JP3011424U - 空気式太陽集熱器 - Google Patents

空気式太陽集熱器

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JP3011424U
JP3011424U JP1994014356U JP1435694U JP3011424U JP 3011424 U JP3011424 U JP 3011424U JP 1994014356 U JP1994014356 U JP 1994014356U JP 1435694 U JP1435694 U JP 1435694U JP 3011424 U JP3011424 U JP 3011424U
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JP1994014356U
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Inventor
定祐 伊藤
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定祐 伊藤
株式会社オーエム研究所
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers
    • Y02E10/44Heat exchange systems

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 太陽熱を受ける金属製集熱板と底板との間に
一端を空気取り入れ口とする空気流路を形成し、底板に
空気取り出し口を設ける空気式太陽集熱器において、空
気取り出し口の後方側にも十分空気が流れるようにし
て、集熱性能を向上させることができる。 【構成】 U字形部材11で前記空気取り出し口13を該U
字形部材11の開放端11aを空気流通側に向けて囲った。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、太陽エネルギーを利用するソーラーシステムハウスに使用する空気 式の太陽集熱器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
方位に限定されず、太陽光により集熱した空気を利用できるソーラーシステム ハウスとして、屋根を太陽熱集熱部とするものが提案されており、その一例を図 4に示すと、屋根板としてのカラー鉄板等を集熱板3とし、野地板4を底板とし て、この集熱板3の直下に空間を確保して屋根勾配を有する空気流路14を形成し 、また軒先下面にこの空気流路14の下端を開口して空気取り入れ口2とする。
【0003】 野地板4の下側には断熱材8を配設し、この断熱材8にさらに断熱材9を配し て断熱材による半円形の棟ダクト7を形成し、野地板4および断熱材8、断熱材 9を貫通するようにグラスウール管10を設けてこれで空気流路14と棟ダクト7を 貫通させる。このようにして、このグラスウール管10の上端が野地板4に設ける 空気取り出し口13となる。
【0004】 なお、集熱板3の上半部分はガラスカバー6で覆うこともある。また、図中12 は空気流路14の端部を仕切る断熱材である。
【0005】 棟ダクド7は送風機1を内蔵するハンドリングボックスおよび図示は省略する が、立下がりダクトを介して蓄熱及び放熱部である床のコンクリートスラブと床 パネルとの間の空気流通空間に連通し、この空気流通空間は室内への吹出口を有 する。
【0006】 このようにして送風機1を駆動すると、空気取り入れ口2から空気流路14に入 る空気が、太陽光で加熱された集熱板3により温められ、この温められた空気は 勾配に沿って上昇し、空気取り出し口13から棟ダクト7に溜められ、この棟ダク ト7から立下がりダクトを流下し、床面下の蓄熱及び放熱部へ入る。
【0007】 該蓄熱及び放熱部では、立下がりダクトから送りこまれた温風が直接床面上を 温めるのと、コンクリートスラブ等の蓄熱体に蓄熱させるのと、温風の吹出口か ら室内へ吹出されて直接暖房するのとの三通りの作用を行う。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
前記空気取り出し口13は野地板4の底板に設けるのが簡単であるが、空気流路 14の後縁に設けることは棟ダクト7との配管や構造上困難である場合が多い。そ こで、後縁より幾分上流側に空気取り出し口13としての孔またはスリットが設け られる。したがって、この空気取り出し口13の後方側には空気が流れにくくなり 、その部分で集熱が十分行われにくくなっている。
【0009】 本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、空気取り出し口の後方側にも十 分空気が流れるようにして、集熱性能を向上させるようにした空気式集熱器を提 供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するため、太陽熱を受ける金属製集熱板と底板との間 に一端を空気取り入れ口とする空気流路を形成し、底板に空気取り出し口を設け る空気式太陽集熱器において、U字形部材の開放端を空気流通側に向けて囲った こと、および、屋根一体型の空気式太陽集熱器として、金属製集熱板は屋根板で あり、底板は野地板であること、さらに、U字形部材は金属板等熱伝導性の高い 材料であり、金属製集熱板と接合することを要旨とするものである。
【0011】
【作用】
請求項1記載の本考案によれば、U字形部材で前記空気取り出し口を該U字形 部材の開放端を空気流通側に向けて囲うことにより、空気取り入れ口から流れて くる空気の一部または全部が直接空気取り出し口に流入することなく、このU字 形部材に導かれて一旦空気取り出し口の後部に廻り、逆流して空気取り出し口に 戻るようにする。その結果、空気取り出し口の後方側での空気と集熱板との熱伝 達は向上する。
【0012】 請求項2記載の本考案によれば、前記作用に加えて、集熱器を屋根一体型空気 集熱器として構成するものであり、設置場所を取らずにしかも屋根面イコール集 熱面となる大きな集熱器として構成することができる。
【0013】 請求項3記載の本考案によれば、U字形部材は金属板等熱伝導性の高い材料で あり、金属製集熱板と接合することによりこのU字形部材にフィンの効果を持た せて集熱性能を向上することができる。
【0014】
【実施例】
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説明する。図1は本考案の空気式 太陽集熱器の1実施例を示す縦断側面図で、集熱器としては屋根一体型の場合で あり、前記従来例を示す図4と同一構成には同一参照符号を付したものである。
【0015】 すなわち、本考案の空気式太陽集熱器も従来と同じく、屋根板としてのカラー 鉄板等を集熱板3とし、野地板4を底板として、この集熱板3の直下に空間を確 保して屋根勾配を有する空気流路14を形成し、また軒先下面にこの空気流路14の 下端を開口して空気取り入れ口2とする。図中5は集熱板3と野地板4間に配設 する垂木で、空気流路14はこの垂木5同士の間に形成されることになる。
【0016】 野地板4の下側には断熱材8を配設し、棟の近くの屋根裏にはヘッダーとして 、断熱材による半円形の棟ダクド7を形成するが、断熱材8にさらに断熱材9を 配してこの棟ダクト7を結合させ、野地板4および断熱材8、断熱材9を貫通す るようにグラスウール管10を設けてこれで空気流路14と棟ダクト7を貫通させる 。このようにして、このグラスウール管10の上端が野地板4に設ける空気取り出 し口13となる。
【0017】 なお、集熱板3の上半部分は風等による影響を少なくして集熱性能を向上させ るためにガラスカバー6で覆うこともある。
【0018】 棟ダクト7は送風機1を内蔵するハンドリングボックスおよび図示は省略する が、立下がりダクトを介して蓄熱及び放熱部である床のコンクリートスラブと床 パネルとの間の空気流通空間に連通し、この空気流通空間は室内への吹出口を有 する。
【0019】 本考案は、グラスウール管10の空気取り出し口13のところに空気取り入れ口2 側から流れてくる空気が直接流れ込まないようにするため、U字形部材11を設け た。
【0020】 このU字形部材11は、高さが集熱板3と野地板4との間の距離と等しいかまた はそれ以下の金属板で、底部に突起を設け、それをグラスウール管10に埋め込ん で固定されるようにしてある。なお、U字形部材11は端部が閉鎖されておればV 字状と見れるものや、逆台形状と見れるものでもよい。
【0021】 そして、このU字形部材11で空気取り出し口13を囲うことになるが、その際、 該U字形部材11の開放端11aは、空気が流れてくる空気取り入れ口2側とは反対 側、すなわち、空気流通側に向けるものとする。
【0022】 なお、U字形部材11の上端はこれを金属製の集熱板3と接合させるようにして もよい。さらに、U字形部材11の集熱板3の上面はこれを閉じて上面板を有する ものとしてもよい。
【0023】 このようにして、空気は空気流路14で、垂木5とU字形部材11の間隙を上向き に流れた後、逆流して空気取り出し口13から流出するようになり、その結果、空 気取り出し口13の後方側での空気と集熱板との熱伝達は向上する。この集熱器の 最先端の部分には保温のため、集熱板3と野地板4との間に断熱材12を入れてあ る。
【0024】 前記実施例は集熱器としては屋根一体型の場合について説明したが、他の実施 例として、集熱器をボックスとして屋根とは別構成とすることも可能であり、そ の場合は底板は金属板等になるが、このような集熱ボックスを屋根上等に設置す る場合もU字形部材11を設ければ、同様な効果を得られる。
【0025】
【考案の効果】
以上述べたように本考案の空気式太陽集熱器は、太陽熱を受ける金属製集熱板 と底板との間に一端を空気取り入れ口とする空気流路を形成し、底板に空気取り 出し口を設ける空気式太陽集熱器において、空気取り出し口の後方側にも十分空 気が流れるようにして、集熱性能を向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の空気式太陽集熱器の1実施例を示す縦
断側面図である。
【図2】本考案の空気式太陽集熱器の1実施例を示す要
部の平面図である。
【図3】本考案の空気式太陽集熱器の1実施例を示す要
部の斜視図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…送風機 2…空気取り入れ口 3…集熱板 4…野地板 5…垂木 6…ガラスカバー 7…棟ダクト 8,9,12…断熱材 10…グラスウール管 11…U字形部材 11a…開放端 13…空気取り出し口 14…空気流路 15…空気取り出し口

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽熱を受ける金属製集熱板と底板との
    間に一端を空気取り入れ口とする空気流路を形成し、底
    板に空気取り出し口を設ける空気式太陽集熱器におい
    て、U字形部材で前記空気取り出し口を該U字形部材の
    開放端を空気流通側に向けて囲ったことを特徴とする空
    気式太陽集熱器。
  2. 【請求項2】 屋根一体型の空気式太陽集熱器として、
    金属製集熱板は屋根板であり、底板は野地板である請求
    項1記載の空気式太陽集熱器。
  3. 【請求項3】 U字形部材は金属板等熱伝導性の高い材
    料であり、金属製集熱板と接合する請求項1または請求
    項2記載の空気式太陽集熱器。
JP1994014356U 1994-11-21 1994-11-21 空気式太陽集熱器 Expired - Lifetime JP3011424U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3440424B2 (ja) 1995-07-13 2003-08-25 清水建設株式会社 建築物
JP2014234686A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 株式会社榊住建 太陽熱集熱構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3440424B2 (ja) 1995-07-13 2003-08-25 清水建設株式会社 建築物
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