JP3002691U - エナメルタイルの切り割り及び裁断プライヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一種のエナメルタイルの切り割り及び裁断プ
ライヤの提供。 【構成】 プライヤ本体の頂端を延伸して、刃部と夾持
部を設けたエナメルタイルの切り割り及び裁断プライヤ
であり、該刃部の対向して延伸するそれぞれの刃の一側
に頂縁から上に延伸する結合片を設け、そのうちの一つ
の結合片の外側に切り割り用の円形刃を固定し、もう一
つの結合片にはＴ形夾持片をピボットで連接し、両者を
組み合わせて上記夾持部を形成し、該Ｔ形夾持片は適当
な範囲で上下に回転でき、これにより上記夾持部と刃部
を上下に配列させ、これに上記Ｔ形夾持片の回転を組合
せて、該夾持部と刃部がエナメルタイルの切り割り及び
裁断作業を行う時に、互いに動作を妨害せず、一体でエ
ナメルタイルの切り割り及び裁断を行う。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、一本でエナメルタイルの切り割り及び裁断の２つの機能を有する、 一種のエナメルタイルの切り割り及び裁断プライヤに関する。

【０００２】

【従来の技術】

屋内の地面一般に、エナメルタイルを貼るのが広く好まれており、該エナメル タイルは耐性があり、簡単に洗えるほか、その感触及び形式、色の種類の多さが 好まれる理由である。しかし、一般のエナメルタイルは、粘着前に切り割りと裁 断する作業を必要とし、この作業により、角やそのほか規則的でない部分に粘着 させる。この切り割りと裁断作業を行うためには、特殊なカッティングプライヤ （図１）と切り割りプライヤ（図２）の２種の工具が必要である。

【０００３】 エナメルタイルを比較的小さい規格に合わせて裁断するときは、該切り割りプ ライヤの切り込み刃により、まずエナメルタイルに切り込みを入れ、さらに夾持 部で加圧し、切り込みを位置でエナメルタイルを２分する。以上でエナメルタイ ルの切り割り作業を完了する。

【０００４】 また、エナメルタイルを不規則な形状に裁断するときは、上記カッティングプ ライヤを使用し、裁断作業を行う。

【０００５】 以上に述べた２つの工具は、エナメルタイルの切り割り及び裁断作業を行うの にもっとも普通に使用されるものであるが、それぞれその機能が限られており、 ゆえにエナメルタイルの粘着前の切り割り、裁断作業で２種の工具を準備しなけ ればならず、コストがかかるほか、携帯に不便であり、また作業時に工具を何度 も取り換える必要があり、施工に時間および労働力を費やした。また、製造者に とっては、２種の工具を別々に設計するために、それぞれに製造コストがかかっ た。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、一本でエナメルタイルの切り割り及び裁断の２つの機能を有する、 エナメルタイルの切り割り及び裁断プライヤを提供することを課題とし、これに より、生産者にとってはその製造コストを下げ、また使用者にとっては携帯に便 利で、使用に便利であり、施工をより円滑に行うことができ、施工にかかる時間 及び人件費を節約することを課題とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案は、プライヤ本体の頂端を延伸して、刃部と夾持部を設けたエナメルタ イルの切り割り及び裁断プライヤであり、該刃部の対向して延伸するそれぞれの 刃の一側に頂縁から上に延伸する結合片を設け、そのうちの一つの結合片の外側 に切り割り用の円形刃を固定し、もう一つの結合片にはＴ形夾持片をピボットで 連接し、両者を組み合わせて上記夾持部を形成し、該Ｔ形夾持片は適当な範囲で 上下に回転でき、これにより上記夾持部と刃部を上下に配列させ、これに上記Ｔ 形夾持片の回転を組合せて、該夾持部と刃部がエナメルタイルの切り割り及び裁 断作業を行う時に、互いに動作を妨害せず、一体でエナメルタイルの切り割り及 び裁断を行う。

【０００８】

【作用】

本考案は夾持部と刃部を上下に配列させて、エナメルタイルの切り割り及び裁 断作業を進行するとき、夾持部と刃部が互いの動作を妨害しない。また、上記夾 持部のＴ形夾持片は適当な範囲で回転することができ、刃部による裁断作業時に は該Ｔ形夾持片を外側に回転させることで、刃部の動作を妨害しない。さらに夾 持部を使用するときは、夾持部は刃部の頂端から一体に延伸して設けられるため に、その動作時に刃部に妨害されず、エナメルタイルを傷つけることもない。

【０００９】

【実施例】

図３は本考案の立体図、図４は本考案の分解立体図である。これらの図に示さ れるように、本考案は主に、プライヤ本体（１０）の頂端を延伸して一つの刃部 を設け、刃部には対向して延伸する刃（１１）、（１２）を設ける。該刃（１１ ）、（１２）の一側には頂端から上に延伸して結合片（１３）、（１４）を設け る。そのうち一つの結合片（１３）の外側に切り割り用の円形刃（１５）を設け 、もう一つの結合片（１４）にはＴ形夾持片（１６）を枢軸で連結する。その連 結方法は、該Ｔ形夾持片（１６）の中間部は凹ませて、連結部のみぞに上記結合 片（１４）を嵌め、回転できるよう連接する。該Ｔ形夾持片（１６）は適当な回 転範囲を有し、該Ｔ形夾持片（１６）を回転させ、これにもう一つの結合片（１ ３）を組み合わせて夾持部を形成する。このように、夾持部と刃部をもともとの 平行配列状態から上下並列状態に変え、上記Ｔ形夾持片（１６）の回転を組み合 わせて、夾持部と刃部でエナメルタイルの切り割りと裁断作業を行うとき、相互 に動作を妨害しないようにする。

【００１０】 図５、６は本考案の動作を説明する図である。刃部によりエナメルタイルを不 規則に裁断するときは、夾持部のＴ形夾持片（１６）を外側に回転させ、刃部の 上方にあって刃部の夾持し切り割る作業を妨害しないようにし、刃部の刃（１１ ）、（１２）により、図５のように裁断作業を進行する。

【００１１】 また、夾持部に切り割り用の円形刃（１５）を組み合わせてエナメルタイル、 特に比較的大きな面積のものの直線切り割りを進行するときは、まず、切り割り 用の円形刃（１５）でエナメルタイルに切り込みを入れ、さらにエナメル引きの 煉瓦を夾持部に挟み、切り込みをＴ形夾持片（１６）の夾持面中央の凹所に合わ せ、プライヤ本体（１０）のハンドルを握って加圧し、エナメルタイルを切り込 みで２つに分ける。このとき夾持部と刃部は上下に配列し、その動作刃部に妨害 されず、エナメルタイルを損傷することもなく作業を進行できる。

【００１２】

【考案の効果】

本考案のエナメルタイルの切り割り及び裁断プライヤは、一本でエナメルタイ ルの切り割り及び裁断の２つの機能を有し、特に夾持部と刃部の配列を変えるこ とができる構造により、両者の動作を互いに妨害することなく、切り割り及び裁 断作業を進行でき、作業時にエナメルタイルを傷つけることもない。携帯に便利 で、工具を何度も交換して使用する必要がないため使用に便利であり、施工をよ り円滑に行うことができ、施工にかかる時間及び人件費を節約することができる 。また、生産者にとっては従来２つの工具の機能を一つの工具に与えることによ り、製造コストを下げることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のエナメルタイルのカッティングプライヤ
の立体図である。

【図２】従来のエナメルタイルの切り割りプライヤの立
体図である。

【図３】本考案の立体図である。

【図４】本考案の分解立体図である。

【図５】本考案の刃部の動作を示す立体図である。

【図６】本考案の夾持部の動作を示す立体図である。

【符号の説明】

（１０）プライヤ本体 （１１）（１２）刃 （１
３）（１４）結合片 （１５）切り割り用の円形刃 （１６）Ｔ形夾持片

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 プライヤ本体の頂端を延伸して、刃部と
   夾持部を設けたエナメルタイルの切り割り及び裁断プラ
   イヤであり、該刃部の対向して延伸するそれぞれの刃の
   一側に頂縁から上に延伸する結合片を設け、そのうちの
   一つの結合片の外側に切り割り用の円形刃を固定し、も
   う一つの結合片にはＴ形夾持片を回転可能に連接し、両
   者を組み合わせて上記夾持部を形成し、該Ｔ形夾持片は
   適当な範囲で上下に回転でき、これにより上記夾持部と
   刃部を上下に配列させ、これに上記Ｔ形夾持片の回転を
   組合せて、該夾持部と刃部がエナメルタイルの切り割り
   及び裁断作業を行う時に、互いに動作を妨害せず、一体
   でエナメルタイルの切り割り及び裁断を行う、エナメル
   タイルの切り割り及び裁断プライヤ。