JP3008520U - アンテナユニット - Google Patents

アンテナユニット

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JP3008520U
JP3008520U JP1994011996U JP1199694U JP3008520U JP 3008520 U JP3008520 U JP 3008520U JP 1994011996 U JP1994011996 U JP 1994011996U JP 1199694 U JP1199694 U JP 1199694U JP 3008520 U JP3008520 U JP 3008520U
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JP
Japan
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dipole
clad laminate
double
antenna unit
sided copper
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Application number
JP1994011996U
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English (en)
Inventor
芳則 高橋
Original Assignee
スタッフ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で取り扱いやすいアンテナユニットを得
ることを目的とする。 【構成】 両面銅張積層板の表面に導体層からなるダイ
ポール,裏面中央部に導電層で形成された給電部を形成
しダイポールと給電部をスルーホールを介して電気的に
導通し、同軸ケーブルを給電部に接続するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は携帯用電話機やトランシーバー等に用いられるアンテナユニットに関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、安価なアンテナユニットとして銅張積層板にストリップダイポールを形 成し、銅張をエッチング等で除去したギャップ部を挾んで互いに隣接した位置に フィーダーを半田付けしたものが用いられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ストリップダイポールは一平面内に非常に薄い導体で作られた一対のストリッ プで形成されており、ストリップの中央部にある狭いギャップ部に加えられた電 圧により励振されるもので、まっすぐな導線を中央から切り離し、そこから給電 するものと同一と考えて良いものである。
【0004】 銅張積層板に形成されたストリップダイポールにはフィーダーが半田付けされ 給電されるわけであるが、ストリップ面上にフィーダーを直接半田付けし給電点 にしようとすると、たとえ機械を用いたとしても給電点の形状,大きさに大きな 誤差を生じ、左右のストリップの長さがアンバランスになる。またこうしたアン バランスを解消するためストリップを形成した銅張積層板のギャップ側定位置に フィーダー取付孔を設け、フィーダーの端部を固定し半田付けしようとする際に も、半田の盛りが面積高さ等安定しないことからストリップからなるダイポール の短縮率が変化する。したがって左右電流にアンバランスが生じ、アンテナの指 向性が製品として安定しなくなったり、フィーダーとストリップダイポールとの マッチングがとりにくくなったり、自動車などのイグニッションノイズ等が多く なったりする不具合が生じ、取り扱いにくいものであった。
【0005】 また、同軸ケーブルは不平衡型のフィーダーであるのに反しストリップダイポ ールは水平ダイポールと同じ平衡型のアンテナとなり、ストリップダイポールの 中央から同軸ケーブルで直接給電した場合、同軸ケーブルの外側導体の外側表面 に漏洩電流が流れ、そのため左右電流がアンバランスになり、電波の飛びがおか しくなる。マッチングがとりにくい。自動車のイグニッション・ノイズ等か多く なる。などの問題点があった。
【0006】 本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところ は、安価で取り扱いやすいアンテナユニットを提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するために、本考案におけるアンテナユニットは、表面に導体 層からなるダイポールを形成された両面銅張積層板と、両面銅張積層板の裏面中 央部に導電層で形成された一対の給電部と、ダイポールを左右対称となるように 給電部との間を電気的に導通するスルーホール等からなる導通部と、一対の給電 部にハンダ付け等により接続される同軸ケーブルとより構成するものである。
【0008】 また両面銅張積層板の表面に形成されたダイポールがストリップダイポールで あると良いものである。
【0009】 さらに、両面銅張積層板の表面に形成されたダイポールがフォールデッドダイ ポールであることも良いものである。
【0010】
【作用】
給電部は、同軸ケーブルの一端を半田付けするべく両面銅張積層板の裏面にエ ッチング等で形成された導体で、スルーホールを介して両面銅張積層板の表面に 形成されたダイポールに電気的に接続される。
【0011】
【実施例】 以下実施例につき図面を参照して説明する。 第1図は本考案アンテナユニットの第1の実施例説明図である。 長手方向の長さを電波波長λの約1/2の長方形状にカッティングした両面銅 張積層板1の表面Aには、エッチング等により長手方向中央の銅箔を除去しギャ ップ部3を形成する。ギャップ部3により分けられた銅箔は左右対称のストリッ プ2a,2bによりストリップダイポールを構成している。
【0012】 スルーホール5はギャップ部3の縁より等距離となるべくストリップ2a,2 bのギャップ部3側に設けられ、両面銅張積層板1の裏面Bにエッチング等によ り小面積に形成された給電部4との間を電気的に導通する。そこでそれぞれのス トリップ2a,2bはスルーホール5を基準とした長さが等しくなり、ストリッ プダイポールを形成する。スルーホール5はそれぞれのストリップ2a,2bに 対し複数設けられても良いものである。
【0013】 給電部4には同軸ケーブル6の内部導体7a外部導体7b端部がそれぞれ半田 付けされている。したがってストリップダイポールを形成する一対のストリップ 2a,2bには半田の盛り,面積の違いや内部導体7a,外部導体7bの一部が 突出することなく、左右均等なストリップダイポールとなる。
【0014】 ストリップダイポールに限らずアンテナは材質によってその特性が大きく変化 することから、ストリップダイポールに半田の肉盛りがないこと、同軸ケーブル 6の内部導体7a,外部導体7bが出ないことは左右のストリップ2a,2bを 均等にでき、インピーダンスマッチングをとりやすくするほか、左右ストリップ 2a,2bに流れる電流バランスがとれる。
【0015】 ストリップダイポールは地面に垂直にした場合には不平衡型となり、同じく不 平衡型のフィーダーである同軸ケーブル6を用いても漏洩電流が発生しない。そ のため左右ストリップ2a,2bに流れる電流はバランスする。
【0016】 第2図は、本考案アンテナユニットの第2の実施例説明図である。 第2図においては第1図と同形状にカッティングした両面銅張積層板1の表面 Aにλ/2フォールデッド・ダイポール8(半波長折り返しアンテナ)を形成し たものであり、他は第1図と共通する。フォールデット・ダイポール8はインピ ーダンス変成作用をもつほか、ストリップダイポールに比べ動作周波数範囲が広 くとれる。地面に水平に配して同軸ケーブル6を接続しても不平衡状態をわずか にできる等の利点があることから持ち方を変えてもノイズが入り難く使いやすい 。第2図においては二線式のフォールデッド・ダイポールを例に示したが、三線 式を含め他のフォールデッド・ダイポールでも良いものである。
【0017】
【考案の効果】
本考案は、上記の説明のとうり構成されているので次に記載する効果を奏する 。
【0018】 アンテナ部材として両面銅張積層板1を用いていることから、加工が容易でさ らに取付スペースを小さくできる。
【0019】 またフィーダーに同軸ケーブル6を用いていることから配線の巻回しをしやす くでき、小型化される携帯電話機等には有利である。
【0020】 両面銅張積層板1の表面Aにストリップ2a,2bやフォールデッド・ダイポ ール8をエッチング等により形成する手段は加工精度を高度にとれること、また 両面銅張積層板1の裏面Bに給電部4を設けたことによりアンテナ部材の主要部 となるダイポールに半田,フィーダー線が出ないことからアンテナの短縮線にア ンバランスを生ずる原因がなくなり、ストリップダイポールにあっては左右のス トリップ2a,2bに流れる電流のアンバランスの原因の一つを除くことができ る。
【0021】 またダイポールにフォールデッド・ダイポールを用いることにより動作周波数 範囲を広くとれ、同軸ケーブル6のような不平衡型フィーダーを直接つないでも 不平衡状態はあまり大きくならない。
【0022】 したがって電波の飛びがおかしくなる。マッチングがとりにくい。TUI,A MP−1が起こる。自動車のイグニッション・ノイズが多いといった問題を解決 できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるアンテナユニット第1の実施例
説明図である。
【図2】本考案にかかるアンテナユニット第2の実施例
説明図である。
【符号の説明】
1 両面銅張積層板 2a ストリップ 2b ストリップ 3 ギャップ部 4 給電部 5 スルーホール 6 同軸ケーブル 7a 内部導体 7b 外部導体 8 λ/2フォールデッド・ダイポール

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に導体層からなるダイポールを形成
    された両面銅張積層板と、該両面銅張積層板の裏面中央
    部に導電層で形成された一対の給電部と、前記したダイ
    ポールを左右対称となるように前記した給電部との間を
    電気的に導通するスルーホール等からなる導通部と、前
    記した一対の給電部にハンダ付け等により接続される同
    軸ケーブルとより構成されたことを特徴とするアンテナ
    ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアンテナユニットにおい
    て、両面銅張積層板の表面に形成されたダイポールが一
    対のストリップからなるストリップダイポールであるこ
    とを特徴とするアンテナユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のアンテナユニットにおい
    て、両面銅張積層板の表面に形成されたダイポールがフ
    ォールデッド・ダイポールであることを特徴とするアン
    テナユニット。
JP1994011996U 1994-09-02 1994-09-02 アンテナユニット Expired - Lifetime JP3008520U (ja)

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JP3008520U true JP3008520U (ja) 1995-03-20

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ID=43144341

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015023426A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 日本アンテナ株式会社 広帯域アンテナ

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