JP3007504B2 - 埋込構造を有する半導体素子用ガードリング構造 - Google Patents

埋込構造を有する半導体素子用ガードリング構造

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JP3007504B2 JP5044684A JP4468493A JP3007504B2 JP 3007504 B2 JP3007504 B2 JP 3007504B2 JP 5044684 A JP5044684 A JP 5044684A JP 4468493 A JP4468493 A JP 4468493A JP 3007504 B2 JP3007504 B2 JP 3007504B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、埋込構造を有する半導
体素子において、pn接合逆方向電流−電圧特性の安定
化技術、及び素子間分離技術に関し、具体的には埋込構
造を有する半導体素子用ガードリング構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、埋込構造を有する半導体素子の端
部は、ガードリング構造を採用するよりもむしろ、ベベ
ル加工を施すことによって特性の安定化に対応して来
た。しかしながら、ベベル加工を行う場合、素子端面の
角度を制御しなければならず機械的方法に頼っており、
その際に生ずる基板微粉末の表面への付着や端面の荒れ
等は、種々の特性に悪影響を及ぼすという問題点を有す
る。更に、素子の高機能化,低コスト化を指向して進め
られている複合化に対して、素子間分離が必要な場合、
ベベル加工では工程も複雑化し、十分な対応をとれな
い。
【0003】また、プレーナ構造を有する半導体素子に
おいて使用されているガードリング構造をそのまま埋込
構造を有する半導体素子に適用した場合、p型とn型の
高濃度不純物領域を改めて選択的に形成することにな
り、非常に多くの工程を追加する必要が生ずることにな
る。
【0004】 図5は従来の埋込構造を有する半導体素
子におけるガードリング構造の一例である。図5におい
て、1は半導体基板、2はn型領域、3は埋込まれた不
純物領域(p領域)、4はn領域、5,51,5
2,53は電極、6はガードリングとして形成される
(高濃度)不純物領域、7はnもしくはp領域、1
1は半導体基板1に拡がる空乏層の先端、11は電源で
ある。図5のガードリング構造では、空乏層の拡がりを
制御するための構造を有しないため、空乏層の拡がりが
図5のように突出部上部の高濃度不純物領域で止められ
ずそのまままっすぐに横方向に拡がる可能性が大いにあ
る。即ち、基板1内に拡がる空乏層の先端10はn型領
域2内に侵入してガードリングとして形成される不純物
領域6に到達するだけではなく、場合によっては半導体
基板1中を横方向に走る可能性もある。そのような場合
の埋込まれた不純物領域3とn領域4との間のpn接
合逆方向電流−電圧特性を図7に示す。図7より明らか
なようにクリープ現象を伴なった不安定な特性となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、埋込
構造を有する半導体素子の従来の製造工程数の増加を小
さく抑えたままで、pn接合の安定的な逆方向電流−電
圧特性を示すように空乏層の拡がり方を制御するための
埋込構造を有する半導体素子用ガードリング構造を提供
することである。
【0006】
【課靡を解決するための手段】本発明における、埋込構
造を有する半導体素子のガードリング構造の特徴は、突
出部のある半導体素子の基板表面下に拡がる空乏層の先
端が、突出部上部に存在する高濃度不純物領域に到達す
るように、この高濃度不純物領域周辺の突出部の側面及
び基板表面、或は内部に、あらかじめ空乏層が形成され
るようポテンシャルを制御する構造が組み込まれている
点である。
【0007】従って、本発明の構成は以下に示す通りで
ある。即ち、本発明は埋込構造を有する半導体素子にお
いて、第1領域及びその真上に設けられた第2領域を有
する突出部が基板表面上に形成され、前記第2領域が、
前記第1領域よりも高濃度かつ前記第1領域と同一の導
電型の不純物を含み、前記突出部全体及び前記基板表面
の一部を被覆する電極を有することを特徴とする埋込構
造を有する半導体素子用ガードリング構造(図1)とし
ての構成を有する。
【0008】或いはまた、前記電極と前記突出部及び基
板表面との間に酸化膜を介在させたことを特徴とする埋
込構造を有する半導体素子用ガードリング構造(図2)
としての構成を有する。
【0009】或いはまた、埋込構造を有する半導体素子
において、第1領域及びその真上に設けられた第2領域
を有する突出部が基板表面上に形成され、前記第2領域
が、前記第1領域よりも高濃度かつ前記第1領域と同一
の導電型の不純物を含み、前記第1及び第2領域の導電
型と逆の導電型の不純物を含む第3領域を、前記突出部
の側面及び前記基板表面の一部に被覆し又は前記突出部
の側面に被覆するとともに前記基板表面の一部に埋め込
んだことを特徴とする埋込構造を有する半導体素子用ガ
ードリング構造(図3,図4)としての構成を有する。
【0010】
【作用】本発明で提案する埋込構造を有する半導体素子
用ガードリング構造は、埋込構造を有する半導体素子に
おいて、逆方向電圧印加時に基板表面表面に沿って拡が
る空乏層を抑止する目的で存在する突出部上部の高濃度
不純物領域を、ガードリングとして有効に作用させるべ
く、この高濃度不純物領域の周辺部分に、空乏層が拡が
り易くしている。
【0011】
【実施例1】図1は、本発明の埋込構造を有する半導体
素子用ガードリング構造の代表的な構造の主要部分の断
面図である。図1では、n領域4とnもしくはp
領域7との間に流れる主電流を遮断するため、n領域
4と埋込まれた不純物領域(p領域)3との間に、各
々の電極5,51を通じて電源11により逆方向電圧を
印加し、その結果としてn型半導体基板領域1に、n型
半導体基板領域1と埋込まれた不純物領域(p領域)
3との接合面から半導体基板1に拡がる空乏層の先端1
0の位置まで空乏層が拡がっているという状態が示され
ている。図1中6は、ガードリングとして形成される
(高濃度)不純物領域であり、その周辺部分に空乏層が
拡がり易くするために形成された構造が浮遊電極52で
ある。この浮遊電極52は、ガードリングとして形成さ
れる不純物領域(n領域)6とオーミツク接触されて
おり、浮遊電極52の電位はガードリングとして形成さ
れる不純物領域(n領域)6とほぼ同電位となってい
る.この浮遊電極52は、ガードリングとして形成され
る不純物領域(n領域)6の周辺部分を突出部の側面
を覆いつつ、基板表面のn型半導体基板領域1まで形成
されており、n型半導体基板領域1と、ショットキー接
触されている。ここで、浮遊電極52は、n型半導体基
板領域1に比して電子密度の高いガードリングとして形
成される不純物領域(n領域)6と同電位になってい
るため、浮遊電極52直下のn型半導体基板領域1は、
かなり空乏化された状態となっている。従って、埋込ま
れた不純物領域(p領域)3とn型半導体基板領域1
との接合面から拡がる空乏層は浮遊電極52直下を急激
に伸び、ガードリングとして形成される不純物領域(n
領域)6に到達する。すると、電源11により逆方向
電圧を増加して、逆方向電流が増大し始める際に生ずる
クリープ現象のない、安定した電流−電圧特性が得られ
る。即ち、図6は本発明により得られる安定したpn接
合逆方向電流−電圧特性である。
【0012】図1における浮遊電極52が突出部側面及
び基板表面になく、ガードリングとして形成される不純
物領域(n領域)6にのみ接触している構造が図5に
示した従来例であり、埋込まれた不純物領域(p
域)3とn型半導体基板領域1の接合面より拡がる空乏
層は、特にガードリングとして形成される不純物領域
(n領域)6に到達することはほとんどない。即ち、
電源11による逆方向電圧の増大に伴なって、空乏層が
拡がって行った際、ガードリングとして形成される不純
物領域(n領域)6が存在しても空乏層の拡がりを抑
止できず、その結果、図7に示すような、クリープ現象
を伴なった不安定な逆方向電流−電圧特性となる危険性
が高い。
【0013】プレーナ構造を有する半導体素子でよく用
いられているガードリング構造を、突出部を有する埋込
構造を有する半導体素子にそのまま用いた場合、追加す
べき製造工程数が、かなり多くなる。従来の埋込構造を
有する半導体素子の製造工程数を増やすことなく、有効
に作用するガードリングを形成することが、実用的であ
り、このことを考慮に入れると、図5の従来例に示した
通り、空乏層の拡がりを抑止するためのガードリングと
して形成される不純物領域(n領域)6は、突出部上
部に存在することとなり、基板表面を拡がる空乏層の先
端が、突出部上部に存在するガードリングとして形成さ
れる不純物領域(n領域)6に確実に到達するよう
に、図1に示したような浮遊電極52を有効に利用して
ポテンシャルを制御するための構造を追加形成すること
が必要となる。
【0014】また、図1に示した構造例において、各々
の領域の導電型は、反対の導電型でも何ら問題となるこ
とはない。主素子としては埋込構造を有する静電誘導ト
ランジスタ、サイリスタ、或いはGTOに適用すること
ができる。或いはまた、他の素子構造として例えばラテ
ラルバイポーラ,IGBT,MOSゲートデバイス,M
OS制御デバイス等にも必要に応じて適用することがで
きる。そして、それに伴ない、各電極5,51,52,
53等の間に印加される電圧の方向も適宜選定される。
【0015】本発明における主素子は、特に限定された
ものではないが、例えは図1に沿って説明すると、n型
半導体基板1の一方の表面に形成されたn+ もしくはp
+ 領域7、及びn型半導体基板1のもう一方の表面に形
成されたn+ 領域4、及びこれらの領域の間の基板内部
に埋め込んで形成された埋込まれた不純物領域(p+
域)3、及び埋込まれた不純物領域(p+ 領域)3とn
+ 領域4に挟まれたn型領域2、及び各電極5,51,
52,53とからなる埋込構造を有する半導体素子であ
る。この主素子は、埋込構造を有している各種トランジ
スタ,各種サイリスタ等の半導体素子であればよく、何
ら限定されるものではなく、n型半導体基板1やn型領
域2の不純物の種類や濃度も主素子の種類に応じて適宜
決定される。n型領域2は、各種エピタキシャル成長等
の手段によっても、また、イオン注入法等の手段によっ
ても形成される領域である。
【0016】本実施例1におけるガードリングは、n
領域4と同時に形成されたガードリングとして形成され
る不純物領域(n領域)6と、このガードリングとし
て形成される不純物領域(n領域)6にオーミツク接
触され、突出部側面で、n型領域2とショットキー接触
され、更に基板表面でn型半導体基板1とショットキー
接触された、浮遊電極52とから構成される。浮遊電極
52の材料は、特に限定されたものでなく、n型半導体
基板1やn型領域2の不純物濃度に応じて、浮遊電極5
2の直下の半導体基板1の領域内に空乏層が拡がり易い
仕事関数をもつ材料を決めれば良い。ここで、n型半導
体基板1とn型領域2の不純物濃度に大きな差が存在す
る場合、イオン注入法等の適当な方法を用いて選択的に
不純物領域を形成することで、調整すれば問題なく、シ
ョットキー接合を形成できる。
【0017】また、本実施例1に示した構造の素子は、
図5に示した従来の構造の素子の電極用マスクパターン
のガードリング部の寸法を変更するだけで、製造工程数
を全く増加させずに容易に製造することができる。
【0018】
【実施例2】図2は、本発明における第2の実施例とし
ての埋込構造を有する半導体素子用ガードリング構造の
断面図である。図2中、図1と同一の箇所については、
同じ番号を付し、説明は省略する。
【0019】本実施例2におけるガードリングは、n型
半導体基板1及びn型領域2と浮遊電極52との間に、
数十〜数百オングストロームの厚さの酸化膜9が形成さ
れ、いわゆるMOS(Metal-Oxide-Semiconductor) 構造
となっている。浮遊電極52は、ガードリングとして形
成される不純物領域(n+ 領域)6とオーミック接触さ
れているため、浮遊電極52とガードリングとして形成
される不純物領域(n+ 領域)6とは、ほぼ同電位とな
っている。従って、浮遊電極52とその直下のn型半導
体基板1の領域間には、ガードリングとして形成される
不純物領域(n+ 領域)6とn型半導体基板1との間に
生ずる電圧が存在し、浮遊電極52直下のn型半導体基
板1の領域は、かなりの程度空乏化が進んだ状態となっ
ており、実施例1と全く同じ原理で、本発明の目的を達
成できることがわかる。
【0020】また、本実施例2における酸化膜9の厚さ
は、n型半導体基板1及びn型領域2の不純物濃度に応
じて、n型半導体基板1の領域の空乏化を、どの程度進
めるかによって好適に決定される。更に、酸化膜9は、
窒化膜等の他の絶縁材料でも何ら問題はないが、材料の
誘電率等の物性に応じて、その膜厚を適宜決定しなけれ
ばならない。
【0021】また、浮遊電極52の材料は、アルミニウ
ム等の通常の半導体素子に用いられている材料であって
十分であるが、酸化膜9上に低抵抗のポリシリコン層を
形成した上に、金属電極を形成するような多重構造の電
極であっても何ら問題はない。
【0022】また、n型半導体基板1とn型領域2の不
純物濃度に大きな差が存在する場合については、イオン
注入法等の適当な方法を用いて選択的に不純物領域を形
成することで調整するという、実施例1で述べた方法と
同様の方法により、要求を満足するMOS構造を形成す
ることができる。
【0023】また、本実施例2に示した構造の素子の工
程は、図5に示した従来例の構造の素子の製造工程と比
較して、薄い酸化膜9を選択的に形成する工程が加わる
のみで、工程数の増加は少ない。
【0024】
【実施例3】本発明における第3の実施例としての埋込
構造を有する半導体素子用ガードリング構造の断面図を
図3に示す。本実施例3におけるガードリング構造は、
ガードリングとして形成される不純物領域(n領域)
6の周辺にある突出部側面及基板表面に浅いp領域8
を形成した構造である。p領域8とn型半導体基板1
及びn型領域2との間には、pn接合面に沿って空乏層
が拡がり、突出部上部のガードリングとして形成される
不純物領域(n領域)6に到達する。
【0025】p領域8の形状は、必ずしも図3のよう
に一面に存在している必要はなく、複数個のp領域8
に分断されていても良いが、その場合のp領域8間の
基板表面に拡がった空乏層の先端10がガードリングと
して形成される不純物領域(n領域)6に確実に到達
するよう好適に決定しなければいけない。また、p
域8上には、p領域8とオーミック接触している電極
52を付し、p領域8の内部にポテンシャル差が生じ
ないようにしても良いことは述べるまでもない。
【0026】
【実施例4】図4は本発明の第4の実施例としての埋込
構造を有する半導体素子用ガードリング構造の断面図で
ある。即ち、p+ 領域8は、図3の実施例3のように半
導体内部に形成する必要は必ずしもないため図4に示し
たように、CVD法(Chemical Vapor Deposition法) 等
の方法を用いて新たなp+ 領域8′を形成しても良い。
図4に示した構造は、p+ 領域8′上に、低抵抗電極5
4を付し、p+ 領域8′内に電位差が生ずることのない
ような構造である。
【0027】実施例3,4で示した構造の製造工程は、
図5に示した従来例の構造の製造工程に比べ、p+ 領域
8を選択的に形成する工程か或はp+ 領域8′を選択的
に成長する工程を付加することで、製造工程数の増加を
小さく抑えたままの工程でよい。
【0028】
【実施例5】図8は本発明の第5の実施例としての埋込
構造を有する半導体素子用ガードリング構造の断面図で
ある。図2に示した第2の実施例の構造に対して表面部
分の酸化膜9を一部除去して、メサエッチングを施し溝
部を設けた例である。このように更に半導体基板1に溝
部60を設けることによって素子領域の耐圧を基板のパ
ンチスルー電圧で決まる耐圧まで高くすることができ
る。
【0029】図8の構造において、半導体基板の厚さを
200μm,抵抗率を75Ω−cm,メサエッチされた
溝部60の探さを80μm,p領域3とn領域6の
横方向の寸法を約470μm,pァノード領域7の厚
さを15μm,p領域3の深さを電極51の直下で
4.5μm,n型領域2の厚さを6μmとした例では、
図9に示す耐圧特性が得られている。耐圧1550Vで
ハードブレークダウン特性を示した。この値は半導体基
板1のパンチスルー電圧により決まる電圧値である。電
流の立上りは急峻であり、しかも破壊しにくいという特
徴も得られた。
【0030】図8及び図9に示した本発明の実施例の特
性と従来例を比較する。図5に示した従来例の構造にお
いて、半導体基板1の厚さを235μm,抵抗率を75
0Ω−cm,p+ 領域3とn+ 領域6との横方向の寸法
を480μm,n型領域2の抵抗率を3.3Ω−cm,
厚さを13μm,n+ 領域6の厚さを7μm,p+ 領域
3の厚さを約15μm,p+ アノード領域7の厚さを1
5μmとした例において得られた耐圧特性を図10に示
す。耐圧は約810Vであるが、クリープ特性であり、
ハードブレークダウンからソフトブレークダウン更にま
たハードブレークダウンとなり耐圧も低く、かつ不安定
であった。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、埋込構造を有する半導
体素子において、従来の製造工程数の増加を小さく抑え
たままで、空乏層の拡がりを抑止するための突出部上部
に存在する高濃度不純物領域を、ガードリングとして有
効に作用させることができ、クリープ現象のない安定的
なpn接合逆方向電流−電圧特性を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としての埋込構造を有す
る半導体素子用ガードリング構造の断面図
【図2】本発明の第2の実施例としての埋込構造を有す
る半導体素子用ガードリング構造の断面図
【図3】本発明の第3の実施例としての埋込構造を有す
る半導体素子用ガードリング構造の断面図
【図4】本発明の第4の実施例としての埋込構造を有す
る半導体素子用ガードリング構造の断面図
【図5】従来の埋込構造を有する半導体素子におけるガ
ードリング構造の断面図
【図6】本発明により得られる安定したpn接合逆方向
電流−電圧特性を示す図
【図7】図5に示された従来の構造の素子のpn接合逆
方向電流−電圧特性を示す図
【図8】本発明の第5の実施例としての埋込構造を有す
る半導体素子用ガードリング構造の断面図
【図9】図8に示した実施例5の構造により得られた素
子領域の耐圧特性の一例
【図10】図5に示した従来例の構造により得られた素
子領域の耐圧特性の一例
【符号の説明】
1 半導体基板 2 n型領域 3 埋込まれた不純物領域(p領域) 4 n領域 51,52,53,54 電極 6 ガードリングとして形成される(高濃度)不純物領
(n領域) 7 nもしくはp領域 8,8′ p領域) 9 酸化膜 10 基板1に拡がる空乏層の先端 11 電源 60 メサエッチされた溝部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−69974(JP,A) 特開 昭52−144964(JP,A) 特開 昭55−50670(JP,A) 特開 昭59−188159(JP,A) 特開 昭62−183177(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/06 H01L 29/68 - 29/737 H01L 29/78 H01L 21/33 - 21/331 H01L 21/336

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 埋込構造を有する半導体素子において、
    第1領域及びその真上に設けられた第2領域を有する突
    出部が基板表面上に形成され、前記第2領域が、前記第
    1領域よりも高濃度かつ前記第1領域と同一の導電型の
    不純物を含み、前記突出部全体及び前記基板表面の一部
    を被覆する電極を有することを特徴とする埋込構造を有
    する半導体素子用ガードリング構造。
  2. 【請求項2】 前記電極と前記突出部及び基板表面との
    間に酸化膜を介在させたことを特徴とする請求項1記載
    の埋込構造を有する半導体素子用ガードリング構造。
  3. 【請求項3】 埋込構造を有する半導体素子において、
    第1領域及びその真上に設けられた第2領域を有する突
    出部が基板表面上に形成され、前記第2領域が、前記第
    1領域よりも高濃度かつ前記第1領域と同一の導電型の
    不純物を含み、前記第1及び第2領域の導電型と逆の導
    電型の不純物を含む第3領域を、前記突出部の側面及び
    前記基板表面の一部に被覆し又は前記突出部の側面に被
    覆するとともに前記基板表面の一部に埋め込んだことを
    特徴とする埋込構造を有する半導体素子用ガードリング
    構造。
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