JP3007836U - 容器の固定運搬具 - Google Patents

容器の固定運搬具

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JP3007836U
JP3007836U JP1994009985U JP998594U JP3007836U JP 3007836 U JP3007836 U JP 3007836U JP 1994009985 U JP1994009985 U JP 1994009985U JP 998594 U JP998594 U JP 998594U JP 3007836 U JP3007836 U JP 3007836U
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neck
fixing
container
hanging
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JP1994009985U
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Inventor
政明 仙波
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仙波商事株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二本の容器の固定運搬において、誰にでも簡
単にセットして使用でき、廉価で経済的であり、さら
に、女性でも安全に固定して運搬ができる。 【構成】 首掛け具1は左右一対の掛け環1aと、該一
対の掛け環1aに連結されかつ前後に二分割された連結
帯1bからなり、前記掛け環1aの内面に複数の突起1
cが設けられ、前記複数の突起1cの外面を通る円の直
径の寸法Hは容器Aの首部Bの直径に設定されている。
そして、掛け環1aの内面に形成された突起1cによっ
て、容器Aの首部Bへの回りからの締めつけを均一なも
のにして、固定をより安定したものし、容器Aに包装紙
を巻いた場合にも、同様の効果をもたらす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、酒びん等の二本の容器を固定運搬するための器具に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来の酒びん等の二本の容器を固定運搬するためには、化粧箱に入れたり、紐 で結んでいた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の酒びん等の二本の容器の固定運搬においては、まず化粧箱に入れる場合 には、酒びん等の安定が悪い。また、手で持ちづらく、不経済である。さらにま た、紐で結ぶ場合には、結ぶ人によって、上手、下手ができるし、時間がかかる 。さらに、紐が手に食い込んだり、手が荒れたりする等の問題がある。
【0004】 本考案は、上記の点に鑑み、誰にでも簡単にセットして使用でき、安全に固定 運搬することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案による課題解決手段は、図1,2,3,4の如く、酒びん等の二本の容 器Aを互いに固定して運搬するために該容器Aの首部Bを固定するための首掛け 具1と、該首掛け具1を固定して締めるための断面U字形固定締め具2とからな る容器の固定運搬具において、前記首掛け具1は左右一対の掛け環1aと、該一 対の掛け環1aに連結されかつ前後に二分割された連結帯1bからなり、前記掛 け環1aの内面に複数の突起1cが設けられ、前記複数の突起1cの外面を通る 円の直径の寸法Hは前記容器Aの首部Bの直径に設定されたものから構成されて いる。
【0006】
【作用】
上記課題解決手段において、図3のように、首掛け具1の掛け環1aの内面に 形成された突起1cによって、容器Aの首部Bへの回りからの締めつけを均一な ものにして、固定をより安定したものにできる。また、容器Aに包装紙を巻いた 場合にも、同様の効果をもたらす。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1ーA,B,Cに基づいて説明すると、これは、 酒びん等の二本の容器Aを互いに固定して運搬するために該容器Aの首部Bを固 定するためのプラスチック製で弾性変形可能な首掛け具1と、該首掛け具1を固 定して締めるためのプラスチック製で弾性変形可能な断面U字形固定締め具2と 、前記容器Aの胴部Cを固定するためのプラスチック製の固定バンド3とからな る容器の固定運搬具において、前記首掛け具1は左右一対の掛け環1aと、該一 対の掛け環1aに連結されかつ前後に二分割された連結帯1bからなり、前記掛 け環1aの内面に形成された複数の突起1cと、該首掛け具1の連結帯1bの両 端に形成された上側が広い断面三角形の掛け片1dとが設けられ、前記複数の突 起1cの外面を通る円の直径の寸法Hは前記容器Aの首部Bの直径に設定された ものから構成されている。
【0008】 なお、図1ーB,図4ーA,Bにおいて、2aは、固定締め具2の両端上部の 内側に三角形で頂が丸く形成された突片、図2ーB,図3ーBにおいて、Dは、 包装紙である。
【0009】 図3ーAは、同首掛け具1を容器Aの首部Bにセットした状態の部分断面図で あるが、図3ーBは、同首掛け具1を包装紙Dを付けた容器Aの首部Bにセット した状態の部分断面図で、複数の突起のうち互いに対向する突起間の寸法Hは前 記容器Aの首部Bの直径に設定されているため、包装紙Dの厚み分だけ首掛け具 1の前後の連結帯1bの端部に隙間が生じて締め付けるものである。このとき、 掛け環1aの内面に形成された複数の突起1cによって容器Aの首部Bを固定す ると共に包装紙Dのたるみを調整する役目を果している。
【0010】 図4ーAは、首掛け具1に下から固定締め具2をセットしようとする部分断面 図であるが、図4ーBは、固定締め具2を持ち上げるようにすると、固定締め具 2の両端上部の内側に形成された突片2aは、弾性変形して首掛け具1の連結帯 1bに形成された掛け片1dを乗り越え、弾性復元する。
【0011】 本考案の使用方法について説明すると、まず、図5のように、二本の酒びん等 の容器A(一升びん)を並べて、該容器Aの首部Bの突環B1の下側に首掛け具 1の前後の連結帯1bをそれぞれ左右の指先で広げて弾性変形させながら該首掛 け具1の掛け環1aをセットする。この場合、首掛け具1の連結帯1bの厚い部 分及び掛け片1d側を上にする。
【0012】 つぎに、図6のように、前記二本の容器Aの首部Bに掛けて弾性復元した首掛 け具1の下側から固定締め具2を入り易くするために片側から弾性変形させなが らはめ込む。
【0013】 その時、図4ーB,図7のように、前記状態の固定締め具2の底部に右手の四 本指を掛けまた、親指を容器Aの蓋において、持ち上げるようにすると、固定締 め具2の両端上部の内側に形成された突片2aは、首掛け具1の連結帯1bに形 成された掛け片1dを乗り越えて弾性復元される。
【0014】 その後、図8のように、最後に固定バンド3を、必要に応じて、少し伸ばしな がら容器Aの上から下に降ろして胴部Cの中間あたりでセットすることにより、 二本の容器Aの胴部Cを密着させて振れを防止する。
【0015】 また、取り外す場合には、固定締め具2の片側の端部を上から親指でそれぞれ 押して該固定締め具2を外す。次に、容器Aの首部Bに掛けられた首掛け具1の 前後の連結帯1bをそれぞれ左右の指先で広げて弾性変形させながら取り外す。 その後、固定バンド3を容器Aの胴部Cの中間の位置から下に降ろして取り外す ものである。
【0016】 なお、前記首掛け具1の掛け環1aの内面に形成された突起1cによって、容 器Aの首部Bへの回りからの締めつけを均一なものにして、固定をより安定した ものにできる。また、容器Aに包装紙を巻いた場合にも、同様の効果をもたらす ことができる。
【0017】 また、前記首掛け具1の連結帯1bに掛け片1dを形成することによって、固 定締め具2が容易に外れないようにして、女性でも片手で容易に運搬できる なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、本考案の範囲内で上 記実施例に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。
【0018】
【考案の効果】
以上の説明から明らかな通り、本考案によると、酒びん等の二本の容器の固定 運搬において、だれにでも簡単にセットして使用できる。また、廉価で経済的で ある。さらに、女性でも安全に固定して運搬することができる。特に、首掛け具 1の掛け環1aの内面に形成された突起1cによって、容器Aの首部Bへの回り からの締めつけを均一なものにして、固定をより安定したものにできる。また、 容器Aに包装紙を巻いた場合にも、同様の効果をもたらすことができる等優れた 効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1ーA】本考案の容器の固定運搬具の一実施例にお
ける首掛け具の斜視図である。
【図1ーB】同固定締め具の斜視図である。
【図1ーC】同固定バンドの斜視図である。
【図2ーA】同本考案で二本の一升びんをセットした正
面図である。
【図2ーB】同本考案で包装紙付き二本の一升びんをセ
ットした正面図である。
【図3ーA】同首掛け具を容器の首部にセットした部分
断面図である。
【図3ーB】同首掛け具を包装紙付き容器の首部にセッ
トした部分断面図である。
【図4ーA】同首掛け具と固定締め具の部分断面図であ
る。
【図4ーB】同首掛け具に固定締め具をセットした部分
断面図である。
【図5】同首掛け具を容器の首部にセットする使用状態
斜視図である。
【図6】同首掛け具に固定締め具をセットしようとする
使用状態斜視図である。
【図7】同固定締め具をセットした使用状態斜視図であ
る。
【図8】同固定バンドを容器にセットした使用状態斜視
図である。
【符号の説明】
A 容器 B 首部 C 胴部 1 首掛け具 1a 掛け環 1b 連結帯 1c 突起 1d 掛け片 2 固定締め具 2a 突片 3 固定バンド

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酒びん等の二本の容器を互いに固定して
    運搬するために該容器の首部を固定するための弾性変形
    可能な首掛け具と、該首掛け具を固定して締めるための
    断面U字形で弾性変形可能な固定締め具とからなる容器
    の固定運搬具において、前記首掛け具は左右一対の掛け
    環と、該一対の掛け環に連結されかつ前後に二分割され
    た連結帯からなり、前記掛け環の内面に複数の突起が形
    成され、前記複数の突起の外面を通る円の直径の寸法は
    前記容器の首部の直径に設定されたことを特徴とする容
    器の固定運搬具。
  2. 【請求項2】 二本の容器を互いに固定して運搬するた
    めに該容器の首部を固定するためのプラスチック製で弾
    性変形可能な首掛け具と、該首掛け具を固定して締める
    ためのプラスチック製で弾性変形可能な断面U字形固定
    締め具と、前記容器の胴部を固定するためのプラスチッ
    ク製の固定バンドとからなる容器の固定運搬具におい
    て、前記首掛け具は左右一対の掛け環と、該一対の掛け
    環に連結されかつ前後に二分割された連結帯からなり、
    前記掛け環の内面に形成された複数の突起と、該首掛け
    具の連結帯の両端に形成された上側が広い断面三角形の
    掛け片と、前記固定締め具の両端上部の内側に三角形で
    頂が丸い突片とが設けられ、前記複数の突起の外面を通
    る円の直径の寸法は前記容器の首部の直径に設定された
    ことを特徴とする容器の固定運搬具。
JP1994009985U 1994-08-12 1994-08-12 容器の固定運搬具 Expired - Lifetime JP3007836U (ja)

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