JP3010640U

JP3010640U - 電線の自動切断皮むき機

Info

Publication number: JP3010640U
Application number: JP1994014902U
Authority: JP
Inventors: 秋麟徐
Original assignee: 鉅綸機械工業股▲ふん▼有限公司
Priority date: 1994-10-27
Filing date: 1994-10-27
Publication date: 1995-05-02
Anticipated expiration: 2000-10-27

Abstract

(57)【要約】【目的】夾み具がプロセスの設定制御後に切断皮むき
する電線を夾持し位置決めし、機台上に設けられた刃物
により該電線を切断し、同時のその電線の一端を必要な
皮むき長さに応じて皮むきする電線の自動切断皮むき機
の提供。【構成】本考案の電線の自動切断皮むき機は、その主
な特徴がその夾み具構造の移動にあり、制御回路により
電線切断の長さ、皮むき長さ及びその数量を設定し、並
びに電動機の回転によりベルトを駆動し及び該夾み具を
移動させる。また刃物の構造の主な特徴は、調整ナット
の回転によりその上下のスライドブロックを駆動し、並
びにその刃物座及び刃物の相互間の距離を変化させ、電
線の皮むき長さを調整することにあり、該刃物の夾緊の
密合程度は、調整ナットにより調整される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、一種の電線の自動切断皮むき機に関し、特に一種の自動切断皮むき機の夾み具がプロセスの設定制御後に切断皮むきする電線を夾持し位置決めし、機台上に設けられた刃物により該電線を切断し、同時のその電線の一端を必要な皮むき長さに応じて皮むきするものに関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に用いられる電線の切断皮むき機は、カムを調整することで夾み具が移動する距離を変化させる。刃物のある部分では、刃物間の距離を調整して電線の皮むきの長さを調整するが、このときは、必ず刃物を締結するボルトを弛めてその後ガスケットを加え入れ刃物間の距離を調節する。

【０００３】上述の電線の切断皮むき機の構造は、夾み具及び刃物の調整プロセスに工具を使用して調整する必要があり、人力、時間を費やすほか、カムを利用して夾み具の移動距離を調整するプロセスは、ガスケットによる刃物の距離の調整によるために、精確に必要な数値とすることができず、使用者にとって操作調整上、問題であった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の電線の自動切断皮むき機の主な目的は、自動制御回路の設定により、プーリが駆動する夾み具構造の移動を調整し、並びに夾み具構造を設定された距離に移動させて必要な長さの電線を切断することである。

【０００５】本考案のもう一つの目的は、一種の刃物座上のスクリューの回転を利用し、刃物座のスライドブロックを移動させることにより、工具を必要とせずに刃物の距離を正確に調整することである。

【０００６】本考案の第３の目的は、刃物構造もスクリューにより調整できるものとし、よって刃物を切断する電線の太さに応じて調整することである。

【０００７】本考案の第４の目的は、夾み具の前後移動及び刃物による切断を組合せ、電線を設定した電線の切断長さ、皮むき長さ、及び全皮むきか半皮むきかにより、切断することである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

本考案の電線の自動切断皮むき機は、その主な特徴がその夾み具構造の移動にあり、制御回路により電線切断の長さ、皮むき長さ及びその数量を設定し、並びに電動機の回転によりベルトを駆動し及び該夾み具を移動させる。

【０００９】本考案の電線の自動切断皮むき機の刃物の構造の主な特徴は、調整ナットの回転によりその上下のスライドブロックを駆動し、並びにその刃物座及び刃物の相互間の距離を変化させ、電線の皮むき長さを調整することにある。

【００１０】上記刃物の夾緊の密合程度は、調整ナットにより調整される。

【００１１】

【作用】

本考案は、一種の電線の自動切断皮むき機に関し、特にその夾み具と刃物の調整に関し、回路の制御設定及びナットの回転調整により自動切断皮むき機による電線の切断長さ、電線両端の皮むき長さ及び皮むき形式等を正確に制御し、並びにその回路制御により切断する電線の数量を制御し、それは主に電動機の回転により、該ベルト及び夾み具をレールに沿って前後に往復させ、並びにその刃物による切断を組合せ、そして電線の両端を自動皮むきできる。

【００１２】

【実施例】

図１に示されるように、本考案中のクランプヘッド（１１）構造は、夾み具本体（１）内に装着され、且つ夾み具本体（１）の両側はそれぞれ一つのベルト（１２）の両端と連接し、該ベルト（１２）は、プーリ（１５）、（１５’）及びプーリ（１４）に掛けられる。該プーリ（１４）はレール内をスライドし、並びにベルト（１２）のきつさを調整する。ベルト（１２）は駆動プーリ（１３）に連動し、夾み具本体（１）とクランプヘッド（１１）のレール（１６）に沿った移動距離を調整する。該レール（１６）は支持架（１０２）、（１０２’）により支持される。

【００１３】図２に示されるように、刃物（２）は刃物座（２１）、（２１’）上に装置され、並びに該刃物座（２１）、（２１’）は上スライドブロック（２２）、下スライドブロック（２３）の固定溝内に固着され、並びにスリープキャップ（２４）、（２４’）が回転させられることで上スライドブロック（２２）、下スライドブロック（２３）はスクリュー（２４１）、（２４１’）の方向に沿って移動し、並びにこれにより刃物（２）と刃物（２’）の間の距離が調整され、図５に示されるように、電線の皮むきの距離が調整される。。刃物（２’）はストッパ（２７）上に固着され、並びに調整ナット（２５）の回転によりスライドブロック（２６）及びストッパ（２７）が移動させられ、以て電線の太さに合わせての調整がなされる。

【００１４】図５に示されるように、そのうち刃物座（２１）、（２１’）はそれぞれ上スライドブロック（２２）、下スライドブロック（２３）に設けられた凹溝（２１１）、（２１１’）内に固着され、スクリューキャップ（２４）、（２４’）はスクリュー（２４１）、（２４１’）の一端に固着される。スクリュー（２４１）、（２４１’）のもう一端は上スライドブロック（２２）と下スライドブロック（２３）に設けられたねじ穴（２４２）、（２４２’）と螺合し、スクリューキャップ（２４）、（２４’）が回転するとき、スクリュー（２４１）、（２４１’）は回転させられ、並びにこれによりスライドブロック（２２）、（２３）が移動する。

【００１５】図６に示されるように、刃物（２）の１側には凸耳（２８）が設けられ、スライドブロック（２６）上に設けられた凸縁（２６１）と互いに嵌合し、並びにストッパ（２７）により刃物（２）を定位置に置き入れる。調整ナット（２５）が回転するとき、スライドブロック（２６）、（２６’）及びストッパ（２７）、（２７’）は反対方向に移動し、電線の太さに応じて調整されることができる。

【００１６】図３及び図４に示されるように、回路制御により、切断総長さ設定（４１）、前端皮むき長さ設定（４２）、後端皮むき長さ設定（４３）、数量制御設定（４４）など各項の設定が行える。並びに回路制御系統（４）の制御、及び電動機（３）の駆動、並びにベルト（１２）による夾み具本体（１）の連動及び刃物（２）を調整する構造により、各項の設定に依って電線を切断する。

【００１７】

【考案の効果】

本考案の電線の自動切断皮むき機の主な効果は、自動制御回路の設定により、プーリが駆動する夾み具構造の移動を調整し、並びに夾み具構造を設定された距離に移動させて必要な長さの電線を切断できることである。

【００１８】本考案の第二の効果は、一種の刃物座上のスクリューの回転を利用し、刃物座のスライドブロックを移動させることにより、工具を必要とせずに刃物の距離を正確に調整できることである。

【００１９】本考案の第３の効果は、刃物構造もスクリューにより調整できるものとし、よって刃物を切断する電線の太さに応じて調整できることである。

【００２０】本考案の第４の効果は、夾み具の前後移動及び刃物による切断を組合せ、電線を設定した電線の切断長さ、皮むき長さ、及び全皮むきか半皮むきかにより、切断できることである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の夾み具部分の斜視図である。

【図２】本考案の刃物部分の斜視図である。

【図３】本考案の夾み具部分の伝動原理説明図である。

【図４】本考案の制御フローチャートである。

【図５】本考案の刃物間距離の調整状況を示す断面図で
ある。

【図６】本考案による皮むき時の状況を示す断面図であ
る。

【符号の説明】

１・・・夾み具本体１１・・・クランプヘッド１２
・・・ベルト１３・・・駆動プーリ１４・・・プーリ１５、１
５’・・・プーリ１６・・・レール１０１・・・平板１０２、１０
２’・・・支持架２、２’・・・刃物２１、２１’・・・刃物座２１１、２１１’・・・凹溝２２・・・上スライドブロック２３・・・下スライド
ブロック２４、２４’・・・スクリューキャップ２４１、２４
１’・・・スクリュー２４２、２４２’・・・ねじ穴２５・・・調整ナット２６、２６’・・・スライドブ
ロック２６１・・・凸條２７、２７’・・・ストッパ２８
・・・凸耳３・・・電動機４・・・制御系統４１・・・切断総
長さ設定４２・・・前端皮むき長さ設定４３・・・後端皮むき
長さ設定４４・・・数量制御設定

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】主な特徴はその夾み具構造の移動にあ
り、制御回路により電線切断の長さ、皮むき長さ及びそ
の数量を設定し、並びに電動機の回転によりベルトを駆
動し及び該夾み具を移動させる、電線の自動切断皮むき
機。
【請求項２】刃物の構造の主な特徴は調整ナットの回
転によりその上下のスライドブロックを駆動し、並びに
その刃物座及び刃物の相互間の距離を変化させ、電線の
皮むき長さを調整する、請求項１に記載の電線の自動切
断皮むき機。
【請求項３】刃物の夾緊の密合程度は、調整ナットに
より調整される、請求項２に記載の電線の自動切断皮む
き機。