JP3010076U - 埋設型融雪装置 - Google Patents

埋設型融雪装置

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JP3010076U
JP3010076U JP1994013799U JP1379994U JP3010076U JP 3010076 U JP3010076 U JP 3010076U JP 1994013799 U JP1994013799 U JP 1994013799U JP 1379994 U JP1379994 U JP 1379994U JP 3010076 U JP3010076 U JP 3010076U
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snow melting
hot water
snow
water
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JP1994013799U
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Inventor
直治 片岡
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赤平技術サービス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 散水管内に融雪水が滞留して凍結するのを防
止し、常に速やかに稼動することができるようにすると
共に、稼動費を低減することができる。 【構成】 融雪槽1は槽本体2と雪投入口2Cを開閉す
る蓋体3とからなっている。槽本体2には温水供給管6
Aを介して給湯ボイラ6および浴槽7の温水が供給され
る。槽本体2には底部2A側に位置してエアノズル8が
設けてあり、エアノズル8にはエアポンプ9から空気が
供給される。槽本体2には加圧循環ポンプ11と散水管
12からなる循環散水装置10が設けてあり、散水管1
2のノズル管部12Bは先端側にかけて上り傾斜状をな
している。槽本体2には過剰融雪水を排出するためのフ
ロートスイッチ付き電動式排水ポンプ13が設けてあ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、地中に埋設し、上方から雪を投入して温水により融雪するようにし た埋設型融雪装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、埋設型融雪装置には種々の形式のものが知られているが、融雪効率を高 めるために、融雪のタンク内にエアーノズルが開口するエアーブロー装置を設け て気泡を発生させるようにしたもの(例:実開平3−89725号公報)、融雪 水を循環しつつ散水する散水ノズルを設けたもの(例:実開平2−148028 号公報)があり、また、設備費を低減するために給湯ボイラの温水を利用するよ うにしたもの(例:実開平4−105122号公報)等がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来技術は相応の効果を奏するものである。しかし、エアーブロー装 置を設けたものにあっては、エアーノズルが雪投入口の下方に設けられていない ためにタンク内に雪の塊が残ってしまうという欠点がある。また、散水ノズルを 設けたものにあっては、散水ノズルが水平に設けてあるためにノズル内に残った 融雪水が非稼動時に凍結し、ノズル孔が閉塞されて速やかに稼動出来ないという 欠点がある。更に、給湯ボイラの温水を利用するものにあっては、稼動費を大幅 に低減することはできないという問題点がある。
【0004】 本考案は上述した従来技術の欠点に鑑みなされたもので、散水管内に融雪水が 滞溜して凍結するのを防止し、常に速やかに稼動することができるようにすると 共に、稼動費を低減できるようにした埋設型融雪装置を提供することを目的とす る。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上述した課題を解決するために構成された本考案の手段は、蓋体によって開閉 可能な雪投入口を上部に有し、地中に埋設される有底の融雪槽と、該融雪槽に接 続され、温水源からの温水を該融雪槽内に導入するための温水導入管と、前記雪 投入口に下方に位置して前記融雪槽内の底部側に配置され、エヤーポンプから供 給されるエヤーを噴出するためのエヤノズルと、前記融雪槽内に設置され、該融 雪槽内の融雪水を循環しつつ上方から散水する循環散水装置と、前記融雪槽内の 過剰融雪水を排出するための排水ポンプとからなり、前記循環散水装置は前記融 雪槽内下方に設けられた加圧循環ポンプと、基端が該加圧循環ポンプの吐出側に 接続され、立上がり管部を介して該融雪槽内上部に位置する管部が該融雪槽の壁 面に沿って略円環状に、かつ昇り傾斜状に伸長するノズル管部になった散水管部 とから構成したものからなる。
【0006】 そして、温水源には給湯ボイラまたは給湯ボイラと浴槽を併用して使用すると よい。
【0007】
【作用】
融雪槽内には手動操作或は温度センサ、タイマ等の自動操作により給湯ボイラ または給湯ボイラと浴槽から温水が供給される。雪投入口から融雪槽内に投入さ れた雪は温水によって溶かされて融雪水となる。この際、散水管のノズル管部か ら融雪水が噴出される。同時にエアノズルからシャーベット状をなしている融雪 水と雪の中に空気が噴出され、気泡となって上昇しつつ破裂し、この破裂時の衝 撃によって雪の溶解を促進する。
【0008】 作動停止後、傾斜しているノズル管部内の融雪水は加圧循環ポンプ側に流下し 、滞留することがない。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳述する。図において、1は融雪槽を示 し、該融雪槽1は底部2Aと、胴部2Bと、雪投入口部2Cとからなり、例えば 繊維強化プラスチック(FRP)によって一体に成型した槽本体2と、該槽本体 2に蝶番を介して接続され、前記雪投入口部2Cを開閉する蓋体3と、該蓋体3 の下方に位置して雪投入口部2Cに設けられたグレーチング4とから構成してあ る。そして、融雪槽1は蓋体3が地表と同一面をなすように地中Gに埋設してあ る。
【0010】 5は前記融雪槽1内に融雪用温水を導入するための温水導入管で、該温水導入 管5は塩化ビニル等の合成樹脂管からなっており、先端部5Aが槽本体2の胴部 2Bの上部側に接続され、基端側5Bが家屋H内に設置された生活温水用の給湯 ボイラ6の温水供給管6Aおよび浴槽7の排水口7Aと接続されている。
【0011】 8は融雪槽1内に空気を噴出して気泡を発生させるための塩化ビニル等の合成 樹脂製のエアノズルを示す。該エアノズル8は外部に設置された電動式エアポン プ9に接続したエア導入管9Aの先端に接続されており、雪投入口部2Cの真下 に位置して槽本体2の底部2A側に配設してある。そして、エアノズル8には図 2に示すように多数のノズル孔8A、8A、・・・が穿設してあり、エア導入管 9Aの先端側にもノズル孔9B、9B、・・・が穿設してある。
【0012】 10は融雪槽1内に設けられた循環散水装置を示す。11は該循環散水装置1 0を構成する電動式の加圧循環ポンプで、該加圧循環ポンプ11は槽本体2の底 部2A側に設置してある。12は槽本体2内の融雪水を噴出するための塩化ビニ ル等の合成樹脂製の散水管を示し、該散水管12は基端が前記加圧循環ポンプ1 1の吐出口に接続され、槽本体2の壁面に沿って立上がった立上がり管部12A と、該立上がり管部12Aの上端から槽本体2内上部に位置して槽本体2の壁面 に沿って略円環状に、かつ昇り傾斜状に伸長したノズル管部12Bと、該ノズル 管部12Bの先端開口を閉塞する栓体12Cとから構成してあり、該ノズル管部 12Bには下方および斜め側方に向けて多数のノズル孔12D、12D、・・・ が穿設してある。
【0013】 13は槽本体2内の過剰融雪水を外部の雨水桝や下水桝14に排出するための フロートスイッチ付きの電動式排水ポンプを示す。該排水ポンプ13は槽本体2 の高さ方向中間より上部寄りに位置して壁面に取着してあり、排水ポンプ13に 接続された排水管13Aは槽本体2を貫通して雨水桝14等まで伸長している。
【0014】 15は制御装置を示し、該制御装置15は槽本体2内に設置され、融雪水の温 度を検知する温度センサ16と、融雪水の温度を表示する温度計、エアポンプ9 および加圧循環ポンプ11を駆動するための電源スイッチ、タイマを含んで構成 される制御盤17と、給湯ボイラ6の温水供給管6Aに設けられ、設定温度に応 じて制御盤17から給電されることにより開閉動作する電磁式開閉弁18とから 大略構成されている。そして、制御盤17によりエアポンプ9と加圧循環ポンプ 11は同期運転するようになっている。
【0015】 本実施例装置は上述の構成からなっており、融雪作業時には、蓋体3を開きグ レーチング4を介して槽本体2内に雪を投入する。制御装置15によって槽本体 2内には給湯ボイラ6および浴槽7から温水が供給されており、投入された雪は 溶解されて融雪水になる。この溶解の際、加圧循環ポンプ11とエアポンプ9が 作動し、ノズル管部12Bから融雪水が雪塊に向けて噴出されることにより雪の 溶解を促進し、また、エアノズル8から空気が気泡となって噴出され、この気泡 が破裂する際の衝撃によって雪の溶解が促進される。
【0016】 雪投入作業が終了したら制御盤17の電源スイッチを切り、タイマによりエア ポンプ9と加圧循環ポンプ11を所定時間作動させておいて融雪槽1内の雪を溶 解させる。加圧循環ポンプ11が停止すると、散水管12のうち特に傾斜させて あるノズル管部12B内の融雪水が流下してノズル管部12B内から融雪水が排 出される。他方、融雪槽1内の融雪水が過剰になると電動式排水ポンプ13が作 動して過剰の融雪水を雨水桝や下水桝14に自動的に排水する。
【0017】
【考案の効果】 本考案は以上詳述した如く構成したから、下記の諸効果を奏する。
【0018】 (1)融雪には、生活用温水のための給湯ボイラによる温水または給湯ボイラお よび浴槽から排出する温水を用いるようにし、融雪専用のボイラを用いない構成 にしたから、設備費および稼動費を低減することができる。
【0019】 (2)エアノズルは雪投入口の下方に配置したから、投入された雪を効率良く溶 解することができる。
【0020】 (3)散水管のノズル管部を傾斜させて滞水しないように構成したから、非稼動 状態中に管内に滞留した融雪水が凍結して散水管が亀裂損傷するような事態を確 実に防止することができるし、ノズル孔が凍結によって閉塞することがないから 稼動開始も速やかに行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の実施例に係る埋設型融雪装置の
全体構成図である。
【図2】エアノズルの拡大斜視図である。
【図3】散水管の要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 融雪槽 2C 雪投入口部 3 蓋体 5 温水導入管 6 給湯ボイラ 7 浴槽 8 エアノズル 9 エアポンプ 10 循環散水装置 11 加圧循環ポンプ 12 散水管 12B ノズル管部 13 排水ポンプ 15 制御装置

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋体によって開閉可能な雪投入口を上部
    に有し、地中に埋設される有底の融雪槽と、該融雪槽に
    接続され、温水源からの温水を該融雪槽内に導入するた
    めの温水導入管と、前記雪投入口の下方に位置して前記
    融雪槽内の底部側に配置され、エヤーポンプから供給さ
    れるエヤーを噴出するためのエヤノズルと、前記融雪槽
    内に設置され、該融雪槽内の融雪水を循環しつつ上方か
    ら散水する循環散水装置と、前記融雪槽内の過剰融雪水
    を排出するための排水ポンプとからなり、前記循環散水
    装置は前記融雪槽内下方に設けられた加圧循環ポンプ
    と、基端が該加圧循環ポンプの吐出側に接続され、立上
    がり管部を介して該融雪槽内上部に位置する管部が該融
    雪槽の壁面に沿って略円環状に、かつ昇り傾斜状に伸長
    するノズル管部になった散水管部とから構成してなる埋
    設型融雪装置。
  2. 【請求項2】 前記温水源は給湯ボイラである請求項1
    記載の埋設型融雪装置。
  3. 【請求項3】 前記温水源は給湯ボイラおよび浴槽であ
    る請求項1記載の埋設型融雪装置。
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