JP3010067U - 鞄用車輪 - Google Patents

鞄用車輪

Info

Publication number
JP3010067U
JP3010067U JP1994013693U JP1369394U JP3010067U JP 3010067 U JP3010067 U JP 3010067U JP 1994013693 U JP1994013693 U JP 1994013693U JP 1369394 U JP1369394 U JP 1369394U JP 3010067 U JP3010067 U JP 3010067U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axle
wheel
holding arm
arm plate
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994013693U
Other languages
English (en)
Inventor
種夫 若松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyowa Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyowa Co Ltd filed Critical Kyowa Co Ltd
Priority to JP1994013693U priority Critical patent/JP3010067U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3010067U publication Critical patent/JP3010067U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 片持ち式の車輪を螺子止めし、体裁を向上
し、不要になった際に取りはずすことが容易であるにも
かかわらず、使用中は実用に耐える強度を有した鞄用車
輪を提供する。 【構成】 車輪を遊挿して保持する車軸の一端に先端面
が平面の拡径部を設け、拡径部と車軸によって保持され
る車輪との間に一面が上記先端面と同一平面となる車軸
保持アーム板を取り付け、この車軸保持アーム板と車輪
との間にはクッションリング板を車軸を挿通して配設
し、該クッションリング板と車輪との間には座金リング
を車軸を挿通して配設し、上記車軸保持アーム板を固定
螺子で締着固定してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は鞄用車輪に関するもので、さらに詳しくは、鞄に取り付けられる比較 的径の大きい車輪を車軸を片持ち式に固定する、片持ち式の鞄用車輪に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来、鞄に取り付けられる比較的径の大きい車輪は、使用中に加わる衝撃に対 して充分な強度を確保する要求から、その車軸を両側より支承する両持ち式が主 に使用されている。
【0003】 また、この種車輪は上記衝撃で鞄本体への連結部が外れないように、鞄本体へ の連結部を鋲着によって連結固定している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、両持ち式の車輪は車軸を支承ブラケット部が見えるため体裁が悪く、 片持ち式を使用する要望が強く寄せられている。
【0005】 また、鞄本体への連結部を鋲着するとこれを取り除くことが困難となる課題を 有している。スーツケース等の大型な鞄は、これが不要となると廃棄されるが、 鞄本体はその主要部が合成樹脂で製造されているも、この合成樹脂材は再生利用 されないでいる。その大きな理由として、合成樹脂とは異質な材料で製造されて いる車輪を取りはずすことが困難であることが挙げられる。
【0006】 そこで、本考案は上記課題に鑑みなされたもので、片持ち式の車輪を螺子止め し、体裁を向上し、不要になった際に取りはずすことが容易であるにもかかわら ず、使用中は実用に耐える強度を有した鞄用車輪を提供することを目的としたも のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的に沿い、先述実用新案登録請求の範囲を要旨とする本考案の構成は 前述課題を解決するために、車輪1を遊挿して保持する車軸2の一端に先端面2 aが平面の拡径部2bを設け、この拡径部2bと車軸2によって保持される車輪 1との間に一面が上記先端面2aと同一平面となる車軸保持アーム板3を取り付 け、また、この車軸保持アーム板3と車輪1との間にはクッションリング板5を 車軸2を挿通して配設し、また、該クッションリング板5と車輪1との間には座 金リング4を車軸2を挿通して配設し、 上記車軸保持アーム板3に螺子穴3a,3aを設け、該車軸保持アーム板3と 車軸2の先端面2aとを鞄本体10に接触させて固定螺子6,6で締着固定して なる技術的手段を講じたものである。
【0008】
【作用】
次ぎに、本考案の作用を説明するが、それに先立ち、車輪の故障原因に付いて 触れておく。車輪が破損する最も顕著な原因は、車軸が衝撃で曲がったり、車輪 本体が破損するのではなく、一番多いのが両持ち式のブラケットの鞄本体の外面 側のものが衝撃で鞄の内側に曲がって車輪と接触するようになることで、次ぎに 多いのが鞄本体への連結部の緩みであある。
【0009】 車軸が衝撃で曲がったり、車輪本体が破損するのは、その部位の強度を増すこ とで防止でき、現に、車軸を太くすることで車軸が曲がる故障原因ははほとんど 解消されている。また、車輪自体は合成ゴム等の素材の開発で強度の高いものが 製造され、かつそれ自体衝撃を吸収する性状を有するので強度的に不安を有する ものではない。
【0010】 しかし、鞄を車輪を転動させて引いている際に、段差部を下りると、段差部の 角に車輪の外面側が強く衝突する場合があり、この衝撃で外面側ブラケットが曲 がってしまうことがあり、ブラケットが曲がる衝撃で鞄本体との連結部が緩むこ ともあり、この点は未だ充分満足されるものが開発されないでいる。
【0011】 上記故障原因に対して、本考案は、片持ち式であるので外面側ブラケットは存 在せずそれが曲がることはない。しかし、上記のような衝撃は外面側ブラケット ではなく車輪1が直接受ける結果となる。そして、このような衝撃が車輪に加わ ると、車輪1は車軸2に遊挿してあるので鞄の内側に移動しようとする。そして 、この車輪の移動はクッションリング板5を設けたことで、このクッションリン グ板5で緩衝される作用を呈するものである。
【0012】 また、上記衝撃は単に車輪を車軸と平行に鞄内側に移動するように作用するも のではなく、一部は車軸2を抉る(本願で、「抉る」とは、車軸2の一方に外力 を加えて、車軸2を撓ませるようになすことを意味している。)ようにも作用す る。このような衝撃に対しては車軸を太くすること車軸が曲がることは防止でき るが、衝撃力が鞄本体に伝わるのは防止し得ない。そこで本考案は、車軸保持ア ーム板3と車軸2の先端面2aとを鞄本体10に接触させて固定螺子6,6で締 着固定してなるので、この車軸2を抉る衝撃は車軸2の先端面2aを含む車軸保 持アーム板3の広い面積で支承するので、衝撃を広い面積の全面に分散させ、固 定螺子6,6部への影響を低減するよう作用するものである。
【0013】
【実施例】
次に、本考案の実施例を添付図面にしたがって説明する。図中、1が車輪、2 がその車軸である。この車輪1と車軸2とは両者の連結を一体的となして車輪1 の回転で車軸2も回転する方式と、車輪1を車軸2が遊挿して車輪1が回転して も車軸2は必ずしも回転しないものとが従来製造されており、本考案は後者の方 式を採用している。
【0014】 そして、車輪1を遊挿して保持する車軸2の一端に先端面2aが平面の拡径部 2bを設け、この拡径部2bと車軸2によって保持される車輪1との間に一面が 上記先端面2aと同一平面となる車軸保持アーム板3を取り付けてある。
【0015】 すなわち、上記車軸保持アーム板3は片持ち式のホルダー部となるもので、拡 径部2bは抜け止めとなるものである。そして、この拡径部2bの先端面2aを 平面とし、車軸保持アーム板3の一面を上記先端面2aと同一平面となすことで 、両面は共に鞄本体10に接触できるようになしてある。なお、軸保持アーム板 3は拡径部2bの外周部位で段状に折り曲げるか、軸保持アーム板3に拡径部2 bが入る凹部を設けることで、先端面2aと車軸保持アーム板3の一面とを同一 平面とすることができるものである。
【0016】 なお、車軸2の他端には車輪1が脱落しない拡径部2cを設けるのは無論であ るが、この拡径部2cは車輪1の内部に納まるようになして、外部からの衝撃が この拡径部2cには直接加わらないようになしてある。なお、7はこの拡径部2 cを覆うカバーである。
【0017】 また、この車軸保持アーム板3と車輪1との間にはクッションリング板5を車 軸2を挿通して配設してある。
【0018】 上記クッションリング板5は、合成樹脂、合成ゴム、天然ゴム等が使用でき、 本実施例では比較的硬めのゴム性物をリング板状に成形したものを使用したが、 そのゴム性は適宜選定すればよい。
【0019】 また、該クッションリング板5と車輪1との間には座金リング4を車軸2を挿 通して配設してあるものである。。
【0020】 前記した、クッションリング板5は、常摩擦抵抗値が大きいことが多く、この ような常摩擦抵抗値が大きいものに車輪1が接触すると車輪1は回転しずらくな るので、それを防ぐため、上記座金リング4を配設したもので、この座金リング 4は金属製薄板リングを使用すればよい。
【0021】 したがって、車軸2には一端側(「図2」左側)から他端側に向けて、車軸保 持アーム板3、クッションリング板5、座金リング4が夫々車軸2を挿通して配 設されることになる。なお、図示実施例では、さらに、車軸保持アーム板3とク ッションリング板5との間にスペーサ8を配設している。このスペーサ8は、そ の厚みを適宜に設定することで、車軸保持アーム板3、クッションリング板5、 座金リング4、車輪1の合計した厚み(「図2」左右寸法)が車軸2の両拡径部 2a,2cの内法寸法と略同一となし、車輪1が左右に触れるのを防止している が、このスペーサ8は省略しても差し支えないものである。
【0022】 そして、上記車軸保持アーム板3に螺子穴3a,3aを設け、該車軸保持アー ム板3と車軸2の先端面2aとを鞄本体10に接触させて固定螺子6,6で締着 固定してなる。
【0023】 前記したように、車軸保持アーム板3と車軸2の先端面2aとは同一平面とな してあるので、両者を鞄本体10の外面に接触させることができ、両者で広い面 積どうしが接触すると車軸2を抉る衝撃に対して大きな抗力を発揮できるもので ある。
【0024】 なお、上記固定螺子6,6は鞄本体10内側より差し込まれて締着しているが 、螺頭部が直接鞄本体10の内面に接触しないように鞄本体10の内面には座金 を配設してもよいのは無論である。
【0025】
【考案の効果】
本考案は上記のごときで、片持ち式であるので外面側ブラケットは存在せず体 裁のよい鞄用車輪を提供できるものである。
【0026】 そして、本考案はクッションリング板5を設けたので、片持ち式の最大の欠点 である衝撃に対する耐久性が、このクッションリング板5の緩衝作用で向上でき 、強度的に心配のない鞄用車輪を提供できるものである。
【0027】 また、本考案は、車軸保持アーム板3と車軸2の先端面2aとは同一平面とな してあるので、両者を鞄本体10の外面に接触させることができ、両者で広い面 積どうしが接触することで車軸2を抉る衝撃に対して大きな抗力を発揮できると ともに、この衝撃が固定螺子6,6に伝わるのを軽減し、螺子止めでも緩みが少 なく、不要となった場合は容易に車輪を取り外すことのできる鞄用車輪を提供で きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案鞄用車輪を取り付けた鞄の正面図であ
る。
【図2】「図1」のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 車輪 2 車軸 2a 先端面 3 車軸保持アーム 3a 螺子穴 4 座金リング 5 クッションリング 6 固定螺子 10 鞄本体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪(1)を遊挿して保持する車軸
    (2)の一端に先端面(2a)が平面の拡径部(2b)
    を設け、この拡径部(2b)と車軸(2)によって保持
    される車輪(1)との間に一面が上記先端面(2a)と
    同一平面となる車軸保持アーム板(3)を取り付け、ま
    た、この車軸保持アーム板(3)と車輪(1)との間に
    はクッションリング板(5)を車軸(2)を挿通して配
    設し、また、該クッションリング板(5)と車輪(1)
    との間には座金リング(4)を車軸(2)を挿通して配
    設し、 上記車軸保持アーム板(3)に螺子穴(3a,3a)を
    設け、該車軸保持アーム板(3)と車軸(2)の先端面
    (2a)とを鞄本体(10)に接触させて固定螺子
    (6,6)で締着固定してなる鞄用車輪。
JP1994013693U 1994-10-12 1994-10-12 鞄用車輪 Expired - Lifetime JP3010067U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994013693U JP3010067U (ja) 1994-10-12 1994-10-12 鞄用車輪

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994013693U JP3010067U (ja) 1994-10-12 1994-10-12 鞄用車輪

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3010067U true JP3010067U (ja) 1995-04-18

Family

ID=43145839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994013693U Expired - Lifetime JP3010067U (ja) 1994-10-12 1994-10-12 鞄用車輪

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3010067U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009113592A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Endo Luggage Co Ltd 車輪取替え可能なキャリーケース

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009113592A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Endo Luggage Co Ltd 車輪取替え可能なキャリーケース

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1559947A3 (en) Panel mounting unit
JPS59185183U (ja) 二輪車の補助車輪装置
JP3010067U (ja) 鞄用車輪
CN214607912U (zh) 一种滑板车车体结构及滑板车
JPH0427601A (ja) 防振車輪
JP3689691B2 (ja) キャスタ及び車輪支持構造
CN204196795U (zh) 一种车载支架
JPH0541093Y2 (ja)
JPH0112529Y2 (ja)
CN216401707U (zh) 一种船舶气象显示系统
JPS632652Y2 (ja)
CN207372659U (zh) 一种汽车用桁架件装置
CN214521198U (zh) 一种石墨紧固装置
CN220286135U (zh) 板体用全隐藏式连接件
CN220765943U (zh) 一种粘贴式单手撕纸卷纸架
CN215532243U (zh) 一种防刮abs蜂窝状纹理拉杆箱
CN210423374U (zh) 一种汽车悬架组合压花垫片
JPS6237016Y2 (ja)
JPS6243844Y2 (ja)
JPS5843320Y2 (ja) エスカッション装置
JPH0738535U (ja) 下部ピボット受金具、及び、該ピボット受金具装着用レール
JPH0222467Y2 (ja)
JPH0320205Y2 (ja)
US20080029018A1 (en) RV-EZ Flagpole
JP2834428B2 (ja) タイヤチェ−ン装着補助具