JP3006986U - プラスチック製ブレーキハンドル用一体構造の補強部品 - Google Patents

プラスチック製ブレーキハンドル用一体構造の補強部品

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JP3006986U
JP3006986U JP1994009984U JP998494U JP3006986U JP 3006986 U JP3006986 U JP 3006986U JP 1994009984 U JP1994009984 U JP 1994009984U JP 998494 U JP998494 U JP 998494U JP 3006986 U JP3006986 U JP 3006986U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本考案は、ショルダ部と保持溝とは、横溝に
嵌入したブレーキケーブルを引っ張る時に変形し得るこ
とがなく、正確で安全な制動効果が実現するとともに、
ブレーキハンドルの耐用期間が延ばすことを目的として
いる。 【構成】 このため、プラスチック製ブレーキハンドル
の補強部品40は、握り部41と、連結部42と、前記
握り部41と前記連結部42との交差箇所に近設したシ
ョルダ部43とから成る。前記ショルダ部43は、窪ん
だ構造であり、また、プラスチック製ブレーキハンドル
の保持溝と位置が対向するとともに前記保持溝に連通す
る閉止式挿入穴44を設けている。前記保持溝は、前記
ショルダ部43の前記挿入穴44よりも高い高さに設け
た横溝を有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プラスチック製ブレーキハンドル用一体構造の補強部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】 ところで、図4に示す如く、従来の技術によるプラスチック製ブレーキハンド ル10は、握り11、連結部12、及び前記握り11と連結部12の間に介在す るショルダ13から成る。
【0004】 このショルダ13は保持溝14を設けてあり、この保持溝14は、直立溝15 を有するとともに、連結部19に締着したブレーキケーブル18を受け入れる横 溝14に連通する。
【0005】 前記連結部12の一端には、ハンドル固定シートを回動させる連結穴17を設 けている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
【0007】 一般に、この種のプラスチック製ブレーキハンドル10は、一定の強度を有す るプラスチック材で作られる。ブレーキケーブル18を連結保持する作用力は、 作動中、保持溝14の直立溝15近傍のショルダ13に当たる。
【0008】 このため、直立溝15に隣接するショルダ13は必然的に変形し易くなり、こ れによって精密な制動効果が損なわれるとともに、直立溝15と横溝16の各々 の上部側のショルダ13が突然崩れることさえある。上記の如き事態は、ブレー キケーブル18の連結部19を完全な破壊に招く場合がある。
【0009】 従って、前記保持溝に隣接するショルダの構造強度を向上させる必要がある。 このため、金属の補強部品を内設する各種プラスチック製ブレーキハンドルを、 一部のブレーキハンドル製造業者が導入した。かかる改良型ブレーキハンドルを 以下説明する。
【0010】 図5に図示する如く、プラスチック製ブレーキハンドル10Aのショルダの構 造強度は、点線で示すプラスチック部分の内側を内張した補強部品20によって 向上している。
【0011】 この補強部品20は、握り部21、連結部22、ショルダ部23、挿入溝24 、及び連結穴25から成り、これらの構成部分は、夫々、前記ブレーキハンドル 10Aの関係部分と同じ位置にあるとともに、図6に示す如く、前記ブレーキハ ンドル10Aの内部に固着している。
【0012】 この補強部品20のショルダ部23は窪んでおり、一方、補強部品20の挿入 溝24は、ブレーキハンドル10Aの保持溝14と横溝16に接触するように外 側に広がる開口部26を有する。このため、ショルダ部23の構造強度が非常に 損なわれるので、ブレーキケーブルを引っ張る際に挿入溝24の開口部26が変 形し易い。
【0013】 さらに、ブレーキケーブルとブレーキハンドル10Aの保持溝14との間の隙 間は、制動作用が発生するような時に必然的に拡大する。このため、引張り力を 制動装置に完全に付与することができず、従って制動効果を精密に実現すること ができない。また、制動装置の耐用期間が短くなることもある。
【0014】 図7には、従来の技術の別のプラスチック製ブレーキハンドル10Bを例示し ており、この図では前記ブレーキハンドル10Bが補強部品30を含むのが図示 されている。
【0015】 この補強部品30は、握り部31、連結部32、ショルダ部33、挿入部34 、及び連結穴35から成り、これらの構成部分は、夫々、前記ブレーキハンドル 10Bの関係部分と同じ位置にあるとともに、図8に示す如く、前記ブレーキハ ンドル10Bの内部に固着している。
【0016】 この補強部品30のショルダ部33は隆起しており、一方、補強部品30の挿 入溝34は、ブレーキハンドル10Bの保持溝14の直立溝15と同じ位置にあ る真っ直ぐな開口部36を設けている。前記ショルダ部33は、ブレーキハンド ル10Bの横溝16に臨ませて設けている。
【0017】 補強部品30の開口部36は、前記補強部品20の開口部26と形状が僅かに 異なる。但し、前記開口部36の両側のショルダ部33は、ブレーキケーブルを 引っ張る時に必然的に変形して挿入溝34を拡張させる。
【0018】 このため、ブレーキケーブルの連結部とブレーキハンドル10Bの保持溝との 間の隙間が広がり、引張り力をブレーキケーブルで制動装置に完全に付与するこ とができなくなる。従って、制動装置の制動効果と耐用期間が悪影響を受けると いう不都合がある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
そこで、この考案は、上述不都合を除去するために、所定長さの握り部と、前 記握り部の所定長さよりも短い長さを有するとともに後端部に連結穴を有する連 結部と、前記握り部と前記連結部の交差箇所に近設したショルダ部とを具備する とともに、前記ショルダ部は、窪んだ構造であり、且つプラスチック製ブレーキ ハンドルの保持溝と位置が対向するとともに前記保持溝に連通する閉止式挿入穴 を設けてあり、前記保持溝は、前記ショルダ部よりも高い高さに設けた横溝を備 えてあり、前記ショルダ部の前記挿入穴と前記プラスチック製ブレーキハンドル の前記保持溝とが、ブレーキケーブルの連結部を受け入れるように採寸してあり 、前記ブレーキケーブルの前記連結部は、前記ショルダ部の前記挿入穴からある 間隙だけ離間するとともに、前記間隙は前記ブレーキケーブルを強制的に引っ張 るような時でさえ一定に保たれるようになっていることを特徴とする。
【0020】
【作用】
上述の如く考案したことにより、ショルダ部と保持溝とは、横溝に嵌入したブ レーキケーブルを引っ張る時に変形し得ることがなく、これによって正確で安全 な制動効果が実現するとともに前記ブレーキハンドルの耐用期間が延びるもので ある。
【0021】 従って、本考案の主な目的は、ブレーキケーブルの連結部を受け入れるように 採寸した閉止式挿入穴を有する改良型補強部品をプラスチック製ブレーキハンド ルに提供することであり、前記ブレーキケーブルを前記ブレーキハンドルで引っ 張る時に前記補強部品のショルダ部が変形することがなく、また、前記ブレーキ ハンドルの保持溝が拡張することがなくて前記ブレーキケーブルを前記ブレーキ ハンドルで引っ張る時に前記ブレーキケーブルの連結部と前記ブレーキハンドル の保持溝との間の間隙が絶対に広がらないようになっている。
【0022】 更に本考案の目的は、ブレーキハンドルの構造を強化することができるととも にブレーキハンドルの耐用期間を長くすることができる改良型補強部品を前記ブ レーキハンドルに提供することにある。
【0023】 本考案の原理によると、本考案の上記目的は、窪んだショルダを有する改良型 補強部品で実現するものであり、前記窪みショルダは、ブレーキハンドルの横溝 よりも低い高さに設けた平らな表面を備えている。さらに、前記窪みショルダは 、閉止式挿入穴を設けてあり、前記閉止式挿入穴は、プラスチック製ブレーキハ ンドルの保持溝と位置が対向するとともに前記保持溝に連通している。本考案の 改良型補強部品は、ブレーキケーブルの連結部を封じ込めることができ、前記シ ョルダ部を強化するようになっているとともに、引張り力をブレーキケーブルで 制動装置に完全且つ正確に付与することができるようになっている。
【0024】
【実施例】
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に説明する。
【0025】 図1〜図3はこの考案の実施例を示すものである。図1に示す如く、本考案で 実施する補強部品40は、握り部41、連結部42、及びショルダ部43から成 る。この握り部41は、連結部42よりも長い。
【0026】 ショルダ部43は、握り部41と連結部42の交差箇所に隣接するように設け ている。このショルダ部43は、窪んでおり、また、閉止式挿入穴44を設けて いる。
【0027】 連結部42は後端部に連結穴45を設けている。本考案の補強部品40は、穿 孔と圧縮によって金属材料で作られている。
【0028】 本考案の補強部品40は、図2に示す如く、成形工具内にプラスチック材で包 装して、補強部品40を内設するプラスチック製ブレーキハンドル50を形成す る。
【0029】 前記窪みショルダ43の挿入穴44は、このプラスチック製ブレーキハンドル 50の保持溝51と位置が対向するとともに前記保持溝51に連通している。
【0030】 この窪みショルダ43は、図3に示す如く、プラスチック製ブレーキハンドル 50の保持溝51の横溝52よりも低い高さに設けている。換言すると、補強部 品40の窪みショルダ43の挿入穴44が塞がれて、ブレーキケーブル18の連 結部19が保持溝51内と挿入穴44内とに保持し易くなるとともに、ブレーキ ケーブル18が横溝52内に収まるようになっている。
【0031】 補強部品40のショルダ43の挿入穴44を塞ぐという事実を考慮すると、本 考案の補強部品40のショルダ43の構造の保全性が損なわれることはない。換 言すれば、本考案の補強部品40のショルダ43の構造強度は、ブレーキケーブ ルを引っ張る際にショルダ43と挿入穴44が変形し得ないような強度である。
【0032】 さらに、ブレーキケーブル18の連結部19は、連結部19と挿入穴44の間 に隙間ができるように保持溝51内と挿入穴44内に収まる。上記の如き間隙は 一定に保たれるので、ブレーキハンドルの引張り力を制動装置に完全に付与する ことができ、正確で安全な制動効果を実現する。
【0033】 ここで留意すべき点は、本考案の補強部品40のショルダ43と挿入穴44は 、力が作用する際に変形しにくいことである。
【0034】 このため、プラスチック製ブレーキハンドルのショルダとプラスチック製ブレ ーキハンドルの保持溝との間の摩減が非常に効果的に回避されるので、従ってプ ラスチック製ブレーキハンドルの耐用期間が長くなる。
【0035】 上述した本考案の実施例は、全ての点において単なる例示と見なすべきもので あり、限定的なものではない。
【0036】 従い、本考案は、この考案の精神を逸脱しない限り他に特定の形式で実施する ことができる。従って、本考案は、実用新案登録請求の範囲でのみ限定すべきも のである。
【0037】
【考案の効果】
以上詳細に説明した如くこの考案によれば、所定長さの握り部と、前記握り部 の所定長さよりも短い長さを有するとともに後端部に連結穴を有する連結部と、 前記握り部と前記連結部の交差箇所に近設したショルダ部とを具備するとともに 、前記ショルダ部は、窪んだ構造であり、且つプラスチック製ブレーキハンドル の保持溝と位置が対向するとともに前記保持溝に連通する閉止式挿入穴を設けて あり、前記保持溝は、前記ショルダ部よりも高い高さに設けた横溝を備えてあり 、前記ショルダ部の前記挿入穴と前記プラスチック製ブレーキハンドルの前記保 持溝とが、ブレーキケーブルの連結部を受け入れるように採寸してあり、前記ブ レーキケーブルの前記連結部は、前記ショルダ部の前記挿入穴からある間隙だけ 離間するとともに、前記間隙は前記ブレーキケーブルを強制的に引っ張るような 時でさえ一定に保たれるようになっているので、ブレーキケーブルの連結部は、 連結部と挿入穴の間に隙間ができるように保持溝内と挿入穴内に収まり、この間 隙は一定に保たれるので、ブレーキハンドルの引張り力を制動装置に完全に付与 することができ、正確で安全な制動効果を実現する。また、プラスチック製ブレ ーキハンドルのショルダとプラスチック製ブレーキハンドルの保持溝との間の摩 減が非常に効果的に回避されるので、従ってプラスチック製ブレーキハンドルの 耐用期間が長くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す改良型補強部品の斜視
図である。
【図2】改良型補強部品を設けたプラスチック製ブレー
キハンドルの概略図である。
【図3】図2の〓−〓線による断面図である。
【図4】この考案の従来の技術を示すプラスチック製ブ
レーキハンドルの斜視図である。
【図5】補強部品を設けた従来の技術によるプラスチッ
ク製ブレーキハンドルの概略図である。
【図6】図5の〓−〓線による断面図である。
【図7】補強部品を設けた別の従来の技術によるプラス
チック製ブレーキハンドルの概略図である。
【図8】図7の〓−〓線による断面図である。
【符号の説明】
40 補強部品 41 握り部 42 連結部 43 ショルダ部 44 閉止式挿入穴 45 連結穴 50 プラスチック製ブレーキハンドル 51 保持溝 52 横溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長さの握り部と、前記握り部の所定
    長さよりも短い長さを有するとともに後端部に連結穴を
    有する連結部と、前記握り部と前記連結部の交差箇所に
    近設したショルダ部とを具備するとともに、前記ショル
    ダ部は、窪んだ構造であり、且つプラスチック製ブレー
    キハンドルの保持溝と位置が対向するとともに前記保持
    溝に連通する閉止式挿入穴を設けてあり、前記保持溝
    は、前記ショルダ部よりも高い高さに設けた横溝を備え
    てあり、前記ショルダ部の前記挿入穴と前記プラスチッ
    ク製ブレーキハンドルの前記保持溝とが、ブレーキケー
    ブルの連結部を受け入れるように採寸してあり、前記ブ
    レーキケーブルの前記連結部は、前記ショルダ部の前記
    挿入穴からある間隙だけ離間するとともに、前記間隙は
    前記ブレーキケーブルを強制的に引っ張るような時でさ
    え一定に保たれるようになっていることを特徴とするプ
    ラスチック製ブレーキハンドル用一体構造の補強部品。
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