JP3011479B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP3011479B2
JP3011479B2 JP3121128A JP12112891A JP3011479B2 JP 3011479 B2 JP3011479 B2 JP 3011479B2 JP 3121128 A JP3121128 A JP 3121128A JP 12112891 A JP12112891 A JP 12112891A JP 3011479 B2 JP3011479 B2 JP 3011479B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/57Control of contrast or brightness
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子を備えた
撮像装置に関し、特に固体撮像素子の小型化による装置
の簡略化に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なテレビモニタにおいては、NT
SC方式の場合、1フィールド当り垂直240画素、水
平324画素で再生画面が構成される。このため、撮像
装置側では少なくとも再生画面の画素数に対応できる固
体撮像素子が必要となるが、画素数の多い固体撮像素子
は、回路規模が大きくなるので、固体撮像素子の大きさ
も大きくなる。また、固体撮像素子を小型化するために
は、高集積化が要求されるために製造歩留まりが向上で
きずコスト高となり、その結果テレビカメラの高価格化
を招く問題がある。そこで画素数を省略した安価な固体
撮像素子を用いて撮像装置を構成することで撮像装置の
コストを低減することが考えられている。
【0003】図5は、水平方向及び垂直方向の画素数
表示画面に対して1/2に省略した撮像素子を用いた撮
像装置の構成を示すブロック図で、図6は、その動作を
示すタイミング図である。
【0004】フレームトランスファ方式のCCD固体撮
像素子1は、撮像部I、蓄積部S及び水平転送部Hから
なるもので、撮像部Iの垂直方向及び水平方向の画素数
テレビモニタ6に表示される画素数に対して夫々1/
2に省略されている。例えば、NTSC方式対応の場合
には、1フィールド当りで垂直120画素、水平162
画素に形成されている。この撮像素子1は、転送クロッ
ク発生回路2が出力するクロックによって駆動され、撮
像部I、蓄積部S及び水平転送部Hには夫々垂直転送ク
ロックφI、蓄積転送クロックφS及び水平転送クロック
φHが供給される。尚、転送クロック発生回路2は、タ
イミング制御回路3が垂直走査信号VD及び水平走査信
号HDに基づいて作成したタイミング信号に従って撮像
素子1の各部に各転送クロックφI,φS及びφHを供給
する。
【0005】上述の撮像素子1は、垂直方向及び水平方
向の画素数がテレビモニタ6に対してそれぞれ1/2で
あるため、水平走査信号HDと同一周期を有する水平転
送クロックφHで蓄積部Sから情報電荷を読出駆動する
と、テレビモニタ6は、水平走査線が1フィールドあた
1/2の数しか得られず、テレビ画面を構成できな
い。このため、蓄積転送クロックφSと水平転送クロッ
φHとの周波数を水平走査信号HDの周波数の1/2
としている。即ち、蓄積部Sから水平転送部Hへの情報
電荷の転送は2水平走査期間毎に行われ、撮像素子1か
ら得られる映像信号X0(t)は、図6に示すように、2
平走査期間に映像信号成分が存在することになる。そ
こで2水平走査期間毎に1水平走査期間だけ映像成分が
存在する間欠的な映像信号X(t)を連続的な信号にする
ため、間欠的な映像信号X0(t)は、まず補間回路4に入
力される。補間回路4は、映像信号X0(t)を遅延回路4
aによって1水平走査期間だけ遅延させて映像信号X1
(t)とし、この映像信号X1(t)と映像信号X0(t)とを加算
回路4bによって加算することで映像成分が各水平走査
期間に重畳された連続した映像信号X(t)を出力する。
このような映像信号X(t)は、信号処理回路5でサンプ
ルホールド、増幅等の処理が施されて映像信号Y(t)と
なり、テレビモニタ6に供給される。
【0006】以上のような構成に依ると、再生画面の水
平走査線が2本毎に同一信号で得られ、画素数の省略さ
れた撮像素子1を用いて撮像装置を構成できるが、映像
信号X0(t)を1水平走査期間毎に補間して得られた映像
信号X(t)をテレビモニタ6上にインタレース走査で再
生する場合には、被写体に対する再生画面の上下の位置
関係が部分的に反転し、再生画面の画質が低下する問題
がある。
【0007】以下に上記問題点を詳述する。インターレ
ース走査は、奇数行の走査線に表示させる奇数フィール
ドと偶数行の走査線に表示させる奇数フィールドとを交
互に繰り返して表示する走査方式である。そして、固体
撮像装置もインターレース駆 動されている。便宜的に奇
数フィールドの映像信号を上からO1,O2,O3・・と
し、偶数フィールドをE1,E2,E3・・とする。偶数フ
ィールドの映像は、奇数フィールドの映像の行間に位置
する映像であり、位置関係を順に並べると、O1,E2,O
2,E2,O3,E3・・・となる。さて、この走査方式
で、上述した間欠映像信号を補完した映像信号を用いる
場合を考える。まず奇数フィールドにおいて、1、3、
5、7・・行の走査線に映像信号が入力されるが、3行
目の走査線に入力される映像信号は、1行目の信号と同
一である。同様に、5,7行目、9,11行目・・は同
一の信号が入力され、即ち、順にO1,O1,O2,O2,O3,
O3・・という映像信号が入力される。次に、偶数フィ
ールドにおいて、同様に、2,4行目、6,8行目・・
の信号が同一の信号が入力され、即ち順にE1,E1,E
2,E2,E3,E3・・という映像信号が入力される。
人間の目は奇数、偶数フィールドを合成して認識する
が、その合成映像はO1,E1,O1,E1,O2,E2,O
2,E2,O3,E3,O3,E3となり、2行目と3行
目、6行目と7行目など部分的に映像信号の順番が入れ
替わってしまう。
【0008】そこで、再生画面の映像反転を防止して画
質の向上を図る撮像装置として本出願人は特願平1−3
37359号を提案している。
【0009】図7は、再生画面の映像反転を防止した撮
像装置の構成を示すブロック図である。
【0010】CCD固体撮像素子10は、映像を受ける
撮像部I、情報電荷を一担蓄積する蓄積部S及び情報電
荷を一行毎に転送出力する水平転送部Hからなり、図5
と同様に撮像部Iの垂直方向及び水平方向の画素数が夫
々再生画面の1/2に省略されている。当然蓄積部S及
び水平転送部Hについても、撮像部Iに対応して画素数
が省略されている。
【0011】CCD10を駆動する転送クロック発生回
路11は、垂直転送クロック発生回路11I、蓄積転送
クロック発生回路11S及び水平転送クロック発生回路
11Hからなり、CCD10の各部に垂直転送クロック
φI、蓄積転送クロックφS及び水平転送クロックφHを
夫々供給する。これら各転送クロック発生回路11I、
11S、11Hは、垂直走査信号VD及び水平走査信号
HDに従って動作すると共に、各フィールド毎に動作モ
ードが反転する。垂直転送クロック発生回路11Iは、
フィールド識別信号FLDに従って動作する蓄積モード
切換回路12の出力に従い情報電荷の蓄積期間中、奇数
フィールドで奇数行の画素の電荷を次段の画素の電荷に
混合し、偶数フィールドで偶数行の画素の電荷を次段の
画素の電荷と混合するような電位を撮像部Iに与え、所
定の蓄積期間が経過したときに撮像部Iの情報電荷を蓄
積部Sに転送するクロックを発生する。また蓄積転送ク
ロック発生回路11Sは、撮像部Iからの情報電荷を受
けるためのクロックを発生し、受けた情報電荷を水平転
送部に1行毎転送するライン送りパルスを発生する。こ
のライン送りパルスの発生するタイミングは、フィール
ド識別信号FLD及び水平走査信号HDに従って動作す
るライン送りタイミング発生回路13の出力に従い水平
走査信号HDに同期し、1水平走査期間おきに水平走査
のブランキング期間中に設定されると共に、奇数フィー
ルドで偶数フィールドより1水平走査期間遅れて設定さ
れる。即ち、偶数フィールドで撮像部Iに蓄積された情
報電荷は、次の奇数フィールドに蓄積部Sから水平転送
部Hを介して出力されるため、奇数行の画素とその次の
行の画素とが混合された電荷に対応する信号が偶数行の
画素とその次の行の画素とが混合された電荷に対応する
信号に対して常に1水平走査期間先行するように奇数フ
ィールドと偶数フィールドとでライン送りパルスの発生
タイミングが1水平走査期間ずれて設定される。従っ
て、撮像素子10から出力される映像信号X(t)は、奇
数フィールドで水平走査の奇数番目に映像成分を有する
場合、偶数フィールドでは水平走査の偶数番目に映像成
分を有している。
【0012】このような映像信号X(t)は、映像信号処
理回路14でサンプルホールド、増幅等の処理が施され
た後、映像信号Y(t)としてテレビモニタ15に供給さ
れる。このテレビモニタ15では、映像信号Y(t)がノ
ンインターレース走査で再生される。従って、テレビモ
ニタ15の再生画面上に第1のフィールドで奇数行目の
水平走査線に映像が描かれ、続く第2のフィールドで偶
数行目の水平走査線に映像が描かれる。例えば、再生画
面を6本の水平走査線で再生する場合、図8に示すよう
に、奇数フィールドODDで水平走査線O1〜O6が描
かれ、次の偶数フィールドEVENで水平走査期線E1
〜E6が描かれる。これら水平走査線は、ノンインター
レース走査で描かれるため、両フィールドで一致してい
る。そして映像信号X(t)が、奇数フィールドODDで
奇数番目の水平走査期間に映像成分を有するため、奇数
フィールドODDにおいては、奇数行の水平走査線O
1、O3、O5上に映像が表示され、偶数行の水平走査
線O2、O4、O6上には何も表示されない。逆に、偶
数フィールドEVENでは映像信号X(t)が水平走査の
偶数番目に映像成分を有するため、偶数フィールドEV
ENにおいては、偶数行の水平走査線E2、E4、E6
上に映像が表示され、偶数行の水平走査線E1、E3、
E5上には何も表示されない。そこで、奇数フィールド
と偶数フィールドとを繰り返すことにより、再生画面の
各水平走査線上に映像が表示されるようになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のような撮像装置
においては、水平走査線数自体は図5に示す撮像装置で
得られる映像信号X(t)より少なくなるが、再生画面上
の映像の位置関係が被写体と反転するようなことはな
く、表示される水平走査線の間隔も均一となるため、再
生画面の解像度の低下が防止される。
【0014】しかしながら、再生画面を構成する水平走
査線が各フィールドで1行おきに映像を表示し、残りの
水平走査線は暗線となるため、画面自体が暗くなり、コ
ントラストが低下することになる。従って、解像度の低
下が防止されるにも拘わらずコントラストの低下により
画質の向上が望めない。
【0015】そこで本発明は、画素数が省略された撮像
素子を用いる撮像装置において、再生画面上の映像反転
による解像度の低下を防止すると共にコントラストの低
下を防止して画質を向上することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、その特徴とするところ
は、再生画面の水平走査線数の1/2の垂直画素数を有
する固体撮像素子に映像を受け、各画素に発生する情報
電荷を映像信号として出力し、この映像信号に基づく画
像を再生画面上に表示する撮像装置において、上記撮像
素子の各画素に発生する情報電荷を1水平走査期間おき
に1行ずつ垂直方向に転送すると共に、垂直方向に転送
された上記情報電荷を行毎に水平方向に転送して1水平
走査期間おきに映像成分が重畳された映像信号を出力す
る転送手段と、この転送手段の垂直方向の転送タイミン
グを奇数フィールドと偶数フィールドとで互いに1水平
走査期間ずらして設定するタイミング制御手段と、上記
固体撮像素子から出力される映像信号を1水平走査期間
遅延し、上記固体撮像素子からの映像信号と合成して映
像成分が重畳されない水平走査期間を補間する補間手段
と、補間された映像信号に従う画面を表示装置に各フィ
ールドで同一の走査線を描いて再生する再生手段と、を
備えたことにある。
【0017】また、第2の特徴とするところは、上記撮
像素子の各画素に発生する情報電荷を1水平走査期間お
きに1行ずつ垂直方向に転送すると共に、垂直方向に転
送された上記情報電荷を行毎に水平方向に転送して1水
平走査期間おきに映像成分が重畳された映像信号を出力
する転送手段と、この転送手段の垂直方向の転送タイミ
ングを奇数フィールドと偶数フィールドとで互いに1水
平走査期間ずらして設定するタイミング制御手段と、上
記固体撮像素子から出力される映像信号を1水平走査期
間遅延し、上記固体撮像素子からの映像信号と合成して
映像成分が重畳されない水平走査期間を補間する補間手
段と、補間された映像信号に従う画面を、奇数行の表示
画素と偶数行の表示画素とが互い違いに配列されて隣り
合う2行の表示画素が共通に走査される液晶表示パネル
上に再生する再生手段と、を備えたことにある。
【0018】
【作用】本発明によれば、1水平走査期間おきに映像成
分が重畳された映像信号を1水平走査期間単位で補間
し、この映像信号を奇数フィールドと偶数フィールドと
で同一の走査線を描いて再生することにより、奇数フィ
ールドでは、奇数行の走査線が遅延されない映像成分に
より表示されると共に偶数行の走査線が遅延された映像
成分により表示され、偶数フィールドでは、偶数行の走
査線が遅延されない映像成分により表示されると共に奇
数行の走査線が遅延された映像成分で表示される。従っ
て、それぞれのフィールドで均等な間隔で走査線が表示
され、被写体に対して映像反転が生じることなく再生画
面が表示される。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の撮像装置の構成を示すブロ
ック図であり、図2は、その動作を示すタイミング図で
ある。この図において、撮像素子10、転送クロック発
生回路11及び映像信号処理回路14は、図7と同一で
あり、同一部分には同一符号が付してある。
【0020】蓄積モード切換回路12は、各フィールド
の切り換わりのタイミングで反転するフィールド識別信
号FLDを受けて転送クロック発生回路11の垂直転送
クロック発生回路11Iの動作を制御し、転送クロック
発生回路11が垂直走査信号VDに従うタイミングで撮
像素子10をインタレース駆動するように構成される。
具体的には、2層4極構造を有する撮像部Iの電極に4
相の垂直転送クロックφIを与え、情報電荷の蓄積期間
中に、例えば、奇数フィールドで第1及び第2相目のク
ロックをハイレベル、第3及び第4のクロックをローレ
ベルに固定し、偶数フィールドで第1及び第2のクロッ
クをローレベル、第3及び第4のクロックをハイレベル
に固定する。そして、垂直走査信号VDのブランキング
期間に垂直転送クロックφIによって情報電荷を撮像部
Iから蓄積部Sに転送する。
【0021】また、ライン送りタイミング発生回路13
は、水平走査信号HDに従うタイミングで蓄積転送クロ
ック発生回路11Sを制御し、蓄積転送クロック発生回
路11Sが蓄積部Sの情報電荷を1水平走査期間おきに
1行ずつ水平転送部Hに転送するように構成される。こ
こで、蓄積部Sから水平転送部Hに情報電荷を転送する
タイミングは、フィールド識別信号FLDを受けて奇数
フィールドと偶数フィールドとで互いに1水平走査期間
だけずれて設定される。そして、水平転送部Hは、蓄積
部Sから情報電荷を受ける度に水平方向に転送し、出力
側で電荷量を電圧値に変換して映像信号として出力す
る。この水平転送部Hの転送周波数は、撮像部Iの水平
方向の画素数に対応し、1水平走査期間で1行分の情報
電荷の出力を完了するように設定される。このような情
報電荷の出力過程は、図7に示す撮像装置と同一であ
り、1水平走査期間おきに映像成分が重畳される間欠的
な映像信号X(t)が撮像素子10から映像信号処理回路
14に入力される。
【0022】映像信号処理回路14で所定の処理が施さ
れた映像信号Y0(t)は、次に遅延回路20a及び加算回
路20bで構成される補間回路20に入力され、映像成
分のない水平走査期間が遅延された映像信号Y1(t)によ
り補間される。即ち、映像信号Y0(t)に対して1水平走
査期間ずれた映像信号Y1(t)は、映像信号Y0(t)の映像
成分が重畳されない水平走査期間に映像成分が重畳され
るため、これらの映像信号Y0(t)、Y1(t)を足し合わせ
ることにより各水平走査期間に映像成分が重畳された映
像信号Y(t)が得られる。尚、この補間回路20につい
ては、映像信号処理回路14の前の段階に設けてもよ
い。
【0023】この映像信号Y(t)は、テレビモニタ15
に入力され、再生画面上にノンインタレース走査により
表示される。撮像素子10で得られた映像をノンインタ
レース走査で表示する場合、図3に示すように、奇数フ
ィールドでは映像信号Y0(t)の映像情報により奇数行の
走査線O1、O3、O5が表示されて映像信号Y1(t)の
映像情報により偶数行の走査線O2、O4、O6が表示
され、偶数フィールドでは映像信号Y0(t)の映像情報に
より偶数行の走査線E2、E4、E6が表示されて映像
信号Y1(t)の映像情報により奇数行の走査線E3、E5
が表示される。ここで、奇数フィールドにおける偶数行
の走査線O2、O4、O6と偶数フィールドにおける奇
数行の走査線E3、E5とは、その1行前の走査線の映
像情報を1水平走査期間遅延して映像信号X(t)が作成
されているこから、同一の情報により再生される。但
し、偶数フィールドにおける1行目の走査線E1は、そ
の1行前の走査線が存在しないことから何も表示しない
が、実際に1行目の走査線はテレビモニタ15上で確認
されないような位置となるため問題はない。
【0024】以上のように得られた映像信号Y(t)をテ
レビモニタ15上にノンインタレースで再生すると、各
フィールドで全ての走査線に映像情報が再生されるた
め、1行おきに走査線上に映像情報を表示する図7に示
す撮像装置に比してコントラストの低下がなくなる。
【0025】ところで、補間回路20より得られる映像
信号Y(t)を表示するテレビモニタ15として、2重マ
トリクス液晶表示パネルを用いるとコントラストや解像
度の向上に有効である。ここで、2重マトリクス液晶表
示パネルは、例えば株式会社倍風館発行の液晶(応用
編)第189頁〜第193頁に示されるように、一本の
走査電極に対して2行の画素を対応付けるもので、垂直
方向の画素数の増大が可能なように構成される。この2
重マトリクス液晶表示パネルの表示画素は、図4に示す
ように、奇数行の表示画素L1、L3、L5と偶数行の
表示画素L2、L4、L6とが互い違いに配列され、1
行分の映像信号をレジスタに取り込むことによって、2
水平走査期間に、L1とL2、L3とL4のように、隣
接する2行の表示画素が同時に駆動される方式である。
このような2重マトリクス液晶表示パネルに撮像素子1
0をインタレース駆動して得られる映像信号Y(t)を再
すると、液晶表示パネル上で疑似的にインタレースさ
れる。
【0026】以下に、擬似的インターレースについて説
明する。奇数フィールドと偶数フィールドとで映像成分
が出力されるタイミングが1水平走査期間ずれることか
ら、奇数フィールドと偶数フィールドでは撮像素子の出
力とそれを遅延した映像信号との表示の組み合わせが異
なる。奇数フィールドでは1行分の映像情報が、共通の
走査電極に対応付けられる1奇数行の表示画素L1、L
3、L5及びその次の行の表示画素L2、L4、L6に
2水平走査期間同時に表示され、同時に駆動される行の
表示画素には同一の映像が表示される。これに対して偶
数フィールドでは同時に駆動される行の表示画素には異
なる映像が表示される。1行分の映像情報が、1偶数行
の表示画素L1、L3、L5に2水平走査期間表示さ
れ、続いてその表示画素L1、L3、L5の次の行の表
示画素L2、L4、L6には、遅延されて補間された信
号が2水平走査期間表示される。この偶数フィールドに
おいて、共通の走査電極に対応付けられる2行の表示画
素には、互いに1行分ずれた映像情報が表示される。例
えば、1行の映像情報が奇数フィールドでは、走査線O
3に対応する表示画素L3と走査線O4に対応する表示
画素L4とに同時に表示され、これに対応する1行の映
像情報が偶数フィールドでは、走査線E4に対応する表
示画素L4と走査線E5に対応する表示画素L5とに2
水平走査期間ごと順次表示される。従って、液晶表示パ
ネル上には、奇数フィールドと偶数フィールドとで互い
に1行ずれて映像情報が表示されることになるため、液
晶表示パネルそのものはノンインタレースであっても、
見かけ上はインタレース表示となる。
【0027】以上のように1本の走査電極に2行の表示
画素が対応付けられ、これらの表示画素が同時に表示さ
れる2重マトリクス液晶表示パネルに対してインタレー
ス駆動した撮像素子から得た映像信号を与えると、液晶
表示パネル上にはノンインタレース走査で再生している
にも拘わらず液晶表示パネルの見かけ上は撮像装置のイ
ンタレース駆動に対応して疑似的にインタレース表示さ
れる。従って、再生画面のコントラスト及び解像度の低
下が防止される。また、奇数行の表示画素L1、L3、
L5と偶数行の表示画素L2、L4、L6とが水平方向
に1画素ずれた形で配列されるため、水平方向にも疑似
的なインタレース表示となり、水平方向の解像度も向上
されることとなる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、画素数を省略した小型
の撮像素子を用いて小型で安価な撮像装置を提供できる
と共に、小型の撮像素子を用いた場合に発生しやすいコ
ントラストの低下を防止し、高画質の再生画面を得るこ
とが可能になる。
【0029】特に、再生画面を表示するモニタとして表
示画素が互い違いに配列された2重マトリクス液晶表示
パネルを用いた場合、本願の撮像装置で得られる映像信
号を表示するのに極めて有効であり、安価で且つ良好な
画質の再生画面を得られる撮像装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮像装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の撮像装置の動作を示すタイミング図で
ある。
【図3】再生画面の様子を示す模式図である。
【図4】2重マトリクス液晶表示パネルの表示画素の配
列を示す模式図である。
【図5】従来の撮像装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】従来の撮像装置の動作を示すタイミング図であ
る。
【図7】再生画面の反転表示を防止した撮像装置の構成
を示すブロック図である。
【図8】再生画面の様子を示す模式図である。
【符号の説明】 1、10 CCD撮像素子 2、11 転送クロック発生回路 3 タイミング制御回路 4 20 補間回路 5、14 映像信号処理回路 6、15 テレビモニタ 12 蓄積モード切換回路 13 ライン送りタイミング発生回路 I 撮像部 S 蓄積部 H 水平転送部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−164666(JP,A) 特開 平2−137584(JP,A) 特開 平1−318367(JP,A) 特開 平3−198485(JP,A) 実開 平1−124779(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/30 - 5/335

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同時に転送可能な画素数を、垂直方向に
    表示装置の水平走査線数の1/2だけ有する固体撮像素
    子に映像を受け、各画素に発生する情報電荷を映像信号
    として出力し、この映像信号に基づく画像を再生画面上
    に表示する撮像装置において、 上記撮像素子はインターレース駆動され、各画素に蓄積
    される情報電荷を2水平走査期間毎に1行ずつ垂直方向
    に転送すると共に、垂直方向に転送された上記情報電荷
    行毎に水平方向に転送して1水平走査期間おきに
    映像成分が重畳された映像信号を出力する転送手段と、 この転送手段の垂直方向の転送タイミングを奇数フィ
    ールドと偶数フィールドとで互いに1水平走査期間ずら
    して設定するタイミング制御手段と、 上記固体撮像素子から出力される映像信号を1水平走査
    期間遅延し、上記遅延された映像信号と上記固体撮像素
    子からの映像信号と合成して映像成分が重畳されな
    い水平走査期間を補間する補間手段と、を備え、上記補間された映像信号に従う画面を、偶数及び奇数フ
    ィールドで同一の走査線を描かせて上記表示装置に再生
    する ことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記表示装置は、隣接する2本の表示画
    素が同時に走査される、2重マトリックス液晶表示パネ
    ルであることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記固体撮像素子から得られる映像信号
    の1行分と1水平走査期間遅延して得られる映像信号の
    1行分とを、上記液晶表示パネルの同時に走査される2
    行の表示画素に与え、この2行の表示画素を同時に再生
    することを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 表示装置で再生される映像信号のうち、
    前記1水平走査期間遅延された上記映像信号より生成さ
    れたの1行分の映像信号は、 奇数フィールドでは上記液晶表示パネルの偶数行に再
    され、 偶数フィールドでは、上記液晶表示パネルの奇数行に再
    されることを特徴とする請求項記載の撮像装置。
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