状態を示した概略斜視図である。
【符号の説明】
13…2段棚式排気口カバー
15…上段棚
17…下段棚
19…側板
21…軸
26…前方折曲げ部
29…水平端部
30…後方突出端部
31…前方突出端部
33…切欠き段部
39…平坦部
40…側方折曲げ部
41…前方縁巻部
42…後方巻部
43…垂下部
48…平坦部
52…水平端部
53…突出端部
54…折返し部
56…ガスレンジ
59…グリル排気口
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (6)

  1. ガスレンジのグリル排気口に架け渡すように設置して使用する2段棚式排気口カバーであって、
    所定間隔に配置されて互いに対向するように立設する1対の側板と、
    前記側板の上方部の各々に架け渡すようにして固定された長方形平板形状の上段棚と、
    前記側板の中間位置の各々の間に配置された長方形平板形状を有し、長辺側の一方を軸中心として水平位置からほぼ垂直位置まで回動自在となる下段棚とを備えた、2段棚式排気口カバー
  2. 前記下段棚は長方形シート形状を有する平坦部を中心として構成され、
    前記側板の各々の前方部は互いに向かうように内方に折曲げられ、前記下段棚の前記平坦部の長辺側の他方の裏面を当接状態で支持する1対の前方折曲げ部を構成し、
    前記前方折曲げ部の上端は、前記側板側で水平に伸びる水平端部と、前記水平端部より高い位置で内方側に水平に伸びる突出端部とからなり、
    前記下段棚の前記平坦部の短辺側の各々の端部は、裏面側に折り返されて折返し部が形成され、
    前記折返し部の各々は、前記前方折曲げ部の各々の前記水平端部に係合する、請求項1記載の2段棚式排気口カバー。
  3. 前記上段棚は、長方形シート形状の平坦部を中心として構成され、前記平坦部の長辺側の一方は、上方に立ち上った後、下方に巻き込む縁巻部が形成される、請求項1又は請求項2記載の2段棚式排気口カバー。
  4. 前記上段棚の前記平坦部の長辺側の他方は、上方に立ち上がった後下方に曲がる巻部と、前記巻部の下端に接続され、下方に伸びる垂下部とが形成される、請求項3記載の2段棚式排気口カバー。
  5. 前記上段棚の前記平端部の短辺側の各々には、下方に折曲げられた側方折曲げ部が形成され、
    前記側板の各々の上端は、前記上段棚の前記平坦部の短辺側の端部を当接状態で支持する水平端部と、前記水平端部の両端から立ち上がる前方突出端部及び後方突出端部とからなる、請求項4記載の2段棚式排気口カバー。
  6. 前記前方突出端部は、前記水平端部の一部の上方に更に伸びるとともに、前記水平端部の前記一部は他の部分の高さより一段下がる切欠き段部を構成し、
    前記後方突出端部は、前記上段棚の前記巻部の端部の内面に当接する形状を有する、請求項5記載の2段棚式排気口カバー。
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