JP3012157U - 孔仕上げ用オートチャック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】孔削り加工装置に取り付けて加工対象を回り止
め無しで加工する。 【構成】ソケットとスプリングをハウジングにいれたチ
ャック１をスライド２に固定する。チャック１のソケッ
トは加工対象５に回転可能に係合する形状とし、スプリ
ングにより、ソケットが一方向へ回転するトルクを加え
ておく。スライド２はドリル（刃具）４の回転軸芯方向
に移動でき、かつ、スプリング３により一方向に押し戻
される。以上のものを孔明け装置スライド部に取り付け
る。

Description

【考案の詳細な説明】 この実用新案は加工対象を回り止め保持無しで加工するためのオートチャック に関するものである。 従来の孔加工では何らかの方法で加工対象を保持してからでなければ加工が困 難であった。 従って、バス等の強固なものが、必要になった。 本案は、その欠点をのぞくために考案されたもので、これを図面について説明 すれば・・・・ （イ）ドリル等刃具と共に移動出来る位置にスライド（２）を固定する。 （ロ）スライド（２）上に、ドリル（４）と同心となる位置にチャック（１） を固定する。 （ハ）加工対象（５）は六角等回転を伝達できる凹凸のある形状を上部に有し 、ソケット（Ｂ）はそれと同じ形状の穴が必要である。 （ニ）ドリル（４）が加工対象（５）に近付くと、チャック（１）が加工対象 （５）にあたり、チャック（１）は移動を停止する。 （ホ）更にドリル（４）が加工対象（５）に近付き、ドリル（４）が加工対象 （５）の加工をはじめると加工対象（５）はドリル（４）により廻され始める。 （ヘ）加工対象（５）が廻り始めるとソケット（Ｂ）の穴と加工対象（５）の 上部形状とが一致してチャック（１）はスプリング（３）の押しつけ力で加工対 象（５）の上部にはまり込む。 （ト）ソケット（Ｂ）は加工対象（５）と共に廻されるが、数十度廻されたと ころでソケット（Ｂ）の突起部がハウジング（Ａ）に当ってソケット（Ｂ）は回 転できなくなる。 （チ）すると加工対象（５）も回転出来なくなり、ドリル（４）は加工対象（ ５）の加工を開始する。 なお、実施態様としては （イ）スプリング（３）、スプリング（Ｃ）はエアースプリング方式としても よい。 （ロ）ドリル（４）はエンドミル、リーマ等でもよい。 （ハ）ソケット（Ｂ）の穴形状と加工対象（５）の上部形状は、お互い回転を 伝達できる形状であれば楕円，ひし型等何でもよくまた、同じ形状でなくてもよ い。

【図面の簡単な説明】 第１図は本案全体の構成図。第２図はチャック（１）の
断面図である。 （１）はチャック （２）はスライド （３）はスプリ
ング （４）はドリル（刃具） （５）は加工対象 （Ａ）はハウジング （Ｂ）はソケット （Ｃ）はスプ
リング

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 （イ）ドリル等の上下昇降部にスライド（２）をとりつ
   ける。 （ロ）スライド（２）はスプリング（３）で１方向に押
   さえられている。 （ハ）スライド（２）に、ドリルと同心でチャック
   （１）を固定する。 （ニ）チャック（１）は円周上に突起及びバネ掛けをも
   つソケット（Ｂ）とそれを受けるハウジング（Ａ）、ス
   プリング（Ｃ）からなる。 以上の如く構成された孔仕上げ用オートチャック