JP3010661U - 磁気テープ装置 - Google Patents

磁気テープ装置

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JP3010661U JP1994013400U JP1340094U JP3010661U JP 3010661 U JP3010661 U JP 3010661U JP 1994013400 U JP1994013400 U JP 1994013400U JP 1340094 U JP1340094 U JP 1340094U JP 3010661 U JP3010661 U JP 3010661U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻き戻しモード時、又は巻き戻し再生モード
時に、磁気テープの始端部分まで巻き戻した後、再生モ
ードに移行するようにして、操作性の向上を図った磁気
テープ装置を提供する。 【構成】 装置本体内に装填された磁気テープ1の巻き
戻しモード時、磁気テープ1がその始端まで供給リール
8に巻き取られると、発光素子12からの光が、磁気テ
ープ1の始端部分に形成された光透過部を透過して受光
素子13に受光される。システムコントロール部20
は、この受光素子13による受光信号を受けて、磁気テ
ープ1の巻き戻し走行を停止し、再生モードに移行する
一連の制御を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、巻き戻し機能及び巻き戻し再生機能を有する磁気テープ装置に関す る。巻き戻し再生機能とは、磁気テープに記録した内容を画面で見ながら早送り 巻き戻しを行う機能のことである。
【0002】
【従来の技術】
従来の磁気テープ装置では、巻き戻しモード時、又は巻き戻し再生モード時に 、磁気テープの始端部分に形成された光透過部を検出すると、巻き戻し動作を停 止するようになっている(例えば、実公昭62−33号公報参照)。 そのため、視聴者は、この状態で再生ボタンを操作することにより、磁気テー プの最初から再生が開始されるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来の磁気テープ装置では、巻き戻しモード時、又は巻き戻し再 生モード時に、磁気テープの始端部分まで巻き戻して単に停止するだけであるた め、もう一度最初から見ようとして巻き戻し操作を行った視聴者は、この磁気テ ープが巻き戻された状態で、再度再生ボタンを操作しなければならない。つまり 、もう一度最初から見たい場合には、まず巻き戻しボタンを操作した後、巻き戻 しが完了した時点で再生ボタンを操作するといった、2度のボタン操作が必要と なっていた。
【0004】 また、磁気テープの始端部分まで巻き戻して単に停止するだけであるため、視 聴者にとっては、再生ボタンを操作する関係上、巻き戻しが完了したか否かを常 に監視している必要があり、この点でも煩わして操作となっていた。 本考案は上記課題を解決すべく創案されたものであり、その目的は、巻き戻し モード時、又は巻き戻し再生モード時に、磁気テープの始端部分まで巻き戻した 後、再生モードに移行するようにして、操作性の向上を図った磁気テープ装置を 提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の請求項1記載の磁気テープ装置は、情報が 記録された磁気テープの少なくとも始端部分に光透過部が形成され、この磁気テ ープが装填された装置本体内に前記磁気テープの光透過部を検出する検出手段が 設けられた磁気テープ装置に適用し、装填された磁気テープの巻き戻しモード時 、前記検出手段によって前記磁気テープの光透過部を検出すると、磁気テープの 巻き戻し走行を停止して再生モードに移行する制御手段を備えた構成とする。 また、本考案の請求項2記載の磁気テープ装置は、情報が記録された磁気テー プの少なくとも始端部分に光透過部が形成され、この磁気テープが装填された装 置本体内に前記磁気テープの光透過部を検出する検出手段が設けられた磁気テー プ装置に適用し、装填された磁気テープの巻き戻し再生モード時、前記検出手段 によって前記磁気テープの光透過部を検出すると、磁気テープの巻き戻し走行を 停止して再生モードに移行する制御手段を備えた構成とする。 また、本考案の請求項3記載の磁気テープ装置は、装置本体内に装填された磁 気テープの再生開始位置を指定する指定ボタンと、この指定ボタンの操作によっ てリセットされるとともに、このリセット位置から再生モード又は早送りモード による前記磁気テープの走行をカウントアップし、巻き戻しモードによる前記磁 気テープの走行をカウントダウンするカウント手段と、前記磁気テープの巻き戻 しモード時、前記カウント手段によって「0」までカウントダウンすると、磁気 テープの巻き戻し走行を停止して再生モードに移行する制御手段を備えた構成と する。 また、本考案の請求項4記載の磁気テープ装置は、装置本体内に装填された磁 気テープの再生開始位置を指定する指定ボタンと、この指定ボタンの操作によっ てリセットされるとともに、このリセット位置から再生モード又は早送りモード による前記磁気テープの走行をカウントアップし、巻き戻しモードによる前記磁 気テープの走行をカウントダウンするカウント手段と、前記磁気テープの巻き戻 し再生モード時、前記カウント手段によって「0」までカウントダウンすると、 磁気テープの巻き戻し走行を停止して再生モードに移行する制御手段を備えた構 成とする。 また、本考案の請求項5記載の磁気テープ装置は、請求項3又は4記載の磁気 テープ装置において、カウント手段は、前記磁気テープの供給リール台又は巻取 リール台の回転数を検出して、この回転数のカウントアップ又はカウントダウン を行うように構成する。
【0006】
【作用】
請求項1記載の磁気テープ装置の作用について説明する。 装填された磁気テープの巻き戻しモード時、検出手段によって磁気テープの始 端部分に形成された光透過部を検出すると、制御手段は、磁気テープの巻き戻し 走行を停止して再生モードに移行する制御を行う。 すなわち、視聴者が巻き戻し操作を行うだけで、巻き戻された磁気テープの最 初に記録された画像情報の再生が行われ、画面表示されることになる。
【0007】 請求項2記載の磁気テープ装置の作用について説明する。 装填された磁気テープの巻き戻し再生モード時、検出手段によって磁気テープ の始端部分に形成された光透過部を検出すると、制御手段は、磁気テープの巻き 戻し走行を停止して再生モードに移行する制御を行う。 すなわち、視聴者が巻き戻し再生操作を行うだけで、再生しながら早送りで巻 き戻された磁気テープの最初の画像情報が、再び通常の再生モードで再生され、 画面表示されることになる。
【0008】 請求項3記載の磁気テープ装置の作用について説明する。 視聴者は、磁気テープを装置本体内に装填し、再生画面を見ながら、再度見た い画面の開始位置となったことを確認して、指定ボタンを操作する。これにより 、カウント手段のカウント値が「0」にリセットされる。
【0009】 この後、視聴者が再生ボタンを操作すると、カウント手段は、再生モードにお ける磁気テープの走行に合わせてカウントアップを開始する。そして、必要な情 報の再生を終了すると、再度同じ情報の再生を行うために、視聴者は巻き戻しボ タンを操作する。すると、カウント手段は、磁気テープの巻き戻し走行に合わせ て、それまでにカウントアップしたカウント値分のカウントダウンを開始する。 そして、「0」カウントまでカウントダウンすると、カウント終了信号を受けた 制御手段は、磁気テープの巻き戻し走行を停止して、再生モードに移行する制御 を行う。
【0010】 すなわち、再生モードに移行する時点では、視聴者が再度見たい画面の開始位 置となっていることから、即座に必要な再生画面が表示されることになる。つま り、再生を開始してから実際に必要とする情報が再生されるまでの無駄な時間が 省けるものである。
【0011】 請求項4記載の磁気テープ装置の作用について説明する。 視聴者は、磁気テープを装置本体内に装填し、再生画面を見ながら、再度見た い画面の開始位置となったことを確認して、指定ボタンを操作する。これにより 、カウント手段のカウント値が「0」にリセットされる。
【0012】 この後、視聴者が再生ボタンを操作すると、カウント手段は、再生モードにお ける磁気テープの走行に合わせてカウントアップを開始する。そして、必要な情 報の再生を終了すると、再度同じ情報の再生を行うために、視聴者は再生状態の ままで巻き戻しボタンを操作する。すると、カウント手段は、磁気テープの巻き 戻し再生走行に合わせて、それまでにカウントアップしたカウント値分のカウン トダウンを開始する。そして、「0」カウントまでカウントダウンすると、カウ ント終了信号を受けた制御手段は、磁気テープの巻き戻し再生走行を停止して、 通常の再生モードに移行する制御を行う。
【0013】 すなわち、再生モードに移行する時点では、視聴者が再度見たい画面の開始位 置となっていることから、即座に必要な再生画面が表示されることになる。つま り、再生を開始してから実際に必要とする情報が再生されるまでの無駄な時間が 省けるものである。
【0014】 請求項5記載の磁気テープ装置の作用について説明する。 カウント手段は、磁気テープの供給リール台又は巻取リール台の回転数を検出 して、この回転数のカウントアップ又はカウントダウンを行う。つまり、実際に 磁気テープが引き出される供給リール台又は引き込まれる巻取リール台の回転数 を直接カウントすることから、カウント誤差が少なく、より正確な画面の再生開 始位置を検出できるものである。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。 図1は、本考案の磁気テープ装置の概略構成を示しており、請求項1及び2に 対応した実施例を示している。
【0016】 図1において、1は装置本体(図示省略)内に装填された記録済の磁気テープ であり、ローディングポスト6,7によってテープカセット2から引き出され、 磁気ヘッド3,4を搭載した回転ドラム5にΩ巻きで巻き付けられた状態を示し ている。すなわち、この磁気テープ1は、供給リール8から引き出され、インピ ーダンスローラ9、一方のローディングポスト6等を介して回転ドラム5に巻き 付けられ、他方のローディングポスト7、キャプスタン10等を介して巻取リー ル11に巻き取られるようになっている。ただし、バックテンションポスト等の 各種のポスト、及び消去ヘッドや音声コントロールヘッド等は図示を省略してい る。
【0017】 また、装填されたテープカセット2内に侵入する形で、発光素子(例えば、発 光ダイオード等)12が配設されており、この発光素子12と磁気テープ1を介 して対向する位置に、受光素子(例えば、フォトトランジスタ等)13が配設さ れている。すなわち、この発光素子12と受光素子13とで、磁気テープ1の始 端部分に形成された光透過部を検出する検出手段を構成している。 そのため、受光素子13の出力は、装置全体をコントロールするシステムコン トロール部20に入力されている。
【0018】 また、テープカセット2の供給リール8及び巻取リール11は、リールモータ 駆動回路14によって駆動制御されており、磁気テープ1を実質的に走行させる キャプスタン10は、キャプスタンモータ駆動回路15によって駆動制御されて いる。そして、これらリールモータ駆動回路14及びキャプスタンモータ駆動回 路15は、システムコントロール部20からの駆動制御信号に基づいて、それぞ れの機構の駆動制御を行うようになっている。なお、図示は省略しているが、回 転ドラム5も、システムコントロール部20の制御によるドラムモータ駆動回路 により、駆動制御されるようになっている。
【0019】 また、磁気ヘッド3,4によって磁気テープ1から再生された映像信号及び音 声信号は、映像信号及び音声信号処理系16を経て、図示しないテレビ受像機に 導かれるようになっている。 上記構成において、請求項1及び2に記載の制御手段は、システムコントロー ル部20によって実現されており、システムコントロール部20は、コンピュー タ上で動作するソフトウエアを含む構成となっている。
【0020】 次に、上記構成の磁気テープ装置において、磁気テープ1の始端まで巻き戻し て再び再生を行う巻き戻しモード時の動作を、図2に示すフローチャートを適宜 参照して説明する(請求項1に対応している)。 すなわち、図示しない停止ボタンが操作されて後、巻き戻しボタンが操作され て巻き戻しモードになると(ステップS1,S2)、それまで供給リール8側か ら巻取リール11側に引き出されていた磁気テープ1は、巻取リール11側から 供給リール8側に高速で巻き取られる。つまり、システムコントロール部20は 、巻き戻しボタンの操作信号に基づき、リールモータ駆動回路14及びキャプス タンモータ駆動回路15を制御して、供給リール8、巻取リール11及びキャプ スタン10を巻き取り方向に高速回転させる。
【0021】 この巻き戻しモード中に他のボタン操作があった場合には、巻き戻しモードを 停止して、そのボタン操作に合った動作処理を行う(ステップS3,S7,S8 )。 また、他のボタンが操作されることなく、磁気テープ1がそのテープ始端まで 供給リール8に巻き取られると、発光素子12の光が、磁気テープ1のテープ始 端に形成された光透過部を透過して、受光素子13で受光される(ステップS3 ,S4)。この受光信号は、システムコントロール部20に入力される。
【0022】 システムコントロール部20は、この受光信号に基づき、リールモータ駆動回 路14及びキャプスタンモータ駆動回路15を制御して、まず供給リール8、巻 取リール11及びキャプスタン10の回転を停止させ(ステップS5)、次に供 給リール8、巻取リール11及びキャプスタン10を再び再生モードに従って回 転させる(ステップS6)。つまり、システムコントロール部20は、磁気テー プ1の巻き戻し走行を停止して、再生モードに移行する制御を行う。そのため、 テレビジョン受像機には、巻き戻された磁気テープ1の最初に記録された画像情 報の再生画像が表示されることになる。
【0023】 すなわち、本実施例によれば、視聴者が巻き戻しボタンの操作を行うだけで、 巻き戻された磁気テープ1の最初に記録された画像情報の再生が行われ、画面表 示されることになる。 次に、上記構成の磁気テープ装置において、磁気テープ1の始端まで再生状態 で巻き戻して再び通常の再生を行う巻き戻し再生モード時の動作を、図3に示す フローチャートを適宜参照して説明する(請求項2に対応している)。
【0024】 すなわち、再生モード中に巻き戻しボタンが操作されて巻き戻し再生モードに なると(ステップS11,S12,S13)、それまで供給リール8側から巻取 リール11側に引き出されていた磁気テープ1は、巻取リール11側から供給リ ール8側に所定の速度で巻き取られる。つまり、システムコントロール部20は 、巻き戻しボタンの操作信号に基づき、リールモータ駆動回路14及びキャプス タンモータ駆動回路15を制御して、供給リール8、巻取リール11及びキャプ スタン10を巻き取り方向に所定速度で回転させる。そのため、テレビジョン受 像機には、例えば3倍速の早送りで、逆方向の動きの画像が表示されることにな る。
【0025】 このような巻き戻し再生モードにおいて、磁気テープ1がそのテープ始端まで 巻き取られてからのその後の処理は、上記実施例と全く同様であるので(ステッ プS14〜S17)、ここでは説明を省略する。 つまり、この巻き戻し再生モードにおいても、視聴者が巻き戻しボタンの操作 を行うだけで、巻き戻された磁気テープ1の最初に記録された画像情報の再生が 行われ、画面表示されることになる。
【0026】 図4は、本考案の磁気テープ装置の他の実施例を示しており、請求項3乃至5 に対応している。 図4において、1は磁気テープ、2はテープカセット、3,4は磁気ヘッド、 5は回転ドラム、6,7はローディングポスト、8は供給リール、9はインピー ダンスローラ、10はキャプスタン、11は巻取リール、14はリールモータ駆 動回路、15はキャプスタンモータ駆動回路、16は映像信号及び音声信号処理 系、20はシステムコントロール部であり、これらの構成は図1に示したものと 同様である。
【0027】 上記構成において、本実施例では、供給リール8を駆動する供給リール台17 の回転パルスを検出するパルス検出回路18と、このパルス検出回路18による 検出パルス数をカウントするカウント回路19と、このカウント回路19のカウ ント数を「0」にリセットするリセットボタン(指定ボタン)21とを備えてい る。 供給リール台17の回転パルスは、例えばキャプスタン10の回転を検出する ためのPGパルスや回転ドラム5の回転を検出するためのPGパルス等と同様に して作り出すことができる。つまり、供給リール台17のフライホイールに磁石 片を1個取り付け、この磁石片と対向する位置にPGヘッドを配置しておけば、 供給リール台17が1回転する毎にPGヘッドから1パルスが出力されることに なる。
【0028】 カウント回路19は、このようにして供給リール台17の1回転に1回出力さ れるパルスの数をカウントアップ又はカウントダウンするようになっている。そ して、カウントアップしたパルス数だけカウントダウンすると、カウント終了信 号をシステムコントロール部20に出力する。また、カウント回路19に対する カウントアップの指示又はカウントダウンの指示は、システムコントロール部2 0から与えられるようになっている。
【0029】 なお、図4では、発光素子12と受光素子13とを省略しているが、これらの 素子12,13をも備えた構成とし、磁気テープ1の始端部分である光透過部を も合わせて検出する構成とすることが可能である。 上記構成において、請求項3及び4に記載の制御手段は、システムコントロー ル部20によって実現されており、システムコントロール部20は、コンピュー タ上で動作するソフトウエアを含む構成となっている。
【0030】 次に、上記構成の磁気テープ装置において、磁気テープ1の再生開始位置まで 巻き戻して再び再生を行う巻き戻しモード時の動作を、図5及び図6に示すフロ ーチャートを適宜参照して説明する(請求項3に対応している)。 視聴者は、磁気テープ1を装置本体内に装填した後、図示しない再生ボタンを 操作して再生モードとする(ステップS21)。そして、再生画面を見ながら、 再度見たい画面の開始位置となったことを確認して、図示しない停止ボタンを操 作するとともに(ステップS22)、リセットボタン21を操作する(ステップ S23)。これにより、カウント回路19のカウント値が「0」にリセットされ る(ステップS24)。
【0031】 この後、視聴者が図示しない再生ボタンを再び操作すると(ステップS25) 、システムコントロール部20は、装置を再生モードとして(ステップS26) 、カウント回路19にカウントアップを指示する。そのため、カウント回路19 は、供給リール台17の回転に合わせて出力されるパルスのカウントアップを開 始する(ステップS27)。
【0032】 そして、必要な情報の再生を終了して、視聴者が停止ボタンを操作すると(ス テップS28)、カウント回路19はカウントアップを停止するとともに(ステ ップS29)、それまで供給リール8側から巻取リール11側に引き出されてい た磁気テープ1の引き出しが停止される。この後、視聴者が巻き戻しボタンを操 作すると(ステップS30)、停止していた磁気テープ1は、巻取リール11側 から供給リール8側に高速で巻き取られる(ステップS31)。つまり、システ ムコントロール部20は、巻き戻しボタンの操作信号に基づき、リールモータ駆 動回路14及びキャプスタンモータ駆動回路15を制御して、供給リール8、巻 取リール11及びキャプスタン10を巻き取り方向に高速回転させる。
【0033】 また、システムコントロール部20は、カウント回路19にカウントダウンを 指示する。そのため、カウント回路19は、供給リール台17の回転(このとき の回転は、再生モード時の回転とは逆回転であって、かつ高速の回転となってい る)に合わせて出力されるパルスのカウントダウンを開始する(ステップS32 )。すなわち、カウントアップしたカウント値分のカウントダウンを開始する。 この巻き戻しモード中に他のボタン操作があった場合には、巻き戻しモードを 停止して、そのボタン操作に合った動作処理を行う(ステップS33,S37, S38)。
【0034】 また、他のボタンが操作されることなく、カウント回路19が「0」カウント までカウントダウンすると(ステップS33,S34)、カウント終了信号をシ ステムコントロール部20に出力する。 システムコントロール部20は、このカウント終了信号に基づき、リールモー タ駆動回路14及びキャプスタンモータ駆動回路15を制御して、まず供給リー ル8、巻取リール11及びキャプスタン10の回転を停止させ(ステップS35 )、次に供給リール8、巻取リール11及びキャプスタン10を再び再生モード に従って回転させる(ステップS36)。つまり、システムコントロール部20 は、磁気テープ1の巻き戻し走行を停止して、再生モードに移行する制御を行う 。
【0035】 そのため、再生モードに移行する時点では、視聴者が再度見たい画面の開始位 置となっていることから、即座に必要な再生画面が表示されることになる。つま り、再生を開始してから実際に必要とする情報が再生されるまでの無駄な時間が 省けるものである。 また、カウント回路19とリセットボタン21との組み合わせによって再生開 始位置を決定しているので、必ずしも磁気テープ1の始端まで巻き戻す必要はな く、任意の位置まで巻き戻して再生モードに移行することが可能である。
【0036】 次に、上記構成の磁気テープ装置において、磁気テープ1の再生開始位置まで 再生状態で巻き戻して再び通常の再生を行う巻き戻し再生モード時の動作を、図 7及び図8に示すフローチャートを適宜参照して説明する(請求項4に対応して いる)。 視聴者は、磁気テープ1を装置本体内に装填した後、図示しない再生ボタンを 操作して再生モードとする(ステップS41)。そして、再生画面を見ながら、 再度見たい画面の開始位置となったことを確認して、図示しない停止ボタンを操 作するとともに(ステップS42)、リセットボタン21を操作する(ステップ S43)。これにより、カウント回路19のカウント値が「0」にリセットされ る(ステップS44)。
【0037】 この後、視聴者が図示しない再生ボタンを再び操作すると(ステップS45) 、システムコントロール部20は、装置を再生モードとして(ステップS46) 、カウント回路19にカウントアップを指示する。そのため、カウント回路19 は、供給リール台17の回転に合わせて出力されるパルスのカウントアップを開 始する(ステップS47)。
【0038】 そして、必要な情報の再生を終了して、視聴者が再生状態のまま巻き戻しボタ ンを操作すると(ステップS48)、それまで供給リール8側から巻取リール1 1側に引き出されていた磁気テープ1は、巻取リール11側から供給リール8側 に所定速度で巻き取られる(ステップS49)。つまり、システムコントロール 部20は、巻き戻しボタンの操作信号に基づき、リールモータ駆動回路14及び キャプスタンモータ駆動回路15を制御して、供給リール8、巻取リール11及 びキャプスタン10を巻き取り方向に所定速度で回転させる。そのため、テレビ ジョン受像機には、例えば3倍速の早送りで、逆方向の動きの画像が表示される ことになる。
【0039】 また、システムコントロール部20は、カウント回路19にカウントダウンを 指示する。そのため、カウント回路19は、供給リール台17の回転(このとき の回転は、再生モード時の回転とは逆回転であって、かつ所定速度の回転となっ ている)に合わせて出力されるパルスのカウントダウンを開始する(ステップS 50)。すなわち、カウントアップしたカウント値分のカウントダウンを開始す る。
【0040】 この巻き戻し再生モード中に他のボタン操作があった場合には、巻き戻し再生 モードを停止して、そのボタン操作に合った動作処理を行う(ステップS51, S55,S56)。 また、他のボタンが操作されることなく、カウント回路19が「0」カウント までカウントダウンした後の処理は、上記実施例と全く同様であるので(ステッ プS51〜S54)、ここでは説明を省略する。
【0041】 つまり、この巻き戻し再生モードにおいても、視聴者が巻き戻しボタンの操作 を行うだけで、再生モードに移行する時点では、視聴者が再度見たい画面の開始 位置となっていることから、即座に必要な再生画面が表示されることになる。つ まり、再生を開始してから実際に必要とする情報が再生されるまでの無駄な時間 が省けるものである。 なお、上記実施例では、供給リール台17の回転パルスをパルス検出回路18 によって検出するように構成しているが、巻取リール台22の回転パルスをパル ス検出回路18によって検出するように構成してもよい。
【0042】
【考案の効果】
本考案の請求項1記載の磁気テープ装置は、装填された磁気テープの巻き戻し モード時、検出手段によって磁気テープの始端部分に形成された光透過部を検出 すると、制御手段により、磁気テープの巻き戻し走行を停止して再生モードに移 行するように構成したので、視聴者が巻き戻しボタンの操作を行うだけで、巻き 戻された磁気テープの最初に記録された画像情報の再生を行うことができるもの である。つまり、従来の磁気テープ装置のような巻き戻しボタンを操作した後、 再生ボタンを操作するといった2度のボタン操作が不要となり、また巻き戻しが 完了したか否かを常に監視する必要があるといった煩わしさから解放されるもの である。 また、本考案の請求項2記載の磁気テープ装置は、装填された磁気テープの巻 き戻し再生モード時、検出手段によって磁気テープの始端部分に形成された光透 過部を検出すると、制御手段により、磁気テープの巻き戻し走行を停止して再生 モードに移行するように構成したので、視聴者が巻き戻し再生操作を行うだけで 、再生しながら早送りで巻き戻された磁気テープの最初の画像情報の再生を行う ことができるものである。つまり、従来の磁気テープ装置のような巻き戻しボタ ンを操作した後、再生ボタンを操作するといった2度のボタン操作が不要となり 、また巻き戻しが完了したか否かを常に監視する必要があるといった煩わしさか ら解放されるものである。 また、本考案の請求項3記載の磁気テープ装置は、磁気テープの再生開始位置 を指定する指定ボタンと、この指定ボタンの操作によってリセットされるととも に、このリセット位置から再生モード又は早送りモードによる磁気テープの走行 をカウントアップし、巻き戻しモードによる磁気テープの走行をカウントダウン するカウント手段と、磁気テープの巻き戻しモード時、カウント手段によって「 0」までカウントダウンすると、磁気テープの巻き戻し走行を停止して再生モー ドに移行する制御手段とを備えた構成としたので、再生モードに移行する時点で は、視聴者が再度見たい画面の再生開始位置となっていることから、即座に必要 な再生画面が表示される。つまり、再生を開始してから実際に必要とする情報が 再生されるまでの無駄な時間が省けるものである。また、従来の磁気テープ装置 のような巻き戻しボタンを操作した後、再生ボタンを操作するといった2度のボ タン操作が不要となり、また巻き戻しが完了したか否かを常に監視する必要があ るといった煩わしさから解放されるものである。 また、本考案の請求項4記載の磁気テープ装置は、磁気テープの再生開始位置 を指定する指定ボタンと、この指定ボタンの操作によってリセットされるととも に、このリセット位置から再生モード又は早送りモードによる磁気テープの走行 をカウントアップし、巻き戻しモードによる磁気テープの走行をカウントダウン するカウント手段と、磁気テープの巻き戻し再生モード時、カウント手段によっ て「0」までカウントダウンすると、磁気テープの巻き戻し走行を停止して再生 モードに移行する制御手段とを備えた構成としたので、再生モードに移行する時 点では、視聴者が再度見たい画面の開始位置となっていることから、即座に必要 な再生画面が表示される。つまり、再生を開始してから実際に必要とする情報が 再生されるまでの無駄な時間が省けるものである。また、従来の磁気テープ装置 のような巻き戻しボタンを操作した後、再生ボタンを操作するといった2度のボ タン操作が不要となり、また巻き戻しが完了したか否かを常に監視する必要があ るといった煩わしさから解放されるものである。 また、本考案の請求項5記載の磁気テープ装置は、カウント手段を、磁気テー プの供給リール台又は巻取リール台の回転数を検出して、この回転数のカウント アップ又はカウントダウンを行うように構成したので、実際に磁気テープが引き 出される供給リール台又は引き込まれる巻取リール台の回転数を直接カウントす ることから、カウント誤差が少なく、より正確な画面の再生開始位置を検出でき る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の請求項1及び2に対応した磁気テープ
装置の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】磁気テープの始端まで巻き戻して再び再生を行
う巻き戻しモード時の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図3】磁気テープの始端まで再生状態で巻き戻して再
び通常の再生を行う巻き戻し再生モード時の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図4】本考案の請求項3乃至5に対応した磁気テープ
装置の他の実施例を示す概略構成図である。
【図5】磁気テープの再生開始位置まで巻き戻して再び
再生を行う巻き戻しモード時の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図6】磁気テープの再生開始位置まで巻き戻して再び
再生を行う巻き戻しモード時の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図7】磁気テープの再生開始位置まで再生状態で巻き
戻して再び通常の再生を行う巻き戻し再生モード時の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図8】磁気テープの再生開始位置まで再生状態で巻き
戻して再び通常の再生を行う巻き戻し再生モード時の動
作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 磁気テープ 8 供給リール 9 巻取リール 12 発光素子 13 受光素子 14 リールモータ駆動回路 15 キャプスタンモータ駆動回路 17 供給リール台 18 パルス検出回路 19 カウント回路 20 システムコントロール部 21 リセットボタン

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報が記録された磁気テープの少なくと
    も始端部分に光透過部が形成され、この磁気テープが装
    填された装置本体内に前記磁気テープの光透過部を検出
    する検出手段が設けられた磁気テープ装置において、 装填された磁気テープの巻き戻しモード時、前記検出手
    段によって前記磁気テープの光透過部を検出すると、磁
    気テープの巻き戻し走行を停止して再生モードに移行す
    る制御手段を備えたことを特徴とする磁気テープ装置。
  2. 【請求項2】 情報が記録された磁気テープの少なくと
    も始端部分に光透過部が形成され、この磁気テープが装
    填された装置本体内に前記磁気テープの光透過部を検出
    する検出手段が設けられた磁気テープ装置において、 装填された磁気テープの巻き戻し再生モード時、前記検
    出手段によって前記磁気テープの光透過部を検出する
    と、磁気テープの巻き戻し走行を停止して再生モードに
    移行する制御手段を備えたことを特徴とする磁気テープ
    装置。
  3. 【請求項3】 装置本体内に装填された磁気テープの再
    生開始位置を指定する指定ボタンと、 この指定ボタンの操作によってリセットされるととも
    に、このリセット位置から再生モード又は早送りモード
    による前記磁気テープの走行をカウントアップし、巻き
    戻しモードによる前記磁気テープの走行をカウントダウ
    ンするカウント手段と、 前記磁気テープの巻き戻しモード時、前記カウント手段
    によって「0」までカウントダウンすると、磁気テープ
    の巻き戻し走行を停止して再生モードに移行する制御手
    段とを備えたことを特徴とする磁気テープ装置。
  4. 【請求項4】 装置本体内に装填された磁気テープの再
    生開始位置を指定する指定ボタンと、 この指定ボタンの操作によってリセットされるととも
    に、このリセット位置から再生モード又は早送りモード
    による前記磁気テープの走行をカウントアップし、巻き
    戻しモードによる前記磁気テープの走行をカウントダウ
    ンするカウント手段と、 前記磁気テープの巻き戻し再生モード時、前記カウント
    手段によって「0」までカウントダウンすると、磁気テ
    ープの巻き戻し走行を停止して再生モードに移行する制
    御手段とを備えたことを特徴とする磁気テープ装置。
  5. 【請求項5】 前記カウント手段は、前記磁気テープの
    供給リール台又は巻取リール台の回転数を検出して、こ
    の回転数のカウントアップ又はカウントダウンを行うこ
    とを特徴とする請求項3又は4記載の磁気テープ装置。
JP1994013400U 1994-10-28 1994-10-28 磁気テープ装置 Expired - Lifetime JP3010661U (ja)

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