JP3010589U - 人工芝の積層構造 - Google Patents

人工芝の積層構造

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JP3010589U
JP3010589U JP1994013251U JP1325194U JP3010589U JP 3010589 U JP3010589 U JP 3010589U JP 1994013251 U JP1994013251 U JP 1994013251U JP 1325194 U JP1325194 U JP 1325194U JP 3010589 U JP3010589 U JP 3010589U
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rubber chip
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artificial grass
chip layer
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JP1994013251U
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Inventor
國人 小▲崎▼
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株式会社大晃
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】不陸がなく、また形状の微調整が可能なクッシ
ョン性を兼ねた人工芝を提供する。 【構成】アスファルト層1とゴムチップ層2の間にプラ
イマーを塗布しローラー又は電熱ゴテで接着する。ゴム
チップ層はひじき状ゴムチップ、粒状ゴムチップとウレ
タンバインダーを混合した高弾性ゴムチップクッション
材で形成される。ゴムチップ層2と人工芝4を接着材に
より積層して人工芝体Aを形成する。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、野球、サッカー、アメリカンフットボールなどの球技場、テニスコ ート、ゴルフ練習場、パターコース、ゲートボール場、ハンドボール、バスケッ トボール等のスポーツ施設に採用される人工芝の積層構造に関する。
【従来の技術】
スポーツ施設に主として利用される人工芝は、通常アスファルトまたはコンク リートに直貼するか、またはその上にクッション材のシートを貼り、その上に人 工芝を積層するのが一般的であった。 しかしながら、この構造では、基礎となるアスファルトまたはコンクリート層 の不陸ないし起伏が、人工芝の不陸ないし起伏に反映され、また硬さにも劣る欠 点があった。 また、パターゴルフコース、パッティンググリーンなどの起伏が必要な場合に は、発泡スチロールにモルタルを積層し、一定形状の起伏をつくり直貼するか、 その上にクッション材のシート及び人工芝を積層していた。しかし、モルタルで は形状の微調整が困難であり、使用感にも難があった。
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、不陸が無く、または形状の微調整が可能な、クッション性を兼ねた 人工芝の積層構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本考案者は、上記課題に鑑み検討を重ねた結果、クッション材として、シート の代わりにゴムチップ層を用いることにより下地の成形と、クッション性を兼ね ることもでき、形状の調整が容易になり、不陸をなくすことができ、形状の微調 整が可能な人工芝の積層構造及びゴルフ施設を提供できることを見出した。 本考案は、下記の項1〜項3を提供するものである。 項1. ゴムチップ層の上部に人工芝を積層してなる人工芝の積層構造(以下、 第1考案という)。 項2. 軽質体層の上部にプライマーを介してゴムチップ層を積層し、該ゴムチ ップ層の上部に人工芝を積層してなる人工芝の積層構造(以下、第2考案という )。 項3. 項2に記載の人工芝の積層構造を有するゴルフ施設。 項3の軽質体層(例えば、発泡スチロール)を有するグリーンなどのゴルフ施 設は、例えばゴルフ練習場の駐車場などで簡単に組立て、既存のゴルフ練習場に 設置することができるため、軽質体層(特に発泡スチロール)とゴムチップ層を 組み合わせてゴルフ施設をつくるのが好ましい。 前記「ゴルフ施設」とは、パターゴルフコース、パッティンググリーン、ゴル フ練習場の目標グリーン及びフェアウエイを意味する。 本考案において、ゴムチップ層としては、ゴムチップとバインダーが混合され た従来公知のゴムチップ層が用いられ、ゴムチップとしては、例えばひじき状ゴ ムチップ、粒状の非透水性のゴムチップが挙げられ、バインダーとしてはウレタ ン製バインダーが挙げられる。ゴムチップとバインダーの混合比は、従来と同様 の比率が用いられる。ゴムチップ層の成形には、適宜バインダー材及び硬化剤を 加えることができる。該バインダー材及び硬化剤の添加条件を変えることで、ゴ ムチップ層の硬さを微妙に調節することが可能になる。 ゴムチップ層の厚みも、その用途により異なり特に限定されず、5〜50mm 程度の範囲から必要に応じて決められる。 人工芝としては、従来公知の人工芝がいずれも用いられ、芝はカールタイプ、 ストレートタイプのいずれであっても良く、人工芝の裏面にクッション性のアン ダーマットが付いたタイプのものであってもよい。 ゴムチップ層は、不陸を無くすためにアスファルト、コンクリートまたはモル タル等の上に形成してもよく、軽質体層の上部にプライマーを介してゴムチップ 層を積層し、該ゴムチップ層の上部に人工芝を積層する構成としてもよい。例え ば、パターゴルフコースのグリーン周辺の起伏を形成する際に、軽質体層を用い ると、全体の重量を少なくすることができ、例えばビルの屋上などの重量制限の ある場所にパターゴルフコースを形成する際には特に好ましい。起伏の形成は、 軽質体層を用いず、ゴムチップ層のみで行ってもよい。 該軽質体層としては、発泡スチロールなどの発泡体、木材等の比重が軽く圧力 を受けても変形し難い材料が挙げられ、好ましくは発泡スチロールなどの発泡体 が挙げられる。 ゴムチップ層と軽質体層の間に適用されるプライマーは、軽質体層と人工芝の 種類により異なり、特に限定されないが、例えば軽質体層として発泡スチロール を用いた場合には、ポリイソシアネートを主成分とするポリウレタン型の硬化剤 (例えば「ボンドKU662」;商標名、コニシ株式会社製)が例示される。 第1考案及び第2考案は、通常ゴムチップ層の上部に、直接人工芝を積層する が、ゴムチップ層と人工芝の間にさらにクッション材を介在させたものも本考案 の範囲に含まれる。人工芝の積層は、従来と同様であり、室内、室外等の違いに よりケースバイケースで行われ、適当なプライマー(接着剤)を用いて全面的ま たは部分的に接着しても良く、プライマーを用いない置敷き法であってもよい。 ゴムチップ層と人工芝の接着は、ウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤、ゴム 系接着剤等が使用される。
【考案の効果】
本考案は、ゴムチップ層の形状を自由に変えることができ、アスファルト、コ ンクリートなどの表面に多少の凹凸があっても、ゴムチップ層でこの凹凸を無く し、クッション性を兼ねた不陸のない人工芝を得ることができる。 また、パターゴルフコースやパッティンググリーンなどの起伏が必要な場合に は、傾斜や凹凸の微調整が可能になるため、種々の難易度のパターゴルフコース およびパッティンググリーンを容易につくることができる。 起伏は、発泡スチロールなどの軽質体層を用いれば、より軽量かつ安価に形成 することができる。 従来の工法は、アスファルト、モルタルなどで整形するため、微妙な調整は不 可能であり、発泡スチロールとモルタルを用いて整形しても、硬い、ひびが入り やすい等の欠点があり、ゴルファーの要求する天然芝のグリーンに近ずけること は、ほとんどの人工芝の場合不可能に近い。また、歩行感にも難点があった。 本考案では、ゴムチップをクッション性及び成形性を有する人工芝のアンダー 材(下地)として用いることにより、上記の欠点を克服すると共に、人工芝の耐 用年数を長くすることができる。 また、ゴムチップ層を成形するとき、バインダー材、硬化剤を使用することに より、微妙な硬さの調節が可能となり、作業能率も従来のモルタル成形に比べて 非常に向上し、高低差も自由に調節できるようになった。 本考案の人工芝は、パッティンググリーン、ゴルフ練習場の目標グリーンなど 、今後各スポーツ施設の人工芝に広範囲に利用できる。
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明するが、本考案はこれら実施例に 限定されることはない。実施例1 図1は、本第1考案に係る人工芝の積層構造(A)を示す断面図である。該積 層構造は、下地となるアスファルト層(1)上にゴムチップ層(2)を形成し、 該ゴムチップ層(2)上に人工芝(3)を積層して構成される。ゴムチップ層( 2)とアスファルト層(1)の間には、従来と同様のプライマーを塗布している 。ゴムチップ層は、ひじき状ゴムチップ、粒状ゴムチップとウレタンバインダー を混合した高弾性ゴムチップクッション材により形成される。ゴムチップ層の厚 みは5〜50mm程度であり、ローラー又は電熱ゴテでアスファルト層上に形成 される。なお、ゴムチップ層(2)と人工芝(3)の間には、従来と同様の目的 で接着材を適宜選んで使用する。 実施例2 図2には、本第2考案の人工芝の積層構造を用いたパターゴルフコース、パッ ティンググリーン、ゴルフ練習場の目標グリーンなどの用いられるのグリーン( B)の一部の断面図が示されている。該グリーン(B)は、下地となるアスファ ルト層(1)上に軽質体層としての適切な形状の発泡スチロール(4)を適当な 接着方法により載置し、該発泡スチロール(4)上にポリウレタン系のプライマ ーを介してゴムチップ層(2)を積層し、ゴムチップ層(2)の上にウレタン型 接着材により人工芝(3)を積層して構成される。また、該グリーンには、ホー ル(5)が形成されている。なお、ウレタン系接着材は、エポキシ系又はゴム系 の接着材又はシーバイテープ等により行ってもよい。なお、アスファルト層はモ ルタル又は土であってもよい。 ゴムチップ層(2)はローラーを用いて成形されるが、その形状の微調整は、 例えば電熱ゴテを使用して行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本第1考案の人工芝の積層構造を示す断面図で
ある。
【図2】本第2考案の人工芝の積層構造を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 アスファルト層;2 ゴムチップ層;3 人工芝;
4 発泡スチロール;5ホール;A 第1考案の積層構
造;B 第2考案の積層構造

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴムチップ層の上部に人工芝を積層してな
    る人工芝の積層構造。
  2. 【請求項2】軽質体層の上部にプライマーを介してゴム
    チップ層を積層し、該ゴムチップ層の上部に人工芝を積
    層してなる人工芝の積層構造。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の人工芝の積層構造を有す
    るゴルフ施設。
JP1994013251U 1994-10-26 1994-10-26 人工芝の積層構造 Expired - Lifetime JP3010589U (ja)

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