JP3005725B2 - 坐薬用包装材料および坐薬用コンテナー - Google Patents

坐薬用包装材料および坐薬用コンテナー

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JP3005725B2 JP3050723A JP5072391A JP3005725B2 JP 3005725 B2 JP3005725 B2 JP 3005725B2 JP 3050723 A JP3050723 A JP 3050723A JP 5072391 A JP5072391 A JP 5072391A JP 3005725 B2 JP3005725 B2 JP 3005725B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、坐薬製剤を内包するの
に使用され、特に開封性が顕著に改良された坐薬用包装
材料および坐薬用コンテナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、坐薬用コンテナーは、二枚の
包装材料により略円柱状の坐薬を内包しヒートシールに
より密封した形態で製品化され、市場に流通している。
そして、この包装材料には、成形性と充填作業性の観点
から、一般に、アルミニウム箔の片面に接着剤を介して
延伸ポリプロピレンフィルムを貼着し、かつその他面に
接着剤を介してまたは介さずにヒートシール層を設けて
なるものが用いられている。
【0003】図8は、従来の坐薬用コンテナーの一例を
示す。コンテナー20は、二枚の包装材料21、21で
坐薬12を内包するとともにその周囲をヒートシールす
ることにより製品として仕上げられている。従来におい
ては、坐薬周りのヒートシール部位26は、幅2mm以
下、通常1.5mm ぐらいの線状のものであった。なお、図
中、14は製造の際の歪を吸収しかつ各坐薬製剤の切り
離しを容易にするための切り抜き部を示し、また27は
コルゲート加工部位を示す。
【0004】図9は、かかる坐薬用コンテナーに使用さ
れた包装材料の断面構造を示す。同図において、22は
カルボキシ変性エチレン−酢酸ビニルコポリマーよりな
る厚さ30μのヒートシール層、24は厚さ20μの延
伸ポリプロピレンフィルム、23は厚さ52μのアルミ
ニウム箔を示す。包装材料21は、ラミネート加工によ
り、アルミニウム箔23の外表面側に接着剤25を介し
て延伸ポリプロピレンフィルム24、またその内表面側
にヒートシール層22をそれぞれ積層接着してなるもの
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来使用され
た坐薬用包装材料のうち、接着剤を介して低密度ポリエ
チレンフィルムあるいはアイオノマーフィルムを貼り合
せたものは、耐薬品性、耐油性には良好であるが、フィ
ルム同士の熱融着を利用するため開封性が劣るという問
題があり、たとえばリュウマチ患者等の手の不自由な人
達にとっては開封は極めて困難であった。
【0006】一方、接着剤を介さずにアルミニウム箔の
表面に直接、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体を主体と
するラッカーコート剤を被覆してなる包装材料は、開封
性は低密度ポリエチレンフィルムを用いたものと比較し
て非常に優れているが、耐薬品性、耐油性が劣り、ま
た、夏期の高温時における材質変化のために坐薬用コン
テナーからの液もれが起き易くなるなど、貯蔵安定性に
欠けるという問題があった。
【0007】かかる観点から、本出願人は、特開昭63
−220871号公報に見られるように、ヒートシール
層として特定の混合樹脂層をアルミニウム箔表面に直
接、積層被覆することにより、坐薬用包装材料の開封性
を改良することを提案した。しかし、この手段は、該混
合樹脂層の凝集破壊が支配的であり、そのため易開封性
においては完全なものとは言い難かった。
【0008】また、図9に示したような従来のヒートシ
ール層22は、接着性に優れ140〜170℃のヒート
シール温度にて十分高い接着強度が得られ、満足な密封
性を確保できる反面、坐薬用コンテナーを開封する際に
必要な引っ張り力をより増大せしめ、コンテナー内の坐
薬の取り出しをより困難にするおそれがあった。
【0009】そこで、従来は、上述したように、ヒート
シール部位26のうち坐薬周囲のシール幅tを2mm以
下、通常1.5mm ぐらいの狭い幅とすることにより、開封
時に必要な引っ張り力を低減せしめる方法が採られてい
た。
【0010】しかしながら、ヒートシール部位26の幅
tがかように狭いため、坐薬を内包して製品化する過程
において、ヒートシールの不良を招きやすく、密封性が
保たれていない不良品の発生がときどき起きていた。坐
薬製剤は冷所保存が必要とされる製品であることから、
溶解により中味が外へ漏出しうる虞れがある不良製品の
市場流通は絶対に防止する必要がある。
【0011】また、包装材料21間の接着力はヒートシ
ール層22の加熱融着により発揮されるが、その接着力
も狭いシール幅tの部分においてのみ局所的に高く保持
されるため、坐薬用コンテナー20の開封の際、充分に
注意して均一に引っ張り力を加えないと、引っ張りの勢
いのあまり、中の坐薬を飛び出させてしまうという失敗
を起しやすいという問題があった。特に、リュウマチ症
患者のように手や指の運動機能に障害がある者にあって
は、均一に引っ張り力を加えることはきわめて困難であ
るので、開封の容易化について特に改良の必要があっ
た。
【0012】さらに、長期間経過の後、融着したヒート
シール層22の劣化により、ヒートシールされた部位の
密封不良を招く場合がある。ことに、従来のコンテナー
20は、ヒートシール部位26が狭いため、経時的な密
封不良を招く虞れが大きい。もし、かような不良品が高
い温度下に置かれたならば、中の坐薬が溶解して外部に
漏出するという事故を引き起すことになる。従って、坐
薬用コンテナーの貯蔵安定性についても改良の必要があ
った。
【0013】本発明は、上述したような従来の問題を解
消するべくなされたもので、その目的とするところは、
従来材料と比較して、易開封性に優れ、かつ耐薬品性、
成形性、充填作業性等その他の特性も大変良好な坐薬用
包装材料を提供することにある。
【0014】そしてまた、本発明の別の目的は、かかる
包装材料を用いることにより、所要のヒートシール強度
を有し満足な密封性が得られるだけでなく、障害者にと
っても開封がいたって容易であり、かつヒートシール部
位の耐久性にも優れた坐薬用コンテナーを提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく、種々研究を重ねた結果、ヒートシール層
として特定の共押出しフィルムを使用すると、坐薬製剤
における易開封性が著しく向上し、かつ耐薬品性、成形
性、耐久性等その他の特性も良好である坐薬用包装材料
およびコンテナーが得られることを見出し、本発明を完
成させた。
【0016】したがって、本発明による坐薬用包装材料
は、アルミニウム箔の片面に接着剤を介して延伸ポリプ
ロピレンフィルムを貼着しかつその他面に接着剤を介し
てまたは介さずにヒートシール層を設けてなる坐薬用包
装材料において、ヒートシール層は、厚さ15〜100
μmのポリオレフィン樹脂単層またはポリオレフィン樹
脂層および易切断性熱可塑性樹脂層の積層、並びに厚さ
1〜15μmの易切断性熱可塑性樹脂層からなる共押出
しフィルムであって、該易切断性熱可塑性樹脂層は、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体98〜30重量部、スチレ
ン系樹脂1〜40重量部および不飽和カルボン酸または
その誘導体グラフト変性ポリエチレン1〜30重量部か
らなる混合樹脂層、あるいは酸価0.1〜100mgK
OH/gのカルボキシ変性エチレン−酢酸ビニル共重合
体100重量部およびスチレン系樹脂1〜30重量部か
らなる混合樹脂層であることを特徴とするものである。
【0017】本発明による坐薬用包装材料は、外表面側
から内表面側にかけて、延伸ポリプロピレンフィルム、
アルミニウム箔およびヒートシール層を積層し、必要に
より各層間に接着剤を介在させて成る構造体であって、
坐薬用コンテナーにおいて包装材料として使用される。
そして、本発明におけるヒートシール層は、基層として
ポリオレフィン樹脂層、および表面層として易切断性熱
可塑性樹脂層からなる共押出しフィルム、あるいは基層
としてポリオレフィン樹脂層および易切断性熱可塑性樹
脂層の積層物、および表面層として易切断性熱可塑性樹
脂層からなる共押出しフィルムである。
【0018】かかる包装材料として、例えば、図1に示
すような、外表面側から内表面側にかけて、延伸ポリプ
ロピレンフィルム4、接着剤8、アルミニウム箔3、易
切断性熱可塑性樹脂層7、ポリオレフィン樹脂層5およ
び易切断性熱可塑性樹脂層6の積層構造よりなる包装材
料1を例示することができる。
【0019】また、別の例として、図2に示すような、
外表面側から内表面側にかけて、延伸ポリプロピレンフ
ィルム4、接着剤8、アルミニウム箔3、接着剤9、ポ
リオレフィン樹脂層5および易切断性熱可塑性樹脂層6
の積層構造よりなる包装材料1’が挙げられる。
【0020】本発明による坐薬用包装材料において、ヒ
ートシール層2以外の構成は、これまでに知られた構成
を採用することができる。以下、各構成要素について概
略説明する。
【0021】延伸ポリプロピレンフィルムとしては、厚
さ10〜30μ、通常約20μの成形性の良い二軸延伸
フィルムが使用される。
【0022】アルミニウム箔としては、JIS 1N30、3003、
3004に規定する厚さ30〜60μ、好ましくは約50μ
の箔が通常使用されるが、成形性の良いものであればそ
の他のものでも無論使用し得る。
【0023】また、必要ならば、上記ポリプロピレンフ
ィルムおよび/またはアルミニウム箔、通常アルミニウ
ム箔、には、印刷または着色を施してもよい。
【0024】延伸ポリプロピレンフィルムとアルミニウ
ム箔の間の接着剤には、例えば、二液型ウレタン系ドラ
イラミネート用接着剤が通常数μの厚さで使用される。
【0025】そして、アルミニウム箔とヒートシール層
の貼り合せにも、接着剤が用いられるが、あるいはヒー
トシール層の成分により高い接着性が得られる場合には
接着剤を用いなくともよい。これら両者間の接着には、
例えば、上述の二液型ウレタン系ドライラミネート用接
着剤あるいはイソシアネート系、イミン系、エポキシ系
など、AC剤等の各種接着剤を厚さ1〜10μ、好まし
くは2〜5μで使用することができる。
【0026】次に、本発明で特徴となるヒートシール層
の各要素について説明する。
【0027】ポリオレフィン樹脂層は、その上に厚さが
非常に薄い易切断性熱可塑性樹脂層を形成するためのも
のであり、かつ易切断性熱可塑性樹脂層との層間接着力
を適度に保つために必要な層である。使用し得るポリオ
レフィン樹脂の種類としては低密度ポリエチレン、中密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共
重合体などの単独物、並びにこれらの混合物を例示する
ことができる。
【0028】易切断性熱可塑性樹脂層は、(A) エチレン
−酢酸ビニル共重合体98〜30重量部、スチレン系樹
脂1〜40重量部および不飽和カルボン酸またはその誘
導体グラフト変性ポリエチレン1〜30重量部からなる
混合樹脂層、あるいは(B) 酸価0.1〜100mgKO
H/gのカルボキシ変性エチレン−酢酸ビニル共重合体
100重量部およびスチレン系樹脂1〜30重量部から
なる混合樹脂層であって、上記ポリオレフィン樹脂層の
上に形成される。これらの混合樹脂層は、引っ張り破壊
特性において伸びが小さいため開封時の切断が容易であ
り、また耐薬品性(耐油性)が非常に優れているため、
本発明における易切断性樹脂層として最適である。
【0029】混合樹脂層(A) において、エチレン−酢酸
ビニル共重合体としては、一般に酢酸ビニル含有量3〜
30重量%のものが使用される。スチレン系樹脂として
は、スチレン単独重合体、置換スチレン(例えばメチル
スチレン、クロルスチレン)の単独重合体、スチレンと
これら置換スチレンとの共重合体、ブタジエン−スチレ
ン共重合体、アクリロニトリル−スチレン共重合体、ア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、エチ
レン−ブタジエン−スチレン共重合体、アクリルゴム−
アクリロニトリル−スチレン共重合体、塩素化ポリエチ
レン−アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロ
ニトリル−エチレンプロピレンゴム−スチレン共重合体
などの単独物、並びにこれらの混合物を例示することが
できる。さらに不飽和カルボン酸またはその誘導体グラ
フト変性ポリエチレンとしては、マレイン酸、フタル酸
などのα,β−不飽和カルボン酸およびその酸無水物の
少なくとも一種0.01〜10重量部をグラフト重合さ
せて得られるポリエチレンを使用することができる。
【0030】また混合樹脂層(B) において、酸価0.1
〜100mgKOH/gのカルボキシ変性エチレン−酢
酸ビニル共重合体としては、酢酸ビニル含量5〜30重
量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部の上
に、マレイン酸、フタル酸などのα,β−不飽和カルボ
ン酸およびその酸無水物の少なくとも一種0.01〜1
0重量部をグラフト重合させて得られるエチレン−酢酸
ビニル共重合体を使用することができる。また、スチレ
ン系樹脂としては、上記に例示したのと同様の樹脂を使
用することができる。
【0031】基層としてのポリオレフィン樹脂単層、ま
たはポリオレフィン樹脂層および易切断性熱可塑性樹脂
層の積層の厚さは、15〜100μmであることが必要
とされる。15μm未満の場合には、層内に切れ目など
の不連続部分が発生し易くなり、坐薬用コンテナーにお
いてその部分における密封性が損なわれる。一方、10
0μmを越える場合には、成形性や密封性が損なわれ
る。好ましい厚さは20〜80μmである。なお、ポリ
オレフィン樹脂層および易切断性熱可塑性樹脂層の積層
体において、後者の厚さは1〜15μ、好ましくは2〜
10μである。
【0032】また表面層としての易切断性熱可塑性樹脂
層の厚さは、1〜15μmであることが必要とされる。
1μm未満の場合には、樹脂層同士の熱融着が不均一と
なり易く、安定した密封性の確保が困難となる。一方、
15μmを越える場合には、開封時の切断抵抗が大きく
なり、本発明の特徴たる易開封性が得られなくなる。好
ましい厚さは2〜10μmである。
【0033】また、本発明は、上述の包装材料より成形
されるところの坐薬用コンテナーにも関する。すなわ
ち、本発明による坐薬用コンテナーは、二枚の包装材料
により坐薬を内包し、坐薬の周囲について該材料内面を
ヒートシールしてなる坐薬用コンテナーにおいて、包装
材料は、アルミニウム箔の外表面に接着剤を介して延伸
ポリプロピレンフィルムを貼着しかつ内表面に接着剤を
介してまたは介さずにヒートシール層を設けてなり、該
ヒートシール層は、厚さ15〜100μmのポリオレフ
ィン樹脂単層またはポリオレフィン樹脂層および易切断
性熱可塑性樹脂層の積層、並びに厚さ1〜15μmの易
切断性熱可塑性樹脂層からなる共押出しフィルムであっ
て、該易切断性熱可塑性樹脂層は、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体98〜30重量部、スチレン系樹脂1〜40
重量部および不飽和カルボン酸またはその誘導体グラフ
ト変性ポリエチレン1〜30重量部からなる混合樹脂
層、あるいは酸価0.1〜100mgKOH/gのカル
ボキシ変性エチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部
およびスチレン系樹脂1〜30重量部からなる混合樹脂
層であることを特徴とするものである。
【0034】
【作用】本発明では、上述したように、ヒートシール層
を、厚さ15〜100μmのポリオレフィン樹脂単層ま
たはポリオレフィン樹脂層および易切断性熱可塑性樹脂
層の積層、並びに厚さ1〜15μmの易切断性熱可塑性
樹脂層からなる共押出しフィルムで構成したことによ
り、カルボキシ変性エチレン/酢酸ビニルコポリマーか
らなる従来のヒートシール層と比較して、ヒートシール
温度120〜170℃において接着強度が約1/3〜1
/4に低下した層を採用してなる。なお、かように低い
接着強度であっても、所要のヒートシール強度は得られ
る。
【0035】したがって、本発明の坐薬用コンテナーに
おいては、坐薬の周囲におけるヒートシール部位を幅広
にし、場合によっては包装材料同士の当接面のほぼ全体
につきヒートシールしたとしても、従来に比して充分に
低い剥離強度を確保することができる。よって、ヒート
シール部位の幅を従来に比べ格段に拡大することができ
る。
【0036】また、かかるヒートシール部位の幅の拡大
により、包装材料間の接着強度が著しく均一化され、従
って本コンテナーの開封の際に加える引っ張り力の均一
配分について特別注意する必要がなくなる。
【0037】さらに、上述のヒートシール面積の拡大に
より、併せてポリオレフィン樹脂層の使用により、ヒー
トシール部位の経時的な密封不良の発生割合が減り、よ
って本コンテナーの密封性をより長期間にわたって維持
することができる。
【0038】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明の特徴とすると
ころを選り一層明らかにする。 実施例1 厚さ50μmの軟質アルミニウム箔の片面に二液型ウレ
タン系ドライラミネート接着剤を介して厚さ20μの二
軸ポリプロピレンフィルムを貼り合せ、一方その他面に
同じ接着剤を介して、予め用意したインフレーション成
形装置を用いて膜成形してなる合計の厚さ30μmの二
層共押出しフィルムをヒートシール層として貼り合せ
て、図1の積層構造に類似の包装材料を製造した。
【0039】使用した二層共押出しフィルムは、ベース
のポリプロピレン樹脂層と、シール面側の下記A1ない
しA4の成分を含有する混合樹脂層とより成り、両者の
厚さ比並びに混合樹脂層の成分割合を種々変化させたも
のを製作した。
【0040】混合樹脂層A A1 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含量
10%、メルトインデックス12) A2 ポリスチレン(メルトインデックス20) A3 エチレン−ブタジエン−スチレン ブロック共重
合体(スチレン含量25%) A4 無水マレイン酸変性ポリエチレン樹脂(無水マレ
イン酸含量0.5%、メルトインデックス4) かくして得られた各種類の包装材料について、2枚1組
としてそれらの混合樹脂層面を貼り合せ、次いで120
℃x3kg/cm2 x1秒の条件でベタヒートシールを
し、その後剥離速度200mm/分にてT剥離を行な
い、包装材料のT剥離強度(g/15mm幅)を測定し
た。
【0041】また、これらの包装材料について、下記の
実施例に述べるところのプロセスに従って坐薬を充填、
内包した後、ヒートシールを行ない、坐薬用コンテナー
に仕上げた。常温にまで冷えた後、該コンテナーの開封
性について評価を行なった。開封性の評価は、手で開封
する際の開け易さにより判断し、下記の基準で評価を決
定した。 ○:非常に優れている。 △:やや劣る。 X:使用不可。
【0042】以上の結果は表1に示す。表1 試料(包装材料) 混合樹脂層a ヒートシール層の厚さb T剥離 評価 A1 A2 A3 A4 混合樹脂層 PP樹脂層 強度c 開封性 実施例 No.1 70 10 10 10 3 27 120 ○ No.2 60 10 15 15 3 27 150 ○ No.3 70 10 10 10 10 20 250 ○ 比較例 No.1 100 0 0 0 3 27 950 X No.2 20 20 10 50 3 27 790 X No.3 70 10 10 10 20 10 520 △ No.4 70 10 10 10 30 0 〜550 △ 注)a:層成分の割合は、重量部で表わす。b:厚さの
単位はμmである。c:強度の単位はg/15mm幅
(n=5の平均値)である。
【0043】実施例の試料は、何れもT剥離強度が数百
g/15mm幅と非常に低く、しかも安定した強度を有
しており、また剥離の仕方が切断−界面剥離−切断と一
定していた。
【0044】これに対して、比較例No.1およびNo.2の試
料は、混合樹脂層の組成が不適当であるために、共押出
しフィルムの層間剥離強度が比較的強く、厚さが適当に
薄くとも、混合樹脂層が切断され難い。また、比較例N
o.3の試料は、混合樹脂層の厚さが厚すぎるために、そ
れが切断され難く、開封性がやや劣っている。さらに、
比較例No.4の試料は、ポリプロピレン(PP)樹脂層を
欠くため、T剥離強度が400〜600g/15mm幅
の範囲でばらつき易い。該強度が不安定であるのは、剥
離の機構が実施例と異なり、混合樹脂層の凝集破壊が支
配的であるためと考えられる。
【0045】実施例2 混合樹脂層を下記の組成のものとしたこと以外は、実施
例1と同様のプロセスにより、包装材料を作製し、そし
て実施例1と同様の方法および評価基準で、T剥離強度
の測定並びに開封性の評価を行なった。その結果を表2
に示す。
【0046】混合樹脂層B B1 無水マレイン酸変性エチレン−酢酸ビニル共重合
体(酢酸ビニル含量10%、酸価5mgKOH/g) B2 ポリスチレン(メルトインデックス0.1)表2 試料(包装材料) 混合樹脂層a ヒートシール層の厚さb T剥離 評価 B1 B2 混合樹脂層 PP樹脂層 強度c 開封性 実施例 No.4 100 5 3 27 220 ○ No.5 100 15 8 22 310 ○ No.6 100 15 8 22 320 ○ 比較例 No.5 100 5 30 0 〜600 △ 注)a:層成分の割合は、重量部で表わす。b:厚さの
単位はμmである。c:強度の単位はg/15mm幅
(n=5の平均値)である。
【0047】実施例 No.4およびNo.5の試料は、とも
に、実施例1とほぼ同様の結果が得られた。また、実施
例No.6の試料は、実施例No.5の試料を用い、ヒートシー
ル温度を150℃に代えて測定、評価したものである
が、その影響は実際上無視し得る程度であることを確認
した。
【0048】これに対して、比較例 No.5の試料は、P
P樹脂層を欠くため、包装材料のT剥離強度が400〜
650g/15mm幅の範囲でばらつき易く、比較例
No.4と同様な結果であった。
【0049】次に、実施例の坐薬用コンテナーを図面に
より説明する。図3に示すように、実施例の坐薬用コン
テナー10は、表裏二枚の包装材料11、11により略
円柱状の坐薬12を内包し、該坐薬12の周囲全体につ
いてヒートシールすることにより坐薬を密封した形態で
成形されている。本成形品は、6個一連のシール型を用
いて、6個の本コンテナー10・・を1組として、1組
ごとに連続生産されてなる。同図中、上方の添え字1〜
6は、シール型内の位置番号を表わす。
【0050】図3中、13は、ヒートシール部位を表わ
す。この部位13は、同時にコルゲート加工もなされて
いる。実施例のコンテナー10では、ヒートシール部位
13の幅tが5〜8mm、最小の個所でも2mmと、従来に
比して格段に幅広であることに特徴がある。
【0051】なお、14は、製造の際の歪を解消しかつ
各坐薬製剤の切り離しを容易にするための切り抜き部を
示し、また15は切り離しの際両面のシールを指でつま
みやすくして開封を容易にしかつ盲目者でも触感でコン
テナーの開封側がわかるようにするためのエンボス部を
示す。
【0052】包装材料10は、図1に示したように、厚
さ52μのアルミニウム箔3の外表面側に二液型ウレタ
ン系ドライラミネート用接着剤5(数μの厚さ)を介し
て厚さ20μの延伸ポリプロピレンフィルム4を貼着
し、かつその内表面側にヒートシール層2を設けてな
る。ヒートシール層2は、合計の厚さ約30μmのポリ
オレフィン樹脂層5および易切断性熱可塑性樹脂層7の
積層物、並びに厚さ2〜3μmの易切断性熱可塑性樹脂
層6からなる共押出しフィルムであって、これら易切断
性熱可塑性樹脂層6、7は、エチレン−酢酸ビニル共重
合体98〜30重量部、スチレン系樹脂1〜40重量部
および不飽和カルボン酸またはその誘導体グラフト変性
ポリエチレン1〜30重量部からなる混合樹脂層、ある
いは酸価0.1〜100mgKOH/gのカルボキシ変
性エチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部およびス
チレン系樹脂1〜30重量部からなる混合樹脂層であ
る。
【0053】また、上記包装材料に代えて、図2に示し
たような、ヒートシール層の基層としてポリオレフィン
樹脂単独層を採用した包装材料1’を使用してもよい。
【0054】実施例のコンテナー10は、坐薬充填シー
ル装置を用いて、図7に示す工程1〜工程11の手順に
従って製造した。図7において、工程1は共押出しによ
り作られた二枚の包装材料を送りローラ16により供給
する工程である。二枚の包装材料は並行して送られる。
工程2は包装材料10にスリットを入れる工程であり、
工程3は坐薬の左右いずれか半分の外形に対応する凹部
を包装材料に成形する工程であり、工程4は二枚の包装
材料をシール型の中に所定の間隔を開けて導き入れる工
程である。工程5は、二枚の包装材料を前記凹部の周囲
のうち後部を除く部分について温度140℃〜170℃
にてヒートシールし(シール幅t:最小限2mm)、続い
て坐薬充填装置17を用いて流動性のある坐薬をヒート
シールされた包装材料の間に前記凹部へ注入する工程で
あり、工程6は工程5に続いて速やかに前記後部部分に
ついてもヒートシールを行ない、坐薬を完全に密封する
工程である。工程7はヒートシール部位等についてコル
ゲート加工を行なう工程であり、工程8は所定の位置に
Vノッチおよびエンボス加工を専用の装置18により行
なう工程である。工程9〜工程11はこうして作られた
坐薬用コンテナーの連続シートをカッター19により所
定の個数ごとに切断し、各商品ごとに分別する工程であ
る。なお、1分間当たり300個の坐薬用コンテナーを
製造する速度で上記装置を運転させた。
【0055】図4および図5は、かくして製造された坐
薬用コンテナー10の開封前および開封後の夫々の状態
を示す。開封の際の過程は、一般に次の通りであること
が多い。まず、コンテナーの開封側において一方側の包
装材料の易切断性熱可塑性樹脂層6がヒートシール部位
13の外縁部より切断破壊され、その破壊がポリオレフ
ィン樹脂層5との界面に到達し、続いて破壊が易切断性
熱可塑性樹脂層6とポリオレフィン樹脂層5との界面に
沿って進行し続け、その間にコンテナー内の坐薬12が
露出し、そして最後に開封側と反対側において易切断性
熱可塑性樹脂層6がヒートシール部位13の外縁部にて
再度切断破壊されることにより、開封が完了する。
【0056】[試験例]ヒートシール温度を140℃、
160℃および170℃と変えて、種々の実施例の坐薬
用コンテナー10について、剥離強度を、T剥離法に従
い剥離速度 60mm/分で測定した。比較例として、図8お
よび図9に示されるところの、厚さ30μのカルボキシ
変性エチレン−酢酸ビニルコポリマー系のヒートシール
層22を備えた従来コンテナー(シール幅t:約1mm)
についても、ヒートシール温度を130℃から170℃
まで10℃ごとに変えて、剥離強度を同様の方法により
測定した。
【0057】その結果を図6に示す。Aは実施例の結
果、Bは比較例の結果を示す。この図より、実施例のコ
ンテナーは、剥離強度が約500gであり、従来コンテ
ナーと比較して、シール幅tが3〜5mmと幅広になって
いるにも拘らず、剥離強度が約1/3〜約1/4に低下
していることがわかる。従って、実施例のコンテナーは
従来に比して格段に開封しやすいものとなった。なお、
コンテナーの剥離強度が通常包装材料のそれより高いの
は、坐薬内包形態はフィルム貼り合せ形態よりも変形歪
が大きく、引張り力に対する抵抗が大きくなるためであ
ると思われる。
【0058】しかも、実施例のコンテナーは、剥離強度
がヒートシール温度に影響されず一定に保たれることが
特徴である。従来コンテナーにおいては剥離強度がヒー
トシール温度に強く依存していたので(図6中、B参
照)、ヒートシールの完全を期するべくヒートシール温
度をより高めに設定せざるを得なかった。このため、包
装材料間の接着強度が所要の水準をはるかに超えたもの
となり、コンテナーの開封をますます困難なものにして
いた。これに対し、実施例のコンテナーは、かかる不具
合も解消されたという利点を有する。
【0059】さらに、剥離強度の経時変化について調べ
た。コンテナーを自動制御調温調湿器の中に置き、40
℃という過酷な条件下で所定期間の間保存した後、コン
テナーを取り出してT剥離法による剥離強度を測定し
た。実施例のコンテナーと従来コンテナーとについて同
一の条件で試験を行なったところ、次の表3に示す結果
が得られた。表3 試験条件 実施例コンテナー 従来コンテナー 剥離強度 漏れ発生 剥離強度 漏れ発生 初期 597g 無し 1717g 無し 1ケ月経過後、40℃ 588g 無し 1593g 無し 2ケ月経過後、40℃ 558g 無し 1653g 無し 3ケ月経過後、40℃ 525g 無し 1683g 無し 実施例のコンテナーは、2カ月後、3カ月後において
も、製造当初の低い剥離強度が維持され、かつ漏れの発
生も全くみられなかった。従って、製品の耐久性につい
ても、問題の無いことが確認された。
【0060】
【発明の効果】以上の説明よりわかるように、本発明に
よる坐薬用包装材料は、以下の顕著な効果を奏する。 低温から高温までの広い温度域でのヒートシールが可
能である。 しかも、ヒートシール温度に依存することなく、一定
の極めて低いヒートシール強度(T剥離強度で数百g/
15mm幅)が得られる。 またヒートシール層に特殊な共押出しフィルムを用い
ているため、破壊機構が一定しており、従ってヒートシ
ール強度の安定性がより一層増大する。 これらより、坐薬用コンテナーとした場合に、その開
封は極めて容易となり、リュウマチ患者等の手の不自由
な人たちにとっても使用が容易となる。 しかも、同種樹脂同士の熱融着であるため密封性が良
好である。 さらに耐薬品性、成形性、充填作業性などの点におい
ても、従来製品のうちの最良のものと比較して同等もし
くはそれ以上の性能を発揮する。
【0061】また、本発明による坐薬用コンテナーは、
上述したように、包装材料間の接着強度を従来品と比較
して大幅に低下せしめたが、なお所要のヒートシール強
度が得られるように包装材料のヒートシール層の構成を
改良してなる。 したがって、本発明によれば、内包される坐薬の周囲
におけるヒートシール部位の面積を従来よりも格段に拡
大しても、充分に低い剥離強度を保持することができ、
よって健常者はもちろん、重症のリウマチ症患者のよう
な手や指の運動機能に障害がある者においても、坐薬用
コンテナーを大変容易に開封することができる。 また、ヒートシール面積の拡大により、開封時の力の
配分に特に注意を払わずとも、コンテナー内の坐薬を飛
び出させることなく、より確実に坐薬を取り出しうるよ
うになる。従って、上記の障害者にとっても、開封作業
が容易、簡便となる。 さらに、ヒートシール部位の経時的な密封性が向上
し、本コンテナーの耐用期間がより一層延長される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の典型例の坐薬用包装材料を示す断面図
である。
【図2】別の例の坐薬用包装材料を示す断面図である。
【図3】実施例の坐薬用コンテナーを示す平面図であ
る。
【図4】図3の坐薬コンテナーの開封前の状態を示す断
面図である。
【図5】図3の坐薬コンテナーの開封後の状態を示す断
面図である。
【図6】開封の際の剥離強度について、実施例の坐薬用
コンテナーと従来例の坐薬用コンテナーとの比較を示す
グラフである。
【図7】実施例の坐薬用コンテナーの製造過程を示す図
である。
【図8】従来例の坐薬用コンテナーを示す平面図であ
る。
【図9】図8の坐薬コンテナーに使用する包装材料を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 坐薬用包装材料 1’ 坐薬用包装材料 2 ヒートシール層 3 アルミニウム箔 4 延伸ポリプロピレンフィルム 5 ポリオレフィン樹脂層 6 易切断性熱可塑性樹脂層 7 易切断性熱可塑性樹脂層 8 接着剤 9 接着剤 10 坐薬用コンテナー 11 包装材料 12 内包された坐薬 13 ヒートシール部位 t シール幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B32B 27/28 101 A61J 1/00 331C B65D 81/24 390S (72)発明者 原田 芳和 兵庫県宝塚市高司3−8−32 (72)発明者 森脇 秀造 大阪府大阪市中央区久太郎町三丁目6番 8号 東洋アルミニウム株式会社内 (72)発明者 土屋 守広 大阪府大阪市中央区久太郎町三丁目6番 8号 東洋アルミニウム株式会社内 (72)発明者 山本 政史 大阪府大阪市中央区久太郎町三丁目6番 8号 東洋アルミニウム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−220871(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 65/40 A61J 1/10 805 A61J 1/14 807 A61J 3/08 B32B 7/10 B32B 27/28 B65D 81/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム箔の片面に接着剤を介して
    延伸ポリプロピレンフィルムを貼着しかつその他面に接
    着剤を介してまたは介さずにヒートシール層を設けてな
    る坐薬用包装材料において、ヒートシール層は、厚さ1
    5〜100μmのポリオレフィン樹脂単層またはポリオ
    レフィン樹脂層および易切断性熱可塑性樹脂層の積層、
    並びに厚さ1〜15μmの易切断性熱可塑性樹脂層から
    なる共押出しフィルムであって、該易切断性熱可塑性樹
    脂層は、エチレン−酢酸ビニル共重合体98〜30重量
    部、スチレン系樹脂1〜40重量部および不飽和カルボ
    ン酸またはその誘導体グラフト変性ポリエチレン1〜3
    0重量部からなる混合樹脂層、あるいは酸価0.1〜1
    00mgKOH/gのカルボキシ変性エチレン−酢酸ビ
    ニル共重合体100重量部およびスチレン系樹脂1〜3
    0重量部からなる混合樹脂層であることを特徴とする坐
    薬用包装材料。
  2. 【請求項2】 二枚の包装材料により坐薬を内包し、坐
    薬の周囲について該材料内面をヒートシールしてなる坐
    薬用コンテナーにおいて、包装材料は、アルミニウム箔
    の外表面に接着剤を介して延伸ポリプロピレンフィルム
    を貼着しかつ内表面に接着剤を介してまたは介さずにヒ
    ートシール層を設けてなり、該ヒートシール層は、厚さ
    15〜100μmのポリオレフィン樹脂単層またはポリ
    オレフィン樹脂層および易切断性熱可塑性樹脂層の積
    層、並びに厚さ1〜15μmの易切断性熱可塑性樹脂層
    からなる共押出しフィルムであって、該易切断性熱可塑
    性樹脂層は、エチレン−酢酸ビニル共重合体98〜30
    重量部、スチレン系樹脂1〜40重量部および不飽和カ
    ルボン酸またはその誘導体グラフト変性ポリエチレン1
    〜30重量部からなる混合樹脂層、あるいは酸価0.1
    〜100mgKOH/gのカルボキシ変性エチレン−酢
    酸ビニル共重合体100重量部およびスチレン系樹脂1
    〜30重量部からなる混合樹脂層であることを特徴とす
    る坐薬用コンテナー。
  3. 【請求項3】 坐薬周囲のヒートシール部位が幅2〜8
    mmであることを特徴とする請求項2記載の坐薬用コン
    テナー。
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