JP3008930U - 電源コード - Google Patents

電源コード

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Publication number
JP3008930U
JP3008930U JP1994011323U JP1132394U JP3008930U JP 3008930 U JP3008930 U JP 3008930U JP 1994011323 U JP1994011323 U JP 1994011323U JP 1132394 U JP1132394 U JP 1132394U JP 3008930 U JP3008930 U JP 3008930U
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JP
Japan
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power cord
ground wiring
noise
power
electronic device
Prior art date
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Application number
JP1994011323U
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English (en)
Inventor
隆 室賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANSEI INC.
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SANSEI INC.
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案の目的は、電源コードの外観を変え
ることなく、接地配線にノイズ対策を施すことができ、
しかも、電子機器筐体内部の電源コード及び接地配線の
長さを短くすることが可能な電源コードを提供すること
である。 【構成】 電源コード10は接地配線10aと2本の電
源配線10bを含み一端部にこれら配線が接続される電
源プラグ11を有するとともに、他端部近傍に電子機器
筐体13に保持されるブッシング12を有している。こ
のブッシング12内には接地配線10aに装着されたフ
ェライトコア14が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば電子機器に接続される電源コードに係わり、特に、ノイズ を減衰させる部品を内蔵した電源コードに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、マイクロコンピュータを有する電子機器が多数開発されている。この種 の電子機器に外来ノイズが侵入した場合、マイクロコンピュータが誤動作するお それを有している。また、この種の電子機器は、内部回路よりノイズを発生する ことがある。ノイズが発生した場合、その電子機器ばかりではなく、電源コード 及び電力線を介して接続される他の電子機器にも誤動作等の影響を及ぼすことが ある。このため、電子機器の安全性の観点から法律上の規制が各国で行われ、こ の規制に合わせてノイズ対策が施されている。
【0003】 図3は、従来の電子機器の一例を示すものである。電子機器筐体21には、電 源コード22の一端が保持されている。この電源コード22は接地配線22a、 電源配線22bを含む3芯コードであり、この電源コード22の他端には電源プ ラグ23が設けられている。この電源プラグ23は前記接地配線22aが接続さ れるコンタクトを含む3芯プラグとされている。前記電源配線22bの一端は、 電子機器21内に設けられたノイズフィルタ24を介して内部回路25に接続さ れている。この内部回路25及び前記ノイズフィルタ24はそれぞれシールド部 材26、27によってシールドされ、各シールド部材26、27は接地配線22 aに接続され接地されている。
【0004】 図4は、前記ノイズフィルタ24の一例を示すものである。このノイズフィル タ24はコイルL1、L2と、コンデンサC1、C2、C3、C4とによって構 成されている。このノイズフィルタ24は、電源コード22を伝搬してきた外来 ノイズを減衰させ、内部回路25への影響を抑えるとともに、内部回路25から 発生したノイズが外部に漏れないようにしている。
【0005】 上記3芯の電源コードを使用する理由は、例えばノイズフィルタ24のコンデ ンサC3、C4を通じてバイパスされる漏洩電流と、電源コード22を伝搬して きた外来ノイズの一部、及び内部回路25からノイズが発生している場合、その ノイズ電流の一部が接地配線22aを通じて流れる。このため、人体への感電を 防止するため、確実に接地する必要があるからである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記構成において、ノイズフィルタ24の効果を高めるためには、 電子機器筐体21からノイズフィルタ24までの接地配線22a及び電源配線2 2bの長さを最短にする必要がある。すなわち、接地配線22a及び電源配線2 2bはノイズに対してアンテナとして作用するため、これらが長い場合、接地配 線22a及び電源配線22bから電子機器筐体21内部の内部回路25にノイズ が飛んでしまい、ノイズフィルタ24によって減衰させることができなくなって しまう。したがって、電子機器筐体21内部の接地配線22a及び電源配線22 bの長さは短いほどよい。
【0007】 一方、電源コード22の接地配線22aには、ノイズフィルタ24からバイパ スされる漏洩電流のみでなく、電子機器内部で発生するノイズ電流が流れるとと もに、電源プラグ23が接続される図示せぬコンセントの接地が不完全な場合、 他の機器から発生したノイズ電流も流れることとなる。このため、接地配線22 aにも何らかのノイズ対策を施す必要がある。しかし、前述したように、電子機 器筐体21内部の接地配線22a及び電源配線22bの長さを短くした場合、接 地配線22aにノイズ対策を施すことが困難なものである。そこで、電子機器筐 体21外部の接地配線22aにノイズ対策を施すことも考えられる。しかし、こ の場合、電源コード22の径を部分的に太くしたり、電源コード22を切断して 部品を組み込まなくてはならないため得策ではない。
【0008】 この考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的とする ところは、電源コードの外観を変えることなく、接地配線にノイズ対策を施すこ とができ、しかも、電子機器筐体内部の電源コード及び接地配線の長さを短くす ることが可能な電源コードを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案の電源コードは、電源配線と接地配線を含み一端部にこれら配線が接 続されるプラグを有するとともに、他端部近傍に電子機器筐体に保持されるブッ シングを有し、このブッシング内に前記接地配線に装着されたノイズ減衰手段が 設けられている。 さらに、ノイズ減衰手段は例えばフェライトコアによって構成されている。
【0010】
【作用】
すなわち、この考案の電源コードは、他端部近傍に電子機器筐体に保持される ブッシングを有し、このブッシング内に接地配線に装着されたノイズ減衰手段と してのフェライトコアを有している。したがって、電源コードの外観及びスペー ス上の制約を損なうことなく、接地配線に流れるノイズ信号を除去できるととも に、電子機器筐体内における接地配線及び電源配線を短くすることができ、高周 波領域において漏れるノイズを低減できる。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1は、この考案に係わる電源コードを示すものである。この電源コード10 は接地配線10aと2本の電源配線10bを含む3芯コードであり、この電源コ ード10の一端には電源プラグ11が設けられている。この電源プラグ11は前 記接地配線10aが接続されるコンタクト11a、及び電源配線10bが接続さ れる一対のコンタクト11bを含む3芯プラグとされている。前記電源コード1 0の他端近傍には、ブッシング12が設けられている。このブッシング12は電 子機器筐体13に嵌合され、電源コード10はブッシング12によって電子機器 筐体13に保持される。電子機器筐体13内に位置する接地配線10a及び電源 配線10bは、図3に示すように、ノイズフィルタを介して内部回路に接続され ている。
【0012】 図2は、前記ブッシング12を具体的に示すものである。ブッシング12内に は例えばフェライトコア14が設けられている。このフェライトコア14は前記 接地配線10aに嵌合され、樹脂によって接地配線10a及び電源配線10bと ともに一体的にモールドされている。
【0013】 上記実施例によれば、接地配線10aにフェライトコア14を設けているため 、接地配線10aに流れるノイズ電流を減衰でき、電子機器筐体13内部及び外 部に対するノイズの影響を低減できる。しかも、フェライトコア14をブッシン グ12内に設けているため、電子機器筐体13内における接地配線10a及び電 源線10bを短くすることができ、接地配線10a及び電源配線10bから高周 波領域において漏れるノイズを低減できる。
【0014】 さらに、フェライトコア14をブッシング12内に設けることにより、電子機 器筐体13の外部に位置する電源コードの径を変えたり、電源コードにフェライ トコア14を収納する部品を別途組み込む必要がないため、電源コードの外観及 びスペース上の制約を損なうことがないものである。
【0015】 また、フェライトコア14は一般に脆いため、確実に保護する必要があるが、 フェライトコア14をブッシング12内に設けることにより、別途保護部材を用 いることなく確実にフェライトコア14を保護することができる。
【0016】 尚、この考案は上記実施例に限定されるものではなく、ブッシング12内に設 けるノイズ減衰手段としてはフェライトコアに限定されるものではなく、他の部 品を使用することも可能である。 その他、考案の要旨を変えない範囲において、種々変形可能なことは勿論であ る。
【0017】
【考案の効果】
以上、詳述したようにこの考案によれば、電源コードの外観を変えることなく 、接地配線にノイズ対策を施すことができ、しかも、電子機器筐体内部の電源コ ード及び接地配線の長さを短くすることが可能な電源コードを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す側面図。
【図2】図1の要部を示す断面図。
【図3】従来の電子機器を示す回路図。
【図4】図3の一部を示す回路図。
【符号の説明】
10…電源コード、10a…接地配線、10b…電源配
線、11…電源プラグ、12…ブッシング、14…フェ
ライトコア。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源配線と接地配線を含み一端部にこれ
    ら配線が接続されるプラグを有するとともに、他端部近
    傍に電子機器筐体に保持されるブッシングを有し、この
    ブッシング内に前記接地配線に装着されたノイズ減衰手
    段が設けられていることを特徴とする電源コード。
  2. 【請求項2】 電源配線と接地配線を含み一端部にこれ
    ら配線が接続されるプラグを有するとともに、他端部近
    傍に電子機器筐体に保持されるブッシングを有し、この
    ブッシング内に前記接地配線に装着されたフェライトコ
    アが設けられていることを特徴とする電源コード。
JP1994011323U 1994-09-12 1994-09-12 電源コード Expired - Lifetime JP3008930U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994011323U JP3008930U (ja) 1994-09-12 1994-09-12 電源コード

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JP1994011323U JP3008930U (ja) 1994-09-12 1994-09-12 電源コード

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JP3008930U true JP3008930U (ja) 1995-03-28

Family

ID=43144745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994011323U Expired - Lifetime JP3008930U (ja) 1994-09-12 1994-09-12 電源コード

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013149515A (ja) * 2012-01-20 2013-08-01 Yazaki Corp アース接続構造

Cited By (1)

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