JP2917943B2 - 同軸コネクタのアース構造 - Google Patents
同軸コネクタのアース構造Info
- Publication number
- JP2917943B2 JP2917943B2 JP8329771A JP32977196A JP2917943B2 JP 2917943 B2 JP2917943 B2 JP 2917943B2 JP 8329771 A JP8329771 A JP 8329771A JP 32977196 A JP32977196 A JP 32977196A JP 2917943 B2 JP2917943 B2 JP 2917943B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coaxial connector
- coaxial
- conductive gasket
- plug
- ground
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同軸コネクタのアー
ス接続構造に関し、特に、同軸コネクタの外部導体をフ
レームアースに任意に接続するアース接続構造に関す
る。
ス接続構造に関し、特に、同軸コネクタの外部導体をフ
レームアースに任意に接続するアース接続構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】同軸コネクタの外部導体をフレームアー
スに接続する従来のアース接続構造の一例は、特開昭6
3−155573号公報に開示されている。図5および
6は上記公報記載の構成を示すもので、同軸コネクタで
あるプラグ17と、ソケット18と、それらを遊嵌支持
する絶縁性の絶縁ハウジング19と、同軸コネクタのプ
ラグ側にコネクタハウジングの一部をなすバックワイヤ
リングボード20から構成されている。バックワイヤリ
ングボード20のケーブル接続面には、バックボードと
アース接続するアース回路パターン21と、このアース
回路パターン上のプラグとアース接続する導電性接触片
22が設けられている。上記構成において、プラグ17
の外部導体を導電性接触片22を介して、バックワイヤ
リングボードのアース回路パターン21に接続させ、ア
ース接続を行っている。
スに接続する従来のアース接続構造の一例は、特開昭6
3−155573号公報に開示されている。図5および
6は上記公報記載の構成を示すもので、同軸コネクタで
あるプラグ17と、ソケット18と、それらを遊嵌支持
する絶縁性の絶縁ハウジング19と、同軸コネクタのプ
ラグ側にコネクタハウジングの一部をなすバックワイヤ
リングボード20から構成されている。バックワイヤリ
ングボード20のケーブル接続面には、バックボードと
アース接続するアース回路パターン21と、このアース
回路パターン上のプラグとアース接続する導電性接触片
22が設けられている。上記構成において、プラグ17
の外部導体を導電性接触片22を介して、バックワイヤ
リングボードのアース回路パターン21に接続させ、ア
ース接続を行っている。
【0003】また、導電性接触片22はバックワイヤリ
ングボード20と共に両側から絶縁ハウジング19によ
りはさみ込まれ、絶縁ハウジング19を互いにネジ23
で固定することでバックワイヤリングボード20の導電
パターン21に一定の力で接触させることができる。
ングボード20と共に両側から絶縁ハウジング19によ
りはさみ込まれ、絶縁ハウジング19を互いにネジ23
で固定することでバックワイヤリングボード20の導電
パターン21に一定の力で接触させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来構造には次のような問題がある。
た従来構造には次のような問題がある。
【0005】第1の問題点は、同軸コネクタのアース接
続が恒久的であり、同軸コネクタのプラグイン時に、同
軸コネクタの外部導体のフレームアース接続が自由にで
きないことである。
続が恒久的であり、同軸コネクタのプラグイン時に、同
軸コネクタの外部導体のフレームアース接続が自由にで
きないことである。
【0006】その理由は、予め同軸コネクタを固定する
絶縁ハウジングにアース接続用の導電性接触片が組み込
まれ、絶縁ハウジングをバックワイヤリングボードに固
定した後は外せないからである。
絶縁ハウジングにアース接続用の導電性接触片が組み込
まれ、絶縁ハウジングをバックワイヤリングボードに固
定した後は外せないからである。
【0007】第2の問題点は、アースの電流容量を大き
くすると、バックワイヤリングボードの他回線の回線数
低下や層数増大を招くことである。
くすると、バックワイヤリングボードの他回線の回線数
低下や層数増大を招くことである。
【0008】その理由は、アースはバックワイヤリング
ボードのアース回路を使用しているために大容量のアー
スを取るパターンを引くと、他の回線数低下や、アース
専用層を取るため層数が増加するからである。
ボードのアース回路を使用しているために大容量のアー
スを取るパターンを引くと、他の回線数低下や、アース
専用層を取るため層数が増加するからである。
【0009】本発明の目的は、上述の欠点を除去し、同
軸コネクタの外部導体(信号アース接続)をフレームア
ースに任意に接続できる同軸コネクタのアース構造を提
供することにある。
軸コネクタの外部導体(信号アース接続)をフレームア
ースに任意に接続できる同軸コネクタのアース構造を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明のアース構造では、絶縁パネルまたはプリン
ト基板に取付けられた同軸コネクタと嵌合する同軸コネ
クタ間に、フレームアースに接続されたシールドプレー
トを設け(図1の4)、同軸コネクタの外部導体を任意
に接触させるため、同軸コネクタに溝部を設け(図1の
5)、この溝部に脱着可能な導電ガスケットを嵌合させ
(図1の6)ている。また導電ガスケットは嵌合性を向
上させる手段として、同軸コネクタの外部導体溝部には
め込まれる突起部(図2の9)を有し、シールドプレー
トとの接触を保つための手段としてバネ部(図2の8)
を有している。
め、本発明のアース構造では、絶縁パネルまたはプリン
ト基板に取付けられた同軸コネクタと嵌合する同軸コネ
クタ間に、フレームアースに接続されたシールドプレー
トを設け(図1の4)、同軸コネクタの外部導体を任意
に接触させるため、同軸コネクタに溝部を設け(図1の
5)、この溝部に脱着可能な導電ガスケットを嵌合させ
(図1の6)ている。また導電ガスケットは嵌合性を向
上させる手段として、同軸コネクタの外部導体溝部には
め込まれる突起部(図2の9)を有し、シールドプレー
トとの接触を保つための手段としてバネ部(図2の8)
を有している。
【0011】上述の構成において、絶縁パネルまたはプ
リント基板に固定された同軸コネクタ(ソケットまたは
プラグ)を変更することなく、同軸コネクタ(プラグま
たはソケット)をプラグインする前に導電ガスケットを
同軸コネクタ(プラグまたはソケット)に嵌合させるこ
とで、導電ガスケットを介して、同軸コネクタの外部導
体とシールドプレートを接触させることが容易にでき
る。この結果、同軸コネクタ構造やアース回路を変更す
ることなく、同軸コネクタの外部導体をプラグイン直前
に任意にフレームアースと接続できる。
リント基板に固定された同軸コネクタ(ソケットまたは
プラグ)を変更することなく、同軸コネクタ(プラグま
たはソケット)をプラグインする前に導電ガスケットを
同軸コネクタ(プラグまたはソケット)に嵌合させるこ
とで、導電ガスケットを介して、同軸コネクタの外部導
体とシールドプレートを接触させることが容易にでき
る。この結果、同軸コネクタ構造やアース回路を変更す
ることなく、同軸コネクタの外部導体をプラグイン直前
に任意にフレームアースと接続できる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の最良
の実施形態を示す斜視図である。図において、通信装置
を収容する筐体1に実装されたプリント基板(マザーボ
ード)2の上に同軸ソケット3が固定されている。同軸
プラグ4の溝部5には導電ガスケット6が嵌合してい
る。筐体1には、また、フレームアースに接続されたシ
ールドプレート7が固定されている。一般に、導電ガス
ケット6はバネ性を持つ金属板や導電性プラスチック、
表面を金属メッキされたプラスチック等により構成され
る。
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の最良
の実施形態を示す斜視図である。図において、通信装置
を収容する筐体1に実装されたプリント基板(マザーボ
ード)2の上に同軸ソケット3が固定されている。同軸
プラグ4の溝部5には導電ガスケット6が嵌合してい
る。筐体1には、また、フレームアースに接続されたシ
ールドプレート7が固定されている。一般に、導電ガス
ケット6はバネ性を持つ金属板や導電性プラスチック、
表面を金属メッキされたプラスチック等により構成され
る。
【0013】次に図2を用いて導電ガスケット6の形状
を説明する。導電ガスケット6は、長方形とリング状が
一般的であり、これらの形状の導電ガスケットの例につ
いて説明する。無論他の形状も導電ガスケットとして使
用可能である。長方形のガスケット6は向い合う2辺に
バネ部8を持ち、中心部には同軸プラグ4の溝部5に嵌
合する大きさの突起部(ツメ)9と、バネ部8と突起部
9の間に、バネの変形を突起部に伝えにくくするための
穴10が設けられたバネ性を持つ金属板で作られてい
る。同様に、リング状の導電ガスケット11もバネ部1
2、突起部13、穴14を持ち、長方形導電ガスケット
6と同じ働きをする。
を説明する。導電ガスケット6は、長方形とリング状が
一般的であり、これらの形状の導電ガスケットの例につ
いて説明する。無論他の形状も導電ガスケットとして使
用可能である。長方形のガスケット6は向い合う2辺に
バネ部8を持ち、中心部には同軸プラグ4の溝部5に嵌
合する大きさの突起部(ツメ)9と、バネ部8と突起部
9の間に、バネの変形を突起部に伝えにくくするための
穴10が設けられたバネ性を持つ金属板で作られてい
る。同様に、リング状の導電ガスケット11もバネ部1
2、突起部13、穴14を持ち、長方形導電ガスケット
6と同じ働きをする。
【0014】次に図1に示す本発明の実施の形態の動作
について図3および図4を参照して詳細に説明する。図
3は、同軸ソケット3がプリント基板2にナット15に
て固定され、プリント基板上の信号アース回路パターン
16に接続された状態を示す断面図である。
について図3および図4を参照して詳細に説明する。図
3は、同軸ソケット3がプリント基板2にナット15に
て固定され、プリント基板上の信号アース回路パターン
16に接続された状態を示す断面図である。
【0015】図4は、同軸プラグ4を同軸ソケット3に
プラグインした状態を表わした断面図である。図におい
て、同軸プラグ4の溝部5に導電ガスケット6を予め嵌
合させた後に同軸ソケット3にプラグインする。このよ
うに構成すると、導電ガスケット6のバネ部8がシール
ドプレート7に接し、同軸プラグの外部導体は、導電ガ
スケット6とシールドプレート7を介してフレームアー
スに接続することができる。また、同軸プラグ4に導電
ガスケット6を嵌合させないで同軸ソケット3にプラグ
インすれば、同軸プラグ4の外部導体はシールドプレー
ト7と接しないため、フレームアースに接続されなく、
同軸ソケット3と同軸プラグ4の外部導体はプリント基
板2の信号アースパターン16に接続されるだけであ
る。
プラグインした状態を表わした断面図である。図におい
て、同軸プラグ4の溝部5に導電ガスケット6を予め嵌
合させた後に同軸ソケット3にプラグインする。このよ
うに構成すると、導電ガスケット6のバネ部8がシール
ドプレート7に接し、同軸プラグの外部導体は、導電ガ
スケット6とシールドプレート7を介してフレームアー
スに接続することができる。また、同軸プラグ4に導電
ガスケット6を嵌合させないで同軸ソケット3にプラグ
インすれば、同軸プラグ4の外部導体はシールドプレー
ト7と接しないため、フレームアースに接続されなく、
同軸ソケット3と同軸プラグ4の外部導体はプリント基
板2の信号アースパターン16に接続されるだけであ
る。
【0016】上述した、本発明の導電ガスケットは同軸
プラグに嵌合させているが、同軸プラグをプリント基板
に固定し、同軸ソケットに同軸ケーブルを接続し、且つ
導電ガスケットを嵌合させても良い。また、導電ガスケ
ットの形状も種々の形状が考えられる。
プラグに嵌合させているが、同軸プラグをプリント基板
に固定し、同軸ソケットに同軸ケーブルを接続し、且つ
導電ガスケットを嵌合させても良い。また、導電ガスケ
ットの形状も種々の形状が考えられる。
【0017】
【発明の効果】以上述べた本発明のアース構造では次の
ような効果が得られる。
ような効果が得られる。
【0018】第1の効果は、取り外しが自由なフレーム
アース接続用の導電ガスケットを、装置側ではなく、自
在に変更できる同軸ケーブル側の同軸コネクタに設けて
いるので、同軸コネクタのプラグイン時に任意でかつ容
易に同軸コネクタ外部導体をフレームアースに接続でき
る。
アース接続用の導電ガスケットを、装置側ではなく、自
在に変更できる同軸ケーブル側の同軸コネクタに設けて
いるので、同軸コネクタのプラグイン時に任意でかつ容
易に同軸コネクタ外部導体をフレームアースに接続でき
る。
【0019】第2の効果は、フレームアースをプリント
基板の回路パターンではなく、フレームアースに接続さ
れたシールドプレート(一般に金属)に接続しているた
め、フレームアースを確実に且つ大容量のアースを確保
でき、EMCシールドに非常に有効である。
基板の回路パターンではなく、フレームアースに接続さ
れたシールドプレート(一般に金属)に接続しているた
め、フレームアースを確実に且つ大容量のアースを確保
でき、EMCシールドに非常に有効である。
【図1】本発明の一実施の形態を示す斜視図。
【図2】図1の部分詳細図。
【図3】図1の一実施の形態の動作を説明する断面図。
【図4】図1の一実施の形態の動作を説明する断面図。
【図5】従来の構造を示す断面図。
【図6】図5の部分詳細図。
1 筐体 2 プリント基板 3 同軸ソケット 4 同軸プラグ 5 溝部 6 導電ガスケット 7 シールドプレート 8 バネ部 9 突起部 10 穴 11 導電ガスケット 12 バネ部 13 突起部 14 穴 15 ナット 16 信号アース回路パターン 17 プラグ 18 ソケット 19 ハウジング 20 バックワイヤリングボード 21 アース回路パターン 22 導電性接触片
Claims (3)
- 【請求項1】 外部導体の外周部に溝部を有する同軸コ
ネクタと、 バネ性接触部を周囲に有し内部に前記同軸コネクタ溝部
に嵌合するバネ性突起部を有する導電ガスケットとを備
え、前記接触部をフレームアースに接続されたシールド
板に接触させたことを特徴とする同軸コネクタのアース
構造。 - 【請求項2】 前記導電ガスケットが前記同軸コネクタ
溝部に自在に脱着が可能であることを特徴とする請求項
1の同軸コネクタのアース構造。 - 【請求項3】 前記導電ガスケットの前記接触部と前記
突起部の間に前記ガスケットの変形を防止する穴を設け
た請求項1の同軸コネクタのアース構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8329771A JP2917943B2 (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 同軸コネクタのアース構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8329771A JP2917943B2 (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 同軸コネクタのアース構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10172673A JPH10172673A (ja) | 1998-06-26 |
JP2917943B2 true JP2917943B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=18225090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8329771A Expired - Lifetime JP2917943B2 (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 同軸コネクタのアース構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2917943B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-10 JP JP8329771A patent/JP2917943B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10172673A (ja) | 1998-06-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990323 |