JP3009376U - 運搬用梱包容器 - Google Patents

運搬用梱包容器

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JP3009376U JP1994009333U JP933394U JP3009376U JP 3009376 U JP3009376 U JP 3009376U JP 1994009333 U JP1994009333 U JP 1994009333U JP 933394 U JP933394 U JP 933394U JP 3009376 U JP3009376 U JP 3009376U
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昌美 田所
悟 松永
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Chori Co Ltd
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Chori Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用後の後始末を容易にできるようにすると
ともに金属材料を節約してコスト上昇を抑えた運搬用梱
包容器を提供する。 【構成】 対向する容器両側面に設けた紙材からなる支
持枠体22と、柔軟シート24を折返して上縁部をそれ
ぞれ吊下げ用棒部材25に係止し両棒部材間に梱包すべ
き物品の挿入口を形成した物品収納部23とからなり、
上記棒部材25を上記両支持枠体22の上縁に跨がって
支持することにより上記物品収納部23を上記両支持枠
体22間に吊下げた状態で保持した運搬用梱包容器にお
いて、上記棒部材25を紙材料で構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は運搬用梱包容器に関し、特に引越し等の際に食器その他の割れ物等を 収容する梱包容器(箱)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
引越しその他の移動の際、ガラスや陶磁器製の食器などの割れ物は搬送中に割 れないように1個1個充分保護して梱包しなければならない。このような割れ物 類を簡便に効率よく収納するために、従来布材を折返して食器等を包んで段ボー ル箱内に並べて吊るした状態で収納する梱包容器が用いられている。
【0003】 図6は従来の運搬用梱包容器の要部斜視図であり、図7はその物品収納部の断 面図、図8は物品収納部の側面図である。一点鎖線で示された段ボール製の外箱 1内に同じく段ボール製の内箱2が収納される。この内箱2内に梱包すべき物品 8を収納するための内袋3が複数個並べて装着される。なお、図6では図を簡略 化して分かりやすくするために1つの内袋3のみが図示してある。各内袋3は、 綿の不織布あるいはその他適当な布材または紙材等からなる柔軟シート4を折返 して形成したものであり、その上縁部を折返してフック通し7を形成したもので ある。フック通し7にはスチール等の金属棒からなるフック部材5が挿入される 。フック部材5の両端部には、対向する容器両側面を構成する内箱2の上縁に係 止するためのフック5a(図7)が形成される。各内袋3の両側面には収納した 皿等の割れやすい物品8が飛出して破損しないようにするための脱落防止用保護 帯材6が取付けられている。
【0004】 上記構成の梱包容器を用いる場合、梱包すべき物品8を一個ずつ各内袋3の上 縁の2本のフック部材5間の開口を通して挿入し内部に収納する。このようにし て物品8を収納した内袋3を複数個並べて内箱2の上縁にフック部材5を介して 吊下げた状態で内箱2内に保持する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の運搬用梱包容器においては、引越し先で梱包を解い て物品を取り出した後、梱包容器を廃棄処分する際に、地域によっては段ボール や布材等からなる内箱2および内袋3と金属棒からなるフック部材5とを分別し て処理しなければならず、引越し終了後の後始末が非常に面倒なものとなってい た。また、このようなフック部材5は各内袋3について2本ずつ必要となり全体 の本数が多くなって処理が面倒になるだけでなく、金属資源の無駄使いとなりコ スト的にも増加の原因になっていた。
【0006】 本考案は上記従来技術の欠点に鑑みなされたものであって、使用後の後始末を 容易にできるようにするとともに金属材料を節約してコスト上昇を抑えた運搬用 梱包容器の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案では、対向する容器両側面に設けた紙材から なる支持枠体と、柔軟シートを折返して上縁部をそれぞれ吊下げ用棒部材に係止 し両棒部材間に梱包すべき物品の挿入口を形成した物品収納部とからなり、上記 棒部材を上記両支持枠体の上縁に跨がって支持することにより上記物品収納部を 上記両支持枠体間に吊下げた状態で保持した運搬用梱包容器において、上記棒部 材を紙材料で構成したことを特徴とする運搬用梱包容器を提供する。
【0008】 好ましい実施例においては、前記物品収納部の両側面に対向する位置の前記支 持枠体上にクッション材を設けたことを特徴としている。
【0009】 さらに好ましい実施例においては、前記柔軟シートを複数回折返して一方の側 の各折返し部分に前記吊下げ用棒部材を取付け、各棒部材を前記支持枠体上に支 持することにより複数の連続した物品収納部を形成したことを特徴としている。 別の好ましい実施例においては、前記支持枠体の上縁に複数の棒部材係止用切 欠きを設けたことを特徴としている。
【0010】 本考案ではさらに、対向する容器前後両面に設けた支持枠体と、該両支持枠体 の上縁に跨がって支持された2本の棒部材と、これらの棒部材に吊下げられて保 持される物品収納用柔軟シートとからなり、上記柔軟シートを折返して折返し部 を下側に配置し上縁側の両端部に孔を形成して該孔に上記棒部材を通すことによ り上記折返された柔軟シートを上記支持枠体に支持させたことを特徴とする運搬 用梱包容器を提供する。
【0011】
【作用】
梱包容器全体がすべて紙または布で構成されるため、金属部材と分別する必要 がなく廃棄処分が簡単に効率よく行われる。また、棒部材の本数を減らして構造 を簡単にすることができる。
【0012】
【実施例】
図1は本考案の実施例に係る運搬用梱包容器の要部斜視図であり、図2はその 物品収納部の断面図である。なお、図では段ボール製の外箱は図示省略してある 。段ボール製の内箱22内に食器等の物品8(図2)を収納する内袋23が複数 個並べて装着される。なお、図1では図を簡略化して分かりやすくするために1 つの内袋23のみが図示してある。各内袋23は、綿の不織布あるいはその他適 当な布材または紙材等からなる柔軟シート24を折返して形成したものであり、 その上縁部を折返してフック通し27を形成したものである。本実施例において は、このフック通し27には紙材からなるフック部材25が挿入される。フック 部材25の両端部には、対向する容器両側面を構成する内箱22の上縁に係止す るための切欠きまたは凹所からなるフック25aが形成される。なお、内箱22 は物品8を収納した内袋23を吊下げて支持するためのものであり、従って左右 両側面のみを段ボールで構成し前後面は開放状態で足りるが、補強等のために前 後面にも段ボールを設け完全な箱形状とすることもできる。また、フック部材2 5は1枚の厚紙等で形成することができるが、強度を高めるために三角柱形状あ るいは逆V字またはコ字型断面形状等として形成することもできる。
【0013】 容器両側面を構成する内箱22の内面側の上下端部に沿って物品の脱落防止お よび保護用段ボール28が貼付される。さらにこれら上下の段ボール28上にク ッション用布材29が張り付けられる。この布材29としては不織布あるいは綿 やレーヨンの織物または編み物等が用いられる。このような布材29を、内袋2 3の両側面の開口部に対向する位置に設けることにより、従来のように脱落防止 用の帯材6(図6、7、8参照)を設けることなく、内袋23内に収納された物 品8が側面から飛出したり破損することを防止することができる。
【0014】 図3は本考案の別の実施例の構成を示す。この実施例は、連続した1枚の帯状 柔軟シート34を複数回折返すことにより複数の物品収納部を連続して有する内 袋30を形成したものである。図の例は5連の内袋30を示す。上端部側の折返 し部分には接着あるいは縫い合わせ等によりフック通し35が形成されそれぞれ 前述の実施例と同じ紙製のフック部材25が挿通する。その他の構成および作用 効果は前記実施例と同様である。このように連続した内袋30を用いることによ り、フック部材25の本数を減らすことができ材料の節約が図られるとともにコ ンパクトな収納が可能になる。
【0015】 図4は本考案のさらに別の実施例を示す。この実施例は、内箱22の上縁にフ ック部材25を係止するための凹所33を多数連続的に形成したものである。こ のような凹所(切欠き)33を設けることにより、フック部材25を安定して一 定の位置に保持することができ、従って物品を収納した内袋を安定した状態で運 搬することができる。
【0016】 図5は本考案に係る搬送用梱包容器の別の例を示す要部斜視図である。この例 は内箱22の前後両面(物品を収納する内袋41のシート面と平行な面)の上縁 に2本のフック部材40を支持させたものである。このフック部材40に対し、 物品を収納する内袋41を吊下げて支持する。この場合、柔軟シートを折返して 形成した内袋41の上縁部の両端に挿通孔42を設け、この孔を通してフック部 材40を挿入して複数の内袋41を2本のフック部材40により支持する。この ような構成により、フック部材40を共用化することができ材料の節約が図られ ると共に構成が簡単になり物品をコンパクトに収納可能になる。なお、この実施 例においては、フック部材40は強度の大きいものが好ましく、金属であっても よいしあるいは強度を高めた形状または材質の紙であってもよい。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案においては、梱包容器全体が物品収納部の吊下げ 支持用のフック部材を含めすべて紙または布で構成されるため、使用後の処理の 際に従来のように紙や布部材と金属部材とを分別する必要がなくなり廃棄処分が 簡単に効率よく行われる。また、棒状のフック部材の本数を減らして構造を簡単 にし材料費の削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例に係る運搬用梱包容器の要部
斜視図である。
【図2】 図1の実施例の縦断面図である。
【図3】 本考案の別の実施例の構成説明図である。
【図4】 本考案のさらに別の実施例の構成説明図であ
る。
【図5】 本考案に係る運搬用梱包容器の別の構成例を
示す要部斜視図である。
【図6】 従来の運搬用梱包容器の要部斜視図である。
【図7】 図6の梱包容器の縦断面図である。
【図8】 図6の梱包容器の物品収納部の側面図であ
る。
【符号の説明】
22:内箱 23:内袋 24:柔軟シート 25:フック部材 27:フック通し 28:脱落防止および保護用段ボール 29:クッション用布材

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する容器両側面に設けた紙材からな
    る支持枠体と、柔軟シートを折返して上縁部をそれぞれ
    吊下げ用棒部材に係止し両棒部材間に梱包すべき物品の
    挿入口を形成した物品収納部とからなり、上記棒部材を
    上記両支持枠体の上縁に跨がって支持することにより上
    記物品収納部を上記両支持枠体間に吊下げた状態で保持
    した運搬用梱包容器において、上記棒部材を紙材料で構
    成したことを特徴とする運搬用梱包容器。
  2. 【請求項2】 前記物品収納部の両側面に対向する位置
    の前記支持枠体上にクッション材を設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の運搬用梱包容器。
  3. 【請求項3】 前記柔軟シートを複数回折返して一方の
    側の各折返し部分に前記吊下げ用棒部材を取付け、各棒
    部材を前記支持枠体上に支持することにより複数の連続
    した物品収納部を形成したことを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の運搬用梱包容器。
  4. 【請求項4】 前記支持枠体の上縁に複数の棒部材係止
    用切欠きを設けたことを特徴とする請求項1、2または
    3に記載の運搬用梱包容器。
  5. 【請求項5】 対向する容器前後両面に設けた支持枠体
    と、該両支持枠体の上縁に跨がって支持された2本の棒
    部材と、これらの棒部材に吊下げられて保持される柔軟
    シートからなる物品収納部とからなり、上記柔軟シート
    を折返して折返し部を下側に配置し上縁側の両端部に孔
    を形成して該孔に上記棒部材を通すことにより上記折返
    された柔軟シートを上記支持枠体に支持させたことを特
    徴とする運搬用梱包容器。
JP1994009333U 1994-08-01 1994-08-01 運搬用梱包容器 Expired - Lifetime JP3009376U (ja)

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