JP3008991U - マンホール及び側溝等の蓋体 - Google Patents

マンホール及び側溝等の蓋体

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JP3008991U
JP3008991U JP1994011441U JP1144194U JP3008991U JP 3008991 U JP3008991 U JP 3008991U JP 1994011441 U JP1994011441 U JP 1994011441U JP 1144194 U JP1144194 U JP 1144194U JP 3008991 U JP3008991 U JP 3008991U
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Japan
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lid
frame body
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manhole
snow
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JP1994011441U
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Inventor
春峰 吉澤
照文 岩永
Original Assignee
有限会社ヨシザワ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓋体上の積雪が凹上に解ける不具合を解消
する共に、公園や遊歩道等において周囲の景観と調和す
る質感を提供する。 【構成】 金属製枠体1の外周形状に対応させて成形
した木製の板材2を枠体1内の上面に嵌合し、枠体1と
板材2とを一体化させてなり、木製の板材2の断熱性に
より水路内の熱により蓋体上の積雪が解けるのを防止す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はマンホールや側溝に用いる蓋体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マンホールや側溝等の蓋として用いられる蓋体は、鋳物やコンクリート 製のものが殆どであった。これらの蓋体は、丈夫で耐久性、耐候性に富むと共に 、その材質故に熱伝導率が高いと云う特性がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記したように、鋳物やコンクリート製の蓋体は熱伝導率が高い特性を有する 。従って、特に積雪の多い寒冷地等では、マンホールや側溝の蓋の上に雪が積も ると、蓋体下部の水路を流れる水の熱気が上記蓋体を効率良く温めて蓋体上に積 もる雪を解かすため、蓋体の上だけが周囲の積雪より落ち込んで円く凹状の孔が 形成される現象が生じる。 そして、上記したように蓋体の上の雪だけが解けて凹状に落ち込むと、この凹部 に足を取られて通行人が転倒事故を起こす危険性があった。
【0004】 また、公園や自然を利用した遊歩道、アスレチック等の施設がある敷地内にお いてもマンホールや側溝が設けられる場合があるが、このような場合に上記した ような鋳造やコンクリート製の蓋体が使用されると、周囲の景観と調和せず、違 和感があった。 本考案の目的は、マンホールや側溝等に用いる蓋体に対し、その熱電動率を低 く抑えることにより蓋上の積雪が凹上に解ける不具合を解消する共に、公園や遊 歩道等の敷地に設置する際においても周囲の景観と調和する質感を提供すること にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記した目的を達成する為に本考案のマンホール及び側溝等の蓋体は、蓋体の 外周形状を構成する金属製の枠体を有し、該枠体の外周形状に対応させて成形し た木製の板材を枠体内の上面に嵌合し、枠体と板材とを一体化させてなるもので ある。 上記蓋体は、防腐材を含浸させた木材により板材を構成するとよい。 また、上記蓋体は、枠体の下面に金属製の梁材を架設して成るとよい。
【0006】
【作用】
以上の手段によれば、蓋体の外周形状を構成する金属製枠体の内側上面には木 製の板材が嵌め込まれて枠体に対して一体化する。 金属製の枠体は蓋体の外周形状を正確且つ強固に構成し、マンホールや側溝の開 口部に対して嵌合装着される上記蓋体をマンホールや側溝に装着すると、孔や溝 の開口部が蓋体により塞がれ、その蓋体上面には木製の板材が露呈する。 上記蓋体は、木製板材が有する断熱性により蓋体下部の水路を流れる水から伝達 される熱を遮断し、水路内の熱により蓋体上面に積もる雪が解けるのを防止する 。
【0007】 また、枠体の下面に梁材を架設したものにおいては、枠体内に嵌合される木製板 材が枠体下面に架設される梁材により下から支持され、蓋体上面らか加わる荷重 が上記梁材により受けられる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1乃至図3にて示す蓋体は、マンホール用の蓋体であり、金属製の枠 体1の 内側に木製の板材2を嵌合して構成してある。 枠体1は、断面L形の金属製アングル材を円形に屈曲形成することによりリング 状に構成し、その外周径をマンホールに対応させてある。上記枠体1は、断面L 形のアングル材を円形に屈曲させるため、下面が平面的に、また、上面側が盆の ように凹状に形成される。
【0009】 枠体1の下面には金属製のL形アングル材からなる梁体3a,3bが格子状に架 設してある。比較的太い梁体3aは枠体1下面開口部1a内において十字状に架 設してある。また、比較的細い梁体3bは上記梁体3aの十字を包囲する形で四 角形に架設してあり、上記両梁体3a,3bにより枠体1の下面開口部1aに嵌 合される格子を構成する。上記梁体3a,3bの水平面と枠体1の水平面とは、 開口部内の平面上において面一状に一致するように構成してある。尚、上記した 枠体1及び梁体3s,3bには防錆処理を施したボンデ鋼板等を使用すると錆に 対する耐久性が大幅に向上される。
【0010】 上記したように構成してた枠体1内には上面側から木製の板材2が嵌合してあ る。 板材2は、木材、例えばカラマツ等からなる数本の角材2aを定盤等の平面上に 並列させると共に、隣合う角材2a同士を接着して厚板状に組み合せ、その板材 を上記枠体1内の凹部にぴったりと嵌合するように円形に切断することにより構 成してある。また、本実施例の場合、各角材2aを貫通する2本の通しボルト2 bを設け、角材2a相互の接合力を高めている。しかし、上記した板材2は、上 記実施例のもののように通しボルト2bを設けたものに限定されるものではなく 、例えば図6にて示すもののように各角材2a同士の接合部を接着剤により接着 しただけのものであってもよい。さらに、板材2は、風倒木や端材を利用した積 層材、もしくは一枚ものの板材を使用してもよい。
【0011】 また、板材2に使用する木材は防腐剤を含浸させたセラミックウッドを用いるこ とにより、防腐性と難燃性を大幅に向上させ、湿気や害虫から板材2を防護する ことができる。 上記したように構成した板材2は、枠体1の内部に上面側から嵌合し、枠体1外 周から板材2へ向けて、さらには梁材3下面から板材2へ向けて釘(図示せず) を打つことにより、枠体1と板材2とを一体化してある。
【0012】 図3は、上記したように構成した蓋体をマンホールの開口に装着した状態を示 す。尚、装着状態において、蓋体下面にはヒンジ金具5a,5bを取付け、また 、蓋体一側部には開閉用のバール孔6が穿設してある。 図2及び図3から分かるように、梁材3は枠体1内に嵌合される板材2を下から 支持することにより、該板材2に加わる荷重を支承し、荷重による板材2の負担 を軽減し、高荷重による破損を効果的に防止する。
【0013】 図4及び図5は側溝用の蓋体を示している。前記したマンホール用蓋体と同様 に構成されるが、その外周形状は側溝の開口に嵌合するように長方形に形成して ある。 上記蓋体の枠体11は、断面Lが他のアングル材を用い、側溝の幅に対応した長 方形に形成する。また、枠体11下面の開口部には2本の梁材13を架設してあ る。
【0014】 一方、板材12は、防腐処理をした3枚の板部材12aを相互の接合面にて接着 し、さらに2本の通しボルト12bを貫通させることにより各板部材12aを強 固に接合してある。上記板材12は、枠体11内に対して上面側から嵌合する。 そして、釘若しくは接着剤を使用して板材12と枠体11とを一体化する。 以上のように構成した蓋体は、側溝に沿って複数枚並べて設置し、開口部を覆う 。
【0015】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように、蓋体の外周形状を構成する枠体内に木製の板 材を嵌合して成るものであるから、蓋体として必要な強度や耐久性を金属製の枠 体により確保できると共に、木製板材からなる板材が具有する良好な断熱性によ り蓋体下の水路内からの熱を効果的に断熱することができる。従って、積雪の多 い寒冷地においては、蓋体の上に積もった雪が水路内の熱により凹状に落ち込む ように解ける不具合を解消し、通行人が上記凹部に足を取られて転倒する事故の 危険を回避することができる。
【0016】 また、装着状態において蓋体上面には木製蓋体の木目が露呈することから、公園 や自然を利用した遊歩道、アスレチック等の施設がある敷地内のマンホールや側 溝に使用された場合にも周囲の景観とよく調和する。 また、蓋体に使用する木製板材として、防腐処理を施した木材を使用したものに おいては、湿気や害虫により板材が腐食するのを長期にわたり防止することがで きる。
【0017】 さらに、枠体の下面に梁材を架設したものにおいては、枠体の強度を梁材により 効果的に向上せしめ、板材上面に加わる荷重を上記梁材により受けて、木製板の 変形や破損を防止することがでる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案を実施したマンホール用の蓋体を示
す一部切欠平面図。
【図2】 図1におけるII-II 線断面図。
【図3】 図1におけるIII-III 線断面図。
【図4】 側溝用の蓋体を示す平面図。
【図5】 図4におけるIV-IV 線断面図。
【図6】 角材相互を接着して板材を構成した蓋体を
示す平面図。
【符号の説明】
1,11・・・枠体 2,12・・・板材 3,13・・・梁体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋体の外周形状を構成する金属製の枠
    体を有し、該枠体の外周形状に対応させて成形した木製
    の板材を枠体内の上面に嵌合し、枠体と板材とを一体化
    させてなるマンホール及び側溝等の蓋体。
  2. 【請求項2】 防腐材を含浸させた木材により板材を
    構成したことを特徴とする請求項1記載のマンホール及
    び側溝等の蓋体。
  3. 【請求項3】 枠体の下面に金属製の梁材を架設して
    成る請求項1または2記載のマンホール及び側溝等の蓋
    体。
JP1994011441U 1994-09-14 1994-09-14 マンホール及び側溝等の蓋体 Expired - Lifetime JP3008991U (ja)

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