JPH02273476A - 中継コネクタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 コンタクトが複数列に配列されたインターフェイス用の
コネクタに関し、 嵌合している一対のコネクタの間に挿着するだけで、ケ
ーブルを伝わって装置に出入りするノイズ成分を電子装
置のインターフェイス部で阻止することが可能な中継コ
ンタクト間を提供することを目ｎ勺とし、 装置側のコネクタと、これに嵌合するケーブル側のコネ
クタからなるインタフェイス用コネクタ装置の両コネク
タ間に挿着されて雑音を阻止する中継コネクタ装置であ
って、装置側のコネクタと嵌合するコネクタ部と、ゲー
プル側ｎネクタと嵌合するコネクタ部と、両コネクク部
の対応するコンタクト間を接続するプリンｌ−板と、プ
リント板と両コネクタ部を包囲して電磁シールドする筐
体とを備え、該プリント板には両コネクタ部間を伝達す
る信号に重畳した雑音成分を明止するフィルタ素子が実
装されてなる構成である。

〔産業上の利用分野］ 本発明は、絶縁体に複数列のコンタクトが配列されたイ
ンターフェイス用のコネクタに関する。

近年デジタル電子機器の普及に伴い機器内の雑音が外部
へ輻射されて、他の電子機器の動作に悪影響を与えたり
、外部がらの雑音が電子機器を誤動作させたりする機会
が多くなり、電子装置にＥＭ　Ｉ　（Ｅｌｅｃｔｒｏ−
Ｍａｇｎｅｔｉｃ　Ｉｎｔｅｒｆｅｒｅｎｃｅ　　：電
磁環境障害）対策を施すことが重要となっている。そこ
で入出カケ−プルが接続されるインクフェイス用のコネ
クタに、雑音防止機能を持たせて装置内部と外部ケーブ
ルとを雑音に関して遮断する技術が多用されるようにな
ってきた。

〔従来の技術〕

第２図は従来の雑音防止方法を示す図である。

電子機器のインタフェイス部を示す図（ａ）において、
１は装置側に搭載されるコネクタで、例えば雌側のコン
タクト１１の複数本が絶縁体１２に植設され金属シェル
１３で包囲されている。そしてプリント板３２に実装さ
れており、嵌合部１４を装置の外部に突出せるように筐
体の金属パネル３１にねじ１７で固定されている。

２は相手側のコネクタで、雌コンタクトに挿入されて接
触する複数の雄側のコンタクＩ・２１が絶縁体２２に植
設され接続ケーブル５が結線されており、周囲を金属フ
ード２３や金属カバ２４で包囲されている。

このコネクタ１．２同士を嵌合させるとケーブル側のコ
ネクタの金属フード２３が装置側コネクタの嵌合部１４
の金属シェル１３に覆い被さってアース接続する。そし
てケーブル−コンタクト−プリント板導体バクーン等か
らなる信号伝送路は、その全周囲が金属フード、金属カ
バ、金属パネル等の導電体で覆われて電磁シールドされ
るので、装置外の空間にケーブルインクフェイス部分か
ら妨害電波が輻射されたり、装置外部空間の雑音電磁波
が装置内部に侵入することを防くごとができる。

しかし信号や電力に重畳されてケーブルの導体を伝導し
て装置に出入りする伝導性ノイズを阻止することば出来
ない。そこで伝送路に各種のノイズフィルタやインダク
タンス素子やキャパシタンス素子を接続して伝導性ノイ
ズを阻止している。

フェライトコア４１ａの貫通孔に導体４１．ｂを貫通さ
せたインダクタンス素子４１を直列に接続して、信号線
パターンを伝わる高周波雑音に対するインピーダンスを
増加せしめ雑音が装置に出入りするのを阻止している。

また第２図（ｂ）は、装置側のコネクタの内部に貫通コ
ンデンサ４２を組め込んだフィルタ付コネクタを示す断
面図で、内外周に電極を有する円筒形の強誘電体で形成
されたコンデンザ素子４２に各コンタクト１１の端子側
１．１ａを貫通させて、コンデンザ素子４２の外周のア
ース電極を金属シェル１３に接続しているアース板１５
に、内周の個別電極を各コンタクト１１にそれぞれ接続
して、各コンタクトを通過する高周波雑音成分をアース
にバイパスする機能を持たせたものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

環境の雑音電磁波は、機器が設置される環境によって大
きく異なるので、環境条件に対応した最適な雑音遮断特
性を持たせるためには、フィルタ素子の定数も其に合わ
せて設定する必要がある。

然し上記の如く装置内部のプリント板上に搭載されてい
る場合は素子の変更が容易でなく、またコネクタ内部に
一体不可分でフィルタ素子が組込まれたフィルタ付コネ
クタは高価でありまた素子定数の変更が不可能であるな
どの問題点がある。さらにＥＭＩ規制以前の装置等でフ
ィルタ素子が組み込まれていない装置などを改造してフ
ィルタ素子を装置のインクフェイス部に簡単に付加でき
ると極めて便利である。

本発明は」１記問題点を解決するために創出されたもの
で、嵌合している一対のコネクタの間に挿入することに
よって、ケーブルを伝わって装置に出入りするノイズ成
分を電子装置のインターフェイス部で明止することが可
能な中継コネクタ装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するだめの手段〕

上記の問題点は、 装置側のコネクタと、これに嵌合するケーブル側のコネ
クタからなるインタフェイス用コネクタ装置の両コネク
タ間に挿着されて雑音を阻止する中継コネクタ装置であ
って、 装置側のコネクタと嵌合するコネクタ部と、ケーブル側
コネクタと嵌合するコネクタ部と、両コネクク部の対応
するコンタクト間を接続するプリント板と、プリント板
と両コネクタ部を包囲して電磁シールドする筐体とを備
え、該プリント板には両コネクタ部間を伝達する信号に
重畳した雑音成分を明止するフィルタ素子が実装されて
なることを特徴とする本発明の中継コネクタ装置により
解決される。

〔作用〕

電子装置が使用される環境の電磁ノイズの周波数帯やノ
イズレベルを考慮に入れて、フェライトコアやコンデン
サ等のノイズ低減用のフィルタ素子を搭載したプリント
板の両端に雌コネクタ部と雄コネクタ部を取付け、金属
製の筐体に収納してノイズの外部への漏洩を防止する構
造の中継コネネタ装置を種々のフィルタ特性を有するよ
うに複数の種類系列化しておくことにより、従来のコネ
クタ間に挿入して取り替えて最適なフィルタ作用を得る
ことができ装置を改造する必要がない。さらにノイズ規
制施行時１υ１以前に製造されたため、ケーブルインク
フェイス部にノイズフィルタを内蔵していない電子機器
に簡単に付加して対ノイズ特性を改善することが容易で
ある。

（実施例〕 以下添付図により本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の中継コネクタを示す斜視図である。

図において、１は装置側のコネクタ、２ばケーブル側の
コネクタ、５はその間に挿着される本発明の中継コネク
タ装置である。そして第２図で前述したように、コネク
タ１．２は、それぞれ雌ｔｉｉｔの複数のコンタクトが
絶縁体に所定に植設されて金属シェルで包囲されてなり
、互いに嵌合する嵌合部１．４．２５を有する。

中継コネクタ族Ｗ５は、装置側のコネクタに嵌合するコ
ネクタ部６と、ケーブル側コネクタに嵌合するコネクタ
部７と、両コネクタ部が搭載されるプリント板８とが、
金属製の筺体９に収容されてなる。

コネクタ部６は、装置側のコネクタ１に嵌合するケーブ
ル側コネクタ２の嵌合部２５と同一・の嵌合部６１を有
するプリント板搭載型のコネクタで、嵌合部６１を筐体
９の一つの面から突出させ、絶縁体６２に植設されたコ
ンタク１−６３の端子側がプリント板８の導体パターン
８１に半田付けされて実装されている。コネクタ部７は
装置側のコネクタ１の嵌合部１４と同一の嵌合部７１を
有し、該嵌合部７１が筺体９の反対側の面から突出する
ようにプリント板８に搭載され、絶縁体７２に植設され
たコンタクト７３が導体パターン８２に接続されている
。そして側導体パターン８１．，８２には伝送路のノイ
ズを低減するインダクタンス素子やキャパシタンス素子
等のフィルタ素子８３がコンタクト毎に接続されている
。

図では導体を中心に貫通させた円筒形のフェライトコア
よりなるインダクタンス素子を、導体パターン８１．．
８２の途中に直列に接続した例を示すが、両コネクタ部
の対応するコンタクＩ・同士を接続する導体パターンを
設け、キャパシタンス素子を導体パターとアースパター
ンとの間に接続してノ＼イバスコンデンサを接続するこ
ともできる。またプリント板上に所定に配線回路を形成
してコンタクト当たり複数のインダクタンス素子やキャ
パシタンス素子を組み合わせてＬＣ型、π型あるいはＴ
型などのフィルタ回路を構成し、該フィルタ回路を介し
て両コネクタ部が接続されるようにすることも勿論可能
である。

これらのフィルタ素子は、素子として量産されているた
め比較的安価であり、プリント板への搭載も周知の技術
で比較的安価に製造することが可能である。これにより
各信号線に所望のフィルタ機能を有する回路を容易に接
続することができる。

そしてプリント板とコネクタの端子部は金属等の導電性
材料よりなる筐体で隙間無く包囲されて不要電磁波の外
部への輻射が防止される。

上記構成になる中継コネクタ装置の作用効果は以下の如
くである。即ち、装置側のコネクタに嵌合するコネクタ
部を挿入し、反対側のコネクタ部にはこれまで装置に直
接挿入されていたケーブル側のコネクタを挿入すると信
号がケーブルから装置内部へ伝達する途中で所定のフィ
ルタ回路を経由するので、ケーブルを伝達する雑音成分
が阻止される。このようにプリント板上に回路素子を搭
載するので、コネクタや装置の内部に絹み込む従来の雑
音遮断技術に比べて、形状や回路構成の自由度が大きく
、良好なフィルタ特性を実現することができる。そして
遮断周波数等のフィルタ特性の異なる複数種類の中継コ
ネクタ装置を予め準備しておけば、実際の機器設置環境
のノイズ成分の阻止に最適なフィルタ回路を、機器内部
に手を加えることなく付加することができる。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明のコネクタによれば周囲のノイ
ズ源に対応した最適なノイズ対策を簡単に然も低コスト
で実現できる中継コネクタ装置を提供するごとが可能と
なり、電子装置のＥＭＩ対策に貢献することが顕著であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の中継コネクタ装置を示す斜視図、 第２図は従来の雑音防止方法を示す図、である。 図において、 １−装置側のコネクタ、　１４−嵌合部、２−ケーブル
側のコネクタ、 ２５−嵌合部、　　　　　　５−中継コネクタ装置、６
．７−　コネクタ部、　　　６１．７１−嵌合部、８−
プリント板、　　　　８２−　フィルタ素子、９−筐体
、 である。 征来の雑音防止布；ｆを示す図 第　２　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 装置側のコネクタ（１）と、これに嵌合するケーブル側
   のコネクタ（２）からなるインタフェイス用コネクタ装
   置の両コネクタ間に挿着されてノイズを阻止する中継コ
   ネクタ装置（５）であって、装置側のコネクタ（１）と
   嵌合するコネクタ部（６）と、ケーブル側のコネクタ（
   ２）と嵌合するコネクタ部（７）と、両コネクタ部（６
   、７）の対応するコンタクト（６３、７３）間を接続す
   るプリント板（８）と、該プリント板（８）と両コネク
   タ部（６、７）を包囲して電磁シールドする筐体（９）
   とを備え、該プリント板（８）には両コネクタ部（６、
   ７）間を伝達する信号に重畳した雑音成分を阻止するフ
   ィルタ素子（８３）が実装されてなることを特徴とする
   中継コネクタ装置。