JP3010823U - 自由に位置決めできる手荷物車のブラケットの構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は自由に位置決めできる手荷物車のブ
ラケットの構造に関し、簡単に、自由に適当な長さに調
整することができるようにする。 【構成】 弾性アーム６０の両側末端の凸体６２には矩
形ラチェット６３があり、内スリーブ１０の側壁の対応
するラチェット２３と噛み合う。弾性アーム６０の中央
部位を押すと弾性アーム６０が曲がって矩形ラチェット
６３が対応するラチェット２３から離脱し、内スリーブ
を自由に動かして位置決めできる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は自由に位置決めできる手荷物車のブラケットの構造に係り、特に、そ の手荷物車のブラケットを相応しい高さまで自由に調整できると同時に、操作簡 易、便利な位置決めに役立つ構成とされた自由に位置決めできる手荷物車のブラ ケットの構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

周知の通り、従来の手荷物車では、便利な搬送機能をユーザーに提供するため に、使うときに相応しい高度まで調整できるブラケットが取り付けられている。 しかし、一般的なブラケットの構造は、ただ、伸縮自在できるような内・外ス リーブの間にネジが設けられる。そのネジを弛めるかまたは締めることによって 、内・外スリーブを適当な長さまで調整して固定することが可能である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、実際に操作する場合には、ユーザーが両側のネジを弛めなけれ ばブラケットの長さを伸縮自在に調整できないために、とても不便であった。同 時に、ネジで、内・外スリーブの壁を通すのでスリーブの変形が起こり易いし、 伸縮できないように、長さの調整機能が失われたり、または操作がもっとむずか しくなるという問題があった。

【０００４】 そこで、本考案は上記の問題を解決した自由に位置決めできる手荷物車のブラ ケットの構造を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、本考案では次の通り構成した。 すなわち、内スリーブの内側は“コ”字状をやや閉じた形状の枠になり、押レ バーを挿入する事が出来、 押レバーの表面にはラチュットが連続して備えられ、前端の拡大されたストッ パー及び末端の曲げられたフックにより、内スリーブの“コ”字状をやや閉じた 形状の枠に押レバーが差し込んで取り付けられ、 外スリーブの上部の内側面には穴が加工して設けられ、また、その上・下面に 止め穴も配置され、外スリーブをブッシュの中に押し入れながら対応する二つの 爪と連結できて、一体化することができ、 ブッシュの内側には貫通孔が備えられ、その上・下面には外スリーブの穴を経 て位置決めするために爪が二つ配置され、 制御基台の両側には対称的に角形ソケットが設置され、それで外スリーブとブ ッシュを締める一方、角形ソケットの内側中心に穴があって、ブッシュの貫通孔 と釣り合わせることが可能であり、また、穴の上・下個所に二つのピボット台と 対応する穴が弾性アームと連結されるために備えられ、弾性アームを動かすとき 、影響を及ぼさないために、制御基台の底縁が延ばされて、円弧状のガードプレ ートが形成され、 弾性アームは相応しい弾力性を持つ板であり、その両側に長い穴が設けられ、 ピンを制御基台のピボット台の対応した穴に通して弾性アームを移動できるよう に締め、弾性アームを上方または下方へ押し曲げると円弧状になり、また、弾性 アームの両側には拡大される凸体が二つあると共に適量な矩形ラチェットも加工 され設けられることで、両側における矩形ラチェットを動かしたら、押レバーが ラチェットと噛み合いまたは離脱することが出来る構成とすることにより解決さ れる。

【０００６】

【作用】

弾性アームの中央部位を押すと弾性アームは上または下へ位置決めさせられ、 その両端の凸体にある矩形ラチェットは内スリーブの側壁の対応するラチェット から離脱するかまたは噛み合うように作用する。

【０００７】

【実施例】

図１及び図２は本考案の一実施例の立体図及び分解図である。主な仕組みは、 内スリーブ１０，押レバー２０，外スリーブ３０，ブッシュ４０，制御基台５０ ，弾性アーム６０などの要素で構成される。 その中で、内スリーブ１０は相応しい長さがあり、外スリーブ３０より大きく してはいけない。そして、内スリーブ１０の内側では“コ”字状をやや閉じた形 状の枠１１になるので、丁度、押レバー２０を挿入することが出来る。

【０００８】 押レバー２０の前端は拡大されてストッパー２１になり、その末端は曲げられ てフック２２になる。そういう形で押レバー２０を内スリーブ１０の“コ”字状 をやや閉じた形状の枠１１に差し込んで取り付ける。また、押レバー２０の表面 にはラチェット２３が連続して備えられる。 外スリーブ３０は適当な長さを有し、その下端が手荷物車の車台３１に取り付 けられる。車台３１の左右には、それぞれローラー３２がある。外スリーブ３０ の上端が制御基台５０の角形ソケット５１に嵌め込まれる。一方、外スリーブ３ ０の上部の内側面には、穴３３が加工され設けられる。また、その上下面に止め 穴３４も配設されるので、外スリーブ３０をブッシュ４０の中に押し入れながら 、対応する二つの爪４２と連結できて一体化することができる。

【０００９】 ブッシュ４０の内側には貫通孔４１が備えられる。かつ、ブッシュ４０の上・ 下面には、外スリーブ３０の止め穴３４を経て位置決めするために爪４２が二つ 配置される。また、ブッシュ４０の後部には、補強のあばら４３が設けられる。 制御基台５０の両側には、対称的に角形ソケット５１が設置される。丁度前に 述べた外スリーブ３０を角形ソケット５１に差し込むことが出来る。一方、角形 ソケット５１の内側中心に穴５２があるので、ブッシュ４０の貫通孔４１と釣り 合わせることが可能である。また、穴５２の上・下個所に二つのピボット台５３ と対応した穴５４が弾性アーム６０と連結されるために備えられる。その次、弾 性アーム６０を動かすとき影響を及ぼさないために、制御基台５０の底縁が延ば されて、円弧状のガードプレート５５が形成される。

【００１０】 弾性アーム６０は相応しい弾力性を持つ板であり、その両側に長い穴６１が設 けられる。これにより、ピンＰを制御基台５０のピボット台５３の対応した穴５ ４に通して、弾性アーム６０が移動できるように締める。弾性アーム６０を上方 または下方へ押し曲げると、適当な円弧状になる。また、弾性アーム６０の両側 には拡大される凸体６２が二つあると共に、適量な矩形のラチェット６３も加工 され設けられる。以上説明した構成要素により本考案が構成される。

【００１１】 図３及び図４は本考案の第１実施例の操作説明図である。実際に操作する場合 に弾性アーム６０の中央部位を直接押せば、弾性アーム６０は上または下へ位置 決めされる状態になる。すなわち、弾性アーム６０の両側末端の凸体６２にある 矩形ラチェット６３は、内スリーブ１０の側壁の対応するラチェット２３から離 脱するかまたは結合して押されるので、離脱するかまたは噛み合うという作用に 役立つ。だから、ユーザーにとって、自由に適当な長さに調整できるブラケット を提供することが出来る。

【００１２】 前述した部品により、本考案では自由に位置決めできる手荷物車のブラケット の構造が構成される。 図５は本考案の第２実施例の立体組み合わせ図である。その中で、弾性アーム ６０の構造は、Ｓ形に曲がるアーム７０に取って替わられる。 すなわち、Ｓ形に曲がるアーム７０の中央では、Ｓ形の弾性体７１が折られる 。その真中でネジ７２により制御基台５０に締められる。そうすると、相応しい 伸縮の弾力性を持つし、両側に拡大する凸体７３が二つあると共に、適量な矩形 のラチェット７４も加工され設けられる。また、凸体７３の制限のために、制御 基台５０の両側にはガイド溝５６も配置される。

【００１３】 図６及び図７は本考案の第２実施例の操作説明図である。実際に操作する場合 に、ユーザーが直接に弾性体７１を反時計回り方向に回したら、アーム７０の両 側の凸体７３にある矩形ラチェット７４が内へ収縮されるので、押レバー２０の 対応する矩形ラチェット２３から、離脱する。このとき、ブラケットの長さを自 由に調整することができる。その後で、手を放すと、Ｓ形に曲がるアーム７０の 弾力性で、矩形ラチェット７４と押レバー２０のラチェット２３は再び互いに噛 み合わされるために、ブラケットの長さを自由に調整して位置決めできる機能が 発揮される。

【００１４】

【考案の効果】

上述の如く本考案によれば、弾性アームを押すと弾性アームは上または下へ位 置決めさせられ、その両端の凸体にある矩形ラチェットは内スリーブの側壁の対 応するラチェットから離脱するかまたは噛み合うため、ユーザーはブラケットの 長さを簡単に自由に適当な長さに調整することができ、従来のようにスリーブの 変形が起きて伸縮出来ないということがない特長がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例の立体分解図である。

【図２】本考案の第１実施例の立体組み合わせ図であ
る。

【図３】本考案の第１実施例の操作説明図である。

【図４】本考案の第１実施例の操作説明図である。

【図５】本考案の第２実施例の立体組み合わせ図であ
る。

【図６】本考案の第２実施例の操作説明図である。

【図７】本考案の第２実施例の操作説明図である。

【符号の説明】

１０ 内スリーブ ２０ 押レバー ２１ ストッパー ２２ フック ２３ ラチェット ３０ 外スリーブ ３４ 止め穴 ４０ ブッシュ ４１ 貫通孔 ４２ 爪 ５０ 制御基台 ５１ 角形ソケット ５２ 穴 ５３ ピボット台 ５４ 対応する穴 ５５ ガードプレート ６０ 弾性アーム ６１ 長い穴 ６２ 凸体 ６３ 矩形ラチェット

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 内スリーブ、押レバー、外スリーブ、ブ
   ッシュ、制御基台、弾性アームなどを含んでなる自由に
   位置決めできる手荷物車のブラケットの構造であって、 内スリーブの内側は“コ”字状をやや閉じた形状の枠に
   なり、押レバーを挿入する事が出来、 押レバーの表面にはラチェットが連続して備えられ、前
   端の拡大されたストッパー及び末端の曲げられたフック
   により、内スリーブの“コ”字状をやや閉じた形状の枠
   に押レバーが差し込んで取り付けられ、 外スリーブの上部の内側面には穴が加工して設けられ、
   また、その上・下面に止め穴も配置され、外スリーブを
   ブッシュの中に押し入れながら対応する二つの爪と連結
   できて、一体化することができ、 ブッシュの内側には貫通孔が備えられ、その上・下面に
   は外スリーブの穴を経て位置決めするために爪が二つ配
   置され、 制御基台の両側には対称的に角形ソケットが設置され、
   それで外スリーブとブッシュを締める一方、角形ソケッ
   トの内側中心に穴があって、ブッシュの貫通孔と釣り合
   わせることが可能であり、また、穴の上・下個所に二つ
   のピボット台と対応する穴が弾性アームと連結されるた
   めに備えられ、弾性アームを動かすとき、影響を及ぼさ
   ないために、制御基台の底縁が延ばされて、円弧状のガ
   ードプレートが形成され、 弾性アームは相応しい弾力性を持つ板であり、その両側
   に長い穴が設けられ、ピンを制御基台のピボット台の対
   応した穴に通して弾性アームを移動できるように締め、
   弾性アームを上方または下方へ押し曲げると円弧状にな
   り、また、弾性アームの両側には拡大される凸体が二つ
   あると共に適量な矩形ラチェットも加工され設けられる
   ことで、両側における矩形ラチェットを動かしたら、押
   レバーがラチェットと噛み合いまたは離脱することが出
   来る構成とされてなる自由に位置決めできる手荷物車の
   ブラケットの構造。
2. 【請求項２】 弾性アームの構造がＳ形に曲がるアーム
   に取って替わられ、Ｓ形に曲がるアームの中央ではＳ形
   の弾性体が折られ、その真中でネジにより制御基台に締
   められ、弾性体を回したら矩形ラチェットが軸の方向に
   移動できるように噛み合いまたは離脱することが出来、
   制御基台の両側にガイド溝が二つ配置される構成とされ
   てなる請求項１記載の自由に位置決めできる手荷物車の
   ブラケットの構造。