JP3012090B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JP3012090B2
JP3012090B2 JP4172754A JP17275492A JP3012090B2 JP 3012090 B2 JP3012090 B2 JP 3012090B2 JP 4172754 A JP4172754 A JP 4172754A JP 17275492 A JP17275492 A JP 17275492A JP 3012090 B2 JP3012090 B2 JP 3012090B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円盤状の指針板に設け
られたスリット状の透光部を、背後からの照射光で光ら
せて指針として用いる車両用表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、走行速度等の運転情報を運転
者に伝達する車両用表示装置として、メータ内機により
回転駆動される円盤状の指針板に直線状の透光部分を設
け、この透光部分からの光を指針として用いる自発光型
のアナログメータが知られている。
【0003】図4乃至図7はこのような従来の車両用表
示装置を示したもので、自動車のダッシュボード等に配
設された計器ケースに装着される光拡散板からなる文字
板1の表示位置には、ほぼ円形を有する透光部2が形成
されており、この透光部2の外周側には、所定の文字3
a及び目盛3bが透光性を有するように形成されてい
て、これら透光部2及び文字3a、目盛3b部分を除い
た文字板1の上面には、黒色等の不透光層4が形成され
ている。また、上記透光部2の中心には中心孔5が形成
されており、該中心孔5には所定の計測量に基づいて駆
動されるクロスコイル形式等のメータ内機7の回転軸7
が貫通されるようになっている。
【0004】また、上記文字板1の前面側には、上記透
光部2より僅かに大きい径を有するアクリル、ポリカー
ボネイト等の透明部材からなる円盤状の指針板8が配設
されており、この指針板8には上記回転軸7が接続され
ている。また、上記指針板8には、その中心から半径方
向にのびる指針部として透光性のスリット9が形成され
ており、このスリット9を除いた指針板8の上面にも、
上記不透光層4が形成されている。さらに、上記文字板
1の後面側には、上記メータ内機6の周囲に位置するよ
うに光源としてのサークル形の冷陰極管10が配設され
ている。
【0005】上記従来の表示装置において、冷陰極管1
0を点灯すると、その照射光が文字板1の背面に照射さ
れるようになり、また、上記照射光が上記透光部2を透
過して上記指針板8の背面に照射されるようになり、上
記文字3a、目盛3b部分及び指針部9が背光によって
発光するようになっている。そして、かかる状態でメー
タ内機6を所定の計測量に基づいて駆動し、指針板8を
回転駆動させることで、発光指針部9が発光する文字3
a、目盛3b部分を指示するようになり、アナログ表示
が行われるようになっている。
【0006】また、図7に示すように、上記指針板8は
文字板1の透光部2より僅かに大きく形成されており、
指針板8の周縁部8aが透光部2の周縁部2aとオーバ
ラップするようになっている。これは、運転者が視線を
正面位置からずらした時に、文字板1と指針板8との間
隙aから上記透光部2が見えてしまうことを防ぐためで
ある。
【0007】また、上記のように文字板1と指針板8と
がラップすることにより、このラップ部分bに起因して
背光によって発光するはずのスリット9の先端部9aが
十分に発光しなくなり、スリット先端部9aの発光輝度
が低下して見栄えの低下を招くこととなる。そこで、こ
の部分9aの上面にも不透光層4を形成して、見栄えの
低下を防いでいる。
【0008】しかしながら、このようにスリット先端部
9aに不透光層4を形成すると、発光する指針部9の長
さがその部分だけ短くなり、図5に示すように、発光指
針部9の先端9a′と発光文字3aとが離れてしまい、
視認性、判読性が低下するという問題がある。また、発
光指針部9が短くなるので、表示装置全体が錯覚で小さ
く見えてしまい、商品性が低下するという問題もある。
【0009】そこで、これらの問題を解決するために、
図8又は図9に示すようなものが考案されている。図8
に示す指針板8は蛍光染料を混入した光拡散性の樹脂で
形成されている。また、該指針板8の透光性スリット9
は周縁部まで延出形成されており、該周縁部の下面から
上面に向けて立ち上がるテーパ部12が設けられてい
る。また、前記スリット9の下面には光透過性の白色等
からなるホットスタンプ面13が形成されていて、導入
された光の反射効率を高くしている。上記のように、指
針板8が蛍光材で形成されているので、指針板8内に導
入された光は蛍光染料により蛍光となって、通常、導入
された光より長波長で再放出される。
【0010】この放出された蛍光の大部分は指針板8の
境界面で反射を繰り返し指針板8内を進行して、スリッ
ト9から外部に放出されるとともに、その一部は指針板
8の周縁部8aに設けられたテーパ部12で反射してス
リット9の先端部9aから外部に放出される。このた
め、スリット9の先端部9aが暗くなることはなく、ス
リット9全体が均一に光輝する。
【0011】また、図9に示す指針板8は、図8で示し
たものと同様に蛍光染料を混入した光拡散性の樹脂で形
成されている。また、上述したスリット9と対応した部
分に半径方向に延びる突状部14が一体に形成されてい
て、この突状部14の先端部14aが指針板8の外周端
から突出している。該突状部14の先端部14aの上面
にもスリット9が形成されるように、所定の不透光層が
形成されており、また上記先端部14aの下面部分に
は、文字板側から指針板8側に立ち上がるテーパ部15
が形成されている。このため、導入された光は突状部1
4の先端部14aのまで導かれて、スリット9部分は均
一に光輝させる。また、突状部14の先端部14aを文
字板の文字とオーバラップさせることができるので、表
示装置の視認性を向上させることができるとともに、見
栄えもよくなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように指針板に光拡散性の樹脂を使用した場合でも、そ
の集光特性が十分に発揮されず、指針の先端部まで光が
届きにくく、指針全体として先端部が暗く、中心部が明
るいという明るさのムラが発生している。
【0013】本発明は、指針先端部まで明るく光輝する
ように改良して視認性の向上を図った車両用表示装置の
提供を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、中央部にほぼ
円形状の透光部を備えるとともに、前記透光部の外周側
に透光性の文字・目盛等を有する文字板と、前記文字板
の前面に配置され透光性のスリット状指針部を有する円
盤状の指針板と、前記文字板の背後に配置され文字板面
の文字・目盛等および前記指針板の指針部を光輝させる
光源とを備えた車両用表示装置において、前記円盤状の
指針板を透明部材に蛍光塗料を混入して形成するととも
に、前記スリット状指針部を該指針部を除く前記指針板
の上面に不透光層を設けて形成し、前記蛍光塗料として
その集光波長特性が前記光源の発光強度を現す分光特性
のピーク波長に略等しいものを用いるとともに、前記蛍
光塗料の発光波長が人の比視感度の最大点と略一致する
ように前記光源のピーク波長と前記蛍光塗料の集光波長
特性とを構成したことを特徴としている。
【0015】
【0016】
【作用】上述のように、円盤状の指針板を透明部材に蛍
光塗料を混入して形成するとともに、スリット状指針部
を該指針部を除く指針板の上面に不透光層を設けて形成
し、蛍光塗料としてその集光波長特性が光源の発光強度
を現す分光特性のピーク波長に略等しいものを用いると
ともに、蛍光塗料の発光波長が人の比視感度の最大点と
略一致するように光源のピーク波長と前記蛍光塗料の集
光波長特性とを構成しているので、車両用表示装置の光
源を点灯すると、指針板は効率良く発光して透光性のス
リット状指針部の先端部まで均一に明るく光輝し、しか
も、発光波長が比視感度とずれている場合と比較して指
針部がより明るく光輝しているように視認される
【0017】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例について
説明する。なお、従来の技術のところで説明したものと
同一部分は同一符号を付す。
【0018】図1には、本発明の一実施例である車両用
表示装置の分解斜視図が示されている。図に示すよう
に、光拡散板からなる文字板1の表示位置には、ほぼ円
形を有する透光部2が形成されており、この透光部2の
外周側には、所定の文字3a及び目盛3bが透光性を有
するように形成されていて、これら透光部2及び文字3
a、目盛3b部分を除いた文字板1の上面には、黒色等
の不透光層4が形成されている。また、上記透光部2の
中心には中心孔5が形成されており、該中心孔5には所
定の計測量に基づいて駆動されるクロスコイル形式等の
メータ内機7の回転軸7が貫通されるようになってい
る。
【0019】また、上記文字板1の前面側には、上記透
光部2より僅かに大きい径を有するアクリル、ポリカー
ボネイト等の透明部材に蛍光染料を混入して形成した円
盤状の指針板18が配設されており、この指針板18に
は上記回転軸7が接続されている。また、上記指針板8
には、その中心から周縁部までのびる指針部として透光
性のスリット(指針部)19が形成されており、このス
リット19を除いた指針板18の上面にも、上記不透光
層4が形成されている。更に、上記文字板1の後面側に
は、上記メータ内機6の周囲に位置するように光源とし
てのサークル形の冷陰極管10が配設されている。
【0020】該冷陰極管10の発光強度の分光特性は、
図2に示すように、種々のピーク波長を有するが、54
0nmのところが最大のピーク波長となっている。この
ため、指針板18を形成するときに混入する蛍光染料に
は540nm付近に集光波長特性を有するもの、例えば
イエログリーン系の蛍光染料が用いられている。このよ
うにすると、指針板18への入射光量が効率良く蛍光に
変換され、同一光源を用いても従来のものと比べて指針
板18の指針部19の明るさは一段とアップして、指針
部19の先端部まで均一に光輝する。
【0021】また、図3に示すように、人の比視感度は
555nmに最大点があるため、指針板18内の蛍光染
料の発光波長をこの波長となるように、光源のピーク波
長と蛍光染料の集光波長特性とを構成すると、更に明る
く感じて視認性の向上が図れる。すなわち、光源の発光
強度を現す分光特性のピーク波長と指針部を形成してい
る蛍光材を構成する蛍光塗料の集光波長特性が相互に一
致されるだけでなく、蛍光塗料の発光波長が人の比視感
度の最大点と略一致されるように、光源及び蛍光塗料が
設定されることによって、視認性のより一層の向上が図
られる。
【0022】なお、指針板18の指針部19の先端部
を、図8で示したように裏面にテーパを設けてもよく、
また図9に示したように、指針部19を突状部としても
よい
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
光源を点灯すると、指針板は効率良く発光して透光性の
スリット状指針部の先端部まで均一に明るく光輝し、し
かも、発光波長が比視感度とずれている場合と比較して
指針部がより明るく光輝しているように視認されるの
で、視認性の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例に係る車両用表示装置の分解斜視
図である。
【図2】光源の発光強度の分光特性を示すグラフであ
る。
【図3】人の比視感度の分光特性を示すグラフである。
【図4】従来の車両用表示装置の分解斜視図である。
【図5】従来の車両用表示装置の正面図である。
【図6】図5に示した従来の車両用表示装置の断面図で
ある。
【図7】図6の要部を示す断面図である。
【図8】図7に示したものの変形例の断面図である。
【図9】従来の他の実施例に用いる指針板の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 文字板 2 透光部 3 文字・目盛 4 不透光部 10 光源 18 指針板 19 指針部(スリット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−123794(JP,A) 特開 平2−118501(JP,A) 特開 昭63−65326(JP,A) 特開 平4−73858(JP,A) 特開 平2−98035(JP,A) 特開 昭55−136908(JP,A) 実開 昭57−14898(JP,U) 実公 昭39−7481(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部にほぼ円形状の透光部を備えると
    ともに、前記透光部の外周側に透光性の文字・目盛等を
    有する文字板と、前記文字板の前面に配置され透光性の
    スリット状指針部を有する円盤状の指針板と、前記文字
    板の背後に配置され文字板面の文字・目盛等および前記
    指針板の指針部を光輝させる光源とを備えた車両用表示
    装置において、前記円盤状の指針板を透明部材に蛍光塗料を混入して形
    成するとともに、前記スリット状指針部を該指針部を除
    く前記指針板の上面に不透光層を設けて形成し、 前記蛍光塗料としてその集光波長特性が前記光源の発光
    強度を現す分光特性のピーク波長に略等しいものを用い
    るとともに、前記蛍光塗料の発光波長が人の比視感度の
    最大点と略一致するように前記光源のピーク波長と前記
    蛍光塗料の集光波長特性とを構成した ことを特徴とする
    車両用表示装置。
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