JP3009234U - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JP3009234U
JP3009234U JP1994012769U JP1276994U JP3009234U JP 3009234 U JP3009234 U JP 3009234U JP 1994012769 U JP1994012769 U JP 1994012769U JP 1276994 U JP1276994 U JP 1276994U JP 3009234 U JP3009234 U JP 3009234U
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drum body
drying
sludge
screw conveyor
drying drum
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JP1994012769U
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Inventor
正信 小門
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ハイフリック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高周波電流が流される誘導コイルの作用に基
づき、乾燥処理がなされるようにした新規の乾燥装置の
提供を図ったものである。 【構成】 乾燥対象物を入口側から出口側に移動させる
ためのスクリューコンベア6を内壁に固設して成る横長
筒状を呈する乾燥用ドラム体4を、軸線に沿って回転自
在に支持すると共に、当該乾燥用ドラム体4の回りに、
高周波電流が流されるように成した誘導コイル13を巻
回すると共に、当該乾燥用ドラム体4とスクリューコン
ベア6を金属材料で形成した乾燥装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高周波電流が流される誘導コイルの作用に基づき、乾燥処理を行う ようにした乾燥装置に関するものであって、例えば、廃水浄化槽等で除去された スラッヂ(汚泥)のような乾燥時に粉末状となるも脱水処理用として最適とする 新規の乾燥装置の提供を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】
廃水中の汚濁物質は、固形物が溶存物質として混在している。 これの浄化、 すなわち固液分離を行って得られた固形物の多い汚泥をスラッヂと一般に呼ばれ ている。 このスラッヂ中の固形分は数%程度で大部分が水であり、換言すると 水分含有率は95から99%にもおよんでいることが多い。
【0003】 スラッヂは適当な場所に廃棄したり、埋立てや海中投棄、または焼却等が行わ れている。 然し乍、廃棄や埋立ての場合、所謂公害を招きがちであり、従って 、法規でその基準が厳しく規制されていおり、また、このような手段は出来るだ け避けるべきである。
【0004】 従って、その処理の合理化を図るためには、水分を出来るだけ除去しこれの濃 縮化を図る必要がある。 そして、スラッヂの脱水処理には熱処理に依存するこ とが極めて有効である。
【0005】 ところで、従来の熱処理は、重油等を燃焼させ、当該燃焼熱で直接スラッヂを 加熱する方式、或いは、当該燃焼熱で高熱空気を発生させこれでスラッヂを加熱 する方式等、各種方式のものが存在するが、何れも、燃焼熱を利用すると言う点 では共通するものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 上記したように、燃焼熱を利用する方式であると、温度の調節を細かく行うこ とが出来ないばかりでなく、燃焼熱の放散に基づき作業場所全体が高温雰囲気と なり、作業環境の劣化性を招くことを余儀なくされた。 更に、燃焼装置部分の 清掃等、定期的な保守点検上の煩雑性も伴うものであった。 本考案は、このような従来の問題を解決することが出来、当該スラッヂの脱水 用としては勿論、その他の脱水乾燥処理が極めて良好になされる新規な乾燥装置 の提供を図ったものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、乾燥対象物を入口側から出口側に移動させるためのスクリューコン ベア6を内壁に固設して成る横長筒状を呈する乾燥用ドラム体4を、軸線に沿っ て回転自在に支持すると共に、当該乾燥用ドラム体4の回りに、高周波電流が流 されるように成した誘導コイル13を巻回すると共に、当該乾燥用ドラム体4と スクリューコンベア6を金属材料で形成するように構成し、これに依り、上記の ような従来の問題点を解消したものである。
【0008】
【作用】
乾燥用ドラム体4内に収容された乾燥対象物は、当該ドラム体4の回転に伴い スクリューコンベア6を介してゆっくりと移動させられる。 一方、高周波電流 発生装置12を介して誘導コイル13に対して高周波電流を流せば、当該誘導コ イル13に磁力線が発生され、これに巻回されている金属物品に対する誘導加熱 作用、すなわち、乾燥用ドラム体4とスクリューコンベア6が発熱することとな る。 従って、上記のようにゆっくりと送られている乾燥対象物が加熱させられ 、その含有水分に対する蒸発除去作用が奏される。
【0009】
【実施例】
図1は本考案に係る乾燥装置をスラッヂ脱水用として用いた場合の使用例を表 したものである。 同図において、1はスラッジ貯蔵槽、2は汚泥供給用パイプ であって、適宜浄化槽で除去されたスラッヂは、当該供給用パイプ2を介してス ラッヂ貯蔵槽1内に収容される。 また、当該スラッジ貯蔵槽1の下半部は漏斗 状に形成すると共に、その下方の小径部分にスラッジ取出口1aを形成してある。
【0010】 スラッジ貯蔵槽1内に収容されたスラッヂは、その固分が次第に沈下して濃縮 化されるようになっている。 そして、濃縮化されたスラッヂは、本考案に係る 乾燥装置に送られるように構成してある。
【0011】 本考案に係る乾燥装置であるが、これは下記のような構成を具えている。 図1乃至図3において、3は基枠、4は横長筒状を呈する金属材料製の乾燥用 ドラム体であって、当該基枠内3に軸線に沿って回転自在とするように支持して ある。 5は当該ドラム体4を回転自在に支持するための支持ローラーである。
【0012】 また、上記した乾燥用ドラム体4の内壁には、金属材料製のスクリューコンベ ア6が固設してあり、これに依り、当該ドラム体4の回転に伴い、一方の開口面 から供給されたスラッヂのような乾燥対象物は、スクリューコンベア6に沿って 他方の開口面側に移動させられるように構成してある。 7は乾燥対象物供給用 シューター、8は乾燥処理済み粉末を排出するための取出し用コンベア、9は取 り出した乾燥済み粉末を収容するための廃棄用容器である。
【0013】 10は乾燥用ドラム体4の両端よりに取付けた回転用プーリーであって、モー ター11の回転力が一連の駆動機構を介して伝えられて、当該ドラム体4の回転 が成されるように構成してある。
【0014】 12は高周波電流発生装置、13は前記した乾燥用ドラム体4の回りを巻回す るように位置させた誘導コイルであって、当該誘導コイル13はこれに高周波電 流を流すことに依り、巻回する金属物体に誘導加熱作用を奏させるためのもので ある。 なお、当該誘導コイル13に流す高周波であるが、これは1キロヘルツ から400キロヘルツと言うように、乾燥対象物(例えばスラッヂ)の量及び移 動速度に基づき適宜設定される。
【0015】 従って、上記した乾燥用ドラム体4とこの内部に固設したスクリューコンベア 6は、これを高周波に基づく誘導加熱の対象、すなわち、被加熱物とするために 金属材料で形成することを必須要件とする。
【0016】 ところで、高周波に依る誘導加熱であるが、これの大きな特徴は被加熱物自身 が自ら発熱することにある。 すなわち、金属材料で製した適宜被加熱金属物体 を誘導コイル内に位置させると共に、当該コイルに高周波電流を流した場合、誘 導コイルに依って発生した磁力線が被加熱金属物体中を貫通する。 この際、被 加熱金属物体中にはその磁力線変化を阻止しようとする電気的力が作用し、被加 熱金属物体中にコイル電流と逆方向の電流が誘起される。 このような作用を電 磁誘導作用と言い、当該電磁誘導作用時に誘起した誘導電流が被加熱金属物体中 を流れ、その抵抗損失のために発熱作用を起こすことと成る。 上記のように電気的エネルギを熱エネルギーに返還し利用する方法を誘導加熱 と称されている。 そして、本考案はこのような高周波に依る誘導加熱を利用し たものである。
【0017】 図1に示す状態において、スラッジ貯蔵槽1内に収容されたスラッヂは、その 固分が次第に沈下して濃縮化される。 そして、濃縮化されたスラッヂは、本考 案に係る乾燥装置における乾燥用ドラム体4内に送られる。 そして当該ドラム 体4の回転に伴いスクリューコンベア6を介してゆっくりと移動させられること となる。
【0018】 一方、高周波電流発生装置12を介して誘導コイル13に対して高周波電流を 流せば、当該誘導コイル13に磁力線が発生され、従ってこれに巻回されている 金属物品に対する誘導加熱作用、すなわち、乾燥用ドラム体4とスクリューコン ベア6が発熱することとなる。 従って、上記のようにゆっくりと送られている スラッヂが加熱させられ、その含有水分に対する蒸発除去作用が奏されることと なる。
【0019】 そして、乾燥用ドラム体4とスクリューコンベア6の両者が発熱するため、こ れらとスラッヂとの接触の良性(接触面積が広い)に基づき、スラッヂに対する 極めて良好なる加熱脱水作用が奏される。
【0020】
【考案の効果】
本考案は、乾燥対象物を入口側から出口側に移動させるためのスクリューコン ベア6を内壁に固設して成る横長筒状を呈する乾燥用ドラム体4を、軸線に沿っ て回転自在に支持すると共に、当該乾燥用ドラム体4の回りに、高周波電流が流 されるように成した誘導コイル13を巻回すると共に、当該乾燥用ドラム体4と スクリューコンベア6を金属材料で形成するように構成したから、乾燥対象物に 対する極めて良好なる乾燥処理が施されることと成る。
【0021】 すなわち、乾燥用ドラム体4の内壁とスクリューコンベア6全体が発熱面とさ れるため、乾燥対象物発熱面に直接接触かつ包まれた状態となり、しかもスクリ ューコンベア6に依り移動中に撹拌作用が奏され、従って、乾燥対象物は極めて 均一かつ迅速なる乾燥処理が施されることとなる。
【0022】 更に本考案に依れば、スクリューコンベア6に依り乾燥対象物を移動させなが ら加熱脱水することとなり、従って、乾燥対象物に対する脱水処理が連続的に行 われることと成る。 すなわち、従来の乾燥装置は、装置内に対する乾燥対象物 の収容及び処理後の取り出し、更に次の乾燥対象物の収容と言うように、所要量 づつ処理していくものであったため、作業の能率性が悪かったが、本考案に依れ ばこのような問題は全く解消される。
【0023】 ところで、本考案に依る水分蒸発データを示せば下記の通りである。 なお、試験用として次のような縮少化したもの、すなわち、乾燥用ドラム体4 として、直径25cm、長さ40cmのものを用いた。 これに付随して、スクリュ ーコンベア6として、幅は3cm、ピッチは4cmのものを用いた。 1.計算上の蒸発量 113mlを5kw/分で蒸発 2.ドラム内の温度 200から300℃ 3.加熱試験結果 (1) 210mlを5kw/分で蒸発 (2) 240mlを5kw/分で蒸発 (3) 245mlを5kw/分で蒸発 これに依り乾燥装置として優れた水分除去作用が奏されることが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案をスラッヂ乾燥用として用いた場合の説
明用ブロック線図である。
【図2】本考案に係る装置を表した正面図である。
【図3】同上右側面図である。
【符号の説明】 1 スラッジ貯蔵槽 1a スラッジ取出口 2 汚泥供給用パイプ 3 基枠 4 乾燥用ドラム体 5 支持ローラー 6 スクリューコンベア 7 乾燥対象物供給用シューター 8 取出し用コンベア 9 廃棄用容器 10 回転用プーリー 11 モーター 12 高周波電流発生装置 13 誘導コイル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥対象物を入口側から出口側に移動さ
    せるためのスクリューコンベア(6)を内壁に固設して成
    る横長筒状を呈する乾燥用ドラム体(4)を、軸線に沿っ
    て回転自在に支持すると共に、当該乾燥用ドラム体(4)
    の回りに、高周波電流が流されるように成した誘導コイ
    ル(13)を巻回すると共に、当該乾燥用ドラム体(4)と
    スクリューコンベア(6)を金属材料で形成するように構
    成したことを特徴とする乾燥装置。
JP1994012769U 1994-09-20 1994-09-20 乾燥装置 Expired - Lifetime JP3009234U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100754465B1 (ko) * 2007-03-12 2007-09-03 중앙종합기계 주식회사 슬러지 함수율 저감장치를 갖는 파이프라인형 체인컨베이어
JP2016500798A (ja) * 2012-09-21 2016-01-14 ウ.テ.イ.ア.−エバリュアシオン テクノロジク,アンジェニリ エ アプリカシオン 製品の熱処理のための装置
CN107964413A (zh) * 2017-12-27 2018-04-27 青岛科技大学 一种适用于废轮胎裂解前的自动化脱水装置

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