JP2019037607A - 超音波プローブ - Google Patents

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Abstract

【課題】体腔内挿入型の超音波プローブにおける先端部を小型化及び軽量化する。【解決手段】先端部の中に走査機構60及び振動子部62が配置されている。走査機構60は短尺型の軸部材76を有する。振動子部62は、湾曲体78及び可動ベース81を有する。振動子部62は凹部75を有し、凹部75内に軸部材76の全部が入り込んでいる。凹部75内に第1及び第2の軸受け端部74A,74Bも入り込んでいる。【選択図】図4

Description

本発明は超音波プローブに関し、特に体腔内挿入型の超音波プローブに関する。
医療の分野において超音波診断装置が活用されている。超音波診断装置は、一般に、装置本体と超音波プローブにより構成される。超音波プローブとして、体表当接型の超音波プローブ、及び、体腔内挿入型の超音波プローブが知られている。後者の例として、経膣プローブ、経直腸プローブ、経食道プローブ等があげられる。体腔内でボリュームデータ(三次元データ)を取得する場合、例えば、機械走査型の3Dプローブが利用される。
機械走査型の3Dプローブは、振動子ユニット及び走査機構を収容した先端部、先端部から伸びた中間部、並びに、中間部に連なる操作部を有する。先端部及び中間部が挿入部を構成し、その挿入部が体腔内に挿入される。先端部内には通常、音響媒体が充填されている。音響媒体の中で振動子ユニットを機械走査するためには、相応の駆動力を生成する駆動源を3Dプローブ内に設ける必要がある。
特許文献1−3には超音波プローブが開示されている。その超音波プローブにおいては、スペース的に比較的余裕があるグリップ内にモータが配置されている。モータで生じた駆動力が、中間部に挿通されたシャフト等の駆動力伝達部材を介して、先端部内の走査機構へ伝達されている。特許文献1−3には、先端部内の詳細な構造、特に振動子部の詳細な構造については、開示されていない。
特開平2−167150号公報 特開平2−55050号公報 特開2005−168614号公報
被検者の体腔内に挿入される先端部を備えた機械走査型の超音波プローブにおいては、被検者の負担を軽減するために、先端部の小型化が求められている。また、駆動源の小型化のために、機械走査時において振動子部が音響伝搬媒体から受ける抵抗を小さくすることも求められている。
本発明の目的は、体腔内に挿入される先端部を有する機械走査型の超音波プローブにおいて、先端部を小型化又は軽量化することにある。あるいは、先端部内で機械的に走査される振動子部が音響伝搬媒体から受ける抵抗を小さくすることにある。
実施形態に係る超音波プローブは、体腔内に挿入される先端部を含み、前記先端部は、先端部ケースと、前記先端部ケース内に設けられ、円弧状の電子走査方向に配列された複数の振動素子を有する振動子部と、前記先端部ケース内に設けられ、前記電子走査方向に直交する円弧状の機械走査方向に前記振動子部を揺動運動させる走査機構と、を含み、前記振動子部の背面側に凹部が形成され、前記走査機構は前記振動子部を揺動運動させるための軸部材を有し、前記軸部材の少なくとも一部分が前記凹部に入り込んでいる、ことを特徴とする。
上記構成によれば、振動子部によって超音波ビームが形成され、その超音波ビームが電子的に走査される。走査機構は軸部材の中心軸周りにおいて振動子部を機械的に走査する。振動子部の背面側(超音波放射側とは反対側)には凹部が形成されている。複数の振動素子が円弧状に配列される場合、振動子部の背面側に(振動子部における電子走査方向の一方端と他方端との間に)削減可能な部分が生じる。その部分を利用して凹部が形成されている。
上記構成では、凹部の中に軸部材の少なくとも一部分が入り込んでいる。実施形態においては、その凹部に軸部材の全部が入り込んでいる。凹部を形成することにより、振動子部の物量を削減できる。その凹部内に軸部材の少なくとも一部分が入り込んでいれば、回転軸が振動子部に近付くので、両者を連結するための部材の量を削減できる。結果として、先端部を小型化又は軽量化できる。音響伝搬媒体の中で振動子部が揺動運動を行う場合、音響伝搬媒体との衝突によって生じる負荷を低減することも可能となる。これにより駆動源の小型化が可能となる。軸部材を回転体として構成し、それと振動子部が一体化的に回転してもよい。軸部材を非回転体として構成し、軸部材周りにおいて振動子部が回転運動してもよい。
実施形態において、前記走査機構は前記軸部材を保持する保持部材を有し、前記保持部材の少なくとも一部分が前記凹部に入り込んでいる。この構成によれば、凹部内の空間をより活用できる。
実施形態において、前記軸部材は中心軸を有し、前記保持部材は、前記中心軸の方向に離れた第1軸受け及び第2軸受けを備える二股状の部分を有し、前記第1軸受け及び前記第2軸受けが前記軸部材を回転可能に保持する。この構成によれば、軸部材が少なくとも二箇所で保持されるので、軸部材を安定的に保持できる。第1軸受けと第2軸受けとが連接していてもよいが、それらが離れていた方がより安定的に軸部材を保持できる。
実施形態において、前記機械走査機構は駆動歯車を有し、前記振動子部は、前記軸部材に固定された歯車であって前記駆動歯車から駆動力を受ける従動歯車を有し、前記第2軸受けの一方側に前記第1軸受けが設けられ、前記第2軸受けの他方側に前記従動歯車が設けられる。この構成によれば、軸部材を少なくとも二箇所で保持しつつ、空いているスペースを利用して軸部材への駆動力の伝達を行える。
実施形態において、前記凹部は矩形の背面開口を有し、前記背面開口は、前記電子走査方向の一方端に対応する一方の縁と、前記電子走査方向の他方端に対応する他方の縁と、を有し、前記軸部材の全長は、前記一方の縁と前記他方の縁との間の開口長よりも短い。この構成によれば、軸部材の全長が背面開口の開口長よりも短いので、凹部内への軸部材の配置が容易となる。
実施形態において、前記凹部は、前記背面開口に連なる一方の側面開口及び他方の側面開口を有する。この構成によれば、振動子部の機械走査に際して、音響伝搬媒体に衝突する面積を削減できる。
本発明によれば、体腔内に挿入される先端部を備えた機械走査型の超音波プローブにおいて、先端部を小型化又は軽量化できる。あるいは、先端部内において機械的に走査される振動子部が音響伝搬媒体から受ける抵抗を小さくできる。
実施形態に係る超音波プローブを示す側面図である。 先端部及びネック部を示す透視図である。 中間部内に配置されたモータを示す透視図である。 先端部内の構造を示す透視図である。 実施形態に係る超音波プローブのyz断面を示す断面図である。 実施形態に係る超音波プローブのxz断面を示す断面図である。 振動子部及び走査機構の一部を拡大して示す断面図である。 振動子部及び軸部材を示す模式図である。 断面位置を示す側面図である。 図9に示された断面位置に対応する断面図である。 配線用シート束を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、実施形態に係る超音波プローブ10が示されている。この超音波プローブ10は、体腔内挿入型且つ機械走査型の3Dプローブである。体腔として、膣、直腸、食道等が挙げられる。図1に示す構成例においては、超音波プローブ10に対して穿刺用アダプタ12が装着されている。穿刺用アダプタ12は、穿刺針14を保持又は案内する器具である。穿刺を行う場合には、超音波プローブ10に対して穿刺用アダプタ12が装着され、穿刺を行わない場合には、超音波プローブ10から穿刺用アダプタ12が取り外される。
超音波プローブ10は、本体16、ケーブル18、及び、図示されていないコネクタを有する。超音波プローブ10のコネクタは、図示されていない超音波診断装置本体のコネクタに対して、物理的に及び電気的に接続される。本体16は、大別して、挿入部20と操作部22とにより構成される。挿入部20が体腔内へ挿入し得る部分である。挿入部20は、挿入方向であるz方向に伸長した形態を有する。操作部22は、使用者(医師等)によって握られる部分である。操作部22も概ねz方向に伸長した形態を有する。但し、操作部22の中心軸(中心線)36は、後述する軸状部30の中心軸32に対して、y方向正側へシフトしている。操作部22の前側は移行部分44であり、その中心軸34は、中心軸32及び中心軸36の間を跨ぎつつ傾斜している。その結果、本体16がクランク形状を有している。
操作部22における棒状のグリップ部分の上側には隙間42が生じている。このような構成により、また、先端部24が上側にはほとんど肥大していないことにより、穿刺針14を本体16に近付けることが可能となっている。
挿入部20は、先端部24及びそれに連なる中間部26により構成されている。先端部24は、ヘッド部であり、その内部には振動子部及び走査機構が設けられている。具体的には、先端部24内に媒体室が形成されており、その媒体室内において振動子部が機械的に走査される。先端部24は中心軸38を有する。中心軸38は、軸状部30の中心軸32から、y方向正側へシフトしている。そのシフト量が符号40で示されている。先端部24はそのシフト方向に肥大している。
中間部26は、棒状又は円柱状の軸状部30、及び、その前側に連なるネック部28を有する。ネック部28は、軸状部30側から先端部24側へ徐々に肥大した形態を有する。先端部24は軸状部30よりも肥大している。先端部24及びネック部28は、軸状部30から見て、肥大部41と言い得る。
実施形態に係る超音波プローブ10においては、以下に説明するように、中間部26の前側部分26Aの内部に駆動源としてのモータが配置されている。そこで生じた駆動力が走査機構に伝達され、走査機構によって振動子部が機械的に走査される。また、実施形態に係る超音波プローブ10においては、以下に説明するように、先端部24の内部構造として、それを小型化及び軽量化することが可能な構造が採用されている。
図2には、先端部24及び中間部26の内部が示されている。なお、図1においてはy方向が下方を向いていたが、図2においてはy方向が上方を向いている。
先端部24はケース(先端部ケース)52を有し、ケース52の内部には気密性を有する媒体室58が形成されている。媒体室58には、絶縁性をもった油等の音響伝搬媒体が充填されている。媒体室58の内部において、振動子部62が走査機構60により機械的に走査される。具体的には、後述する軸部材の回転軸(中心軸)64周りにおいて振動子部62が揺動運動を行う。回転軸64はy方向に対して平行である。
図2において、円弧状の電子走査方向がθ方向として示されており、円弧状の機械走査方向がφ方向として示されている。各走査方向の中点は先端部24の中心軸(図1中の符号38を参照)上にある。振動子部62は、θ方向に並んだ例えば百数十個の振動素子からなる振動素子アレイを有する。超音波ビームの電子走査を繰り返し行いながら、振動子部62が一方方向及び他方方向に繰り返し機械的に走査される。これにより三次元エコーデータ取込み領域が繰り返し形成される。図示されていない超音波診断装置本体においては、三次元エコーデータ取込み領域から取得されたボリュームデータに基づいて超音波画像が形成される。
先端部24内には骨格又は土台として機能する構造体56が設けられている。構造体56は金属によって構成されている。構造体56によって走査機構60が直接的に保持されており、また構造体56によって振動子部62が間接的に保持されている。構造体56は、ケース52と共に、媒体室58を画定する隔壁としても機能している。
中間部26は、軸状部30及びネック部28の外皮をなす筒状のケース(中間部ケース)50を有する。このケース50及び上記ケース52はいずれも絶縁性をもった樹脂によって構成されている。ケース52における少なくとも超音波透過部分は、生体の音響インピーダンスに近い音響インピーダンスを有する材料によって構成される。
既に説明したように、中間部26における前側部分の内部には駆動源としてのモータ54が配置されている。モータ54の先端部分がネック部28内の保持部材(後述するホルダ)によって片持ち方式で保持されている。モータ54は、軸状部30の中心軸(図1中の符号32を参照)上に配置され、その中心軸に沿って伸長した細長い形態を有する。具体的には、モータ54は円柱状の形態を有する。モータ54は、例えば、ブラシレスモータである。他のタイプのモータが利用されてもよい。モータ以外の駆動源が利用されてもよい。
図3は中間部の透視図であり、そこにはモータ54が現れている。上記のように、中間部は軸状部30とネック部28とにより構成される。ケース50は中空の筒状部材である。ネック部28の内部には筒状形態を有するホルダ66が配置されている。ホルダ66は第1部分66A及び第2部分66Bにより構成され、図示された構成では、第1部分66Aがモータ54の先端部分54Aを保持している。その保持の方式は片持ち方式であり、モータ54の後端部分54Bが非保持状態とされている。片持ち方式を採用することにより、部品点数を削減でき、また組立性を良好にできる。ちなみに、第2部分66Bの内部にはカップリング67が回転可能に配置されている。カップリング67は、モータ軸と駆動力伝達用のシャフトとを連結する部材である。
ホルダ66は、先端部内の構造体(図2の符号56参照)に連結されている。結局、その構造体がモータ54を間接的に保持している。モータ54の周囲には、より具体的には、モータ54と後述する金属パイプとの間には、リング状の隙間55が生じている。その隙間55を配線部材が通過している。モータ54の回転角度を検出するセンサが設けられているが、そのセンサについては図示省略されている。ネック部28の内部には軸状部30の内部に比べてスペース的な余裕があるので、ネック部28の内部空間に対してモータ54の先端部分を保持するホルダ66が設けられている。もっとも、モータ54の先端部分が先端部内の構造体によって直接的に保持されてもよい。ネック部28の内部においてホルダ66に隣接して生じた空き空間(図3においてホルダ66の左側の空間)が配線部材を通す空間として利用される。
図4には先端部内の構造が示されている。構造体56は、円形台座としての基部56Aと、フレームをなす支持部56Bと、により構成される。基部56Aと支持部56Bは一体化されてもよい。支持部56Bは、中空構造を有し、支持部56Bの内部には、中間軸部材及び複数の歯車等が収容されている。既に説明したように、先端部内には、気密室としての媒体室58が形成されており、その媒体室58内に、走査機構60及び可動体としての振動子部62が配置されている。
走査機構60は、軸受け部材70、軸部材76、及び、伝達機構80を有する。軸部材76は、振動子部62を揺動運動させるための部材である。軸部材76の中心軸(中心線)周りにおいて振動子部62が回転運動する。伝達機構については後に説明する。
軸受け部材70は、取付け端部71、中間部72、第1軸受け端部(第1軸受け)74A、及び、第2軸受け端部(第2軸受け)74Bを有する。取付け端部71は、肥大した板状の形態を有し、取付け端部71が支持部56Bの取付け面上に固定されている。取付け端部71に連なる中間部72は軸部材76に沿って伸長している。中間部72における取付け端部71側の第1位置に第1軸受け端部74Aが連結されておりており、中間部72における取付け端部71から離れた第2位置に第2軸受け端部74Bが連結されている。各軸受け端部74A,74Bは、リング状の形態を有し、それぞれベアリングを有している。第1位置は、先端部の中心軸が通過する位置又はその近傍位置である。回転軸上において、第1位置の一方側に第2位置が設定されており、第1位置の他方側に第3位置が設定されている。第3位置には、後述する平歯車90が設けられている。
中間部72及び2つの軸受け端部74A,74Bの全体は二股状形態を構成している。回転軸上において相互に離れた2つの位置において2つの軸受け端部74A,74Bによって軸部材76が回転可能に保持されている。これにより軸部材76の保持状態が安定化されている。他の位置に更に軸受け又は軸受け端部を設けるようにしてもよい。本実施形態では、軸部材76が振動子部62と一緒に回転運動するが、軸部材76を非回転軸として構成することも考えられる。実施形態においては、短尺型の軸部材76が利用されており、その軸部材76の両端部ではなく、その中央部及び一方端部が保持されている。その結果、軸部材76の他方端部に駆動力を伝達する部材を設けることが可能となっている。
振動子部62は、円弧状又は半円状に湾曲した湾曲体78を有する。湾曲体78は、複数の層からなる積層体でもある。湾曲体78における積層構造は、湾曲方向(電子走査方向)のほぼ全体に及んでいる。実施形態において、湾曲体78の両端部には、軸部材76を保持する構造が設けられていない。
具体的には、湾曲体78は、円弧状の電子走査方向に配列された複数の振動素子からなる振動素子アレイを有する。湾曲体78において、振動素子アレイの前側(超音波放射側)には1又は複数の整合層が設けられ、更に、1又は複数の整合層の前側には音響レンズが設けられている。音響レンズの表面が先端部ケースの内面に対して対向している。湾曲体78において、振動素子アレイの後側つまり背面側(超音波放射側とは反対側)にはバッキングが設けられている。バッキングは不要な超音波を吸収又は散乱させる材料により構成されている。
湾曲体78は、台座又は骨格として機能する可動ベース81に取り付けられている。可動ベース81は、例えば、アルミニウム等の金属材料で構成される。可動ベース81は、中央部分と一対の羽状部分とからなる。中央部分は船の下部のような形態を有する。その中央部分の両端から一対の羽状部分が湾曲しつつ伸長している。可動ベース81は、バッキングの後面(背面)に接合される円筒面状の前面を有し、また、可動フレーム82が取り付けられる平坦な取付け面を有する。取付け面を形成したので、可動ベース81への可動フレーム82の取り付けが容易であり、また強固な取り付けを行える。
可動フレーム82は、振動子部62を軸部材76に取り付けるための連結部材である。具体的には、可動フレームは、例えば、アルミニウム等の金属部材で構成される。可動フレーム82は、回転軸を保持しつつそれに固定された一対の固定部86,88を有する。また、可動フレーム82は、伝達機構80の一部をなす平歯車90を有する。平歯車90は従動歯車である。可動フレーム82の上記のような機能から見て、可動フレーム82を走査機構60に属する部材として理解するのが自然である。
振動子部62の背面側には、可動ベース81の内側に構成される内部空間として、凹部75が形成されている。凹部75は、概略的に見て直方体の形状を有する。凹部75は、背面開口及び2つの側面開口を有する。凹部75には、少なくとも走査機構60の一部分が入り込んでおり、実施形態においては、走査機構60における軸部材76の全部が入り込んでいる。もっとも、軸部材76の一部分だけが凹部75内に入り込む構成を採用してもよい。実施形態においては、第1軸受け端部74A、第2軸受け端部74B、及び、可動フレーム82の主要部も、凹部75の中に配置されている。もっとも、それらの一部分が凹部75からはみ出ていてもよい。ちなみに、可動フレーム82を振動子部62の一部とみなしたとしても、背面側に開いた窪みとしての凹部に、走査機構の一部が入り込んでいることに変わりはない。
振動子部62として(凹部を有しない)半円筒状の形態を採用することも可能であるが、そのような場合、半円筒部分の後側に実質的に機能していない部分が生じる。本実施形態には、その部分の全体又は一部に凹部75が形成されている。
実施形態によれば、振動子部62に凹部75を形成したので、その分だけ振動子部62が軽量化されている。また、振動子部62において音響伝搬媒体から受ける抵抗が低減されている。また、実施形態によれば、凹部75の内部に軸部材76を設けたので、軸部材76が振動子部62に近付けられている。これにより、先端部の内部構造を小型化できる。また、軸部材76と振動子部62とを連結するための部材の量を低減できるので、その分だけ軽量化でき、同時に、音響伝搬媒体から可動体が受ける抵抗を低減することが可能となる。結果として、先端部を小型化及び軽量化することが可能となる。更に、振動子部62及び走査機構60で生じる抵抗が低減されるので、機械的走査で必要となる駆動力を小さくすることが可能であり、つまりモータを小型化することが可能となる。換言すれば、中間部を太くすることなく、その内部にモータを配置することが可能となる。
図5及び図6を用いて、先端部24、ネック部28及び軸状部30の詳細な構造について説明する。図5はyz断面を示しており、図6はxz断面を示している。
図5において、ネック部28及び軸状部30に跨って(中間部における前側部分に)モータ54が配置されている。中間部においては、絶縁材料からなる中空のケース50の中に、硬質材料、具体的には金属からなるパイプ104が配置されている。パイプ104は外骨格体として機能し、つまり挿入部の強度を高める作用を発揮する。同時に電磁波シールド作用を発揮する。パイプ104の外面はケース50の内面に密着している。パイプ104は、ステンレス等の金属により構成される。パイプ104の先端部分は、モータ54の先端部分を保持しているホルダ66に連結されている。パイプ104の先端部分であってその側面にはスリット状の開口104Aが形成されている。開口104Aを通じて配線部材106がパイプ104の内部へ進入している。パイプ104とモータ54との間にはリング状の隙間55が生じており、その隙間55を配線部材106が通過している。配線部材106は、複数のシートからなる積層体(シート束)として構成されており、シート束の状態で配線部材106が隙間55を通過している。もっとも、分散化した複数のシートを隙間55に通すようにしてもよい。なお、図5においては、先端部24内において、振動子部62から出る配線部材が図示省略されている。
モータ54の軸は、カップリング67により、シャフト92に連結されている。モータ54及びシャフト92は、軸状部30の中心軸上に並んで配置されている。シャフト92の先端部分に傘歯車94が形成されている。一方、回転自在に設けられた中間軸部材100には傘歯車96が設けられている。傘歯車94と傘歯車96とが噛み合っており、前者の駆動回転により、後者が従動回転する。中間軸部材100は、一対の軸受け102によって回転自在に保持されている。一対の軸受け102及び既に説明した軸受け部材70が構造体56によって保持されている。
中間軸部材100には平歯車98が固定されており、その平歯車98は振動子部62側の平歯車90と噛み合っている。平歯車98が駆動回転すると、平歯車90が従動回転する。これにより、振動子部62が、軸部材76の回転軸(中心軸)周りにおいて回転運動する。具体的には、モータ54が一方方向へ回転すると、振動子部62が機械走査方向の一方側へ揺動運動し、モータ54が他方方向へ回転すると、振動子部62が機械走査方向の他方方向へ揺動運動する。
走査機構60は、伝達機構80を有し、その伝達機構80は、実施形態において、シャフト92、シャフト92の端部としての傘歯車94、中間軸部材100、平歯車98、平歯車90等を有する。走査機構60には、伝達機構80の他、軸受け部材70、軸部材76等が含まれる。もっとも、図示された具体的な構成は例示に過ぎないものである。中間軸部材を除外して、シャフト92の回転力を振動子部62へ直接的に伝達するようにしてもよい。複数の歯車の作用により、回転速度が調整されてよい。なお、シャフトの一部分はネック部28内に存在しているが、走査機構60の主要部分は先端部24内に配置されているので、走査機構60は先端部24内に配置された機構であると言い得る。もっとも、シャフト92を走査機構60以外の要素として理解してもよい。
図5において、電子走査方向の一方端が+θ1として表現されており、電子走査方向の他方端が−θ1で表現されている。電子走査が行われる角度範囲は例えば−90°から+90°までの範囲である。なお、電子走査方向の中点(及び原点)は、先端部24の中心軸38上に位置している。ケース50に対してケース52が連結されている。ケース52における半球部分が生体接触部分52Aである。
図6において、軸状部の中心軸32上にモータ54及びシャフト92が配置されている。中間軸部材100は、支持部56Bに固定された一対の軸受けによって回転自在に保持されている。中間軸部材100には平歯車98が固定されており、それは振動子部62側の平歯車90と噛み合っている。それらは、伝達機構80の一部を構成するものである。図6には、機械走査方向における一方端が+φ1で表現されており、機械走査方向における他方端が−φ1で表現されている。機械走査が行われる角度範囲は例えば−75°から+75°までの範囲である。なお、機械走査方向の中点(及び原点)は、先端部24の中心軸38上に位置している。
図7には、先端部の一部分が拡大断面図として示されている。走査機構60は、軸部材76を有する。軸部材76は、第1及び第2軸受け端部74A,74Bによって回転自在に保持されている。一方、振動子部62は、湾曲体78及び可動ベース81を有する。符号108で示す湾曲した部分が、振動素子アレイ、1又は複数の整合層に相当している。その部分108の前側に音響レンズ110が設けられ、その部分108の後側つまり背面側にバッキング107が設けられている。湾曲体78は可動ベース81に固定されている。可動ベース81の内側には凹部75が形成されている。実施形態においては、凹部75の中に、軸部材76の全部が収容されており、また、第1及び第2軸受け端部74A,74Bの主要部分が収容されている。更に、走査機構60の一部をなす可動フレーム82も収容されている。
このような構成により、先端部の小型化及び軽量化が図られている。また、振動子部62の揺動運動時に生じる負荷の低減により、駆動源としてのモータの小型化が図られている。軸部材における少なくとも一部分を凹部75内に進入させることにより、上記各利点が得られる。
図8には、先端部の一部分が模式図として示されている。(A)はyz平面を示し、(B)はxy平面を示している。凹部75を幅広の溝としてみた場合、y方向が溝幅方向であり、x方向が溝中心線方向であり、z方向が溝深さ方向である。凹部75において、y方向が長手方向であり、x方向が短手方向である。符号64は軸部材76の中心軸つまり回転軸を示している。
(A)に示すyz平面において、湾曲体78の背面側に可動ベース81が設けられている。可動ベース81の背面側の内側空間が凹部75である。凹部は矩形の背面開口202を有し、z方向におけるその位置が符号112で示されている。z方向における、軸部材76の両端位置が符号204,206で示されている。z方向における凹部の底の位置が符号208で示されている。z方向において、軸部材の両端の位置204,206は、いずれも背面開口202の位置112よりも、前側(z方向正側)にある。つまり、yz平面において、軸部材76の全部が凹部75内に収容されている。
(B)に示すxy平面において、湾曲体78における電子走査方向の一方端部78A及び他方端部78Bの間が凹部75の背面開口202である。背面開口202は、一方端部78Aに接する一方の縁202Aと、他方端部78Bに接する他方の縁202Bと、を有する。一方の縁202Aと他方の縁202Bとの間が開口長212である。軸部材のy方向の全長210は開口長212よりも短い。つまり、xy平面においても、軸部材76の全部が凹部75内に収容されている。軸部材76の両端は、湾曲体78とは非接触状態にある。換言すれば、実施形態においては、短尺型の軸部材76が利用されている。
凹部75は、背面開口202及び一対の側面開口75A,75Bを有する。一対の側面開口75A,75Bにより、振動子部において音響伝搬媒体に衝突する部分の面積が低減される。もっとも、一対の側面開口75A,75Bを塞いだ構成を採用してもよい。振動子部に対して例えば流線型を有する膨らみを設けるようにしてもよい。
可動ベース81の中央部の厚さをより薄くして、凹部75の深さをより深くしてもよい。電子走査方向における湾曲体78の全長が短い場合、軸部材76の一部だけを凹部75内に入れてもよい。湾曲体78における一方端部78Aと他方端部78Bとの間を繋げるように軸部材を配置してもよい。その場合、一方端部78Aと他方端部78Bとの間において、軸部材が保持され得る。体腔内に挿入される先端部の小型化のためには、湾曲体の外側に軸受け構造を設置するのは困難である。そこで、軸部材の両端部ではなく、その両端部を除いた中間部において、軸部材を保持する構成を採用するのが望ましい。変形例として、軸部材を保持する構成(例えば複数の軸受け)の一部分が凹部に入り込む態様が考えられる。
図9には、ネック部28におけるA−A断面位置が示されている。その位置に対応する断面図が図10に示されている。図10には、中間部のケース50と、先端部のケース52とが現れている。パイプ104内にはモータ54が配置されている。パイプ104における下側(y方向正側)には開口104Aが形成されている。ネック部内の空間113から開口104Aを通じて、図示されていない配線部材がパイプ104の内部に差し込まれている。
図11には配線部材が例示されている。図示された配線部材116は、積層された複数の配線用シート118からなり、それはシート束を構成している。振動子部の一方側の側面から複数の配線用シート118が引き出されており、それらは適宜、折り畳まれて、シート束が構成される。そのシート束が、媒体室から構造体(隔壁)を通過してネック部の内部空間に入った上で、パイプの内部空間を通って操作部まで引き出されている。
個々のシート118においては、少なくともモータ近傍部分が図11の右側に模式的に示す構造を有している。シート118は、配線シート120とグラウンドテープ122とからなる。配線シート120は、図示の例において、絶縁性材料からなるシート本体134を有し、その一方側には、面電極としてのグラウンド層126と絶縁層(コーティング層)128とが形成されている。シート本体134の他方側には、配線パターンとしての信号線列130と絶縁層132とが形成されている。グラウンドテープ122は、配線シート120に近い側から遠い側にかけて、接着層142、絶縁層138、面電極としてのグラウンド層135及び絶縁層140を有する。
信号線列130が一対のグラウンド層126,135によって挟まれているので、信号線列130への電磁波ノイズの進入が効果的に抑制されている。特に、モータがノイズ源となるような場合、図11に示される構成を採用するのが望ましい。先端部内においては、各シートを配線シート120単体で構成するのが望ましい。そのような構成によれば振動子部の機械走査に際しての負荷を低減できる。
上記実施形態によれば、振動子部に凹部を形成したので振動子部を軽量化でき、また、振動子部が音響伝搬媒体に衝突することにより生じる負荷を低減できる。振動子部の揺動軸部材のための軸部材を凹部内に配置したので、振動子部と軸部材とを近接させることができ、走査機構を簡素化及び軽量化できる。また、走査機構が音響伝搬媒体に衝突することにより生じる負荷を低減できる。それ故、先端部を小型化及び軽量化でき、また、駆動源として小型のモータを利用することが可能となる。その結果、モータを中間部の内部に配置することが可能となっている。その構成は、超音波プローブの更なる軽量化という利点をもたらすものであり、また、操作部の形状に自由度をもたらすものである。
上記の構成は、経膣プローブ、経直腸プローブ、経食道プローブ、等の体腔内挿入型プローブに適用できる。なお、先端部の内部構造については、体腔内挿入型プローブの他、体表当接型プローブに適用し得る。
10 超音波プローブ、16 本体、20 挿入部、22 操作部、24 先端部、26 中間部、28 ネック部、30 軸状部、41 肥大部、54 モータ、56 構造体、58 媒体室、60 走査機構、62 振動子部、66 ホルダ、70 軸受け部材、75 凹部、76 軸部材、78 湾曲体、80 伝達機構、81 可動ベース。

Claims (7)

  1. 体腔内に挿入される先端部を含み、
    前記先端部は、
    先端部ケースと、
    前記先端部ケース内に設けられ、円弧状の電子走査方向に配列された複数の振動素子を有する振動子部と、
    前記先端部ケース内に設けられ、前記電子走査方向に直交する円弧状の機械走査方向に前記振動子部を揺動運動させる走査機構と、
    を含み、
    前記振動子部の背面側に凹部が形成され、
    前記走査機構は前記振動子部を揺動運動させるための軸部材を有し、
    前記軸部材の少なくとも一部分が前記凹部に入り込んでいる、
    ことを特徴とする超音波プローブ。
  2. 請求項1記載の超音波プローブにおいて、
    前記軸部材の全体が前記凹部に入り込んでいる、
    ことを特徴とする超音波プローブ。
  3. 請求項1記載の超音波プローブにおいて、
    前記走査機構は前記軸部材を保持する保持部材を有し、
    前記保持部材の少なくとも一部分が前記凹部に入り込んでいる、
    ことを特徴とする超音波プローブ。
  4. 請求項3記載の超音波プローブにおいて、
    前記軸部材は中心軸を有し、
    前記保持部材は、前記中心軸の方向に離れた第1軸受け及び第2軸受けを備える二股状の部分を有し、
    前記第1軸受け及び前記第2軸受けが前記軸部材を回転可能に保持する、
    ことを特徴とする超音波プローブ。
  5. 請求項4記載の超音波プローブにおいて、
    前記機械走査機構は駆動歯車を有し、
    前記振動子部は、前記軸部材に固定された歯車であって前記駆動歯車から駆動力を受ける従動歯車を有し、
    前記第2軸受けの一方側に前記第1軸受けが設けられ、
    前記第2軸受けの他方側に前記従動歯車が設けられた、
    ことを特徴とする超音波プローブ。
  6. 請求項1記載の超音波プローブにおいて、
    前記凹部は矩形の背面開口を有し、
    前記背面開口は、前記電子走査方向の一方端に対応する一方の縁と、前記電子走査方向の他方端に対応する他方の縁と、を有し、
    前記軸部材の全長は、前記一方の縁と前記他方の縁との間の開口長よりも短い、
    ことを特徴とする超音波プローブ。
  7. 請求項6記載の超音波プローブにおいて、
    前記凹部は、前記背面開口に連なる一方の側面開口及び他方の側面開口を有する、
    ことを特徴とする超音波プローブ。
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