JP3007903U - 折り畳み可能の手押し車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストを低下させる少数の部品を有する折り
畳み可能の手押し車を提供すること。 【構成】 折り畳み可能の手押し車はハンドル（１）
と、ハンドルの底部の各端部に揺動可能に取り付けられ
た一対の車輪（８）と、手押し車の底部に両車輪に関し
て反対方向の荷台（６）とを含む。荷台は、手押し車に
関して荷台の位置を調節するために車輪の両フレーム
（７）の底部の両端部に配置された一対のクラウン歯車
（７２）と噛み合うように適合された後部の両端部の一
対の円錐歯車（６２１）を備える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は折り畳み可能の手押し車、より詳細には、荷台を拡開しまたは折り畳 むための互いに噛合する歯車を有する手押し車に関する。

【０００２】

【従来の技術】

図７および図８に示すように、荷物を運ぶために用いられる手押し車は、一対 の車輪のフレームＡであって該フレームの底部の各端部において、荷台Ｂに接続 される一対のブラケットＣに接続されたフレームＡを含む。各車輪のフレームＡ は、一側部にブロックＡ１１を有するスリーブＡ１を備える。荷台Ｂは、各後端 部に一対の接続トラフＢ１が構成されている。各トラフＢ１は、後端部に荷台Ｂ を適所に配置するためにブラケットＣの突出部Ｃ１を受け入れるように適合され た溝Ｂ１１を有する。一対のブラケットＤがスリーブＡ１の頂部に配置され、一 方の側に、ブロックＡ１１の同じ方向に相対するブロックＤ１を有する。止め金 具Ｅが、前記手押し車のフレームと、荷台Ｂとを固定位置に保持するためにブロ ックＡ１１とブロックＤ１とに滑り入れるように適合されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この手押し車は折り畳み可能の荷台を有するが、従来のものはコストを増大さ せ、また、操作を複雑にする非常に多くの部品を含む。 本考案の主たる目的は、コストを低下させる少数の部品を有する折り畳み可能 の手押し車を提供することにある。 本考案の他の目的は、操作が容易である折り畳み可能の手押し車を提供するこ とにある。 本考案のさらに他の目的は、保管のためのコンパクトなサイズを有する折り畳 み可能の手押し車を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 本考案は、下方へ９０度曲げられた２つの端部を有し、一対の脚に枢動可能に 接続されたハンドルと、前記ハンドルと両脚との接合範囲における一対のＵ形部 材と、一対の車輪フレームと、前記脚の底部に取り付けられた一対の荷台とを含 む折り畳み可能の手押し車であって、前記荷台が両後部コーナーの一対の固定ハ ウジングと、両固定ハウジング内に取り付けられた一対の案内ブロックとを有し 、各固定ハウジングが外壁の穴と、前記外壁の内側の長方形の凹部と、内壁の頂 部の突出部とを有し、各案内ブロックが頂部の円錐歯車と、一方の側部のボスで あって前記案内ブロックと同心でありかつ前記ボスが前記凹部に沿って下方へ滑 り込むときに前記固定ハウジングの前記穴と整列する穴を有するボスとを備え、 各車輪フレームが各脚の外径よりわずかに大きい内径を有する後端部のスリーブ と、前記円錐歯車と噛み合わされる各スリーブの底部に一体に形成されたクラウ ン歯車と、前記荷台が伸長位置にあるときに前記固定ハウジングの前記突出部と 係合する傾斜側面を有する各車輪フレームの底部と一体であるブロックとを備え る。

【０００５】

【考案の作用および効果】

本考案によれば、コストを低下させる少数の部品を有する折り畳み可能の手押 し車を提供することができる。また、本考案によれば、操作が容易である折り畳 み可能の手押し車を提供することができる。さらに、本考案によれば、保管のた めのコンパクトなサイズを有する折り畳み可能の手押し車を提供することができ る。

【０００６】

【実施例】

図面を参照するが、図面は、好ましい実施例のみを示すためにあり、また、本 考案の構想を限定しない。

【０００７】 図１および図２に示すように、手押し車は、ハンドル１と、一対の脚３と、荷 台６と、一対の車輪８のフレーム７とからなる。

【０００８】 ハンドル１は、下方へ９０度曲げられた両端部と、両端部の内側に接続された 水平なバー４とを有する。ハンドル１の両端部は、それぞれ、一対の脚３の頂部 に枢動可能に接続されている。両脚３は、構造を強化するために両脚３に接続さ れた水平な支え５を有する。ハンドル１と両脚３との接合部または接合範囲が、 両脚３に関してハンドル１の動きを制限するため、一対のＵ形部材２に接続され ている。スリーブ７１がその底部にクラウン歯車７２を有する。各車輪フレーム ７はその底部から下方へ伸びるブロック７３を有し、また、荷台６を適所に配置 すべく適合されたブロック７３の一側部に傾斜側面７３１を有する。

【０００９】 荷台６は両後部コーナーに一対の一体の固定ハウジング６１を有する。案内ブ ロック６２を受け入れるように適合された各固定ハウジング６１は、外壁の穴６ １１と、外側壁の内側の長方形の凹部６１２と、内壁の頂部の突出部６１３とを 含む。案内ブロック６２は頂部の円錐歯車６２１と、案内ブロック６２に関して 同心の穴６２２を有する一方の側から突出するボス６２３とを備える。ボス６２ ３は、固定ハウジング６１に案内ブロック６２を強固に保持するために凹部６１ ２に滑り込むように適合されている。穴６２２は固定ハウジングの穴６１１と整 列する。

【００１０】 本考案を組み立てるため、各ボス６２３を各凹部６１２に滑り込ませて固定ハ ウジング６１に案内ブロック６２を挿入する。各車輪フレーム７のクラウン歯車 ７２が案内ブロック６２の各円錐歯車６２１と噛み合うように、固定ハウジング ６１の頂部に車輪フレーム７を配置する。各脚３の穴が穴６２２および６１１と 整列するように、脚３をスリーブ７１に挿入し、下方へ押し込む。図３に示すよ うに、両案内ブロック６２と、両脚３とを両固定ハウジング６１内に固定するた めに一対のリベットが用いられる。図５の（Ａ）および（Ｂ）に示すように、荷 台６がその伸長位置にあるとき、荷台６を適所に保持するため、傾斜側面７３１ は突出部６１３と係合または噛み合う。図４に示すように、荷台６が上方へ向け て折り畳まれるとき、固定ハウジング６１が荷台６と共に動き、これが、車輪フ レーム７がハウジング６１の内壁を通って内側へ回転することを許す。

【００１１】 図６に示すように、Ｕ形部材２を外側へ引き、ハンドル１を下方へ引き、Ｕ形 部材２を押してその元の位置に再び戻すことにより、ハンドル１もまた下方に向 けて折り重ねることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る折り畳み可能の手押し車の斜視図
である。

【図２】車輪フレームおよび荷台の固定ハウジングの分
解組立て図である。

【図３】伸長位置における、図２に示す車輪フレームお
よび荷台の固定ハウジングの斜視図である。

【図４】折り畳み位置における、図３に示す車輪フレー
ムおよび荷台の固定ハウジングの斜視図であって、部分
的に切り欠かれている。

【図５】（Ａ）は図３に示す車輪フレームおよび荷台の
固定ハウジングの断面図であり、（Ｂ）は（Ａ）の線１
−１に沿って得た断面図である。

【図６】折り畳み位置における、ハンドルを有する図１
に示す手押し車の他の斜視図である。

【図７】従来の車輪フレームおよび荷台の分解組み立て
図である。

【図８】図７に示す従来の車輪フレームおよび荷台の斜
視図である。

【符号の説明】

１ ハンドル ２ Ｕ形部材 ３ 脚 ６ 荷台 ７ 車輪フレーム ６１ 固定ハウジング ６１１ 穴 ６１２ 凹部 ６１３ 突出部 ６２ 案内ブロック ６２１ 円錐歯車 ６２２ 穴 ６２３ ボス ７１ スリーブ ７２ クラウン歯車 ７３ ブロック ７３１ 傾斜側面

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 下方へ９０度曲げられた２つの端部を有
   し、一対の脚に枢動可能に接続されたハンドルと、前記
   ハンドルと両脚との接合範囲における一対のＵ形部材
   と、一対の車輪フレームと、前記脚の底部に取り付けら
   れた荷台とを含む折り畳み可能の手押し車であって、前
   記荷台が両後部コーナーの一対の固定ハウジングと、両
   固定ハウジング内に取り付けられた一対の案内ブロック
   とを有し、各固定ハウジングが外壁の穴と、前記外壁の
   内側の長方形の凹部と、内壁の頂部の突出部とを有し、
   各案内ブロックが頂部の円錐歯車と、一方の側部のボス
   であって前記案内ブロックと同心でありかつ前記ボスが
   前記凹部に沿って下方へ滑り込むときに前記固定ハウジ
   ングの前記穴と整列する穴を有するボスとを備え、各車
   輪フレームが各脚の外径よりわずかに大きい内径を有す
   る後端部のスリーブと、前記円錐歯車と噛み合わされる
   各スリーブの底部に一体に形成されたクラウン歯車と、
   前記荷台が伸長位置にあるときに前記固定ハウジングの
   前記突出部と係合する傾斜側面を有する各車輪フレーム
   の底部と一体であるブロックとを備える、折り畳み可能
   の手押し車。