JPH0231874A - 潤滑冷却剤除去による強磁性小片浄化装置及びその方法 - Google Patents

潤滑冷却剤除去による強磁性小片浄化装置及びその方法

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JPH0231874A
JPH0231874A JP1063405A JP6340589A JPH0231874A JP H0231874 A JPH0231874 A JP H0231874A JP 1063405 A JP1063405 A JP 1063405A JP 6340589 A JP6340589 A JP 6340589A JP H0231874 A JPH0231874 A JP H0231874A
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JP
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ferromagnetic
casing
ferromagnetic particles
particles
lubricating coolant
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JP1063405A
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Boris G Arabei
ボリス、ゲオルギエウィッチ、アラベイ
Sergei B Kostyrev
セルゲイ、ボリソウィッチ、コスティレフ
Alexandr S Mints
アレクサンドル、セミョノウィッチ、ミンツ
Lev A Pronin
レフ、アレクサンドロウィッチ、プロニン
Dmitry I Ryzhonkov
ドミトリー、イワノウィッチ、ルイゾンコフ
Sergei A Sopochkin
セルゲイ、アベルヤノウィッチ、ソポチキン
Sergei A Stepnov
セルゲイ、アレクサンドロウィッチ、ステプノフ
Vladimir L Esikman
ウラジミール、ルボウィッチ、エシクマン
Andrei V Vasiliev
アンドレイ、ワシリエウィッチ、ワシリエフ
Alexandr P Kolgin
アレクサンドル、パブロウィッチ、コルギン
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N PROIZV OB PO TECH TRAKTORN I SELSKOCHOZJAJISTVEN MAS NIITRAKTORO SELCHOZMAS
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N PROIZV OB PO TECH TRAKTORN I SELSKOCHOZJAJISTVEN MAS NIITRAKTORO SELCHOZMAS
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    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22BPRODUCTION AND REFINING OF METALS; PRETREATMENT OF RAW MATERIALS
    • C22B1/00Preliminary treatment of ores or scrap
    • C22B1/005Preliminary treatment of scrap
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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  • Lubricants (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、固体廃棄物の処理に係り、より詳細には強磁
性小片から潤滑冷却剤を除去することによって強磁性小
片を浄化する強磁性小片浄化方法と、この方法を実施す
るための装置に関するものである。
本発明は強磁性小片から潤滑冷却剤を除去することによ
って強磁性小片を浄化することを基本とする機械工業の
いずれの分野にも応用することができるものである。
[従来の技術コ 強磁性の強磁性小片から潤滑冷却剤を除去することによ
って強磁性小片を浄化するための従来の方法にあっては
、強磁性小片を有機溶材を用いて洗浄し、この洗浄用有
機溶材として例えばベンジン、アルカリ洗浄液、又は、
加圧熱水を使用していた (A.V.Alkseenko; ’Sbor  ip
ererabotka  metallichesko
istruzhki’ 1 9 8 0年、モスクワ、
Mashinostroeni出版社、第31ないし3
2ページを参照されたい)。この従来の強磁性小片浄化
方法は、実施のための所要工数が多く、消費する洗浄液
に高価な成分が含まれているために洗浄のための経費が
かさみ、さらに、使用済みの洗浄液を中和し、排水を処
理するために特殊な施設を使用しなければならない。従
って、資本の投資が非常に高額になり、最終製品の価格
が上昇し、さらに、環境汚染を防止することができない
また、強磁性の強磁性小片から潤滑冷却剤を除去するこ
とによって強磁性小片を浄化するための他の方法が公知
にされている (A,V.Alkseenko・“Sbor  ipe
rerabotka  metallicheskoi
struzhki’ 1 9 8 0年、モスクワ、M
ashinos t roenf出版社、第31ないし
33ページを参照されたい)。この方法の場合には、強
磁性の強磁性小片が加熱部に搬送され、この加熱部でブ
リセットされた温度に加熱され、この温度に維持され、
その後に、強磁性小片が取り出される。
この時に、強磁性の強磁性小片がドラム形の回転炉の中
で処理され、この強磁性小片が軽油の燃焼ガスで摂氏7
00ないし900度に加熱され、この温度に5ないし6
分間、維持される。この強磁性小片の潤滑冷却剤の成分
は燃やされ、その後に、この強磁性小片が排出され、搬
出されて、他の工程に送られる。
この浄化方法の欠点は、強磁性小片に潤滑冷却剤の燃焼
生成物が付着し、その強磁性小片に多量の酸化物(10
ないし20パーセント)が含まれるために、処理の効率
が悪く、処理された強磁性小片の浄化の程度が悪い。ま
た、この従来の浄化方法の場合には、潤滑冷却剤の燃焼
生成物中の有毒成分、及び、強磁性小片を加熱するため
に使用される軽油の燃焼生成物中の有毒成分が、環境を
汚染するし、この環境汚染を回避するするためには、こ
のような燃焼生成物中の有毒成分を吸容することができ
る特殊な装置が必要であり、このような装置を使用した
場合には、強磁性小片の浄化の効率がさらに低下する。
また、強磁性の強磁性小片から潤滑冷却剤を除去するこ
とによって強磁性小片を浄化する強磁性小片浄化装置が
公知にされている(A、V、Alkseenko;−3
bor  i  pererabotka  meta
llicheskoi  5truzhki″1980
年、モスクワ、Mashinos t roeni出版
社、第31ないし32ページを参照されたい)。この強
磁性小片浄化装置は、供給用コンベアと、洗浄装置と、
排出用コンベアとを有する。この装置においては、強磁
性小片を搬送するコンベアが洗浄装置の洗浄チャンバを
通過し、この時に、加圧された熱水(圧力が3ないし4
キログラム毎平方センチメートル(0,3ないし0.4
MPa)であり、温度が摂氏90ないし95度である)
によって、強磁性小片が洗浄される。
その後に、強磁性小片がチャンバの外のコンベアに排出
されて乾燥室に送られる。この従来の浄化装置の場合に
は、如何なる粒度の強磁性小片でも、洗浄された強磁性
小片の表面に潤滑冷却剤が残留し、この残留する潤滑冷
却剤の量は潤滑冷却剤の初期の量の約2パーセントに達
する。そのうえ、この従来の浄化装置の強磁性小片は洗
浄効率が悪く、所要工数が多く、初期の潤滑冷却剤の成
分を含む大量の水が環境を汚染する。
また、強磁性の小片から潤滑冷却剤を除去することによ
って強磁性小片を浄化するための他の装置も公知にされ
ている(A、  V、 A 1 k s e e nk
o;’5bor   i   pererabotka
metallicheskoi   5truzhki
’  1980年、モスクワ、Mashinost r
oen i出版社、第31ないし33ページを参照され
たい)。この従゛来の強磁性小片浄化装置は、加熱器付
きのケーシングを有する加熱装置と、強磁性小片供給装
置と、強磁性小片排出装置とを備えている。強磁性小片
は加熱装置に送り込まれる。この加熱装置はドラム形の
回転炉であり、その直径が1.6メートルであり、長さ
が8メートルである。強磁性小片は、この加熱装置の中
で5ないし6分間、気流中で加熱される。このために使
用される燃料は軽油であり、この時の加熱温度は摂氏7
00ないし900度である。この加熱の後に、強磁性小
片は排出装置に落し込まれ、コンベアによって他の工程
に送られる。この従来の炉は、人手で強磁性小片を送り
込み、強磁性小片を排出するので浄化工程の効率が悪く
、強磁性小片の浄化工程が長い。さらに、この装置を採
用した時には、グリースが付着している強磁性小片を浄
化する場合に、酸化の程度が著しく大きく(10ないし
12パーセント)、そのうえ、有機物の燃焼生成物であ
る炭化物の薄暮が強磁性小片に付亡する。最後に、この
従来の浄化装置の場合には、潤滑冷却剤の中の水及びオ
イルの損失が非常に大きく、この程度は、浄化される強
磁性小片1トン当りの水の損失が50キログラム程度で
あり、オイルの損失が2.50キログラム程度である。
この従来の強磁性小片の浄化装置は、その他に、この装
置の潤滑冷却剤の有機物の燃焼生成物に含まれている気
体の有毒成分が環境を汚染し、この環境汚染を招く気体
の有毒成分を吸収するためには特殊な施設が必要であり
、このような装置を使用すれば浄化工程の効率が低下す
る。
[発明が解決しようとする課題] 以上の説明のように、上述の最初に挙げた従来の強磁性
小片浄化方法の1つの欠点は、この方法を実施するため
に必要な工数が多く、消費される洗浄液には高価な成分
が含まれているために洗浄の所要経費が高額になり、そ
のうえに、使用済みの洗浄液を中和し、排水を処理する
ために特殊な施設を使用しなければならないという点に
ある。
従って、高額の資本投資が必要であり、最終製品の価格
が上昇し、さらに、環境汚染を防止することができない
という問題点があった。
また、第2に挙げた従来の強磁性小片浄化方法にあって
は、浄化処理の効率が悪く、処理された強磁性小片の浄
化の程度が悪いという問題点があった。その原因は、そ
の強磁性小片に潤滑冷却剤の燃焼生成物が付着し、その
強磁性小片に多ユの酸化物(10ないし20パーセント
)が含まれるからである。この従来の強磁性小片浄化方
法の他の欠点は、潤滑冷却剤の燃焼生成物中の有毒成分
と、強磁性小片加熱用軽油の燃焼生成物中の釘形成分と
が環境を汚染するという問題点があった。
この欠点を除去するためには、このような燃焼生成物中
の有毒成分を吸容することができる特殊な装置が必要で
あり、このような装置を使用した場合には、強磁性小片
の浄化の効率がさらに低下するという問題があった。
他方、強磁性小片浄化装置に関する問題点にって説明す
れば、前記最初に挙げた従来の強磁性小片浄化装置の顕
著な欠点は、強磁性小片が・如何なる粒度であろうとも
、洗浄された強磁性小片の表面に潤滑冷却剤が残留する
ことであり、この残留する潤滑冷却剤の量は潤滑冷却剤
の初期の量の約2パーセントに達することである。その
上に、この装置の強磁性小片の洗浄の効率が悪く、所要
工数が多く、初期の潤滑冷却剤の成分を含む大量の水が
環境を汚染することである。
また、第2に挙げた従来の強磁性小片浄化装置の炉の主
要な欠点は、強磁性小片の送込みと排出とを人手で行う
ので浄化工程の効率が悪く、強磁性小片の浄化工程が長
いという問題点があった。
そのうえ、この第2の従来の強磁性小片浄化装置を用い
てグリースが付着している強磁性小片を浄化した場合に
は、強磁性小片が著しく酸化され(10ないし12パー
セント)、有機物の燃焼生成物である炭化物の薄膜が強
磁性小片に付着するという問題点があった。最終的に、
この第2の従来の強磁性小片浄化装置においては、潤滑
冷却剤の中の水及びオイルの損失が非常に大きく、この
損失は、浄化される強磁性小片1トン当りの水の損失が
50キログラム程度、オイルの損失が2.5キログラム
程度に達するという間m点があった。
さらに、この第2の従来の強磁性小片浄化装置の他の欠
点は、この装置の潤滑冷却剤中の有機物が燃焼して発生
する生成物に含まれている気体の有毒成分が環境を汚染
することであり、この気体の有毒成分を吸収するために
は特殊な吸収施設が必要であり、この特殊な吸収施設を
使用すれば、強磁性小11の浄化工程の効率がされに低
ドすることである。
本発明は、強磁性小片から潤滑冷却剤を除去することに
よって強磁性小片を浄化するために、潤滑冷却剤を迅速
に気化させて強磁性小片の酸化を防止し、強磁性小片を
非常によく浄化することができる強磁性小片浄化方法を
提供することを目的としている。
また本発明は、この強磁性小片浄化方法を実施するため
の強磁性小片浄化装置を提供することを目的としている
[課題を解決するための手段] 上記目的は、強磁性小片を加熱部に送り込み、この送り
込まれた強磁性小片をプリセットされた温度に加熱し、
この温度に維持して、強磁性小片から潤滑冷却剤を除去
し、浄化された強磁性小片を取り出すことによって、強
磁性小片から潤滑冷却剤を除去して強磁性小片を浄化す
る方法において、本発明に基づいて、強磁性小片を加熱
し、この温度に維持している時に、この加熱されている
強磁性小片に回転磁場を作用させて、この強磁性小片を
摂氏105ないし310度の範囲で加熱し、この温度に
維持することを特徴とする潤滑冷却剤除去による強磁性
小片浄化方法によって達成することができる。
上記方法においては、前記強磁性小片をプリセットされ
た温度に1.1ないし4.0分間、加熱維持することが
効果的である。
また、上記方法においては、前記強磁性小片を気流中で
加熱し、この状態を0.7ないし3.1分間維持するの
が効果的である。
この本発明が提案する強磁性小片から潤滑冷却剤を除去
して強磁性小片を浄化する方法を実施することによって
、比較的低温で短時間のうちに強磁性小片を浄化するこ
とができるので、強磁性小片の酸化を防止しつつ、強磁
性小片を非常によく浄化することができる また、上記第2の目的は、上述の潤滑冷却剤除去による
強磁性小片浄化方法を実施するために、加熱装置付きの
ケーシングを有する加熱構造体と、ケーシングの頂部に
取り付けられた強磁性小片供給装置と、ケーシングの下
部に取り付けられた強磁性小片排出装置とを有する構造
である潤滑冷却剤除去による強磁性小片浄化装置におい
て、本発明に基づいて、ケーシングを取り囲んでこのケ
ーシングの内部に回転する電磁場を形成する誘導コイル
と、ケーシングの内部に取り付けられてケーシングと同
軸に支持されると共に誘導コイルとも同軸に支持されて
いる強磁性のコアと、前記ケーシングの内部に取り付け
られると共に前記強磁性のコアより下の部分に保持され
て潤滑冷却剤を分割する加熱型のスプリッタと、ケーシ
ングの一部分を形成すると共に前記誘導コイルより上の
部分にあって、前記潤滑冷却剤の蒸気を吸引するヘッダ
を形成しているケーシングの部分と、前記強磁性小片供
給装置と前記ヘッダとの間に取り付けられ、前記ケーシ
ングと同軸に保持されて、強磁性小片を計量する計量装
置とを有することを特徴とする潤滑冷却剤除去による強
磁性小片浄化装置によって達成される。
この装置においては、前記ヘッダに接続されているオイ
ルトラップと、前記オイルトラップに接続されている凝
縮装置とを取り付ければ効果的である。
また、この装置においては、前記ケーシングがスリーブ
を含み、前記スリーブが非磁性材料で作られ、前記スリ
ーブが前記ケーシングの一部分に取り付けられて前記誘
導コイルによって取り囲まれている構造にするのが効果
的である。
また、さらに、ケーシングに気体を供給するためのチュ
ーヤ(羽目)を取り付け、前記チューヤが前記ケーシン
グの前記加熱型のスプリッタより下の部分に支持されて
いる構造にするのが好ましい。
この本発明が提案する潤滑冷却剤除去による強磁性小片
浄化装置は、大量の強磁性小ハを非常に高い浄化度で浄
化することができ、強磁性小片浄化の効率を向上させる
ことができ、さらに、環境汚染を発生させる原因となる
有毒成分の排出を防止することができる。
〔実施例〕
以上説明した潤滑冷却剤除去による強磁性小片浄化方法
においては、前記強磁性小片を加熱部に送り込み、この
強磁性小片を摂氏105ないし310度の範囲内の予め
定められた温度で、1.1ないし4.0分加熱する。強
磁性小片を加熱し、この温度にこの強磁性小片を維持し
ている間、この強磁性小片に対して回転磁場を作用させ
る。この回転磁場の磁力を大量の強磁性小片に作用させ
れば、この強磁性小片に交番する磁力が作用し、この磁
力の作用によって強磁性小片が回転し、この回転によっ
て、強磁性小片を空中に浮かせた状態に維持することが
できる。この空中に浮いている状態の大量の強磁性小片
は回転によって激しく攪拌され、この攪拌によってこの
強磁性小片の粒子が衝突し、機械的作用と強磁性小片の
ベツドの透気性の作用とによって、潤滑冷却剤の液滴と
、この潤滑冷却剤から発生する蒸気とを除去することが
できる。その結果、強磁性小片を所要の温度で浄化する
ために必要な時間を、従来の浄化方法よりも、大幅に短
縮することができる。
前記潤滑冷却剤除去による強磁性小片浄化方法を、摂氏
105ないし310度の範囲内の温度で実施することに
より、この潤滑冷却剤の一部分である水分が沸騰し、こ
の沸騰によって、強磁性小片の表面から水分が機械的に
除去され、また、この潤滑冷却剤の成分である有機物も
蒸発するから、潤滑冷却剤の成分を効率良く除去するこ
とができる。この温度範囲では、オイルが燃焼して炎を
発生することはなく、従って、酸化されることがなく、
すなわち、潤滑冷却剤から燃焼生成物か発生することが
なく、従って、有毒な燃焼生成物の排出を防止すること
ができる。この潤滑冷却剤の蒸気は凝縮させることによ
って簡単かつ容易に捕捉することかでき、このようにす
れば、環境汚染を防止することができる。
潤滑冷却剤除去による強磁性小片浄化方法は、強磁性小
片を気流中で摂氏105ないし310度の範囲内の予め
定められた温度に加熱(2、この温度に、1,1ないし
4.0分維持することによって行われる。
この強磁性小片の浄化方法を、気体(例えば空気)の中
で実施することによって、強磁性小片の表面から短時間
のうちに潤滑冷却剤を蒸発させ得るための条件を向上さ
せることができ、従って、この方法の効率を向上させる
ことができる。また、前記温度範囲を下げることによっ
て、端末装置の寿命を延伸させることができる。
本発明の提案に係る潤滑冷却剤除去による強磁性小片浄
化方法が従来の方法より優れている点を以下の説明によ
って明らかにする。
試験例1(従来の方法による試験例) 潤滑冷却剤を5重量パーセントを含んでいる銑鉄の小片
が加熱装置に送り込まれ、この加熱装置の中で、潤滑冷
却剤が完全に燃え尽きる温度まで加熱され、この温度に
維持され、その後に、この強磁性小片が取り出される。
潤滑冷却剤が燃え尽きた時に、排出される気体の組成が
クロマトグラフを用いて測定される。この排出される気
体の中には一酸化炭素及び二酸化炭素が存在している。
その後に、潤滑冷却剤を含んでいる強磁性小片に含まれ
ている酸素の量が測定される。
試験例2ないし9(本発明によって提案される方法によ
る試験例) 銑鉄からなり潤滑冷却剤を5重量パーセントを含んでい
る強磁性小片は浄化装置に送り込まれる。
この浄化装置は、送り込まれた強磁性小片に含まれてい
る液体の潤滑冷却剤を、この送り込まれた強磁性小片か
ら除去するための装置であり、この浄化装置の内部に形
成される回転磁場の作用によって、この強磁性小片に含
まれている液体の潤滑冷却剤をこの強磁性小片から、除
去する作用を行う。この浄化装置の送り込まれた強磁性
小片は、この浄化装置の巾で加熱され、この加熱は液状
の潤滑冷却剤が完全に蒸発する温度まで行われ、この加
熱が行われた後に、この浄化装置の誘導コイルに対する
通7uが停止され、浄化された強磁性小片が取り出され
る。排出される気体はオイルトラップを通り、凝縮装置
を通る。この排出される気体は、さらに、この浄化装置
の出口で分析されるので、このta出される気体の組成
が把握される。
この方法の温度と実施時間は記録される。この強磁性小
片の浄化方法は、浄化装置に通す圧縮空気流の中で行う
ことも可能であり、また、このような圧縮空気流を使用
せずに実施することも可能である。この洗浄方法の特性
とこの洗浄方法を実施した結果とを次の表に示す。
この表から、本発明が提案する強磁性小片浄化方法は、
従来の強磁性小片浄化方法ど比較すれば、浄化時間を1
.5ないし6分の1に短縮させることができ、空気を流
すことによって浄化装置の内部の温度を2ないし8.5
分の1に低下させることができることが判る(試験例を
参照されたい)。
浄化の効果は通常の場合には浄化時間の長さに反比例す
るものであるが、本発明が提案する強磁性小片浄化方法
の場合には、それぞれ、公知の方法との比較において、
1.5ないし6倍、及び、2ないし8.5倍である。潤
滑冷却剤から燃焼生成物が全く発生しない場合には、よ
り高度の浄化を行うことができ、しかも、強磁性小片の
酸化の程度を3.4ないし8.7分の1に減少させるこ
とができる。摂氏105度未満の温度の下では、本発明
に基づく浄化方法の効率が低下し、これに関連して、こ
の本発明に基づく浄化方法を実施する必要がある時間が
著しく増加する。このことは、次のように説明すること
ができる。すなわち、潤滑冷却剤に含まれている水分が
充分に蒸発せず、それにオイルの液滴が蒸気に随伴する
ためである(試験例2を参照されたい)。摂氏310度
を越える温度では、オイルが炎を発して燃焼し、そのた
めに、排出される気体の中に有毒成分が存在するように
なり、強磁性小片を著しく酸化させることになる(試験
例6を参照されたい)。本発明が提案する強磁性小片浄
化方法においては、排出する気体がオイルトラップ及び
凝縮装置を通過した後に有毒成分を全く含んでないから
、環境を汚染する危険が皆無である(試験例3.4. 
5.6゜7.8.9を参照されたい)。
[実施例] 実施例について図を参照して説明すると、第1図におい
て、磁性を有する強磁性小片から潤滑冷却剤を除去する
ことによって磁性小片を浄化する強磁性小片浄化装置は
、加熱構造体1を有し、この加熱構造体1はケーシング
2と加熱装置3とを有している。ケーシング2は誘導コ
イル4によって取り囲まれており、この誘導コイル4が
ケーシング2の中に回転する磁場を形成する作用をして
いる。強磁性のコア5がケーシングの内部の誘導コイル
と同軸に取り付けられており、この強磁性のコアラの下
方に加熱型のスプリッタ6が取り付けられている。この
加熱型のスプリッタ6(第2図)は内部が中空又は楕円
形であり、この加熱型のスプリッタ6の内部には加熱素
子7が収容されており、この加熱素子7は電源(図示せ
ず)に電気的に接続されている。ケーシング2は誘導コ
イル4によって部分的に覆われており(第1図)、この
ケーシング2は環状のヘッダ8を有し、この環状のヘッ
ダ8は潤滑冷却剤を蒸発させることによって、この潤滑
冷却剤の蒸気を発生させる作用をする。この環状のヘッ
ダ8の上には計量装置9と強磁性小片供給装置10が設
けられている。この計量装置9及び強磁性小片供給装置
10はケーシング2と同軸に取り付けられている。他方
、このケーシング2の下部には強磁性小片排出装置11
が収容されており、この強磁性小片排出装置11はスク
リューコンベア12を有する。ケーシング2には2つの
チューヤ(羽目)13が設けられている。このチューヤ
13は気体を供給するためのものであり、加熱型のスプ
リッタ6の下方に保持されている。さらに、ケーシング
2は若脱可能のスリーブ14を有し、このスリーブ14
は非磁性材料で作られている。環状のヘッダ8はパイプ
15によってオイルトラップ16に接続されている。こ
のオイルトラップ16は円筒形のチャンバである。この
チャンバには螺旋形の2つのブレード18が収容されて
いる。オイルトラップ]6はパイプ1つによって水冷型
の凝縮装置20に接続されている。この凝縮装置20は
パイプ19を(−fし、このパイプ19は凝縮物を排出
する作用をする。
潤滑冷却剤除去による強磁性小片浄化装置は次のように
作用する。
加熱装置3と、加熱型のスプリッタ6とは、ケーシング
2の作用空間と、加熱構造体1の環状のヘッダ8とを加
熱する作用をしている。
ケーシング2の作用空間をプリセットされた温度まで加
熱した後に、誘導コイル4に通電し、この通電された誘
導コイル4が回転する電磁場を形成し、その後に、計量
装置9が所要量の強磁性の強磁性小片を、潤滑冷却剤と
共に、強磁性小片供給装置10からケーシング2の作用
空間に落下させる。回転する磁場は強磁性小片を回転さ
せ、この磁場の回転によって強磁性小片が攪拌される。
この強磁性小片の攪拌によって、潤滑冷却剤の蒸発及び
除去を行うための条件を大幅に向上させることができる
強磁性のコア5はケーシング2の作用空間の内部の磁場
のバランスと強度を強めて維持する作用を行い、この作
用によって、強磁性小片をケーシング2の横断方向に、
より均一に分布させることができる。この浄化方法の末
期に、誘導コイル4に対する通電が停止され、浄化され
た強磁性小片がケーシング2と加熱型のスプリッタ6と
の間の間隙に落下し、さらに、強磁性小片排出装置11
まで落下し、この強磁性小片排出装置11からスクリュ
ーコンベア12によって搬出されて、さらに他の処理工
程に送られる。計量装置9から落し込まれた潤滑冷却剤
の液滴は加熱型のスプリッタ6に落下し、この加熱型の
スプリッタ6によって加熱されて、蒸発する。
さらに、気体はチューヤ13からケーシング2の作用空
間に供給される。この気体はケーシング2と加熱型のス
プリッタ6との間の間隙を通って加熱される。この加熱
によって、潤滑冷却剤の蒸発がさらに促進される。
この浄化装置は、加熱装置3に通電しない状態で作動さ
せることができる。この場合には、高温の気体をチュー
ヤ13から吹き込み、この方法によって、高温の気体を
用いて廃棄気体を加熱することができる。
浄化を行っている時に形成される蒸気は、送風機(図示
せず)によって、連続的に、環状のヘッダ8に吸込まれ
る。この吸引された蒸気は、パイプ15に沿ってオイル
トラップ16に送られる。。
このオイルトラップ16に送られた潤滑冷却剤の蒸気は
、オイルトラップ16の内部の螺旋形のブレード18に
付着する。水の蒸気はパイプ1つに沿って凝縮装置20
に送られ、この凝縮装置20の中で凝縮させられる。こ
の凝縮した水は凝縮装置20によって吸い取られ、バイ
ブ21を通して排出される。
誘導コイル4はケーシング2の作用空間の内部に回転す
る電磁場を形成する。この電磁場は、強磁性小片を浄化
するために必要とされる時間、強磁性小片を保持する作
用を行う。この強磁性小片は、潤滑冷却剤の蒸発及び吸
引を向上させるために渦巻状に回転され攪拌されるので
、この強磁性小片浄化装置の浄化効率が向上し、強磁性
小片の脱脂能力が向上する。強磁性のコアラは磁場の強
さをバランスさせ、この磁場の強さを増大させる作用を
する。この磁場の作用によって、浄化のために浄化装置
に送り込む強磁性小片の量を増加させ、この浄化装置の
作用を向上させることができる。加熱型のスプリッタ6
は計量装置9から滴下される潤滑冷却剤を吸引するため
に使用される。
この潤滑冷却剤の液滴は加熱型のスプリッタ6上に落下
して蒸発し、この蒸発によって蒸気になり、蒸気になっ
た潤滑冷却剤は環状のヘッダ8によって吸引される。こ
の加熱型のスプリッタ6を設けなければ、計量装置9か
ら送り込まれる潤滑冷却剤が、浄化された強磁性小片を
含んでいる強磁性小片排出装置11に落下する状態にな
る。また、この加熱型のスプリッタ6は、前記作用の他
に、上昇する気体の流れを寸断する作用をも行う。また
、環状のヘッダ8は潤滑冷却剤の蒸気を吸引する作用を
する。この潤滑冷却剤の蒸気を吸引する作用は、強磁性
小片を浄化して清浄にする能力を向上させるために必要
なものであり、この浄化装置の作動能力を向上させるた
めにも必要なものである。
さらに、本発明が提案する強磁性小片浄化装置は、潤滑
冷却剤の成分を利用するために使用することができる。
この目的のために、オイルトラップ16と、凝縮装置2
0とが、強磁性小片浄化装置に設けられている。また、
計量装置9は、時間的に等間隔に、ケーシング2の作用
空間に、等量の強磁性小片を自動的に供給する。この計
量装置9の作用によって、この強磁性小片浄化装置の作
動効率をより向上させることができる。スリーブ14は
着脱可能であり、このスリーブ14は、強磁性小片浄化
装置のケーシング2の破壊につながるような摩滅を防止
し、さらに、この強磁性小片浄化装置の信頼性と耐久性
を向上させることができる。
[発明の効果] 以上の説明によって明らかなように、強磁性の小片から
潤滑冷却剤を除去することによって強磁性小片を浄化す
る方法は、潤滑冷却剤を迅速に気化させるするために好
ましい条件を提供することができる。また、この強磁性
小片から潤滑冷却剤を除去する方法を実施するために本
発明によって提案された強磁性小片浄化装置は、強磁性
小片を自動的に供給し、強磁性小片を自動的に排出し、
加熱の際に大量の強磁性小片を攪拌し、この大量の強磁
性小片をプリセットされた温度に加熱し、強磁性小片を
この温度に維持し、潤滑冷却剤の除去を行うことができ
る。これらの作用によって、作動効率をより高くするこ
とができる。また、本発明が提案する強磁性小片浄化装
置は、既に説明した本発明が提案する強磁性小片浄化方
法を短時間のうちに行い、しかも、潤滑剤の沸点に比べ
れば無視できるほど非常に低い温度で行うことができる
ので、強磁性小片の酸化を完全に防止することができ、
従って、強磁性小片の純度を向上させることができる。
。さらに、水分とオイルとを分離するためにオイルトラ
ップ16と凝縮装置20とを使用することによって、潤
滑冷却剤に容易に気化する成分を使用することができ、
環境を保全することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基づいて強磁性の小片から潤滑冷却剤
を除去することによって強磁性小片を浄化する装置の全
体の断面図、第2図は第1図の浄化装置の線■−■に沿
った断面図である。 1・・・加熱構造体、2・・・ケーシング、3・・・加
熱装置、4・・・誘導コイル、5・・・強磁性のコア、
6・・・加熱型のスプリッタ、7・・・加熱素子、8・
・・環状のヘッダ、9・・・計量装置、10・・・強磁
性小片供給装置、11・・・強磁性小片排出装置、12
・・・スクリューコンベア、】3・・・チューヤ(羽目
)、14・・・スリーブ、15・・・パイプ、16・・
・オイルトラップ、17・・・スリーブ、18・・・螺
旋形のブレード、19・・・パイプ、20・・・凝縮装
置、21・・・パイプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、強磁性小片を加熱部に搬送し、プリセットされた温
    度に加熱し維持して強磁性小片から潤滑冷却剤を除去し
    、浄化された強磁性小片を排出する強磁性小片浄化方法
    において、強磁性小片を加熱し維持している時に、強磁
    性小片に回転磁場を作用させ、強磁性小片を摂氏105
    ないし310度の温度範囲で加熱しこの温度に維持する
    ことを特徴とする潤滑冷却剤除去による強磁性小片浄化
    方法。 2、前記強磁性小片がプリセットされた温度に加熱され
    、1.1ないし4.0分間、この温度に維持されること
    を特徴とする請求項1に記載の潤滑冷却剤除去による強
    磁性小片浄化方法。 3、前記強磁性小片が気流中で加熱され、この加熱が0
    .7ないし3.1分間維持されることを特徴とする請求
    項1に記載の潤滑冷却剤除去による強磁性小片浄化方法
    。 4、請求項1に記載の潤滑冷却剤除去による強磁性小片
    浄化方法を実施するために、加熱装置(3)が取り付け
    られたケーシング(2)を有する加熱構造体(1)と、
    ケーシング(2)の頂部に取り付けられた強磁性小片供
    給装置(10)と、ケーシング(2)の下部に取り付け
    られた強磁性小片排出装置(11)とを有する構造であ
    る潤滑冷却剤除去による強磁性小片浄化装置において、
    ケーシング(2)を取り囲んで該ケーシング(2)の内
    部に回転する電磁場を形成する作用を行う誘導コイル(
    4)と、ケーシング(2)の内部に取り付けられていて
    ケーシング(2)と同軸に支持されると共に誘導コイル
    (4)と同軸に支持されている強磁性のコア(5)と、
    前記ケーシング(2)の内部に取り付けられると共に前
    記強磁性のコア(5)より下の部分に保持されて潤滑冷
    却剤を分割する作用を行う加熱型のスプリッタ(6)と
    、ケーシング(2)を部分的に構成すると共に前記誘導
    コイル(4)より上の位置にあって前記潤滑冷却剤の蒸
    気を吸引するヘッダ(8)を形成しているケーシング(
    2)の部分と、前記強磁性小片供給装置(10)と前記
    ヘッダ(8)との間にあって前記ケーシング(2)と同
    軸に保持されて強磁性小片を計量する作用をする計量装
    置(9)とが備えられていることを特徴とする潤滑冷却
    剤除去による強磁性小片浄化装置。 5、前記ヘッダ(8)に接続されているオイルトラップ
    (16)と、前記オイルトラップ(16)に接続されて
    いる凝縮装置(20)とが備えられていることを特徴と
    する請求項4に記載の潤滑冷却剤除去による強磁性小片
    浄化装置。 6、前記ケーシング(2)がスリーブ(14)を有し、
    前記スリーブ(14)が非磁性材料で作られており、前
    記スリーブ(14)が前記ケーシング(2)の一部分に
    取り付けられて前記誘導コイル(4)によって取り囲ま
    れていることを特徴とする請求項4又は5に記載の潤滑
    冷却剤除去による強磁性小片浄化装置。 7、ケーシング(2)にチューヤ(13)が取り付けら
    れ、チューヤ(13)が気体を供給する作用を行い、前
    記チューヤ(13)が前記ケーシング(2)の前記加熱
    型のスプリッタ(6)より下の部分に支持されているこ
    とを特徴とする前記請求項4乃至6のいずれかに記載の
    潤滑冷却剤除去による強磁性小片浄化装置。
JP1063405A 1988-03-15 1989-03-15 潤滑冷却剤除去による強磁性小片浄化装置及びその方法 Pending JPH0231874A (ja)

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