JP3006554B2 - 電子線露光方法 - Google Patents

電子線露光方法

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JP3006554B2
JP3006554B2 JP9209029A JP20902997A JP3006554B2 JP 3006554 B2 JP3006554 B2 JP 3006554B2 JP 9209029 A JP9209029 A JP 9209029A JP 20902997 A JP20902997 A JP 20902997A JP 3006554 B2 JP3006554 B2 JP 3006554B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子線を用いて半
導体基板等の被露光基板を露光して、被露光基板に所望
の描画パターンを形成するための電子線露光方法に関
し、特に、電子線のショット位置精度を向上させること
ができる電子線露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の高集積化、微細
化により、半導体基板上に形成される回路パターンの線
幅は非常に小さいものとなってきている。これに伴い、
半導体基板上に回路パターンを形成するリソグラフィ工
程ではさらに微細なパターンの転写が要求されている。
このようなパターンの微細化の要求を満たす方法とし
て、電子線露光方法が知られている。
【0003】図6は、従来の電子線露光方法を実施する
ための電子線露光装置を概略的に示す説明図である。図
6に示すように、従来の電子線露光装置は、電子線20
を出射する電子銃21と、所定間隔を隔てて平行に配置
された第1アパーチャ22及び第2アパーチャ23と、
第1アパーチャ22を通って第2アパーチャ23に至る
電子線20を偏向する成形偏向器24と、第2アパーチ
ャ23を通った電子線20を偏向して、ステージ25に
載置された被露光基板26上に照射する位置決め偏向器
27と、を有する。
【0004】位置決め偏向器27は、2段若しくは3段
の偏向器が用いられ、最上段の主偏向器28と2段目以
降の副偏向器29とを有する。主偏向器28には電磁偏
向器が用いられ、副偏向器29には静電偏向器が用いら
れる。
【0005】ステージ25は、ステージ駆動装置(図示
せず)によって駆動され、被露光部材26を所望の位置
に移動させることができる。
【0006】電子銃21から出射された電子線20は、
第1アパーチャ22によって短形に成形され、成形偏向
器24により第2アパーチャ23上に照射され、任意寸
法の短形の電子線20を形成する。短形に成形された電
子線20は、位置決め偏向器27により被露光基板26
上の所定の位置に照射され、一筆書きの如くパターンを
1つずつ露光する。
【0007】なお、電子銃21と第1アパーチャ22と
の間にはブランキング電極(図示せず)が設けられ、第
2アパーチャ23と位置決め偏向器27との間には、ブ
ランキング板30が設けられる。そして、ブランキング
電極に電圧を印可して、ステージ25の移動時又は被露
光基板26上に電子線20を到達させたくない時に電子
線を偏向させて、ブランキング板30の周辺の遮蔽部に
当たるようにする。
【0008】図7は、従来の電子線露光方法を示す説明
図である。電子線露光では、主偏向器28による電子線
の偏向可能な領域が数mm四方と狭いため、図7(a)
に示すように、被露光基板26である半導体デパイスの
チップを複数の主偏向領域A、B、C、D・・・に分割
して露光を行う。各主偏向領域内は、図7(b)に示す
ように、さらに複数の副偏向領域31に分割され、電子
線露光位置においては副偏向領域31内をさらに副副偏
向領域(図示せず)に分割する。
【0009】主偏向領域A内では、四隅の一端から描画
が始められ(例えば、左下端)、他の四隅の一端(例え
ば右上端)で描画を終了する。主偏向領域Aの描画が終
了すると、次に、描画を行う主偏向領域Bの中心部が電
子線の光軸の中心に位置するように、被露光基板26を
搭載したステージ25を移動させ、次の主偏向領域Bの
左下端から描画を開始する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図8は、主偏向領域A
とBの描画を行ったときの、主偏向器28による電子線
の偏向方向と偏向量の変化を示す説明図である。図8
中、実線は主偏向領域Aの描画時の主偏向器28の出力
変化を示し、点線は、主偏向領域Bの描画時の主偏向器
28の出力変化を示す。
【0011】主偏向領域Aで主偏向器28により電子線
を左下から順に右上まで偏向して描画を行い、新しい主
偏向領域Bで描画を開始するとき、図8に示すように、
主偏向器28により電子線が主偏向領域の右上から左下
まで対角線状に大きく偏向される。主偏向器28には電
磁偏向が主に用いられるため、電子線の偏向方向や偏向
量が大きく変化すると、自己インダクタンス等の影響で
偏向精度が劣化する。このため、新しい主偏向領域の最
初に描画が行われる副偏向領域では、電子線の偏向精度
が安定しないため、ショットの位置精度が劣化する。
【0012】また、ショットの位置精度を劣化させない
ために、十分な整定待ち時間を設定すると、スループッ
トが低下する。
【0013】図9は、主偏向器28の出力変化量と、電
子線のショットの位置精度が安定するまでの時間(整定
待ち時間)との関係を示すグラフである。図9からわか
るように、主偏向器28によって電子線を大きく偏向し
て出力変化量が増大すると、それに伴い整定待ち時間が
長くなり、その結果、スループットが低下する。
【0014】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、スループットを低下させることなく、
電子線のショット位置精度を向上させることができる電
子線露光方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の電子線露光方法
は、移動可能なステージに載置される被露光基板を複数
の偏向領域に分割し、各偏向領域内で電子線を偏向しな
がら被露光基板に照射して、所望のパターンを露光する
電子線露光方法において、(1)偏向領域内で、露光終
了時の電子線の偏向状態を保持する工程と、(2)電子
線の偏向状態を保持しながら、次の偏向領域内にステー
ジを移動させる工程と、(3)ステージの移動後に、保
持された電子線の偏向状態の位置から次の偏向領域内で
電子線を偏向して露光を行う工程と、を有することを特
徴とするものである。
【0016】この発明によれば、電子線の偏向状態を保
持しながら、次の偏向領域内にステージを移動させ、ス
テージの移動後に、保持された電子線の偏向状態から次
の偏向領域内で電子線を偏向して露光を行うので、偏向
器による電子線の偏向量を最小に抑えることができ、自
己インダクタンスの影響を排除することができる。
【0017】本発明の他の形態の電子線露光方法は、移
動可能なステージに載置される被露光基板を複数の偏向
領域に分割し、各偏向領域内で電子線を偏向しながら被
露光基板に照射して、所望のパターンを露光する電子線
露光方法において、(1)偏向領域内で、露光終了時の
電子線の偏向状態を保持する工程と、(2)電子線の偏
向状態を保持しながら、次の偏向領域内にステージを移
動させる工程と、(3)ステージの移動後に、保持され
た電子線の偏向状態の位置に露光対象となるパターンが
存在するか否かを判定する工程と、(4)判定した結
果、パターンが存在する場合には、保持された電子線の
偏向状態の位置から電子線を偏向して露光を行い、パタ
ーンが存在しない場合には、保持された電子線の偏向状
態の位置から最も近接したパターンの位置まで電子線を
偏向した後、露光を行う工程と、を有することを特徴と
するものである。
【0018】この発明によれば、ステージの移動後に、
保持された電子線の偏向状態の位置に露光対象となるパ
ターンが存在するか否かを判定し、判定した結果、パタ
ーンが存在する場合には、保持された電子線の偏向状態
の位置から電子線を偏向して露光を行い、パターンが存
在しない場合には、保持された電子線の偏向状態の位置
から最も近接したパターンの位置まで電子線を偏向した
後、露光を行うので、偏向器による電子線の偏向量が最
小限に抑えられる。
【0019】電子線の偏向状態を保持しながら、次の偏
向領域内にステージを移動させる工程は、電子線をブラ
ンキングして行われるのが好ましい。
【0020】本発明のさらに他の形態の電子線露光方法
は、移動可能なステージに載置される被露光基板を複数
の偏向領域に分割し、各偏向領域内で電子線を偏向しな
がら被露光基板に照射して、所望のパターンを露光する
電子線露光方法において、(1)偏向領域内で、所望の
パターンを露光する工程と、(2)次の偏向領域内にス
テージを移動させる工程と、(3)次の偏向領域内で電
子線を偏向して露光を行う前に、実パターンに影響を与
えない疑似ショットを行う工程と、を有することを特徴
とするものである。
【0021】この発明によれば、次の偏向領域内で電子
線を偏向して露光を行う前に、実パターンに影響を与え
ない疑似ショットを行うので、偏向器出力の不安定な時
間は疑似ショットが行われ、実パターンに対する描画時
には偏向器は安定した状態で描画が行われる。
【0022】上記疑似ショットは、電子線が被露光基板
に到達しないようにブランキングされてもよく、また、
電子線が被露光基板に到達しても解像されることのない
微小のショットであってもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施
の形態に係る電子線露光方法を示す説明図である。図1
(a)に示すように、被露光基板1は複数の主偏向領域
に分割され、主偏向領域は、A→B→C→Dの順で描画
される。
【0024】まず、主偏向領域Aの中心部が電子線の光
軸の中心に位置するようにステージ25(図6参照)に
より、被露光基板1を移動させる。
【0025】次いで、電子線を主偏向器28(図6参
照)により主偏向領域Aの左下の副偏向領域2に偏向
し、描画を開始する。
【0026】次いで、主偏向領域Aにおける副偏向領域
2の描画が終了すると、図1(b)の矢印で示すよう
に、主偏向器28により電子線を偏向し、順に副偏向領
域2の描画を行う。
【0027】次いで、主偏向領域A内の右上に位置する
最後の副偏向領域2の描画が終了すると、主偏向領域B
の中心部が電子線の光軸の中心に位置するようにステー
ジ25を移動させる。このとき、電子線は主偏向器28
によって右上に偏向されたままの状態に保持される。
【0028】また、ステージ25の移動の際、電子線は
ブランキングされる。ブランキングは、前述したよう
に、ブランキング電極に電圧を印可して、電子線をブラ
ンキング板30(図6参照)で遮蔽することにより行わ
れる。また、ブランキング板30を水平方向に移動させ
て、電子線を遮蔽してもよい。
【0029】ステージ25の移動後、主偏向領域Bで
は、主偏向器28による電子線の偏向量を最小に抑える
ため、右上端の副偏向領域2から描画を開始され、矢印
で示すように電子線を偏向し、副偏向領域2の描画を行
う。
【0030】主偏向領域Bの描画が終了すると、主偏向
領域Cの中心部が電子線の光軸の中心に位置するように
ステージ25を移動させる。このとき、電子線は主偏向
器28によって左下に偏向されたままの状態に保持され
る。
【0031】ステージ25の移動後、主偏向領域Cで
は、主偏向器28による電子線の偏向量を最小に抑える
ため、左下端の副偏向領域2から描画を開始され、矢印
で示すように電子線を偏向し、副偏向領域2の描画を行
う。
【0032】主偏向領域Cの描画が終了すると、主偏向
領域Dの中心部が電子線の光軸の中心に位置するように
ステージ25を移動させる。このとき、電子線は主偏向
器28によって右上に偏向されたままの状態に保持され
る。
【0033】ステージ25の移動後、主偏向領域Dで
は、主偏向器28による電子線の偏向量を最小に抑える
ため、右上端の副偏向領域2から描画を開始され、矢印
で示すように電子線を偏向し、副偏向領域2の描画を行
う。
【0034】図2は、主偏向領域AとBの描画を行った
ときの、主偏向器28による電子線の偏向方向と偏向量
の変化を示す説明図である。図2に示すように、主偏向
領域Aの描画が終了し、主偏向領域Bの描画が開始され
る時、主偏向器28による電子線の偏向方向と偏向量は
変化しない。このため、主偏向器28の自己インダクタ
ンスの影響を排除することができ、高いショット位置精
度が得られる。また、主偏向領域移動後の整定待ち時間
が短くできるため、スループットが向上する。
【0035】図3は、本発明の第2の実施の形態に係る
電子線露光方法を示すフローチャートである。この電子
線露光方法では、まず、ある偏向領域内で露光が終了す
ると(ステップS1)、その露光終了時の電子線の偏向
状態を保持する(ステップS2)。
【0036】次いで、電子線の偏向状態を保持しなが
ら、次の偏向領域内にステージ25を移動させる(ステ
ップS3)。
【0037】次いで、ステージ25の移動後に、保持さ
れた電子線の偏向状態の位置に露光対象となるパターン
が存在するか否かを判定し(ステップS4)、判定した
結果、パターンが存在する場合には、保持された電子線
の偏向状態の位置(副偏向領域2)から電子線を偏向し
て露光を行う(ステップS5)。パターンが存在しない
場合には、保持された電子線の偏向状態の位置から最も
近接したパターンの位置まで電子線を偏向した後、露光
を行う(ステップS6)。
【0038】その主偏向領域で露光が終了すると(ステ
ップS7)、すべてのパターンを露光するまで、上記動
作を繰り返す(ステップS8)。
【0039】図4は、本発明の第2の実施の形態に係る
電子線露光方法を説明するための説明図である。第1の
実施の形態では、主偏向領域を移動した後の描画は、前
の主偏向領域で描画された最後の副偏向領域2から開始
される。しかし、図4に示すように、主偏向領域には、
パターンが存在する領域P1とパターンが存在しない領
域P2があり、ステージ移動後の該当する副偏向領域2
内にパターンが存在しない場合がある。
【0040】すなわち、図4に示す主偏向領域Aでは最
も右上に位置する副偏向領域2aで描画が終了する。し
かし、次に描画される主偏向領域Bでは、最も右上の副
偏向領域2bには描画パターンが存在しない。第2の実
施の形態では、このような場合、保持された電子線の偏
向状態の位置から最も近接したパターンの位置の副偏向
領域2cまで電子線を偏向し、その副偏向領域2cより
描画を開始する。保持された電子線の偏向状態の位置か
ら最も近接したパターンの位置の副偏向領域2cまで電
子線を偏向するので、主偏向器28による電子線の偏向
量は最も小さくなる。
【0041】第2の実施の形態では、描画パターンデー
タを主偏向領域及び副偏向領域2に分割する際に、主偏
向器28による電子線の偏向量が最小限に抑えられるよ
うに、副偏向領域2の描画順を設定する。このため、主
偏向器28の自己インダクタンスの影響によるショット
の位置精度の低下を最小限に抑えることができる。
【0042】なお、ステージ25の移動後に、該当する
副偏向領域2にパターンが存在する場合には、第1の実
施の形態と同様に、その副偏向領域2から描画を開始す
る。
【0043】図5は、本発明の第3の実施の形態に係る
電子線露光方法を示す説明図である。図5(a)に示す
ように、被露光基板1は複数の主偏向領域に分割され、
主偏向領域は、A→B→C→Dの順で描画される。
【0044】まず、主偏向領域Aの中心部が電子線の光
軸の中心に位置するようにステージ25により、被露光
基板1を移動させる。
【0045】次いで、電子線を主偏向器28により主偏
向領域Aの左下の副偏向領域2に偏向し、描画を開始
し、右上に位置する副偏向領域2で描画が終了する。
【0046】次いで、主偏向領域Bの中心部が電子線の
光軸の中心に位置するように、ステージ25により被露
光基板1を移動させ、電子線は主偏向器28によって左
下の副偏向領域2を描画するため、対角線に偏向され
る。このとき、主偏向器28の出力変化はX方向、Y方
向とも最大となるため、偏向直後のショット位置精度は
安定しない。これを避けるため、図5(b)に示すよう
に、主偏向領域の描画開始前に実パターン3に影響を与
えない疑似ショット4を行う。
【0047】主偏向器28の出力の不安定な時間は疑似
ショット4が行われ、実パターン3に対する描画時には
主偏向器28は安定した状態で描画が行われる。このた
め、高いショット位置精度が得られる。
【0048】第3の実施の形態で述べた疑似ショット4
は、実パターン3に影響を与えないことが必要である。
疑似ショット4を打つ時は、例えば、電子線が被露光基
板1に到達しないように、ブランキング板30(図6参
照)によって電子線20をブランキングしてもよい。
【0049】また、成形偏向器24により、第2アパー
チャ23上で第1アパーチャ22を通過した電子線をブ
ランキングし、疑似ショット4を行ってもよい。
【0050】さらに、被露光基板1上に電子線が到達し
ても解像しないような微小ショット(0.05μm四方
以下程度)を疑似ショット4として行ってもよい。以上
の方法により、実パターン3に影響を与えることなく疑
似ショット4を行うことができる。
【0051】本発明は、上記実施の形態に限定されるこ
とはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範
囲内において、種々の変更が可能である。例えば、ステ
ージを移動させる次の偏向領域は、必ずしも隣接する偏
向領域に限らない。また、主偏向領域の露光順序は例示
であり、上記の説明に限るものではない。
【0052】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、電子線
の偏向状態を保持しながら、次の偏向領域内にステージ
を移動させ、ステージの移動後に、保持された電子線の
偏向状態から次の偏向領域内で電子線を偏向して露光を
行うので、主偏向器による電子線の偏向量を最小に抑え
ることができ、自己インダクタンスの影響を排除するこ
とができる。その結果、偏向領域移動直後の描画におい
ても、高いショット位置精度が得られる。また、偏向領
域移動後の整定待ち時間が短くできるため、スループッ
トが向上する。
【0053】請求項2に記載の発明によれば、ステージ
の移動後に、保持された電子線の偏向状態の位置に露光
対象となるパターンが存在するか否かを判定し、判定し
た結果、パターンが存在する場合には、保持された電子
線の偏向状態の位置から電子線を偏向して露光を行い、
パターンが存在しない場合には、保持された電子線の偏
向状態の位置から最も近接したパターンの位置まで電子
線を偏向した後、露光を行うので、偏向器による電子線
の偏向量が最小限に抑えられる。その結果、偏向器の自
己インダクタンスの影響によるショット位置精度の低下
を最小限に抑えることができる。
【0054】請求項4に記載の発明によれば、次の偏向
領域内で電子線を偏向して露光を行う前に、実パターン
に影響を与えない疑似ショットを行うので、偏向器出力
の不安定な時間は疑似ショットが行われ、実パターンに
対する描画時には偏向器は安定した状態で描画が行われ
る。その結果、偏向器の振り遅れの影響を排除すること
ができ、高精度のショット位置精度を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子線露光方
法を示す説明図である。
【図2】主偏向領域AとBの描画を行ったときの、主偏
向器による電子線の偏向方向と偏向量の変化を示す説明
図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る電子線露光方
法を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る電子線露光方
法を説明するための説明図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る電子線露光方
法を示す説明図である。
【図6】従来の電子線露光方法を実施するための電子線
露光装置を概略的に示す説明図である。
【図7】従来の電子線露光方法を示す説明図である。
【図8】主偏向領域AとBの描画を行ったときの、主偏
向器による電子線の偏向方向と偏向量の変化を示す説明
図である。
【図9】主偏向器の出力変化量と、電子線のショットの
位置精度が安定するまでの時間(整定待ち時間)との関
係を示すグラフである。
【符号の説明】
A:主偏向領域 B:主偏向領域 C:主偏向領域 D:主偏向領域 1:被露光基板 2:副偏向領域 3:実パターン 4:疑似ショット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/30 541J

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動可能なステージに載置される被露光基
    板を複数の偏向領域に分割し、各偏向領域内で電子線を
    偏向しながら前記被露光基板に照射して、所望のパター
    ンを露光する電子線露光方法において、(1)偏向領域
    内で、露光終了時の電子線の偏向状態を保持する工程
    と、(2)電子線の偏向状態を保持しながら、次の偏向
    領域内にステージを移動させる工程と、(3)ステージ
    の移動後に、保持された電子線の偏向状態の位置から次
    の偏向領域内で電子線を偏向して露光を行う工程と、 を有することを特徴とする電子線露光方法。
  2. 【請求項2】移動可能なステージに載置される被露光基
    板を複数の偏向領域に分割し、各偏向領域内で電子線を
    偏向しながら前記被露光基板に照射して、所望のパター
    ンを露光する電子線露光方法において、(1)偏向領域
    内で、露光終了時の電子線の偏向状態を保持する工程
    と、(2)電子線の偏向状態を保持しながら、次の偏向
    領域内にステージを移動させる工程と、(3)ステージ
    の移動後に、保持された電子線の偏向状態の位置に露光
    対象となるパターンが存在するか否かを判定する工程
    と、(4)判定した結果、パターンが存在する場合に
    は、保持された電子線の偏向状態の位置から電子線を偏
    向して露光を行い、パターンが存在しない場合には、保
    持された電子線の偏向状態の位置から最も近接したパタ
    ーンの位置まで電子線を偏向した後、露光を行う工程
    と、 を有することを特徴とする電子線露光方法。
  3. 【請求項3】前記電子線の偏向状態を保持しながら、次
    の偏向領域内にステージを移動させる工程は、電子線を
    ブランキングして行われることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の電子線露光方法。
  4. 【請求項4】移動可能なステージに載置される被露光基
    板を複数の偏向領域に分割し、各偏向領域内で電子線を
    偏向しながら前記被露光基板に照射して、所望のパター
    ンを露光する電子線露光方法において、(1)偏向領域
    内で、所望のパターンを露光する工程と、(2)次の偏
    向領域内にステージを移動させる工程と、(3)次の偏
    向領域内で電子線を偏向して露光を行う前に、実パター
    ンに影響を与えない疑似ショットを行う工程と、 を有することを特徴とする電子線露光方法。
  5. 【請求項5】前記疑似ショットは、電子線が前記被露光
    基板に到達しないようにブランキングされることを特徴
    とする請求項4に記載の電子線露光方法。
  6. 【請求項6】前記疑似ショットは、電子線が前記被露光
    基板に到達しても解像されることのない微小のショット
    であることを特徴とする請求項4に記載の電子線露光方
    法。
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