JP3009273U - 墜落防止用安全帯 - Google Patents
墜落防止用安全帯Info
- Publication number
- JP3009273U JP3009273U JP1994012923U JP1292394U JP3009273U JP 3009273 U JP3009273 U JP 3009273U JP 1994012923 U JP1994012923 U JP 1994012923U JP 1292394 U JP1292394 U JP 1292394U JP 3009273 U JP3009273 U JP 3009273U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- hook
- bag
- ring
- safety belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型柔軟に形成してフックの操作に影響を与
えなくすると共に、袋への収納も容易にする。 【構成】ベルトＲの端部をフック基端部の連結孔Ｆ１に
挿通して折り返し重合縫着して形成した輪状部2 の一箇
所を重合突出させ、袋織りベルト4 を嵌装してその上よ
り所定強度に縫工して緩衝部6 を形成し、該緩衝部6 を
含んだ輪状部2 を保護材7 により被覆した構成。 【効果】 柔軟で、軽量、偏平小型なショックアブソー
バーであり、フックの基部に用いてもフックの操作に支
障を来すこともなく、またフックを袋に収納するにも容
易に行えるものである。
えなくすると共に、袋への収納も容易にする。 【構成】ベルトＲの端部をフック基端部の連結孔Ｆ１に
挿通して折り返し重合縫着して形成した輪状部2 の一箇
所を重合突出させ、袋織りベルト4 を嵌装してその上よ
り所定強度に縫工して緩衝部6 を形成し、該緩衝部6 を
含んだ輪状部2 を保護材7 により被覆した構成。 【効果】 柔軟で、軽量、偏平小型なショックアブソー
バーであり、フックの基部に用いてもフックの操作に支
障を来すこともなく、またフックを袋に収納するにも容
易に行えるものである。
Description
【０００１】
本願は高所で作業する際に使用する墜落防止用安全帯に関するものであり、特 には、ベルト巻き取り式の安全帯の改良に関するものである。
【０００２】
従来より用いられているベルト巻き取り式の安全帯は、図６，７に示すよう墜 落発生時の衝撃荷重を緩衝するショックアブソーバーＳを巻き取り器に隣接した 胴締めベルトＢ上、または係止ベルトＲ先端のフックＦの基端部に位置させてい た。 胴締めベルトＢ上に配したショックアブソーバーＳは、種々の工具を吊り下げる 際のベルト上の余裕を少なくするだけでなく、屈んだ作業の際に腹部を圧迫する こともあり、また通常の作業時においても腰部がかさばることは不愉快なもので あった。 対して、実開平２ー２０５６１号に示されるよう、フックの基端部に金属筒など を用いて形成されたショックアブソーバーを配すれば、フックの係止の度にかさ ばった、剛体的に形成されたショックアブソーバーを操作するものであり、それ が揺れて不愉快であり、また、歩行時などでは胴締めベルトに吊り下げた袋にフ ックを収納するのが一般的であるがショックアブソーバーが大きい為その収納が 困難なものであった。
【０００３】
以上のような課題を解決するため、本願ではフック基端部に設けるショックア ブソーバーを小型柔軟に形成してフックの操作に影響を与えなくするとともに、 袋への収納も容易にするものである。 具体的には、フック基端部の連結孔に挿通して折り返し、重合縫着して輪状とし たベルトの１カ所を所定長重合突出させ、当該部分に袋織りベルトを嵌装しその 上より縫工して緩衝部とすることにより、薄くて柔軟な短尺のショックアブソー バーを得るものである。
【０００４】
本願の一実施例を示すと、主としてアラミド繊維よりなる細幅織りベルトＲの 一端を巻き取り器のドラム軸に固定し、所定長を巻き取った後巻き取り器外へ引 きだした他端にはフックを結着して係止ベルトを構成する。 フックＦとベルトＲの結着において、まずフックＦ基端部の連結孔Ｆ１にベルト Ｒを挿通して所定長折り返し、先端重合部1 を縫着して輪状部2 を形成する。こ の際、連結孔Ｆ１と接触する部分には摩耗を防止するため袋織りのベルト3 を挿 通しておくものである。輪状部2 の１カ所を幅方向に折り畳んで重合突出させ、 その部分に袋織りベルト4 を嵌装した後、その上より所定条ミシン縫工して緩衝 部6 を形成する。緩衝部6 は輪状部2 と共に４重に折り重ねて偏平状とし、熱収 縮チューブで被覆する。 以上の構成でなる本願であるが、フックＦを構造物に係止して作業中、万が一作 業者が足を踏み外して墜落が発生すれば、その引き留め荷重は緩衝部6 の縫工糸 5 を解離する方向に加わり、よってその解離によって衝撃荷重を吸収緩和し作業 者の身体に加わる損傷を防止するものである。 この解離による緩衝作用において、先に示した従来例においては、ベルトを重合 し縫工した後その部分に金属筒を被嵌したものであった。よって衝撃荷重が加わ れば糸の解離と金属筒の変形が同時に始まり、次に金属筒の移動と糸の解離が進 行するものであった。この際、金属筒を同質の材料で構成してもその変形具合に は個体差があり、例えば金属筒の引き裂きが早く進行すればその緩衝能力は低く なり安定した性能を得ることは困難であった。このような緩衝部をフックの基部 に対象的に２カ所設けることはさらに安定した緩衝能力の設定が困難であった。 対して本願ではベルトの重合部に袋織りベルト4 を嵌装し、その上より縫工を行 うため、糸の解離、および袋織りベルト4 の引き裂きが全く平行して行われ、縫 工長が同等であれば緩衝作用に個体差は発生しないものである。
【０００５】
【考案の効果】 以上のように本願考案を採用することにより、柔軟で、軽量、偏平小型なショ ックアブソーバーが得られるものである。よって、フックの基部に用いようとも フックの操作に支障を来すこともなく、また、作業場所の移動時などにフックを 袋に収納するにおいても容易に行えるものである。
【図１】本願の斜視図。
【図２】本願の側面図。
【図３】本願の一部切欠したところの取付状態正面図。
【図４】本願の一部切欠したところの取付状態右側面
図。
図。
【図５】本願の安全帯正面図。
【図６】従来品の安全帯正面図。
【図７】従来品の安全帯正面図。
1 重合部 2 輪状部 3 袋織りのベルト 4 袋織りベルト 5 縫工糸 6 緩衝部 7 保護材 Ｆ１ 連結孔 Ｂ 胴締めベルト Ｆ フック Ｒ ベルト Ｓ ショックアブソーバー
Claims (1)
- 【請求項１】 先端にフックＦを備えた係止ベルトＲを
巻き込み収納する構造の墜落防止用安全帯において、ベ
ルトＲの端部をフック基端部の連結孔Ｆ１に挿通して折
り返し重合縫着して形成した輪状部2 の一箇所を重合突
出させ、袋織りベルト4 を嵌装してその上より所定強度
に縫工して緩衝部6 を形成し、該緩衝部6 を含んだ輪状
部2 を保護材7 により被覆した構成を特徴とする墜落防
止用安全帯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1994012923U JP3009273U (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 墜落防止用安全帯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1994012923U JP3009273U (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 墜落防止用安全帯 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3009273U true JP3009273U (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=43145073
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1994012923U Expired - Lifetime JP3009273U (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 墜落防止用安全帯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3009273U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03193272A (ja) * | 1989-12-22 | 1991-08-23 | Kobe Steel Ltd | 自動溶接装置の溶接トーチノズル清掃装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04212381A (ja) * | 1990-04-19 | 1992-08-03 | Polymer Giya Kk | 安全ベルト |
-
1994
- 1994-09-21 JP JP1994012923U patent/JP3009273U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04212381A (ja) * | 1990-04-19 | 1992-08-03 | Polymer Giya Kk | 安全ベルト |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03193272A (ja) * | 1989-12-22 | 1991-08-23 | Kobe Steel Ltd | 自動溶接装置の溶接トーチノズル清掃装置 |
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