JP6739501B2 - 超音波プローブ及び超音波装置 - Google Patents

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Description

本発明は、走査方向における幅を変えることができる超音波プローブ及び超音波プローブを有する超音波装置に関する。
被検体に対して超音波の走査を行なう超音波プローブは、様々な形状・大きさのものがある。例えば、患者の超音波画像を表示して診断を行なう超音波診断装置の超音波プローブは、診断領域に応じて様々な形状、大きさのものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2013‐027497号公報
例えば、下肢静脈の超音波画像を表示するために用いられる超音波プローブと、頸動脈の超音波画像を表示するために用いられる超音波プローブは、同じ周波数(7〜10MHz)であり、同じ形状(リニアプローブ)を有するものの、前者の方が、超音波の走査方向における長さ(幅)が大きい幅広の超音波プローブが望まれる。しかし、下肢静脈に用いられる幅広の超音波プローブを頸動脈に使おうとすると、幅が首の長さより大きいため、スキャンしにくい場合がある。このため、幅が異なる2つの超音波プローブが必要となる。
上述の課題を解決するためになされた一の観点の発明は、被検体の体表面に当接する第一の当接面を有し、第一の超音波振動子が収容された第一の部分と、前記被検体の体表面に当接する第二の当接面を有し、第二の超音波振動子が収容された第二の部分と、を備え、前記第一の部分と前記第二の部分が第一の位置関係にある第一の状態と、前記第一の部分と前記第二の部分が第二の位置関係にある第二の状態とが形成されるように、第一の部分及び第二の部分の少なくとも一方が、他方に対して回動可能に構成され、前記第一の状態は、前記第一の超音波振動子による超音波の走査方向における前記第一の部分の両端部のうちの少なくとも一端部側に前記第二の部分が存在して、前記第一の超音波振動子による超音波の走査方向と前記第二の超音波振動子による超音波の走査方向との関係が直線状になる状態であり、前記第二の状態は、前記第一の超音波振動子による超音波の走査方向における前記第一の部分の両端部のうちの少なくとも一端部側に、前記第二の部分が存在せず、前記第一の超音波振動子による超音波の走査方向と前記第二の超音波振動子による超音波の走査方向とが交差する状態である、超音波プローブである。
他の観点の発明は、被検体の体表面に当接する第一の当接面を有し、第一の超音波振動子が収容された第一の部分と、前記被検体の体表面に当接する第二の当接面を有し、第二の超音波振動子が収容された第二の部分と、を備え、前記第一の部分と前記第二の部分が第一の位置関係にある第一の状態と、前記第一の部分と前記第二の部分が第二の位置関係にある第二の状態とが形成されるように、第一の部分及び第二の部分の少なくとも一方が、他方に対して移動可能に構成され、 前記第一の状態は、前記第一の当接面及び前記第二の当接面が同一面上に存在する状態であり、前記第二の状態は、前記第一の当接面が前記第二の当接面よりも突出した状態である、超音波プローブである。
上記一の観点の発明によれば、前記第一の状態は、前記第一の超音波振動子による超音波の走査方向における前記第一の部分の両端部のうちの少なくとも一端部側に前記第二の部分が存在して、前記第一の超音波振動子による超音波の走査方向と前記第二の超音波振動子による超音波の走査方向とが直線状に並んだ状態である。従って、第一の状態では、第一の当接面及び第二の当接面が被検体の体表面に当接している幅広の状態で、第一の超音波振動子及び第二の超音波振動子による超音波の走査を行なうことができる。一方、前記第二の状態は、前記第一の超音波振動子による超音波の走査方向における前記第一の部分の両端部のうちの少なくとも一端部側に、前記第二の部分が存在せず、前記第一の超音波振動子による超音波の走査方向と前記第二の超音波振動子による超音波の走査方向とが交差する状態である。従って、第二の状態では、第一の当接面のみが被検体の体表面に当接している幅狭の状態で、第一の超音波振動子による超音波の走査を行なうことができる。以上により、超音波の走査を行なう部位に応じて、第一の部分を第二の部分に対して回動させることで、幅広の状態でも幅狭の状態でも、超音波の走査を行なうことができる。
上記他の観点の発明によれば、前記第一の状態は、前記第一の当接面及び前記第二の当接面が同一面上に存在する状態である。従って、第一の状態では、第一の当接面及び第二の当接面が被検体の体表面に当接している幅広の状態で、第一の超音波振動子及び第二の超音波振動子による超音波の走査を行なうことができる。一方、前記第二の状態では、前記第一の当接面が前記第二の当接面よりも突出した状態である。従って、第二の状態では、第一の当接面のみが被検体の体表面に当接している幅狭の状態で、第一の超音波振動子による超音波の走査を行なうことができる。従って、超音波の走査を行なう部位に応じて、幅広の状態でも幅狭の状態でも、超音波の走査を行なうことができる。
実施形態の超音波診断装置の一例を示すブロック図である。 第一実施形態の超音波プローブの第一の状態を示す斜視図である。 第一実施形態の超音波プローブの第二の状態を示す斜視図である。 実施形態の超音波プローブにおける第一の部分に収容された第一の超音波振動子と第二の部分に収容された第二の超音波振動子を示す説明図である。 第二実施形態の超音波プローブの第一の状態を示す斜視図である。 第二実施形態の超音波プローブの第二の状態を示す斜視図である。 第二実施形態の変形例の超音波プローブの第一の状態を示す斜視図である。 第二実施形態の変形例の超音波プローブの第二の状態を示す斜視図である。 第一の筐体に設けられた溝と、第二の筐体に設けられた突状部の拡大断面図である。 第二実施形態の変形例の超音波プローブにおける内部の概略構成を示す説明図である。 第二実施形態の変形例の超音波プローブにおける内部の概略構成を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(第一実施形態)
先ず、第一実施形態について説明する。図1に示す超音波診断装置100は、本発明に係る超音波装置の実施の形態の一例であり、診断等を目的として被検体の超音波画像を表示する。
超音波診断装置100は、超音波プローブ1とこの超音波プローブ1が接続される装置本体101を有している。前記装置本体101は、送信回路102、受信回路103、制御回路104、表示デバイス105、入力デバイス106、記憶回路107を備える。超音波診断装置1は、コンピュータ(computer)としての構成を備えている。
送信回路102は、超音波プローブ1による超音波の送信を制御する。具体的には、送信回路102は、制御回路104からの制御信号に基づいて、超音波プローブ1を駆動させて所定の送信パラメータ(parameter)を有する前記各種の超音波パルスを送信させる。
受信回路103は、超音波プローブ1から被検体に送信され、被検体内で反射して超音波プローブ1で受信された超音波のエコー信号について、整相加算処理等の信号処理を行なう。受信回路103は、制御回路104からの制御信号に基づいて信号処理を行なう。
送信回路102及び受信回路103は、ハードウェアによって構成されてもよい。ただし、超音波診断装置100は、このようにハードウェアとしての送信回路102及び受信回路103を備える代わりに、送信回路102及び受信回路103の機能を、ソフトウェアによって実現するようになっていてもよい。すなわち、制御回路104が記憶回路107に記憶されたプログラムを読み出して上述した送信回路102及び受信回路103の機能を実行するようになっていてもよい。
制御回路104は、超音波診断装置の各部を制御し、各種の信号処理や画像処理などを行なう。例えば、制御回路104は、受信回路103から出力されたエコーデータに対し、超音波画像を作成するための処理を行なう。超音波画像を作成するための処理は、例えば対数圧縮処理、包絡線検波処理等のBモード処理を行ってBモードデータを作成する処理である。また、制御回路104は、Bモードデータ等のローデータ(raw data)をスキャンコンバータ(Scan Converter)によって走査変換して超音波画像データを作成し、この超音波画像データに基づく超音波画像を表示デバイス105に表示させる。
制御回路104は、例えば1つまたは複数のプロセッサを含むことができる。任意選択的に、制御回路104は、中央制御器回路(CPU)、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、グラフィック制御器回路(GPU)、または特定の論理命令に従って入力データを処理することができる他の任意の電子部品を含むことができる。制御回路104は、記憶回路107に格納されたプログラムを読み出して命令を実行することができる。ここにおける記憶回路107は、後述する有形の非一時的なコンピュータ可読媒体である。
表示デバイス105は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイなどである。
入力デバイス106は、操作者による指示の入力や情報の入力などの操作を受け付けるデバイスである。入力デバイス106は、操作者からの指示や情報の入力を受け付けるボタン及びキーボード(keyboard)などを含み、さらにトラックボール(trackball)等のポインティングデバイス(pointing device)などを含んで構成されている。ちなみに、ボタンには、ハードキーのほか、表示デバイス105に表示されるソフトキーも含まれる。また、入力デバイス106は、タッチパネルを含んでいてもよい。この場合、ボタンには、タッチパネルに表示されるソフトキーが含まれる。
記憶回路107は、フラッシュメモリ、ハードディスク、RAM、ROM、および/またはEEPROMなどの有形の非一時的又は一時的なコンピュータ可読媒体とすることができる。記憶回路107は、直ちに表示されるようにスケジュールされていない取得されたBモードデータ、Bモード画像データ及びカラー画像データ、その他表示デバイス105に表示される文字や図形及びその他のデータを格納するために使用することができる。
また、記憶回路107は、例えば、グラフィカルユーザインターフェース、1つまたは複数のデフォルト画像表示設定、ならびに/もしくは(例えば、制御回路104のための)プログラムされた命令などに対応するファームウェアもしくはソフトウェアを格納するために使用することができる。
本例の超音波プローブ1について、図2〜図4に基づいて説明する。超音波プローブ1は、被検体に対して超音波の走査を行なって、超音波のエコー信号を受信する。
超音波プローブ1は、第一の筐体2及び第二の筐体3を備える。また、超音波プローブ1は、第一の部分2A及び第二の部分3A、3Bを有する。より詳しく説明すると、第二の筐体3は、被検体との当接面側である一端側が二股に分かれた略Y字形状に形成され、この二股に分かれた部分の間に第一の筐体2が設けられている。第一の筐体2は、第一の部分2Aを構成する。また、第二の筐体3の二股に分かれた部分は、第二の部分3A、3Bを構成する。従って、第二の部分3A、3Bの間に第一の部分2Aが設けられた構成になっている。
第一の部分2Aは、被検体の体表面に当接する第一の当接面4を有する。第二の部分3A、3Bは、被検体の体表面に当接する第二の当接面5A、5Bを有する。第一の当接面4及び第二の当接面5A、5Bは同一面上に存在している。また、第一の当接面4及び第二の当接面5A、5Bは、超音波プローブ1における超音波の送受信面を構成する。
第一の部分2Aには、図4に示すように一方向(X軸方向)に配列された第一の超音波振動子群6が収納されている。また、第二の部分3A、3Bには、一方向(X軸方向)に配列された第二の超音波振動子群7A、7Bが収納されている。図4は、第一の部分2Aを構成する第一の筐体2及び第二の部分3A、3Bを有する第二の筐体3の内部における第一の超音波振動子群6及び第二の超音波振動子7群を示す説明図である。
第一の筐体2及び第二の筐体3は、互いに別体で構成され、第一の当接面4及び第二の当接面5A、5Bに対して垂直な方向(Y軸方向)に伸びる回動軸(図示省略)を介して互いに接続されている。従って、第一の部分2A及び第二の部分3A、3Bは、回動軸を軸として回動可能に構成されている。
なお、回動軸の回動構造について、詳細な構成の説明及び図示を省略するものの、公知の手法による防水構造を有することは言うまでもない。
第一の部分2A及び第二の部分3A、3Bの少なくとも一方が他方に対して回動することにより、第一の状態と第二の状態とが形成されるようになっている。第一の状態は、第一の部分2Aと第二の部分3A、3Bが図2に示す第一の位置関係にある状態である。また、第二の状態は、第一の部分2Aと第二の部分3A、3Bが図3に示す第二の位置関係にある状態である。
第一の部分2Aが第二の部分3A、3Bに対して回動することにより、第一の位置関係と第二の位置関係が形成されてもよいし、第二の部分3A、3Bが、第一の部分2Aに対して回動することにより、第一の位置関係と第二の位置関係が形成されてもよい。ただし、第一の部分2A及び第二の部分3A、3Bの両方ではなく、第一の部分2A及び第二の部分3A、3Bの少なくとも一方が、他方に対して回動可能に構成されていればよい。
第一の状態及び第二の状態についてもう少し詳しく説明する。第一の状態は、第一の超音波振動子群6による超音波の走査方向における第一の部分2Aの両端部側に第二の部分3A、3Bが存在して、第一の超音波振動子群6による超音波の走査方向と第二の超音波振動子群7A、7Bによる超音波の走査方向との関係が直線状になる状態である。第一の状態では、第一の部分2A及び第二の部分3A、3Bが一直線に並ぶ。本例では、第一の状態における第一の超音波振動子群6による超音波の走査方向及び第二の超音波振動子群7A、7Bによる超音波の走査方向は、図2におけるX軸方向である。
第二の状態は、第一の超音波振動子群6による超音波の走査方向における第一の部分2Aの両端部側に、第二の部分3A、3Bが存在せず、第一の超音波振動子群6による超音波の走査方向と第二の超音波振動子群7A、7Bによる超音波の走査方向とが交差する状態である。本例では、第二の状態における第一の超音波振動子群6による超音波の走査方向は、図3におけるX軸方向であり、第二の状態における第二の超音波振動子群7A、7Bによる超音波の走査方向は、図3においてX軸方向と直交するY軸方向である。従って、第二の状態においては、第一の部分2A及び第二の部分3A、3Bは、直交関係になっている。ただし、第二の状態においては、第二の超音波振動子群7A、7Bによる超音波の走査は行われない。上述における第二の超音波振動子群7A、7Bによる超音波の走査方向とは、第二の超音波振動子群7A、7Bによる超音波の走査が行われたと仮定した場合の方向である。
なお、超音波プローブ1と装置本体101とを接続するプローブケーブル107は、第二の筐体3と接続されているものの、第一の超音波振動子群6を駆動させる信号や、第一の超音波振動子群6で受信されたエコー信号は、プローブケーブル107を介して装置本体101とやり取りされる。例えば、第一の筐体2と第二の筐体3との間におけるこれらの信号のやり取りは、第一の筐体2と第二の筐体3とを接続する前記回動軸に配設されたケーブル(図示省略)等を介して行われる。
次に、本例の超音波プローブ1を用いた超音波の走査について説明する。例えば、検査部位が下肢静脈など、超音波の走査方向における長さがより長い幅広の超音波プローブを用いることが望ましい部位である場合、ユーザーは、超音波プローブ1を図2に示す第一の状態とする。そして、ユーザーは、第一の当接面4及び第二の当接面5A、5Bを被検体の検査部位における体表面に当接し、第一の超音波振動子群6及び第二の超音波振動子群7A、7Bによる超音波の走査を行なう。
一方、検査部位が頸動脈など、超音波の走査方向における長さがより短く幅狭の超音波プローブを用いることが望ましい部位である場合、ユーザーは、超音波プローブ1を図3に示す第二の状態とする。そして、ユーザーは、第一の当接面4のみを被検体の検査部位における体表面に当接し、第一の超音波振動子群6による超音波の走査を行なう。例えば、頸動脈の検査であれば、ユーザーは、第一の超音波振動子群6による走査方向における第一の部分2Aの一端部側が、被検体の顔側となる向きで、第一の部分2Aの第一の当接面4を体表面に当接する。これにより、第二の部分3A、3Bが被検体の顔に接触しないので邪魔にならず、第一の部分2Aのみを首の部分に収めることができ、容易に検査を行なうことができる。
(第二実施形態)
次に、第二実施形態について説明する。以下、第一実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
図5及び図6に示す本例の超音波プローブ10は、第一実施形態の超音波プローブ1と同様に、図1に示す超音波診断装置100の装置本体101と接続される。図6に示すように、本例の超音波プローブ10において、第一の筐体2及び第二の筐体3は、Y軸方向に伸びる軸11を介して互いに接続されている。軸11は、第二の筐体3から出没自在に構成され、これにより第一の部分2Aが第二の部分3A、3Bに対してY軸方向に移動可能に構成されている。
第一の部分2Aが第二の部分3A、3Bに対して移動することにより、第一の状態と第二の状態とが形成されるようになっている。ただし、第一の部分2A及び第二の部分3A、3Bの少なくとも一方が、他方に対して移動可能に構成されていればよい。
第一の状態は、第一の部分2Aと第二の部分3A、3Bが図5に示す第一の位置関係にある状態である。すなわち、第一の状態は、第一の当接面4及び第二の当接面5A、5Bが同一面上に存在する状態である。また、第二の状態は、第一の部分2Aと第二の部分3A、3Bが図6に示す第二の位置関係にある状態である。すなわち、第二の状態は、第一の当接面4が第二の当接面5A、5Bよりも突出した状態である。第一の部分2Aは、軸11が出没することにより、第一の状態と第二の状態との間を直線移動するようになっている。
本例では、第一の状態及び第二の状態の両方において、第一の部分2A及び第二の部分3A、3Bは、平面視(XZ平面)において、X軸方向に一直線に並んでいる。
なお、軸11の出没について、詳細な構成の説明及び図示を省略するものの、公知の手法による防水構造を有することは言うまでもない。
なお、本例においても、第一の筐体2と第二の筐体3との間における信号のやり取りは、軸11に配設されたケーブル(図示省略)等を介して行われる。
本例の超音波プローブ10を用いた超音波の走査について説明する。ユーザーは、幅広の超音波プローブを用いることが望ましい部位について検査を行なう場合、超音波プローブ10を図5に示す第一の状態とする。そして、ユーザーは、第一の当接面4及び第二の当接面5A、5Bを被検体の検査部位における体表面に当接し、第一の超音波振動子群6及び第二の超音波振動子群7A、7Bによる超音波の走査を行なう。
一方、ユーザーは、幅狭の超音波プローブを用いることが望ましい部位について検査を行なう場合、超音波プローブ10を図6に示す第二の状態とする。そして、ユーザーは、第一の当接面4のみを被検体の検査部位における体表面に当接し、第一の超音波振動子群6による超音波の走査を行なう。この時、第一の部分2Aが、第二の部分3A、3Bよりも突出していることにより、これら第二の部分3A、3Bが被検体に接触しないので邪魔にならず、容易に検査を行なうことができる。
次に、第二実施形態の変形例について説明する。本例の超音波プローブ20は、超音波プローブ1、10と同様に、図1に示す超音波診断装置100の装置本体101と接続される。図7及び図8に示すように、本例の超音波プローブ20では、第一の筐体21及び一対の第二の筐体22、23を備える。本例では、第一の筐体21にプローブケーブル107が接続されている。第二の筐体22、23は、第一の筐体21において互いに対向する側面のうち、X軸方向(後述する第一の超音波振動子群31の配列方向)に位置する側面24、25に設けられている。
本例では、第一の筐体21の先端側(プローブケーブル107が接続された側の部分とは反対側)の部分が、第一の部分21Aを構成する。また、第二の筐体22、23が、第二の部分22A、23Aを構成する。第一の部分21Aは、被検体の体表面に当接する第一の当接面26を有する。第二の部分22A、23Aは、被検体の体表面に当接する第二の当接面27、28を有する。第一の当接面26及び第二の当接面27、28は、超音波プローブ20における超音波の送受信面を構成する。
第二の筐体22、23は、第一の筐体21に対してスライド自在に設けられている。第二の筐体22、23は、第一の当接面26及び第二の当接面27、28に対して垂直な方向(Y軸方向)にスライド自在に設けられている。本例では、第二の部分22A、23Aが第一の部分21Aに対してスライドして移動することにより、第一の状態と第二の状態とが形成されるようになっている。
第一の筐体21の側面24、25の各々には、Y軸方向に形成された一対の溝29、29が設けられている。溝29、29には、第二の筐体22、23の各々に設けられた一対の突状部30、30がスライド自在に嵌合している。突状部30、30は、Y軸方向に所要の長さで形成されている。図9に、側面25に形成された一対の溝29、29のうちの一つの溝29及び第二の筐体23に形成された一対の突状部30、30のうちの一つの突状部30のみを拡大して示す。また、図9では、説明の便宜上、第一の筐体21と第二の筐体22Aとの間に隙間が形成されているが、実際にはこのような隙間が形成されていなくてもよい。
第一の状態は、第一の部分21Aと第二の部分22A、23Aが図7に示す第一の位置関係にある状態である。すなわち、第一の状態は、第一の当接面26及び第二の当接面27、28が同一面上に存在する状態である。また、第二の状態は、第一の部分21Aと第二の部分22A、23Aが図8に示す第二の位置関係にある状態である。すなわち、第二の状態は、第一の当接面26が第二の当接面27、28よりもY軸方向に突出した状態である。本例においても、第一の状態及び第二の状態の両方において、第一の部分21A及び第二の部分22A、23Aは、平面視(XZ平面)において、X軸方向に一直線に並んでいる。
第一の部分21Aには、図10及び図11に示すように、X軸方向に配列された第一の超音波振動子群31が収納されている。また、第二の部分22A、23Aには、X軸方向に配列された第二の超音波振動子群32、33が収納されている。図10及び図11は、第一の部分21Aを有する第一の筐体21及び第二の部分22A、23Aを構成する第二の筐体22、23の内部における第一の超音波振動子群31及び第二の超音波振動子群32、33を示している。また、図10は第一の状態を示し、図11は第二の状態を示す。
また、第一の筐体21には、基板34が収納されている。この基板34と第一の超音波振動子群31及び第二の超音波振動子群32、33は、ケーブル35、36、37で接続されている。また、基板34とプローブケーブル107は、ケーブル38で接続されている。ただし、ケーブル38とプローブケーブル107の接続については図示省略されている。
ケーブル36、37は、第一の筐体21の側面24、25に形成された長孔39、40及び第二の筐体22、23に形成された長孔41、42を通って、基板34と第二の超音波振動子群32、33を接続している。第一の筐体21に形成された長孔39、40の各々は、一対の溝29、29の間に形成されている。また、互いに向かい合う長孔39、41及び長孔40、42は、ケーブル36、37を通すことができるよう、Z軸方向における位置が一致し、なおかつY軸方向において第一の状態及び第二の状態のいずれの状態においても重なり合う範囲を有するようにして形成されている。
なお、図においては詳細な構成は省略するものの、公知の手法による防水構造を有するように、長孔39〜42が形成されていることは言うまでもない。
ケーブル36、37は、第一の状態と第二の状態が形成されるために必要な長さを有し、なおかつ第二の部分22A、23Aの移動に伴って屈曲度を変えることができる可撓性を有する。
本例の超音波プローブ20を用いた超音波の走査について説明する。ユーザーは、幅広の超音波プローブを用いることが望ましい部位について検査を行なう場合、超音波プローブ20を図7及び図10に示す第一の状態とする。そして、ユーザーは、第一の当接面26及び第二の当接面27、28を被検体の検査部位における体表面に当接し、第一の超音波振動子群31及び第二の超音波振動子群32、33による超音波の走査を行なう。
一方、ユーザーは、幅狭の超音波プローブを用いることが望ましい部位について検査を行なう場合、超音波プローブ20を図8及び図11に示す第二の状態とする。そして、ユーザーは、第一の当接面26のみを被検体の検査部位における体表面に当接し、第一の超音波振動子群31による超音波の走査を行なう。この時、第一の部分21Aは、第二の部分22A、23Aよりも突出しているので、これら第二の部分22A、23Aが被検体に接触しないので邪魔にならず、容易に検査を行なうことができる。
以上、本発明を上記実施形態によって説明したが、本発明はその主旨を変更しない範囲で種々変更実施可能なことはもちろんである。例えば、超音波プローブ1、10は、第二の部分3A又は3Bのいずれか一方のみを有する構成となっていてもよい。また、超音波プローブ20は、第二の部分22A又は23Aのいずれか一方のみを有する構成となっていてもよい。
1 超音波プローブ
2A 第一の部分
3A、3B 第二の部分
4 第一の当接面
5A、5B 第二の当接面
6 第一の超音波振動子群
7A、7B 第二の超音波振動子群
10 超音波プローブ
20 超音波プローブ
21A 第一の部分
22A 第二の部分
23A 第二の部分
26 第一の当接面
27、28 第二の当接面
31 第一の超音波振動子群
32、33 第二の超音波振動子群
34 基板
100 超音波診断装置

Claims (8)

  1. 被検体の体表面に当接する第一の当接面を有し、第一の超音波振動子が収容された第一の部分と、
    前記被検体の体表面に当接する第二の当接面を有し、第二の超音波振動子が収容された第二の部分と、
    を備え、
    前記第一の部分と前記第二の部分が第一の位置関係にある第一の状態と、前記第一の部分と前記第二の部分が第二の位置関係にある第二の状態とが、少なくとも前記第一の超音波振動子による超音波の走査が行なわれる時に形成されるように、前記第一の部分及び前記第二の部分の少なくとも一方が、他方に対して回動可能に構成され、
    前記第一の状態は、前記第一の超音波振動子による超音波の走査方向における前記第一の部分の両端部のうちの少なくとも一端部側に前記第二の部分が存在して、前記第一の超音波振動子による超音波の走査方向と前記第二の超音波振動子による超音波の走査方向との関係が直線状になる状態であり、
    前記第二の状態は、前記第一の超音波振動子による超音波の走査方向における前記第一の部分の両端部のうちの少なくとも一端部側に、前記第二の部分が存在せず、前記第一の超音波振動子による超音波の走査方向と前記第二の超音波振動子による超音波の走査方向とが交差する状態である、
    超音波プローブ。
  2. 第一の当接面及び第二の当接面は同一面上に存在する、請求項1に記載の超音波プローブ。
  3. 第一の部分及び第二の部分の少なくとも一方が、第一の当接面及び第二の当接面に対して垂直な方向を軸として回動可能に構成される、請求項2に記載の超音波プローブ。
  4. 前記第一の状態では、前記第一の超音波振動子による超音波の走査方向における前記第一の部分の両端部側に、前記第二の部分が存在する状態である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の超音波プローブ。
  5. 被検体の体表面に当接可能な第一の当接面を有し、複数の第一の超音波振動子が収容された第一の部分と、
    前記被検体の体表面に当接可能な第二の当接面を有し、複数の第二の超音波振動子が収容された第二の部分と、
    を備え、
    前記第一の部分と前記第二の部分が第一の位置関係にある第一の状態と、前記第一の部分と前記第二の部分が第二の位置関係にある第二の状態とが形成されるように、前記第一の部分及び前記第二の部分の少なくとも一方が、他方に対して移動可能に構成され、
    前記第一の状態は、前記第一の当接面及び前記第二の当接面が同一面上に存在して前記被検体の体表面に当接可能な状態であり、
    前記第二の状態は、前記第一の当接面が前記第二の当接面よりも突出した状態であ前記第一の当接面が前記被検体の体表面に当接している時に、前記第二の当接面は前記被検体の体表面に当接していない、
    超音波プローブ。
  6. 前記第一の状態と前記第二の状態とが形成されるように、前記第一の部分及び前記第二の部分の少なくとも一方が、他方に対して直線移動可能に構成される、請求項5に記載の超音波プローブ。
  7. 前記第一の部分及び前記第二の部分の少なくとも一方が、前記第一の当接面及び前記第二の当接面に対して垂直な方向に移動可能に構成されている、請求項6に記載の超音波プローブ。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の超音波プローブを備える、超音波装置。
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