JP3005444U - 簡易型の携帯用書類ケース - Google Patents

簡易型の携帯用書類ケース

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JP3005444U
JP3005444U JP1994007288U JP728894U JP3005444U JP 3005444 U JP3005444 U JP 3005444U JP 1994007288 U JP1994007288 U JP 1994007288U JP 728894 U JP728894 U JP 728894U JP 3005444 U JP3005444 U JP 3005444U
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lid piece
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JP1994007288U
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真 入江
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Morito Co Ltd
Original Assignee
Morito Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伸縮紐の蓋片への装着を簡単にして製作コス
トを抑え、また伸縮紐の交換を可能として長期にわたっ
て使用できる簡易型の携帯用書類ケースを提供すること
を目的する。 【構成】 蓋片4をケース本体2の正面に閉止するよう
にした携帯用書類ケースにおいて、蓋片4の自由端部中
央の左右と左右側縁中間部のそれぞれに、鳩目からなる
紐装着孔5を設け、伸縮性を有する伸縮紐主体6の両端
に掛止棒7を固定した閉止紐8を、前記掛止棒7を蓋片
4の紐装着孔5の表側から裏側へ通して掛止することに
より蓋片4の表面に張設し、前記伸縮紐主体6の部分を
引き伸ばして、蓋片4の自由端部が位置する側のケース
本体2のコーナー部裏面に掛けるようにして閉蓋状態を
維持するようにした簡易型の携帯用書類ケースの構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として不特定多数の人を対象として、会社説明書類、商品説明書 類、カタログ等を収容して提供するために使用する携帯用書類ケース、さらに詳 しくは、厚手の紙材、紙材に樹脂加工したもの又は合成樹脂材のシート材料から なり、書類収容部を形成したケース本体の背板に連続して、該ケース本体の正面 へ覆い被さる蓋片を形成し、該蓋片をケース本体の正面に閉止するようにした簡 易型の携帯用書類ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、不特定多数の人を対象として、会社説明書類、商品説明書類、カタロ グ等を収容して提供する場合、封筒、開口部裏面に一端を固定した細い紐を表に 鳩目により固定した小円板に巻き付けるようにした襠付き封筒が多く使用されて いるが、最近では、比較的安価で携帯体裁が良く、持ち帰り後の整理整頓に便利 とした箱型で簡易型の携帯用書類ケースが多用されるようになっている。
【0003】 この簡易型の携帯用書類ケースは、厚手の紙材、紙材に樹脂加工したもの又は 合成樹脂材のシート材料からなり、書類収容部を形成したケース本体の背板に連 続して、該ケース本体の正面へ覆い被さる蓋片を形成し、ケース本体の正面に閉 止するようにした構造であるが、蓋片のケース本体への閉止手段を、蓋片の自由 端部をケース本体に密着させる、ホック手段、面ファスナー手段、紐巻き付け手 段で行う場合には、蓋片の自由端部左右のコーナー部が折曲されたり、浮上して 開き加減になったりして、携帯体裁も良くなく、また整理整頓作業にも支障があ る等の不都合があった。
【0004】 このような不都合を解消するために、蓋片の自由端部中央の左右位置と左右側 縁中間部位置を固定位置として、伸縮性を有する紐であって前記左側固定位置相 互及び右側固定位置相互を結ぶ装着長さを有する伸縮紐の両端を、鳩目を利用し て固定することにより、表面に伸縮紐を張設し、該伸縮紐を引き伸ばして、蓋片 の自由端部が位置する側のケース本体のコーナー部裏面に掛けるようにした簡易 型の携帯用書類ケースに改良され実用化されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記改良された簡易型の携帯用書類ケースによっても、携帯体裁が良 く、持ち帰り後の整理整頓を便利とすることはできるが、伸縮紐の両端を鳩目を 利用して固定する困難な作業を必要とするため、製作コストが高騰して無料提供 するには不適当なものとなるだけでなく、蓋片の繰り返し開閉によって、固定部 が外れたり伸縮紐が伸びてしまって蓋片の閉止機能を早期に喪失し、またこのよ うな場合に交換ができないといった点に解決すべき課題があった。
【0006】 本考案は、携帯体裁が良く、持ち帰り後の整理整頓を便利とすることを確保し 上で、伸縮紐の蓋片への装着を簡単にして製作コストを抑え、また伸縮紐の交換 を可能として長期にわたって使用できる簡易型の携帯用書類ケースを提供するこ とを目的するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決し目的を達成するためになされた簡易型の携帯用書類 ケースであって、厚手の紙材、紙材に樹脂加工したもの又は合成樹脂材のシート 材料からなり、書類収容部1を形成したケース本体2の背板3に連続して、該ケ ース本体2の正面へ覆い被さる蓋片4を形成し、該蓋片4をケース本体2の正面 に閉止するようにした携帯用書類ケースにおいて、蓋片4の自由端部中央の左右 と左右側縁中間部若しくはその自由端寄りのそれぞれに、紐通し孔又は鳩目から なる紐装着孔5を設け、伸縮性を有する紐であって前記左側相互及び右側相互の 紐装着孔5を結ぶ装着長さLとした伸縮紐主体6の両端に、紐の長さ方向に対し て直角であって紐装着孔5を通過させることのできる掛止棒7を固定した閉止紐 8を、前記掛止棒7を蓋片4の紐装着孔5の表側から裏側へ通して掛止すること により蓋片4の表面に閉止紐8を張設し、該閉止紐8の伸縮紐主体6部分を引き 伸ばして、蓋片4の自由端部が位置する側のケース本体2のコーナー部裏面に掛 けるようにした構造を特徴とするものである。
【0007】
【作用】
上記のように構成した本考案に係る簡易型の携帯用書類ケースは、蓋片4の自 由端部中央の左右と左右側縁中間部若しくはその自由端寄りのそれぞれに、紐通 し孔又は鳩目からなる紐装着孔5を設けたケース本体2と、伸縮性を有する紐で あって前記左側相互及び右側相互の紐装着孔5を結ぶ装着長さLとした伸縮紐主 体6の両端に、紐の長さ方向に対して直角であって紐装着孔5を通過させること のできる掛止棒7を固定した閉止紐8を個別に製作し、前記閉止紐8の両端部の 掛止棒7を、ひれびれ蓋片4の紐装着孔5の表側から裏側へ通して掛止すること により蓋片4を装着することができることから、閉止紐8の装着作業が簡単とな り、また交換も自由に実施することができるようになる。
【0008】 特に請求項2に記載のように、長尺の伸縮紐に装着長さLの間隔毎に密接した 二本の掛止棒7を成型手段により融着固定して、二本の掛止棒7の密接部分で切 断して閉止紐8を製作する場合には、量産が可能となるだけでなく伸縮紐主体6 と掛止棒7との一体固定が確実となり相互が分離されるようなことがなく耐久性 を向上させることができる。
【0009】
【実施例】
図1は実施例に係る簡易型の携帯用書類ケースを一部破断して開蓋状態で示し た分解斜視図、図2は閉止紐装着状態の正面図、図3は図2の蓋片部分のA−A 線拡大断面図、図4は閉蓋状態正面図である。
【0010】 実施例に係る簡易型の携帯用書類ケースは、熱可塑性合成樹脂、例えば、ポリ プロピレン、ポリスチレン、塩化ビニル、ナイロン等の一般的に知られたプラス チック製のシート材料を用いて、折目の形成とともにケース形成展開形状に打ち 抜き形成してボックス型のケースに組立てたものであって、書類収容部1の形成 されたケース本体2の背板3に上覆板9を介して連続し、該ケース本体2の正面 へ覆い被さる蓋片4を形成されている。
【0011】 前記蓋片4には、その自由端部中央の左右と左右側縁中間部のそれぞれに、鳩 目を止着して紐装着孔5を設ける。
【0012】 一方、平ゴム紐等の伸縮性を有する紐であって前記左側相互及び右側相互の紐 装着孔5を結ぶ装着長さLとした伸縮紐主体6の両端に、紐の長さ方向に対して 直角であって紐装着孔5を通過させることのできる樹脂製の掛止棒7を固定した 二本の閉止紐8を製作する。
【0013】 この閉止紐8は、図5に示すように、長尺の伸縮紐(図示の関係上蛇行形状に 示したが実際には直線状態である)に装着長さLの間隔毎に並設した二本の掛止 棒7を成型手段により順次融着固定し、二本の掛止棒7の並設部分の間aで順次 切断して製作した量産品の内の二本である。
【0014】 そしてこの閉止紐8は、前記掛止棒7を蓋片4の紐装着孔5の表側から裏側へ 通して裏面へ掛止することによりケース本体2の蓋片4の表面に張設された構造 となっている。
【0015】 上記の簡易型の携帯用書類ケースは、閉止紐8の伸縮紐主体6部分を引き伸ば して、蓋片4の自由端部が位置する側のケース本体2のコーナー部裏面に掛ける ことによって、蓋片4により閉蓋されるのであるが、これは従来の改良されたも のと同じである。
【0016】 そして閉止紐8を交換する必要が生じた場合には、閉止紐8の装着手順とは逆 に、蓋片4の裏面から掛止棒7を紐装着孔5に通して表面へ抜いて閉止紐8を除 去して、新たな閉止紐8を前記装着要領で装着することにより行う。
【0017】 なおケースの形成材料が強度的に強い場合は、必ずしも鳩目を使用せず、単な る孔を穿設してこれを紐装着孔5とし、コストの低廉化を図ることができる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明した本考案の簡易型の携帯用書類ケースによれば、蓋片の自由端側コ ーナー部に閉止紐が掛け回されるので、蓋片の自由端部左右のコーナー部が折曲 されたり、浮上して開き加減になることがなくて携帯体裁も良く、また整理整頓 作業にも支障が来すことがない点において、従来の改良された簡易型の携帯用書 類ケースと同様の機能を発揮するものでありながら、伸縮紐の両端を鳩目を利用 して固定せずに、掛止棒を紐装着孔に通して閉止紐を装着することができる。
【0019】 このため、鳩目で紐端を固定する困難な作業を不要となるだけでなく、蓋片の 繰り返し開閉によって固定部が外れることがなく、また伸縮紐が伸びてしまって 蓋片の閉止機能を喪失しても簡単に交換することができ、長期にわたって使用で きる耐久性に優れた簡易型の携帯用書類ケースを安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る簡易型の携帯用書類ケースを、一
部破断して開蓋状態で示した分解斜視図である。
【図2】実施例に係る簡易型の携帯用書類ケースの閉止
紐装着状態の正面図である。
【図3】図2のA−A線部分拡大断面図である。
【図4】実施例に係る簡易型の携帯用書類ケースの閉蓋
状態の正面図である。
【図5】閉止紐の製作説明のための略図である。
【符号の説明】
1 書類収容部 2 ケース本体 3 背板 4 蓋片 5 紐装着孔 6 伸縮紐主体 7 掛止棒 8 閉止紐 9 上覆板 L 装着長さ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚手の紙材、紙材に樹脂加工したもの又
    は合成樹脂材からなるシート部材で、書類収容部1を形
    成したケース本体2の背板3に連続して、該ケース本体
    2の正面へ覆い被さる蓋片4を形成し、該蓋片4をケー
    ス本体2の正面に閉止するようにした携帯用書類ケース
    において、蓋片4の自由端部中央の左右と左右側縁中間
    部若しくはその自由端寄りのそれぞれに、紐通し孔又は
    鳩目からなる紐装着孔5を設け、伸縮性を有する紐であ
    って前記左側相互及び右側相互の紐装着孔5を結ぶ装着
    長さLとした伸縮紐主体6の両端に、紐の長さ方向に対
    して交差する方向であって紐装着孔5を通過させること
    のできる掛止棒7を固定した閉止紐8を、前記掛止棒7
    を蓋片4の紐装着孔5の表側から裏側へ通して掛止する
    ことにより蓋片4の表面に閉止紐8を張設し、該閉止紐
    8の伸縮紐主体6部分を引き伸ばして、蓋片4の自由端
    部が位置する側のケース本体2のコーナー部裏面に掛け
    るようにしたことを特徴とする簡易型の携帯用書類ケー
    ス。
  2. 【請求項2】 閉止紐8は、長尺の伸縮紐に装着長さL
    の間隔毎に密接した二本の掛止棒7を成型手段により融
    着固定して、二本の掛止棒7の密接部分で切断されて製
    作された構造である請求項1記載の簡易型の携帯用書類
    ケース。
JP1994007288U 1994-06-21 1994-06-21 簡易型の携帯用書類ケース Expired - Lifetime JP3005444U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03107943U (ja) * 1990-02-19 1991-11-06
JPH10320679A (ja) * 1997-05-20 1998-12-04 Matsushita Electric Works Ltd 試験端子付き戸外表示器
KR20230000540A (ko) * 2021-06-25 2023-01-03 박기대 탁구라켓 보호커버

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0257989B2 (ja) * 1985-10-07 1990-12-06 Ube Industries

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