JP3012131B2 - 超音波音響カプラ - Google Patents

超音波音響カプラ

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JP3012131B2
JP3012131B2 JP5313725A JP31372593A JP3012131B2 JP 3012131 B2 JP3012131 B2 JP 3012131B2 JP 5313725 A JP5313725 A JP 5313725A JP 31372593 A JP31372593 A JP 31372593A JP 3012131 B2 JP3012131 B2 JP 3012131B2
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ultrasonic
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清人 松井
一宏 渡辺
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Fukuda Denshi Co Ltd
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Fukuda Denshi Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波音響カプラに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に超音波診断装置を使用して甲状腺
や頸動脈、乳腺等の近距離の診断部位を診断する場合、
超音波探触子の分解能の向上を図るために、超音波探触
子と被観察対象物との間に超音波の良導体である超音波
音響カプラを配置して、診断部位近傍に超音波ビームが
収束するような工夫がなされる。
【0003】そして、かかる目的で使用される超音波音
響カプラとしては、従来、図7に示すものがある。すな
わち、この従来例において、超音波音響カプラは、超音
波探触子1が嵌合される略筒状の装着部材2から保持腕
6を突設して形成される。一方、超音波伝搬体3は、超
音波の良導体により形成されており、上記保持腕6が挿
入される保持孔4を備える。
【0004】しかして、超音波探触子1による診断は、
保持腕6により超音波伝搬体3を保持した状態で装着部
材2を、超音波探触子1の探触面が超音波伝搬体3に圧
着するように超音波探触子1にはめ込んで行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例においては、超音波伝搬体3を使用しないで診断する
場合には、保持腕6が邪魔になるために、装着部材2を
一旦超音波探触子1から取り外すことが必要であり、作
業効率が悪いという欠点を有するものであった。
【0006】本発明は、以上の欠点を解消すべくなされ
たものであって、超音波伝搬体3の使用の有無に関わら
ず、超音波探触子1に固定しておける超音波音響カプラ
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、実施例に対応する図1に示すように、超音波探触子
1に装着可能な装着部材2と、略直方体形状の超音波伝
搬体3に開設した保持孔4に挿入される挿入杆5を備え
た保持腕6とを有し、前記保持腕6は、挿入杆5が装着
部材2の裏面開口部に位置し、超音波伝搬体3を保持す
る保持位置と、装着部材2の側壁に沿う退避位置まで移
動可能なように装着部材2壁面に回動自在に装着される
超音波音響カプラを提供することにより達成される。
【0008】
【作用】超音波音響カプラは、超音波探触子1に取り付
けられる装着部材2に保持腕6を装着して構成される。
保持腕6は、超音波伝搬体3を保持する挿入杆5を備え
ており、超音波伝搬体3を装着した状態での使用を可能
とする。
【0009】さらに、保持腕6は、挿入杆5が装着部材
2の裏面開口部に位置し、超音波伝搬体3を保持する保
持位置と、装着部材2の側壁に沿う退避位置まで移動可
能とされており、退避位置まで移動させることにより、
超音波伝搬体3を装着しない状態での使用が可能とな
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。超音波カプラは図1に示すよ
うに、超音波探触子1に嵌合されて装着される略筒状の
装着部材2と、該装着部材2の裏面側に超音波伝搬体3
を保持するための2本の保持腕6、6とから構成され
る。
【0011】上記超音波伝搬体3は、例えばゼラチン水
溶性ゲル、パラフィン共重合体ゲルあるいはポリ・ビニ
ール・アルコール系水溶液等の超音波伝搬性能に優れた
材料で形成されるゲル状部材であり、その側壁には、後
述する挿入杆5を受容する保持孔4が貫通状に開設され
ている。
【0012】一方、保持腕6は上記超音波伝搬体3の保
持孔4に圧入されて該超音波伝搬体3を保持する挿入杆
5と、該挿入杆5の一端に曲成される固定部6aを有し
て、側面視略J字状に形成される。この保持腕6は、固
定部6aにおいて装着部材2の側壁に装着されており、
挿入杆5が装着部材2の裏面開口側に位置する保持位置
と、該挿入杆5が装着部材2の側壁に沿う退避位置との
間で回転可能とされる。
【0013】さらに、上記挿入杆5の自由端部には、球
体状のストッパ部7が膨隆されており、保持された超音
波伝搬体3が操作中に妄りに脱離しないように配慮され
ている。
【0014】したがってこの実施例において、超音波伝
搬体3を使用して診断する際には、挿入杆5が保持位置
に位置するように保持腕6を回動させた後、挿入杆5を
保持孔4に圧入して超音波伝搬体3を保持すれば良く、
超音波伝搬体3を使用しない場合には、挿入杆5が退避
位置に位置するように保持腕6を回動しておけば、保持
腕6が診断の邪魔になることがなくなる。
【0015】図2、図3に本発明の第2の実施例を示
す。この実施例において、保持腕6は、装着部材2の側
壁に固定される固定部6aと、該固定部6aにヒンジ9
を介して回動自在に連結される挿入杆5とを有して側面
視略L字状に形成される。
【0016】したがってこの実施例において、超音波伝
搬体3を使用して診断する際には、図2、および図3
(a)に示すように、挿入杆5が保持位置に位置するよ
うに挿入杆5をヒンジ9回りに回動させた後、挿入杆5
を保持孔4に圧入して超音波伝搬体3を保持すれば良
く、超音波伝搬体3を使用しない場合には、図3(b)
に示すように、挿入杆5を装着部材2の側壁に沿う退避
位置に回動させれば良い。
【0017】なお、図2、図3に示した実施例におい
て、固定部6aと挿入杆5とはヒンジ9により連結され
る場合が示されているが、本発明はこれに限られず、蝶
番等により折り畳み自在に連結してもよい。
【0018】図4、および図5に本発明の第3の実施例
を示す。この実施例において、挿入杆5は、複数の杆体
5a、5a・・を順次挿通させてテレスコープ状に形成
されており、先端部を操作することにより、全長が伸縮
自在とされる。
【0019】したがってこの実施例において、超音波伝
搬体3を使用して診断する際には、図4に示すように、
杆体5a、5a・・を相互に引き出して挿入杆5を伸長
状態とし、該挿入杆5を保持孔4に圧入して超音波伝搬
体3を保持すれば良く、超音波伝搬体3を使用しない場
合には、図5に示すように、挿入杆5を縮退させれば良
い。
【0020】図6に本発明の第4の実施例を示す。この
実施例は、超音波伝搬体3が使用中に妄りに脱離しない
ようにするのに適した変形を示す。すなわち、この実施
例において、挿入杆5は、上述した各実施例例と同様
に、先端に球状のストッパ部7が膨隆される。
【0021】超音波伝搬体3の剛性が比較的高い場合に
は、一般に、挿入杆5を保持孔4に挿入しただけでも、
ストッパ部7が超音波伝搬体3の壁面に当接して抜け止
めがなされるが、超音波伝搬体3が柔らかい場合には、
ストッパ部7による抜け止めが困難なために、挿入杆5
にストッパ部材8が装着される。
【0022】ストッパ部材8は、例えばゴム等の柔軟な
材料で形成され、上記挿入杆5に対応し、かつ挿入杆5
の径よりやや小径の小孔を備えた板状部材であり、小孔
にストッパ部7から挿入杆5を無理入れすることにより
脱落が防止される。
【0023】かかるストッパ部材8の使用の有無は、上
述したように、使用する超音波伝搬体3の柔らかさによ
り決定されるが、さらに、柔らかさの程度により、図6
(a)に示すように、終端部のみに装着したり、あるい
は超音波伝搬体3の両端に装着される。
【0024】なお、図6においては、第1の実施例とし
て示した保持腕6にストッパ部材8を装着した状態が示
されているが、第2実施例以降に示した保持腕6に装着
することももちろん可能である。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による超音波音響カプラによれば、超音波伝搬体を装着
した状態でも、非装着の状態でも使用が可能なので、診
断部位に合わせて超音波探触子から取り外したり、ある
いは装着する手間が省け、使用効率を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図で、(a)は超音波伝
搬体の装着状態を示す図、(b)は保持腕を退避状態に
した状態を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す図で、(a)は側
面図、(b)は正面図である。
【図3】保持腕の収納状態を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す図で、(a)は側
面図、(b)は裏面図である。
【図5】保持腕の収納状態を示す図である。
【図6】本発明の第4の実施例を示す図で、(a)は超
音波伝搬体の一端にストッパ部材を装着した状態を示す
図、(b)は両端に装着した状態を示す図である。
【図7】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 超音波探触子 2 装着部材 3 超音波伝搬体 4 保持孔 5 挿入杆 6 保持腕 7 ストッパ部 8 ストッパ部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−300905(JP,A) 特開 平3−63038(JP,A) 特開 平2−189137(JP,A) 実開 昭62−15304(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00 - 8/15 G01N 29/00 - 29/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波探触子(1)に装着可能な装着部材
    (2)と、 略直方体形状の超音波伝搬体(3)に開設した保持孔
    (4)に挿入される挿入杆(5)を備えた保持腕(6)
    とを有し、 前記保持腕(6)は、挿入杆(5)が装着部材(2)の
    裏面開口部に位置し、超音波伝搬体(3)を保持する保
    持位置と、装着部材(2)の側壁に沿う退避位置まで移
    動可能なように装着部材(2)の壁面に回動自在に装着
    される超音波音響カプラ。
  2. 【請求項2】超音波探触子(1)に嵌合されて取り付け
    られる略筒状の装着部材(2)と、 略直方体形状の超音波伝搬体(3)に開設した保持孔
    (4)に挿入される挿入杆(5)を備えた保持腕(6)
    とを有し、 前記挿入杆(5)は、テレスコープ状に伸縮自在である
    超音波音響カプラ。
  3. 【請求項3】前記超音波伝搬体(3)の保持孔(4)は
    貫通状に形成され、 かつ、挿入杆(5)の終端には、超音波伝搬体(3)の
    脱離を防止するストッパ部(7)が膨隆される請求項1
    または2記載の 超音波音響カプラ。
  4. 【請求項4】前記挿入杆(5)の終端には、弾性材から
    なるストッパ部材(8)が圧入される請求項3記載の
    音波音響カプラ。
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