JP3007533U - 緩衝体 - Google Patents

緩衝体

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Publication number
JP3007533U
JP3007533U JP1994010742U JP1074294U JP3007533U JP 3007533 U JP3007533 U JP 3007533U JP 1994010742 U JP1994010742 U JP 1994010742U JP 1074294 U JP1074294 U JP 1074294U JP 3007533 U JP3007533 U JP 3007533U
Authority
JP
Japan
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sewn
buffer
belt
rope
cloth tape
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Application number
JP1994010742U
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English (en)
Inventor
稔 黒崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujii Denko Co Ltd
Original Assignee
Fujii Denko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 落下衝撃緩和効果の大きい緩衝体を得るこ
と。 【構成】 ロープ状ベルト1 を折り返して重合し、その
重合部3 をジグザグ状に縫工し、その重合縫着部を布テ
ープ4 で螺旋状に巻回し、その上からジグザグ状に縫工
して緩衝部5 を形成した構成である。 【効果】 緩和効果が大きいので、緩衝部の長さを短く
出来る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願は高所作業の際に使用する安全帯のフックや巻取器に内蔵する緩衝体に関 するものである。
【0002】
【従来の技術および課題】
従来より用いられている高所作業用安全帯は、図11,12,13に示すよう に、作業者の腰部に巻回するベルトBにロープまたはロープ状のベルトRを連結 し、その先端にフックFを接続したものであり、落下時の衝撃荷重の緩和を目的 とするショックアブソーバーSはベルトBとロープRの間、またはロープRとフ ックFの間に介在させるものであった。安全帯を使用しての作業においては、作 業場所の移動に際し何度となくフックを掛け替えるものであり、係止する際また 係止後の作業中において、ある程度の量感、質感を有するショックアブソーバー が腰部で、またはフックの根元で揺れることは、作業者にとって取り扱いにくく 、また不愉快なことであった。 また、ショックアブソーバーは一般的にベルトの縫製加工で製造されており、ビ ニールレザーなどで被覆されているとはいえ、耐候性の面でロープ中間部などに 露出していることは望ましいものではなかった。 そこで、作業時の取扱性向上を計ると共に紫外線劣化をも防止するため、係留用 のロープ状ベルト1 の一端を利用して緩衝体を設け、この緩衝体をフックあるい は巻取器に内蔵するものを考案したのであるが、フックや巻取器は形状等により 、緩衝体の収容限度があり、あまり長く大きい緩衝体を内蔵することは形状を大 きくしてしまい、かえって取扱性向上とはならない欠点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決するため、本願では緩衝部3 を布テープ4 で螺旋状に 巻回し、その上からジグザグ状に縫工することによって、短い緩衝部3 で落下衝 撃荷重を吸収緩和し、よってフックや巻取器の形状を大きくしないで内蔵するこ とができるものである。
【0004】
【実施例】
本願第1実施例を説明すると、図1,2に示すように、ロープ状ベルト1 の一 端を折り返して輪状のフック結合部2 を設け、両側に突出するように折り畳んで 重合し、該重合部3 をミシンによりジグザグ状に縫工し、該重合縫着部を布テー プ4 で螺旋状に巻回し、その上の中央部を同じくミシンによりジグザグ状に縫工 して緩衝部5 を形成し、ベルト1 端末をベルト1 に重合し、該重合部を縫工して 端末取付部6 を設けて成る緩衝体7 である。 上記緩衝体7 のフック結合部2 をフック本体8 に結合(図4)し、ベルト1 の端 部は図10のように巻取器へと繋がるものである。
【0005】 以上の構成の緩衝体7 が使用され、万が一の墜落が発生す ると、その衝撃荷重は緩衝体7 に伝わり、緩衝部の縫糸12が引き裂かれ、その引 き裂き力が衝撃を緩和する作用を行なうものであり、さらに、布テープ4 は、図 3に示すように徐々にたくられ緩衝部5 が短くても緩和効果が大きく、フック内 の限られた空間に内蔵するのに適しているものである。
【0006】 本願第2実施例を説明すると、図5に示すように、ロープ 状ベルト1 の一端を右側へ折り返し、輪状のボビン結合部2 を設け、下側に重合 部3 を設けてミシンにより図6のように両端部をジグザグ状に縫工し、次に布テ ープ4 で重合縫着部を螺旋状に巻回し、図7のように中央部を同じくミシンによ りジグザグ状に縫工して緩衝部5 を形成し、次にベルト1 端末を左側へ折り返し 、重合縫着部下部に重合し、ミシンにより縫工して端末取付部6 を設けて成る緩 衝体7 である。 上記緩衝体7 のボビン結合部2 をボビン9 の芯壁10に嵌合した後、回動軸11に巻 回(図9)し、ベルト1 の端部は図16のようにフックFへと繋がるものである 。
【0007】 以上の構成の第2実施例の緩衝体7 が使用され、万が一の 墜落が発生すると、その衝撃荷重は緩衝体7 に伝わり、緩衝部5 の縫糸12が引き 裂かれ、その引き裂き力が衝撃を緩和する作用を行うものであり、さらに、布テ ープ4 は図8に示すように徐々にたくられ緩衝部5 が短くても緩和効果が大きく 、巻取器13内の限られた空間に内蔵するのに適しているものである。
【0008】 尚、前記実施例に使用する布テープ4 は、密巻き、粗巻き としたり、布テープ4 の密織り,粗織りを選択して落下衝撃荷重を設定するもの である。
【0009】
【考案の効果】
以上のように、細幅ベルトを用いて製作する緩衝部の縫工条数の少ない緩衝体 において、緩衝部に布テープを螺旋状に巻回し、その上から同じく縫工すること により、短い緩衝部で衝撃荷重を緩和し、フックや巻取器に内蔵して、作業時の 取扱性向上と共に、紫外線による強度劣化を防止する効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1実施例の斜視図。
【図2】本願第1実施例の完成斜視図。
【図3】本願第1実施例の解離状態図。
【図4】本願第1実施例を用いたフックの一部切欠した
ところの正面図。
【図5】本願第2実施例の正面図。
【図6】本願第2実施例の縫工順説明の展開側面図。
【図7】本願第2実施例の縫工順説明の展開側面図。
【図8】本願第2実施例の解離状態図。
【図9】本願第2実施例を用いた巻取器のボビンに巻回
したところの正面図。
【図10】本願第2実施例を用いた巻取器を装備した安
全帯正面図。
【図11】従来品の安全帯正面図。
【図12】従来品の安全帯正面図。
【図13】従来品の安全帯正面図。
【符号の説明】
1 ロープ状ベルト 2 結合部 3 重合部 4 布テープ 5 緩衝部 6 端末取付部 7 緩衝体 8 フック本体 9 ボビン 10 芯壁 11 回動軸 12 縫糸 13 巻取器 B ベルト F フック R ロープまたはロープ状のベルト S ショックアブソーバー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロープ状ベルト1 を折り返して重合し、
    該重合部3 を縫工し、該重合縫着部を布テープ4 で螺旋
    状に巻回し、その上からさらに所定条縫工して緩衝部5
    を形成したことを特徴とする緩衝体。
  2. 【請求項2】 ロープ状ベルト1 の一端を一側へ折り返
    し、輪状のボビン結合部2 を設け、下側に重合部3 を設
    けてミシンにより両端部を縫工し、該重合縫着部を布テ
    ープ4 で螺旋状に巻回し、中央部を縫工して緩衝部5 を
    形成し、さらにベルト1 端を他側へ折り返し、重合縫着
    部下部に重合し、該重合部を縫工して端末取付部6 を設
    けたことを特徴とする緩衝体。
JP1994010742U 1994-08-05 1994-08-05 緩衝体 Expired - Lifetime JP3007533U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3170262U (ja) * 2011-06-29 2011-09-08 株式会社基陽 安全帯
JP2020018479A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 株式会社Tjmデザイン 安全帯用ショックアブソーバ

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JP3170262U (ja) * 2011-06-29 2011-09-08 株式会社基陽 安全帯
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