JP3005986B2 - 自動伴奏装置 - Google Patents

自動伴奏装置

Info

Publication number
JP3005986B2
JP3005986B2 JP63317399A JP31739988A JP3005986B2 JP 3005986 B2 JP3005986 B2 JP 3005986B2 JP 63317399 A JP63317399 A JP 63317399A JP 31739988 A JP31739988 A JP 31739988A JP 3005986 B2 JP3005986 B2 JP 3005986B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
rhythm
chord
accompaniment
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63317399A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02161497A (ja
Inventor
陽一郎 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP63317399A priority Critical patent/JP3005986B2/ja
Publication of JPH02161497A publication Critical patent/JPH02161497A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3005986B2 publication Critical patent/JP3005986B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、演奏者がメロディ音色指定を行いやすい電
子楽器の自動伴奏装置に関する。
〔従来の技術〕
電子キーボード、電子管楽器、電子弦楽器等の電子楽
器の普及で、様々な種類の楽音で容易に演奏を楽しむこ
とが可能となってきており、また、1台の電子楽器で多
くの種類の楽音を得ることも簡単にできるようになって
きている。
更に、簡単な操作でバラエティに富んだ演奏効果を得
るために、電子楽器に自動伴奏装置を搭載したものも多
く開発されている。
この場合、自動伴奏の態様としては、リズム楽器音に
よって自動伴奏を行うもの、ベース及びコード(和音)
伴奏によって自動伴奏を行うもの等があり、これらによ
り音楽的表現力を高めている。
ここで、リズム楽器音による自動伴奏とベース・コー
ド伴奏による自動伴奏を組み合わせて自動伴奏を行う自
動伴奏装置において、リズム音を発音させるタイミング
は、例えば16ステップ(16分音符に対応する)を1組と
するパターン(以下、これをリズムパターンと呼ぶ)に
よって指定される。すなわち、1ステップ毎にリズム音
を発音させるか否かを指定し、この16ステップのリズム
パターンを一定のテンポで順次読み出し、各ステップ毎
に発音するか否かを判定・制御しながらリズム音の発音
タイミングの制御を行い、これを上記16ステップを繰り
返し読み出しながら演奏させれば音楽的にリズミカルな
伴奏効果を得られる。なお、リズム音は複数用意しても
よく、この場合は複数のリズム音に対して上記制御が独
立して行われる。また、コード音を発音させるタイミン
グも、同様にリズムパターンとは独立した例えば16ステ
ップを1組とするパターン(以下、これをコードパター
ンと呼ぶ)によって指定し、コード音の発音タイミング
の制御を行えばよい。更に、ベース音を発音させるタイ
ミングも、同様にリズムパターン及びコードパターンと
は独立した例えば16ステップを1組とするパターン(以
下、これをベースパターンと呼ぶ)に基づいて指定し、
ベース音の発音タイミングの制御を行えばよい。
このとき、上記コードパターンで発音されるコード音
のコード進行は、通常、演奏者が鍵盤上の特定の鍵領域
(以下、これを伴奏鍵という)を用いて随時行う。ま
た、各コード信号を示すコード進行データが予めメモリ
に記憶されており、このデータに基づいて上記コードパ
ターンの進行と共に自動的にコード指定を行うことによ
り、演奏者がより簡単に自動伴奏を楽しむことができる
ようにした自動伴奏装置もある。なお、前記ベースパタ
ーンで発音されるベース音のベース進行の指定、すなわ
ちベース音程を曲の進行に合わせてどのように指定して
ゆくかは、上記各コード進行データで指定されるコード
種別の根音の音程として指定する。
なお、上記リズムパターン、コードパターン、ベース
パターン及びコード進行を、ロック、ワルツ、マーチ等
の各伴奏パターン毎に1組ずつ用意し、演奏が任意に選
択できるようにしてもよい。
そして、演奏者は、自動伴奏と共に前記伴奏鍵以外の
特定の鍵領域(以下、これをメロディ鍵という)を用い
て、自由にメロディ演奏を楽しむことができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ここで、通常、ロック、ワルツ、マーチ等の伴奏パタ
ーンにより、メロディ音色は変えた方がより効果的な演
奏を行える。また、1つの伴奏パターンの進行の中で
も、任意の時期にメロディ音色を変えた方がより効果的
な演奏を行える。
しかし、上記従来例では、演奏者は上記伴奏パターン
の選択を行った場合、手動でメロディ音色を選択しなけ
ればならない。また、1つの伴奏パターンの中でも、い
ちいち手動でメロディ音色を変えてゆかなければならな
い。このため、伴奏パターン数が増大したような場合に
は、演奏者は、どの伴奏パターンにどのメロディ音色が
マッチするか判断するのが難しくなり、簡単な自動伴奏
を楽しむことができないという問題点を有している。
本発明の課題は、初心者にも容易にメロディ音色を指
定できるようにし、これにより演奏者が期待した通りの
自動伴奏を実現できるようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、リズムパターン、ベースパターン又はコー
ドパターン及びコード進行データ等の伴奏パターンに基
づいてリズム音、ベース音又はコード音を発音させて自
動伴奏を行う自動伴奏装置を前提とする。ここで、リズ
ムパターンとは、リズム音を発音させるタイミングを指
定するための、例えば16ステップ(16分音符に対応す
る)を1組とするパターンである。そして、リズムパタ
ーンにおいて、1ステップ毎にリズム音を発音させるか
否かを指定し、この16ステップのリズムパターンを一定
のテンポで順次読み出し、各ステップ毎に発音するか否
かを判定・制御しながらリズム音の発音タイミングの制
御を行い、これを上記16ステップを繰り返し読み出しな
がらリズム音による自動伴奏を行う。コードパターンも
同様に、コード音を発音させるタイミングを指定するた
めの、リズムパターンとは独立した例えば16ステップを
1組とするパターンであり、これに基づいてコード音の
発音タイミングの制御を行う。更に、ベースパターンも
同様に、ベース音を発音させるタイミングを指定するた
めの、リズムパターン及びコードパターンとは独立した
例えば16ステップを1組とするパターンであり、これに
基づいてベース音の発音タイミングの制御を行う。これ
に加えてコード進行データは、コード種別を指定するデ
ータであり、前記コードパターン及びベースパターンに
より発音されるコード音及びベース音の種別の指定を、
時間の経過と共に順次行ってゆく。
上記自動伴奏装置において、伴奏パターン記憶手段
は、前記リズムパターン、ベースパターン、コードパタ
ーン又はコード進行データ等の伴奏パターンを、例えば
ロック、ワルツ、マーチ等の伴奏種別毎に複数組記憶す
る手段である。
伴奏パターン選択手段は、演奏者に該複数組の伴奏パ
ターンのうち1つを選択させる手段である。同手段は、
例えば伴奏パターン選択スイッチである。
自動伴奏制御手段は、該選択手段で選択された伴奏パ
ターンを前記伴奏パターン記憶手段から読み出して自動
伴奏を行う手段である。この場合、例えば演奏者が伴奏
パターン選択手段で伴奏パターンを選択することによ
り、それと同時に自動伴奏をスタートするようにする。
メロディ演奏手段は、該自動伴奏と並行して演奏者に
メロディ演奏を行わせる手段である。
メロディ音色パターン記憶手段は、メロディ音色指定
データ及び当該音色指定データを読み出すタイミングデ
ータを1組とするデータを複数組有してなるメロディ音
色パターンを、前記複数組の伴奏パターンの各々に対応
して複数組記憶する手段である。
そして、メロディ音色制御手段は、前記伴奏パターン
選択手段で選択された伴奏パターンに対応するメロディ
音色パターンを選択し、当該選択されたメロディ音色パ
ターンに含まれるメロディ音指定データを対応するタイ
ミングデータに基づいて読み出し、この読み出されたメ
ロディ音色指定データにて前記メロディ演奏手段による
メロディ演奏時のメロディ音色の指定を行う手段であ
る。
〔作用〕
本発明の作用は、次の通りである。
演奏者が、自動伴奏を行うための伴奏パターンを、例
えばロック、ワルツ、マーチ等の種別の中から伴奏パタ
ーン選択手段で選択すると、自動伴奏制御手段が対応す
る伴奏パターンを伴奏パターン記憶手段から読み出し、
これに基づいて自動伴奏を行う。
これと同時に、演奏者は、メロディ演奏手段で任意に
メロディ演奏を行えるが、この場合、伴奏パターンが選
択される毎に、メロディ音色制御手段が、メロディ音色
指定データ及び当該音色指定データを読み出すタイミン
グデータを1組とするデータを複数組有してなるメロデ
ィ音色パターンのうち、その選択された伴奏パターンに
対応するものを、メロディ音色パターンをメロディ音色
記憶手段から読み出し、メロディ演奏手段に設定する。
従って、演奏者は、伴奏パターンの選択に応じていち
いちメロディ音色の指定を行う必要がなくなる。
また、自動伴奏制御手段がある伴奏パターンに従って
自動伴奏を行う場合、その自動伴奏の進行に従って、選
択されたメロディ音色パターンに含まれるメロディ音指
定データを対応するタイミングデータに基づいて読み出
し、この読み出されたメロディ音色指定データにて前記
メロディ演奏手段によるメロディ演奏時のメロディ音色
の指定を順次行う。
従って、演奏者は自動伴奏の進行に従っていちいちメ
ロディ音色の指定を行うことなく、任意の時期にメロデ
ィ音色を切り換えられる。
なお、例えば演奏者が伴奏パターン選択手段で伴奏パ
ターンを選択することにより、それと同時に自動伴奏を
スタートするようにすれば、自動伴奏スタート時の操作
を簡単にすることができる。
〔実施例〕
{実施例の構成} 第1図は、本発明の実施例の構成図である。
中央制御装置(CPU、以下同じ)1は、全体の動作を
制御する制御装置であり、内部にフラグ・カウンタ・レ
ジスタ群(FCR、以下同じ)1011を有する。
CPU101には、鍵盤部104、スイッチ部105、パターンメ
モリ部106、コード進行メモリ部107、オートオペレーシ
ョンメモリ部113、コードジャッジ部108及びタイマーク
ロック発生部102が接続される。また、タイマークロッ
ク発生部102からのタイマークロックに基づき+1ずつ
カウントアップされるリズムカウンタ(RC、以下同じ)
103が接続される。そして、CPU101は、メロディ音発生
部109、伴奏音発生部110及びリズム音発生部111を制御
し、サウンドシステム112を介して楽音を放音させる。
メロディ音発生部109、伴奏音発生部110及びリズム音
発生部111は、伴奏音発生部110に例示するように、例え
ば音程及び発生楽音の基本波形を決めるDCO(Digital c
ontrolled Oscillator)1101と、その特性の時間的な変
化を決めるエンベロープ発生器1102、DCO1101の出力波
形に対して、その音色を制御するDCW(Digital Control
led Wave)1103と、その音色特性の時間的な変化を決め
るエンベロープ発生器1104、並びにDCW1103の出力波形
に対してその音量を制御するDCA(Digital Controlled
Amplifier)1105と、その音量特性の時間的な変化を決
めるエンベロープ発生器1106等によって構成され、エン
ベロープ発生器1102、1104及び1106等に与えるパラメー
タを変化させることにより、様々な楽音波形の発生を実
現する。なお、上記のような構成に限定されるものでは
なく、例えばリズム音発生部111は、実際のリズム楽器
の楽音波形をメモリに記憶させ、これを後述するリズム
パターンに同期して読み出して出力するPCM音源タイプ
の構成にしてもよい。
サウンドシステム112は、メロディ音発生部109、伴奏
音発生部110及びリズム音発生部111から出力される楽音
波形を増幅し放音する手段であり、例えばアンプ及びス
ピーカ等である。
第2図に、第1図の鍵盤部104の外観を示す。同図に
示すように、複数の鍵1041から構成され、本実施例で
は、0オクターブ(OC=0)のC2から5オクターブ(OC
=5)のC7までの5オクターブ分の音階を発生できる。
このうち、C2〜B3までの伴奏鍵1042は、通常演奏時には
通常の音階指定用の鍵として機能するが、後述する自動
伴奏時のノーマルモードでは、コード指定用の鍵として
機能する。
また、鍵盤部104に隣接して、第1図のスイッチ部105
が第3図に示すように配置される。スイッチ部105は自
動伴奏時の各設定を行うスイッチ群である。
リズムスイッチ(以下、スイッチをSWと表す)1051
は、#1〜#6の6つのスイッチからなり、いずれか1
つを押すことにより自動伴奏時のリズムの指定を行え
る。この場合、#1から#6の各リズムSW1051には、例
えばロック、ワルツ、マーチ、サンバ、フォーク及びフ
ュージョン等の各リズムが割り当てられている。
オートコード進行SW1052は、後述するオートコード進
行モード指定用のスイッチであり、これが押されるとそ
の上部のLEDが点灯する。
スタートSW1054とストップSW1055は、自動伴奏の開始
及び停止用のスイッチである。
イントロSW1053、フィルインSW1056及びエンディング
SW1057は、各々、イントロ演奏、フィルイン演奏及びエ
ンディング演奏開始用のスイッチである。
テンポアップSW1058及びテンポダウンSW1059は、各
々、自動伴奏のテンポのアップ及びダウン用のスイッチ
である。
音色切換スイッチ1060は、メロディー音色切換用のス
イッチである(同図では、#1〜#3の3音色を選択で
きる)。
オートオペレーションモードSW1061は、後述するオー
トオペレーションモード指定用のスイッチであり、これ
が押されるとその上部のLEDが点灯する。
{実施例の概略動作} 上記構成の実施例の概略動作につき、まず、説明す
る。
初めに、自動伴奏を行わない通常演奏時には、第1図
の鍵盤部104から第4図に示す鍵情報KIが入力する。鍵
情報KIは、押鍵・離鍵を示すON/OFF情報OF、12音階のう
ち1音階を示すキーコードKC及び何オクターブ目かを示
すオクターブコードOCからなる。そして、鍵盤部104上
のいずれかの鍵1041(第3図)が押鍵されると、CPU101
は、上記キーコードKC及びオクターブコードOCを基に、
押鍵された鍵に対応する音高情報を生成してメロディ音
発生部109に供給する。これにより、メロディ音発生部1
09が上記音高情報に基づくメロディ音を発生し、サウン
ドシステム112を介して放音させる。
次に、自動伴奏時には、ノーマルモードとオートコー
ド進行モードの2種類を指定することが可能である。
まず、ノーマルモード時には、演奏者は、ロック、ワ
ルツ、・・・等の6種類のリズムのうち1つを選択する
ことができ、その後、自動伴奏をスタートさせると、第
1図のリズム音発生部111から、複数のリズム楽器音
で、各リズム楽器音毎に独立の16ステップからなるリズ
ムパターンでのリズム伴奏音の発音が開始されて繰り返
される。この場合、16ステップが楽譜上の例えば1小節
に対応し、従って、例えば各小節毎に同じリズムパター
ンが繰り返される。
この状態で演奏者が、第1図又は第2図の鍵盤部104
のC2〜B3の間の任意の伴奏鍵1042を押鍵することによ
り、第1図の伴奏音発生部110から、前記伴奏鍵に対応
した根音で、前記リズムパターンとは異なる16ステップ
からなるベースパターンで、所定のベース音による伴奏
音の発音が開始され繰り返される。これと同時に、第1
図の伴奏音発生部110から、上記伴奏鍵に対応したコー
ドで、前記リズムパターン及びベースパターンとは異な
る16ステップからなるコードパターンで、所定のコード
音色の例えば3音又は4音からなる和音による伴奏音の
発音が開始され繰り返される。
このように、ノーマルモードでは、例えばロックのリ
ズムを選択すれば、複数のリズム楽器音によるロックの
リズムパターンのリズム伴奏の他に、演奏者が第3図の
伴奏鍵1042で指定したコード音に基づいて、ロックのベ
ースパターン・ベース音色のベース伴奏と、ロックのコ
ードパターン・コード音色のコード伴奏とによって、自
動伴奏をさせることができる。このとき演奏者は、第2
図の鍵盤部104のB3より高い音階の鍵1041により、上記
伴奏に合わせて自由にメロディー演奏等を行える。
次に、オートコード進行モード時には、ノーマルモー
ド時と同様に、リズムを選択して自動伴奏をスタートさ
せると、ノーマルモード時と同様にリズム伴奏が開始さ
れ繰り返されると同時に、リズムパターンとは異なるベ
ースパターン及びコードパターンでベース伴奏及びコー
ド伴奏もスタートする。そしてこの場合、ベースパター
ン及びコードパターンは、選択したリズムに対応する所
定の16ステップのパターンが繰り返されるが、このとき
指定されるベース音及びコード音は、選択したリズムに
対応する所定のコード進行が複数小節にわたって自動的
に指定されてゆく。
このように、オートコード進行モードでは、例えばロ
ックのリズムを選択すると、複数のリズム楽器音による
ロックのリズムパターンのリズム伴奏の他に、ロックの
ベースパターン・ベース進行のベース伴奏と、ロックの
コードパターン・コード進行のコード伴奏とによって自
動伴奏をさせることができる。そして、演奏者は、第2
図の鍵盤部104の任意の鍵1041により、上記伴奏に合わ
せて自由にメロディー演奏等を行える。
次に、ノーマルモード及びオートコード進行モードの
いずれにおいても、演奏中に演奏テンポ及びメロディー
音色を変更することができ、また、イントロ、フィルイ
ン及びエンディング等の演奏効果を付加することができ
る。この場合、ノーマルオペレーションモードとオート
オペレーションモードの2つのモードを選択することが
できる。
ノーマルオペレーションモードでは、演奏者は第3図
のテンポアップSW1058又はテンポダウンSW1059により任
意にテンポを変更でき、また、音色切換スイッチ1060に
より演奏者がメロディー演奏を行う場合のメロディー音
色を任意に変更できる。更に、第3図のイントロSW105
3、フィルインSW1056及びエンディングSW1057により各
々の演奏効果を付加できる。
オートオペレーションモードでは、上記各スイッチ操
作からは独立して、テンポ及びメロディー音色が自動的
に変更・指定されてゆく。更に、任意のタイミングで自
動的に演奏効果が付加されてゆく。これが本発明の特に
特徴とする機能である。
上記動作の他に、ノーマルモード及びオートコード進
行モードのいずれにおいても、演奏者は演奏中に第3図
のリズムSW1051でリズムを切換えることができる。
{ノーマルモードの詳細動作} 次に、自動伴奏時のノーマルモードでの詳細な動作に
つき説明する。第5図〜第10図は、CPU101が特には図示
しないプログラムを実行する場合の動作フローチャート
のうち、特に、ノーマルモードに関連するものである。
FCRの説明 まず、第1図のFCR1011を第13図に示し、そのうち、
ノーマルモード時の動作に関連するものを以下に列挙す
る。
リズムナンバーレジスタRR(第13図(a));第3図
の#1〜#6のリズムSW1051のうち、現在どのリズムが
指定されているかを示す3ビットのレジスタ パターンレジスタPR(第13図(b));現在のリズム
パターン又はコードパターンは、本パターンか、フィル
インパターンか、イントロパターンか、エンディングパ
ターンかを示す2ビットのレジスタ プリリズムナンバーレジスタPRR(第13図(c));
現在のリズムが指定される1つ前のリズムナンバーを示
す3ビットのレジスタ 伴奏中フラグBF(第13図(e));現在、自動伴奏中
であるかオートリズム中であるかを示す1ビットのフラ
グ テンポデータレジスタTR(第13図(f));現在のテ
ンポを示す5ビットのレジスタで、このテンポに基づい
てリズムカウンタRCがカウントアップしてゆく オートコード進行フラグACR(第13図(g));オー
トコード進行モードか否かを示す1ビットのフラグ パターンチェンジ待機フラグPTF(第13図(h));
リズム切換えがされ、又はエンディングSW1057(第3
図)が押されて、実際にパターンが切換わるまでの間、
待機中であるか否かを示す1ビットのフラグ オートオペレーションフラグAOF(第13図(o));
メロディー音変更、テンポ変更、及びイントロ・フィル
イン・エンディング効果付加を演奏者がマニュアルで行
うか、それとは独立して自動的に行うかを指定する1ビ
ットのフラグ 以下、第5図〜第10図の動作フローチャートに沿って
ノーマルモードの動作説明を行う。
待機動作 まず、演奏者が、特には図示しない本体の電源を入れ
ることにより、第5図のメイン動作フローチャートがス
タートし、始めにS501でイニシャル処理が行われる。こ
の処理の詳細を第6図に示す。すなわち、同図のS601〜
S6092において各種フラグが初期設定される。なお、テ
ンポデータレジスタTRの内容を16に初期設定するのは、
同レジスタが後述するように0〜31の値を取り得るた
め、テンポをその中間に設定するためである。これらの
処理の後、イニシャル処理を終了する(S6092→S61
0)。
上記第5図S501のイニシャル処理の後、S502〜S506の
処理ループが繰り返される。
まず、S502では、テンポ処理を行う。この処理の詳細
を第7図に示す。すなわち、S701で第3図のテンポアッ
プSW1058が押されたか否かを判定し、同SWが押されたと
判定されたらS704でテンポデータレジスタTRの値を+1
し、テンポを上昇させてテンポ処理を終了する(S704→
S703)。S701の判定がNOの場合、S702で第3図のテンポ
ダウンSW1059が押されたか否かを判定し、同SWが押され
たと判定されたらS705でテンポデータレジスタTRの値を
−1し、テンポを下降させてテンポ処理を終了する(S7
05→S703)。なお、同レジスタの値は、特には図示しな
いが0以下又は31以上にはならないよう制御される。S7
02の判定がNOの場合、テンポ制御は行わずにテンポ処理
を終了する(S702→S703)。
上記第5図S502のテンポ処理の後、S503で初期リズム
切換処理を行う。この処理の詳細を第8図に示す。すな
わち、S801で第3図のリズムSW1051が切換えられたか否
かを判定し、YESの場合には、S801→S802に進み、リズ
ムSW1051のリズムナンバーに対応した値をリズムナンバ
ーレジスタRRにセットしてリズムを切換え、初期リズム
切換処理を終了する(S803→S804)。ここで、第13図
(a)に示すように、リズムナンバー#1〜#6に対応
して(第3図も参照)、0〜5の値が3ビットの2進数
でセットされる。一方、リズムSW1051が切換えられてお
らずS801の判定がNOの場合、何もせずに初期リズム切換
処理を終了する(S801→S804)。
上記第5図S503の初期リズム切換処理の後、S5031の
オートオペレーションモード処理で第3図のオートオペ
レーションモードSW1061が押されたか否かを判定する。
オートオペレーションモードSW1061は、メロディー音変
更、テンポ変更、及びイントロ・フィルイン・エンディ
ング効果付加(後述する)を演奏者が第3図の対応する
スイッチで行うか、それとは独立して自動的に行うかを
指定するスイッチであり、前者をノーマルオペレーショ
ンモード、後者をオートオペレーションモードと呼び、
現在どちらのモードであるかは第1図のFCR1011内の第1
3図(o)で説明したオートオペレーションフラグAOFの
値により示される。初期状態では第5図S501のイニシャ
ル処理において、オートオペレーションフラグAOFが0
にリセットされており(第6図S6021)、ノーマルオペ
レーションモードとなっている。そして、第5図S5031
のオートオペレーションモード処理の詳細な動作フロー
チャートは第22図に示されるが、第3図のオートオペレ
ーションSW1061が押されなければ、 第22
図S2201の判定がNOとなって、S2209に抜けてそのまま第
5図S5031の処理を終了する。第22図の処理について
は、オートコード進行処理の後に詳細に説明する。
上記第5図S5031のオートオペレーションモード処理
の後、S504で第3図のオートコード進行SW1052が押され
たか否かを判定する。今、ノーマルモードでは同SWは押
されないため、判定はノーである。
続いて、S505で第3図のイントロSW1053が押されたか
否かを判定する。押された場合については後述する。
S505の判定がNOの場合、S506で第3図のスタートSW10
54が押されたか否かを判定する。
スタートSW1054が押されない場合は、上記S502〜S506
の処理を繰り返し、第3図のオートコード進行SW1052、
イントロSW1053又はスタートSW1054のいずれかが押され
るまで待機する。
リズム音のみの再生動作 第5図S502〜S506の待機状態において、演奏者が第3
図のスタートSW1054を押した場合、リズム音のみの再生
動作に入る。
まず、S506の判定がYESとなった後、S5081でオートオ
ペレーションフラグAOFの値が1か否か、すなわちオー
トオペレーションモードかノーマルオペレーションモー
ドかが判定される。今、S501のイニシャル処理で同フラ
グは0に初期設定されているため(第6図S6021)、初
めはノーマルオペレーションモードとなり、S5081の判
定はNOとなってS509の処理に移る。なお、ここでの判定
がYESとなってS5082のオートオペレーションモードに進
んだ場合の処理は、オートコード進行処理の説明の後に
詳細に説明する。
S509では伴奏中フラグBFの内容が1か否か、すなわち
自動伴奏中であるかオートリズム中であるかが判定され
る。今、S501のイニシャル処理で同フラグは0に初期設
定されているため(第6図S608)、始めはオートリズム
中となりS509の判定はNOとなる。
続いて、演奏者が第2図の伴奏鍵1042を押鍵しなけれ
ばS519の判定もNOとなり、S514のリズム再生処理を行
う。この処理の詳細を第9図に示す。
まず、S901、S902及びS903でパターンレジスタPRの値
が1、2又は3であるか否か、すなわち自動伴奏すべき
パターンがフィルインパターン、イントロパターン又は
エンディングパターンであるか否かが判定される。演奏
者がスタートSW1054を押した状態では、S501のイニシャ
ル処理で同レジスタは0に初期設定されているため(第
6図S605)、始めは本パターンとなり、S901〜S903の判
定は全てNOとなってS904の処理に進む。
S904ではパターンチェンジ待機フラグPTFの値が0か
否かが判定される。このフラグの機能については後述す
るが、始めはS501のイニシャル処理で同フラグは0に初
期設定されているため(第6図S607)、S904の判定はNO
となり、S905の処理に進む。
S905では、リズムナンバーレジスタRRの示すリズムナ
ンバーに対応する16ステップの本リズムパターンのう
ち、第1図のRC(リズムカウンタ)103のカウンタ値の
示すステップを読み出す処理を行う。今、CPU101に接続
されるパターンメモリ部106には、第14図に示すような
構成のリズムパターン(コードパターン及びベースパタ
ーンは後述する)が記憶されている。同図に示すよう
に、リズムパターンは、本パターン、フィルインパター
ン、イントロパターン及びエンディングパターンの4パ
ターンからなり、更に、これら各パターン毎に#1〜#
6のリズム別に各々0〜15の16ステップのパターンで構
成される。第15図(a)に、第14図の各16ステップのリ
ズムパターンを示す。同図に示すように、自動伴奏時
に、各ステップ毎にリズム音を発音するか否かを、8つ
のリズム楽器音別に0又は1の2進数で指定可能であ
る。ここで、BDはバスドラム音、SNはスネアドラム音、
CHはクローズトハイハット音、OHはオープンハイハット
音、T1〜T2はタム1〜タム3音、CYはシンバル音であ
る。これらの構成より、第9図のS905においては、第1
図のCPU101が、パターンメモリ部106に記憶されている
第14図の本リズムパターンのうち、リズムナンバーレジ
スタRRの示す値に対応するリズムナンバー(#1〜#6
のうちいずれか)の本リズムパターンから、第1図のRC
103のカウンタ値に対応するステップを読み出す。
上記動作に続いて第9図のS906で、上記読み出された
ステップで「1」が指定されているリズム音の発音指示
を第1図のリズム音発生部111に対して行う。このと
き、第15図(a)に示すように8種類程度のリズム音を
並列に発音させるため、上記動作も8音色分必要となる
が、これは、第1図のリズム音発生部111が時分割動作
をすることにより、各リズム音独立に行うことができ
る。これにより、リズム音発生部111が各リズム音別に
上記リズムパターンに基づくタイミングでリズム音を発
生し、サウンドシステム112を介して放音させる。
S906の処理が終了するとS907の処理に進み、1ステッ
プ分のリズム音の再生処理を終了する。
第5図のS514で上記1ステップ分のリズム再生処理を
終了すると、S515の繰り返しで第1図のタイマークロッ
ク発生部102からのタイマークロックの入力待ち状態に
なる。
タイマークロックが入力すると、S516で第1図のRC10
3がカウントアップされる。
そして、S517、S518の処理を経た後(後述する)、S5
081、S509、S519の各判定がNOとなって、再びS514のリ
ズム再生処理を行う。この場合、第9図のS905では、第
1図のRC103の値が+1されているため、第1図のパタ
ーンメモリ部106に記憶されている第14図の本リズムパ
ターンのうち、リズムナンバーレジスタRRの示す値に対
応するリズムナンバー(#1〜#6のうちいずれか)の
本リズムパターンから読み出されるステップは、前回の
処理より1つ進む。そして、この読み出されたステップ
に応じて第9図のS906でリズム音の発音処理がなされ
る。
以上のように、第5図のS5081→S509→S519→S514→S
515〜S518→S5081→S509のループ処理を繰り返すことに
より、第14図の本リズムパターンのうち、リズムナンバ
ーレジスタRRの示す値に対応するリズムナンバー(#1
〜#6のうちいずれか)の16ステップの本リズムパター
ンが順次読み出され、それに対応してリズム音が発音さ
れる。この場合、第1図のRC103は16進カウンタであ
り、ステップ15までカウントアップした後は再びステッ
プ0に戻るため、各リズム音は所定の16ステップ分が繰
り返し発音される。そして、この16ステップが楽譜上の
例えば1小節に対応することになる。すなわち、自動伴
奏時の8種類程度の各リズム音は各小節毎に一定のリズ
ムパターンを繰り返し演奏する。
リズム音のみの再生動作中にテンポが切換えられた場合 上記リズム音のみの再生動作において、リズム音の発
音スピードは第5図のS516で第1図のRC103がカウント
アップされる速度、すなわちS515で第1図のタイマーク
ロック発生部102からタイマークロックが入力する速度
で決まる。そして、このタイマークロックの入力タイミ
ングは、第1図のCPU101がテンポデータレジスタTRの0
〜31の値に応じて、31段階に決定する。テンポデータレ
ジスタTRの値は、第5図のS501のイニシャル処理で中間
の値16に初期設定されており(第6図S602)、また、自
動伴奏の前に第5図のS502で変更され得る。
この処理の他、前記リズム音再生中にも演奏者が第3
図のテンポアップSW1058又はテンポダウンSW1059を操作
することにより、第5図のS517でテンポデータレジスタ
TRの値は変更できる。この処理は、S502のテンポ処理と
全く同様であり、既に説明した第7図で示される。
上記処理により、演奏者は、自動伴奏中にも発音中の
リズム音のテンポを変更できる。
リズム音のみの再生動作中にリズムが切換えられた場合 上記リズム音のみの再生動作において、第14図の本リ
ズムパターンにおいて、#1〜#6のうちどのリズムナ
ンバーの本リズムパターンが選択されるかは、リズムナ
ンバーレジスタRRの示す値0〜5に対応する#1〜#6
のリズムナンバーのものが選択される。
そして、このリズムナンバーレジスタRRの値は、自動
伴奏開始前に第5図のS503で変更されるが、リズム音の
再生中にも演奏者が第3図の#1〜#6のリズムSW1051
のうち所望のものを選択することにより、リズムパター
ンを任意に変更できる。この動作は、第5図のS518の各
種切換処理の一部処理として実現され、その処理の詳細
を第10図に示す。
まず、S1001〜S1003の判定は全てNOとなり(これは後
述する)、S1004の処理に進む。ここで、第3図のリズ
ムSW1051が切換えられなければS1004の判定はNOとな
り、そのままS1013で第5図のS518の各種切換処理を終
了する。これに対して、同SWが切換えられた場合S1004
の判定がYESとなり、S1005及びS1006の処理に進む。
S1005では今までのリズムナンバーレジスタRRの値を
プリリズムナンバーレジスタPRRにコピーする。次のS10
06ではリズムSW1051のリズムナンバーに対応した値をリ
ズムナンバーレジスタRRにセットしてリズムを切換え
る。
次にS1007において、第1図のRC103のカウンタ値(次
に発音されるべきステップを示す)が0であるか否か、
すなわち16ステップの本リズムパターンのちょうど区切
りのよいタイミングか否かがが判定される。
S1007の判定がYES、すなわちちょうど区切りのよいタ
イミングの場合、S1008に進んでオートコード進行フラ
グACRの値が1か否かが判定される。現在はノーマルモ
ードであり、ACRの内容は第5図のS503のイニシャル処
理で0に初期設定されたままであるため(第6図S60
3)、この判定はNOでS1012の処理に進む。S1012ではパ
ターンチェンジ待機フラグPTFの値が0にセットされた
後、S1013に進んで第5図S518の各種切換処理を終了す
る。すなわち、16ステップの本リズムパターンのちょう
ど区切りのよいタイミングでは、PTFの値が0となる。
一方、S1007の判定がNO、すなわち16ステップの本リ
ズムパターンの途中のタイミングの場合、S1014に進ん
でパターンチェンジ待機フラグPTFの値が1にセットさ
れた後、S1013で第5図S518の各種切換処理を終了す
る。すなわち、16ステップの本リズムパターンの途中の
タイミングでは、PTFの値が1となる。
上記のようにして、リズムナンバーレジスタRRの値の
変更及びパターンチェンジ待機フラグPTFの値の設定が
された後、第5図のS5081、S509、S519の判定がNOとな
って、再びS514のリズム再生処理に入る。
ここで、16ステップの本リズムパターンのちょうど区
切りのよいタイミングでリズムが切換わった場合、パタ
ーンチェンジ待機フラグPTFの値は0であるため、第9
図のS901〜S903を経た後、S904の判定はYESとなる。従
って次のS905で、第1図のパターンメモリ部106に記憶
されている第14図の本リズムパターンのうち、リズムが
切換られたことによりリズムナンバーレジスタRRが示す
新たな値に対応するリズムナンバーの本リズムパターン
がステップ0から順次読み出され、これ以後は、変更さ
れたリズムパターンでリズム音が発音される。
一方、16ステップの本リズムパターンの途中のタイミ
ングでリズムが切換わった場合、パターンチェンジ待機
フラグPTFの値は1であるため、第9図のS901〜S903を
経た後、S904の判定はNOとなりS908に進む。
S908では、第1図のパターンメモリ部106に記憶され
ている第14図の本リズムパターンのうち、プリリズムナ
ンバーレジスタPRRの示す値に対応するリズムナンバー
の本リズムパターンから、第1図のRC103のカウンタ値
に対応するステップを読み出す。ここで、プリリズムナ
ンバーレジスタPRRには、リズムが切換わる前のリズム
ナンバーに対応する値が格納されているため、次のS909
で第1図のRC103の値が15と判定されるまでは、S906に
進んでリズムが切換わる前の本リズムパターンでリズム
音が発音される。
そして、第5図のS5081〜S518のループによりS514の
上記リズム再生処理が繰り返され、第9図のS909におい
て第1図のRC103の値が15になった場合、すなわち次に
発音すべきリズムパターンが最終の15ステップとなった
ときにその判定がYESとなり、次のS910の判定がNOとな
った後(ノーマルモードだからACRの値は0である)、S
913でパターンチェンジ待機フラグPTFの値が0に戻さ
れ、S906に進んでリズムが切換わる前の本リズムパター
ンの最終ステップが発音される。この動作の後、第5図
のS5081〜S518のループを回って再びS514のリズム再生
処理に入ると、PTFが0にされたため第9図のS904の判
定がYESとなって、S905で第1図のパターンメモリ部106
に記憶されている第14図の本リズムパターンのうち、リ
ズムが切換られたことによりリズムナンバーレジスタRR
が示す新たな値に対応するリズムナンバーの本リズムパ
ターンがステップ0から順次読み出され、これ以後は、
変更されたリズムパターンでリズム音が発音される。
このように、16ステップの本リズムパターンの途中の
タイミングでリズムが切換わった場合は区切りのよいタ
イミングまでリズムが切換わる前の本リズムパターンで
発音された後に新しい本リズムパターンに切換わる。
リズム音のみの再生動作中にフィルインSWが押された場
合 前記S5081〜S518のループによりS514のリズム再生処
理が繰り返されている途中に、演奏者が第3図のフィル
インSW1056を押した場合の動作につき説明する。この場
合は、そのタイミングから15ステップ目までフィルイン
リズムパターンでリズム音の発音を行い、その後、本リ
ズムパターンに戻る。
このための切換準備処理は、第5図のS518の各種切換
処理において行われる。すなわち、第10図において、S1
001の判定がYESとなることによりS1015の処理に移り、
ここでパターンレジスタPRに値1がセットされ、S1013
で第5図S518の各種切換処理を終了する。
上記のようにして、パターンレジスタPRの値が変更さ
れた後、第5図のS5081、S509、S519の判定がNOとなっ
て、再びS514のリズム再生処理に入る。
そして、第9図で、上記PR=1のためS901の判定がYE
SとなってS914の処理に進む。S914では第1図のパター
ンメモリ部106に記憶されている第14図のフィルインリ
ズムパターンのうち、リズムナンバーレジスタRRが示す
値に対応するリズムナンバーのフィルインリズムパター
ンから、第1図のRC103のカウンタ値に対応するステッ
プを読み出す。
その後、次のS915でRC103の値が15と判定されるまで
は、S906に進んでフィルインリズムパターンでリズム音
が発音される。
上記に示したように、16ステップの本リズムパターン
の途中のタイミングでリズムが切換わった場合でも、即
座にフィルインリズムパターンに変更される。これによ
り、演奏者が第3図のフィルインSW1056を押したタイミ
ングで、発音中のリズム音にフィルイン効果を付加でき
る。
以上の動作に基づいて、第5図のS5081〜S518のルー
プによりS514のリズム再生処理が繰り返され、第9図の
S915において第1図のRC103の値が15になった場合、す
なわち次に発音すべきリズムパターンが最終の15ステッ
プとなったときにS915の判定がYESとなり、S916に進
む。
S916ではパターンレジスタPRの内容が0に戻され、本
リズムパターンへの復帰準備がなされる。続いて、S916
〜S919の処理が行われるが、これらの処理は後述するオ
ートコード進行モードでの処理である。これらの処理の
後、S906に進んでフィルインリズムパターンの最終ステ
ップのリズム音が発音される。
上記動作の後、第5図のS5081〜S518のループを回っ
て再びS514のリズム再生処理に入ると、PRが0にされた
ため第9図のS901〜S903の判定がNOとなって、本リズム
パターンによる発音動作に戻る。
リズム音のみの再生動作中にエンディングSWが押された
場合 前記S5081〜S518のループによりS514のリズム再生処
理が繰り返されている途中に、演奏者が第3図のエンデ
ィングSW1057を押した場合の動作につき説明する。この
場合は、本リズムパターンで区切りのよいところまでリ
ズム音の発音をした後、16ステップのエンディングリズ
ムパターンでリズム音の発音を行い、リズム音による自
動伴奏を終了する。
このための切換準備処理は、第5図のS518の各種切換
処理において行われる。すなわち、第10図において、S1
002の判定がYESとなることによりS1016の処理に移り、
ここでパターンレジスタPRに値3がセットされS1007の
処理に進む。
S1007では第1図のRC103のカウンタ値が0であるか否
か、すなわち16ステップの本リズムパターンのちょうど
区切りのよいタイミングか否かがが判定される。
S1007の判定がYES、すなわちちょうど区切りのよいタ
イミングの場合、S1008の判定がNOでS1012の処理に進
み、パターンチェンジ待機フラグPTFの値が0にセット
された後、S1013で第5図S518の各種切換処理を終了す
る。すなわち、前記リズム音再生動作中のリズム切換の
場合と同様、16ステップの本リズムパターンのちょうど
区切りのよいタイミングでは、PTFの値が0となる。
一方、S1007の判定がNO、すなわち16ステップの本リ
ズムパターンの途中のタイミングの場合、S1014に進ん
でパターンチェンジ待機フラグPTFの値が0にセットさ
れた後、S1013から第5図S518の各種切換処理を終了す
る。すなわち、16ステップの本リズムパターンの途中の
タイミングでは、PTFの値が1となる。これも前記リズ
ム切換の場合と同様である。
上記のようにして、パターンレジスタPRの値の変更及
びパターンチェンジ待機フラグPTFの値の設定がされた
後、第5図のS5081、S519の判定がNOとなって、再びS51
4のリズム再生処理に入る。
そして、第9図のS903の判定がYESとなって、S920に
進みエンディングリズムパターンの処理に移る。
ここで、16ステップの本リズムパターンのちょうど区
切りのよいタイミングで第3図のエンディングSW1057が
押された場合、パターンチェンジ待機フラグPTFの値は
0であるため、S920の判定はYESとなる。従って、次のS
921で、第1図のパターンメモリ部106に記憶されている
第14図のエンディングリズムパターンのうち、リズムナ
ンバーレジスタRRが示す値に対応するリズムナンバーの
エンディングリズムパターンがステップ0から順次読み
出され、その後、次のS922でRC103の値が15と判定され
るまでは、S906に進んでエンディングリズムパターンで
リズム音が発音される。
そして、第5図のS5081〜S518のループによりS514の
上記リズム再生処理が繰り返され、RC103の値が15にな
った場合、すなわち次に発音すべきリズムパターンが最
終の15ステップとなったときにS922の判定がYESとな
り、S923でエンディングリズムパターンの最終ステップ
が発音される。
この動作の後、S923から第5図のS518の各種切換処理
内の第10図の経路を介してS1017の処理にジャンプす
る。そして、S1017の判定はNOとなるため(ノーマルモ
ードではACRの値は0である)、S1017から第5図のS501
内の第6図の経路を介してS603以降の処理にジャンプ
し、自動伴奏を終了する。この処理の後は、第5図S501
のイニシャル処理が行われた後(第6図S603以降の処
理)、S502〜S506の処理を繰り返し、第3図のオートコ
ード進行SW1052、イントロSW1053又はスタートSW1054の
いずれかが押されるまで待機する。なお、第6図のS601
とS602のリズムナンバーレジスタRR、テンポデータレジ
スタTRの及びノーマルオペレーションモードの初期設定
は行われず、次にスタートSW1054等が押された場合に
は、今までのリズムナンバー及びテンポで自動伴奏が始
まり、また、ノーマルオペレーションモードで自動演奏
される。
一方、16ステップの本リズムパターンの途中のタイミ
ングで第3図のエンディングSW1057が押された場合、パ
ターンチェンジ待機フラグPTFの値は1であるため、第
9図のS920の判定はNOとなりS924に進む。
S924では、第1図のパターンメモリ部106に記憶され
ている第14図の本リズムパターンのうち、リズムナンバ
ーレジスタRRの示す値に対応するリズムナンバーの本リ
ズムパターンから、第1図のRC103のカウンタ値に対応
するステップを読み出す。すなわち、次のS909で第1図
のRC103の値が15と判定されるまでは、S906に進んで本
リズムパターンでリズム音が発音される。
そして、第5図のS5081〜S518のループによりS514の
上記リズム再生処理が繰り返され、第9図のS909におい
て第1図のRC103の値が15になった場合、すなわち次に
発音すべきリズムパターンが最終の15ステップとなった
ときにその判定がYESとなり、次のS910の判定がNOとな
った後(ノーマルモードだからACRの値は0である)、S
913でパターンチェンジ待機フラグPTFの値が0に戻さ
れ、S906に進んで本リズムパターンの最終ステップが発
音される。
この動作の後、第5図のS5081〜S518のループを回っ
て再びS514のリズム再生処理に入ると、PTFが0にされ
たため第9図のS920の判定がYESとなって、これ以後の1
6ステップ分は、S920→S921→S922→S906の処理によ
り、エンディングリズムパターンでリズム音が発音され
る。
そして、リズム音の発音処理を繰り返し、RC103の値
が15になった場合は、S922の判定がNOとなり、S923でエ
ンディングリズムパターンの最終ステップが発音された
後、前記と全く同様にして、自動伴奏の動作を終了す
る。
以上に示したように、演奏者は自動伴奏の終了時に第
3図のエンディングSW1057を押すことにより、リズムパ
ターンにエンディングの効果を容易に付加することがで
きる。
リズム音のみの再生動作開始時にイントロSWでスタート
させた場合 前記S5081〜S518のループによりS514のリズム再生処
理を開始させるときに、演奏者が第3図のイントロSW10
53を押してスタートさせた場合の動作につき説明する。
この場合は、始めにイントロリズムパターンで16ステッ
プ分のリズム音の発音をした後、本リズムパターンでの
リズム音の発音動作に移行する。
まず、第5図のS502〜S506の処理ループによる待機状
態において、演奏者が第3図のイントロSW1053を押す
と、S505の判定がYESとなって、S507に進みパターンレ
ジスタPRに値2がセットされてイントロリズムパターン
のモードになる。その後は、前記スタートSW1054(第3
図)を押した時と同様にS5081、S509及びS519の判定がN
Oとなり、S514のリズム再生処理に入る。
この場合、第9図のS902の判定がYESとなりS926に進
む。S926では第1図のパターンメモリ部106に記憶され
ている第14図のイントロリズムパターンのうち、リズム
ナンバーレジスタRRが示す値に対応するリズムナンバー
のイントロリズムパターンをステップ0から順次読み出
す。
その後、次のS927で第1図のRC103の値が15と判定さ
れるまでは、S906に進んでイントロリズムパターンでリ
ズム音が発音される。
以上の動作に基づいて、第5図のS5081〜S518のルー
プによりS514のリズム再生処理が繰り返され、第9図の
S927において第1図のRC103の値が15になった場合、す
なわち次に発音すべきリズムパターンが最終の15ステッ
プとなったときにS927の判定がYESとなり、S928に進
む。
S928ではパターンレジスタPRの内容が0に変更され、
本リズムパターンへの移行準備がなされる。この処理の
後、S906に進んでイントロリズムパターンの最終ステッ
プが発音される。
上記動作の後、第5図のS5081〜S518のループを回っ
て再びS514のリズム再生処理に入ると、PRが0にされた
ため第9図のS901〜S903の判定がNOとなって、本リズム
パターンによる発音動作に移行する。
以上に示したように、演奏者は自動伴奏開始時に第3
図のイントロSW1053を押すことによって、リズムパター
ンにイントロの効果を容易に付加することができる。
リズム音のみの再生動作中にストップSWが押された場合 前記S5081〜S518のループによりS514のリズム再生処
理が繰り返されている途中に、演奏者が第3図のストッ
プSW1055を押した場合の動作につき説明する。
この場合、第5図のS518の各種切換処理において、第
10図のS1003の判定がYESとなり、S1017に進む。そし
て、S1017の判定はNOとなるため(ノーマルモードではA
CRの値は0である)、S1017から第5図のS501内の第6
図の経路を介してS603以降の処理にジャンプし、自動
伴奏を終了する。これ以降の処理は、演奏者が第3図の
エンディングSW1057を押した場合の自動伴奏終了時の処
理と同じである。
リズム音のみの再生動作中に伴奏鍵が押鍵された場合 前記S5081〜S518のループによりS514のリズム再生処
理が繰り返されている途中に、演奏者第1図の鍵盤部10
4において、第2図のC2〜B3NO間のいずれかの伴奏鍵104
2を押鍵した場合の動作につき説明する。
この場合、鍵盤部104から第1図のCPU101に、押鍵さ
れた伴奏鍵に対応する第4図に示す鍵情報KIが入力す
る。
この入力状態は、リズム音発音中に第5図のS519にお
いて検出され、その判定がYESとなる。
これにより、まず、S520で伴奏中フラグBFが1にセッ
トされ、伴奏モードに移行する。
続いて、S521ではコードジャッジが行われる。これ
は、第1図のCPU101からコードジャッジ部108に鍵情報K
Iが渡されることにより、コードジャッジ部108が鍵情報
KI内のキーコードKC及びオクターブコードOCを判別し、
押鍵された伴奏鍵の根音及びコードを判別する処理であ
る。
次に、S512でベース音再生処理を行う。この処理は、
第1図のコードジャッジ部108で判定された根音の音で
ベース音による伴奏を行う処理であり、音程指定がある
ほかは前記S514でのリズム再生処理と同様の処理を行
う。従って、その詳細も第9図のリズム再生処理の詳細
に準ずるものである。
この場合、第1図のパターンメモリ部106には、第14
図に示すようなリズムパターンの場合と同様の構成のベ
ースパターンが記憶されている。すなわち、ベースパタ
ーンは、本パターン、フィルインパターン、イントロパ
ターン及びエンディングパターンの4パターンからな
り、各パターン毎に#1〜#6のリズム別に各々16ステ
ップのパターンで構成される。第15図(c)に、第14図
の各16ステップのベースパターンを示す。同図に示すよ
うに、自動伴奏時に、各ステップ毎に1種類のベース音
を発音するか否かを、0又は1の2進数で指定可能であ
る。
上記構成と併せて、第5図のS512のベース再生処理が
S514のリズム再生処理に準じて行われることにより、前
記本リズムパターン、フィルインリズムパターン、エン
ディングリズムパターン及びイントロリズムパターンに
基づくリズム音の再生処理に同期して、本ベースパター
ン、フィルインベースパターン、エンディングベースパ
ターン及びイントロベースパターンに基づくベース音の
再生処理が行われる。すなわち、第3図のフィルインSW
1056、エンディングSW1057、イントロSW1053等に対する
ベース音再生時の動作は、リズム音の再生の場合と全く
同様である。
なお、ベース音(単音である)の発音は、第1図の伴
奏音発生部110で行われるが、後述するコード音の発音
も伴奏音発生部110で行われるため、同発生部110は複数
の楽音を時分割処理により並列して発音可能な構成とな
っている。
次に、S513でコード音再生処理を行う。この処理は、
第1図のコードジャッジ部108で判定されたコードでコ
ード伴奏を行う処理であり、コード指定があるほかは前
記S514でのリズム再生処理と同様の処理を行う。従っ
て、ベース音再生の場合と同様、その詳細は第9図のリ
ズム再生処理の詳細に準ずるものである。
この場合、第1図のパターンメモリ部106には、第14
図に示すようなリズムパターンの場合と同様の構成のコ
ードパターンが記憶されている。第15図(b)に、第14
図の各16ステップのコードパターンを示す。同図に示す
ように、自動伴奏時に、各ステップ毎に1種類のコード
音(3〜4音が同時に和音として発音される)を発音す
るか否かを、0又は1の2進数で指定可能である。
上記構成と併せて、第5図のS513のコード再生処理が
S514のリズム再生処理に準ずることより、前記本リズム
パターン、フィルインリズムパターン、エンディングリ
ズムパターン及びイントロリズムパターンに基づくリズ
ム音の再生処理に同期して、本コードパターン、フィル
インコードパターン、エンディングコードパターン及び
イントロコードパターンに基づくコード音の再生処理が
行われる。すなわち、第3図のフィルインSW1056、エン
ディングSW1057、イントロSW1053等に対するコード音再
生時の動作は、リズム音の再生の場合と全く同様であ
る。
なお、コード音の再生は、前記したように第1図の伴
奏音発生部110で行われる。この場合、コード音は通常
3〜4音構成のため、これら複数音を時分割処理で並列
に発音している。
以上のベース音及びコード音の再生処理において、第
5図のS519で、いったん伴奏鍵1042(第2図)からの鍵
情報KIの入力があった後は、S520で伴奏中フラグBFが1
にセットされるため、次のステップからはS5081の判定
がNOとなった後、S509の判定がYESとなり、更に、S510
の判定はNOとなって(ノーマルモードであるためACRの
値は0である)、S521において直接コードジャッジを行
う。従って、S5081〜S518のループの繰り返しによる各
ステップでのベース音及びコード音の再生で、新たな鍵
情報KIの入力がなければ同じ根音の音程及びコードで発
音が繰り返され、演奏者が第2図の伴奏鍵1042を新たに
押鍵すれば、それに応じた根音の音程及びコードに変更
される。
以上のように、リズム音再生時に演奏者が第2図の伴
奏鍵1042を押鍵することにより、リズム音、ベース音及
びコード音が各々独立した16ステップのパターンを繰り
返しながら発音され、演奏者が伴奏鍵1042を次々に押鍵
することにより、そのタイミングでベース音の音程及び
コード音のコード種別を変化させながら自動伴奏を行う
ことができる。
{オートコード進行モードの詳細動作} 次に、自動伴奏時のオートコード進行モードでの詳細
な動作につき説明する。前記第5図〜第10図の動作フロ
ーチャートに加え、第11図及び第12図はオートコード進
行モードに関連する動作フローチャートである。
FCRの説明 まず、前記第13図に示された第1図のFCR1011におい
て、前記ノーマルモード時に説明したものに加えた、オ
ートコード進行モードの動作に関連するものを以下に列
挙する。
進行レジスタSR(第13図(d));現在のコード進行
データは、本コード進行か、フィルインコード進行か、
イントロコード進行か、エンディングコード進行かを示
す2ビットのレジスタ 音長カウンターOC;コード進行の音長を減算して計数
するカウンタ コードカウンターCC;コード進行データのアドレスを
カウントアップしてゆくカウンタ コード名レジスタCCR;コード名データCDを格納するレ
ジスタ 音階コードレジスタOTCR;音階データOTDを格納するレ
ジスタ 以下、第5図〜第12図の動作フローチャートに沿っ
て、オートコード進行モードの動作説明を行う。
オートコード進行モード処理 まず、演奏者が特には図示しない本体の電源を入れた
場合、前記ノーマルモードにおいて説明した待機状態、
すなわち、第5図S502〜S506の繰り返し動作において、
演奏者が第3図のオートコード進行SW1052を押すと、S5
04の判定がYESとなることによりS508のオートコード進
行モード処理に進む。この処理は、オートコード進行動
作を開始する前の待機状態の処理であり、その詳細を第
11図に示す。
まず、S1101ではオートコード進行フラグACRに、オー
トコード進行モードを示す値1がセットされる。
次のS1102では、第3図のオートコード進行SW1052の
上のLEDを点灯させ、演奏者にオートコード進行モード
になったことを知らせる。
続いてS1103では、伴奏中フラグBFに伴奏中になるこ
とを示す値1をセットする。これは、オートコード進行
モードでは必ずベース音及びコード音による伴奏動作が
行われるためである。
更にS1104では、現在リズムナンバーレジスタRRによ
って指定されているリズムナンバーに対応するテンポデ
ータTDをテンポデータレジスタTRにセットする。いま、
第1図のコード進行メモリ部107には、第16図に示すよ
うなリズムナンバー#1〜#6の各々に対応して、リズ
ムヘッダーとしてテンポデータTDが格納されている。テ
ンポデータTDの詳細を第17図に示す。同図に示すよう
に、テンポデータTDは5ビットの2進データであり、こ
れにより0〜31までのテンポを指定できる。そして、各
リズムナンバーに対応してテンポデータTDを有すること
により、演奏者が第3図のリズムSW1051を切換える毎
に、選択されたリズムナンバーに対応するテンポデータ
TDが第1図のコード進行メモリ部107のリズムヘッダー
から読み出されてテンポデータレジスタTRにセットされ
る。これは、例えばロックは早いテンポを有し、ワルツ
は比較的ゆっくりしたテンポを有することより、リズム
を切換えたときに自動的に最適なテンポが設定されるよ
うにするためである。
上記S1101〜S1104の処理の後、S1105〜S1109の繰り返
しによる各スイッチの入力待ち状態に入る。すなわち、
オートコード進行モードでは、S1106、S1107及びS1108
の各判定処理により、演奏者が第3図のスタートSW105
4、リズムSW1051又はイントロSW1053のいずれかを押す
ことにより、オートコード進行モードがスタートする。
これらについては各々後述する。
ここでS1105は、オートコード進行モードの待機中に
演奏者が第3図のテンポアップSW1058又はテンポダウン
SW1059により、これから自動伴奏を行うときのテンポを
任意に変更できるようにするための処理であり、ノーマ
ルモード待機時の第5図のS502のテンポ処理と同じであ
る(第7図参照)。
また、S11091は、前記第5図のS5031の場合と同様、
第3図のオートオペレーションモードSW1061が押された
か否かを判定する処理で、第22図に詳細な動作フローチ
ャートが示されるが、第3図のオートオペレーションSW
1061が押されなければ、第22図S2201の判定がNOとなっ
て、S2209に抜けそのまま第5図S11091の処理を終了す
る。この場合の処理も、オートコード進行処理の説明の
後に詳細に説明する。
更に、S1109は、上記オートコード進行モードの待機
中に演奏者が第3図のオートコード進行SW1052をもう一
度押した場合、オートコード進行モードを抜け出て再び
初期状態に戻るための処理である。すなわち、オートコ
ード進行SW1052が押されると、S1109の判定がYESとな
り、これにより、S1115でオートコード進行フラグACRの
値が0に戻されてノーマルモードに復帰し、更に、S111
6で第3図のオートコード進行SW1052の上のLEDが消灯さ
れる。これらの動作の後、S1116から第5図のS501内の
第6図の経路を介してS603以降の処理にジャンプし、
自動伴奏を終了する。これ以降の処理は、ノーマルモー
ド時に演奏者が第3図のエンディングSW1057を押した場
合の自動伴奏終了時の処理と同じである。
オートコード進行処理 第11図S1105〜S1109のオートコード進行モードの待機
中に、演奏者が第3図のスタートSW1054又はリズムSW10
51のいずれかを押した場合、オートコード進行処理に入
る。なお、イントロSW1053が押された場合については、
後述する。
まず、スタートSW1054が押された場合は、S1107の判
定がYESとなり、S1110で第5図S508のオートコード進行
モード処理を終了し、S5081に進む。また、リズムSW105
1のいずれかが押された場合は、S1108の判定がYESとな
り、S1111に進む。S1111では押されたリズムSW1051のリ
ズムナンバーに対応した値をリズムナンバーレジスタRR
にセットしてリズムを切換える。また、次のS1112では
前記S1104の動作と同様、リズムナンバーレジスタRRに
セットされたリズムナンバーに対応するテンポデータTD
をテンポデータレジスタTRにセットする。これらの処理
の後、S1110で第5図S508のオートコード進行モード処
理を終了し、S5081の処理に進む。以上のようにして、
スタートSW1054又はリズムSW1051が押されることによ
り、S5081の処理に進む。
S5081ではオートオペレーションフラグAOFの値が1か
否か、すなわちオートオペレーションモードかノーマル
オペレーションモードかが判定される。今、S501のイニ
シャル処理で同フラグは0に初期設定されているため
(第6図S6021)、始めはノーマルオペレーションモー
ドとなり、S5081の判定はNOとなる。ここでの判定がYES
となってS5082のオートオペレーションモードに進んだ
場合の処理は、オートコード進行処理の説明の後に詳細
に説明する。
続いて、S509の判定は、第11図のS1103で伴奏中フラ
グBFが1にセットされるためYESとなり、また、S510の
判定も、第11図のS1101でオートコード進行フラグACRが
1にセットされるためYESとなる。これにより、第5図S
511のオートコード進行処理に進む。この処理に入る
と、それ以後、第1図のタイマークロック発生部102か
らのタイマークロックによってRC(リズムカウンタ)10
3がカウントアップされる毎に、第5図のS5081〜S518の
処理が繰り返され、従って、オートコード進行処理のノ
ーマルオペレーションモードでは、S5081→S509→S510
→S511〜S518→S5081のループ処理が繰り返される。以
下、この処理について説明する。
まず、S5081〜S518のループにおいて、S514のリズム
再生処理は前記ノーマルモード時のリズム再生処理と全
く同様であり、16ステップのリズムパターンでリズム音
の発音が繰り返される。また、S512のベース再生処理及
びS513のコード再生処理は、前記ノーマルモード時に演
奏者が第2図の伴奏鍵1042を押鍵した場合の動作と同様
であり、各々16ステップの独立したベースパターン及び
コードパターンでベース音及びコード音による伴奏を繰
り返す。すなわち、例えば1小節毎に同じリズムパター
ンのリズム音の発音、同じベースパターンのベース音の
発音、同じコードパターンのコード音の発音が繰り返さ
れる。なお、リズムパターン、ベースパターン及びコー
ドパターンは、各々独立したパターンである。
上記動作において、ベース再生処理時の音程及びコー
ド再生処理時のコード種別の指定は、前記ノーマルモー
ド時には演奏者が第2図の伴奏鍵1042で順次指定するこ
とにより行っていたが、オートコード進行モードではそ
れらの指定は複数の小節にわたって自動的に行われ、こ
れにより演奏者の負担が著しく軽減されることが大きな
特徴である。
上記動作を実現するために、第1図のCPU101に接続さ
れるコード進行メモリ部107には、第16図に示すような
構成のコード進行データが記憶されている。同図に示す
ように、コード進行データは、本コード進行、フィルイ
ンコード進行、イントロコード進行及びエンディングコ
ード進行の4種類のコード進行からなり、更に、これら
各コード進行毎に#1〜#6のリズム別に各々0〜31の
32ステップのコード進行データで構成される。
第18図に、第16図の各32ステップのコード進行データ
を示す。音階データOTDは、4ビットの2進データによ
り、A、F等の音階名を指定する。コード名データCD
は、4ビットの2進データにより、マイナー(m)・メ
ジャー(M)・セブンス(7th)等を指定する。従っ
て、各ステップ毎のコード種別は、音階データOTD及び
コード名データCDにより決定される。音長データODは、
4ビットの2進データにより、各コードをどのくらいの
間発音させるかを指定し、その最小単位はリズムパター
ン等の1ステップであり、16分音符、8分音符・・・等
に対応する。そして、各ステップ毎の音長データODは、
後述するように発音中に減算され、0になったら次のス
テップに移行する。なお、31ステップ目までのうち適当
なステップ目の音長データODには、第18図のように(同
図では31ステップ目に示してある)、終了を示す“111
1"(16進表現で“F")のデータが入っており、このステ
ップを除くそれ以下のステップにより任意のステップ長
のコード種別を指定できる。
この場合、第16図又は第18図におけるステップの考え
方は、第14図又は第15図におけるリズムパターン、ベー
スパターン及びコードパターン等のステップとは異な
る。すなわち、コード進行データの1ステップは、前記
したように音長データODによって規定されるリズムパタ
ーン等の複数ステップ分である。以下、これらを区別す
るためにリズムパターン等のステップをパターンステッ
プ、コード進行データのステップをコードステップと呼
ぶことにする。従って、ベースパターン及びコードパタ
ーンは16パターンステップを各小節毎に繰り返すのに対
して、その時のベース音程及びコード種別を規定するコ
ード進行データは、例えば第0コードステップのコード
をC、音長を8、第1コードステップのコードをAm、音
長を8、第2コードステップのコードをF、音長を8、
第3コードステップのコードをG7、音長を4、第4コー
ドステップのコードをC、音長を4、・・・とすれば、
第1小節の始めの8パターンステップはCコード、次の
8パターンステップはAmコード、第2小節の始めの8パ
ターンステップはFコード、次の4パターンステップは
G7コード、最後の4パターンステップはCコード、・・
・というようにコード指定がなされながら、オートコー
ド進行モードによる自動伴奏が進んでゆく。なお、ベー
ス音程の指定は、例えば上記各コードの根音(第1音)
によって指定される。
上記コード指定の動作を実現するための第5図S511の
詳細を第12図に示す。
まず、S1201の判定は、第5図S501のイニシャル処理
で音長カウンターOCが0に初期設定されているため(第
6図S609)、始めはYESの判定となる。
次に、S1202、S1203及びS1204で進行レジスタSRの値
が1、2又は3であるか否か、すなわち自動伴奏すべき
コード進行がフィルインコード進行、イントロコード進
行又はエンディングコード進行であるか否かが判定され
る。演奏者が第3図のスタートSW1054又はリズムSW1051
を押した状態では、第5図S501のイニシャル処理で同レ
ジスタは0に初期設定されているため(第6図S606)、
始めは本コード進行となり、S1202〜S1204の判定は全て
NOとなってS1205の処理に進む。
S1205では第1図のコード進行メモリ部107に記憶され
ている第16図の本コード進行データのうち、リズムナン
バーレジスタRRの示すリズムナンバーに対応する本コー
ド進行データから、コードカウンターCCのカウンタ値の
示すコードステップを読み出す処理を行う。今、コード
カウンターCCは、第5図S501のイニシャル処理でその値
が0に初期設定されているため(第6図S609)、始めは
第0コードステップ目のコード進行データが読み出され
る。
次に、最終ステップになるまでは、S1206の判定はNO
となりS1209に進む。ここでは、まず、第0コードステ
ップの音長データOD(第18図参照)を音長カウンターOC
にセットし、次のS1210では第0コードステップの音階
データOTDを音階コードレジスタOTCRにセットし、続くS
1211ではコード名データCDをコード名レジスタCCRにセ
ットする。これにより、第0コードステップに対応する
コード種別の指定が完了する。
上記処理の後、S1212ではコードカウンターCCのカウ
ンタ値を+1し、S1213では音長カウンターOCのカウン
タ値を−1して、次のS1213で第5図S511のオートコー
ド進行処理を終了する。
以上の処理の後に、S512でベース再生処理がなされる
が、このときの音階は音階コードレジスタOTCRにセット
されている第0コードステップの音階データOTDに対応
する音階が指定される。
更に、S513でコード再生処理がなされるが、このとき
のコード種別は音階コードレジスタOTCRにセットされて
いる第0コードステップの音階データOTD及び及びコー
ド名レジスタCCRにセットされているコード名データCD
に基づいて指定される。
上記ベース再生処理及びコード再生処理に加えて第5
図のS514でリズム再生処理がなされることにより、1パ
ターンステップ分の自動伴奏が完了する。
その後、S515の繰り返しで第1図のタイマークロック
発生部102からタイマークロックが入力し、S516で第1
図のRC103がカウントアップされる。そして、S517、S51
8の処理を経た後(前記した)、S5081、S509、S510の各
判定がYESとなって、再びS511のオートコード進行処理
になる。この場合、第12図のS1201では、前回で音長カ
ウンターOCに第0コードステップの音長データODがセッ
トされたため、その値が0になるまではS1201の判定はN
Oとなる。この場合、S1213で音長カウンターOCのカウン
タ値を−1する処理のみ行い、S1214で第5図S511のオ
ートコード進行処理を終了する。従って、第5図のS512
のベース再生処理及びS513のコード再生処理では、前回
のパターンステップと同様の音階及びコード種別が指定
される。
上記の状態は、音長カウンターOCの値が減算されて0
になるまで、すなわち、第0コードステップの音長デー
タOD分のパターンステップが繰り返されるまで続く。
そして、第12図のS1201で音長カウンターOCの値が0
と判定されると、S1202〜S1204の判定がYESとなった
後、S1205においてリズムナンバーレジスタRRの示すリ
ズムナンバーに対応する本コード進行データのうち、コ
ードカウンターCCのカウンタ値の示すコードステップを
読み出す処理を行う。今、コードカウンターCCは、第0
ステップの読み出しの最初にS1212で+1されているた
め値1を指しており、従って、ここでは第1コードステ
ップ目のコード進行データが読み出される。そして、前
記第0コードステップ目と同様、S1209〜S1211で音長カ
ウンターOC、音階コードレジスタOTCR、コード名レジス
タCCRの内容が第1コードステップのコード進行データ
に対応する内容に設定され、S1212でコードカウンターC
Cの値が+1され、S1213で音長カウンターOCの値が−1
されて、S1214で第5図のS511のオートコード進行処理
を終了する。
上記処理により、第5図のS512のベース再生処理及び
S513のコード再生処理では、第1コードステップの音階
データOTD及びコード名データCDに基づいて音階及びコ
ード種別が指定され、この状態は第1ステップの音長デ
ータOD分のパターンステップが繰り返されるまで続く。
以上の動作を、本コード進行データの各コードステッ
プを順次読み出しながら繰り返し、第12図S1205で、本
コード進行データの最終コードステップ目が読み出され
ると、前記したようにその音長データODは、16進表現で
“F"となっているため、S1206の判定がYESとなる。これ
により、次のS1207でコードカウンターCCが0リセット
され、S1208で再び第0コードステップ目のコード進行
データが読み出され、S1209以下の処理を繰り返す。
従って、本コード進行データを読み出して、最終コー
ドステップまで達すると、このコードステップ目は読み
出さずに、再び第0コードステップ目に戻って、同じコ
ード進行を繰り返す。
オートコード進行処理時にテンポ又はリズムが切換えら
れた場合 上記オートコード進行処理中において、演奏者は第3
図のテンポアップSW1058又はテンポダウンSW1059を操作
することにより、第5図のS517でテンポデータレジスタ
TRの値を変更できる。この処理は、S502のテンポ処理と
全く同じであり、既に説明した第7図で示される。
次に、オートコード進行処理中に、リズムが切換えら
れた場合の動作について説明する。この処理は、前記リ
ズム音のみの再生動作中にリズムが切換えられた場合の
処理に準ずる。但し、オートコード進行モードにおいて
は、既に説明したように第1図のコード進行メモリ部10
7に第16図のようなリズムヘッダが記憶されており、リ
ズムを切換えた場合には、テンポデータも対応して切換
わる。従って、この処理を付加する必要がある。
すなわち、まず、第10図のS1007の判定がYES、すなわ
ち16ステップの本リズムパターンのちょうど区切りのよ
いタイミングでリズムが切換わった場合は、ノーマルモ
ード時はS1008の判定がNOとなった後、S1012でパターン
チェンジ待機フラグPTFに0をセットしていたが、オー
トコード進行処理時にはS1008の判定がYES、続いてS100
9の判定がNOとなることにより(パターンレジスタPRの
値は現在、本リズムパターンのため0である)、S1010
に進む。ここでは第11図のS1104の動作と同様、第10図
のS1006でリズムナンバーレジスタRRにセットされたリ
ズムナンバーに対応するテンポデータTDをテンポデータ
レジスタTRにセットする。そして、この処理の後に、前
記ノーマルモード時と同様、S1012でパターンチェンジ
待機フラグPTFに0をセットして1013で第5図の各種切
換処理を終了する。
一方、16ステップの本リズムパターンの途中のタイミ
ングでリズムが切換わった場合は、ノーマルモード時
は、区切りのよいタイミングまで第9図のS904→S908→
S909→S906の処理が実行されることにより、リズムが切
換わる前の本リズムパターンで発音された後に、区切り
がよいタイミングになると第9図のS909の判定がYESと
なり、更に、S910の判定がNOとなって、S913でパターン
チェンジ待機フラグPTFに0をセットしてリズムを切換
えていたが、オートコード進行処理時では、区切りがよ
いタイミングになると第9図のS909の判定がYESとなっ
た後、S910の判定はYESとなる。更に、S911の判定はNO
となるため(現在PRの値は0だから)、S912に進み第11
図のS1104の動作と同様、第10図のS1006でリズムナンバ
ーレジスタRRにセットされたリズムナンバーに対応する
テンポデータTDをテンポデータレジスタTRにセットす
る。そして、その後S913でパターンチェンジ待機フラグ
PTFに0をセットする。
以上のように、リズムが切換わる場合には、テンポデ
ータレジスタTRの内容が新たな値に切換えられ、それ以
後このレジスタの内容に従って第5図のS515でタイマー
クロックが入力するタイミングが決定され、S517で第1
図のRC103がカウントアップされる速度が決定される。
なお、16ステップの本リズムパターンの途中のタイミ
ングでリズムが切換わった場合は、第5図S514のリズム
再生処理では、区切りのよいタイミングまでリズムが切
換わる前の本リズムパターンで発音された後にリズムが
切換わるように動作し、S512のベース再生処理での本ベ
ースパターン及びS513のコード再生処理での本コードパ
ターンも同様だが、S511のオートコード進行処理での本
コード進行データは、リズムが切換わると第12図のS120
5で即座にリズムナンバーレジスタRRが示す新しいリズ
ムナンバーに対応する本コード進行データに切換わるよ
うに動作する。
オートコード進行処理時にフィルインSWが押された場合 前記第5図のS5081〜S518のループにより、オートコ
ード進行モードの自動伴奏が繰り返されている途中に、
演奏者が第3図のフィルインSW1056を押した場合の動作
につき説明する。
この場合、第5図S514のリズム再生処理においては、
ノーマルモード時の場合と同様、第9図S901→S914→S9
15→S906の処理が繰り返されることにより、フィルイン
SW1056が押されると即座に本リズムパターンからフィル
インリズムパターンになる。S512のベース再生処理及び
S513のコード再生処理におけるベースパターン及びコー
ドパターンも同様である。
これに対して、S511のオートコード進行処理において
は、フィルインSW1056が押されただけでは進行レジスタ
SRの内容は変化せず、値0すなわち本コード進行を示し
ている。そして、第9図のリズム再生処理(第5図S51
4)において、フィルインリズムパターンのパターンス
テップが最終の15パターンステップ目になってS915の判
定がYESとなるまでは、SRの内容は0のままのため第12
図における処理状態は変化せず、本コード進行が維持さ
れる。
そして、第9図のリズム再生処理において、フィルイ
ンリズムパターンのパターンステップが最終の15ステッ
プ目になってS915の判定がYESとなると、S916でパター
ンレジスタPRが0にセットされて本リズムパターンに戻
る。これに対して、S917で進行レジスタSRは1にセット
されるためコード進行データはフィルインコード進行に
なる。そして、S918、S919でコードカウンターCC及び音
長カウンターOCのカウンタ値が強制的に0にリセットさ
れる。なお、このとき第5図S512のベース再生処理及び
S513のコード再生処理において、ベースパターン及びコ
ードパターンも本パターンに戻っている。
この結果、第12図のS1201の判定がYESとなり、更に、
S1202の判定がYESとなって、S1215に進む。そして、こ
こではリズムナンバーレジスタRRの示すリズムナンバー
に対応するフィルインコード進行データのうち、コード
カウンターCCのカウンタ値の示すコードステップすなわ
ち第0コードステップを読み出す処理を行う。これ以後
はS1216→S1209→S1210→S1211→S1212→S1213と進み、
フィルインコード進行データの第0コードステップのセ
ット等が行われる。
以下、本コード進行データの場合と全く同様に動作
し、第5図のS512のベース再生処理及びS513のコード再
生処理では、フィルインコード進行データに基づく第0
コードステップの音階データOTD及びコード名データCD
によって音階及びコード種別が指定され、この状態は第
0ステップの音長データOD分のパターンステップが繰り
返されるまで続く。
そして、第12図のS1201で音長カウンターOCの値が0
と判定されると、再びS1201→S1202→S1215と進み、次
の第1ステップのフィルインコード進行データが読み出
され、これに基づいて発音処理がなされる。
以上の動作を、フィルインコード進行データの各コー
ドステップを順次読み出しながら繰り返し、第12図S121
6で、フィルインコード進行データの最終コードステッ
プ目が読み出されると、前記したようにその音長データ
ODは、16進表現で“F"となっているため、S1216の判定
がYESとなる。これにより、次のS1217で進行レジスタSR
が0に戻され、本コード進行モードに戻る。そして、S1
218でコードカウンターCCが0リセットされ、S1205で本
コード進行の第0コードステップ目のコード進行データ
が読み出されて、それ以後は本コード進行となる。
上記フィルイン動作の例を第19図に示す。始めに、リ
ズムパターン、ベースパターン及びコードパターンが同
図のように本パターンで進んでいる。なお、各区切りは
16ステップ毎のパターンステップの区切りを示す。ま
た、コード進行データも本コード進行で進んでいる。各
区切りは音長データODとして“F"が入っているコードス
テップによる区切りを示す。この状態で、同図T1のタイ
ミングでフィルインが発生すると、リズムパターン等は
即座にフィルインパターンに変化するが、コード進行デ
ータの方は依然として本コード進行を維持している。そ
して、T2のタイミングでリズムパターン等が16パターン
ステップの区切りになると、リズムパターン等はそれ以
後本パターンに復帰する。これに対して、コード進行デ
ータの方はT2で強制的にフィルインコード進行に変化
し、T3のコードステップの区切りまでフィルインコード
進行で進んだ後に本コード進行に復帰する。
このように、リズムパターン等のフィルインが先行
し、その後にコード進行データのフィルインが続くよう
にしたのは、音楽的に自然な効果が得られるからであ
る。なお、フィルインコード進行データのコードステッ
プ数を、本コード進行データのそれに比べて短めに設定
することにより、フィルインの効果を高めることができ
る。これは、第16図のフィルインコード進行データにお
いて、31ステップ目まで達しない早いコードステップ目
の音長データODとして終了コード“F"を入れておけばよ
い。
オートコード進行処理時にエンディングSWが押された場
合 前記第5図のS5081〜S518のループにより、オートコ
ード進行モードの自動伴奏が繰り返されている途中に、
演奏者が第3図のエンディングSW1057を押した場合の動
作につき説明する。
まず、16コードステップの本リズムパターンのちょう
ど区切りのよいタイミングでエンディングSW1057が押さ
れた場合には、第5図S518の各種切換処理において、第
10図S1002→S1016と進んでパターンレジスタPRに値3が
セットされ、更に、S1007→S1008→S1009→S1011と進ん
で、音長カウンターOCとコードカウンターCCのカウンタ
値が0にリセットされると共に、進行レジスタSRに値3
がセットされる。そして、S1012に進んでパターンチェ
ンジ待機フラグPTFに0がセットされる。
上記動作により、第5図S514のリズム再生処理におい
ては、パターンチェンジ待機フラグPTFの値が0である
ため、ノーマルモード時の場合と同様、S902→S920→S9
21と進んで、エンディングリズムパターンがパターンス
テップ0から順次読み出される。第5図のS512のベース
再生処理及びS513のコード再生処理におけるベースパタ
ーン及びコードパターンも同様である。
これに対して、S511のオートコード進行処理において
は、第12図でS1201→S1202→S1203→S1204と進んでS120
4の判定がYESとなり、S1219に進む。ここでは第1図の
コード進行メモリ部107に記憶されている第16図のエン
ディングコード進行データのうち、リズムナンバーレジ
スタRRの示すリズムナンバーに対応するエンディングコ
ード進行データから、コードカウンターCCのカウンタ値
の示すコードステップすなわち第0コードステップを読
み出す処理を行う。そして、これ以後はS1220→S1210→
S1211→S1212→S1213と進み、エンディングコード進行
データの第0コードステップのセット等が行われる。
以下、本コード進行データの場合と全く同様に動作
し、第5図のS512のベース再生処理及びS513のコード再
生処理では、エンディングコード進行データに基づく音
階・コード種別で発音が行われる。
次に、16コードステップの本リズムパターンの途中の
タイミングで第3図のエンディングSW1057が押された場
合、第5図S518の各種切換処理において、第10図S1002
→S1016と進んでパターンレジスタPRに値3がセットさ
れ、更に、S1007→S1008→S1009→S1010と進んで、パタ
ーンチェンジ待機フラグPTFに1がセットされる。
上記動作により、第5図S514のリズム再生処理におい
ては、パターンチェンジ待機フラグPTFの値が1である
ため、ノーマルモード時の場合と同様、S902→S920→S9
24と進んで、本リズムパターンのステップを読み出す。
第5図のS512のベース再生処理及びS513のコード再生処
理におけるベースパターン及びコードパターンも同様で
ある。
これに対して、S511のオートコード進行処理において
は、進行レジスタSRの値は依然として値0で本コード進
行を示しているため、前記した本コード進行データの読
み出しを続行する。従って、第5図のS512のベース再生
処理及びS513のコード再生処理では、本コード進行デー
タに基づく各コードステップの音階データOTD及びコー
ド名データCDによって音階及びコード種別が指定され発
音される。
そして、第5図のS5081〜S518のループによる自動伴
奏処理が繰り返され、第9図のS909において第1図のRC
103の値が15になった場合にその判定がYESとなり、S910
→S911と進む。そして、パターンレジスタPRの値は第10
図S1016で3とされているため、S911の判定はYESとなり
S925に進んで、音長カウンターOCとコードカウンターCC
のカウンタ値が0にリセットされると共に、進行レジス
タSRに値3がセットされる。そして、S913に進んでパタ
ーンチェンジ待機フラグPTFに0がセットされる。
上記処理の後は、第5図S514のリズム再生処理におい
ては、パターンチェンジ待機フラグPTFの値が0になっ
たため、S902→S920→S921と進んでエンディングリズム
パターンが順次読み出され、第5図のS512のベース再生
処理及びS513のコード再生処理におけるベースパターン
及びコードパターンも同様である。また、S511のオート
コード進行処理においては、第12図でS1201→S1202→S1
203→S1204と進んでS1204の判定がYESとなり、S1219に
進んでエンディングコード進行データを読み出し、第5
図のS512のベース再生処理及びS513のコード再生処理で
は、エンディングコード進行データに基づく音階・コー
ド種別で発音が行われる。
そして、第5図のS5081〜S518のループにより自動伴
奏処理が繰り返され、第1図のRC103の値が15になった
場合、すなわち次に発音すべきリズムパターンが最終の
15ステップとなったときにS922の判定がNOとなり、S923
でエンディングリズムパターンの最終ステップが発音さ
れる。
この動作の後、S923から第5図のS518の各種切換処理
内の第10図の経路を介してS1017の処理にジャンプす
る。なお、エンディングコード進行は、エンディングリ
ズムパターンの終了と共に強制的に終了する。そして、
第10図S1017の判定はYESとなるため(オートコード進行
モードではACRの値は1である)、S1018〜S1025で各種
フラグ・カウンタ・レジスタ類が初期設定し直され、そ
の後は第11図のの経路を介してS1105以降の処理にジ
ャンプし、自動伴奏を終了する。この処理の後は、S110
5〜S11091の処理を繰り返し、第3図のスタートSW105
4、イントロSW1053又はリズムSW1051のいずれかが押さ
れるまで待機する。なお、リズムナンバーレジスタRR及
びテンポデータレジスタTRの初期設定は行われず、次に
スタートSW1054等が押された場合には、今までのリズム
ナンバー及びテンポで自動伴奏が始まる。また、オート
オペレーションフラグAOFの初期設定も行われず、同じ
モードで自動伴奏が始まる。更に、第11図では、オート
コード進行モードの待機中であるため、オートコード進
行フラグACR及び伴奏中フラグBFも元のままである。
以上のエンディング動作の例を第20図に示す。始め
に、リズムパターン、ベースパターン及びコードパター
ンが同図のように本パターンで進んでおり、また、コー
ド進行データも本コード進行で進んでいる。なお、各区
切りの意味は第19図と同じである。この状態で、同図T4
のタイミングでエンディングが発生すると、リズムパタ
ーン、ベースパターン及びコードパターン共に、16パタ
ーンステップの区切りになるまで、本パターンを維持
し、また、コード進行データもそれに合わせて本コード
進行を維持する。そして、T5のタイミングでリズムパタ
ーン等が16パターンステップの区切りになると、リズム
パターン等はそれ以後エンディングパターンに移行し、
コード進行データの方もT5で強制的にエンディングコー
ド進行に移行させられる。T6のタイミングで、リズムパ
ターン等が16パターンステップ分の発音を終えると自動
伴奏の処理を終了し、これと共にエンディングコード進
行も強制終了させられる。なお、この場合、エンディン
グコード進行データは、実際には第16図のように32コー
ドステップ分は必要なく、数コードステップ目の音長デ
ータODとして終了コード“F"を入れておけばよい。ま
た、16パターンステップのエンディングリズムパターン
を何回か繰り返して終了させるようにすることもでき、
この場合は、エンディングコード進行データを32コード
ステップ分全部記憶させてもよい。
オートコード進行処理開始時にイントロSWでスタートさ
せた場合 第5図S508のオートコード進行モード処理の第11図の
前記S1106〜S1109のループにより、第5図のS511のオー
トコード進行処理を開始させるときに、演奏者が第3図
のイントロSW1053を押してスタートさせた場合の動作に
つき説明する。
この場合、まず、第11図のS1106の判定がYESとなって
S1113に進み、パターンレジスタPR及び進行レジスタSR
に値2がセットされてイントロリズムパターンのモード
になる。その後は、前記スタートSW1054(第3図)を押
したときと同様にS1110を介して第5図S512のオートコ
ード進行処理に進む。
以下、第5図のS5081〜S518のループにより、オート
コード進行モードの自動伴奏が繰り返されるが、第5図
S514のリズム再生処理においては、ノーマルモード時の
場合と同様、第9図S902→S926→S927→S906の処理が繰
り返されることにより、イントロリズムパターンで自動
伴奏がスタートする。そして、イントロパターンでの自
動伴奏は、16パターンステップ分繰り返され、RC103
(第1図)の値が15になるとS927の判定がYESとなり、S
928でパターンレジスタPRが0にセットされて本リズム
パターンに移行する。第5図S512のベース再生処理及び
S513のコード再生処理におけるベースパターン及びコー
ドパターンも同様である。
次に、S511のオートコード進行処理においては、イン
トロSW1053が押されることにより進行レジスタSRの値が
2となり、また、スタート時は既に説明したように音長
カウンターOCの値は0であるため、第12図のS1201の判
定がYESとなり、S1202の判定がNOとなった後、S1203の
判定がYESとなって、S1221に進む。そして、ここではリ
ズムナンバーレジスタRRの示すリズムナンバーに対応す
るイントロコード進行データのうち、コードカウンター
CCのカウンタ値の示すコードステップすなわち第0コー
ドステップを読み出す処理を行う。これ以後はS1216→S
1209→S1210→S1211→S1212→S1213と進み、イントロコ
ード進行データの第0コードステップのセット等が行わ
れる。
以下、本コード進行データの場合と全く同様に動作
し、第5図のS512のベース再生処理及びS513のコード再
生処理では、イントロコード進行データに基づく第0コ
ードステップの音階データOTD及びコード名データCDに
よって音階及びコード種別が指定され、この状態は第0
ステップの音長データOD分のパターンステップが繰り返
されるまで続く。
そして、第12図のS1201で音長カウンターOCの値が0
と判定されると、再びS1201→S1202→S1203→S1221と進
み、次の第1ステップのイントロコード進行データが読
み出され、これに基づいて発音処理がなされる。
上記動作を、イントロコード進行データの各コードス
テップを順次読み出しながら繰り返し、第12図S1216
で、イントロコード進行データの最終コードステップ目
が読み出されると、音長データOD(第18図参照)は、16
進表現で“F"となっているため、S1216の判定がYESとな
る。これにより、次のS1217で進行レジスタSRが0に戻
され、本コード進行モードに移行する。そして、S1218
でコードカウンターCCが0リセットされ、S1205で本コ
ード進行の第0コードステップ目のコード進行データが
読み出されて、それ以後は本コード進行となる。
以上のイントロ動作の例を第21図に示す。同図のよう
に、タイミングT7でイントロSW1053(第3図)でスター
トすると、リズムパターン、ベースパターン及びコード
パターンはイントロパターンでスタートし、コード進行
データもイントロコード進行でスタートする。この場
合、リズムパターン等は、16パターンステップでイント
ロパターンを終了し、タイミングT8で本パターンに移行
するが、コード進行データの方は、音長データOD(第18
図参照)としてコード“F"が格納されているコードステ
ップまでイントロパターンが繰り返され、タイミングT9
以降本コード進行に移行するため、リズムパターン等の
イントロの長さとコード進行データのイントロの長さは
異なり得る。なお、当然同じ長さになるように設定する
こともできる。
オートコード進行処理時にステップSWが押された場合 前記第5図のS5081〜S518のループにより、オートコ
ード進行モードの自動伴奏が繰り返されている途中に、
演奏者が第3図のストップSW1055を押した場合の動作に
つき説明する。
この場合、第5図のS518の各種切換処理において、第
10図S1003の判定がYESとなり、S1017に進む。そして、S
1017の判定はYESとなるため(オートコード進行モード
ではACRの値は0である)、S1018に進む。これ以後は、
エンディングSW1057(第3図)が押された場合の自動伴
奏の終了処理と同様に自動伴奏を終了する。
{オートオペレーションモードの詳細動作} 次に、本発明に特に係る、オートオペレーションモー
ドについて説明する。
FCRの説明 まず、前記第13図に示された第1図のFCR1011におい
て、前記ノーマルモード及びオートコード進行モードの
自動伴奏時に説明したものに加えて、オートオペレーシ
ョンモードの動作に関連するものを以下に列挙する。
オペレーション音長カウンターOOC(第13図
(m));オートオペレーションモードの進行の各ステ
ップ長を減算して計数するカウンタ オペレーションステップカウンターOSC(第13図
(n));オートオペレーションデータのアドレスをカ
ウントアップしゆくカウンタ 以下、オートオペレーションモードの動作説明を行
う。
オートオペレーションデータ 既に説明したきたように、第3図のオートオペレーシ
ョンモードSW1061上のLEDが点灯していない状態、すな
わちノーマルオペレーションモードでは、演奏者は、ノ
ーマルモード及びオートコード進行モードのいずれにお
いても、演奏中に演奏テンポを第3図のテンポアップSW
1058又はテンポダウンSW1059で任意に変更することがで
きる。また、前記自動伴奏時のノーマルモード又はオー
トコード進行モードの説明では特には示さなかったが、
演奏者は演奏中に、第3図の#1〜#3の音色切換スイ
ッチ1060のいずれかを押すことにより、メロディー音色
を任意に選択できる。更に、既に説明したように、第3
図のイントロSW1053、フィルインSW1056及びエンディン
グSW1057によりイントロ、フィルイン及びエンディング
等の演奏効果を付加することができる。
これに対して、オートオペレーションモードでは、上
記各スイッチ操作からは独立して、前記ノーマルモード
又はオートコード進行モードにいずれにおいても、テン
ポ及びメロディー音色が自動的に変更・指定されてゆ
き、更に、自動的にイントロ、フィルイン及びエンディ
ングの演奏効果が付加されてゆく。
上記動作を実現するために、第1図のCPU101に接続さ
れるオートオペレーションメモリ部113には、第24図に
示すような各リズム#1〜#6毎に、0〜最大31の最大
32ステップからなるオートオペレーションデータが記憶
されている。
第25図に、第24図の各32ステップのオートオペレーシ
ョンデータを示す。エディットデータEDは、2ビット
“01"“10"“11"の各2進データにより、イントロ、フ
ィルイン又はエンディングを指定する。また、“00"は
無変化である。テンポ変化データTHDは、2ビット“01"
“10"の各2進データにより、テンポアップ又はテンポ
ダウンを指定する。“00"は無変化である。メロディ音
色データTODは、例えば2ビットの2進歩データにより
3種類のメロディ音色を指定する。オペレーション音長
データOODは、4ビットの2進データにより各メロディ
音色をどのくらいの間発音させるかを指定し、その最小
単位はリズムパターンの1ステップであり、16分音符、
8分音符・・・等に対応する。そして、各ステップ毎の
オペレーション音長データOODは、後述するように発音
中に減算され、0になったら次のステップに移行する。
なお、31ステップ目までのうち適当なステップ目のオペ
レーション音長データOODには、終了を示す“1111"(16
進表現で“F")のデータが入っており、このステップを
除くそれ以下のステップにより任意のステップ長のメロ
ディ音色を指定できる。
この場合、第24図又は第25図におけるステップは、第
14図若しくは第15図のパターンステップ、又は第16図若
しくは第18図のコードステップとは独立した、オペレー
ション音長データOODによって規定されるリズムパター
ン等の複数ステップ分である。以下、これをオペレーシ
ョンステップと呼ぶことにする。従って、ベースパター
ン及びコードパターンは16パターンステップを各小節毎
に繰り返し、その時のベース音程及びコード種別を規定
するコード進行データは、例えば第1小節の始めの8パ
ターンステップはCコード、次の8パターンステップは
Amコード・・・というようにコード指定がなされなが
ら、オートコード進行モードによる自動伴奏が進んでゆ
き、更に、オートオペレーションモードで動作している
場合、第25図のオペレーション音長データOODで規定さ
れる各オペレーションステップのオペレーション音長デ
ータOODの間隔で、メロディ音色が変更・指定されてゆ
き、それと共にテンポの変更又は演奏効果の付加が任意
になされる。
上記オートオペレーションモードの動作を実現するた
めの詳細を第22図及び第23図の動作フローチャートに基
づいて説明する。
オートオペレーションモード処理 まず、第22図は、第5図S5031又は第11図S11091のオ
ートオペレーションモード処理の動作フローチャートで
ある。ここでは、既に説明した第5図S502〜S506のノー
マルモード時の自動伴奏スタートの待機状態、又は第11
図S1105〜S11091のオートコード進行モード時の自動伴
奏スタートの待機状態において、第3図のオートオペレ
ーションモードSW1061が押された場合にノーマルオペレ
ーションモードからオートオペレーションモードにモー
ドを切り換え、逆に、オートオペレーションモード時に
上記スイッチが押された場合にオートオペレーションモ
ードからノーマルオペレーションモードに切り換える処
理を行う。
すなわち、第5図S503での第22図の処理では、まず、
第5図S501のイニシャル処理で、オートオペレーション
フラグAOFの値が0に初期設定されており(第6図S602
1)、ノーマルオペレーションモードとなっており、こ
の状態で、第3図のオートオペレーションモードSW1061
が押された場合、第22図S2201の判定がYESとなり、更
に、S2202の判定もYESとなる。
これにより、S2203に進み、オートオペレーションフ
ラグAOFに値1がセットされ、オートオペレーションモ
ードに移行し、S2204で第3図のオートオペレーション
モードSW1061上部のLEDが点灯される。
続いて、S2205では、第1図のオートオペレーション
メモリ部113に記憶されている第24図のオペレーション
データのうち、リズムナンバーレジスタRRの示すリズム
ナンバーに対応するオートオペレーションデータの1ス
テップ目すなわち第0ステップを読む処理を行う。そし
て、S2206で、第0ステップのメロディ音色データTODの
示すメロディー音色番号を、第1図のメロディー音発生
部109にセットする。
上記動作の後、S2209を介して第5図S5031のオートオ
ペレーションモード処理を終了する。
一方、オートオペレーションモードの状態で、再び第
3図のオートオペレーションモードSW1061が押された場
合、S2601の判定がYESとなった後、S2602の判定がNOと
なる。
これにより、S2607でオートオペレーションフラグAOF
の値が0にされてノーマルオペレーションモードに戻さ
れ、S2608で第3図のオートオペレーションモードSW106
上部のLEDが消灯される。
オートオペレーション処理 次に、第5図S5082のオートオペレーション処理につ
いて説明する。この処理は、前記オートオペレーション
モード処理でオートオペレーションフラグAOFが1にセ
ットされてオートオペレーションモードとなり、これに
よりS5081の判定がYESとなり、S516において第1図のリ
ズムカウンタ103がカウントアップされ、S5081〜S518の
自動伴奏時のループ処理が繰り返される毎に実行され
る。従って、自動伴奏時のノーマルモード及びオートコ
ード進行モードのいずれにおいても実行される。
第23図に上記オートオペレーション処理の動作フロー
チャートを示す。
まず、S2301の判定は、自動伴奏開始時の第0オペレ
ーションステップの始まりで、第5図S501のイニシャル
処理でオペレーション音長カウンターOOCが0に初期設
定されている場合(第6図6091)、又はオペレーション
音長カウンターOOCが各ステップのオペレーション音長
データOODの分だけ減算され尽くして(後述する)、そ
の値が0となった場合にYESの判定となる。
続いて、S2302では、第1図のオートオペレーション
メモリ部113に記憶されている第24図のオートオペレー
ションデータのうち、リズムナンバーレジスタRRの示す
リズムナンバーに対応するオートオペレーションデータ
で、オペレーションステップカウンタOSCのカウンタ値
の示すオペレーションステップを読み出す処理を行う。
ここで、オペレーションステップカウンタOSCが0の場
合、すなわち第0ステップを読み出す場合は、メロディ
音色データTODは、第5図S5031又は第11図S11091のオー
トオペレーションモード処理に係る第22図のS2206で既
に読み出されているためその読み出しは行わず、S2303
の判定がYESとなってS2305に進む。その他の場合は、S2
304でメロディ音色データTODの示すメロディ音色番号
を、第1図のメロディ音発生部109にセットする。これ
により、各ステップの始まりにおいて、メロディ音が変
更される。
次に、上記各ステップのテンポ変化データTHDの内容
を判定する。THDの値が0ならS2305及びS2307の判定が
共にNOとなりテンポ制御は行わないが、THDの値が1
(2進数では“01")の場合、S2305の判定がYESとなっ
てS2306でテンポデータレジスタTRの値を+1する。こ
れにより、演奏者が第3図のテンポアップSW1058を操作
したのに対応する第7図S704と全く同様のテンポアップ
動作が行われる。
一方、THDの値が2(2進数では“10")の場合、S230
7の判定がYESとなってS2308でテンポデータレジスタTR
の値を−1とする。これにより、演奏者が第3図のテン
ポダウンSW1059を操作したのに対応する第7図S705と全
く同様のテンポダウン動作が行われる。
以上のように、各オペレーション音長カウンターOOC
の値が0となる各オペレーションステップの最初におい
て、メロディ音色変更の処理と共に、そのステップのテ
ンポ変化データTHDにより、第5図のS517のテンポ処理
と全く同様のテンポ変更処理が行われる。
続いて、S2309において、オペレーション音長カウン
ターOOCそのオペレーションステップのオペレーション
音長データOODがセットされる。
更に、最終ステップになるまでは、S2310の判定はNO
となりS2311に進む。以下、S2311、S2315及びS2317の各
判定では、オートオペレーションデータの各ステップの
エディットデータEDの値により、イントロ指示、フィル
イン指示又はエンディング指示の判定を行う。
エディットデータEDの値が1の場合、S2311の判定がY
ESとなり、ノーマルモードの自動伴奏時にはS2312の判
定がYESとなって、S2314でパターンレジスタPRに2がセ
ットされる。そして、S2324及びS2325の処理の後(後述
する)、S2326を介して第5図S5082の処理を終了する。
これにより、ノーマルモードの自動伴奏の開始時に第3
図のイントロSW1053が押された場合の第5図S507と同様
の処理が行われ、イントロ演奏がスタートする。これ以
後は、既に説明したノーマルモード時のイントロSWが押
された場合と全く同様にイントロ演奏が進行する。一
方、オートコード進行モードの自動伴奏時にはS2312の
判定がNOとなって、S2313で進行レジスタSRに2がセッ
トされ、更に、S2314でパターンレジスタPRに2がセッ
トされる。そして、S2324及びS2325の処理の後(後述す
る)、S2326を介して第5図S5082の処理を終了する。こ
れにより、オートコード進行モードの自動伴奏の開始時
に第3図のイントロSW1053が押された場合の、第11図S1
113、S1114と同様の処理が行われ、イントロ演奏がスタ
ートする。これ以後は、既に説明したオートコード進行
モード時のイントロSWが押された場合と全く同様にイン
トロ演奏が進行する。
なお、オートオペレーションモードでは、第3図のイ
ントロSW1053又はスタートSW1054のいずれを押して自動
伴奏をスタートさせても動作は同じであり、第25図のエ
ディットデータEDによって強制的に演奏の進行が決定さ
れる。
エディットデータEDの値が2の場合、S2315の判定がY
ESとなり、パターンレジスタPRに1がセットされる。そ
して、S2324及びS2325の処理の後(後述する)、S2326
を介して第5図S5082の処理を終了する。これにより、
ノーマルモード又はオートコード進行モードの自動伴奏
時に第3図のフィルインSW1056が押された場合の、第5
図S518に係る第10図S1015と同様の処理が行われ、フィ
ルイン演奏に移行する。これ以後は、既に説明したノー
マルモード時又はオートコード進行モード時のフィルイ
ンSWが押された場合と全く同様にフィルイン演奏が進行
する。
エディットデータEDの値が3の場合、S2317の判定がY
ESとなり、S2318〜S2323の処理が行われる。この処理
は、実質的に第10図S1016→S1007〜S1014の処理と全く
同じである。そして、S2324及びS2325の処理の後(後述
する)、S2326を介して第5図S5082の処理を終了する。
これにより、ノーマルモード又はオートコード進行モー
ドの自動伴奏時に第3図のエンディングSW1057が押され
た場合の、第5図S518に係る第10図S1016→S1007〜S101
4と同様の処理が行われ、エンディング演奏に移行す
る。これ以後は、既に説明したノーマルモード時又はオ
ートコード進行モード時のエンディングSWが押された場
合と全く同様にエンディング演奏が進行する。
以上、S2311〜S2317の処理により、各オペレーション
ステップの最初において、メロディ音色変更の処理と共
に、エディットデータEDに基づく演奏効果付加の処理が
行われる。この処理が終了したら、S2324でオペレーシ
ョンステップカウンタOSCの値がプラス1され、また、S
2325でオペレーション音長カウンターOOCの値が−1さ
れて、S2326の処理を介して第5図S5082の処理を終了す
る。
上記動作の後、第5図S509〜S518のループが繰り返さ
れて自動伴奏が実行され、S5081の判定がYESとなって再
びS5082の処理も繰り返される。この場合、オペレーシ
ョン音長カウンターOOCには、各ステップのオペレーシ
ョン音長データOODがセットされ、S2301→S2325の処理
の繰り返しにより、パターンステップが1つ進む毎に1
ずつ減算されてゆき、オペレーション音長カウンターOO
Cの値が0になるとS2301の判定が再びYESとなり、次の
オペレーションステップに対応するオートオペレーショ
ンデータに基づく処理が行われる。すなわち、各オペレ
ーションステップのオペレーション音長データOODが、
メロディ音色の1つの種類の長さ、及びテンポ制御又は
演奏効果付加を行う間隔を決定する。なお、メロディ音
色は変えず、テンポ制御又は演奏効果付加のみを行いた
い場合は、第25図のメロディ音色データTODとして例え
ば無変化を示す値を決めておき指定すればよく、逆に、
メロディ音色のみ変え、テンポ制御又は演奏効果付加の
みを行いたい場合は、テンポ変化データTHDの値又はエ
ディットデータEDの値を無変化を表す値“00"にしてお
けばよい。
上記動作を繰り返し、読み出されたオペレーションス
テップのオペレーション音長カウンターOOCの値が“F"
(16進数)となったら、そのステップは最終ステップで
あるためS2310の判定がYESとなり、第10図のS1017を介
して自動伴奏を強制的に終了する。
以上のように、オートオペレーションモードでは、演
奏者によるスイッチ操作から全く独立して、第25図のオ
ートオペレーションデータによって定まるメロディ音色
変更、テンポ制御又はイントロ指示・フィルイン指示・
エンディング指示等の演奏効果付加を自動的に行うこと
ができる。
{他の実施例の動作} 次に、本発明の他の実施例の動作につき説明する。以
下で説明する他の実施例は、オートコード進行処理時に
第3図のフィルインSW1056及びイントロSW1053が押され
た場合の動作に関するものである。この場合、第9図の
リズム再生処理の動作フローチャートが第26図の他の実
施例のものに置き換わり、第12図のオートコード進行処
理の動作フローチャートが第27図の他の実施例のものに
置き換わる。以下、第26図及び第27図において、第9図
及び第12図と異なる処理番号を付した部分を中心に説明
を行う。
なお、以下においては、ノーマルオペレーションモー
ドの場合について説明し、最後に、オートオペレーショ
ンモードについても言及する。
オートコード進行処理時にフィルインSWが押された場合 まず、前記第5図のS5081〜S518のループにより、オ
ートコード進行モードの自動伴奏が繰り返されている途
中に、演奏者が第3図のフィルインSW1056を押した場合
の他の実施例の動作につき第28図の動作説明図に沿って
説明する。なお、ノーマルオペレーションモードでの動
作であるから、第5図S5081の判定はNOとなり、S5082の
オートオペレーション処理は行われない。
まず、第28図において、リズムパターン、ベースパタ
ーン及びコードパターンが同図のように本パターンで進
んでおり、また、コード進行データも本コード進行で進
んでいる状態において、同図T10のタイミングでフィル
インが発生すると、第5図S514のリズム再生処理におい
て、第26図のS901→S914→S915→S906の処理が第9図と
同じであるため、リズムパターン等は即座にフィルイン
パターンに変化するが、コード進行データの方は依然と
して本コード進行を維持する。これは、第19図のT1のタ
イミングでの動作と同様である。
次に、第28図のT11のタイミングでリズムパターン等
が16パターンステップの区切りになると、第5図S514の
リズム再生処理において、第26図のS915→S916の処理が
第9図と同じであり、現在進行レジスタSRの値は0であ
るためS2601の判定がYESとなり、その後、S917〜S919の
処理は第9図と同じであるため、リズムパターン等はそ
れ以後本パターンに復帰し、コード進行データの方はT1
1で強制的にフィルインコード進行に変化する。その
後、第27図のS1202→S1215→S2701→S1220→S1210の処
理により、フィルインコード進行を持続する。この処理
は、第9図のS1202→S1215→S1216→S1209→S1210の処
理と実質的に同じである。以上により、T11のタイミン
グでの処理は、第19図T2のタイミングでの動作と同じで
ある。
ところが、その後第28図のT12のタイミングでフィル
インコード進行データがコードステップの区切りまでく
ると、前記第12図の実施例ではS1216の判定がYESとなっ
た後、S1217で進行レジスタSRの値が0に戻されたた
め、本コード進行に戻ったが、第27図の他の実施例では
S2701の判定がYESとなった後、進行レジスタSRの値は変
化せず、S2703で再びフィルインコード進行データの第
0コードステップからの読み出しが繰り返される。従っ
て、第19図のT3のタイミングの場合と異なり、第28図の
T12ではフィルインコード進行はそのまま続行される。
この状態は、演奏者がもう一度フィルインSW1056(第3
図)を押すまで繰り返される。
そして、第28図のT13でフィルインSW1056がもう一度
押されると、まず、リズムパターン等は前記と同様に即
座にフィルインパターンに移行し、第28図のT14で16パ
ターンステップの区切りになると、第26図のS915→S916
の処理により、本パターンに戻る。
これに対して、コード進行データの方は、第28図のT1
3でフィルインSW1056が押されても、進行レジスタSRの
値は変化しないため、フィルインコード進行を持続す
る。そして、リズムパターンの方が第28図のT14で16パ
ターンステップの区切りになって本パターンに戻ると、
第26図でS915→S916→S2601→S2102→S2603→S2604と進
んで進行レジスタSRの値が0に戻される。従って、ここ
で初めてコード進行データがフィルインコード進行から
本コード進行に戻る。
以上、第28図に示した如く、フィルインSW1056(第3
図)を1回押すと(T10)、まず、リズムパターン等が
フィルイン状態になり、その後リズムパターンが本パタ
ーンに戻るタイミングで(T11)、コード進行がフィル
イン状態になる。そして、コード進行のフィルイン状態
は持続され、もう一度フィルインSW1056が押されたタイ
ミングで(T13)、リズムパターン等が再びフィルイン
状態になり、その後リズムパターンが本パターンに戻る
タイミングで(T14)、コード進行データが本コード進
行に戻る。
上記動作により、演奏者はフィルインコード進行を持
続させる長さを自由に制御できる。なお、リズムパター
ン等は16ステップで本パターンに戻った方が、音楽的に
良い効果を得られる。
オートコード進行処理開始時にイントロSWでスタートさ
せた場合 次に、第5図S508のオートコード進行モード処理の第
11図の前記S1106〜S1109のループにより、第5図のS511
のオートコード進行処理を開始させるときに、演奏者が
第3図のイントロSW1053を押してスタートさせた場合の
他の実施例の動作につき、第29図に沿って説明する。
この場合、まず、第29図において、T15のタイミング
でイントロSW1053が押されると、前記実施例の場合と同
様、まず、第11図のS1113でパターンレジスタPR及び進
行レジスタSRの値2がセットされてイントロリズムパタ
ーンのモードになる。
以下、第5図のS5081〜S518のループが繰り返される
が、まず、S514のリズム再生処理においては、第26図の
S902→S926→S927→S906の処理が第9図と同じであるた
め、イントロリズムパターンで自動伴奏がスタートす
る。すなわち、第29図のT15のタイミングでの処理は、
第21図のT7のタイミングでの動作と同様である。そし
て、イントロパターンでの自動伴奏は、16パターンステ
ップ分繰り返され、第29図のT16のタイミングでRC103
(第1図)の値が15になると、第26図S927→S928の処理
が第9図と同じであるため、S928でパターンレジスタPR
が0にセットされて本リズムパターンに移行する。これ
は、第19図のT8のタイミングでの動作と同様である。
次に、第5図S511のオートコード進行処理において
は、第27図S1203→S1221→S1216→S1209の処理が第12図
と同様であるため、イントロコード進行で自動伴奏がス
タートする。従って、オートコード進行処理に関して
も、第29図T15のタイミングでの処理は第21図T7のタイ
ミングでの処理と同様である。
ところが、その後第29図のT17のタイミングでイント
ロコード進行データがコードステップの区切りまでくる
と、前記第12図の実施例ではS1216の判定がYESとなった
後、S1217で進行レジスタSRの値が0に戻されたため、
本コード進行に移行したが、第27図の他の実施例ではS1
216の判定がYESとなった後、進行レジスタSRの値は変化
せず、S2704で再びイントロコード進行データの第0コ
ードステップからの読み出しが繰り返される。従って、
第21図のT9のタイミングの場合と異なり、第29図のT17
ではイントロコード進行はそのまま続行される。この状
態は、演奏者がもう一度フィルインSW1056(第3図)を
押すまで繰り返される。
そして、第29図のT18でフィルインSW1056がもう一度
押されると、まず、リズムパターン等は前記と同様に即
座にフィルインパターンに移行し、第29図のT19で16パ
ターンステップの区切りになると、第26図のS915→S916
の処理により、本パターンに戻る。
これに対して、コード進行データの方は、第29図のT1
8でフィルインSW1056が押されても、進行レジスタSRの
値は変化しないため、イントロコード進行を持続する。
そして、リズムパターンの方が第29図のT19で16パター
ンステップの区切りになって本パターンに戻ると、第26
図でS915→S916→S2601→S2602→S2604と進んで進行レ
ジスタSRの値が0に戻される。従って、ここで初めてコ
ード進行データがイントロコード進行から本コード進行
に戻る。
以上、第29図に示した如く、イントロSW1053(第3
図)でスタートすると(T15)、リズムパターン等とコ
ード進行データ共にイントロ状態になり、その後T16の
タイミングでリズムパターンが本パターンに戻る。一
方、コード進行のイントロ状態は持続され、もう一度フ
ィルインSW1056が押されたタイミングで(T18)、リズ
ムパターン等が再びフィルイン状態になり、その後リズ
ムパターンが本パターンに戻るタイミングで(T19)、
コード進行データが本コード進行に戻る。
上記動作により、演奏者はイントロコード進行を持続
させる長さを自由に制御できる。
オートオペレーションモードで動作さる場合 ここまでの動作は、ノーマルオペレーションモードに
対する動作であるが、第26図及び第27図の動作フローチ
ャートは、オートオペレーションモードの場合にも全く
同様に適用される。すなわち、第5図S508又は第11図S1
1091に係る第22図のオートオペレーションモード処理、
及び第5図S5082に係る第23図のオートオペレーション
処理を第1図のオートオペレーションメモリ部113内の
オートオペレーションデータ(第24図、第25図参照)に
基づいて動作させることにより、第28図又は第29図の動
作と同じ動作を自動的に行わせることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、演奏者は、伴奏パターンの選択に応
じていちいちメロディ音色の指定を行う必要がなくな
る。
また、自動伴奏の進行に従っていちいちメロディ音色
の指定を行うことなく、任意の時期にメロディ音色を切
り換えられる。
このように、メロディ音色の指定が全て自動で行われ
るため、初心者でも手軽に高度な自動伴奏を楽しむこと
ができる。
なお、例えば演奏者が伴奏パターン選択手段で伴奏パ
ターンを選択することにより、それと同時に自動伴奏を
スタートすることにより、自動伴奏スタート時の操作を
簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例の構成図、 第2図は、鍵盤部の外観構成図、 第3図は、スイッチ部の外観構成図、 第4図は、鍵情報のデータ構成図、 第5図は、メイン動作フローチャート図、 第6図は、イニシャル処理の動作フローチャート図、 第7図は、テンポ処理の動作フローチャート図、 第8図は、初期リズム切換処理の動作フローチャート
図、 第9図は、リズム再生処理の動作フローチャート図、 第10図は、各種切換処理の動作フローチャート図、 第11図は、オートコード進行モード処理の動作フローチ
ャート図、 第12図は、オートコード進行処理の動作フローチャート
図、 第13図(a)〜(o)は、フラグ・カウンタ・レジスタ
群(FCR)の構成図、 第14図は、パターンメモリ部の構成図、 第15図(a)〜(c)は、各パターンのデータ構成図、 第16図は、コート進行メモリ部の構成図、 第17図は、テンポデータのデータ構成図、 第18図は、各コード進行データのデータ構成図、 第19図は、フィルイン動作説明図、 第20図は、エンディング動作説明図、 第21図は、イントロ動作説明図、 第22図は、オートオペレーションモード処理の動作フロ
ーチャート図、 第23図は、オートオペレーション処理の動作フローチャ
ート図、 第24図は、オートオペレーションメモリ部の構成図、 第25図は、オートオペレーションデータの構成図、 第26図は、他の実施例のリズム再生処理の動作フローチ
ャート図、 第27図は、他の実施例のオートコード進行処理の動作フ
ローチャート図、 第28図は、他の実施例のフィルイン動作説明図、 第29図は、他の実施例のイントロ動作説明図である。 101……中央制御装置(CPU)、 102……タイマークロック、 103……リズムカウンタ(RC)、 104……鍵盤部、 105……スイッチ部、 106……パターンメモリ部、 107……コード進行メモリ部、 108……コードジャッジ部、 110……伴奏音発生部、 111……リズム音発生部111、 112……サウンドシステム、 113……オートオペレーションメモリ部.
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−134295(JP,A) 特開 昭63−193196(JP,A) 特開 昭59−125786(JP,A) 特開 昭59−131987(JP,A) 特開 昭62−256294(JP,A) 実開 昭55−152594(JP,U) 実開 昭58−166697(JP,U) 実開 昭58−185899(JP,U) 実開 昭62−96698(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の伴奏パターンを複数組記憶する伴奏
    パターン記憶手段と、 演奏者に該複数組の伴奏パターンのうちの1つを選択さ
    せる伴奏パターン選択手段と、 該伴奏パターン選択手段で選択された伴奏パターンを前
    記伴奏パターン記憶手段から読み出して自動伴奏を行う
    自動伴奏制御手段と、 該自動伴奏と並行して演奏者にメロディ演奏を行わせる
    メロディ演奏手段と、 メロディ音色指定データ及び当該音色指定データを読み
    出すタイミングデータを1組とするデータを複数組有し
    てなるメロディ音色パターンを、前記複数組の伴奏パタ
    ーンの各々に対応して複数組記憶するメロディ音色パタ
    ーン記憶手段と、 前記伴奏パターン選択手段で選択された伴奏パターンに
    対応するメロディ音色パターンを選択し、当該選択され
    たメロディ音色パターンに含まれるメロディ音指定デー
    タを対応するタイミングデータに基づいて読み出し、こ
    の読み出されたメロディ音色指定データにて前記メロデ
    ィ演奏手段によるメロディ演奏時のメロディ音色の指定
    を行うメロディ音色制御手段と、 を有することを特徴とする自動伴奏装置。
  2. 【請求項2】前記自動伴奏手段は、演奏者が前記伴奏パ
    ターン選択手段で伴奏パターンを選択することにより自
    動伴奏をスタートすることを特徴とする請求項1記載の
    自動伴奏装置。
JP63317399A 1988-12-15 1988-12-15 自動伴奏装置 Expired - Fee Related JP3005986B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63317399A JP3005986B2 (ja) 1988-12-15 1988-12-15 自動伴奏装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63317399A JP3005986B2 (ja) 1988-12-15 1988-12-15 自動伴奏装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02161497A JPH02161497A (ja) 1990-06-21
JP3005986B2 true JP3005986B2 (ja) 2000-02-07

Family

ID=18087813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63317399A Expired - Fee Related JP3005986B2 (ja) 1988-12-15 1988-12-15 自動伴奏装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3005986B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2712954B2 (ja) * 1991-11-20 1998-02-16 ヤマハ株式会社 電子楽器
JP3000437U (ja) * 1994-01-26 1994-08-09 ブラザー工業株式会社 楽音再生装置
JP2991044B2 (ja) * 1994-03-15 1999-12-20 ヤマハ株式会社 自動演奏機能を有した電子楽器
JP7263998B2 (ja) * 2019-09-24 2023-04-25 カシオ計算機株式会社 電子楽器、制御方法およびプログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6111758Y2 (ja) * 1979-04-19 1986-04-12
JPS58166697U (ja) * 1982-04-30 1983-11-07 カシオ計算機株式会社 電子楽器
JPS58185899U (ja) * 1982-06-03 1983-12-10 ヤマハ株式会社 電子楽器の音色制御装置
JPS60134295A (ja) * 1983-12-23 1985-07-17 カシオ計算機株式会社 リズム装置
JPH0690618B2 (ja) * 1987-02-06 1994-11-14 ヤマハ株式会社 自動演奏装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02161497A (ja) 1990-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU757577B2 (en) Automatic music generating method and device
US5747716A (en) Medley playback apparatus with adaptive editing of bridge part
JP2576700B2 (ja) 自動伴奏装置
JP3005986B2 (ja) 自動伴奏装置
JP2737169B2 (ja) 自動伴奏装置
JP2734560B2 (ja) 自動伴奏装置
JP2734559B2 (ja) 自動伴奏装置
JPH02161499A (ja) 自動伴奏装置
JPS637396B2 (ja)
JPH06337674A (ja) 電子楽器の自動演奏装置
JP3171436B2 (ja) 自動伴奏装置
JP2947150B2 (ja) 自動演奏装置
JP2848322B2 (ja) 自動伴奏装置
JPH0299999A (ja) 自動伴奏装置
JP2638789B2 (ja) 自動伴奏装置
JP2560304B2 (ja) 自動伴奏装置
JP3120806B2 (ja) 自動伴奏装置
JP2576296B2 (ja) 電子楽器の自動伴奏装置
JPS6210798Y2 (ja)
JP3499672B2 (ja) 自動演奏装置
JPH02161498A (ja) 自動伴奏装置
JPH0535268A (ja) 自動演奏装置
JPH02109098A (ja) 自動伴奏装置
JP2958499B2 (ja) 自動伴奏装置
ZA200102423B (en) Automatic music generating method and device.

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees