JP3378082B2 - 超音波診断用プローブ - Google Patents
超音波診断用プローブInfo
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- Japan
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- piezoelectric vibrator
- array
- diagnostic probe
- ultrasonic diagnostic
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B8/00—Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
- A61B8/12—Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves in body cavities or body tracts, e.g. by using catheters
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B8/00—Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
- A61B8/44—Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device
- A61B8/4444—Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device related to the probe
- A61B8/445—Details of catheter construction
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B8/00—Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
- A61B8/44—Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device
- A61B8/4444—Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device related to the probe
- A61B8/4461—Features of the scanning mechanism, e.g. for moving the transducer within the housing of the probe
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S15/00—Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
- G01S15/88—Sonar systems specially adapted for specific applications
- G01S15/89—Sonar systems specially adapted for specific applications for mapping or imaging
- G01S15/8906—Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques
- G01S15/8934—Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques using a dynamic transducer configuration
- G01S15/8938—Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques using a dynamic transducer configuration using transducers mounted for mechanical movement in two dimensions
- G01S15/894—Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques using a dynamic transducer configuration using transducers mounted for mechanical movement in two dimensions by rotation about a single axis
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10K—SOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10K11/00—Methods or devices for transmitting, conducting or directing sound in general; Methods or devices for protecting against, or for damping, noise or other acoustic waves in general
- G10K11/18—Methods or devices for transmitting, conducting or directing sound
- G10K11/26—Sound-focusing or directing, e.g. scanning
- G10K11/35—Sound-focusing or directing, e.g. scanning using mechanical steering of transducers or their beams
- G10K11/352—Sound-focusing or directing, e.g. scanning using mechanical steering of transducers or their beams by moving the transducer
- G10K11/355—Arcuate movement
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波診断用プローブ
に関するものである。近年、超音波を使用した患部の診
断は、従来の体表走査に加え、より詳細に患部を診断で
きる体腔内走査が普及している。
に関するものである。近年、超音波を使用した患部の診
断は、従来の体表走査に加え、より詳細に患部を診断で
きる体腔内走査が普及している。
【０００２】しかしながら、体腔内走査においては、プ
ローブ挿入に際し、患者の苦痛を伴うため、プローブの
径を細くすることが課題となっている。
ローブ挿入に際し、患者の苦痛を伴うため、プローブの
径を細くすることが課題となっている。
【０００３】
【従来の技術】超音波診断用プローブの従来例を経食道
心エコープローブを例に取って図６に示す。
心エコープローブを例に取って図６に示す。
【０００４】図６（ａ）において、３は走査方向に長い
矩形状をなし、プローブの先端に固定されるアレイ型圧
電振動子であり、走査方向がプローブの長手方向に直交
するように配置される。アレイ型圧電振動子３は、プロ
ーブ挿入に際しての患者の苦痛を軽減するために、その
走査方向寸法、すなわち長辺寸法は、小寸となるように
形成されている。
矩形状をなし、プローブの先端に固定されるアレイ型圧
電振動子であり、走査方向がプローブの長手方向に直交
するように配置される。アレイ型圧電振動子３は、プロ
ーブ挿入に際しての患者の苦痛を軽減するために、その
走査方向寸法、すなわち長辺寸法は、小寸となるように
形成されている。
【０００５】しかし、アレイ型圧電振動子３の走査方向
寸法を小寸とすると、センサの開口が小さくなってしま
い、画像の低下を惹起する上に、走査方向が予め決定さ
れるために、得られる断層像に自由度がなく、限られた
断面画像しか得られないという問題がある。
寸法を小寸とすると、センサの開口が小さくなってしま
い、画像の低下を惹起する上に、走査方向が予め決定さ
れるために、得られる断層像に自由度がなく、限られた
断面画像しか得られないという問題がある。
【０００６】一方、図６（ｂ）に示すように、走査方向
がプローブの長手方向に一致するようにアレイ型圧電振
動子３を配置したプローブにおいては、開口面積が小さ
いことによる問題は解消することができるが、取得する
断面に対する自由度がないという欠点をそのまま具備す
ることとなる。
がプローブの長手方向に一致するようにアレイ型圧電振
動子３を配置したプローブにおいては、開口面積が小さ
いことによる問題は解消することができるが、取得する
断面に対する自由度がないという欠点をそのまま具備す
ることとなる。
【０００７】また、これらの欠点を解消するために、図
７（ａ）に示すように、走査方向が互いに直交する２個
のアレイ型圧電振動子３、３を固着したバイプレーンプ
ローブや、あるいは、図７（ｂ）に示すように、プロー
ブの先端に回転操作可能なアレイ型圧電振動子３を配置
した、マルチプレーンプローブも提案されているが、こ
れらにおいても、前者にあっては、プローブの長手方向
に走査方向が直交する姿勢のアレイ型圧電振動子３を配
置する必要から、後者にあっては、上記姿勢を取るため
のスペースを予めプローブの先端に設けておく必要か
ら、プローブの先端は、大きくなり、患者への苦痛が増
してしまうという欠点を有する。
７（ａ）に示すように、走査方向が互いに直交する２個
のアレイ型圧電振動子３、３を固着したバイプレーンプ
ローブや、あるいは、図７（ｂ）に示すように、プロー
ブの先端に回転操作可能なアレイ型圧電振動子３を配置
した、マルチプレーンプローブも提案されているが、こ
れらにおいても、前者にあっては、プローブの長手方向
に走査方向が直交する姿勢のアレイ型圧電振動子３を配
置する必要から、後者にあっては、上記姿勢を取るため
のスペースを予めプローブの先端に設けておく必要か
ら、プローブの先端は、大きくなり、患者への苦痛が増
してしまうという欠点を有する。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の欠点
を解消すべくなされたものであって、診断時における患
者の苦痛を軽減し、かつ、画像の劣化も生じさせること
のない超音波診断用プローブを提供することを目的とす
る。
を解消すべくなされたものであって、診断時における患
者の苦痛を軽減し、かつ、画像の劣化も生じさせること
のない超音波診断用プローブを提供することを目的とす
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の原理構成図を図
１に示す。超音波診断用プローブは、管状のシャフト１
と、前記シャフト１の先端開口を閉塞する膨張可能なバ
ルーン体２と、前記バルーン体２内に回転操作可能に収
納される走査方向に長い矩形状のアレイ型圧電振動子３
と、前記バルーン体２内に収納され、前記アレイ型圧電
振動子３の回転領域を確保するスペース維持手段４とを
有し、 さらに、前記スペース維持手段４は、前記アレイ
型圧電振動子３の両側方に配置され、外方に向けてやや
屈曲した一対のバネ性を有する翼片７と、前記翼片７を
外方に強制屈曲させる押圧機構８とを備えて構成され、
アレイ型圧電振動子３の長辺とシャフト１の先端部軸線
１ａとのなす角度が可変にされる。
１に示す。超音波診断用プローブは、管状のシャフト１
と、前記シャフト１の先端開口を閉塞する膨張可能なバ
ルーン体２と、前記バルーン体２内に回転操作可能に収
納される走査方向に長い矩形状のアレイ型圧電振動子３
と、前記バルーン体２内に収納され、前記アレイ型圧電
振動子３の回転領域を確保するスペース維持手段４とを
有し、 さらに、前記スペース維持手段４は、前記アレイ
型圧電振動子３の両側方に配置され、外方に向けてやや
屈曲した一対のバネ性を有する翼片７と、前記翼片７を
外方に強制屈曲させる押圧機構８とを備えて構成され、
アレイ型圧電振動子３の長辺とシャフト１の先端部軸線
１ａとのなす角度が可変にされる。
【００１０】
【作用】本発明において、食道等の体腔内に挿入する際
には、アレイ型圧電振動子３は、図１（ａ）に示すよう
に、長辺がシャフト１の長手方向に沿う姿勢とされてい
る。この姿勢においては、アレイ型圧電振動子３の装着
部位、すなわちプローブの先端が幅広となることはない
ので、挿入時の患者への苦痛の軽減が図られる。
には、アレイ型圧電振動子３は、図１（ａ）に示すよう
に、長辺がシャフト１の長手方向に沿う姿勢とされてい
る。この姿勢においては、アレイ型圧電振動子３の装着
部位、すなわちプローブの先端が幅広となることはない
ので、挿入時の患者への苦痛の軽減が図られる。
【００１１】さらに、アレイ型圧電振動子３は、長辺と
シャフト１の先端部軸線１ａとのなす角度が可変にされ
るために、診断部位においては、例えば図１（ｂ）に示
すように、９０°回転操作可能であり、直交する２面、
およびその中間角度面での診断像の取得が可能となる。
診断部位、すなわち、体腔内においてプローブの先端が
幅方向に膨張することは、患者への苦痛を増加させるこ
とはないので、患者への苦痛を軽減させて、かつ、多面
の断層像の取得が可能となる。
シャフト１の先端部軸線１ａとのなす角度が可変にされ
るために、診断部位においては、例えば図１（ｂ）に示
すように、９０°回転操作可能であり、直交する２面、
およびその中間角度面での診断像の取得が可能となる。
診断部位、すなわち、体腔内においてプローブの先端が
幅方向に膨張することは、患者への苦痛を増加させるこ
とはないので、患者への苦痛を軽減させて、かつ、多面
の断層像の取得が可能となる。
【００１２】
【実施例】経食道心エコープローブとして構成された本
発明の実施例を図２、図３に示す。超音波診断用プロー
ブは、管状のシャフト１の先端に固定されるキャップ部
材５と、キャップ部材５に回転可能に装着される矩形状
のアレイ型圧電振動子３と、このアレイ型圧電振動の回
転スペースを確保するためのスペース維持手段４と、ア
レイ型圧電振動子３を含むシャフト１先端部を包囲する
バルーン体２とを有する。
発明の実施例を図２、図３に示す。超音波診断用プロー
ブは、管状のシャフト１の先端に固定されるキャップ部
材５と、キャップ部材５に回転可能に装着される矩形状
のアレイ型圧電振動子３と、このアレイ型圧電振動の回
転スペースを確保するためのスペース維持手段４と、ア
レイ型圧電振動子３を含むシャフト１先端部を包囲する
バルーン体２とを有する。
【００１３】キャップ部材５は、頭部５ａと、該頭部５
ａの裏面中央からシャフト１側に突出する支持片５ｂ
と、支持片５ｂの後端に形成される押圧ピンガイド壁５
ｃとを備える。プローブ全体を同径のチューブ形状とす
るために、頭部５ａの径は、シャフト１の径と略同一径
に形成されており、さらに、支持片５ｂ、押圧ピンガイ
ド壁５ｃ等は、頭部５ａの周縁により形成される円柱体
の内部に収容可能な寸法に形成される。
ａの裏面中央からシャフト１側に突出する支持片５ｂ
と、支持片５ｂの後端に形成される押圧ピンガイド壁５
ｃとを備える。プローブ全体を同径のチューブ形状とす
るために、頭部５ａの径は、シャフト１の径と略同一径
に形成されており、さらに、支持片５ｂ、押圧ピンガイ
ド壁５ｃ等は、頭部５ａの周縁により形成される円柱体
の内部に収容可能な寸法に形成される。
【００１４】アレイ型圧電振動子３は、圧電セラミック
等の圧電体から形成される短冊状の圧電素子３ｂ、３ｂ
・・を幅方向に並べたもので、圧電素子の連結方向、す
なわち、走査方向に長い矩形形状をなし、送受信面３ａ
と反対面には、図示しないバッキング材等が固定され
る。
等の圧電体から形成される短冊状の圧電素子３ｂ、３ｂ
・・を幅方向に並べたもので、圧電素子の連結方向、す
なわち、走査方向に長い矩形形状をなし、送受信面３ａ
と反対面には、図示しないバッキング材等が固定され
る。
【００１５】上記アレイ型圧電振動子３の走査方向に直
交する辺（短辺）の長さは、可及的に小寸に、望ましく
は、シャフト１の径方向寸法と略同一か、あるいはそれ
よりやや小寸とされ、このように形成することは、走査
方向（長辺）をシャフト１の長手方向に沿わせた姿勢に
アレイ型圧電振動子３を保持した状態でのプローブの先
端での膨隆が防がれ、該姿勢での食道内へのプローブの
挿入時における患者の苦痛を軽減するために有用であ
る。
交する辺（短辺）の長さは、可及的に小寸に、望ましく
は、シャフト１の径方向寸法と略同一か、あるいはそれ
よりやや小寸とされ、このように形成することは、走査
方向（長辺）をシャフト１の長手方向に沿わせた姿勢に
アレイ型圧電振動子３を保持した状態でのプローブの先
端での膨隆が防がれ、該姿勢での食道内へのプローブの
挿入時における患者の苦痛を軽減するために有用であ
る。
【００１６】上記アレイ型圧電振動子３を回転操作可能
とするために、該アレイ型圧電振動子３は、回転子９に
固定される。回転子９は、アレイ型圧電振動子３が固定
される固定板９ａの裏面中央に回転軸９ｂを立設して形
成され、該回転軸９ｂをキャップ部材５の支持片５ｂに
穿孔された孔に挿入し、支持片５ｂに対して回転自在と
される。また、上記回転軸９ｂの中心には、図示しない
ケーブル挿通孔が穿孔され、アレイ型圧電振動子３の圧
電素子３ｂに接続されるケーブル３ｃが引き出される。
とするために、該アレイ型圧電振動子３は、回転子９に
固定される。回転子９は、アレイ型圧電振動子３が固定
される固定板９ａの裏面中央に回転軸９ｂを立設して形
成され、該回転軸９ｂをキャップ部材５の支持片５ｂに
穿孔された孔に挿入し、支持片５ｂに対して回転自在と
される。また、上記回転軸９ｂの中心には、図示しない
ケーブル挿通孔が穿孔され、アレイ型圧電振動子３の圧
電素子３ｂに接続されるケーブル３ｃが引き出される。
【００１７】さらに、上記回転子９の回転軸９ｂには、
プーリ部材１０が固定される。プーリ部材１０には、図
示しない操作部における操作によって駆動されるワイヤ
１１が巻回されており、回転子９、およびアレイ型圧電
振動子３は、ワイヤ１１を操作することにより回転駆動
される。
プーリ部材１０が固定される。プーリ部材１０には、図
示しない操作部における操作によって駆動されるワイヤ
１１が巻回されており、回転子９、およびアレイ型圧電
振動子３は、ワイヤ１１を操作することにより回転駆動
される。
【００１８】一方、スペース維持手段４は、バネ性を有
する材料により形成されるバネ体４ａと、このバネ体４
ａの後方に配置される押圧機構８とからなる。バネ体４
ａは、上記アレイ型圧電振動子３の両側方に位置する２
枚の翼片７、７と、前方壁４ｂと、後方壁４ｃとを備え
て矩形枠形状に形成されており、前方壁４ｂをキャップ
部材５の頭部５ａの背面壁に当接させた状態で装着され
る。また、各翼片７、７は、後述する押圧機構８の押圧
ピン８ａにより後方壁４ｃが押圧された際に外方に屈曲
変形するように、やや外方に屈曲した形状とされる。
する材料により形成されるバネ体４ａと、このバネ体４
ａの後方に配置される押圧機構８とからなる。バネ体４
ａは、上記アレイ型圧電振動子３の両側方に位置する２
枚の翼片７、７と、前方壁４ｂと、後方壁４ｃとを備え
て矩形枠形状に形成されており、前方壁４ｂをキャップ
部材５の頭部５ａの背面壁に当接させた状態で装着され
る。また、各翼片７、７は、後述する押圧機構８の押圧
ピン８ａにより後方壁４ｃが押圧された際に外方に屈曲
変形するように、やや外方に屈曲した形状とされる。
【００１９】押圧機構８は、キャップ部材５の支持片５
ｂの後端に枢支されるレバー体８ｂと、レバー体８ｂの
一端に回動自在に枢支され、押圧ピンガイド壁５ｃ内に
進退自在に挿入される押圧ピン８ａとからなる。また、
レバー体８ｂの他端には、シャフト１内を挿通し、図示
しない操作部に連結される引っ張りワイヤ１２が連結さ
れる。
ｂの後端に枢支されるレバー体８ｂと、レバー体８ｂの
一端に回動自在に枢支され、押圧ピンガイド壁５ｃ内に
進退自在に挿入される押圧ピン８ａとからなる。また、
レバー体８ｂの他端には、シャフト１内を挿通し、図示
しない操作部に連結される引っ張りワイヤ１２が連結さ
れる。
【００２０】したがってこの実施例において、引っ張り
ワイヤ１２を操作部において引っ張ると、図４、図５に
示すように、押圧ピン８ａがバネ体４ａの後方壁４ｃを
押圧し、翼片７を外方に強制屈曲させる。引っ張りワイ
ヤ１２による押圧ピン８ａの進退ストロークは、翼片７
が強制屈曲させられた際に、アレイ型圧電振動子３の側
方に、該アレイ型圧電振動子３が図４に示すように、直
角に回転するための十分なスペースが維持されるように
設定される。
ワイヤ１２を操作部において引っ張ると、図４、図５に
示すように、押圧ピン８ａがバネ体４ａの後方壁４ｃを
押圧し、翼片７を外方に強制屈曲させる。引っ張りワイ
ヤ１２による押圧ピン８ａの進退ストロークは、翼片７
が強制屈曲させられた際に、アレイ型圧電振動子３の側
方に、該アレイ型圧電振動子３が図４に示すように、直
角に回転するための十分なスペースが維持されるように
設定される。
【００２１】バルーン体２は、ゴム等の伸縮自在な材料
により形成される筒状部材であり、一端開口がシャフト
１の先端周壁に、他端がキャップ部材５の頭部５ａ周壁
に各々固着されて、シャフト１の前端開口部を閉塞す
る。なお、バルーン体２内での超音波の伝搬性能を維持
するために、パルーン体内には、シャフト１内を挿通す
るチューブ６を経由して水等の液体が充填される。
により形成される筒状部材であり、一端開口がシャフト
１の先端周壁に、他端がキャップ部材５の頭部５ａ周壁
に各々固着されて、シャフト１の前端開口部を閉塞す
る。なお、バルーン体２内での超音波の伝搬性能を維持
するために、パルーン体内には、シャフト１内を挿通す
るチューブ６を経由して水等の液体が充填される。
【００２２】次に、以上のように構成される超音波診断
用プローブの操作方法を説明する。先ず、患者の診断を
行う際には、長辺がプローブの挿入方向、すなわち、シ
ャフト１の先端部軸線１ａに一致する姿勢となるように
アレイ型圧電振動子３を回転させる。この時、プローブ
先端は、全体の径が略一定の管状をなしており、この状
態で食道まで挿入する。
用プローブの操作方法を説明する。先ず、患者の診断を
行う際には、長辺がプローブの挿入方向、すなわち、シ
ャフト１の先端部軸線１ａに一致する姿勢となるように
アレイ型圧電振動子３を回転させる。この時、プローブ
先端は、全体の径が略一定の管状をなしており、この状
態で食道まで挿入する。
【００２３】以上のようにして診断部位まで導かれたプ
ローブによって、走査方向に平行な断層像を得ることが
可能であり、さらに、該断層像に直交する面での断層像
を得るために、ワイヤ１１を操作してアレイ型圧電振動
子３を９０°回転させる（図４参照）。アレイ型圧電振
動子３の回転に先立って、先ず、引っ張りワイヤ１２を
引っ張って翼片７を外方に強制屈曲させ、アレイ型圧電
振動子３の回転スペースを確保する。また、回転状態に
おいて、バルーン体２内の容積は増加するために、バル
ーン体２内には、チューブ６を介して液体が供給され
る。
ローブによって、走査方向に平行な断層像を得ることが
可能であり、さらに、該断層像に直交する面での断層像
を得るために、ワイヤ１１を操作してアレイ型圧電振動
子３を９０°回転させる（図４参照）。アレイ型圧電振
動子３の回転に先立って、先ず、引っ張りワイヤ１２を
引っ張って翼片７を外方に強制屈曲させ、アレイ型圧電
振動子３の回転スペースを確保する。また、回転状態に
おいて、バルーン体２内の容積は増加するために、バル
ーン体２内には、チューブ６を介して液体が供給され
る。
【００２４】バルーン体２の膨張程度は、上記スペース
維持手段４との干渉がない程度に決定されるが、さら
に、バルーン体２の表面が食道壁に当接するように決定
すると、より鮮明な診断像を得ることができる。
維持手段４との干渉がない程度に決定されるが、さら
に、バルーン体２の表面が食道壁に当接するように決定
すると、より鮮明な診断像を得ることができる。
【００２５】なお、以上の実施例においては、アレイ型
圧電振動子３の回転スペースを確保するために、スペー
ス維持手段４を設けた場合を示したが、スペース維持手
段４を設けることなく、チューブ６からバルーン体２内
へ送入する液体の圧力によりバルーン体２を強制膨張さ
せてアレイ型圧電振動子３の回転スペースを確保するこ
とも可能である。
圧電振動子３の回転スペースを確保するために、スペー
ス維持手段４を設けた場合を示したが、スペース維持手
段４を設けることなく、チューブ６からバルーン体２内
へ送入する液体の圧力によりバルーン体２を強制膨張さ
せてアレイ型圧電振動子３の回転スペースを確保するこ
とも可能である。
【００２６】このように構成する場合には、バルーン体
２とスペース維持手段４との干渉によるバルーン体２の
破損が完全に防止することが可能となる。また、以上の
実施例におけるアレイ型圧電振動子３は９０°回転操作
可能に構成されているが、回転角度は任意に決定するこ
とができる。さらに、アレイ型圧電振動子３は超音波送
受信面３ａに直交する軸回りに回転する場合を示した
が、これに限られず、回転軸を、超音波送受信面３ａに
平行な面内で、かつアレイ型圧電振動子３の長辺に直交
する位置に配置することも可能である。
２とスペース維持手段４との干渉によるバルーン体２の
破損が完全に防止することが可能となる。また、以上の
実施例におけるアレイ型圧電振動子３は９０°回転操作
可能に構成されているが、回転角度は任意に決定するこ
とができる。さらに、アレイ型圧電振動子３は超音波送
受信面３ａに直交する軸回りに回転する場合を示した
が、これに限られず、回転軸を、超音波送受信面３ａに
平行な面内で、かつアレイ型圧電振動子３の長辺に直交
する位置に配置することも可能である。
【００２７】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、患者に苦痛を与えることなく、解像度の高い
診断像を取得することができる。
によれば、患者に苦痛を与えることなく、解像度の高い
診断像を取得することができる。
【図１】本発明の原理説明図で、（ａ）は体腔への挿入
時の状態を示す図、（ｂ）はアレイ型圧電振動子を回転
させた状態を示す図である。
時の状態を示す図、（ｂ）はアレイ型圧電振動子を回転
させた状態を示す図である。
【図２】本発明の実施例を示す図である。
【図３】図２の断面図である。
【図４】アレイ型圧電振動子を回転させた状態を示す図
である。
である。
【図５】図４の断面図である。
【図６】従来例を示す図である。
【図７】他の従来例を示す図である。
【符号の説明】
１ シャフト
１ａ 軸線
２ バルーン体
３ アレイ型圧電振動子
３ａ 超音波送受信面
４ スペース維持手段
５ キャップ部材
６ チューブ
７ 翼片
８ 押圧機構
フロントページの続き
(72)発明者 中尾 成隆
神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地
富士通株式会社内
(56)参考文献 特開 昭56−152636（ＪＰ，Ａ)
特開 昭58−133227（ＪＰ，Ａ)
特開 平２−114950（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−285141（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−100139（ＪＰ，Ａ)
実開 平６−19708（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A61B 8/00
Claims (5)
- 【請求項１】管状のシャフトと、前記 シャフトの先端開口を閉塞する膨張可能なバルーン
体と、前記 バルーン体内に回転操作可能に収納される走査方向
に長い矩形状のアレイ型圧電振動子と、 前記バルーン体内に収納され、前記アレイ型圧電振動子
の回転領域を確保するスペース維持手段とを有し、さらに、前記スペース維持手段は、前記アレイ型圧電振
動子の両側方に配置され、外方に向けてやや屈曲した一
対のバネ性を有する翼片と、前記翼片を外方に強制屈曲
させる押圧機構とを備え、 前記アレイ型圧電振動子の長辺とシャフトの先端部軸線
とのなす角度を可変にした超音波診断用プローブ。 - 【請求項２】前記アレイ型圧電振動子は、超音波送受信
面に垂直な軸回りに回転操作可能である請求項１記載の
超音波診断用プローブ。 - 【請求項３】前記バルーン体、アレイ型圧電振動子、お
よびスペース維持手段は、シャフトの先端に固定される
キャップ部材に装着される請求項１または２記載の超音
波診断用プローブ。 - 【請求項４】前記シャフト内にはバルーン体を強制膨張
させるための液体を圧入するチューブが挿通している請
求項１、２または３記載の超音波診断用プローブ。 - 【請求項５】前記アレイ型圧電振動子の短辺寸法は、シ
ャフトの径に略一致する請求項１、２、３または４記載
の超音波診断用プローブ。
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