JP3009402U - キーの頂面構造 - Google Patents

キーの頂面構造

Info

Publication number
JP3009402U
JP3009402U JP1994011757U JP1175794U JP3009402U JP 3009402 U JP3009402 U JP 3009402U JP 1994011757 U JP1994011757 U JP 1994011757U JP 1175794 U JP1175794 U JP 1175794U JP 3009402 U JP3009402 U JP 3009402U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
top surface
material forming
display unit
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994011757U
Other languages
English (en)
Inventor
栄一 角田
Original Assignee
栄一 角田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 栄一 角田 filed Critical 栄一 角田
Priority to JP1994011757U priority Critical patent/JP3009402U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3009402U publication Critical patent/JP3009402U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キー下方から照射される光を透過して表示す
るべき情報を光らせるタイプのキーにおいて、表示部が
キー本体から脱落することを防止する。 【構成】 キー(1)の頂面(10)に表示されるべき
情報に対応してキー頂面(10)に形成された切欠部
(12)と、該切欠部(12)にキー本体(2)を構成
する材料とは異なる色で且つキー本体(2)を構成する
材料とは融合しない材料を充填して構成した表示部
(3)とを有しており、前記表示部(3)に充填された
材料の欠落を防止するために切欠部(12)と表示部
(3)との境界部分(D、D1)に凹凸を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、コンピュータのキートップやワードプロセッサのキーボード等に用 いられるキーに関する。より詳細には、頂面に透明又は不透明な部分があり、下 方から照射される光を透過して、表示するべき情報(文字、図形、模様、その他 の形状)を光らせるタイプのキーの頂面構造の改良に関する。ここで本明細書に おいては、「キー」なる文言は所謂「押しボタン」等をも包含するものとして用 いられている。
【0002】
【従来の技術】
この様なキーについて、図5−7を参照して説明する。
【0003】 図5において全体を符号1で示すキーは、本体2と表示部3とから成り、表示 部3は該キーが表示するべき情報(図5においては文字「A」及び図中左斜め下 方向を示すくさび形)を示している。本体2を構成する材料は不透明で、例えば 黒色をしている。また、表示部3を構成する材料は、透明であるか或いは半透明 且つ(例えば)白色である。そして、図6で示す様に、図示しない光源からの光 Lは不透明材料で構成された本体2は透過しないが、透明或いは半透明材料から 成る表示部3を透過するので、表示部3の情報は光った状態で表示される。
【0004】 ここで、透明或いは半透明材料から成る表示部3において、図中下方からの光 Lを出来る限り図中上方へ透過させる必要がある。それには、図7で示す様に、 本体2と表示部3との境界部分Bで光Lを反射させるのが好適であるので、当該 境界部分Bの反射率が高くなる様にするのが好ましい。
【0005】 一方、不透明材料から成る部分(本体2)と、透明或いは半透明材料から成る 部分(表示部3)とを2色成形するに際して、境界部分Bにおいて各色の材料が 混じり合って中間色となってしまうと、表示部3で表示するべき情報が明確では なくなる恐れがある。
【0006】 そこで、境界部分Bにおける反射率を向上し、且つ、中間色部分の発生を防止 するために、本体2を構成する不透明材料と、表示部3を構成する透明或いは半 透明材料とは、相互に融合しないものが選択される。そのため、図5−7で示す 従来技術においては、例えば、本体2はアクリロニトリル−ブタジエン−スチレ ン共重合体(ABS)で構成され、表示部3はアセタールで構成される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述した通り従来技術では、本体2を構成する材料と表示部3を構成 する材料とは相互に融合しない様に選択されているので、表示部3が本体2から 脱落してしまうという問題が存在する。
【0008】 本考案はこの様な問題点に鑑みて提案されたものであり、キー下方から照射さ れる光を透過して表示するべき情報を光らせるタイプのキーにおいて、表示部が キー本体から脱落することを防止することが出来るキーの頂面構造の提供を目的 としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のキーの頂面構造は、互いに色が異なる複数の材料から構成されたキー の頂面構造において、キー頂面に表示されるべき情報に対応してキー頂面に形成 された切欠部と、該切欠部にキー本体を構成する材料とは異なる色で且つキー本 体を構成する材料とは融合しない材料を充填して構成した表示部とを有しており 、前記表示部に充填された材料の欠落を防止するために切欠部と表示部との境界 部分に凹凸を形成したことを特徴としている。
【0010】 本考案の実施に際して、前記切欠部を構成する貫通部分は、上方が狭く下方が 広くなっており、抜き勾配が3度以上、特に5度以上であるのが好ましい。
【0011】 また、前記凹凸は階段状に形成されているか、縦方向に連続する多数の突起に より構成されるのが好ましい。
【0012】 さらに、前記凹凸を形成するには所謂「シボ」加工を行うのが好ましい。
【0013】 これに加えて、表示部を構成する材料はキー本体を構成する材料とは融合しな いものが選択されているのが好ましい。
【0014】
【作用】
上記した様な構成を具備する本考案のキーの頂面構造は、切欠部に充填する材 料はキー本体を構成する材料とは融合しないものが選択されているので、表示部 とキー本体との境界部分における反射率が向上する。そのため、表示部の下方か ら照射された光は吸収されること無く境界部分で反射して、表示部を透過するの で、キーで表示すべき情報が良好に光り輝き、非常に見易い状態になる。
【0015】 また、キー本体と表示部との境界部分が融合して中間色となることが防止され るので、表示部により表示される情報の輪郭が明確になり、キーボード等の使用 者にとって好都合である。
【0016】 ここで、上述した様に、表示部を構成する材料とキー本体を構成する材料とが 融合しない様な選択がされている場合には、表示部を構成する材料が前記切欠部 から脱落する可能性が存在する。しかしながら、本考案によれば切欠部と表示部 との境界部分に凹凸を形成したので、キー本体の切欠部の凹凸と表示部の凹凸と が係合して脱落が完全に防止される。そのため、抜き勾配を設けても、表示部が 自然に脱落・落下することは無い。
【0017】 さらに、表示部の落下・脱落を考慮する必要が無くなるため、表示部を構成す る材料とキー本体を構成する材料とは相互に融合しない様な組み合わせの選択の 自由度が増大する。
【0018】
【実施例】
以下、図1−4を参照して、本発明の実施例について説明する。なお図1−4 において、図5−7で示すのと同様な部材については、同様な符号を付して重複 説明を省略してある。
【0019】 図1において、符号10で示すのはキー1(図5参照)の頂面部分であり、A BS製の本体2に形成した切欠部12にはアセタールが充填されて表示部3を構 成している。そして、本体2と表示部3との境界部分Dには、シボ加工により多 数の凹凸が形成されている。なお、ABSとアセタールとは、互いに融合しない 組み合わせとなっている。
【0020】 ここで、表示部3を構成する材料とキー本体2を構成する材料とは相互に融合 しない様な組み合わせに選択されているので、表示部3を構成する材料が本体2 から脱落する可能性が存在する。しかし、境界部分Dに形成された凹凸により表 示部3はキー本体2の切欠部12に密着しているため、その様な脱落は完全に防 止される。
【0021】 図1において、符号θは所謂「抜き勾配」を示している。境界部分Dにシボ加 工を施して表面を荒らすことにより、表示部3とキー本体2の切欠部12との密 着性が向上しているが、シボ加工は表面が凹凸になるので金型から成品を抜き出 すのに勾配が必要となる。通常は3度以上の勾配をつけている。
【0022】 ここで、材料の組み合わせを変更して反射率を更に向上させるためには、表示 部3とキー本体2の切欠部12との密着性を更に高める必要がある。そのために は、前記凹凸をより粗くしてキー本体2の切欠部12の表面を更に粗くしなけれ ばならないが、その様な場合、少なくとも5度の抜き勾配が必要となる。
【0023】 図2は本考案の第2実施例を示し、境界部分D1の凹凸が階段状に形成された 例である。階段状の凹凸の態様を把握し易くするため、表示部3(に充填される 材料)のみを抜き出した状態が、図3に示されている。その他の構成及び作用効 果は、図1の実施例と同様であるため、重複記載は省略する。
【0024】 図4は、本発明の第3実施例における凹凸の態様を把握し易くするため、表示 部3(に充填された材料)のみを抜き出した状態で示している。図3で示す実施 例では階段状に形成された凹凸は横方向或いは水平方向に連続する様に構成され ているが、図4で示す凹凸は縦方向或いは垂直方向(図4中、上下方向)に連続 している。その他については、図1、2、3で示す実施例と同様であり、重複記 載を省略する。
【0025】 なお、図示の実施例はあくまでも例示であり、本考案の技術的範囲がこれに限 定されるものではない事を付記する。
【0026】
【考案の効果】
本考案の作用効果を以下に列挙する。 (1) 表示部とキー本体との境界部分における反射率が向上し、キー下方か ら照射される光が表示部を透過する効率も向上するので、キーで表示すべき情報 が良好に光り輝き、非常に見易くなる。 (2) キー本体と表示部との境界部分が融合して中間色となることが防止さ れ、表示部により表示される情報の輪郭が明確になる。 (3) 表示部を構成する材料とキー本体を構成する材料とが融合しない様な 選択がされていても、表示部を構成する材料が前記切欠部から脱落することが完 全に防止される。 (4) 抜き勾配を設けても表示部は自然に脱落・落下することは無い。 (5) 表示部を構成する材料とキー本体を構成する材料との組み合わせの自 由度が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の要部を示す部分断面拡大
図。
【図2】本考案の第2実施例の要部を示す部分断面拡大
図。
【図3】第2実施例において、表示部に充填された材料
のみを取り出して示す斜視図。
【図4】本考案の第3実施例において、表示部に充填さ
れた材料のみを取り出して示す斜視図。
【図5】キー全体を示す斜視図。
【図6】図5のA−A線矢視断面図。
【図7】従来技術の要部を示す部分拡大断面図。
【符号の説明】
1・・・キー 2・・・本体 3・・・表示部 L・・・キー下方から照射される光 10・・・キーの頂面部分 12・・・切欠部 B、D、D1・・・キー本体と表示部との境界部分 θ・・・抜き勾配

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに色が異なる複数の材料から構成さ
    れたキーの頂面構造において、キー頂面に表示されるべ
    き情報に対応してキー頂面に形成された切欠部と、該切
    欠部にキー本体を構成する材料とは異なる色で且つキー
    本体を構成する材料とは融合しない材料を充填して構成
    した表示部とを有しており、前記表示部に充填された材
    料の欠落を防止するために切欠部と表示部との境界部分
    に凹凸を形成したことを特徴とするキーの頂面構造。
  2. 【請求項2】 前記切欠部を構成する貫通部分は、上方
    が狭く下方が広くなっており、抜き勾配が3度以上であ
    る請求項1に記載のキーの頂面構造。
  3. 【請求項3】 前記凹凸は階段状に形成されている請求
    項1、2のいずれかに記載のキーの頂面構造。
  4. 【請求項4】 前記凹凸は、縦方向に連続する多数の突
    起により構成される請求項1、2のいずれかに記載のキ
    ーの頂面構造。
JP1994011757U 1994-09-22 1994-09-22 キーの頂面構造 Expired - Lifetime JP3009402U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994011757U JP3009402U (ja) 1994-09-22 1994-09-22 キーの頂面構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994011757U JP3009402U (ja) 1994-09-22 1994-09-22 キーの頂面構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3009402U true JP3009402U (ja) 1995-04-04

Family

ID=43145196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994011757U Expired - Lifetime JP3009402U (ja) 1994-09-22 1994-09-22 キーの頂面構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3009402U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014500563A (ja) * 2010-12-20 2014-01-09 アップル インコーポレイテッド 光学素子を備えるキーキャップの表記の視認性の向上

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014500563A (ja) * 2010-12-20 2014-01-09 アップル インコーポレイテッド 光学素子を備えるキーキャップの表記の視認性の向上

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1325341C (zh) 用于鸡蛋的展示包装
USD407212S (en) Combined key chain and container
JP3009402U (ja) キーの頂面構造
USD376235S (en) Refuse container
USD368708S (en) Top portion of a keyboard surface
USD462682S1 (en) Computer keyboard
USD381132S (en) Palm pad for a glove for prevention of carpal tunnel syndrome
JP5109756B2 (ja) 鍵構造体
USD347920S (en) Free-chain indicator knob for a lever hoist
CN2500505Y (zh) 显示图样的结构
USD948525S1 (en) Key of keyboard
JP2597335Y2 (ja) 多色透光合成樹脂製成形品
JPH0344653Y2 (ja)
CN217788248U (zh) 一种透明键帽
JP5652102B2 (ja) 電子楽器の鍵
WO2020115787A1 (ja) エレベータの操作ボタン、表示装置
JP5412147B2 (ja) 装飾見本
USD1024995S1 (en) Notebook computer
JPS5830676Y2 (ja) 凹凸粗面模様を内部に有する熱可塑性合成樹脂合板
JP4104971B2 (ja) 合成樹脂製装飾体
JPH0534425Y2 (ja)
JPS647389Y2 (ja)
USD428395S (en) Combined computer mouse pad and hand rest
USD406825S (en) Combined keyswitch and joystick for a computer keyboard
JP2001287754A (ja) 樹脂容器