JP3007741U - いか加工食品 - Google Patents

いか加工食品

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JP3007741U
JP3007741U JP1994011571U JP1157194U JP3007741U JP 3007741 U JP3007741 U JP 3007741U JP 1994011571 U JP1994011571 U JP 1994011571U JP 1157194 U JP1157194 U JP 1157194U JP 3007741 U JP3007741 U JP 3007741U
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優 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 いかの表面に海藻及び緑黄色野菜の粉末や穀
物の粉末を付着させ、生干し乾燥した食品を提供する。 【構成】 いか1を真水処理または塩水処理した後、海
藻3又は、緑黄色野菜や穀物(大豆等)の粉末4を付着
させる面を上にして加工台5に載せる。適当な大きさに
裁断した海藻又は自然の姿のままの海藻を真水処理また
は塩水処理した後手などで適量をいか1の表面に載せ
て、均一になるように散らしながら配置する。又は緑黄
色野菜や穀物の粉末を目の細かいざるなどの容器に入
れ、いか1の上からふるい、粉末がいか表面に均一にな
るように振りかける。 上記工程が終わったら、いか1
を載せた加工台5を適時傾けて、海藻といかの表面にあ
る水分の水切りを行なう。海藻や粉末が乾燥すると、い
かの表面に強く貼り付き簡単に分離しなくなることを特
徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 この考案は、いかの表面に海藻その他の食品を付着させ、生干し乾燥した、い かの乾燥加工食品に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 従来、いかの乾燥食品である、いかの生干し(「一夜干し」又は「丸干し」と も云う)は、いかを風乾させただけの塩味加減のみで、どれも同じような風味し か味わうことができませんでした。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】 本考案は、日常の食生活においてタンパク源として好まれている、いかの筋肉 中には、コレステロールやタウリンが多く含まれており、タウリンが血液中のコ レステロールや中性脂肪を増えるのを防ぐ働きをするが、概して、いかそのもの のコレステロール値が高く、動脈硬化症を引き起こす要因ともいえることから、 本考案は生干しいかを加工し、健康的にすぐれた食品とするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】 いかの表面に海藻(緑藻類、褐藻類、紅藻類)又は緑黄色野菜の粉末や穀物( 大豆等)の粉末を付着させ、乾燥したいかの加工食品である。 【0005】 【作用】 海藻又は緑黄色野菜の粉末や穀物の粉末を付着させた、生干しいかの乾燥加工 食品は、焼くなどの調理をしても、いかと海藻又はいかと緑黄色野菜の粉末や穀 物の粉末が分離することなく、海藻の磯の香りや、いかのうま味が一体になり、 従来にはなかった風味を味わうことができる。 【0006】 【実施例】 図面によって本考案の実施態様について説明すると、第1図は本考案に係わる いかを切り開いた状態を示す平面図である。第2図はいかの表面に海藻を付着さ せた状態を示す平面図であり、第3図はいかの表面に緑黄色野菜の粉末や穀物の 粉末を付着させた状態を示す平面図である。第4図は第2図のx−x断面図を示 す。 いか1を真水処理または塩水処理した後、海藻3を付着させる面を上にして加 工台5に載せる。適当な大きさに裁断した海藻又は自然の姿のままの海藻を真水 処理または塩水処理した後、手などで適量をいか1の表面に載せて、均一になる ように散らしながら配置する。海藻は水分を含んでいる状態で簡単に散らすこと ができ、簡単に整えることが出来る。 【0007】 上記工程が終わったら、いか1を載せた加工台5を適時傾けて、海藻といかの 表面にある水分の水切りを行なう。海藻が乾燥すると、海藻がいかの表面に強く 貼り付き簡単に分離しなくなります。また、いか1と海藻3を張り付ける方法と して、いか1の表面を真水又は塩水もしくは調味液等で浸した後、あらかじめ海 藻を薄い板状に乾燥したものを(通称「板のり」とか「板わかめ」と呼ばれる) いか1の表面にのせてからローラーなどで押圧し、いか1と板のり等を密着させ ることもできる。 このようにした上で乾燥させれば、いかと板のりが一体となって張り付き、簡 単にはがれることはない。この方法は、生の海藻を、手で直接いか1に付着させ る方法に比べて、水分の含有量が少ないので乾燥時間が短くて済むという利点が ある。さらに、板のりなどの乾燥した海藻を、あらかじめ張り付けようとする、 いか1の形状に加工しておくことにより、いか1への海藻の張り付け作業の能率 化が図られ大量生産に適する。 【0008】 次に、いか1に他の食品として、緑黄色野菜の粉末や穀物(大豆等)の粉末4 を付着させる方法を説明すると、いか1の表面を真水処理または塩水処理した後 粉末を付着させるいかの面を上にして加工台5に載せ、粉末を目の細かいざるな どの容器に入れ、いか1の上からふるい、粉末がいか表面に均一になるように振 りかける。これにより、いか1に緑黄色野菜の粉末や穀物の粉末4が貼り付き一 体となる。この際エアーを利用した吹き付け機等で、粉末状の食品をいか1に吹 き付けることも可能である。 このようにして、いか1に吹き付けられた粉末は、いか1の水分を吸収しなが ら密着するので、そのまま乾燥すれば、いか1と粉末4は、簡単に剥がれること なく密着する。なお、いか1と海藻3又は緑黄色野菜の粉末や穀物の粉末4は、 いか1の片面でも両面でも付着は自由にできる。又、いか1の片面または両面に 長さ方向へ、適宣間隔をおいて、半切の揃った切目を施した場合は、焼くなどの 調理をしても、胴体の肉の切り裂きが容易にでき、しかも焼いた後の調理の際、 いか具体が丸く絡まることがなく調理がやり易い。 【0009】 いか1の胴体に半切の切れ目を入れても、その表面上に海藻3又は緑黄色野菜 の粉末や穀物の粉末4を付着させて乾燥させることから、切り目が海藻等でおお われるので目立つことがなく、乾燥した加工いかの外観を損なうことがない。 いか1を加工台5に載せて乾燥(一例として風乾)させることにより、いか1 と加工台5の接する面が乾燥しにくいことから、海藻3を長時間乾燥させても、 乾き過ぎがなくなり、いか1が硬くなりにくいという利点が生じて、やわらかい 海藻付きいか又は、緑黄色野菜の粉末や穀物の粉末付きいかの、乾燥加工食品を 提供することができる。 【0010】 【考案の効果】 以上の通り、栄養的に優れている海藻類又は緑黄色野菜や穀物(大豆等)の粉 末を、いかと組み合わたことより、同時に二つの栄養素を摂取することができま す。いかの栄養価は、水分81.8%、タンパク質15.6%、脂質1%程度で 、いか肉タンパク質は魚肉タンパク質と比べ、栄養的に劣るということはない。 しかし生及び焼いたものはわずかに劣る。筋肉及び内蔵にはタウリンが多く、筋 肉中にはコレステロールが多く含まれており、生いかで可食部100g当たり3 00mg、焼いたもので410mg、するめになると980mgと非常に高くな る。 健康な人が食品からとる1日のコレステロールの目安は、300mg〜4 00mgが適量ですので、いかはコレステロール値の高いことが分かる。 【0011】 いかの表面に付着させた海藻は、緑藻類(あおのり・あおさ・みる等)・褐藻 類(わかめ・ひじき・こんぶ・あらめ・もずく.ほんだわら等)・紅藻類(あま のり・てんぐさ・とさかのり等)に大別されますが、カロリーはゼロで、カルシ ウムや鉄分も多くビタミンAのカロチンも多く含まれている。いかと一緒に海藻 をたべると海藻に含まれているアルギン酸(特にわかめ・こんぶ・ひじき等褐藻 類に多く含まれている)は水溶性の食物繊維で腸の中でコレステロールや胆汁酸 を吸着して便と一緒に体外に排出してしまう。胆汁酸が排出されると、肝臓では コレステロールを使って新たに胆汁酸を作らなければならなくなり、そのために 血液中のコレステロールを利用することになり、その結果、血液中のコレステロ ール値は下がることになる。又、アルギン酸には、塩分を体外に排出するという 働きがあり、それにより血圧を下げる働きをする。この食物繊維は便秘予防・肥 満予防・糖尿病予防・大腸ガンの予防に効果がある他、海藻に多いカロチンが癌 の予防に役立つこと。又、カルシウムがたくさん含まれているので骨粗鬆症の予 防になり又、鉄分が貧血予防に役立つなどの栄養面での効果がある。 【0012】 よって、従来の生干しいかを食べる場合に比べて、海藻を付着させた生干し乾 燥いかを摂取することにより、動脈硬化症やタウリンの働きによりコレステロー ル胆石症の発生をも予防する効果があるなど、成人病予防の健康管理上からもき わめて有効な食品と言える。 次に緑黄色野菜には、ビタミンEやカロチンが多く含まれており、血管壁でL DLやHDLが酸化するのを防ぐ働きがあります。カロチンを十分とればコレス テロールはたまりにくくなり又、カロチンにはガン予防の働きがあります。又、 ビタミンCが多く又、野菜の緑葉部にはカルシウムや鉄分、そして食物繊維が多 く含まれております。 【0013】 次に、穀物のうち豆類である大豆には、たんぱく質が多く含まれており、動脈 硬化を防ぐ働きがあります。それは血液中のコレステロールなどの脂質が、たま りすぎるのを防いでくれる働きがあるからである。 大豆に含まれている脂質は、リノール酸などでコレステロールの洗浄剤的な役 割をもっていて、体内にある余分なコレステロールを溶かす作用がある。このリ ノール酸には動脈硬化を予防するばかりでなく、すでに血管壁に沈着してしまっ たコレステロールや中性脂肪まで間接的ですが運び出す働きもあります。 脂質中のレシチンと呼ばれるリン脂質は、大豆には他の食品に比べて格段に多 く含まれており、レシチンには脂肪をこまかい粒に分解したり、脂肪を固まらせ ないなどの作用がありこの乳化作用が血液中の脂質、とくにコレステロールに有 効に働きかける。 コレステロールは、いわばワックスやロウのようなものでコレステロール粥状 硬化といって、オカユのような状態で動脈壁にくっつく性質があります。しかし レシチンが十分にあるとコレステロールが固まったり集まったりするのを防ぎ、 細かい粒に分解してしまうので粥状硬化が起こりにくくなります。 【0014】 このほか大豆にはビタミンEやリノール酸、食物繊維も豊富でコレステロール を下げる作用が二重三重に働いておりますし、大豆はカルシウムが豊富で骨の強 化にも役立っている。 このように海藻又は緑黄色野菜や穀物(大豆等)の粉末は、コレステロールが 少ないので、生干しいかのようにコレステロールを上げるものを食べ時には、必 ずそれと一緒に下げるものを食べることが必要です。要はバランス、体内のコレ ステロールの収支がプラスマイナスゼロに近い取り方をすれば健康上好ましいわ けです。 従って、従来の生干しいかに対して、本考案のいか加工食品は、生干しいかと 海藻又は生干しいかと緑黄色野菜の粉末や、生干しいかと穀物(大豆等)の粉末 を一体として味わうことができるため、味覚と風味が優れ、その上成人病予防に 役立つ健康食品としての効果があります。又、いかに付着した海藻や緑黄色野菜 等の粉末の色も変化しにくく、色合いがよいことから食欲がそそられる効果もあ ります。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案に係るいかを切り開いた生干し状態を示
す平面図である。 【図2】いかに海藻を付着させた状態を示す平面図。 【図3】いかに緑黄色野菜や大豆等の粉末を付着させた
状態を示す平面図。 【図4】図2のx−x断面図である。 【符号の説明】 1 いか 2 いかの足 3 海藻 4 緑黄色野菜・大豆等の粉末 5 加工台

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【講求項1】いかの表面に食品を付着させ、生干し乾燥
    させたことを特徴とするいか加工食品。 【請求項2】食品が海藻からなる実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のいか加工食品。 【請求項3】食品が緑黄色野菜の粉末や穀物の粉末から
    なる実用新案登録請求の範囲第1項記載のいか加工食
    品。
JP1994011571U 1994-08-11 1994-08-11 いか加工食品 Expired - Lifetime JP3007741U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113841848A (zh) * 2020-06-28 2021-12-28 茂名新洲海产有限公司 一种单面面包鱼及其制作方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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