JP3006692U - 二連ローラでなるごみ取り具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取っ手付フレームでなるごみ取り用具におい
て、粘着ローラを二連からなる構造を提供する。 【構成】 フレーム３の片端側面には粘着ローラ６が軸
承さる穴３ｂを開口し、他の一方の片端側面はフレーム
３から切離して分離した、ローラ支持片４を設置する。
前記ローラ支持片４はそれぞれ粘着ローラ６が軸承する
穴３ｂを開口して粘着ローラ６の具備する主軸７を回動
自在に係合してなり、ローラ支持片４はフレーム３のス
リット３ａとスライドして伸縮自在になる構造。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は粘着ローラを備えたごみ取り具に関するもので、フレームに２個の 粘着ローラを具備し、それぞれの粘着ローラを同時に回動させる二連ローラでな るごみ取り具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

カーペットなどのごみ取り清掃に使用される粘着ローラを備えた清掃具は柄棒 の下端に粘着ローラを回転自在に取りつけた単式のものが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

当該上記従来技術に類する粘着ローラごみ取り具は、小さい粘着面積が多層に 筒体に巻かれ、作業中のごみの付着でローラの汚れが早いばかりか、着塵力が劣 るという欠点があり、更には、わずかなスペースの清掃にも多くの時間と労力が 必要とされるなどの欠点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案は上記した欠点を解消するために、粘着ローラ６を二連にして取っ手 ２付フレーム３に具備してなり２個の粘着ローラ６が同時に回転して、カーペッ トなどのごみ清掃の出来る構造にすることを目的としたものである。

【０００５】 この考案は上記目的を達成するために、取っ手２とフレーム３を係合し、フレ ーム３の片端側面に穴３ｂを２個開設して、他の一方の片端側面は分離出来るロ ーラ支持片４を２個同形に配設してある。当ローラ支持片４は穴３ｂを具備し更 に溝４ｂの側面に突起したつめ４ａが、フレーム３の片側のスリット３ａにスラ イド連係する。フレーム３とローラ支持片４は常時スプリング５などに係合して なる。又フレーム３の片端側面の穴３ｂと他の一方の片面のローラ支持片４に突 設した穴３ｂがある。

【０００６】 また、粘着ローラを回動させるために両端側面には粘着ローラ６の中空からな る筒体６ａに圧入してなる主軸７が粘着ローラ６の軸芯上に配設されてなる。 当該粘着ローラ６はそれぞれフレーム３の両端側面の開口する穴３ｂに二連とも 軸承されてなる。尚、取っ手２とフレーム３はピン３ｃを支点にして動くよう構 成する。

【０００７】

【作用】

この考案の二連ローラ式ごみ取り具１は上記のように構成されているので、取 っ手２付フレーム３両側面に開口した穴３ｄにそれぞれの２本の粘着ローラの主 軸７が挿入されて回転する。当該２本の粘着ローラの交換のための着脱もフレー ム３の片端側面に設けたローラ支持片４をフレーム３のスリット３ａからスライ ドさせ矢印Ａ方向に引張ることで着脱が出来る。またフレーム３と合体する取っ 手２は、ピン３ｃを支点にして自由自在に矢印方向に傾斜することで２本の粘着 ローラ６を常時床面に押圧して粘着ローラ６を回動することが出来る。尚フレー ム３とローラ支持片４のロック構造はスプリング５に限定するものではない。

【０００８】

【実施例】

実施例について図面を参照にして説明すると、図１及び図２において取っ手２ とフレーム３が支点となるピン３ｃで一体係止してなり、当該フレーム３の両端 部に、ごみを取るための回転する粘着ローラ６がそれぞれ２個嵌合するための軸 受用の穴３ｂが開口してある。更に詳しくは、フレーム３は、一端にスリット３ ａが設けられ、これにスライド係止するローラ支持片４がそれぞれ嵌合する。

【０００９】 そして、上記ローラ支持片４は溝４ｂで分離された面上につめ４ａとスプリン グ５の引掛け３ｃが設けられる。前記ローラ支持片４が粘着ローラ６を狭着保持 している時は、常にフレームＢの引掛け３ｃにスプリング５のフック５ａが結合 しているので、ローラ支持片４とフレーム３は引張り合って保持される。

【００１０】 更に、ローラ支持片４に設けた、つめ４ａはフレーム３からＡ方向に分離する に一定の間隔に設けた停止部３ｄとつめ４ａが追突してロックされる。 これは粘着ローラ６を分離直後に終止する。

【００１１】 更に、ローラ支持片４がスリット３ａにはめ込むことが容易に出来る。 詳しくは、つめ４ａが溝４ｂ方向に押圧されて湾曲することで外部圧力で矢印Ｂ 方向にスライドして挿入出来る。

【００１２】 尚、ごみを取るための粘着ローラ６は裏面に剥離層で形成する粘着シートを中 空筒体６ａに多重に巻付けて切線により使用済後に剥離除去することが出来る。 当該筒体６ａには粘着ローラ６の交換時に着脱出来る主軸７部材が圧入されてな りえず使用時は、フレーム３の両端側面に開口する穴３ｂと回動自在に嵌合して て二連ローラでなるごみ取り用具を構成している。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおりの構成、作用があるので次の優れた効果を奏する。

【００１４】 請求１の粘着ローラは二連でなるのでカーペットなどのごみの清掃が数回の動 作の繰り返しで即座におこなうことで清掃のわずらわしさから解放され、更には 粘着ローラの粘着シートは長期間使用出来る利点があり二連でなるので全体の自 重が大きいために床面に作業者が故意にローラを押す必要がなく気楽に短時間に ごみ取り作業を実行出来る極めて便利な実用的なごみ取りローラ具を提供するこ とが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の二連ローラでなるごみ取り具の分解斜
視図である。

【図２】本考案の二連ローラでなるごみ取り具の分解斜
図。

【符号の説明】

２． 取っ手 ３． フレーム ３ａ．スリット ３ｂ．穴 ４． ローラ支持片 ６． 粘着ローラ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ２個の粘着ローラ６と取っ手２付フレ
   ーム３からなるごみ取り用具において、フレーム３の片
   端側面に開口する穴３ｂを設け、更にフレーム３の他の
   一方片端側面にフレーム３から切り離してなるローラ支
   持体に粘着ローラ二連をそれぞれ軸承してなる、二連ロ
   ーラでなるごみ取り具１