JP3006953U

JP3006953U - パイプ類の搬送装置

Info

Publication number: JP3006953U
Application number: JP1994010019U
Authority: JP
Inventors: 純次土屋; 勸五味; 天森; 正雨宮; 一生尾沢
Original assignee: 株式会社新ニホンテック
Priority date: 1994-07-20
Filing date: 1994-07-20
Publication date: 1995-01-31
Anticipated expiration: 2000-07-20

Abstract

(57)【要約】【目的】トラック等の貨物車の荷台に設置して、パイプ
や鋼材等の長尺物を運搬するために使用するパイプ類の
搬送装置に関するものである。【構成】１）貨物車の荷台のあおりにはめ込む荷台取付
部と、荷台取付部に固定された受け台支持部と、受け台
支持部に角度調整可能に保持された受け台とを備えたこ
とを特徴とするパイプ類の搬送装置。２）貨物車の荷台のあおりにはめ込むコ字状の荷台取付
部と、荷台取付部の後方に突出するように固定された受
け台支持部と、受け台支持部のほぼ中間に角度調整可能
に軸着されてパイプや鋼材等の長尺物を支持し、かつそ
の後端を突き当てるＬ字形断面の受け台とを備えたこと
を特徴とするパイプ類の搬送装置。【効果】受け台にパイプや鋼材等の長尺物を確実に保持
させることができ、貨物車が路面を走行している間に振
動等でロープ等が緩んでパイプや鋼材等が路上に落下し
てしまうおそれがなくなった。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はトラック等の貨物車の荷台に設置して、パイプや鋼材等の長尺物を運搬するために使用するパイプ類の搬送装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種のパイプや鋼材等の長尺物を運搬する際には、貨物車の荷台内に収まるものは良いとして、荷台からはみ出すものについては運転席上の鳥居上にパイプや鋼材等の長尺物の前端を搭載し、また荷台のあおり上にクッション材を敷設してこの上にパイプや鋼材等の長尺物の後端を搭載した上、ロープ等でしばって荷台に固定していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが運搬に際し、貨物車が路面を走行している間に振動等でロープ等が緩んでしまい、パイプや鋼材等が路上に落下してしまい、後続の車両を事故に巻き込んでしまうという危険があった。

【０００４】また、パイプや鋼材等の長尺物を安全に運搬するために、ロープ等による締め付けに時間がかかったり、余分な神経を遣う必要があって、ロープ等による締め付けに時間がかかり過ぎるという欠点があった。

【０００５】この考案のパイプ類の搬送装置は従来例の上記欠点を解消しようとするもので、貨物車の荷台からパイプや鋼材等の長尺物がはみ出した場合にも、荷台のあおり上にパイプや鋼材等の長尺物の後端を搭載して、簡単に固定することができるパイプ類の搬送装置を提供しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

すなわちこの考案のパイプ類の搬送装置は、貨物車の荷台のあおりにはめ込む荷台取付部と、荷台取付部に固定された受け台支持部と、受け台支持部に角度調整可能に保持された受け台とを備えたことを特徴とするものである。

【０００７】またこの考案のパイプ類の搬送装置は、貨物車の荷台のあおりにはめ込むコ字状の荷台取付部と、荷台取付部の後方に突出するように固定された受け台支持部と、受け台支持部のほぼ中間に角度調整可能に軸着されてパイプや鋼材等の長尺物を支持し、かつその後端を突き当てるＬ字形断面の受け台とを備えたことをも特徴とするものである。

【０００８】

【作用】

この考案のパイプ類の搬送装置は以上のように構成したので、受け台にパイプや鋼材等の長尺物を確実に保持させることができ、貨物車が路面を走行している間に振動等でロープ等が緩んでパイプや鋼材等が路上に落下してしまうおそれがなくなった。

【０００９】また、パイプや鋼材等の長尺物の運搬に際し、ロープ等による締め付けが簡単で、余分な神経を遣う必要がなく、ロープ等による締め付けを迅速に行ない得るという顕著な効果を発揮する。

【００１０】

【実施例】

以下、この考案のパイプ類の搬送装置の１実施例を図面に基いて詳細に説明する。

【００１１】図１ないし図３において、１は貨物車の荷台のあおりにはめ込むコ字状の荷台取付部で、荷台取付部１は連結材３で両端と、中間部分とで所定の間隔に連結したコ字状のガイドフレーム２とで構成されている。ガイドフレーム２はその後部を前部よりも長く形成している。

【００１２】荷台取付部１の後方には、あおり部分から突出するようにガイドフレーム２の後部に固定された受け台支持部４が設けられている。この受け台支持部４は、Ｖ字フレーム５の片側の先端をガイドフレーム２の後部の上端に固定して、他端をほぼ水平に後方に張り出し、もう一方の側をガイドフレーム２の後部の下部に固定するとともに、上記張り出した突端を連結材６で所定の間隔に保持している。７は補強用連結材で、一端をガイドフレーム２の後部の上端においてＶ字フレーム５の水平部分の先端に固定し、他端をＶ字フレーム５のもう一方の側のほぼ中間に固定している。

【００１３】上記受け台支持部４の長さ方向のほぼ中間位置には上下にアングル材８が固定されており、アングル材８の上部には回転軸９が軸着されている。

【００１４】この受け台支持部４上にはＬ字形断面の受け台１１が保持されている。このＬ字形断面の受け台１１は、その水平部１２にパイプや鋼材等の長尺物２１を支持し、垂直部１３に長尺物２１の後端を突き当てて保持するものである。そして水平部１２および垂直部１３のいずれにも長さ方向の両側に折り返し部１４が形成され、パイプや鋼材等の長尺物２１がずり落ちないように配慮されている。１５は水抜き孔である。

【００１５】受け台支持部４は、アングル材８の上部に軸着した回転軸９にほぼ中間に固定されており、その長さ方向の前後に回転自在保持されている。したがって、この受け台支持部４は、運転席上の鳥居上にパイプや鋼材等の長尺物２１の前端を搭載してその後端を受け台支持部４に保持する際、その傾斜角度に応じて自在にパイプや鋼材等の長尺物２１の後端を保持することができる。

【００１６】

【考案の効果】

【００１７】また、パイプや鋼材等の長尺物の運搬に際し、ロープ等による締め付けが簡単で、余分な神経を遣う必要がなく、ロープ等による締め付けを迅速に行ない得るという顕著な効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案のパイプ類の搬送装置の１実施例を示
す透視図である。

【図２】この考案のパイプ類の搬送装置の１実施例を示
す斜視図である。

【図３】パイプや鋼材等を保持した状態の斜視図であ
る。

【符号の説明】

１荷台取付部２ガイドフレーム３連結材４受け台支持部５Ｖ字フレーム６連結材７補強用連結材８アングル材９回転軸１１受け台１２水平部１３垂直部１４折り返し部１５水抜き孔２１長尺物

フロントページの続き (72)考案者雨宮正山梨県甲府市高室町688番地の２株式会社新ニホンテック内 (72)考案者尾沢一生山梨県甲府市高室町688番地の２株式会社新ニホンテック内

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】貨物車の荷台のあおりにはめ込む荷台取
付部と、荷台取付部に固定された受け台支持部と、受け
台支持部に角度調整可能に保持された受け台とを備えた
ことを特徴とするパイプ類の搬送装置。
【請求項２】貨物車の荷台のあおりにはめ込むコ字状
の荷台取付部と、荷台取付部の後方に突出するように固
定された受け台支持部と、受け台支持部のほぼ中間に角
度調整可能に軸着されてパイプや鋼材等の長尺物を支持
し、かつその後端を突き当てるＬ字形断面の受け台とを
備えたことを特徴とするパイプ類の搬送装置。