JP3010013B2 - 乗用型田植機 - Google Patents
乗用型田植機Info
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- JP3010013B2 JP3010013B2 JP7261321A JP26132195A JP3010013B2 JP 3010013 B2 JP3010013 B2 JP 3010013B2 JP 7261321 A JP7261321 A JP 7261321A JP 26132195 A JP26132195 A JP 26132195A JP 3010013 B2 JP3010013 B2 JP 3010013B2
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- JP
- Japan
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- clutch
- transmission
- continuously variable
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用型田植機にお
ける走行変速系の構造に関する。 【０００２】 【従来の技術】乗用型田植機では、苗植付装置及び走行
用の変速装置及び主クラッチを備えているとともに、こ
の主クラッチを入切操作するためのクラッチペダルを備
えて構成されている。 これは、植付作業中に苗のせ台の
苗が少なくなって、苗のせ台への苗の補給が必要になっ
た場合、クラッチペダルにより主クラッチを切操作すれ
ば、機体の走行系及び苗植付装置が停止するので、苗植
付装置用の植付クラッチの切操作及び走行用の変速装置
の中立停止位置への操作を行わなくても、苗のせ台への
苗の補給が行えるようにすることの便を図ったものであ
り、その点では有用なものである。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来構造ものでは、前述のように、クラッチペダルにより
主クラッチを切操作して苗のせ台への苗の補給を行った
場合、苗の補給が終了した後に植付作業を再開する為
に、クラッチペダルを戻し操作して主クラッチを入操作
することが必要になる。この場合、走行用の変速装置は
主クラッチが切操作される前の状態（植付作業時の状
態）にあるので、前述のようにクラッチペダルを戻し操
作して主クラッチを入操作すると、機体が急発進してし
まうようなことがある。このように機体が急発進する
と、車輪からの逆トルクによって機体の前部が持ち上が
り気味となり、機体の後部の苗植付装置が下がって、苗
植付装置による苗の植付深さが一時的に深くなってしま
うという、植付性能に悪影響を及ぼす不具合いがある。
本発明は乗用型田植機において、主クラッチの入り切り
を行うクラッチペダル操作で植付作業を中断している状
態から、植付作業を再開する際に機体が急発進するよう
な状態を防止することを目的としている。 【０００４】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の技術手段は、乗用型田植機において、
走行用の変速装置をベルト式の無段変速装置とし、この
無段変速装置を低速側に付勢する弾性部材と、その弾性
部材の付勢力に抗して前記無段変速装置を変速操作され
た位置で保持する変速ロック装置とを設け、主クラッチ
の入り切り操作用のクラッチペダルのクラッチ切り側へ
の操作に伴い、前記変速ロック装置の変速操作位置での
ロックを解除して無段変速装置を前記弾性部材の付勢力
により低速側に操作すべく構成し、且つ、前記クラッチ
ペダルがクラッチ入り側に戻し操作された状態で低速位
置に保持されている変速装置を高速側へ変速操作可能な
人為操作手段を設けると共に、前記主クラッチをクラッ
チ切り側で保持可能なクラッチロック機構を設けたこと
である。 【０００５】〔作用〕 本発明のように構成すれば、クラッチペダルをクラッチ
切側に操作すると、この操作に連動して走行用の変速装
置のロック装置が解除され、変速装置を低速側に付勢し
ている弾性部材により変速装置が低速側に操作され、こ
の低速状態が保持される。この後にクラッチペダルをク
ラッチ入側に戻し操作しても、走行用の変速装置が低速
側に操作された状態を保持しているので、機体は低速側
に操作される前の速度で発進する場合のような急発進状
態ではなく、緩やかに発進し低速での走行状態を維持す
ることになる。したがって、車輪からの逆トルクにより
機体の前部が持ち上がり機体の後部の苗植付装置が下が
って苗植付装置による苗の植付深さが一時的に深くなる
と言うような状態は生じない。そして、所要速度への増
速は、操縦者が意識的に行う人為操作手段での人為操作
によってのみ行われるものであるから、走行速度の上昇
度合や圃場の状況をみながら、操縦者の都合に応じた任
意の時点で、かつ、増速への操作を意識して人為操作手
段を操作することにより、所要速度に復帰させての作業
を再開することが可能となる。 また、上記のように、一
旦クラッチペダルを切り操作した後における変速装置の
低速状態の保持を、クラッチペダルの入り側への復帰後
も維持する構成は、上記の苗植付作業時以外の目的にも
利用する事ができる。 例えば、路上においてトラックの
荷台と路面とに亘り歩み板を掛けて、乗用型田植機を歩
み板からトラックの荷台に載せる場合、乗用型田植機を
歩み板に載せ始める際に、クラッチペダルをクラッチ切
側に操作し機体を停止させて、操縦ハンドルにより前輪
の向きを修正し再び機体を発進させて、操縦ハンドルに
より前輪の向きを修正しながら先ず前輪を歩み板に載せ
次に後輪を歩み板に載せて、乗用型田植機をトラックの
荷台に載せると言う操作を行う。この場合、本発明によ
るとクラッチペダルをクラッチ切側に操作し、再びクラ
ッチペダルをクラッチ入側に戻し操作しても、走行用の
変速装置が低速側に残されて保持されており、機体は急
発進することなく滑らかに発進し低速で走行する状態を
維持するので、操縦ハンドルにより前輪の向きを修正し
ながら先ず前輪を歩み板に載せ次に後輪を歩み板に載せ
ると言う操作を、機体の低速状態により容易に且つ的確
に行うことができる。 【０００６】又、主クラッチをクラッチ切側で保持可能
なクラッチロック機構を備えている為、クラッチペダル
をクラッチ切側に操作して機体を停止させた際に、クラ
ッチロック機構によって主クラッチをクラッチ切側に保
持することにより、クラッチペダルから足を離しても機
体を停止させておくことができる。これにより、植付作
業の中断時において、苗のせ台への苗の補給等が行い易
くなる。更に、主クラッチの切り側への操作に伴う変速
装置の低速側への操作は、低速側に付勢されている弾性
部材により行われるため、クラッチの切り側への操作に
変速操作荷重がかからず素早く操作することができると
共に、クラッチを切り位置でロックするロック機構の操
作も素早く行えることとなる。 【０００７】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を乗用
型田植機により図面に基づいて説明する。図２に示すよ
うに、前輪１及び後輪２で支持された機体の前部にエン
ジン３、機体の中央に操縦部４、機体の後部に苗植付装
置５が昇降自在に連結されて乗用型田植機が構成されて
いる。 【０００８】図１に示すように、操縦部４の横軸芯Ｐ１
周りに揺動自在にクラッチペダル６が軸支され、クラッ
チペダル６が主クラッチ７と連係ロッド８を介して連結
されている。クラッチペダル６の横軸芯Ｐ２周りに揺動
自在に、ロックペダル９（クラッチロック機構に相当）
が取り付けられ、つる巻きバネ１０により図１の紙面時
計方向に付勢されている。 【０００９】以上の構造により、クラッチペダル６を踏
み込んで主クラッチ７を切操作すると、クラッチペダル
６に設けたロックペダル９がフロア１５に係合して、ク
ラッチペダル６及び主クラッチ７がクラッチ切側で保持
される。クラッチペダル６をクラッチ入側に戻し操作す
るには、ロックペダル９を踏み操作してロックペダル９
とフロア１５との係合を外すことにより行う。 【００１０】図１及び図２に示すように、エンジン３か
らミッション１９に亘り割プーリー式のベルト式無段変
速装置１８（走行用の変速装置に相当）が架設され、ベ
ルト式無段変速装置１８の変速レバー２０とクラッチペ
ダル６とを、ワイヤ２１（変速装置減速手段に相当）で
連係している。 【００１１】この場合、変速レバー２０はスプリング２
２（弾性部材に相当）により低速側Ｌに付勢されてお
り、上下に摺動操作自在なロックピン２３（変速ロック
装置に相当）により、変速レバー２０を、ガイド部２４
に形成された係合部に係合させて適宜の変速操作された
位置で保持できるようにしている。ロックピン２３とク
ラッチペダル６とがワイヤ２１で連結されており、クラ
ッチペダル６を踏み操作するとワイヤ２１を介してロッ
クピン２３が下方に摺動操作されてガイド部２４との係
合が外れ、スプリング２２の付勢力により変速レバー２
０及びベルト式無段変速装置１８が低速側Ｌに戻し操作
されて保持される。そして、前記変速レバー２０は、ク
ラッチペダル６がロック解除されてクラッチ入側に戻し
操作された状態でも低速位置に保持された状態にある無
段変速装置１８を、人為的に高速側へ変速操作可能な人
為操作手段を構成するものである。 【００１２】 【発明の効果】以上のように、乗用田植機において主ク
ラッチを切操作しての植付作業の中断状態から、植付作
業を再開する際に機体が急発進するような状態を防止で
きるようになって、機体の急発進により機体の後部が下
がり、苗植付装置による苗の植付深さが一時的に深くな
ると言う状態を、未然に防止することができるのであ
り、苗の植付深さが深くなることによる苗の成育不良を
未然に防止することができる。 【００１３】また、一旦クラッチペダルを切り操作した
後における変速装置の低速状態の保持を、クラッチペダ
ルの入り側への復帰後にも維持する構成を、例えば、歩
み板を使用して乗用型田植機を路上からトラックの荷台
に載せる場合に、的確に機体 を低速に切換え、かつその
低速状態を維持するための手段としても利用できるとい
うように、多目的に利用することができるので、構造の
複雑化を招くことなく多機能を備えた作業性の良いもの
となる。 【００１４】主クラッチをクラッチ切側で保持可能なク
ラッチロック機構を備えている為、クラッチペダルから
足を離しても機体を停止させておくことができるので、
植付作業の中断時での苗のせ台への苗の補給等が行い易
くなって、作業性の向上が図れる。更に、主クラッチの
切り側への操作に伴う変速装置の低速側への操作は、低
速側に付勢されている弾性部材により行われる為、クラ
ッチの切り側への操作に変速操作荷重がかからず素早く
操作することができると共に、クラッチを切り位置でロ
ックするロック機構の操作も素早く行える。 【００１５】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
ける走行変速系の構造に関する。 【０００２】 【従来の技術】乗用型田植機では、苗植付装置及び走行
用の変速装置及び主クラッチを備えているとともに、こ
の主クラッチを入切操作するためのクラッチペダルを備
えて構成されている。 これは、植付作業中に苗のせ台の
苗が少なくなって、苗のせ台への苗の補給が必要になっ
た場合、クラッチペダルにより主クラッチを切操作すれ
ば、機体の走行系及び苗植付装置が停止するので、苗植
付装置用の植付クラッチの切操作及び走行用の変速装置
の中立停止位置への操作を行わなくても、苗のせ台への
苗の補給が行えるようにすることの便を図ったものであ
り、その点では有用なものである。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来構造ものでは、前述のように、クラッチペダルにより
主クラッチを切操作して苗のせ台への苗の補給を行った
場合、苗の補給が終了した後に植付作業を再開する為
に、クラッチペダルを戻し操作して主クラッチを入操作
することが必要になる。この場合、走行用の変速装置は
主クラッチが切操作される前の状態（植付作業時の状
態）にあるので、前述のようにクラッチペダルを戻し操
作して主クラッチを入操作すると、機体が急発進してし
まうようなことがある。このように機体が急発進する
と、車輪からの逆トルクによって機体の前部が持ち上が
り気味となり、機体の後部の苗植付装置が下がって、苗
植付装置による苗の植付深さが一時的に深くなってしま
うという、植付性能に悪影響を及ぼす不具合いがある。
本発明は乗用型田植機において、主クラッチの入り切り
を行うクラッチペダル操作で植付作業を中断している状
態から、植付作業を再開する際に機体が急発進するよう
な状態を防止することを目的としている。 【０００４】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の技術手段は、乗用型田植機において、
走行用の変速装置をベルト式の無段変速装置とし、この
無段変速装置を低速側に付勢する弾性部材と、その弾性
部材の付勢力に抗して前記無段変速装置を変速操作され
た位置で保持する変速ロック装置とを設け、主クラッチ
の入り切り操作用のクラッチペダルのクラッチ切り側へ
の操作に伴い、前記変速ロック装置の変速操作位置での
ロックを解除して無段変速装置を前記弾性部材の付勢力
により低速側に操作すべく構成し、且つ、前記クラッチ
ペダルがクラッチ入り側に戻し操作された状態で低速位
置に保持されている変速装置を高速側へ変速操作可能な
人為操作手段を設けると共に、前記主クラッチをクラッ
チ切り側で保持可能なクラッチロック機構を設けたこと
である。 【０００５】〔作用〕 本発明のように構成すれば、クラッチペダルをクラッチ
切側に操作すると、この操作に連動して走行用の変速装
置のロック装置が解除され、変速装置を低速側に付勢し
ている弾性部材により変速装置が低速側に操作され、こ
の低速状態が保持される。この後にクラッチペダルをク
ラッチ入側に戻し操作しても、走行用の変速装置が低速
側に操作された状態を保持しているので、機体は低速側
に操作される前の速度で発進する場合のような急発進状
態ではなく、緩やかに発進し低速での走行状態を維持す
ることになる。したがって、車輪からの逆トルクにより
機体の前部が持ち上がり機体の後部の苗植付装置が下が
って苗植付装置による苗の植付深さが一時的に深くなる
と言うような状態は生じない。そして、所要速度への増
速は、操縦者が意識的に行う人為操作手段での人為操作
によってのみ行われるものであるから、走行速度の上昇
度合や圃場の状況をみながら、操縦者の都合に応じた任
意の時点で、かつ、増速への操作を意識して人為操作手
段を操作することにより、所要速度に復帰させての作業
を再開することが可能となる。 また、上記のように、一
旦クラッチペダルを切り操作した後における変速装置の
低速状態の保持を、クラッチペダルの入り側への復帰後
も維持する構成は、上記の苗植付作業時以外の目的にも
利用する事ができる。 例えば、路上においてトラックの
荷台と路面とに亘り歩み板を掛けて、乗用型田植機を歩
み板からトラックの荷台に載せる場合、乗用型田植機を
歩み板に載せ始める際に、クラッチペダルをクラッチ切
側に操作し機体を停止させて、操縦ハンドルにより前輪
の向きを修正し再び機体を発進させて、操縦ハンドルに
より前輪の向きを修正しながら先ず前輪を歩み板に載せ
次に後輪を歩み板に載せて、乗用型田植機をトラックの
荷台に載せると言う操作を行う。この場合、本発明によ
るとクラッチペダルをクラッチ切側に操作し、再びクラ
ッチペダルをクラッチ入側に戻し操作しても、走行用の
変速装置が低速側に残されて保持されており、機体は急
発進することなく滑らかに発進し低速で走行する状態を
維持するので、操縦ハンドルにより前輪の向きを修正し
ながら先ず前輪を歩み板に載せ次に後輪を歩み板に載せ
ると言う操作を、機体の低速状態により容易に且つ的確
に行うことができる。 【０００６】又、主クラッチをクラッチ切側で保持可能
なクラッチロック機構を備えている為、クラッチペダル
をクラッチ切側に操作して機体を停止させた際に、クラ
ッチロック機構によって主クラッチをクラッチ切側に保
持することにより、クラッチペダルから足を離しても機
体を停止させておくことができる。これにより、植付作
業の中断時において、苗のせ台への苗の補給等が行い易
くなる。更に、主クラッチの切り側への操作に伴う変速
装置の低速側への操作は、低速側に付勢されている弾性
部材により行われるため、クラッチの切り側への操作に
変速操作荷重がかからず素早く操作することができると
共に、クラッチを切り位置でロックするロック機構の操
作も素早く行えることとなる。 【０００７】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を乗用
型田植機により図面に基づいて説明する。図２に示すよ
うに、前輪１及び後輪２で支持された機体の前部にエン
ジン３、機体の中央に操縦部４、機体の後部に苗植付装
置５が昇降自在に連結されて乗用型田植機が構成されて
いる。 【０００８】図１に示すように、操縦部４の横軸芯Ｐ１
周りに揺動自在にクラッチペダル６が軸支され、クラッ
チペダル６が主クラッチ７と連係ロッド８を介して連結
されている。クラッチペダル６の横軸芯Ｐ２周りに揺動
自在に、ロックペダル９（クラッチロック機構に相当）
が取り付けられ、つる巻きバネ１０により図１の紙面時
計方向に付勢されている。 【０００９】以上の構造により、クラッチペダル６を踏
み込んで主クラッチ７を切操作すると、クラッチペダル
６に設けたロックペダル９がフロア１５に係合して、ク
ラッチペダル６及び主クラッチ７がクラッチ切側で保持
される。クラッチペダル６をクラッチ入側に戻し操作す
るには、ロックペダル９を踏み操作してロックペダル９
とフロア１５との係合を外すことにより行う。 【００１０】図１及び図２に示すように、エンジン３か
らミッション１９に亘り割プーリー式のベルト式無段変
速装置１８（走行用の変速装置に相当）が架設され、ベ
ルト式無段変速装置１８の変速レバー２０とクラッチペ
ダル６とを、ワイヤ２１（変速装置減速手段に相当）で
連係している。 【００１１】この場合、変速レバー２０はスプリング２
２（弾性部材に相当）により低速側Ｌに付勢されてお
り、上下に摺動操作自在なロックピン２３（変速ロック
装置に相当）により、変速レバー２０を、ガイド部２４
に形成された係合部に係合させて適宜の変速操作された
位置で保持できるようにしている。ロックピン２３とク
ラッチペダル６とがワイヤ２１で連結されており、クラ
ッチペダル６を踏み操作するとワイヤ２１を介してロッ
クピン２３が下方に摺動操作されてガイド部２４との係
合が外れ、スプリング２２の付勢力により変速レバー２
０及びベルト式無段変速装置１８が低速側Ｌに戻し操作
されて保持される。そして、前記変速レバー２０は、ク
ラッチペダル６がロック解除されてクラッチ入側に戻し
操作された状態でも低速位置に保持された状態にある無
段変速装置１８を、人為的に高速側へ変速操作可能な人
為操作手段を構成するものである。 【００１２】 【発明の効果】以上のように、乗用田植機において主ク
ラッチを切操作しての植付作業の中断状態から、植付作
業を再開する際に機体が急発進するような状態を防止で
きるようになって、機体の急発進により機体の後部が下
がり、苗植付装置による苗の植付深さが一時的に深くな
ると言う状態を、未然に防止することができるのであ
り、苗の植付深さが深くなることによる苗の成育不良を
未然に防止することができる。 【００１３】また、一旦クラッチペダルを切り操作した
後における変速装置の低速状態の保持を、クラッチペダ
ルの入り側への復帰後にも維持する構成を、例えば、歩
み板を使用して乗用型田植機を路上からトラックの荷台
に載せる場合に、的確に機体 を低速に切換え、かつその
低速状態を維持するための手段としても利用できるとい
うように、多目的に利用することができるので、構造の
複雑化を招くことなく多機能を備えた作業性の良いもの
となる。 【００１４】主クラッチをクラッチ切側で保持可能なク
ラッチロック機構を備えている為、クラッチペダルから
足を離しても機体を停止させておくことができるので、
植付作業の中断時での苗のせ台への苗の補給等が行い易
くなって、作業性の向上が図れる。更に、主クラッチの
切り側への操作に伴う変速装置の低速側への操作は、低
速側に付勢されている弾性部材により行われる為、クラ
ッチの切り側への操作に変速操作荷重がかからず素早く
操作することができると共に、クラッチを切り位置でロ
ックするロック機構の操作も素早く行える。 【００１５】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図１】クラッチペダルと主クラッチ、変速レバー及び
ベルト式無段変速装置との連係状態を示す図 【図２】乗用型田植機の全体側面図 【符号の説明】 ６ クラッチペダル ７ 主クラッチ ９ クラッチロック機構 １８ 走行用の変速装置２０ 人為操作手段 ２３ 変速ロック装置
ベルト式無段変速装置との連係状態を示す図 【図２】乗用型田植機の全体側面図 【符号の説明】 ６ クラッチペダル ７ 主クラッチ ９ クラッチロック機構 １８ 走行用の変速装置２０ 人為操作手段 ２３ 変速ロック装置
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B60K 41/22
A01D 69/00 302
A01D 69/00 303
F16H 61/18
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】走行用の変速装置をベルト式の無段変速装置とし、この
無段変速装置を低速側に付勢する弾性部材と、その弾性
部材の付勢力に抗して前記無段変速装置を変速操作され
た位置で保持する変速ロック装置とを設け、 主クラッチの入り切り操作用のクラッチペダルのクラッ
チ切り側への操作に伴い、前記変速ロック装置の変速操
作位置でのロックを解除して無段変速装置を前記弾性部
材の付勢力により低速側に操作すべく構成し、 且つ、前記クラッチペダルがクラッチ入り側に戻し操作
された状態で低速位置に保持されている変速装置を高速
側へ変速操作可能な人為操作手段を設けると共に、 前記主クラッチをクラッチ切り側で保持可能なクラッチ
ロック機構を設けた 乗用型田植機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7261321A JP3010013B2 (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 乗用型田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7261321A JP3010013B2 (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 乗用型田植機 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62263491A Division JPH0678048B2 (ja) | 1987-10-19 | 1987-10-19 | 農作業車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08108778A JPH08108778A (ja) | 1996-04-30 |
| JP3010013B2 true JP3010013B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=17360192
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7261321A Expired - Fee Related JP3010013B2 (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 乗用型田植機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3010013B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5347216U (ja) * | 1976-09-24 | 1978-04-21 | ||
| JPS6141041U (ja) * | 1984-08-21 | 1986-03-15 | 大島農機株式会社 | 無段変速装置付移動作業機 |
-
1995
- 1995-10-09 JP JP7261321A patent/JP3010013B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08108778A (ja) | 1996-04-30 |
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